JP5904265B2 - 車両側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、サイドドアによって開閉されるドア開口部の車両後方側にクォータガラスが設けられた車両側部構造に関する。
下記特許文献1に示された車両では、サイドドア後方の車両後部側面にクォータガラスが設けられている。
また、下記特許文献2には、クォータガラスの取付け構造に関する発明が記載されている。
特開平10−16579号公報 特開2011−131771号公報
特許文献1に示されたような車両では、クォータガラスの上縁側から後縁側を伝って流下した雨水等が、クォータガラスの下縁側を伝って車両前方側へと流れ、サイドドアの後端と車体(サイメンアウタ)との見切り部の隙間に流れ込むことがある。この見切り部の隙間にはドアロック装置等の部品が存在するため、冬季にドアロック装置等の凍結が発生し、サイドドアを開くことが困難になる場合がある。
本発明は上記事実を考慮し、サイドドアの後端とサイメンアウタとの見切り部の隙間に雨水等が流れ込むことを効果的に抑制することができる車両側部構造を得ることを目的とする。
本発明の第1の態様の車両側部構造は、サイドドアによって開閉されるドア開口部の車両後方側に設けられ、外周側の車両幅方向内側面とサイメンアウタとの間がシール部材によってシールされたクォータガラスと、前記クォータガラスの下縁部と前記サイメンアウタとの間の隙間における前記シール部材の下側に設けられ、前記クォータガラス及び前記サイメンアウタのうちの一方から他方の側へ突出した突出部と、上面が前記シール部材の下面に密着した状態で、前記クォータガラスの下縁部と前記サイメンアウタとの間の隙間に配置され、下部側が前記突出部と前記他方との間に挟まれると共に、前記クォータガラスの下端よりも車両上方側に下端が位置する弾性体と、を備えている。
第1の態様では、クォータガラスの外周側における車両幅方向内側面とサイメンアウタとの間がシール部材によってシールされている。また、クォータガラスの下縁部とサイメンアウタとの間の隙間における上記シール部材の下側には、弾性体が設けられている。このため、クォータガラスの上縁側に流下した雨水等が、シール部材の外周面を伝ってクォータガラスの後縁側から下縁側へと流れた場合には、当該雨水等を上記弾性体と干渉させることにより、クォータガラスの下方側へと流下させることができる。これにより、クォータガラスの車両前方側に位置するサイドドアの後端とサイメンアウタとの見切り部の隙間に雨水等が流れ込むことを効果的に抑制することができる。しかも、上述の弾性体は、クォータガラス及びサイメンアウタのうちの一方から他方の側へ突出した突出部と、前記他方との間に挟まれているため、弾性体を圧縮して水密性を高めることができると共に、弾性体の不用意な脱落を防止することができる。
また、この態様では、弾性体は、下部側が上記突出部と上記他方との間に挟まれている。これにより、車両外側から弾性体が見えないようにすることができる。
本発明の第2の態様の車両側部構造は、第1の態様において、前記突出部は、前記サイメンアウタに形成されたビードである。
第2の態様では、サイメンアウタに形成されたビードと、クォータガラスとの間に弾性体が挟まれている。このビードは、サイメンアウタをプレス成形する際に形成することができるので、製造を容易なものにすることができる。
本発明の第の態様の車両側部構造は、第1の態様又は第2の態様において、前記弾性体は、スポンジである。
の態様では、クォータガラス及びサイメンアウタのうちの一方に設けられた突出部と他方との間にスポンジが挟まれている。ここで、スポンジは、ゴム等と比較して圧縮した際の反力が小さいため、クォータガラスに入力される反力を小さくすることができる。
本発明の第の態様の車両側部構造は、第1〜第の何れか1つの態様において、前記サイドドアは、スライドドアであり、前記クォータガラスの下側で前記サイメンアウタの車両幅方向外側には、前記スライドドアをスライド可能に支持するセンターレールを覆うセンターレールカバーが設けられ、前記センターレールカバーと前記サイメンアウタとの間には、上下両端側が開放された空間が形成されている。
の態様では、弾性体と干渉してクォータガラスの下方側へ流下する雨水等は、センターレールカバーとサイメンアウタとの間の空間に入り込み、当該空間の下端側から排出される。これにより、弾性体との干渉によって流下する雨水等によって、センターレールカバーの表面に水垢が付着することを防止することができる。
