JP2001018653A - 自動車用モジュールドアの防水構造 - Google Patents

自動車用モジュールドアの防水構造

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JP2001018653A JP11188196A JP18819699A JP2001018653A JP 2001018653 A JP2001018653 A JP 2001018653A JP 11188196 A JP11188196 A JP 11188196A JP 18819699 A JP18819699 A JP 18819699A JP 2001018653 A JP2001018653 A JP 2001018653A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水がモジュールドア内に流れ込んでも、車室
内側に水が漏洩しないように、ドアインナパネルとモジ
ュールベースとの間に介在されたシール材が、常時水に
浸ることを防止することでシール材の耐久性を向上さ
せ、防水性の向上した自動車用モジュールドアの防水構
造を提供すること。 【解決手段】 モジュールベース4の車室外側面4aに
作業孔5の開口幅と同等の長さに設定された防水カバー
9を取付け、該防水カバー9は溝部8の上方に配設され
るとともに作業孔5内に突出する庇部9bを有したの
で、水の滞留する可能性のある溝部8への水の浸入を防
止でき、溝部8内に配置されたシール材7の耐久性が向
上し、車室内への水の漏洩を防止できるので、モジュー
ルドアの防水性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モジュールベース
にドア内に配置される部品をあらかじめ取付けておき、
車体組立ラインではモジュールベースをドアにを組み付
けるだけでドア組立が完了するモジュールドアの防水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ドアは、上方がウインド
パネルが昇降するためのスリットが形成されており、該
スリットから水が浸入することは避けられない構造とな
っている。このため、ドアインナパネルの作業孔は、ド
ア内の構成部品組み付け作業完了後にシールスクリーン
を接着し、防水を施している。ドア内に浸入した水は、
ドア下端に穿設された排水孔からドア外に排水されるの
で、ドア内に水が滞留することはない。
【0003】また、近年図4及び図5に示したように、
ドア100内に装着されるウインドレギュレータ102
等の構成部品をモジュールベース104にあらかじめ取
り付けておき、車体組立ラインでは前記構成部品を組付
けたモジュールベース104をドア100に取り付ける
だけで、ドア100内の部品組付けを完了できるモジュ
ールタイプの自動車用ドアが知られている。モジュール
ベース104をドアインナパネル106に取り付ける
と、ドアインナパネル106に開口した作業孔108に
対し、モジュールベース106は、シール材110を介
し外から覆うように取り付けられている。
【0004】かかるモジュールドア100にあっては、
浸入した水wが、ウインドレギュレータ102等を伝わ
り、モジュールベース104に滴下してくる。このと
き、モジュールベース104の周縁部104aと、ドア
インナパネル106の作業孔108の下縁108aとの
間には、シール材110の弾性変形代のために必要な隙
間cが存在するため、シール材110を底として溝部1
12が構成されることになり、ここに流れ込んだ水w
は、該溝部112内に滞留することになる。
【0005】そこで、水wの滞留を防止するために、溝
部112内のドアインナパネル106の作業孔108の
下縁108aには、水抜き孔108bが穿設されてお
り、溝部112に浸入した水wをドア100内側に逃が
し、ドア100下端に穿設された排水孔114から、ド
ア100外に排水する構造となっている(類似技術とし
て実開平1ー73017号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水抜き
孔108bは、スペース上あまり大きく設定できないた
め、塵埃が溜まり易い。水抜き孔108bが、塵埃等で
つまると、シール材110は、常に水wに浸っているこ
とになり、劣化の原因となる。劣化したシール材110
は、シール性が低下し、車室内側に水wが漏れ出す虞が
ある。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、水がモジュールドア内に流れ込んでも、車
室内側に水が漏洩しないように、ドアインナパネルとモ
ジュールベースとシール材とで構成される溝部に水が浸
入しない構造とし、シール材が水に浸ることを防止する
ことでシール材の耐久性を向上させ、防水性の向上した
自動車用モジュールドアの防水構造を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ドアインナパネルに形成された作業孔を室内側から塞ぐ
位置にモジュールベースが配されてなり、該モジュール
ベースと前記ドアインナパネルとが隙間を介して対向す
るとともに、該隙間には、前記作業孔側が開口する位置
にシール材が配されることで、溝部が形成されてなる自
動車用モジュールドアの防水構造において、前記モジュ
ールベースの車室外側面には、前記作業孔の開口左右幅
と同等の長さの防水カバーが取付けられ、該防水カバー
は、前記溝部の上方に配設されるとともに作業孔内に突
出する庇部を有してなる。
【0009】請求項1記載の発明によれば、水の滞留す
る可能性のある溝部への水の浸入を防止でき、溝部内に
配置されたシール材の耐久性が向上し、車室内への水の
漏洩を防止できるので、モジュールドアの防水性が向上
する。
【0010】請求項2記載の発明は、防水カバーは弾性
変形可能な弾性部材で成形されるものである。
