JP5201935B2 - モータ及びこれを備えた装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロータの回転に応じた信号を出力する磁気センサ等のセンサを備えたモータに関する。
ステッピングモータは、小型でありながらも、高トルクで高寿命といった特徴を有し、開ループ制御で容易にデジタル的な位置決め動作が実現できるため、カメラ、光ディスク装置、プリンタ及びプロジェクタ等の各種装置に広く用いられている。
ただし、ステッピングモータは、高速回転時やモータへの負荷が大きいときに脱調が生じやすいという問題がある。また、ブラシレスモータやDCモータに比べて、効率が低いという問題もある。
ステッピングモータに位置センサとしてのエンコーダを取付け、ロータの位置に合わせて通電方向を切り替える、いわゆるブラシレスDCモータの動作を行わせることで、脱調を防ぐことができる。このためには、ブラシレスDCモータに、磁気センサ等のエンコーダを精度良く取り付ける必要がある。以下、エンコーダとして磁気センサを用いる場合のブラシレスDCモータへの取付け精度について説明する。
図4の上側のグラフは、ブラシレスDCモータの2相コイルに一定電流を流したときのロータに働くトルクを示している。2つのコイルのそれぞれに、正方向及び逆方向の電流を流すことができるので、トルク分布としては、図に示すように、A−B−、A+B−、A+B+、A−B+の4種類が生じる。これらは正弦波状の同じ形状のトルク波形であり、電気角で90°の位相差を持っている。
電気角とは、正弦波の1周期を360°として表したものであり、ロータの極数をnとすると、電気角の1°は(2×実際の角度/n)に相当する。
モータを回転させるには、2つのコイルへの通電を順次切り替えていくことで、図4にT1で示すトルク波形を得ることで、常に高トルクが得られるようする。このとき、コイルへの通電を切り替えるタイミングは、磁気センサからの2相の信号S1,S2によって決められる。
図4の下側のグラフに示すような磁気センサからの出力信号S1,S2が得られるように磁気センサを配置し、磁気センサからの出力信号S1,S2の符号に応じてコイルへの通電方向を切り替えていくことで、最大のモータ出力を得ることができる。
ただし、磁気センサの取付け位置に誤差があると、図4に示したトルク波形T2が崩れ、モータの効率が低下したり、騒音が発生したりする。このため、磁気センサの取付け位置を調整することが必要になる。
特許文献1にて開示されたモータでは、位置センサを取り付けた基板に長穴を設け、その長穴を貫通するビスを利用して、位置センサの取付け位置を調整可能としている。
また、特許文献2には、位置センサをヨークを連結する連結リングに取り付けることで、位置センサ付きモータの小型化を図っている。
特開平9−182403号公報 特開平10−243624号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された方法では、ビスや基板の小型化に限界があるため、モータをより小型化した場合にはこれを用いることができない。
また、特許文献2にて開示されたモータでは、位置センサはモータ本体に設けられたコイル端子部に、給電ケーブルを介して一体的に固定される。したがって、位置センサの取付け位置を調整することができない。
特許文献2のモータにおいて、給電ケーブルと位置センサ及びコイル端子部とを固定する際に調整代を設けておくことで、位置センサの取付け位置を調整可能とすることができる。しかし、この場合は、コイル端子部と位置センサとの位置関係が決まらず、調整代の分だけ給電ケーブルを大型化する必要が生じる。
モータの小型化を進めていくと、モータ本体に対するコイル端子部や給電ケーブルの相対的な寸法は大きくなる。したがって、給電ケーブルの大型化はモータの大型化にそのままつながる。また、特許文献2にて開示されたモータでは、コイルに通電しながら位置センサの位置調整を行うことが難しく、この結果、十分に高精度なセンサ位置調整ができない。
本発明は、小型でありながらも、モータの回転検出(又は位置検出)に関わるセンサの高精度な調整を可能とするモータ、及びこれを備えた装置、さらには該モータの製造方法を提供する。
本発明の一側面としてのモータは、多極着磁された着磁面を有するマグネットを備えたロータと、前記マグネットの前記着磁面に対向する磁極部が形成されるヨークと、前記磁極部を励磁するコイルと、前記ロータの回転に応じた信号を出力するセンサと、前記ヨークを固定するヨーク固定部材と、前記コイルおよび前記センサ接続された配線基板と、前記配線基板が取り付けられるセンサホルダと、を有前記ヨーク固定部材は円筒形状を有し前記ヨーク固定部材の内周面に前記ヨークの前記磁極部を固定する溝部が形成され、前記センサホルダは円筒形状を有し、前記センサホルダの内周面が前記ヨーク固定部材の外周面と重なるように配置され、前記センサホルダは、前記配線基板が取り付けられた状態で、前記ヨークが固定された状態の前記ヨーク固定部材に対して回動可能に構成されることを特徴とする。
