JP5206469B2 - 内燃機関の冷却制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動ウォーターポンプを備える内燃機関の冷却制御装置に関する。
この種の技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1には、冷却水温度をチェックするために、エンジン始動後に電動ウォーターポンプ(以下、「電動WP」と表記する。)を所定時間駆動させることが提案されている。
特開2008−169750号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の技術では、冷却水温度のチェック(以下、単に「水温チェック」とも呼ぶ。)のためにエンジン始動後に電動WPを無駄に駆動させてしまう場合があった。そのため、電動WPを停止しておけばエンジン内に留めておくことでエンジン暖機に寄与したはずの熱が拡散して、エンジン暖機が遅れてしまう可能性があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、水温チェックするための電動WPの作動時間を適切に設定することが可能な内燃機関の冷却制御装置を提供することを目的とする。
本発明の1つの観点では、電動ウォーターポンプによって冷却水を循環させることで冷却を行う内燃機関の冷却制御装置は、前回のトリップ時における内燃機関の発熱量を推定する発熱量推定手段と、前記発熱量推定手段によって推定された前記内燃機関の発熱量に基づいて、始動時において、前記冷却水の温度を確認するための前記電動ウォーターポンプの作動時間を変更する作動時間変更手段と、を備え、前記作動時間変更手段は、前記内燃機関の発熱量が小さい場合には、前記内燃機関の発熱量が大きい場合よりも、前記電動ウォーターポンプの作動時間を短くする。

上記の内燃機関の冷却制御装置は、電動ウォーターポンプによって冷却水を循環させることで冷却を行う。発熱量推定手段は、前回のトリップ時における内燃機関の発熱量を推定し、作動時間変更手段は、推定された内燃機関の発熱量に基づいて、始動時において、冷却水の温度を確認(水温チェック)するための電動ウォーターポンプの作動時間を変更する。例えば、内燃機関の発熱量が小さいほど、電動ウォーターポンプの作動時間を短く設定する。これにより、始動時における水温チェックのための電動ウォーターポンプの作動時間を適切に短縮することができる。よって、電動ウォーターポンプの無駄な作動を抑制することができ、消費電力を低減することが可能となると共に、熱の拡散を防止することが可能となる。
好適な例では、前記発熱量推定手段は、積算吸入空気量に基づいて、前記内燃機関の発熱量を推定する。
他の好適な例では、前記発熱量推定手段は、前記内燃機関の作動時間に基づいて、前記内燃機関の発熱量を推定する。
本実施形態における内燃機関の冷却制御装置の概略構成図を示す。 推定エンジン発熱量に基づいて電動WP作動時間を決定するための方法を説明するための図である。 本実施形態における制御方法を具体的に説明するための図である。 本実施形態における制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。
[装置構成]
図1は、本実施形態における内燃機関の冷却制御装置100の概略構成図を示す。図1においては、実線矢印は冷却水の流れの一例を示しており、破線矢印は信号の入出力を示している。また、太線で表した実線(符号7で示す)は、冷却水が流れる冷却水通路を示している。
内燃機関の冷却制御装置100は、主に、エンジン(内燃機関)1と、ヒータコア2aと、ヒータブロア2bと、ラジエータ3と、サーモスタット4と、電動ウォーターポンプ(電動WP)5と、排気熱回収器6aと、EGRクーラ6bと、冷却水通路7と、冷却水温度センサ10と、ECU(Electronic Control Unit)50と、を有する。
内燃機関の冷却制御装置100は、ハイブリッド車両などの車両に搭載され、冷却水通路7に設けられた構成要素(エンジン1、ヒータコア2a、排気熱回収器6a、EGRクーラ6bなど)と冷却水との間で熱交換を行うことで、冷却したり暖機したりするシステムである。
エンジン1は、燃料と空気との混合気を燃焼させることによって、車両における動力を発生する装置である。エンジン1には冷却水通路7が形成されており、当該冷却水通路7を通過する冷却水とエンジン1との間で熱交換が行われることで、エンジン1の冷却若しくは暖機が行われる。
ヒータコア2aは、内部を通過する冷却水によって、車室内の空気を暖める装置であり、ヒータブロア2bは、ヒータコア2aで暖められた空気を車室内に送風する装置である。具体的には、ヒータコア2aにはヒータブロア2bから取り込まれた車室内の空気が供給され、このようにヒータコア2aに供給された空気は、冷却水と熱交換することで暖められて、ヒータブロア2bより吹き出される。
ラジエータ3は、内部を通過する冷却水を外気によって冷却する装置である。この場合、電動ファン(不図示)の回転により導入された風によって、ラジエータ3内の冷却水の冷却が促進される。サーモスタット4は、冷却水温度に応じて開閉する弁によって構成される。基本的には、サーモスタット4は、冷却水温度が比較的低温である場合には閉弁することでラジエータ3への冷却水の供給を遮断し、冷却水温度が比較的高温となったときに開弁してラジエータ3へ冷却水を供給する。
