JP5935137B2 - ハイブリッド車の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の動力源として搭載されたエンジン及びモータと、モータを駆動するインバータとを備えたハイブリッド車の制御装置に関する発明である。
近年、低燃費、低排気エミッションの社会的要請から車両の動力源としてモータを搭載したハイブリッド車や電気自動車が注目されている。このようなハイブリッド車や電気自動車においては、バッテリの直流電圧をインバータで交流電圧に変換してモータを駆動するようにしたものがある。また、インバータの過熱による故障を防止する技術として、例えば、特許文献1(特開2008−5615号公報)に記載されているように、インバータとラジエタとの間で冷却水を循環させてインバータを冷却する冷却装置を設けると共に、インバータ温度の検出値と推定値のうちの信頼度の高い方を選択し、選択したインバータ温度が所定の閾値を越えたときにモータのトルクを制限するようにしたものがある。
特開2008−5615号公報
ところで、車両の動力源としてエンジンとモータを搭載したハイブリッド車の場合、上記特許文献1の技術では、エンジンとラジエタとの間で冷却水を循環させてエンジンを冷却するエンジン用の冷却装置とは別に、インバータとラジエタとの間で冷却水を循環させてインバータを冷却するインバータ用の冷却装置を設ける必要があるため、冷却系の部品点数が増加して冷却系が大型化するという問題がある。
また、一般に、エンジンは、暖機前の熱効率が暖機後と比べて低いという特性(図2参照)があるため、燃費改善するには、エンジンの暖機前で熱効率が低いときに、エンジンの出力割合を低くしてモータの出力割合を高くすることが望ましい。しかし、モータの出力割合を高くするために大型のモータやインバータを搭載したのでは、部品コストが高くなってしまうという問題がある。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、冷却系を小型化することができると共に、モータやインバータを大型化することなく燃費改善することができるハイブリッド車の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、モータ(12)を駆動するインバータ(13)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、エンジン(11)とインバータ(13)とラジエタ(15)との間で冷却水を循環させてエンジン(11)とインバータ(13)を冷却する冷却装置(23)と、冷却装置(23)に設けられ、エンジン(11)の冷却水通路に冷却水を流す流路とエンジン(11)の冷却水通路をバイパスするバイパス流路(21)に冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ(22)と、冷却装置(23)に設けられ、冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ(20)と、エンジン(11)の暖機状態又はこれに関連性のある情報(以下これらを「エンジン暖機情報」と総称する)に応じて冷却水の上限温度を変化させると共にインバータ(13)の許容電流を変化させてモータ(12)の許容出力を変化させる許容電流切換制御手段(27)とを備えた構成としたものである。
更に、請求項1に係る発明は、エンジン(11)を停止状態に維持してモータ(12)の動力で走行するEVモード走行中でエンジン(11)の暖機前の場合に、エンジン(11)の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換えるように流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項8に係る発明は、エンジン(11)を停止状態に維持してモータ(12)の動力で走行するEVモード走行中でエンジン(11)の暖機後の場合に、バイパス流路(21)に冷却水を流す流路に切り換えるように流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項9に係る発明は、エンジン(11)とモータ(12)のうちの少なくとも一方の動力で走行するHVモード走行中でエンジン(11)の暖機前の場合に、エンジン(11)の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換えるように流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)を備えていることを特徴とするものである。
また、請求項11に係る発明は、エンジン(11)とモータ(12)のうちの少なくとも一方の動力で走行するHVモード走行中でエンジン(11)の暖機後の場合に、エンジン(11)の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換えるように流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)を備えていることを特徴とするものである。
