JP5204532B2 - 自動車用ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ドア構造に関し、特にドアインナパネルのドアラッチ取付部に開口するラッチ切欠部から車室内側への水洩れが防止される自動車用ドア構造に関する。
従来、一般に自動車用ドア、特にサイドドアは対向するドアアウタパネルとドアインナパネルで中空状のドアパネル部を形成し、ドアパネル部の上部に窓枠用のドアサッシュを配置してドア本体を構成している。ドアサッシュは前後に設けられる各基端部がそれぞれドアパネル部にスポット溶接される。このドアパネル部の内部にはドアサッシュの基端部の下方に配設されるドアラッチ取付部に対応してドアインナパネルに板状のラッチリンホースが設けられる。
しかしながら、ドアサッシュの基端部とラッチリンホースが離れて配置されるため、ドアパネル部内に浸入した雨水等の水がドアサッシュの基端部を伝わってラッチリンホースとドアインナパネルの僅かな隙間を流れ、ドアインナパネルに開口するラッチ切欠部から車室内側に入り込むことがある。このラッチ切欠部から車室内側に入り込んだ水はドアインナパネルに沿って流下して閉鎖されたドアの下部とサイドシルとのシール部に滞留することがある。
このドアの下部とサイドシルとのシール部に水が滞留すると、ドア開時に開放されたドアの下部やサイドシルから滴下する水滴やサイドシルに付着した水滴によって乗降する乗員の衣服等に付着して汚す等の不具合が懸念される。
この対策としてドアインナパネルのラッチ切欠部から車室内側への水洩れを防止するドア構造が特許文献1によって提案されている。特許文献1に開示されるドア構造の概要を図4及び図5を参照して説明する。図4はドア構造の概要を示し、図5は図4のII−II線断面図を示す。
図4及び図5に示すようにドアインナパネル103とドアアウタパネル104で中空状に形成されたドアパネル部102を構成し、このドアパネル部102の上部に窓枠用のドアサッシュ105を配置したドア本体101を形成する。ドアインナパネル103のドアラッチ取付部に配設するラッチリンホース106を、ドアパネル部102内の内部に配設されるドアサッシュ105の基端部105aに重なるように延出し、ラッチリンホース106をドアサッシュ105とドアインナパネル103との間に挟み込む。
これにより、ドアサッシュ105の基端部105aを伝わってドアパネル部102内に流入する雨水等の水は、ドアサッシュ105の基端部105aからラッチリンホース106の表面を伝わって下部に流れ、ドアインナパネル103とドアリンホース106との間への水の浸入が防止されて、ラッチ切欠部103aから車室内に水が入り込まなくなる。なお、ラッチリンホース106の表面を伝わって下方に流れた水は、ドアインナパネル103の下部側に設けられた図示しない水抜き穴から車室外に排出される。
一方、ドアラッチは、開口部を有する樹脂ボディと、樹脂ボディの開口部を閉塞するラッチカバープレートからなり、これら樹脂ボディとラッチカバープレートとは共にネジ止めすることによってドアインナパネルのドアラッチ取付部に固定される。樹脂ボディにはドアを閉めることによって、車体側に設けストライカを係止するフォークとフォークを係止位置に保持するクローレバー等が配設され、またラッチカバープレートにはストライカが進入するストライカ進入溝が形成されている。
このような樹脂ボディ及びラッチカバープレートを備えたドアラッチをラッチリンホースを介在してドアインナパネルに取り付けた際には、ドアパネル部内に流入した水が、ドアインナパネルとラッチリンホースとの隙間及びラッチリンホールとラッチカバープレートとの僅かな隙間に浸入してドアインナパネルに開口するラッチ切欠部から室内側に入り込むことが懸念される。また、ラッチカバープレートと樹脂ボディとの隙間からドアラッチ内に水が浸入するおそれがある。
