JP6338147B2 - 車両ドア開口部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のドア開口部にオープニングトリムが嵌合された車両ドア開口部構造に関する。
車両のドアの開口部(例えば、車両側部のドアの開口部)には、オープニングトリムが取り付けられている。オープニングトリムは、特許文献1に開示されているように、ドア側部の開口全周にわたって取り付けられるものが知られている。また、開口枠の上半分を覆って下方に開くU字形のものも知られている。
ドア開口部に取り付けられるオープニングトリムには、レインガータ(止水構造)が設けられている。オープニングトリムをドアトリムよりも上方に設置することで、ドアを開けたときに車両室内に流れ込もうとする雨水等を、レインガータで受けることができ、車両室内への流入を防止している。
特開2011−131720号公報
上記例のような構造のオープニングトリムでは、オープニングトリムのシール部となるシールリップや雨樋となるレインガータが、ドア開口部の上部(上辺)から両側部(側辺)にわたって配置される。このため、ドア開口部の両側部に隣り合う内装部材(例えば、センターピラーアッパートリムやクォーターアッパートリム)は、車両室内側を覆うことができる範囲のみに位置させればよい。内装部材の側端縁においては、オープニングトリムに当接させる程度の長さがあれば充分である。
一方で、オープニングトリムの材質は、ゴム材を主としており、オープニングトリムの内部には、芯金となる金属部材が内蔵されている。このため、上記の内装部材に比べると高コストな上、重量が重くなるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ドア開口部から車両室内への雨水等の流入を防ぎつつ、オープニングトリムの装着範囲を小さくし、ドア開口部の周辺の軽量化を図り、車体を軽量化できるようにすることである。
上記目的を達成するため本発明に係る車両ドア開口部構造は、車両のドア開口部の開口縁に設けられたフランジにオープニングトリムが取り付けられ、前記ドア開口部の側部周辺を、車両室内側から覆う内装部材が設けられている。当該車両ドア開口部構造において、前記オープニングトリムには、前記オープニングトリムの長手方向に沿って延び、前記ドア開口部の車両上辺の前記フランジに嵌合する嵌合部が設けられ、前記嵌合部の車両室外側の面には、車両室外側に突出するレインガータが、前記嵌合部の長手方向に沿って延設され、該レインガータよりもドア開口外側には、流体が流通可能な流路が形成されており、前記内装部材における前記ドア開口部側の側部には、前記内装部材の車両室内側の面から車両室外側に離れるように延出する延出部が設けられ、前記延出部は、前記延出部の車両上部に前記嵌合部の長手方向端部が重ね合わされた状態で、前記延出部の裏面に前記レインガータの車両室外側端が当接し、前記ドア開口部の側辺の前記フランジを覆うように配置されており、前記延出部の裏面のうち、前記嵌合部の車両室外側に対向する部分には、遮蔽リブが設けられ、該遮蔽リブは、前記レインガータよりもドア開口内側の前記嵌合部の車両室外側の面と、前記延出部の裏面との間を塞ぐように形成され、前記レインガータよりもドア開口外側の前記嵌合部の車両室外側の面と、前記延出部の裏面との間を、前記流体が流入可能に構成されている。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様では、前記延出部は、ドア開口外側に開くU字形状の横断面形状を有し、前記遮蔽リブは、前記延出部の車両上部におけるU字形角部に配置されている。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様では、前記オープニングトリムの車両室内側には、車両室内側に突出し可撓性を備えたシールリップが設けられ、前記延出部の裏面には、前記シールリップの車両室内側端に当接する突起部が設けられている。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様では、前記内装部材の前記延出部及び前記オープニングトリムの前記嵌合部が重ね合さる部分は、前記ドア開口部の車両上部のドア開口角部に配置されている。
本発明によれば、レインガータを通ってきた流体(雨水等)がセンターピラーアッパートリム等の内装部材内に入るときに、延出部の裏側のうちドア開口内側は、遮蔽リブで塞がれているため、レインガータを流れてくる雨水等が車両室内側に浸入することを防ぐことができる。これにより、オープニングトリムの設置範囲を、ドア開口部の上側角部までとすることができ、ドア開口部の側部下方まで延出する必要がなくなる。このため、従来のオープニングトリムに比べて、全長を短縮することができ、その結果、車体の軽量化が可能となる。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様によれば、フランジに回り込む延出部の断面U字形状が、開く方向に変形することを防止することができ、内装部材の剛性を向上させることが可能になる。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様によれば、内装部材にシールリップに当接する突起部を設けることで、延出部の裏面とオープニングトリム(嵌合部)とが重なり合う部分のシール性を向上することができる。さらに、内装部材を取り付けるときに、オープニングトリムのリップが折れ曲がったり、裏返ったりしないように、正しい姿勢での当接させることを容易に行うことができる。