請求項1、8、9、11に係る発明では、エンジンとインバータとラジエタとの間で冷却水を循環させてエンジンとインバータを冷却する冷却装置(つまりエンジン及びインバータ共用の冷却装置)を設けるため、エンジン用の冷却装置とインバータ用の冷却装置とを別々に設ける場合と比べて、冷却系の部品点数を減少させて冷却系を小型化することができる。
前述したように、一般に、エンジンは、暖機前の熱効率が暖機後と比べて低いという特性(図2参照)があるため、燃費改善するには、エンジンの暖機前で熱効率が低いときに、エンジンの出力割合を低くしてモータの出力割合を高くすることが望ましい。
また、エンジンの暖機前は、エンジンの暖機後と比べて、冷却水の温度が低いため、インバータの温度も低い。一般に、インバータは、スイッチング素子の温度が低くなるほど許容電流(電流の上限値)を大きくできるとうい特性(図3参照)があるため、インバータ(スイッチング素子)の温度が低ければ、インバータの許容電流を大きくすることが可能となる。
これらの点に着目して、請求項1、8、9、11に係る発明では、エンジン暖機情報に応じて冷却水の上限温度を変化させると共にインバータの許容電流を変化させてモータの許容出力を変化させるようにしている。このようにすれば、エンジンの暖機前には、エンジンの暖機後と比べて冷却水の温度が低くてインバータの温度が低いのに対応して、冷却水の上限温度を低くすると共にインバータの許容電流を大きくしてモータの許容出力(出力の上限値)を大きくすることができる。これにより、大型のモータやインバータを搭載しなくても、モータを高出力化することが可能となり、モータやインバータを大型化することなく、エンジンの暖機前で熱効率が低いときに、エンジンの出力割合を低くしてモータの出力割合を高くすることができ、燃費改善することができる。
図1は本発明の一実施例におけるハイブリッド車の冷却システムの概略構成を示す図である。 図2はエンジンの暖機前と暖機後の熱効率を示す図である。 図3はインバータの温度と許容電流との関係を示す図である。 図4は許容電流切換制御の実行例を示すタイムチャートである。 図5はエンジンの暖機前と暖機後の判定閾値を示す図である。 図6は流路切換バルブの制御方法を説明する図である。 図7は許容電流切換制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図8は冷却ファン制御ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 図9はSiC製のスイッチング素子を用いたインバータの温度と許容電流との関係と、Si製のスイッチング素子を用いたインバータの温度と許容電流との関係を比較して示す図である。
以下、本発明を実施するための形態を具体化した一実施例を説明する。
まず、図1に基づいてハイブリッド車の冷却システムの概略構成を説明する。車両の動力源として内燃機関であるエンジン11とモータ12とが搭載されている。また、モータ12を駆動するインバータ13がバッテリ14に接続され、モータ12がインバータ13を介してバッテリ14と電力を授受するようになっている。本実施例では、インバータ13のスイッチング回路を構成するスイッチング素子(図示せず)として、SiC(シリコンカーバイド)製のスイッチング素子(例えばSiC−MOSFET等)が用いられている。
エンジン11とインバータ13には、それぞれ冷却水通路(図示せず)が形成されている。エンジン11の冷却水通路の出口とラジエタ15の入口とが冷却水循環パイプ16によって接続され、ラジエタ15の出口とインバータ13の冷却水通路の入口とが冷却水循環パイプ17によって接続され、インバータ13の冷却水通路の出口とエンジン11の冷却水通路の入口とが冷却水循環パイプ18によって接続されている。これにより、エンジン11の冷却水通路→冷却水循環パイプ16→ラジエタ15→冷却水循環パイプ17→インバータ13の冷却水通路→冷却水循環パイプ18→エンジン11の冷却水通路の経路で冷却水が循環する冷却水循環回路19が構成されている。この冷却水循環回路19の途中(例えば冷却水循環パイプ18)に、冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ20が設けられている。
また、冷却水循環回路19には、エンジン11の冷却水通路をバイパスするバイパス流路21が設けられ、このバイパス流路21の両端が冷却水循環パイプ16,18の途中に接続されている。バイパス流路21の入口付近(冷却水循環パイプ18とバイパス流路21との接続部付近)には、流路切換バルブ22が設けられ、この流路切換バルブ22によって、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路と、バイパス流路21に冷却水を流す流路(エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路)とを切り換えるようになっている。バイパス流路21と流路切換バルブ22は、ウォーターポンプ20よりもエンジン11側に配置されている。