本発明の第の態様の車両側部構造は、第1〜第の何れか1つの態様において、前記突出部及び前記弾性体は、前記隙間の前端側に設けられている。
の態様では、クォータガラスの下縁部とサイメンアウタとの間の隙間における前端側、すなわち、サイドドアの後端とサイメンアウタとの間の見切り部の近傍に、突出部及び弾性体が設けられている。これにより、見切り部の隙間に流れ込もうとする雨水等を、直前でブロックすることができるので、見切り部の隙間への雨水等の流れ込みをより効果的に抑制することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両側部構造では、サイドドアの後端とサイメンアウタとの見切り部の隙間に雨水等が流れ込むことを効果的に抑制することができる。
本発明の実施形態に係る車両側部構造が適用されて構成された車両の後部側の構成を示す概略的な側面図である。 図1の2−2線に沿った切断面を拡大して示す断面図である。 図1に示されるクォータガラスを拡大して示す側面図である。 図3の4−4線に沿った切断面を拡大して示す断面図である。
以下、図1〜図4を用いて、本発明の実施形態に係る車両側部構造10について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示し、矢印INは車両幅方向内方を示している。
<構成>
図1に示されるように、本実施形態に係る車両12の側部には、前後方向にスライドさせることによりドア開口部14を開閉するスライドドア16(サイドドア)が設けられている。このスライドドア16は、ドア開口部14の略中央の高さでドア開口部14の後部から車両後方へ延びるセンターレール22(図2参照)と、ドア開口部14の上部及び下部に設けられた図示しない上下のレールに対して、それぞれ当該スライドドア16に回転自在に支持されたガイドローラを転動可能に係合させてスライド自在に支持されている。このスライドドア16の上部側には、ウインドガラス24が取り付けられている。
スライドドア16がドア開口部14を閉じる閉位置に配置された状態(図1図示状態)では、スライドドア16の後端部における上下方向中央部付近に設けられたドアロック装置26のラッチが、ドア開口部14の後部に取り付けられた図示しないストライカと係合する。これにより、スライドドア16が閉位置に拘束される。この拘束状態では、スライドドア16の後端とサイドメンバアウタパネル28(リヤフェンダパネル:以下、サイメンアウタ28という)との見切り部には、車両上下方向に延びる隙間30が形成される。また、上記拘束状態では、ドア開口部14の周縁部に取り付けられた図示しないウェザーストリップがスライドドア16の外周部における車両幅方向内側面に密着する。これにより、車室内外間の防水性や気密性等が確保されるようになっている。
上述のサイメンアウタ28は、車両の意匠面を構成しており、当該サイメンアウタ28の車両幅方向内側に配置された図示しないサイドメンバインナパネル(サイメンインナ)と接合されている。このサイメンアウタ28には、ドア開口部14の車両後方側の上部側にウインド開口部32(図2及び図4参照)が形成されている。このウインド開口部32の車両幅方向外側には、クォータガラス34が配設されている。
クォータガラス34は、閉位置に配置されたスライドドア16のウインドガラス24に対して車両後方側に面一に並ぶように配置されている。このクォータガラス34の前縁部34Aは、前述した隙間30に沿って略車両上下方向に延在している。また、クォータガラスの上縁部34Bは、車両12のルーフ13に沿うように、車両後方側へ向かうに従い緩やかに下るように傾斜している。また、クォータガラス34の後縁部34Cは、上部34C1が車両下方側へ向かうに従い僅かに車両後方側へ向かうように傾斜しており、下部34C2が車両前方斜め下方へ向けて傾斜している。また、クォータガラス34の下縁部34Dは、車両前方側へ向かうに従い緩やかに下るように傾斜している。
図3に示されるように、クォータガラス34の外周側における車両幅方向内側面には、複数(ここでは4つ)のクリップ36が取り付けられている。これらのクリップ36は、図4に示されるように、サイメンアウタ28に形成された係止孔37に嵌入係止されている。これにより、クォータガラス34がサイメンアウタ28に取り付けられている。
