JP7302540B2 - 車両の外側面構造 - Google Patents
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Description
以下、図1~図10に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の外側面構造について説明する。本実施形態に係る車両の外側面構造は、車両のクォータガラスの下端縁を伝って流れる雨水等が車両ボディとスライドドア間の見切り隙に入り込まないようにするための構造である。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は、本実施形態に係る外側面構造を備える車両の前後左右、及び上下に対応している。
車両ボディ10の側面には、図2に示すように、前部座席(図示省略)に対応するフロントドア開口部11と、中央座席R1、及び後部座席R2に対応するリヤドア開口部12が形成されている。そして、フロントドア開口部11がドアヒンジ(図示省略)を中心に回動可能なフロントドア15により開閉可能に構成されている。また、リヤドア開口部12が、図1、図2に示すように、スライドドア20により開閉可能に構成されている。
クォータガラス40は、車両ボディ10の窓開口部19wを塞いだ状態で窓開口部19wの周縁のパネル(サイドアウタパネル19等)に固定されるガラスである。クォータガラス40は、図3~図6に示すように、透明なガラス本体部41と、そのガラス本体部41の周縁に固定された樹脂製のベルトモール43と、ガラス本体部41の裏側四隅に設けられた固定クリップ44とを備えている。ガラス本体部41の上辺部は、図3に示すように、後側が低くなるように緩やかに傾斜しており、ガラス本体部41の下辺部は、前側が低くなるように緩やかに傾斜している。ベルトモール43は、角形枠状に形成されており、図3~図6に示すように、ガラス本体部41の外周縁に連続した状態で固定されている。
センターレールカバー30は、図8に示すように、センターガイドレール23を上方から覆う外装部材であり、そのセンターガイドレール23と係合しているスライドドア20の中央部ローラーユニット28(図8では省略)と干渉しないように構成されている。センターレールカバー30は、センターガイドレール23を上方から覆うレールカバー本体部31と、レールカバー本体部31を車両ボディ10のサイドアウタパネル19に取付けるブラケット33とから構成されている。レールカバー本体部31は、図3に示すように、センターガイドレール23とほぼ等しい長さ寸法で形成された帯板状の装飾部材である。レールカバー本体部31は、クォータガラス40のベルトモール43(下辺部430)の下側でスライドドア20と車両ボディ10間の見切り隙Sとバックランプユニット17間に設けられている。また、レールカバー本体部31の下側には、レールカバー本体部31とサイドアウタパネル19の棚部19x間にスライドドア20の中央部ローラーユニット28が通される通路部23zがセンターガイドレール23に沿って形成されている。
上記したようにクォータガラス40は、ベルトモール43の下辺部430が車両前側で低くなるように緩やかに傾斜している。このため、例えば、融雪によりクォータガラス40の表面を流下する水は、図3に示すように、ベルトモール43の下辺部430の表側露出部432を伝って車両前側に流れる。ここで、ベルトモール43(下辺部430)の表側露出部432には、図3等に示すように、車両ボディ10とスライドドア20間の見切り隙Sの近傍位置に凸部435が形成されている。このため、ベルトモール43の表側露出部432を伝って車両前側に流れる水は、前記見切り隙Sの前側で凸部435に遮られ、重力により下方に導かれる。
本実施形態のクォータガラス40のガラス本体部41が本発明の窓ガラスに相当し、ベルトモール43の下辺部430が本発明の縁部材に相当する。また、ベルトモール43の下辺部430(表側露出部432)の凸部435が本発明の阻止部に相当する。また、センターレールカバー30が本発明の外装部材、及びカバー部材に相当し、レールカバー本体部31の切欠部31c、及びブラケット33の傾斜ガイド部33k、溝部33mが本発明の導水部に相当する。また、スライドドア20が本発明のドアに相当する。