これらのエンジン11の冷却水通路、インバータ13の冷却水通路、ラジエタ15、冷却水循環パイプ16〜18、ウォータポンプ20、バイパス流路21、流路切換バルブ22等により、エンジン11とインバータ13とラジエタ15との間で冷却水を循環させてエンジン11とインバータ13を冷却する冷却装置23(つまりエンジン11及びインバータ13共用の冷却装置23)が構成されている。
また、冷却水循環パイプ18には、エンジン冷却水温(エンジン11の冷却水通路に流入する冷却水の温度)を検出するエンジン冷却水温センサ24が設けられ、冷却水循環パイプ17には、インバータ冷却水温(インバータ13の冷却水通路に流入する冷却水の温度)を検出するインバータ冷却水温センサ25が設けられている。更に、ラジエタ15の近傍には、冷却風を発生させる電動式の冷却ファン26が配置されている。
ECU27は、マイクロコンピュータを主体として構成され、アクセルセンサ、ブレーキスイッチ、車速センサ等(いずれも図示せず)の各種のセンサやスイッチの出力信号を読み込んで、車両の運転状態を検出し、車両の運転状態に応じて、エンジン11、モータ12、冷却装置23(ウォータポンプ20、流路切換バルブ22、冷却ファン26)等を制御する。その際、エンジン11を停止状態に維持してモータ12の動力のみで走行するEVモードと、エンジン11とモータ12のうちの一方又は両方の動力で走行するHVモードとを切り換える。
本実施例では、車両の運転領域(例えば車速と要求出力とをパラメータとする運転領域)を所定の判定閾値でEVモード領域とHVモード領域とに区分し(図5参照)、車両の運転状態(例えば車速と要求出力)がEVモード領域のときに、走行モードをEVモードに切り換え、車両の運転状態(例えば車速と要求出力)がHVモード領域のときに、走行モードをHVモードに切り換えるようにしている。
尚、ECU27は、一つの制御ユニットで構成しても良いが、これに限定されず、例えば、ハイブリッド車全体を総合的に制御するハイブリッドECU、エンジン11を制御するエンジンECU、インバータ13を制御してモータ12を制御するモータECU、冷却装置23を制御する冷却系ECU等の複数の制御ユニットで構成するようにしても良い。
一般に、エンジン11は、暖機前の熱効率が暖機後と比べて低いという特性(図2参照)があるため、燃費改善するには、エンジン11の暖機前で熱効率が低いときに、エンジン11の出力割合を低くしてモータ12の出力割合を高くすることが望ましい。
また、エンジン11の暖機前は、エンジン11の暖機後と比べて、冷却水の温度が低いため、インバータ13の温度も低い。一般に、インバータ13は、スイッチング素子の温度が低くなるほど許容電流(電流の上限値)を大きくできるとうい特性(図3参照)があるため、インバータ13(スイッチング素子)の温度が低ければ、インバータ13の許容電流を大きくすることが可能となる。
これらの点に着目して、本実施例では、ECU27により後述する図7の許容電流切換制御ルーチンを実行することで、エンジン11の暖機状態(暖機前か暖機後か)に応じて冷却水の上限温度を変化させると共にインバータ13の許容電流を変化させてモータ12の許容出力(出力の上限値)を変化させるようにしている。更に、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値(EVモード領域とHVモード領域の境界線)をエンジン11の暖機状態に応じて変化させるようにしている。
具体的には、図4に示すように、エンジン11の暖機前には、冷却水の上限温度Tw を暖機前用の上限温度T1 (例えば65℃)に設定する。この暖機前用の上限温度T1 は、暖機後用の上限温度T2 よりも低い値に設定されている。
Tw =T1 (<T2 )
更に、エンジン11の暖機前には、インバータ13の許容電流Iinを暖機前用の許容電流I1 に設定して、モータ12の許容出力Pm を暖機前用の許容出力P1 に設定する。暖機前用の許容電流I1 は、暖機後用の許容電流I2 よりも大きい値に設定され、暖機前用の許容出力P1 は、暖機後用の許容出力P2 よりも大きい値に設定されている。
Iin=I1 (>I2 )
Pm =P1 (>P2 )
一方、エンジン11の暖機後には、冷却水の上限温度Tw を暖機後用の上限温度T2 (例えば105℃)に設定する。この暖機後用の上限温度T2 は、暖機前用の上限温度T1 よりも高い値に設定されている。
Tw =T2 (>T1 )
更に、エンジン11の暖機後には、インバータ13の許容電流Iinを暖機後用の許容電流I2 に設定して、モータ12の許容出力Pm を暖機後用の許容出力P2 に設定する。暖機後用の許容電流I2 は、暖機前用の許容電流I1 よりも小さい値に設定され、暖機後用の許容出力P2 は、暖機前用の許容出力P1 よりも小さい値に設定されている。
Iin=I2 (<I1 )
Pm =P2 (<P1 )
また、図5に示すように、エンジン11の暖機前には、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値K(EVモード領域とHVモード領域の境界線)を暖機前用の判定閾値K1 に設定する。この暖機前用の判定閾値K1 は、暖機後用の判定閾値K2 よりもEVモード領域を拡大するように設定されている。