また、本発明に係る車両ドア開口部構造の一態様によれば、ドア開口部の角部が湾曲形状であるため、オープニングトリムの端部が湾曲形状に沿って曲げられている。従って、復元力によりオープニングトリムの縁端が内装部材側に押し付けられるため、遮蔽リブとオープニングトリムとの間の密着性を向上させることが可能である。
本発明に係る車両ドア開口部構造の一例を示す分解斜視図であり、車両室内から前方視で右側の側部ドアの開口部周辺を示している。 図1の後側開口部の車両上部を拡大して示す拡大斜視図である。 図1のセンターピラーの車両上部の周辺を、車両室外側から見た概略斜視図である。 図3のA部を拡大して示す部分拡大斜視図である。 図4のオープニングトリム及び延出部の合わせ部付近のB−B線断面であり、後側開口部のフランジは仮想的に示している。 図4のオープニングトリムの長手方向端部付近のC−C線断面である。 図1のセンターピラーアッパートリムを車両室外側から見た斜視図である。 図1のクォーターアッパートリムを車両室外側から見た斜視図である。
以下、本発明に係る車両ドア開口部構造の一実施形態について、図面(図1〜図8)を用いて説明する。本実施形態の車両ドア開口部構造は、図1に示す後部ドアの後側開口部12に用いられているため、以下、後側開口部12及びその周辺の構造について説明する。
本実施形態の車両ドア開口部構造は、車両の後部ドアの後側開口部12の開口縁に設けられたフランジ15(15a、15b)に、オープニングトリム25の嵌合部25a(図5)が嵌合されている。また、後側開口部12の車両前方の側壁面及び後方の側壁面には、車両室内側から覆う内装部材31、32が配置されている。なお、前側開口部11には、前側開口部11の車両前部及び後部における車両上下方向の半分から上部にかけて、ドアを閉めたときにドアのウィンドウ枠(サッシュ部)に対応する範囲を覆うタイプのオープニングトリム26が嵌合されている。
後側開口部12の周辺の構成について説明する。図1〜図3に示すように、車両側部には、ドアを開閉することにより乗員の乗降を可能とする開口部(前側開口部11、後側開口部12)がセンターピラー16を挟んで車両前後方向に併設されている。
後側開口部12の開口縁には、フランジ15(図5、図6)が設けられている。フランジ15は、開口縁からドア開口内側に向かって張り出し、開口縁全周に渡って延びるように形成される。すなわち、後側開口部12の縁端は、フランジ15により形成される。ここで、ドア開口内側とは、開口部の外側または開口縁から、開口部の開口中心に向かう方向である。
当該フランジ15は、図5に示すように、車体の車両室外側を形成するアウターボディパネル17の端縁と、車両室内側を形成するインナーボディパネル18の端縁と、これらのパネルの間に挟まれたリンフォース19の端縁とが、重ね合わされて形成されている。なお、図5では、アウターボディパネル17、インナーボディパネル18及びリンフォース19について、詳細な図示は省略し、二点鎖線により仮想的に示している。また、詳細な説明は省略するが、前側開口部11にも、後側開口部12と同様にフランジが形成されている。
ここで、オープニングトリム25の構造について説明する。なお、本実施形態の車両ドア開口部構造は、後側開口部12の構造であるため、以下、後側開口部12に取り付けられるオープニングトリム25の構造について説明する。
後側開口部12に取り付けられるオープニングトリム25は、後側開口部12の開口縁のうち、車両上下方向の上側の辺(車両上辺15a)に沿って、後側開口部12の車両上辺15aの車両前端の前側角部12aから、車両上辺15aの車両後端の後側角部12bまで延びている。オープニングトリム25は、前側角部12a及び後側角部12bでは、各角部12a、12bの形状に沿って湾曲している。後側開口部12に取り付けられるオープニングトリム25の長手方向端部は、図1に示すように、車両下方に湾曲している途中の部分である。図1、図3、図4に示すように、長手方向端部は、やや下方を向いた状態である。
オープニングトリム25は、嵌合部25a、レインガータ25b及びシールリップ25cを備えており、これらは押出し成形等により一体に形成されている。