このようなドアインナパネルとラッチリンホースとの隙間、ラッチリンホースとラッチカバープレートとの隙間、及び樹脂ボディとラッチカバープレートとの隙間を介してラッチ穴から車室内への雨水等の水の浸入を防止する自動車用ドア構造の一例を図6及び図6のIII−III線断面を示す図7を参照して説明する。
図6は、ドアパネル部112におけるドアラッチ取付部の要部斜視図であって、ドアインナパネル113の車室側面113aからストライカが配設される車体部材と対向する後面113b側に折曲するコーナ部に上縁114a及び下縁114bを有するスリット状に開口するラッチ切欠部114が形成される。更に、図7に示すようにドアインナパネル113にはラッチ切欠部114に近接して取付穴115が穿設される。
このドアインナパネル113に形成されたラッチ切欠部114の上縁114a及び下縁114bに沿って連続する上縁117a及び下縁117bを有するストライカ進入溝117が開口する板状のラッチリンホース116がドアインナパネル113にスポット溶接等によって取り付けられる。このラッチリンホース116には、ドアインナパネル113に穿設された取付穴115に対応して取付穴118が穿設される。
一方、ドアラッチ120は、開口部122を有する樹脂ボディ121と、開口部122を閉塞するラッチカバープレート125を備えている。
樹脂ボディ121は開口部122の周囲にラッチリンホース116に穿設された取付穴118に対応してネジ孔123が穿設される。ラッチカバープレート125はラッチリンホース116に開口する開口部117の上縁117a及び下縁117bに沿う上縁126a及び下縁126bを有するストライカ進入溝126が形成される。また、ラッチカバープレート125にはラッチリンホース116の取付穴118に対応して取付穴127が穿設される。
この樹脂ボディ121及び樹脂ボディ121の開口部122を閉塞するラッチカバープレート125を共にラッチリンホース116に重ねて位置決めする。この位置決めされた状態で、ラッチ取付スクリュ127をドアインナパネル113の取付穴115から挿入し、ラッチリンホース116の取付穴118、ラッチカバープレート125の取付穴127を貫通して樹脂ボディ121のネジ穴123に螺合することによってドアラッチ120がドアインナパネル113のラッチ取付部に取り付けられる。
更に、ドアサッシュの基端部を伝わってドアパネル部112内に流入した水が、ドアインナパネル113とラッチリンホース115との隙間、ラッチリンホース116とラッチカバープレート125との隙間、及び樹脂ボディ121とラッチカバープレート125との隙間に浸入してドアインナパネル113のラッチ穴114から室内側に流入するのを防止するために、図6及び図7にハッチング130で示すようにラッチリンホース116の上縁116aに沿ってラッチリンホース115とラッチカバープレート125との間に挟持されると共にドアインナパネル113から樹脂ボディ121の上部に亘る広範囲を覆うエプトシーラ(登録商標)等のシール材130が配置される。また、ラッチリンホース116のストライカ進入溝117の上縁117a及びラッチカバープレート125のストライカ進入溝126の上縁126aに沿って、ラッチリンホース116とカバープレート125との間にエプトシーラ等のシール材131を介装する。
特開平11−129755号公報
上記自動車用ドア構造によると、ラッチリンホース116の上縁116aに沿ってドアインナパネル113から樹脂ボディ121の上部を覆う広範囲にエプトシーラ等のシール材130を配置することから、ドアパネル部112内に流入した水がシール材130によってドアインナパネル113とラッチリンホース116との隙間、ラッチリンホース115とラッチカバープレート125との隙間、及び樹脂ボディ121とラッチカバープレート125との隙間に浸入することが防止され、ドアインナパネル113のラッチ切欠部114から室内側に水が入り込むことがなくなる。