一方、エンジン11の暖機後には、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値Kを暖機後用の判定閾値K2 に設定する。この暖機後用の判定閾値K2 は、暖機前用の判定閾値K1 よりもEVモード領域を縮小するように設定されている。
また、本実施例では、ECU27により後述する図8の冷却ファン制御ルーチンを実行することで、車両の駐車中にイグニッションスイッチ(図示せず)のオン/オフに拘らず冷却ファン26とウォーターポンプ20を駆動して冷却水の温度を低下させ、冷却水の温度が所定値以下になったときに、インバータ13の冷却終了と判定して冷却ファン26とウォーターポンプ20を停止するようにしている。
更に、本実施例では、図6に示すように、ECU27は、エンジン11の暖機状態(暖機前か暖機後か)や走行モード(EVモードかHVモードか)等に応じて流路切換バルブ22を制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路と、バイパス流路21に冷却水を流す流路(エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路)とを切り換えるようにしている。
(a) EVモード走行中でエンジン11の暖機前の場合、具体的には、EVモード走行中でエンジン冷却水温とインバータ冷却水温が両方とも低い温度(例えば65℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をノーマル位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換える。これにより、インバータ13の廃熱(インバータ13で温められた冷却水の熱)を利用してエンジン11の暖機を促進する。
(b) EVモード走行中でエンジン11の暖機後の場合、具体的には、EVモード走行中でエンジン冷却水温が高い温度(例えば105℃付近)でインバータ冷却水温が低い温度(例えば65℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をバイパス位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路に切り換える。これにより、暖機後のエンジン温度(エンジン11の冷却水通路内の冷却水温)の低下を抑制する。
(c) HVモード走行中でエンジン11の暖機前の場合、具体的には、HVモード走行中でエンジン冷却水温とインバータ冷却水温が両方とも低い温度(例えば65℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をノーマル位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換える。これにより、インバータ13の廃熱(インバータ13で温められた冷却水の熱)を利用してエンジン11の暖機を促進する。
(d) HVモード走行中でエンジン11の暖機後の場合、具体的には、HVモード走行中でエンジン冷却水温とインバータ冷却水温が両方とも高い温度(例えば105℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をノーマル位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路に切り換える。これにより、エンジン11の冷却動作を優先する。
(e) 駐車中でエンジン11の暖機前の場合、具体的には、駐車中でエンジン冷却水温とインバータ冷却水温が両方とも低い温度(例えば65℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をバイパス位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路に切り換える。これにより、エンジン温度(エンジン11の冷却水通路内の冷却水温)の低下を抑制する。
(f) 駐車中でエンジン11の暖機後の場合、具体的には、駐車中でエンジン冷却水温とインバータ冷却水温が両方とも高い温度(例えば105℃付近)の場合には、流路切換バルブ22をバイパス位置に制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路に切り換える。これにより、暖機後のエンジン温度(エンジン11の冷却水通路内の冷却水温)の低下を抑制する。
以下、ECU27が実行する図7及び図8の各ルーチンの処理内容を説明する。
[許容電流切換制御ルーチン]
図7に示す許容電流切換制御ルーチンは、ECU27の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう許容電流切換制御手段としての役割を果たす。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ101で、エンジン11の暖機前であるか否かを、例えば、エンジン冷却水温が所定の暖機完了判定値よりも低いか否かによって判定する。
