JP5212214B2 - レンズアレイ製造用型の製造方法 - Google Patents
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Description
このような光プリンターヘッドとしてのラインヘッドは、一般に、複数の発光素子群が設けられたヘッド基板と、これら発光素子群に対応したレンズからなるレンズアレイとを備えて形成されている。
次に、図8(b)に示すように、前記凹部52の底面に、製造するレンズアレイにおけるマイクロレンズに対応する複数の凹部54を形成する。
次いで、前記凹部52と凹部54とを形成した型原版50の雌型として、図8(c)に示す雄型56を電鋳法で形成する。
その後、前記雄型56から図8(d)に示す雌型58を電鋳法で形成し、図8(b)に示した型原版50の複製とする。これにより、この複製の雌型58をレンズアレイ製造用型とし、レンズアレイの製造に用いる。
第1型原版に、前記第1凹部と同じ開口を有し、かつ該第1凹部より深い第3凹部を形成する工程と、
前記第3凹部に嵌合する形状で、かつ、該第3凹部の深さより厚さが薄い形状の第2型原版を用意するとともに、該第2型原版の一方の面に、前記複数の第2凹部に対応する複数の第4凹部を形成する工程と、
前記第2型原版を、その第4凹部が外側に露出するようにして、前記第1型原版の前記第3凹部内に嵌合させ、これら第1型原版と第2型原版とからなる合成型原版を形成する工程と、
前記合成型原版を雌型として、前記第3凹部と該第3凹部内に露出した前記第4凹部とに対応する凸形状を有した雄型を電鋳法で形成する工程と、
前記雄型から雌型を電鋳法で複製し、レンズアレイ製造用型とする工程と、を含むことを特徴としている。
型原版の一方の面に、前記複数の第2凹部に対応する複数の第4凹部を形成する工程と、
前記型原版を雌型として、前記第4凹部に対応する第1凸部を有した雄型を電鋳法で形成する工程と、
前記雄型の、前記第1凸部を形成した領域の外側を除去し、前記第1凸部を形成した領域を、前記第1凹部の外形に対応した形状の第2凸部とする工程と、
前記第1凸部及び前記第2凸部を形成した前記雄型から雌型を電鋳法で複製し、レンズアレイ製造用型とする工程と、を含むことを特徴としている。
まず、本発明の型の製造方法によって製造するレンズアレイの一例について説明する。 図1は、本発明に係るレンズアレイ430aの斜視図であり、図2は、このレンズアレイ430aの部分断面図である。
なお、このような構成からなるレンズアレイ430a(430b)については、例えばこれが設けられるラインヘッド(図示せず)に対して、第1板部431aより外側に拡がって形成された第2板部431bを利用して取り付け固定してもよく、また、図2中の二点鎖線で示したガラス基板435が一体化されている場合には、このガラス基板435を利用して取り付け固定してもよい。
まず、図3(a)に示すように直方体状の第1型原版10を用意する。この第1型原版10としては、例えば鉄、ステンレス、銅、ニッケル等からなるものが用いられ、特に、基材が銅からなり、その表面がニッケルメッキされたものが好適に用いられる。したがって、本実施形態において第1型原版10は、銅からなる基材の表面にニッケルメッキが施され、したがって、このニッケルメッキされた表面が鏡面に形成されているものとする。なお、この第1型原版10としては、その大きさが、図8(d)に示した第1凹部362より十分に大きいものとする。
また、これとは別に、図3(c)に示すように直方体状の第2型原版14を用意する。この第2型原版14も、第1型原版10と同様に、銅からなる基材の表面にニッケルメッキが施され、したがってニッケルメッキされた表面が鏡面に形成されているものとする。また、この第2型原版14については、その形状が前記第3凹部12に嵌合する形状とされ、さらに、この第3凹部12の深さより薄い厚さに形成されたものが用いられる。
その後、この雄型22から図3(g)に示すように雌型24を電鋳法で複製する。これにより、図8(d)に示したアレイ製造用型360と同様に、レンズアレイ形成面361を有し、このレンズアレイ形成面361に、製造するレンズアレイ430a(430b)の外形に対応する第1凹部362を有し、該第1凹部362の底面363に、レンズアレイ430a(430b)のマイクロレンズ433に対応する複数の第2凹部364を有した、レンズアレイ製造用型24(360)が得られる。
まず、図4(a)に示すように直方体状の型原版30を用意する。この型原版30としては、前記第1型原版10、第2型原版14と同じものが用いられる。したがって、この型原版30も、ニッケルメッキされた表面が鏡面に形成されているものとする。
次いで、この雄型36の、前記第1凸部34を形成した領域の外側を切削加工等によって除去する。これにより、前記第1凸部34を形成した領域を、図4(d)に示すように前記型360の第1凹部362の外形に対応した形状の第2凸部38とする。
まず、本例で用いられるレンズアレイの成型装置について説明する。図5は、レンズアレイの成型装置の概略構成図である。レンズアレイの成型装置900は、密閉容器902と、この密閉容器902に配管(図示せず)を介して接続されたロータリーポンプなどの真空ポンプ(図示せず)とを備えたもので、真空ポンプによって密閉容器902内が排気され、密閉容器902内が所望の減圧度(真空度)に減圧されるように構成されたものである。
Claims (2)
- レンズアレイ形成面を有し、該レンズアレイ形成面に製造するレンズアレイの外形に対応する第1凹部を有し、該第1凹部の底面に前記レンズアレイのマイクロレンズに対応する複数の第2凹部を有してなるレンズアレイ製造用型の製造方法であって、
第1型原版に、前記第1凹部と同じ開口を有し、かつ該第1凹部より深い第3凹部を形成する工程と、
前記第3凹部に嵌合する形状で、かつ、該第3凹部の深さより厚さが薄い形状の第2型原版を用意するとともに、該第2型原版の一方の面に、前記複数の第2凹部に対応する複数の第4凹部を形成する工程と、
前記第2型原版を、その第4凹部が外側に露出するようにして、前記第1型原版の前記第3凹部内に嵌合させ、これら第1型原版と第2型原版とからなる合成型原版を形成する工程と、
前記合成型原版を雌型として、前記第3凹部と該第3凹部内に露出した前記第4凹部とに対応する凸形状を有した雄型を電鋳法で形成する工程と、
前記雄型から雌型を電鋳法で複製し、レンズアレイ製造用型とする工程と、を含むことを特徴とするレンズアレイ製造用型の製造方法。 - レンズアレイ形成面を有し、該レンズアレイ形成面に製造するレンズアレイの外形に対応する第1凹部を有し、該第1凹部の底面に前記レンズアレイのマイクロレンズに対応する複数の第2凹部を有してなるレンズアレイ製造用型の製造方法であって、
型原版の一方の面に、前記複数の第2凹部に対応する複数の第4凹部を形成する工程と、
前記型原版を雌型として、前記第4凹部に対応する第1凸部を有した雄型を電鋳法で形成する工程と、
前記雄型の、前記第1凸部を形成した領域の外側を除去し、前記第1凸部を形成した領域を、前記第1凹部の外形に対応した形状の第2凸部とする工程と、
前記第1凸部及び前記第2凸部を形成した前記雄型から雌型を電鋳法で複製し、レンズアレイ製造用型とする工程と、を含むことを特徴とするレンズアレイ製造用型の製造方法。
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