JP2006051852A - ハイブリッド車両の暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車室内の暖房性を確保しつつ燃料消費量の減少およびエンジンの暖機性の向上を図ることが可能なハイブリッド車両の暖房装置を提供する。
【解決手段】 ハイブリッド車両の暖房装置は、エンジン10とエンジン用ラジエータ13とを直列に接続してエンジン冷却液を循環させるエンジン冷却経路12と、電動モータを備える強電系ユニット11と強電系用ラジエータ16とを直列に接続し強電系冷却液を循環させる強電系冷却経路17とを有しており、エンジン10と強電系ユニット11とに並列にヒータユニット20が接続されており、エンジン冷却液がある一定温度以下で強電系冷却液がある一定温度以上であれば、強電系冷却液がヒータユニット20に供給され、暖房性能確保のためだけのエンジン運転をなくすことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明はエンジンを冷却する冷却液と電動モータなどからなる強電系ユニットを冷却する冷却液の熱を利用して車室内を暖房するハイブリッド車両の暖房装置に関する。
水冷エンジンを搭載する自動車は、エンジンによって発生する熱を車室内の暖房の熱源として利用しており、エンジンに設けられたウォータジャケット内に供給される冷却液を暖房用のヒータユニットに循環させるようにしている。ヒータユニットは車室内に供給される空気と冷却液とを熱交換して空気を冷却液によって加熱するヒータコアを有しており、熱交換され加熱された空気は送風機によって車室内に供給される。
エンジンと電動モータとを駆動源とするハイブリッド車両においては、エンジンによって発生する熱に加え、電動モータによって発生する熱を利用することもできる。特許文献1には、エンジンのシリンダヘッドと駆動モータとを直列に接続してこれらを冷却する冷却回路と、エンジンのシリンダブロックを冷却する冷却回路と、強電系ユニットを冷却する冷却回路とを備え、ヒータユニットには駆動モータとシリンダヘッドとを冷却する冷却回路の冷却液を供給するようにしている。
特開2000−73763号公報
ハイブリッド車両は、バッテリが十分にある低負荷走行時にはエンジンを駆動することなく電動モータ単体で走行することが可能であるが、このとき、排出ガスと燃料消費をゼロにするためにエンジンのアイドリング回転を停止することがある。ところで、このようなアイドリングストップ機能を有するハイブリッド車両では、通常の車のようにヒータユニットがエンジンのみにしか繋がっていないと、一般にピーク効率で作動させる電動モータの発熱量は少ないので、アイドルストップ中でも暖房の要求があれば、アイドルストップ機能を解除してエンジンを再始動させる制御が必要となる。
また、エンジンを暖まっていない状態で再始動すると、インジェクタにより噴射される霧化燃料が吸気ポートやシリンダ内壁に付着し易いため、燃料を増量して噴射する必要が生じることになる。加えて、エンジンがウォームアップされるまでは冷却液により回収される廃熱も少ないので、特許文献1に開示されるように、駆動源の切り換えタイミングにあわせて冷却水循環回路を切り換えるのは、暖房性を向上させるうえで得策ではない。
本発明の目的は、燃費を損なうことなく車室内の暖房性を確保し、さらにエンジンの暖機性の向上を図ることが可能なハイブリッド車両の暖房装置を提供することにある。
本発明は、エンジンと電動モータとを駆動源とするハイブリッド車両の車室内を暖房するハイブリッド車両の暖房装置であって、前記エンジンとエンジン用ラジエータとを直列に接続しエンジン冷却液を循環させるエンジン冷却経路と、前記電動モータを備える強電系ユニットと強電系用ラジエータとを直列に接続し強電系冷却液を循環させる強電系冷却経路と、前記エンジンと前記強電系ユニットとに並列に接続され、冷却液を循環させて前記車室内に吹き出される空気を加熱するヒータユニットとを有することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の暖房装置は、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットの流入口との間に第1の経路切換手段を設け、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットの流出口との間に第2の経路切換手段を設け、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットのうち少なくともいずれか2つを連通することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の暖房装置は、前記エンジン冷却液の温度を検出する第1の水温センサと、前記強電系冷却液の温度を検出する第2の水温センサとを有することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の暖房装置は、前記エンジン冷却液の温度が所定値以下のときは前記強電系ユニットと前記ヒータユニットとを連通し、前記エンジン冷却液の温度が所定値以上のときは前記エンジンと前記ヒータユニットとを連通することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の暖房装置は、前記強電系冷却液の温度と前記エンジン冷却液の温度との温度差が所定値以上のときは、前記強電系ユニットを前記ヒータユニットと前記エンジンとに連通することを特徴とする。
本発明のハイブリッド車両の暖房装置は、前記エンジン冷却液の温度と前記強電系冷却液の温度とで温度が高い方の冷却液を前記ヒータユニットに供給することを特徴とする。
本発明によれば、エンジン冷却液を循環させるエンジン冷却経路と、強電系冷却液を循環させる強電系冷却経路とを有し、これらに並列にそれぞれの冷却液が循環するヒータユニットを接続したので、エンジンが停止してエンジン冷却液が低温のときには強電系冷却液によって車室内を暖房することができる。また、強電系冷却液によってエンジンを加熱してエンジンを暖機することができ、エンジン始動時の燃焼効率を向上させることができる。
ヒータユニットには経路切換手段によってエンジン冷却液と強電系冷却液の一方を循環させることができ、エンジン冷却液と強電系冷却液のうち温度の高い冷却液を供給することができるので、暖房温度を維持するためにエンジンを駆動させる必要がなく、アイドルストップ機能を解除することなく、燃費を抑制しつつ車室内の暖房性を向上することができる。
エンジンの再始動時において、エンジンには最も昇温された冷却液が流れ込むようにしたので、暖機運転時間を短くすることができ、始動時の燃料増量や未燃焼ガスの発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるハイブリッド車両の暖房装置を示す概略図である。ハイブリッド車両は、エンジン10と電動モータとを駆動源とする車両であって、シリーズ方式とパラレル方式とこれらを組み合わせたシリーズパラレル方式がある。シリーズ方式はエンジンで発電機を駆動させて発電された電力をバッテリに充電し、駆動輪を電動モータのみによって駆動する方式である。パラレル方式はエンジンを車両走行の主体とし場合によってバッテリに充電する動力源としても使用するようにしエンジン負荷がかかる発進時等に電動モータで駆動を補助するようにした方式である。シリーズパラレル方式は車両の走行状況に応じてシリーズ方式とパラレル方式を使い分けたりエンジンと電動モータの両方を駆動源として車両を駆動するようにした方式であり、この方式では発電機が単独に搭載される。
本発明の暖房装置は、それぞれの方式のハイブリッド車両に適用することができ、電動モータは、いわゆる強電により作動するインバータ、コンバータ、およびジェネレータなどとともに強電系ユニット11として図示されている。
エンジン10および強電系ユニット11は、駆動させると発熱して装置温度が上昇するため、それぞれの装置を作動させるうえで最適な温度にまで冷却する必要がある。エンジン10にはエンジン冷却経路12によりエンジン用ラジエータ13が直列に接続されており、エンジン10内のウォータジャケットとエンジン用ラジエータ13とにはエンジン冷却液が循環するようになっている。エンジン冷却経路12はエンジン上部とエンジン用ラジエータ13とを連通させる上部経路12aとエンジン下部とエンジン用ラジエータ13とを連通させる下部経路12bとを有し、上部経路12aにはエンジン10とエンジン用ラジエータ13との間を循環するエンジン冷却液の温度を検出する水温センサ14が設けられ、下部経路12bには循環流を生成するためにエンジン10により駆動されるウォータポンプ15が設けられている。これにより、水温センサ14により検出された水温に基づき、ウォータポンプ15を作動させエンジン冷却経路12内にエンジン冷却液を循環させることにより、エンジン10を所定の最適温度にまで冷却するようになっている。