このステップ101で、エンジン11の暖機前であると判定された場合には、ステップ102に進み、冷却水の上限温度Tw を暖機前用の上限温度T1 (例えば65℃)に設定する。この暖機前用の上限温度T1 は、暖機後用の上限温度T2 よりも低い値に設定されている。
Tw =T1 (<T2 )
この場合、ECU27は、冷却水の温度(例えばインバータ冷却水温センサ25で検出した冷却水の温度)が上限温度Tw (=T1 )を越えないようにウォーターポンプ20や冷却ファン26等を制御する。
この後、ステップ103に進み、インバータ13の許容電流Iinを暖機前用の許容電流I1 に設定する。この暖機前用の許容電流I1 は、暖機後用の許容電流I2 よりも大きい値に設定されている。
Iin=I1 (>I2 )
この後、ステップ104に進み、モータ12の許容出力Pm を暖機前用の許容出力P1 に設定する。この暖機前用の許容出力P1 は、暖機後用の許容出力P2 よりも大きい値に設定されている。
Pm =P1 (>P2 )
この後、ステップ105に進み、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値K(EVモード領域とHVモード領域の境界線)を暖機前用の判定閾値K1 に設定する。この暖機前用の判定閾値K1 は、暖機後用の判定閾値K2 よりもEVモード領域を拡大するように設定されている。
一方、上記ステップ101で、エンジン11の暖機前ではない(つまりエンジン11の暖機後である)と判定された場合には、ステップ106に進み、冷却水の上限温度Tw を暖機後用の上限温度T2 (例えば105℃)に設定する。この暖機後用の上限温度T2 は、暖機前用の上限温度T1 よりも高い値に設定されている。
Tw =T2 (>T1 )
この場合、ECU27は、冷却水の温度(例えばエンジン冷却水温センサ24で検出した冷却水の温度)が上限温度Tw (=T2 )を越えないようにウォーターポンプ20や冷却ファン26等を制御する。
この後、ステップ107に進み、インバータ13の許容電流Iinを暖機後用の許容電流I2 に設定する。この暖機後用の許容電流I2 は、暖機前用の許容電流I1 よりも小さい値に設定されている。
Iin=I2 (<I1 )
この後、ステップ108に進み、モータ12の許容出力Pm を暖機後用の許容出力P2 に設定する。この暖機後用の許容出力P2 は、暖機前用の許容出力P1 よりも小さい値に設定されている。
Pm =P2 (<P1 )
この後、ステップ109に進み、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値Kを暖機後用の判定閾値K2 に設定する。この暖機後用の判定閾値K2 は、暖機前用の判定閾値K1 よりもEVモード領域を縮小するように設定されている。この場合、ステップ105,109の処理が特許請求の範囲でいう閾値切換手段としての役割を果たす。
尚、エンジン11の暖機前判定から暖機後判定に切り換わったときに、インバータ13の許容電流Iinを暖機前用の許容電流I1 から暖機後用の許容電流I2 に徐々に変化させると共に、モータ12の許容出力Pm を暖機前用の許容出力P1 から暖機後用の許容出力P2 に徐々に変化させるようにしても良い。更に、判定閾値Kを暖機前用の判定閾値K1 から暖機後用の判定閾値K2 に徐々に変化させるようにしても良い。
[冷却ファン制御ルーチン]
図8に示す冷却ファン制御ルーチンは、ECU27の電源オン期間中に所定周期で繰り返し実行され、特許請求の範囲でいう冷却ファン制御手段としての役割を果たす。尚、イグニッションスイッチのオフ中でもインバータ冷却水温が所定値以下になるまでECU27の電源がオンに維持されるようになっている。
本ルーチンが起動されると、まず、ステップ201で、車両の駐車中であるか否かを判定し、車両の駐車中ではないと判定された場合には、ステップ202以降の処理を実行することなく、本ルーチンを終了する。
一方、上記ステップ201で、車両の駐車中であると判定された場合には、ステップ202に進み、インバータ冷却水温が所定値(例えば65℃)以下であるか否かを判定し、インバータ冷却水温が所定値よりも高いと判定されれば、ステップ203に進み、冷却ファン26とウォーターポンプ20を駆動して冷却水の温度を低下させる。
その後、上記ステップ202で、インバータ冷却水温が所定値以下であると判定された時点で、ステップ204に進み、インバータ13の冷却終了と判定し、次のステップ205で、冷却ファン26とウォーターポンプ20を停止する。
以上説明した本実施例では、エンジン11とインバータ13とラジエタ15との間で冷却水を循環させてエンジン11とインバータ13を冷却する冷却装置23(つまりエンジン11及びインバータ13共用の冷却装置23)を設けるようにしたので、エンジン用の冷却装置とインバータ用の冷却装置とを別々に設ける場合と比べて、冷却系の部品点数を減少させて冷却系を小型化することができる。