電動WP5は、電動式のモータを備えて構成され、このモータの駆動により冷却水を冷却水通路7内で循環させる。電動WP5は、ECU50から供給される制御信号S5によって制御される。具体的には、電動WP5における動作のオン/オフや、電動WP5内のモータの回転数などが制御される。なお、電動WP5は、エンジン回転数に関係なく、運転状態を変更することができる。
排気熱回収器6aは、冷却水通路7上に設けられていると共に、エンジン1の排気ガスが通過する排気通路(不図示)上に設けられており、冷却水と排気ガスとの間で熱交換を行うことで排気熱を回収する。EGRクーラ6bは、冷却水通路7上に設けられていると共に、EGRガスが通過するEGR通路(不図示)上に設けられており、冷却水とEGRガスとの間で熱交換を行うことでEGRガスを冷却する。
冷却水温度センサ10は、エンジン1のヘッドの下流側における冷却水通路7上に設けられおり、当該箇所での冷却水温度(以下、単に「水温」とも表記する。)を検出する。冷却水温度センサ10は、検出した冷却水温度に対応する検出信号S10をECU50に供給する。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、内燃機関の冷却制御装置100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。詳細は後述するが、ECU50は、本発明における発熱量推定手段及び作動時間変更手段として機能する。
[制御方法]
次に、本実施形態において、ECU50が行う制御について説明する。本実施形態では、ECU50は、前回のトリップ時におけるエンジン発熱量に基づいて、始動時において冷却水度を確認するための電動WP5の作動時間を設定する。
こうする理由は、以下の通りである。例えばトリップ初期などにおいては、エンジン1本体・ヘッドの暖機促進や省電力のため、電動WP5をできるだけ停止させておくことが望ましいと言える。一方で、電動WP5を停止させている状態(つまり、冷却水の流量が概ね「0」である状態)では、冷却水通路7内の冷却水温度の偏りが、冷却水温度センサ10に反映されない場合がある。そのため、流量が概ね「0」である状態において、冷却水温度センサ10に基づいて電動WP5における停止/作動についての判定を行うと、冷却水温度センサ10で検出している水温よりも高水温箇所(例えば排気熱回収器6a内)が冷却水通路7内に存在する場合に、電動WP5の停止により冷却水が沸騰するおそれがあると言える。
このような問題を解消するために、一般的には、トリップ初期などにおいて、冷却水温度を適切にチェック(水温チェック)するべく、及び、冷却水通路7内の冷却水温度を平準化するべく、電動WP5を所定時間作動させる制御などが実施される。しかしながら、電動WP5の作動により、エンジン1内部の熱が外部に拡散し、エンジン1の暖機性が悪化するおそれがある。したがって、トリップ初期での水温チェックのための電動WP5の作動時間は、可能な限り短くすることが望ましいと言える。
例えば、前回のトリップが軽負荷運転又は短時間運転であった場合には、冷却水通路7内の冷却水温度の偏りが小さいと判断できるため(つまりエンジン各部温度ムラが小であると判断できるため)、今回のトリップ初期においては、水温チェックのための電動WP5の作動時間を短くすべきと言える。これに対して、例えば、前回のトリップが高負荷運転又は長時間運転であった場合には、冷却水通路7内の冷却水温度の偏りが大きいと判断できるため(つまりエンジン各部温度ムラが大であると判断できるため)、今回のトリップ初期においては、水温チェックのための電動WP5の作動時間を長くすべきと言える。
したがって、本実施形態では、ECU50は、前回のトリップ時におけるエンジン発熱量を推定し、当該エンジン発熱量に基づいて、トリップ開始時において水温チェック時の電動WP5の作動時間を設定する。具体的には、ECU50は、推定されたエンジン発熱量が小さいほど、電動WP5の作動時間を短く設定する。これにより、トリップ初期での水温チェックのための電動WP5の作動時間を適切に短縮することができる。よって、消費電力を低減することが可能となると共に、熱の拡散を防止することが可能となる。
図2は、エンジン発熱量に基づいて電動WP5の作動時間を決定するためのマップの一例を示した図である。図2は、横軸に推定されたエンジン発熱量(推定エンジン発熱量)を示し、縦軸に電動WP5の作動時間を示している。図示のように、エンジン発熱量が小さくなるほど、電動WP5の作動時間が短くなることがわかる。ECU50は、このようなマップを参照して、推定されたエンジン発熱量に対応する電動WP5の作動時間を決定する。
更に、本実施形態では、ECU50は、前回のトリップから今回のトリップまでのソーク時間に基づいて、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要があるか否かの判定を行う。具体的には、ECU50は、ソーク時間が所定時間(例えば「2時間」)よりも長い場合において、イグニッションオン時において冷却水温度センサ10が検出した冷却水温度がある程度低い場合、詳しくは冷却水温度が第1所定温度(例えば「60℃」)未満である場合、水温チェックのための電動WP5の駆動をキャンセルして、電動WP5の停止を許可する。
こうするのは、ソーク時間が十分に長い場合には、冷却水温度センサ10が検出した冷却水温度が排気熱回収器6a内の冷却水温度よりも低いといった関係が成り立つので、検出された冷却水温度がある程度低ければ、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要がないと言えるからである。言い換えると、このような場合には、冷却水通路7内の全冷却水が十分に冷えているものと推測できるので、水温チェックを行う必要がないと言えるからである。
また、本実施形態では、ECU50は、ソーク時間が上記の所定時間よりも短い場合であっても、イグニッションオン時において冷却水温度センサ10が検出した冷却水温度が十分に低い場合、具体的には冷却水温度が第2所定温度(第1所定温度よりも低い温度であり、例えば「40℃」)未満である場合、水温チェックのための電動WP5の駆動をキャンセルして、電動WP5の停止を許可する。こうするのは、冷却水温度が十分に低い場合には、前回のトリップではエンジン1がほとんど作動しておらず、排気熱回収器6a内の冷却水温度が十分に低いものと推測できるので、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要がないと言えるからである。
ここで、図3を参照して、本実施形態における制御方法について具体的に説明する。図3は、横方向に時間を示しており、上から順に、イグニッション(IG)信号、車速、エンジン回転数、冷却水温度(冷却水温度センサ10のセンサ値)、電動WP5の作動状態1、電動WP5の作動状態2を示している。「電動WP5の作動状態1」は、前述した本実施形態における制御方法を行った場合、つまり、エンジン発熱量に基づいて電動WP5の作動時間を設定した場合の電動WP5の作動状態に相当する。これに対して、「電動WP5の作動状態2」は、本実施形態における制御方法を行わなかった場合、つまり、エンジン発熱量に基づいて電動WP5の作動時間を設定しなかった場合の電動WP5の作動状態に相当する。
また、最初の期間T1は1回目のトリップ期間に対応し、その次の期間T2は1回目のソーク期間に対応し、その次の期間T3は2回目のトリップ期間に対応し、その次の期間T4は2回目のソーク期間に対応し、その次の期間T5は3回目のトリップ期間に対応する。なお、ソーク期間T2、T4におけるソーク時間は、上記した所定時間(例えば「2時間」)よりも短いものとする。更に、「th1」で示す冷却水温度(例えば「70℃」)は、当該温度以上であれば、エンジン1などを冷却するために電動WP5を作動すべき温度に相当する。加えて、「th2」で示す冷却水温度(例えば「40℃」)は、トリップ開始時において当該温度以上であれば、水温チェックのために電動WP5を作動すべき温度に相当する。
図3に示すように、1回目のトリップ期間T1の途中において、冷却水温度が温度th1を超えるため、破線領域A1に示すように、エンジン1などを冷却するために電動WP5が作動される。この後、ソーク後における2回目のトリップ期間T3の開始時において、冷却水温度が温度th2を超えているため、破線領域A2に示すように、水温チェックのために電動WP5が作動される。この2回目のトリップ期間T3においては、破線領域A3に示すように、軽負荷走行のためエンジン1は作動されない。
この後、ソーク後における3回目のトリップ期間T5の開始時において、本実施形態における制御方法を行った場合には、前回のトリップ(2回目のトリップ)においてエンジン1が作動されていないのでエンジン発熱量が概ね0であると言えるため、破線領域A4に示すように、電動WP5は作動されない(言い換えると、電動WP5の作動時間が0に設定される)。つまり、冷却水温度が温度th2を超えていても、電動WP5は作動されない。これに対して、本実施形態における制御方法を行わなかった場合には、3回目のトリップ期間T5の開始時において、冷却水温度が温度th2を超えているため、破線領域A5に示すように、水温チェックのために電動WP5が作動される。
[制御処理]
次に、図4を参照して、本実施形態における制御処理について説明する。なお、当該処理は、イグニッションオン後において(つまりトリップ開始時)、ECU50によって繰り返し実行される。
まず、ステップS101では、ECU50は、電動WP5の停止を許可するか否かを示すフラグ(以下、「電動WP停止許可フラグ」と呼ぶ。)をオフに設定する。そして、処理はステップS102に進む。
ステップS102では、ECU50は、今回のトリップと前回のトリップとの間隔を示すソーク時間が十分に長いか否かを判定する。具体的には、ECU50は、ソーク時間が所定時間より長いか否かを判定する。例えば、所定時間は「2時間」に設定される。ソーク時間が所定時間より長い場合(ステップS102;Yes)、処理はステップS103に進み、ソーク時間が所定時間以下である場合(ステップS102;No)、処理はステップS106に進む。