本実施形態に係る車両の外側面構造によると、クォータガラス40(窓ガラス)の下端縁に沿って車両ボディ10とスライドドア20間の見切り隙Sまで設けられたベルトモール43の下辺部430(縁部材)には、クォータガラス40の表側で前方向に伝う水を阻止する凸部435(阻止部)が形成されている。このため、ベルトモール43の下辺部430を伝って流れる水は凸部435の働きと重力とにより下方に導かれる。これにより、ベルトモール43の下辺部430を伝って流れる水が前記見切り隙Sに入り込むことがなくなる。即ち、クォータガラス40の下端縁の形状如何に係わらずベルトモール43の下辺部430を伝って流れる水が前記見切り隙Sに入り込まない。また、ベルトモール43の下辺部430の下側で前記見切り隙Sの位置まで延びるセンターレールカバー30(外装部材)には、ベルトモール43の下辺部430の凸部435の位置から下方に流れる水をセンターレールカバー30の内側に導き、さらに下方に導く切欠部31c、及びブラケット33の傾斜ガイド部33k、溝部33m(導水部)が設けられている。このため、ベルトモール43の下辺部430の凸部435の位置から下方に流れる水がセンターレールカバー30に沿って前記見切り隙Sの方向に流れることがない。このように、車両ボディ10とスライドドア20間の見切り隙Sに水が入り込み難くなるため、凍結によりスライドドア20が開かなくなる不具合を防止できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、クォータガラス40のベルトモール43の下辺部430に稜線が前後方向に対して直交するように延びる断面三角形の凸部435を形成する例を示した。しかし、前記凸部435の代わりに前後方向に対して直交するように延びる断面三角溝状の凹部を設けることも可能である。また、本実施形態では、センターレールカバー30(レールカバー本体部31)を車両ボディ10に固定するブラケット33に傾斜ガイド部33k、溝部33mからなる導水部を設ける例を示した。しかし、前記ブラケット33とは別に、例えば、レールカバー本体部31の裏側に傾斜ガイド部33k、溝部33mからなる導水部をレールカバー本体部31と一体で設ける構成でも可能である。また、本実施形態では、窓ガラスの一例としてクォータガラス40を例示したが、窓ガラスの下に車両前後方向に延びる外装部材を備えるスライドドア等に本発明を適用することも可能である。
20・・・・スライドドア(ドア)
30・・・・センターレールカバー(外装部材)
31・・・・レールカバー本体部(外装部材(カバー部材))
31c・・・切欠部(導水部)
33・・・・ブラケット
33k・・・傾斜ガイド部(導水部)
33m・・・溝部(導水部)
40・・・・クォータガラス(窓ガラス)
41・・・・ガラス本体部(窓ガラス)
43・・・・ベルトモール(縁部材)
430・・・下辺部(縁部材)
432・・・表側露出部(縁部材)
435・・・凸部(阻止部)
S・・・・・見切り隙
Claims (5)
- 車両ボディとドア間で縦に延びる見切り隙と、窓ガラスの下端縁に取付けられて前記見切り隙の位置まで延び、前記見切り隙の方向に前記窓ガラスの表側の水が伝うように傾斜している縁部材と、前記縁部材の下側でその縁部材に沿って前記見切り隙の位置まで延びる外装部材とを有する車両の外側面構造であって、
前記縁部材には、前記窓ガラスの表側でその縁部材を伝って前記見切り隙の方向に流れる水を阻止する阻止部が形成されており、
前記外装部材には、前記縁部材の阻止部に阻止されて、下方に流れる水を前記外装部材の内側を通して下方に導く導水部が設けられている車両の外側面構造。 - 請求項1に記載された車両の外側面構造であって、
前記阻止部は、前記縁部材の表面に水の伝う方向に対して交差して形成された凸部、あるいは凹部である車両の外側面構造。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された車両の外側面構造であって、
前記外装部材の導水部は、前記水をその外装部材の内側に導く切欠部を備えている車両の外側面構造。 - 請求項3に記載された車両の外側面構造であって、
前記外装部材の内側には、その外装部材を前記車両ボディに固定するブラケットが設けられており、
前記ブラケットは、前記切欠部から前記外装部材の内側に導かれた水をその外装部材の内壁面に沿って下方に導く前記導水部を構成している車両の外側面構造。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両の外側面構造であって、
前記外装部材は、前記ドアの前後スライドをガイドするセンターガイドレールを覆うカバー部材である車両の外側面構造。
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WO2013128620A1 (ja) | 2012-03-01 | 2013-09-06 | トヨタ自動車株式会社 | 車両側部構造 |
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2020
- 2020-07-13 JP JP2020119791A patent/JP7302540B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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