嵌合部25aは、オープニングトリム25の長手方向に沿って延びており、車両上辺15aのフランジ15に嵌合されている。嵌合部25aは、図3に示すように、ドア開口外側に開くU字形状の横断面形状を有する。ここで、ドア開口外側とは、後側開口部12の開口中心から開口縁に向かう方向で、図5における上方である。この例では、U字形状は、車両上方に開いている。また、嵌合部25aのU字形状のうち、後側開口部12における前側角部12aに嵌合する部分は車両前方且つ斜上方に開き、後側角部12bに嵌合する部分は車両後後方且つ斜上方に開いている。
車両上辺15aのフランジ15は、嵌合部25aのU字形状の内側で挟みこまれている。すなわち、嵌合部25aは、U字形状がフランジ15を覆う状態で、フランジ15に嵌合している。U字形状には、後述する内装部材(センターピラーアッパートリム31)の延出部31bのU字形状が、ドア開口内側から被さるように構成されている。嵌合部25aのU字形状と内装部材のU字形状との関係は後述する。
レインガータ25bは、図4〜図6に示すように、嵌合部25aの車両室外側面に設けられている。すなわち、レインガータ25bは、U字形断面を有する部分の外側面に設けられている。このレインガータ25bは、嵌合部25aの長手方向に沿って延び、車両室外側に突出している。レインガータ25bのドア開口外側には、雨水等が流通可能な第1流路25dが形成されている。詳しく述べると、第1流路25dは、レインガータ25bのドア開口外側面と、この面に繋がっている嵌合部25aの外側面とで形成される。第1流路25dを流れる雨水等の流体は、図3の破線矢印Xで示すように、後側開口部12の車両上部から流入し、前側角部12aに向かって流れる。また、図示は省略するが、雨水は、破線矢印Xとは逆方向に後側角部12bに向かって流れることもできる。
シールリップ25cは、図5に示すように、嵌合部25aの外側部に設けられている。シールリップ25cは、U字形状の外側の表面から車両室内側に突出し、嵌合部25aの長手方向に延在している。シールリップ25cは、嵌合部25a等と一体に形成されており、可撓性を備えている。シールリップ25cは、後述するリップ押えリブ31eによって押圧された状態で、内装部材31、32に固定されている。
続いて、内装部材(センターピラーアッパートリム31、クォーターアッパートリム32)について説明する。図1及び図2に示すように、センターピラーアッパートリム31は、センターピラー16の車両上部(側壁面)を覆う内装部材であり、後側開口部12の車両前方に配置されている。クォーターアッパートリム32は、後側開口部12の車両後方の側壁面を覆う内装部材である。
先ず、センターピラーアッパートリム31について説明する。センターピラーアッパートリム31は、図7に示すように、本体部31a及び延出部31bを備えている。本体部31aは、センターピラー16の車両上部を車両室内側から覆う部分である。
延出部31bは、図7に示すように、センターピラーアッパートリム31における本体部31aの車両後方の側端部から、後側開口部12の側辺15bのフランジ15を回り込んで車両室外側まで延出するように設けられている。延出部31bは、図5に示すように、フランジ15をドア開口内側から覆うように湾曲しながら延出する部分であり、車両前方に開くU字形状の横断面形状を有している。すなわち、延出部31bは、U字形状の内側でフランジ15等を覆っている。
また、延出部31bの車両上部は、図4及び図5に示すように、嵌合部25aの長手方向端部に重ね合わさるように配置されている。すなわち、延出部31bのU字形状が、嵌合部25aの長手方向端部のU字形状に、ドア開口内側から被さった状態となるように配置されている。
延出部31bの車両上端には、図5及び図7に示すように、遮蔽リブ31c及びリップ押えリブ31eが形成されている。
遮蔽リブ31cは、センターピラーアッパートリム31の延出部31bの裏面(車両室に面する側に対して反対側の面)のうち、嵌合部25aの車両室外側に設けられている。また、遮蔽リブ31cは、図7に示すように、延出部31bのU字形状の角部で、延出部31bの車両上部(車両上端より若干下方)に、延出部31bと一体的に設けられている。当該遮蔽リブ31cは、図5に示すように、レインガータ25bのドア開口内側面(図5における下面)と、レインガータ25bよりもドア開口内側の嵌合部25aの車両室外側面と、延出部31bの裏側面とによって囲まれる空間を塞ぐように形成されている。
遮蔽リブ31cと反対側には、第2流路31dが形成されている。第2流路31dは、レインガータ25bよりもドア開口外側の嵌合部25aの車両室外側面と、延出部31bの裏側面との間に形成されている。第2流路31dは、第1流路25dに連通し、第1流路25dを流通した雨水等が流入するように構成されている。
リップ押えリブ31eは、延出部31bの車両上端の内側(裏面側)に、遮蔽リブ31cに対面するように設けられており、シールリップ25cの車両室内側端に当接する。このリップ押えリブ31eは、図7に示すように、延出部31cの車両上部(車両上端より若干下方)に、延出部31bと一体的に設けられている。