また、本実施例では、インバータ13の温度が低ければ、インバータ13の許容電流を大きくすることが可能となることに着目して、エンジン11の暖機前には、エンジン11の暖機後と比べて冷却水の温度が低くてインバータ13の温度が低いのに対応して、冷却水の上限温度を低くすると共にインバータ13の許容電流を大きくしてモータ12の許容出力を大きくするようにしたので、大型のモータやインバータを搭載しなくても、モータ12を高出力化することが可能となり、モータ12やインバータ13を大型化することなく、エンジン11の暖機前で熱効率が低いときに、エンジン11の出力を低くしてモータ12の出力を高くすることができ、燃費改善することができる。
更に、本実施例では、エンジン11の暖機前には、エンジン11の暖機後と比べて、EVモード領域を拡大する方向に判定閾値を変化させるようにしたので、エンジン11の暖機前で熱効率が低いときに、EVモード領域(つまりエンジン11を停止状態に維持する運転領域)を拡大することができ、更に燃費改善することができる。
また、本実施例では、車両の駐車中にイグニッションスイッチのオン/オフに拘らず冷却ファン26を駆動するようにしたので、冷却水の温度が比較的高い状態で車両を駐車した場合でも、車両の駐車中に冷却ファン26を駆動して冷却水の温度を低下させてインバータ13の温度を低下させることができ、次の走行開始時からインバータ13の許容電流を大きくしてモータ12の許容出力を大きくすることができる。
更に、本実施例では、冷却水の温度が所定値以下になったときに、インバータ13の冷却終了と判定して冷却ファン26を停止するようにしたので、車両の駐車中に、冷却水の温度が所定値以下になるまで冷却ファン26の駆動を継続することができ、冷却水の温度を確実に所定値以下に低下させることができると共に、冷却ファン26の駆動期間が必要以上に長くなることを防止することができる。
また、本実施例では、冷却装置23にエンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路とバイパス流路21に冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ22を設け、エンジン11の暖機状態(暖機前か暖機後か)や走行モード(EVモードかHVモードか)等に応じて流路切換バルブ22を制御して、エンジン11の冷却水通路に冷却水を流す流路と、バイパス流路21に冷却水を流す流路(エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路)とを切り換えるようにしたので、冷却水の流路をそのときのエンジン11の暖機状態や走行モード等に対応した適正な流路に切り換えることができる。
更に、本実施例では、バイパス流路21と流路切換バルブ22を、ウォーターポンプ20よりもエンジン11側に配置するようにしたので、流路切換バルブ22によってバイパス流路21に冷却水を流す流路(エンジン11の冷却水通路に冷却水を流さない流路)に切り換えた場合でも、インバータ13とラジエタ15との間で冷却水を循環させてインバータ13を冷却することができる。これにより、例えば、エンジン11の暖機後にも拘らず都市部等のゼロエミッションが必要な地域で、EVモードでの動力性能を高めたい場合に、選択的にインバータ13だけを冷却してモータ12の許容出力を大きくすることができる。
また、本実施例では、インバータ13のスイッチング回路を構成するスイッチング素子として、SiC製のスイッチング素子を用いるようにしている。SiC製のスイッチング素子は、Si製のスイッチング素子よりも低温時のオン抵抗値が小さくなるという特性があるため、図9に示すように、SiC製のスイッチング素子を用いたインバータ13では、Si製のスイッチング素子を用いたインバータよりも低温時の許容電流を大きくすることができる。従って、本実施例のように、インバータ13のスイッチング素子として、SiC製のスイッチング素子を用いるようにすれば、Si製のスイッチング素子を用いる場合よりも、エンジン11の暖機前のインバータ13の許容電流を大きくしてモータ12の許容出力を大きくすることができるという利点がある。
しかしながら、本発明は、インバータ13のスイッチング素子として、SiC製のスイッチング素子を用いる構成に限定されず、SiC製のスイッチング素子以外のスイッチング素子(例えばSi製のスイッチング素子等)を用いる構成としても良い。
また、上記実施例では、エンジン11の暖機状態(暖機前か暖機後か)に応じて、冷却水の上限温度、インバータ13の許容電流、モータ12の許容出力、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値を変化させるようにしたが、これに限定されず、エンジン11の暖機状態に関連性のある情報(例えば冷却水の温度)に応じて、冷却水の上限温度、インバータ13の許容電流、モータ12の許容出力、EVモードとHVモードとを切り換える際の判定閾値を変化させるようにしても良い。