また、クォータガラス34は、外周側の車両幅方向内側面がウレタン系のシール部材38を介して、サイメンアウタ28におけるウインド開口部32の周縁部に接合(接着)されている。このシール部材38は、図3に示されるように、クォータガラス34の外周の全周にわたって枠状に設けられており、クォータガラス34の前縁部34Aに沿って延在する前部38Aとクォータガラス34の上縁部34Bに沿って延在する上部38Bと、クォータガラス34の後縁部34Cに沿って延在する後部38Cと、クォータガラス34の下縁部34Dに沿って延在する下部38Dと、を一体に備えている。このシール部材38によってクォータガラス34とサイメンアウタ28との間がシール(閉塞)されており、クォータガラス34は、開閉できない所謂はめ殺しのガラス窓となっている。
なお、上述のシール部材38は、クォータガラス34がサイメンアウタ28に取り付けられる前は、図2及び図4に二点鎖線で示されるように、断面三角形に形成されてクォータガラス34の外周部に接着されており、クォータガラス34がクリップ36によってサイメンアウタ28に取り付けられることにより、図2に実線で示されるように断面略矩形状に弾性変形する。そして、このシール部材38の形状が安定するまでの間は、クリップ36によってシール部材38の反力(弾性復帰力)が支持される構成になっている。
図2〜図4に示されるように、シール部材38の外周外側でクォータガラス34の外周部とサイメンアウタ28との間には、クォータガラス34の外周外側が開放された溝状(樋状)の隙間40が形成されている。この隙間40は、クォータガラス34の外周の全周にわたって形成されている。この隙間40のうち、クォータガラス34の下縁部34Dとサイメンアウタ28との間の部分(以下、「隙間40D」という)の後端側には、突出部としてのビード42と、弾性体としてのスポンジ46とが設けられている。これらのビード42及びスポンジ46は、雨水等の流れをコントロールするための流れ制御手段を構成している。
ビード42は、クォータガラス34の下縁部34Dの後端側に対して車両幅方向内側から対向するサイメンアウタ28の一部が車両幅方向外側へ膨出することにより形成されており、クォータガラス34側(車両幅方向外側)へ突出している。このビード42は、車両前後方向に沿って長尺状に形成されており、車両前後方向から見た断面形状が車両幅方向内側へ開口した半円弧状に形成されている。このビード42は、クォータガラス34の下端よりも若干車両上方側に配置されている。なお、本実施形態では、ビード42の長さ寸法が15mm程度に設定されており、ビード42の突出高さ寸法が隙間40Dの車両幅方向寸法の半分程度に設定されている。
一方、スポンジ46は、気泡が繋がった連泡スポンジであり、単泡スポンジよりも反発弾性が小さく構成されている。このスポンジ46は、上面がシール部材38の下面に密着した状態で、クォータガラス34の下縁部34Dとサイメンアウタ28との間に配置されている。このスポンジ46は、ビード42と車両前後方向の長さ寸法が同等に設定されており、下部側がビード42とクォータガラス34の下縁部34Dとの間に挟まれて圧縮されている。これにより、スポンジ46がクォータガラス34とサイメンアウタ28との間に保持(挟持)されている。
なお、図2及び図4に示されるように、クォータガラス34の外周側の車両幅方向内側面には、黒色のセラミックコーティング48が施されており、上述したクリップ36、シール部材38、ビード42、及びスポンジ46等が車両外側からクォータガラス34を透かして視認されないようになっている。
一方、クォータガラス34の下方側でサイメンアウタ28の車両幅方向外側には、センターレールカバー50が設けられている。このセンターレールカバー50は、その車両幅方向内側面に取り付けられた図示しない複数のクリップがサイメンアウタ28に形成された図示しない係止孔に嵌入係止されることによってサイメンアウタ28に取り付けられている。このセンターレールカバー50とサイメンアウタ28との間には、車両前後方向に延びる空間52が形成されており、当該空間52には、前述したセンターレール22が収容されている。この空間52は、図2に示されるように、上下両端側が開放されており、スリット状の上端開口部54を介して前記隙間40Dと対向すると共に、スリット状の下端開口部56を介して車体外側に連通している。なお、上述のセンターレール22は、サイメンアウタ28との間に隙間を空けた状態で図示しないボルト及びナットによりサイメンアウタ28に固定されている。