図5の二点鎖線で示されているシールリップ25cは、シールリップ25cに負荷が作用していない状態(無負荷状態)である。シールリップ25cは、無負荷状態では車両室内側に向いた状態を保つように形成されている。センターピラーアッパートリム31を取り付けると、延出部31bの裏面がシールリップ25cに当接した状態で押圧する。このとき、シールリップ25cは、無負荷状態から押圧された状態(押圧状態)になる。このとき、シールリップ25cの車両室内側の側面が、延出部31bの裏面に密着するように変形する。この状態で、シールリップ25cの車両室内側端が、リップ押えリブ31eに当接している。これにより、雨水の車両室内への浸入を防ぎ、シール性が確保されている。
本実施形態では、オープニングトリム25の車両前端は、図2に示すように、後側開口部12の前側角部12aでセンターピラーアッパートリム31の延出部31bに接続され、オープニングトリム25の車両後端は、後側開口部12の後側角部12bでクォーターアッパートリム32の延出部32bに接続されている。クォーターアッパートリム32は、図8に示すように、センターピラーアッパートリム31と同様、本体部32a及び延出部32bを備えている。本体部32aは、後側開口部12の車両後方の側壁面を覆う部分である。
延出部32bは、本体部32aの車両前方の側端部から、車両室外側まで延出するように設けられている。延出部32bは、フランジ15を覆うように湾曲しながら延出する部分であり、車両後方に開くU字形状の横断面形状を有している。また、延出部32bは、嵌合部25aの長手方向端部(車両後方端部)に重なるように配置される。このU字形状の裏側面には、センターピラーアッパートリム31と同様に、遮蔽リブ32cが設けられ、第2流路32dが形成されている。また、遮蔽リブ32cに対面する位置には、リップ押えリブ32eが設けられている。クォーターアッパートリム32の延出部32bに設けられた遮蔽リブ32c及びリップ押えリブ32eは、センターピラーアッパートリム31の延出部31bに設けられた遮蔽リブ31c及びリップ押えリブ31eと同様に作用する。
以上の説明からわかるように本実施形態のように車両ドア開口部構造を構成することにより、レインガータ25bを通ってきた流体(雨水等)がセンターピラーアッパートリム31またはクォーターアッパートリム32に入るときに、各延出部31b、32bの裏側のうちドア開口内側は、遮蔽リブ31c、32cで塞がれているため、雨水等が車両室内側に浸入することを防ぐことができる。これにより、オープニングトリム25の設置範囲を、後側開口部12の車両上辺15aから、前側角部12aまたは後側角部12bまでとすることができ、後側開口部12の側部下方まで延出させる必要がなくなる。このため、従来のオープニングトリムに比べて、全長を短縮することができ、その結果、車体の軽量化が可能となる。
また、本実施形態によれば、フランジ15に回り込む延出部31b、32bのU字形状の断面形状が、開く方向に変形することを防止することができ、内装部材31、32の剛性を向上させることが可能になる。
また、本実施形態によれば、シールリップ25cに当接するリップ押えリブ31e、32eを設けることで、延出部31b、32bの裏面とオープニングトリム25(嵌合部25a)とが重なり合う部分のシール性を向上することができる。さらに、内装部材(例えば、センターピラーアッパートリム31)を取り付けるときに、オープニングトリム25のリップが折れ曲がったり、裏返ったりしないように、正しい姿勢での当接させることを容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、後側開口部12の前側角部12a及び後側角部12bは、湾曲形状であるため、オープニングトリム25の長手方向端部が湾曲形状に沿って曲げられている。従って、復元力によりオープニングトリム25の縁端が内装部材31、32側に押し付けられるため、遮蔽リブ31c、32cとオープニングトリム25との間の密着性を向上させることが可能である。
上記実施形態の説明は、本発明を説明するための例示であって、特許請求の範囲に記載の発明を限定するものではない。また、本発明の各部構成は上記実施形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。
上記実施形態では、オープニングトリム25と内装部材31、32との合わせ部は、後側開口部12の角部(前側角部12a及び後側角部12b)に配置されているが、これに限らない。例えば、後側開口部12の前側角部12aよりも若干後側の車両上辺15a、または、後側角部12bよりも若干前側の車両上辺15aに、上記合わせ部を設けてもよい。