また、上記実施例では、バイパス流路21の入口付近(冷却水循環パイプ18とバイパス流路21との接続部付近)に流路切換バルブ22を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、バイパス流路21の出口付近(冷却水循環パイプ16とバイパス流路21との接続部付近)に流路切換バルブ22を設けるようにしても良い。
また、上記実施例では、冷却水循環パイプ18にウォータポンプ20を設けるようにしたが、これに限定されず、例えば、冷却水循環パイプ16にウォータポンプ20を設けるようにしても良く、この場合も、バイパス流路21と流路切換バルブ22は、ウォーターポンプ20よりもエンジン11側に配置すると良い。
また、本発明は、外部電源に接続してバッテリ14に充電するプラグイン充電を実施可能なハイブリッド車(いわゆるプラグインハイブリッド車)に適用しても良い。その他、本発明は、冷却装置23の構成や流路切換バルブ22の制御方法等を適宜変更しても良い等、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
11…エンジン、12…モータ、13…インバータ、14…バッテリ、15…ラジエタ、20…ウォータポンプ、21…バイパス流路、22…流路切換バルブ、23…冷却装置、26…冷却ファン、27…ECU(許容電流切換制御手段,閾値切換手段,冷却ファン制御手段)

Claims (11)

  1. 車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、前記モータ(12)を駆動するインバータ(13)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記エンジン(11)と前記インバータ(13)とラジエタ(15)との間で冷却水を循環させて前記エンジン(11)と前記インバータ(13)を冷却する冷却装置(23)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路と前記エンジン(11)の冷却水通路をバイパスするバイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ(22)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ(20)と、
    前記エンジン(11)の暖機状態又はこれに関連性のある情報(以下これらを「エンジン暖機情報」と総称する)に応じて前記冷却水の上限温度を変化させると共に前記インバータ(13)の許容電流を変化させて前記モータ(12)の許容出力を変化させる許容電流切換制御手段(27)と
    前記エンジン(11)を停止状態に維持して前記モータ(12)の動力で走行するEVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機前の場合に、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)と
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  2. 前記制御手段(27)は、前記EVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機後の場合に、前記バイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車の制御装置。
  3. 前記エンジン(11)を停止状態に維持して前記モータ(12)の動力で走行するEVモードと、前記エンジン(11)と前記モータ(12)のうちの少なくとも一方の動力で走行するHVモードとを切り換える際の判定閾値を前記エンジン暖機情報に応じて変化させる閾値切換手段(27)を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車の制御装置。
  4. 冷却風を発生させる電動式の冷却ファン(26)と、
    前記車両の駐車中にイグニッションスイッチのオン/オフに拘らず前記冷却ファン(26)を駆動する冷却ファン制御手段(27)と
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のハイブリッド車の制御装置。
  5. 前記冷却ファン制御手段(27)は、前記冷却水の温度が所定値以下になったときに、前記インバータの冷却終了と判定して前記冷却ファン(26)を停止することを特徴とする請求項に記載のハイブリッド車の制御装置。
  6. 前記バイパス流路(21)と前記流路切換バルブ(22)は、前記ウォーターポンプ(20)よりも前記エンジン(11)側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載のハイブリッド車の制御装置。
  7. 前記インバータ(13)のスイッチング素子として、SiC製のスイッチング素子が用いられていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のハイブリッド車の制御装置。