しかし、ラッチリンホース116の上縁116aに沿ってドアインナパネル113から樹脂ボディ121の上部に亘る広範囲を覆うシール材130は非常に大きく、その使用量が多く、かつ更に大型であることから取り付け作業性に影響を及ぼし製造コストの増大が懸念される。
また、シール材130は大きく、ラッチリンホース116とラッチカバープレート125との間に挟持して固定する際に大きな圧縮変形が付与されることから、圧縮変形に伴ってシール材130に捩れ等が発生してシール性が損なわれるおそれがある。
従って、かかる点に鑑みなされた本発明の目的は、シール材の小型化を図り製造コストの削減が期待できると共に、ドアラッチ取付部のラッチ切欠部からの水洩れの防止が得られる信頼性に優れた自動車用ドア構造を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に記載の自動車ドア構造は、ドアラッチ取付部にラッチ切欠部が開口するドアインナパネルとドアアウタパネルでドアパネル部を形成し、該ドアインナパネルのドアラッチ取付部に上記ラッチ切欠部に対応する第1ストライカ進入部が開口するラッチリンホースを介在して、開口部を有する樹脂ボディ及び該開口部を閉塞すると共に上記ラッチ切欠部に対応する第2ストライカ進入溝が開口するラッチカバープレートを備えたドアラッチを取り付ける自動車用ドア構造において、上記ラッチリンホースに開口する第1ストライカ進入溝の上縁が、上記ドアインナパネルに開口するラッチ切欠部の上縁及びラッチカバープレートに開口する第2ストライカ進入溝の上縁より上方に設定され、該ラッチリンホースの第1ストライカ進入溝の上縁より下方に突出するラック切欠部の上縁及び第2ストライカ進入溝の上縁に沿って上記ドアインナパネルとラッチカバープレートの間にシール材が介装されたことを特徴とする。
この発明によると、ラッチ切欠部及び第2ストライカ進入溝の上縁に沿ってドアインナパネルとラッチカバープレートとの間にシール材を配置する簡単な構成で、ドアパネル部内に流入した水がドアインナパネルとラッチリンホースとの隙間、ラッチリンホースとラッチカバープレートとの隙間等に浸入してもドアインナパネルのラッチ切欠部から室内側に水が入り込むことが有効的に防止できる。また、ラッチ切欠部及び第2ストライカ進入溝の上縁に沿ってドアインナパネルとラッチカバープレートとの間に配設されるシール材は、ラッチ切欠部及び第2ストライカ進入溝の上縁の長さが比較的短くかつドアインナパネルとラッチカバープレートとの隙間が極めて狭いことから、従来のラッチリンホースの上縁に沿ってドアインナパネルから樹脂ボディの上部に亘る広範囲を覆うシール材に比べて極めて小型化が図れ、シール材の使用量が大幅に削減可能でかつシール材の小型化に伴って優れた作業性が得られて製造コストの大幅な削減が期待できる。
また、シール材の小型化に伴ってシール材をラッチカバープレートとドアインナパネルとの間に挟持して圧縮付与する際のシール材の圧縮変形量が少なく圧縮変形に伴うシール材の捩れ等の不具合の発生が少なくなる。更に、シール材がドアインナパネルとラッチカバープレートによって挟持されて保護され、安定した良好なシール性が長期にわたり維持できる。
更に、ドアインナパネルのラッチ切欠部の上縁とラッチカバープレートの第2ストライカ進入溝の上縁との間にシール材を介在することから、ドアインナパネルの振動等が抑制されて騒音の発生が防止できる。
請求項2に記載された発明は、請求項1の自動車用ドア構造において、更に、上記樹脂ボディが、上記開口部に沿ってラッチカバープレートの外周部が嵌合する嵌合部を有し、該嵌合部に嵌合するラッチカバープレートの外周部とラッチリンホースとの間にシール材が介装されたことを特徴とする。
この発明によると、水がドアラッチとラッチカバープレートとの隙間に浸入しても樹脂ボディとラッチカバープレートとの隙間に浸入することが有効的に防止され、ラッチ内への水の浸入が防止される。