また、上記センターレールカバー50の下方側でサイメンアウタ28の後端側には、図示しないインレットボックスの車両幅方向外側への開口を開閉するフューエルリッドドア58が設けられている。このフューエルリッドドア58は、リヤコンビネーションランプ60の下端とリヤバンパカバー50の上端との見切り部の車両前方近傍に配置されており、クォータガラス34の後端(後縁部34Cの上部34C1の下端)よりも車両後方側に位置している。詳細には、このフューエルリッドドア58は、クォータガラス34の後端から車両下方へ延びる仮想線(図1の矢印W1参照)に対して車両後方側へ8°傾いた仮想線(図1の矢印W2参照)よりも車両後方側に配置されている。
<作用及び効果>
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両12では、ルーフ13に降った雨水や、ルーフ13に積もった雪の雪解け水(以下、「雨水等」という)が、クォータガラス34側へ流下してクォータガラス34の上縁部34Bとサイメンアウタ28との間の隙間40に入り込んだ場合、当該雨水等は、シール部材38の外周面を伝ってクォータガラス34の後縁部34C側へと流れる。
ここで、本実施形態では、クォータガラス34の後縁部34C側へと流れた雨水等の一部が、クォータガラス34の後端付近(後縁部34Cの上部34C1の下端付近)からサイメンアウタ28及びセンターレールカバー50の表面を伝って下方側へ流下した場合(図1の矢印W1参照)でも、当該雨水等の流下方向にはフューエルリッドドア58が存在していないため、フューエルリッドドア58が被水することを防止できる。しかも、フューエルリッドドア58は、クォータガラス34の後端から車両下方へ延びる仮想線(図1の矢印W1参照)に対して車両後方側へ8°傾いた仮想線(図1の矢印W2参照)よりも車両後方側に配置されている。このため、例えば車両12が8度の上り勾配の急斜面に駐車している場合でも、クォータガラス34の後端付近から流下する雨水等によってフューエルリッドドア58が被水しないようにすることができる。これにより、冬季にフューエルリッドドア58が凍結して開閉不良が生じること等を防止又は効果的に抑制できる。
また、本実施形態では、クォータガラス34の後縁部34C側へ流れた雨水等の一部が、シール部材38の外周面を伝ってクォータガラス34の下縁部34Dとサイメンアウタ28との間の隙間40D内に流れた場合でも、当該雨水等は隙間40D内に設けられたスポンジ46と干渉して当該スポンジ46の下方側へ流下する(図1の矢印W3参照)。これにより、クォータガラス34の車両前方側に位置するスライドドア16の後端とサイメンアウタ28との見切り部の隙間30に雨水等が流れ込むことを防止又は効果的に抑制することができる。したがって、ドアロック装置26や当該ドアロック装置26に接続されたケーブル等が被水することを防止又は効果的に抑制することができるので、錆びや水入りによってドアロック装置26に機能不具合が生じること等を防止することができる。
しかも、上述のスポンジ46は、サイメンアウタ28に設けられたビード42と、クォータガラス34の下縁部34Dとの間に挟まれて圧縮されているため、スポンジ46を圧縮してシール性(水密性)を高めることができる。特に、本実施形態のように、スポンジ46が安価な連泡タイプのものである場合にも、スポンジ46の水密性を高めることができるので、低コスト化を図ることができる。また、スポンジ46は、ゴム等と比較して圧縮した際の反力が小さいため、クォータガラス34に入力される反力を小さくすることができる。これにより、クリップ36に入力される反力を小さくすることができ、クォータガラス34が不用意に浮き上がることを防止することができる。
さらに、上述の如くスポンジ46がサイメンアウタ28のビード42とクォータガラス34の下縁部34Dとの間に挟まれて圧縮されているため、スポンジ46を接着等の手段によってサイメンアウタ28又はクォータガラス34に固定しなくても、スポンジ46が不用意に脱落することを防止できる。したがって、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、上述の如くスポンジ46を圧縮するビード42がサイメンアウタ28に形成されている。このため、サイメンアウタ28をプレス成形する際にビード42を形成することができるので、ビード42を形成するための特別な工程が不要である。したがって、これによっても製造コストを低減することができる。
また、本実施形態では、スポンジ46の下部側がサイメンアウタ28のビード42とクォータガラス34との間に挟まれているため、図2に示されるように、クォータガラス34の下縁部34D付近が車両外側から観察された場合(図2の矢印E参照)でも、スポンジ46が見えないようにすることができる。