ステップS103では、ECU50は、冷却水温度センサ10が検出した冷却水温度がある程度低いか否かを判定する。具体的には、ECU50は、冷却水温度が第1所定温度未満であるか否かを判定する。例えば、第1所定温度は「60℃」に設定される。
冷却水温度が第1所定温度未満である場合(ステップS103;Yes)、処理はステップS104に進む。この場合には、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要がないと言えるため、ECU50は、電動WP停止許可フラグをオンに設定する(ステップS104)。つまり、水温チェックのための電動WP5の駆動をキャンセルして、電動WP5の停止を許可する。そして、処理は終了する。
これに対して、冷却水温度が第1所定温度以上である場合(ステップS103;No)、処理はステップS105に進む。この場合には、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要があると言えるため、ECU50は、電動WP停止許可フラグをオフに設定する(ステップS104)。つまり、電動WP5の停止を禁止する。そして、処理は終了する。
次に、ソーク時間が所定時間以下である場合(ステップS102;No)に行われる、ステップS106以降の処理について説明する。ステップS106では、ECU50は、冷却水温度センサ10が検出した冷却水温度が十分に低いか否かを判定する。具体的には、ECU50は、冷却水温度が第2所定温度未満であるか否かを判定する。例えば、第2所定温度は「40℃」に設定される。
冷却水温度が第2所定温度未満である場合(ステップS106;Yes)、処理はステップS104に進む。この場合には、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要がないと言えるため、ECU50は、電動WP停止許可フラグをオンに設定する(ステップS104)。そして、処理は終了する。
これに対して、冷却水温度が第2所定温度以上である場合(ステップS106;No)、処理はステップS107に進む。この場合には、水温チェックのために電動WP5を作動させる必要があると言える。そのため、ステップS107〜S109では、電動WP5を作動させるための処理が行われる。
ステップS107では、ECU50は、エンジン発熱量を推定する。1つの例では、ECU50は、前回のトリップ時における積算吸入空気量に基づいて、エンジン発熱量を推定する。この場合、ECU50は、積算吸入空気量に対してエンジン発熱量が対応付けられたマップなどを参照して当該推定を行う。他の例では、ECU50は、前回のトリップ時におけるエンジン1の作動時間に基づいて、エンジン発熱量を推定する。この場合、ECU50は、エンジン1の作動時間に対してエンジン発熱量が対応付けられたマップなどを参照して当該推定を行う。以上の処理が終了すると、処理はステップS108に進む。
ステップS108では、ECU50は、ステップS107で推定されたエンジン発熱量に基づいて、水温チェックのための電動WP5の作動時間を決定する。例えば、ECU50は、図2に示したようなマップを参照して、推定されたエンジン発熱量に対応する電動WP5の作動時間を決定する。そして、処理はステップS109に進む。
ステップS109では、ECU50は、水温チェックのために、ステップS108で決定された電動WP5の作動時間だけ電動WP5を作動させる制御を行う。そして、処理はステップS104に進む。ステップS104では、ECU50は、電動WP5の停止を許可すべく、電動WP停止許可フラグをオンに設定する。そして、処理は終了する。
以上説明した制御処理によれば、トリップ開始時において、水温チェック時の電動WP5の作動時間を適切に短縮することができる。よって、電動WP5の無駄な作動を抑制することができ、消費電力を低減することが可能となると共に、熱の拡散を防止することが可能となる。
1 エンジン
2a ヒータコア
3 ラジエータ
4 サーモスタット
5 電動ウォーターポンプ(電動WP)
6a 排気熱回収器
7 冷却水通路
10 冷却水温度センサ
50 ECU
100 内燃機関の冷却制御装置

Claims (3)

  1. 電動ウォーターポンプによって冷却水を循環させることで冷却を行う内燃機関の冷却制御装置であって、
    前回のトリップ時における内燃機関の発熱量を推定する発熱量推定手段と、
    前記発熱量推定手段によって推定された前記内燃機関の発熱量に基づいて、始動時において、前記冷却水の温度を確認するための前記電動ウォーターポンプの作動時間を変更する作動時間変更手段と、を備え
    前記作動時間変更手段は、前記内燃機関の発熱量が小さい場合には、前記内燃機関の発熱量が大きい場合よりも、前記電動ウォーターポンプの作動時間を短くすることを特徴とする内燃機関の冷却制御装置。
  2. 前記発熱量推定手段は、積算吸入空気量に基づいて、前記内燃機関の発熱量を推定する請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置。
  3. 前記発熱量推定手段は、前記内燃機関の作動時間に基づいて、前記内燃機関の発熱量を推定する請求項1に記載の内燃機関の冷却制御装置。
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