上記実施形態では、本発明に係る車両ドア開口部構造を、センターピラーアッパートリム31における後側のドア開口部(後側開口部12)にのみ適用し、前側開口部11には適用していない。後側開口部12及び前側開口部11の両方に適用するためには、センターピラーアッパートリム31の延出部31bを、センターピラーアッパートリム31の前後両側の縁端に形成する必要がある。この場合、センターピラーアッパートリム31をセンターピラー16へ取り付ける際に、センターピラーアッパートリム31を大きく反るように変形させて組み付ける必要がある。これは、取付け作業の効率悪化を招く可能性がある。このため、上記例では、センターピラーアッパートリム31の前後の一方(後方)のみに、延出部31bを設けている。
前後の一方のみ(この例では後方のみ)とすることにより、後側にある延出部31bを後側開口部12のフランジ15に開口部側から嵌め込んだ後に、センターピラー16にクリップ等でセンターピラーアッパートリム31を固定し、前側の縁端はオープニングトリム25に当接させるようにして組み付けることができる。その結果、組み付け性が悪化することを防ぐことが可能になる。
これに対して、センターピラーアッパートリム31の材質が柔軟なものを用いる場合には、大きく変形させて組み付けることができるため、前後開口部11及び後側開口部12の両方に、組み付けることができる。この場合には、前後開口部11及び後側開口部12に対して、本実施形態に係る車両ドア開口部構造を適用することが可能となり、前側開口部11に取り付けられるオープニングトリム26の全長も短縮することが可能になる。
よって、本実施形態に係る車両ドア開口部構造は、後側開口部12に適用しているが、これに限らず、前側開口部11に適用することもでき、さらに、前側開口部11及び後側開口部12の両方に適用することもできる。
また、本実施形態の車両ドア開口部構造は、車体後部に設けられたハッチバックドア等にも用いることも可能である。
11 前側開口部
12 後側開口部
12a 前側角部
12b 後側角部
15 フランジ
15a 車両上辺
15b 側辺
16 センターピラー
17 アウターボディパネル
18 インナーボディパネル
19 リンフォース
25 オープニングトリム(後側)
25a 嵌合部
25b レインガータ
25c シールリップ
25d 第1流路
26 オープニングトリム(前側)
31 センターピラーアッパートリム(内装部材)
31a 本体部
31b 延出部
31c 遮蔽リブ
31d 第2流路
31e リップ押えリブ
32 クォーターアッパートリム(内装部材)
32a 本体部
32b 延出部
32c 遮蔽リブ
32d 第2流路
32e リップ押えリブ

Claims (4)

  1. 車両のドア開口部の開口縁に設けられたフランジにオープニングトリムが取り付けられ、前記ドア開口部の側部周辺を、車両室内側から覆う内装部材が設けられた車両ドア開口部構造において、
    前記オープニングトリムには、前記オープニングトリムの長手方向に沿って延び、前記ドア開口部の車両上辺の前記フランジに嵌合する嵌合部が設けられ、
    前記嵌合部の車両室外側の面には、車両室外側に突出するレインガータが、前記嵌合部の長手方向に沿って延設され、該レインガータよりもドア開口外側には、流体が流通可能な流路が形成されており、
    前記内装部材における前記ドア開口部側の側部には、前記内装部材の車両室内側の面から車両室外側に離れるように延出する延出部が設けられ、
    前記延出部は、前記延出部の車両上部に前記嵌合部の長手方向端部が重ね合わされた状態で、前記延出部の裏面に前記レインガータの車両室外側端が当接し、前記ドア開口部の側辺の前記フランジを覆うように配置されており、
    前記延出部の裏面のうち、前記嵌合部の車両室外側に対向する部分には、遮蔽リブが設けられ、該遮蔽リブは、前記レインガータよりもドア開口内側の前記嵌合部の車両室外側の面と、前記延出部の裏面との間を塞ぐように形成され、
    前記レインガータよりもドア開口外側の前記嵌合部の車両室外側の面と、前記延出部の裏面との間を、前記流体が流入可能に構成されていることを特徴とする車両ドア開口部構造。
  2. 前記延出部は、ドア開口外側に開くU字形状の横断面形状を有し、
    前記遮蔽リブは、前記延出部の車両上部におけるU字形角部に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両ドア開口部構造。
  3. 前記オープニングトリムの車両室内側には、車両室内側に突出し可撓性を備えたシールリップが設けられ、
    前記延出部の裏面には、前記シールリップの車両室内側端に当接する突起部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両ドア開口部構造。
  4. 前記内装部材の前記延出部及び前記オープニングトリムの前記嵌合部が重ね合さる部分は、前記ドア開口部の車両上部のドア開口角部に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両ドア開口部構造。
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