さらに、本実施形態では、スポンジ46と干渉してクォータガラス34の下方側へ流下する雨水等は、センターレールカバー50とサイメンアウタ28との間の空間52の上端開口部54から当該空間52内に入り込み、下端開口部56から車両外側へ排出される(図1及び図2の矢印W3参照)。これにより、スポンジ46との干渉によって流下する雨水等によって、センターレールカバー50の表面に水垢が付着することを防止することができる。
<実施形態の補足説明>
上記実施形態では、ビード42及びスポンジ46が隙間40Dの後端側に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、ビード42及びスポンジ46が隙間40Dの前端側に設けられた構成にしてもよい。その場合、スライドドア16の後端とサイメンアウタ28との見切り部の隙間30に流れ込もうとする雨水等を、直前でブロックすることができるので、隙間30への雨水等の流れ込みをより効果的に抑制することができる。
また、上記実施形態では、車両12のサイドドアがスライドドア16である場合について説明したが、本発明はこれに限らず、スライドドア以外のサイドドアを備えた車両に対しても適用することができる。
また、上記実施形態では、弾性体としてスポンジ46が適用された構成にしたが、本発明はこれに限らず、ゴムやウレタン等が弾性体として適用された構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、ビード42(突出部)がサイメンアウタ28(サイメンアウタ)に設けられた構成にしたが、本発明はこれに限らず、突出部がクォータガラスの下縁部に設けられた構成にしてもよい。
また、上記実施形態では、ビード42(突出部)及びスポンジ46(弾性体)によって流れ制御手段が構成された場合について説明したが、ビード42及びスポンジ46を省略すると共に、シール部材38の下部38Dの下面に、下方側へ突出する突起(流れ制御手段)を一体に設ける構成にしてもよい。そのような構成でも、上記突起に雨水等を干渉させて下方側へ流下させることにより、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、ウレタン系のシール部材38に上述の如き突起を形成する場合、突起の形状設定に制限があり、突起を精度良く形成することが難しいため、雨水等の流れを良好に制御できない可能性がある。したがって、本発明のように、突出部及び弾性体によって流れ制御手段を構成することが好ましい。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは勿論である。

Claims (5)

  1. サイドドアによって開閉されるドア開口部の車両後方側に設けられ、外周側の車両幅方向内側面とサイメンアウタとの間がシール部材によってシールされたクォータガラスと、
    前記クォータガラスの下縁部と前記サイメンアウタとの間の隙間における前記シール部材の下側に設けられ、前記クォータガラス及び前記サイメンアウタのうちの一方から他方の側へ突出した突出部と、
    上面が前記シール部材の下面に密着した状態で、前記クォータガラスの下縁部と前記サイメンアウタとの間の隙間に配置され、下部側が前記突出部と前記他方との間に挟まれると共に、前記クォータガラスの下端よりも車両上方側に下端が位置する弾性体と、
    を備えた車両側部構造。
  2. 前記突出部は、前記サイメンアウタに形成されたビードである請求項1に記載の車両側部構造。
  3. 前記弾性体は、スポンジである請求項1又は請求項2に記載の車両側部構造。
  4. 前記サイドドアは、スライドドアであり、前記クォータガラスの下側で前記サイメンアウタの車両幅方向外側には、前記スライドドアをスライド可能に支持するセンターレールを覆うセンターレールカバーが設けられ、前記センターレールカバーと前記サイメンアウタとの間には、上下両端側が開放された空間が形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両側部構造。
  5. 前記突出部及び前記弾性体は、前記隙間の前端側に設けられている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両側部構造。
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