強電系ユニット11は電動モータやインバータなどの発熱部を有しこれらを冷却するための冷却液が流れるウォータジャケット部を有している。強電系ユニット11は強電系用ラジエータ16に強電系冷却経路17により直列に接続されており、強電系ユニット11と強電系用ラジエータ16とには強電系冷却液が循環するようになっている。強電系冷却経路17の流出側経路17aには強電系ユニット11と強電系用ラジエータ16との間を循環する強電系冷却液の温度を検出する水温センサ18が設けられ、強電系冷却経路17の流入側経路17bには循環流を生成するためのウォータポンプ19が設けられている。ウォータポンプ19は図示しない電動モータにより駆動されるようになっており、水温センサ18により検出された水温に基づき、ウォータポンプ19を作動させ強電系冷却経路17内に強電系冷却液を循環させることにより、強電系ユニット11を所定の最適温度にまで冷却するようになっている。
車両には車室内に加熱空気を吹き出すためのヒータユニット20が搭載されており、このヒータユニット20は冷却液と車室内に吹き出される空気とを熱交換するヒータコアを有し、送風機により車外の空気や車室内の空気が取り込まれてヒータコアにより加熱された空気が車室内に供給されるようになっている。
ヒータユニット20とエンジン10はエンジン側分岐経路21により並列に接続され、ヒータユニット20と強電系ユニット11は強電系分岐経路22により並列に接続されている。エンジン側分岐経路21はヒータユニット20の流入口とエンジン10とを連通させる流入側経路21aと、ヒータユニット20の流出口とエンジン10とを連通させる流出側経路21bとを有しており、流出側経路21bはウォータポンプ15に接続されている。強電系分岐経路22はヒータユニット20の流入口と強電系ユニット11とを連通させる流入側経路22aとヒータユニット20の流出口と強電系ユニット11とを連通させる流出側経路22bとを有しており、流入側経路22aは流入側経路17aに接続されている。
それぞれの流入側経路21a,22aは三方弁23を介してヒータユニット20の流入口に接続され、それぞれの流出側経路21b,22bは三方弁24を介してヒータユニット20の流出口に接続されている。それぞれの三方弁23,24は経路切換手段を構成しており、三方弁23は流入側経路21aをヒータユニット20の流入口に連通させる位置と、流入側経路22aを流入口に連通させる位置と、両方の流入側経路21a,22aを流入口に連通させる位置との3位置に作動し、三方弁24は流出側経路21bをヒータユニット20の流出口に連通させる位置と、流出側経路22bを流出口に連通させる位置と、両方の流出側経路21b,22bを流出口に連通させる位置との3位置に作動する。
それぞれの三方弁23,24は水温センサ14,18からの信号に基づいて図示しない制御ユニットからの信号により、エンジン10の冷却液の温度と強電系ユニット11の冷却液の温度とに基づいて作動が制御される。
図2〜図4はそれぞれ三方弁23,24の作動によるヒータユニット20に対する冷却液の循環経路を示す概略図であり、それぞれの図において冷却液の流れ方向が矢印で示されており、太線は冷却液が流れている状態を示す。
図2は三方弁23,24の作動により強電系ユニット11を流れる強電系冷却液がヒータユニット20に循環している状態(三方弁強電系接続)を示し、エンジン冷却液の温度および強電系ユニット冷却液の温度がいずれも所定値以下のときであって、電動モータにより車両を駆動する際には、強電系ユニット11の冷却液がヒータユニット20に供給される。このときには、強電系用ラジエータ16にも冷却液が流れるようになっている。
図3は三方弁23,24の作動により強電系冷却液をエンジン10とヒータユニット20の両方に循環供給している状態(三方弁エンジン強電系接続)を示し、エンジン始動されたときであってエンジン冷却液の温度が所定値以上となっておらず、強電系冷却液の温度が所定値以上となっているときには、強電系ユニット11の冷却液が図2に示される場合と同様にヒータユニット20に供給され、さらにエンジン10にも供給される。このように、エンジン冷却液の水温と強電系ユニット冷却液の水温との差が所定値以上のときには給電系ユニット11内を流れる強電系冷却液をエンジン10に供給する。これにより、エンジン10の燃焼室が暖められるので、エンジン燃焼性が良くなり、始動時の燃料増量が不要となり排ガス特性が向上するとともに、暖気モードが不要となって燃費が向上する。このときには、予めエンジン10のウォータジャケット内の冷却液が入れ替わる時間を決めておき、その時間が経過した後に三方弁23,24を図4の位置に切り換えるようにしても良い。