本発明によると、ドアパネル部内に流入した水がドアインナパネルとラッチリンホースとの隙間、ラッチリンホースとラッチカバープレートとの隙間等に浸入してもドアインナパネルのラッチ切欠部から室内側に水が入り込むことが有効的に防止できる。また、ラッチ切欠部及び第2ストライカ進入溝の上縁に沿ってドアインナパネルとラッチカバープレートとの間に配設されるシール材は、小型で使用量が少なく優れた作業性が得られ製造コストの大幅な削減が期待できる。
更に、ドアインナパネルのラッチ切欠部の上縁とラッチカバープレートの第2ストライカ進入溝の上縁との間にシール材を介在することから、ドアインナパネルの振動等が抑制されて騒音の発生が防止できる。
以下、本発明に係る自動車用ドア構造の実施の形態を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は自動車用ドア1のドアパネル部10におけるドアラッチ取付部13の要部斜視図、図2は図1のI−I線断面図、図3は図2の分解説明図である。
図1において12は図示しないドアアウタパネルと共に中空状のドアパネル部10を形成するドアインナパネルであって、ドアインナパネル12のドアラッチ取付部13には、車室側面12aから図示しないストライカが配設される車体部材と対向する後面12b側に折曲するコーナ部に車室側から車外方向に連続する上縁14a、下縁14b及び上縁14aと下縁14bの外方端を連結する外方端縁14cを有するラッチ切欠部14が開口する。
更に、図2及び図3に示すようにドアインナパネル12にはラッチ切欠部14の上縁14a及び下縁14bに近接して取付穴15が穿設される。このドアインナパネル12にはラッチ切欠部14の上縁14a及び外方端縁14cに沿って、後述するラッチリンホース17に形成される第2ストライカ進入溝18の上縁18aから下方に突出する寸法aのシール材取付面16が形成される。
ドアインナパネル12のドアラッチ取付部13に、板状のラッチリンホース17がスポット溶接等によって取り付けられる。ラッチリンホース17は、ドアインナパネル12に形成されたラッチ切欠部14の上縁14aより予め設定された寸法aだけ上方において、ラッチ切欠部14の上縁14aに沿って連続する上縁18aと、ラッチ切欠部14の下縁14bより予め設定された寸法だけ下方に下縁14bに沿って連続する下縁18b及び上縁18aと下縁18bの外方端を連結する外方端縁を有する第1ストライカ進入溝18が開口する。このラッチリンホース17には、ドアインナパネル12に穿設された取付穴15に対応する取付穴19が穿設される。
一方、ドアラッチ20は、開口部22を有する樹脂ボディ21と、開口部22を閉塞するラッチカバープレート25を備えている。
樹脂ボディ21の開口部22の周囲にはラッチカバープレート25の外周部25aが嵌合可能な嵌合部23a及び嵌合部23aに沿ってラッチリンホース17と対向するシール材取付面23bが形成される。更に、樹脂ボディ21にはドアインナパネル12及びラッチリンホース17に穿設された取付穴15及び19に対応してネジ穴24が穿設される。
ラッチカバープレート25は外周部25aが樹脂ボディ21に形成された嵌合部23aに嵌合すると共に、ドアインナパネル12に形成されたラッチ切欠部14の上縁14a及び下縁14bに沿って連続する上縁26aと下縁26b及び上縁26aと下縁26bの外方端を連結する外方端縁を有する第2ストライカ進入溝26が形成される。即ち、ラッチカバープレート25に形成される第2ストライカ進入溝26の上縁26aはラッチリンホース17に形成される第1ストライカ進入溝18の上縁18aより下方に寸法aだけ突出する一方、下縁26bが下縁18bより上方に突出する。また、ラッチカバープレート25にはラッチリンホース17の取付穴19に対応して取付穴27が穿設される。このカバープレート25にはラッチリンホース17の第1ストライカ進入溝18の上縁18aから下方に突出するストライカ進入溝26の上縁26a及び外方端縁に沿って帯状のシール材取付面28が形成される。