  8. 車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、前記モータ(12)を駆動するインバータ(13)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記エンジン(11)と前記インバータ(13)とラジエタ(15)との間で冷却水を循環させて前記エンジン(11)と前記インバータ(13)を冷却する冷却装置(23)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路と前記エンジン(11)の冷却水通路をバイパスするバイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ(22)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ(20)と、
    前記エンジン(11)の暖機状態又はこれに関連性のある情報に応じて前記冷却水の上限温度を変化させると共に前記インバータ(13)の許容電流を変化させて前記モータ(12)の許容出力を変化させる許容電流切換制御手段(27)と、
    前記エンジン(11)を停止状態に維持して前記モータ(12)の動力で走行するEVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機後の場合に、前記バイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)と
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  9. 車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、前記モータ(12)を駆動するインバータ(13)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記エンジン(11)と前記インバータ(13)とラジエタ(15)との間で冷却水を循環させて前記エンジン(11)と前記インバータ(13)を冷却する冷却装置(23)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路と前記エンジン(11)の冷却水通路をバイパスするバイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ(22)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ(20)と、
    前記エンジン(11)の暖機状態又はこれに関連性のある情報に応じて前記冷却水の上限温度を変化させると共に前記インバータ(13)の許容電流を変化させて前記モータ(12)の許容出力を変化させる許容電流切換制御手段(27)と、
    前記エンジン(11)と前記モータ(12)のうちの少なくとも一方の動力で走行するHVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機前の場合に、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)と
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
  10. 前記制御手段(27)は、前記HVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機後の場合に、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御することを特徴とする請求項9に記載のハイブリッド車の制御装置。
  11. 車両の動力源として搭載されたエンジン(11)及びモータ(12)と、前記モータ(12)を駆動するインバータ(13)とを備えたハイブリッド車の制御装置において、
    前記エンジン(11)と前記インバータ(13)とラジエタ(15)との間で冷却水を循環させて前記エンジン(11)と前記インバータ(13)を冷却する冷却装置(23)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路と前記エンジン(11)の冷却水通路をバイパスするバイパス流路(21)に前記冷却水を流す流路とを切り換える流路切換バルブ(22)と、
    前記冷却装置(23)に設けられ、前記冷却水を循環させる電動式のウォータポンプ(20)と、
    前記エンジン(11)の暖機状態又はこれに関連性のある情報に応じて前記冷却水の上限温度を変化させると共に前記インバータ(13)の許容電流を変化させて前記モータ(12)の許容出力を変化させる許容電流切換制御手段(27)と、
    前記エンジン(11)と前記モータ(12)のうちの少なくとも一方の動力で走行するHVモード走行中で前記エンジン(11)の暖機後の場合に、前記エンジン(11)の冷却水通路に前記冷却水を流す流路に切り換えるように前記流路切換バルブ(22)を制御する制御手段(27)と
    を備えていることを特徴とするハイブリッド車の制御装置。
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