【0011】請求項2記載の発明によれば、防水カバー
は、弾性変形可能な弾性部材で成形されているので、他
の構成部品との関係で取付位置が変更になっても、容易
に変形させて取り付けられるので、部品の種類を増やす
ことが無く、原価低減に貢献できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態
を、図1乃至図3に基づいて説明する。図1において、
符号1は、自動車のモジュールドアである。該モジュー
ルドア1は、ドアアウターパネル2とドアインナパネル
3とにより中空状に形成されてなる。
【0013】符号4は、鋼板よりプレス成形されてなる
モジュールベースである。該モジュールベース4は、前
記ドアインナパネル3に開口した作業孔5を塞ぐのに十
分な大きさに形成されていて、該ドアインナパネル3に
ボルト6で締結されてなる。
【0014】シール部材7は、図3に示すように、モジ
ュールベース4の車室外側面4aの全周縁部4bに形成
されて成るビード4c内に接着されてなる。
【0015】ドアインナパネル3の車室内側面3aに開
口した作業孔5の下縁5aとモジュールベース4のビー
ド4cとの間には、シール材7が挟装されている。ドア
インナパネル3の作業孔5の下縁5aとモジュールベー
ス4の周縁部4bとの間には、隙間Cが存在する。シー
ル材7を底として両側にモジュールベース4の周縁部4
bとドアインナパネル3の作業孔5の下縁5aとで両側
の壁とした溝部8を形成している。
【0016】ドアインナパネル3の作業孔5の下縁5a
には、シール材7の高さのところで水抜き孔5bが穿設
されている。これにより、溝部8に浸入してきた水W
は、滞留する前に水抜き孔5bからモジュールドア1内
に流出する構成になっている。モジュールドア1内の底
部1aには、排水孔1bが穿設されており、モジュール
ドア1内に浸入した水Wは、排水孔1bからモジュール
ドア1外に排水される。
【0017】溝部8の上方のモジュールベース4の車室
外側面4aには、防水カバー9が接着により固着されて
いる。防水カバー9は、合成ゴムで成形されており、モ
ジュールベース4に取り付けられる構成部品を避けて、
図1及び図2に示すように側面視で波状に形成されてい
る。なお、防水カバー9の長さは、作業孔5の開口幅と
同等に設定されている。
【0018】防水カバー9は、モジュールベース4に固
着される固着部9aと、固着部9aの上端から車室外側
であるモジュールドア1の内方に向けて斜め下方に屈曲
された庇部9bとが形成されている。庇部9bのA幅
は、溝部8の幅Bよりも大きく設定されており、この関
係によって、庇部9bの先端から落下する水Wは、確実
にモジュールドア1内に誘導され、溝部8に浸入するこ
とはない
【0019】次に、本発明の実施形態に係わる作用につ
いて、説明する。モジュールドア1内に浸入した水W
が、モジュールベース4の上方から垂れてくると、防水
カバー9の庇部9bに案内され、モジュールドア1内に
落下する。このとき、防水カバー9は、作業孔5の幅と
同等に設定されているので、溝部8上のどの位置に垂れ
てきた水Wでも防水カバー9は確実に捉えることが可能
であり、溝部8に水Wを浸入させることはない。
【0020】防水カバー9の庇部9bの先端から落下し
た水Wは、モジュールドア1内の底部1aに穿設された
排水孔1bからモジュールドア1外に排水され、モジュ
ールドア1内に滞留することはない。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、水の滞留
する可能性のある溝部への水の浸入を防止でき、溝部内
に配置されたシール材の耐久性が向上し、車室内への水
の漏洩を防止できるので、モジュールドアの防水性が向
上する。
【0022】請求項2記載の発明によれば、防水カバー
は弾性変形可能な弾性部材で成形されているので、他の
構成部品との関係で取付位置が変更になっても、容易に
変形させて取り付けられるので、部品の種類を増やすこ
とが無く、原価低減に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる自動車用モジュー
ルドアのモジュールベース組み付け前の状況を示す側面
図。
【図2】図1の自動車用モジュールドアにモジュールベ
ースを組み付け後の状況を示す側面図。
【図3】図2中III−III線に沿う断面図。
【図4】従来技術を示す自動車用モジュールドアを示す
側面図。
【図5】図4中V−V線に沿う断面図。
【符号の説明】
C 隙間 1 モジュールドア 3 ドアインナパネル 3a 車室内側面 4 モジュールベース 4a 車室外側面 4b 周縁部 5 作業孔 5b 下端 7 シール材 8 溝部 9 防水カバー 9a 固着部 9b 庇部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナパネルに形成された作業孔を
    室内側から塞ぐ位置にモジュールベースが配されてな
    り、該モジュールベースと前記ドアインナパネルとが隙
    間を介して対向するとともに、該隙間には、前記作業孔
    側が開口する位置にシール材が配されることで、溝部が
    形成されてなる自動車用モジュールドアの防水構造にお
    いて、 前記モジュールベースの車室外側面には、前記作業孔の
    開口左右幅と同等の長さの防水カバーが取付けられ、 該防水カバーは、前記溝部の上方に配設されるとともに
    作業孔内に突出する庇部を有してなることを特徴とする
    自動車用モジュールドアの防水構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用モジュールドア
    の防水構造であって、 前記防水カバーは、弾性変形可能な弾性部材で成形され
    てなることを特徴とする自動車用モジュールドアの防水
    構造。
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