更に、図3に示すようにラッチカバープレート25に第2ストライカ進入溝26の上縁26aに沿って形成されたシール材取付面28に帯状で連続気泡のエプトシーラ等のシール材30が貼り付けられる。また、樹脂ボディ21の嵌合部23aに沿ってシール取付面23bとラッチカバープレート25の外周部25aに亘る帯状のエプトンシーラ等のシール材31を貼り付ける。
この樹脂ボディ21及び樹脂ボディ21の嵌合部23aにラッチカバープレート25が嵌合し、シール材取付面28及び23bにそれぞれシール材30及び31が貼り付けられたドアラッチ20を、シール材30がドアインナパネル12に形成されたシール材取付面16と対向すると共にシール材31がラッチリンホース17に対向させた状態でラッチリンホース17に重ねて位置決めする。このラッチ20がラッチリンホース17及びドアインナパネル12に対して位置決めされた状態で、ラッチ取付スクリュ35をドアインナパネル12の取付穴15から挿入し、ラッチリンホース17の取付穴19、ラッチカバープレート25の取付穴27を貫通して樹脂ボディ21のネジ穴24に螺合することによってドアラッチ20がドアインナパネル12のラッチ取付部13に取り付けられる。
このラッチ取付スクリュ35と樹脂ボディ21のネジ穴234の螺合に伴って、ラッチカバープレート25のシール材取付面28に貼り付けられたシール材30は図1にハッチングで示すと共に図2に示すように、ドアインナパネル12のシール取付面16に弾接的に圧接されて互いに接近するラッチカバープレート25のシール材取付面28とドアインナパネル12のシール取付面16によって圧縮変形が付与された状態で互いのシール材取付面28と16との間に挟持されてシールする。換言するとラッチカバープレート25に形成されたストライカ進入溝26の上縁26aとドアインナパネル12に形成されたラッチ切欠部14の上縁14aに沿ってラッチカバープレート25とラッチカバー25との間に介装されたシール材30によってシールされる。
また、ドアラッチ20の樹脂ボディ21のシール取付面23bとラッチカバープレート25の外周部25aに亘って貼り付けられたシール材31は、図1にハッチングで示し図2に示すように対向する樹脂ボディ21のシール取付面23b及びラッチカバープレートの外周部25aとラッチリンホース17によって圧縮変形が付与された状態でラッチカバープレート25の外周部25aと樹脂ボディ21の嵌合部23aとの隙間をシールすると共に、樹脂ボディ21のシール取付面22b及びラッチカバープレートの外周部25aとラッチリンホース17との隙間をシールする。
上記構成によると、ラッチ20の樹脂ボディ21のシール取付面23bとラッチカバープレート25の外周部25aとの間の隙間が弾性を有するシール部材31によってシールされることから、ドアサッシュの基端部等を伝わってドアパネル部10内に浸入した雨水等の水がラッチ20とラッチカバープレート25との隙間に浸入しても樹脂ボディ21とラッチカバープレート25との隙間に浸入することが有効的に防止され、ラッチ20内に水の浸入が防止される。
一方、ドアパネル部10内に浸入した水が、ドアインナパネル12等を伝わってドアインナパネル12とラッチリンホース17との間に浸入し、或いはドアインナパネル12とラッチリンホース17との隙間からラッチリンホース17の取付穴等を経由してラッチカバープレート25とラッチリンホース17との間に浸入した水等、ドアインナパネルと15とラッチカバープレート25との間に浸入した水は、ラッチカバープレート25に形成された第2ストライカ進入溝26の上縁26aとドアインナパネル12に形成されたラッチ切欠部14の上縁14aに沿って介装されるシール材30によって、ラッチ切欠部14の上縁14aに沿ってラッチ切欠部14の外方端縁14c側からドアパネル部1内に誘導される。これによりドアパネル部12内に浸入した雨水等の水がドアインナパネルに開口するラッチ切欠部14から車室内側に漏れ出すことが防止できる。