図4は三方弁23,24の作動によりエンジン冷却液のみをヒータユニット20に循環させるようにした状態(三方弁エンジン接続)を示し、エンジン冷却液の温度が強電系冷却液の温度よりも高くなったときには、エンジン冷却液をヒータユニット20に供給する。このときに強電系冷却液の温度が所定値以上高くなれば、その冷却液は強電系用ラジエータ16に供給され、エンジン冷却液の温度が所定値以上高くなればエンジン用ラジエータ13にその冷却液が供給され、それぞれの冷却液は所定の温度以上となることが防止される。
図4はエンジン10が所定の温度となっている状態であり、エンジン10のウォータジャケット内の冷却液の流れは、図3に示す場合には図4に示す場合と逆方向に流れることになる。なお、図3においては、エンジン用ラジエータ13内にもエンジン冷却液が循環している状態として示されているが、エンジン冷却液の温度が所定の温度よりも高くなっていないときには、エンジン用ラジエータ13内に冷却液を循環させないようにしても良い。
このように、エンジン冷却液がある一定の温度以下でも強電系冷却液の温度が一定以上であれば、強電系冷却液がヒータユニット20に供給されるので、室内暖房のためだけにエンジン10を始動させる必要がなくなるため、燃料消費を抑えることができる。一方、強電系冷却液の温度が所定値以上エンジン冷却液よりも高いときには、その冷却液はヒータユニット20とエンジン10とに供給されるので、エンジン10の燃焼室を暖めることができる。
図5はハイブリッド車両の暖房装置の制御アルゴリズムを示すフローチャートであり、図5を参照しつつ暖房装置の制御について説明する。
ステップS1ではエンジン10の始動信号が出力されたか否かを判定し、エンジン始動信号が出力されているときには、ステップS2で水温センサ14の検出温度を読み込んでエンジン冷却液の温度T1が所定値以上となっているか否かを判定し、ステップS3では水温センサ18の検出値を読み込んで強電系冷却液の検出温度T2を検出してこの温度T2がエンジン冷却液の温度T1よりも所定値以上となっているか否かを判定する。
ステップS2においてエンジン冷却液の温度T1が所定値以上となっていると判定されたときには、ステップS6の三方弁エンジン接続が実行されて図4に示すようにエンジン冷却液がヒータユニット20に供給される。ステップS3において強電系冷却液の温度T2とエンジン冷却液の温度T1との温度差が所定値以上となっていると判定されたときには、ステップS5の三方弁エンジン強電系接続が実行されて強電系冷却液は図3に示すようにヒータユニット20とエンジン10とに供給される。ステップS5の三方弁強電系接続状態が所定時間経過したときには、ステップS6の三方弁エンジン接続に切り換えられるようになっている。ただし、ステップS6に切り換えることなく、エンジン冷却液の温度T1が所定値以上となるまで、ステップS5を維持するようにしても良い。ステップS3で前述した温度差が所定値以下となっていると判定されたときには、ステップS4の三方弁強電系接続が実行されて図2に示すように強電系冷却液がヒータユニット20に供給される。
ステップS7でエンジン10が始動されると、ステップS8ではエンジン冷却液の温度T1が所定値以上となっているか否かが判定され、所定値以上となっているときには、ステップS9により三方弁エンジン接続が実行される。一方、エンジン停止信号の出力がステップS10で判定されると、ステップS11でエンジンが停止され、ステップS12ではエンジン冷却液の温度T1が所定値以上となっているかが判定され、ステップS13では強電系冷却液の温度T2がエンジン冷却液の温度T1よりも高くなっているか否かが判定されて、高くなっている場合にはステップS14において三方弁強電系接続が実行されて図2に示すように強電系冷却液がヒータユニット20に供給される。ステップS1においてエンジン始動信号が出力されないときにも、ステップS12,S13を経て三方弁強電系接続が実行される。
