JP5207485B2 - 電解コンデンサの駆動用電解液および電解コンデンサ - Google Patents
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Description
外装ケース8の開口部に、封口体9を装着し、絞り加工により封止する。外装ケース8にコンデンサ素子6を固定する素子固定材17を有していてもよい。
封口体9の外端面には陽極端子13および陰極端子14が構成され、これらの端子13、14の下端部には各々、陽極内部端子15および陰極内部端子16として、コンデンサ素子6から引き出された陽極タブ端子11および陰極タブ端子12が電気的に接続されている。
ここで、陽極タブ端子11については、化成処理が施されたものが使用されるが、陰極タブ端子12については、化成処理が施されていないものが使用される。いずれのタブ端子11、12も、表面加工の施されていないアルミニウム箔が用いられている。
また、下記の特許文献2には、γ−ブチロラクトンを含む有機溶媒にフタル酸およびマレイン酸のアルキル置換アミジン基を有する化合物の塩を電解質として溶解してなる電解液が開示されている。
すなわち本発明は、アルキルアニソールを含有する溶媒に溶質として有機カルボン酸および/またはその塩を溶解してなる電解コンデンサ駆動用の電解液であって、
前記アルキルアニソールが、エチルアニソール、メチルアニソール、プロピルアニソール、ブチルアニソールおよびt−ブチルアニソールからなる群から選択されることを特徴とする。
本発明の特に好ましい溶媒の一例として、前記アルキルアニソールおよびラクトンを含有する溶媒を挙げることができる。
前記駆動用電解液中における溶質としての有機カルボン酸および/またはその塩の含有量は5.0〜30.0wt%とすることが好ましい。
前記溶質の特に好ましい一例として、有機カルボン酸の環状アミジン化合物の四級塩を挙げることができる。
この際、アルキルアニソールの含有割合は、電解液全体の5.0〜60.0wt%とするのが好適であり、電解液全体の10.0〜60.0wt%とするのがさらに好適である。
また、高分子量体としてポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコールおよびその共重合体(以下、ポリアルキレングリコール)等が挙げられる。
添加剤の含有量は特に制限はないが、0.01〜20.0wt%の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは0.01〜10.0wt%の範囲である。
ここで、有機カルボン酸または有機カルボン酸塩の含有割合は、電解液全体の5.0〜30.0wt%とするのが好適であり、電解液全体の10.0〜25.0wt%とするのがさらに好適である。
[実施例1−1〜1−7]アルキルアニソールの配合量検討
・溶質:フタル酸水素1−エチル−2,3−ジメチルイミダゾリニウム 20.0wt%
・溶媒:4−エチルアニソール 4.0〜70.0wt%
γ−ブチロラクトン 10.0〜76.0wt%
上記組成にて、4−エチルアニソールの混合量を変更し、30℃および−40℃における比抵抗を測定した。
アルキルアニソールとして、3−エチルアニソール、2−エチルアニソール、4−メチルアニソール、4−プロピルアニソール、4−ブチルアニソールまたは4−t−ブチルアニソールを使用した以外は、実施例1−4(アルキルアニソール含有量:20.0wt%)と同様にして電解液を調製し、上記と同様にして30℃および−40℃における比抵抗を測定した。
上記4−エチルアニソールを使用せず、溶媒として、γ−ブチロラクトン60.0wt%、エチレングリコール20.0wt%を混合したものを使用し、溶質は上記実施例1−1〜1−13と同様にして30℃および−40℃における比抵抗を測定した。
溶質として、マレイン酸水素−1,2,3,4−テトラメチルイミダゾリニウム20.0wt%を使用した以外は、上記実施例と同様にして、4−エチルアニソールの配合量を変化させた電解液を調製し、30℃および−40℃における比抵抗を測定した。
上記4−エチルアニソールを使用せず、溶媒として、γ−ブチロラクトン60.0wt%、エチレングリコール20.0wt%を混合したものを使用し、溶質は上記実施例2−1〜2−7と同様にして30℃および−40℃における比抵抗を測定した。
2 陰極箔
3 セパレータ
6 コンデンサ素子
8 外装ケース
9 封口体
10 加締め
11 陽極タブ端子
12 陰極タブ端子
13 陽極端子
14 陰極端子
15 陽極内部端子
16 陰極内部端子
17 素子固定剤
Claims (6)
- アルキルアニソールを含有する溶媒に溶質として有機カルボン酸および/またはその塩を溶解してなる電解コンデンサの駆動用電解液であって、
前記アルキルアニソールが、エチルアニソール、メチルアニソール、プロピルアニソール、ブチルアニソールおよびt−ブチルアニソールからなる群から選択されることを特徴とする、電解コンデンサの駆動用電解液。 - 前記駆動用電解液中における前記アルキルアニソールの含有量が5.0〜60.0wt%であることを特徴とする、請求項1に記載の電解コンデンサの駆動用電解液。
- 前記溶媒が、前記アルキルアニソールおよびラクトンを含有する溶媒であることを特徴とする、請求項1または2に記載の電解コンデンサの駆動用電解液。
- 前記駆動用電解液中における前記溶質の含有量が5.0〜30.0wt%であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電解コンデンサの駆動用電解液。
- 前記溶質が、有機カルボン酸の環状アミジン化合物の四級塩であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電解コンデンサの駆動用電解液。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動用電解液を含浸させたコンデンサ素子を有することを特徴とする電解コンデンサ。
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