なお、ドアインナパネル12のシール材取付面16とラッチカバープレート25のシール材取付面28との間に介装されるシール材30は、ラッチ切欠部14の上縁14a及び第2ストライカ進入溝26の上縁26aの長さが比較的短く、かつシール材30によってシールするドアインナパネル12のシール取付面16とラッチカバープレート25のシール取付面28との隙間が極めて狭く、従来のラッチリンホースの上縁に沿ってドアインナパネルからドアラッチの樹脂ボディの上部に亘る広範囲を覆うシール材に比べて極めて小型化が図れ、シール材30の使用量が大幅に削減できる。更に、シール部材30の小型化に伴って優れた作業性が得られ、製造コストの大幅な削減が期待できる。
また、連続気泡で弾発性のあるエプトシーラ等のシール材30は小型で、ラッチカバープレート25とドアインナパネル12との間で圧縮付与する際の圧縮変形量が少なく圧縮変形に伴うシール材30に捩れ等の不具合の発生が少なく、シール材30として連続気泡を有し圧縮弾発性に優れたエプトシーラをすることにより安定した良好なシール性が維持できる。また、弾発性を有するシール材30がドアインナパネル12とラッチカバープレート25との間に挟持されてドアインナパネル12とラッチカバープレート25によって保護されて、シール材30の安定した状態が長期に亘り維持されて、シール性の信頼性が向上する。
更に、ドアインナパネル12のラッチ切欠部14の上縁14とラッチカバープレート25の第2ストライカ進入溝26の上縁26aが互いに圧縮状態で保持されたシール材30を介して連結されてドアインナパネル12の振動等が抑制されて、ドアインナパネル12の振動等による騒音の発生が防止できる。
本発明による自動車用ドア構造の実施の形態の概要を示すドアの要部斜視図である。 図1のI−I線断面図である。 図2の分解図である。 従来のドア構造の概要を示すドアの要部斜視図である。 図4のII−II線断面図である。 従来のドア構造の概要を示すドアの要部斜視図である。 図6のIII−III線断面図である。
符号の説明
1 自動車用ドア
10 ドアパネル部
12 ドアインナパネル
13 ドアラッチ取付部
14 ラッチ切欠部
14a 上縁
15 取付穴
16 シール材取付面
17 ラッチリンホース
18 第1ストライカ進入溝
18a 上縁
19 取付穴
20 ドアラッチ
21 樹脂ボディ
22 開口部
23a 嵌合部
23b シール材取付面
25 ラッチカバープレート
25a 外周部
26 第2ストライカ進入溝
26a 上縁
28 シール材取付面
30 シール材
31 シール材
35 ラッチ取付スクリュ

Claims (2)

  1. ドアラッチ取付部にラッチ切欠部が開口するドアインナパネルとドアアウタパネルで中空状のドアパネル部を形成し、該ドアインナパネルのドアラッチ取付部に上記ラッチ切欠部に対応する第1ストライカ進入部が開口するラッチリンホースを介在して、開口部を有する樹脂ボディ及び該開口部を閉塞すると共に上記ラッチ切欠部に対応する第2ストライカ進入溝が開口するラッチカバープレートを備えたドアラッチを取り付ける自動車用ドア構造において、
    上記ラッチリンホースに開口する第1ストライカ進入溝の上縁が、上記ドアインナパネルに開口するラッチ切欠部の上縁及びラッチカバープレートに開口する第2ストライカ進入溝の上縁より上方に設定され、
    該ラッチリンホースの第1ストライカ進入溝の上縁より下方に突出するラック切欠部の上縁及び第2ストライカ進入溝の上縁に沿って上記ドアインナパネルとラッチカバープレートの間にシール材が介装されたことを特徴とする自動車ドア構造。
  2. 更に、上記樹脂ボディが、上記開口部に沿ってラッチカバープレートの外周部が嵌合する嵌合部を有し、該嵌合部に嵌合するラッチカバープレートの外周部とラッチリンホースとの間にシール材が介装されたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドア構造。
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