このようにステップS2〜ステップS6においては、エンジン10には最も昇温された冷却液が流れ込むように冷却液循環経路が切り換えられるので、エンジン10が暖機状態となり、始動時の燃料増量や未燃焼ガスの発生を抑制することができる。エンジン10が暖機状態となると、ステップS7においてエンジン10を始動する。また、エンジン10の作動状態にかかわらず、ヒータユニット20には最も昇温された冷却液が流れ込むように冷却液循環経路が切り換えられるので、車室内の暖房性の向上を図ることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。たとえば、図示実施の形態においてはエンジン動力も駆動輪に伝達するタイプのハイブリッド車両の暖房装置を示すが、エンジンを発電機の駆動のみに用いるタイプのシリーズ方式に加えて、パラレル方式およびシリーズパラレル方式のいずれのハイブリッド車両にも本発明を適用することができる。また、経路切換手段としての三方弁23,24は回転形でもスライド形のスプールでも良い。さらに、水温センサ14はエンジン10内を流れるエンジン冷却液の温度を検出するためにエンジン冷却経路12に設けられているが、水温センサ14をエンジン10に取り付けるようにしても良く、同様に水温センサ18を強電系ユニット11に取り付けるようにしても良い。
本発明の一実施の形態であるハイブリッド車両の暖房装置を示す概略図である。 三方弁の作動により強電系ユニットの冷却液がヒータユニットに循環している状態を示す概略図である。 三方弁の作動により強電系ユニットの冷却液とエンジン冷却液の両方をヒータコアに循環供給している状態を示す概略図である。 三方弁の作動によりエンジン冷却液のみをヒータユニットに循環させるようにした状態を示す概略図である。 ハイブリッド車両の暖房装置の制御アルゴリズムを示すフローチャートである。
符号の説明
10 エンジン
11 強電系ユニット
12 エンジン冷却経路
13 エンジン用ラジエータ
14 水温センサ
15 ウォータポンプ
16 強電系用ラジエータ
17 強電系冷却経路
18 水温センサ
19 ウォータポンプ
20 ヒータユニット
23,24 三方弁(経路切換手段)

Claims (6)

  1. エンジンと電動モータとを駆動源とするハイブリッド車両の車室内を暖房するハイブリッド車両の暖房装置であって、
    前記エンジンとエンジン用ラジエータとを直列に接続しエンジン冷却液を循環させるエンジン冷却経路と、
    前記電動モータを備える強電系ユニットと強電系用ラジエータとを直列に接続し強電系冷却液を循環させる強電系冷却経路と、
    前記エンジンと前記強電系ユニットとに並列に接続され、冷却液を循環させて前記車室内に吹き出される空気を加熱するヒータユニットとを有することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。
  2. 請求項1記載のハイブリッド車両の暖房装置において、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットの流入口との間に第1の経路切換手段を設け、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットの流出口との間に第2の経路切換手段を設け、前記エンジンと前記強電系ユニットと前記ヒータユニットのうち少なくともいずれか2つを連通することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。
  3. 請求項1または2記載のハイブリッド車両の暖房装置において、前記エンジン冷却液の温度を検出する第1の水温センサと、前記強電系冷却液の温度を検出する第2の水温センサとを有することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。
  4. 請求項3記載のハイブリッド車両の暖房装置において、前記エンジン冷却液の温度が所定値以下のときは前記強電系ユニットと前記ヒータユニットとを連通し、前記エンジン冷却液の温度が所定値以上のときは前記エンジンと前記ヒータユニットとを連通することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。
  5. 請求項3記載のハイブリッド車両の暖房装置において、前記強電系冷却液の温度と前記エンジン冷却液の温度との温度差が所定値以上のときは、前記強電系ユニットを前記ヒータユニットと前記エンジンとに連通することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。
  6. 請求項3記載のハイブリッド車両の暖房装置において、前記エンジン冷却液の温度と前記強電系冷却液の温度とで温度が高い方の冷却液を前記ヒータユニットに供給することを特徴とするハイブリッド車両の暖房装置。

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