なお、上記モータにより被駆動部材を駆動する装置も本発明の他の側面を構成する。
本発明によれば、センサ及び端子部に配線基板を接続した状態でも、センサホルダ(つまりはセンサ)の磁極部に対する位置調整を行うことができる。したがって、配線基板に長穴を設ける必要がなく、配線基板の小型化、つまりはモータの小型化を図ることができる。しかも、コイルへの給電を行いながらでもセンサホルダの位置調整が可能であるので、より高精度な位置調整を行うことができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1であるモータを分解して示している。
モータ1は、マグネット2を有するロータ3と、第1及び第2のヨーク4,5と、第1及び第2のコイル6,7と、磁気センサ8と、センサホルダ9と、配線基板としての給電ケーブル10とを有する。さらに、モータ1は、ヨーク固定カバー(ヨーク固定部材)11と、第1及び第2の軸受け12,13も有する。
マグネット2は円筒形状に形成され、その外周面(着磁面)がn分割(本実施例ではn=10)されて、S極とN極が交互に形成されるように多極着磁されている。マグネット2がロータ3に固定されることにより、ロータユニットが構成される。
第1及び第2のヨーク4,5は軟磁性材料により形成されている。第1のヨーク4は、マグネット2の着磁面と対向する第1の磁極部4−1を周方向等間隔にn/2本有する。本実施例では、第1の磁極部4−1が5本設けられており、それらの間隔は360/n°(本実施例では72度)である。第1の磁極部4−1はそれぞれ、ロータユニットの回転軸(以下、ロータ回転軸という)に対して平行に延びている。第1の磁極部4−1は、第1のコイル6に通電することで励磁される。
また、第2のヨーク5は、マグネット2の着磁面と対向する第2の磁極部5−1を周方向等間隔にn/2本有する。本実施例では、第2の磁極部5−1が5本設けられており、それらの間隔は360/n°(本実施例では72度)である。第2の磁極部5−1はそれぞれ、ロータ回転軸に対して平行に延びている。第2の磁極部5−1は、第2のコイル7に通電することで励磁される。
第1及び第2の磁極部4−1,5−1は互いに所定の位相差を持つように配置されている。所定の位相差は、約90/n°(本実施例では18°)である。ただし、コギングトルクを低減させるためにこの値から数度ずらしてもよい。
第1及び第2のコイル6,7はそれぞれ、導線をボビン6−1,7−1に巻き回して構成されている。巻き回し数は、第1のコイル6と第2のコイル7とでほぼ同じであり、抵抗値もほぼ同じである。第1及び第2のコイル6,7は、その中心がロータ回転軸と同軸上に位置するように配置される。
ヨーク固定カバー11は、非磁性材料により形成されており、第1のヨーク4と第2のヨーク5を所定の位相差を持たせて固定保持するためのヨーク固定用溝部11−1を有している。また、ヨーク固定カバー11は、後述する磁気センサ8との干渉を避けるための開口部11−2を有している。
第1の軸受け12及び第2の軸受け13はそれぞれ、第1のヨーク4及び第2のヨーク5に固定されて、ロータユニットを回転可能に支持する。
ヨーク固定カバー11、ロータユニット(2,3)、第1及び第2のヨーク4,5、第1及び第2のコイル6,7及び第1及び第2の軸受け12,13によってモータユニットが構成される。一方、磁気センサ8及びセンサホルダ9によりセンサユニットが構成される。
磁気センサ8は、ホール素子やMR素子等の磁界の変化に応じた信号を出力するセンサである。該磁気センサ8は、マグネット2の着磁面に近接するように配置される。ロータユニットが回転して磁気センサ8に対してマグネット2の着磁面が移動(回転)することで磁気センサ8が感知する磁界が変化するため、磁気センサ8は該磁界の変化、つまりはロータユニットの回転に応じた信号(電圧)を出力する。
磁気センサ8のチップ内には、図3に示すように、位相差が90度の2つの感磁極8a,8bが設けられている。該2つの感磁極8a,8bからの2相の出力信号(図4に示すS1,S2)を不図示のドライバ回路(又は制御回路)によって読み取ることで、ロータユニットの回転位置を求めることができる。
センサホルダ9は、絶縁性材料により形成されており、図1でいう上面に磁気センサ8を保持するための穴部9−1が形成されている。また、センサホルダ9には、4つ(二対)のコイル端子部9−2,9−3が設けられている。さらに、センサホルダ9には、ロータユニットの軸方向に向かって開口する円筒開口部9−4を有する。
この円筒開口部9−4の内周には、外周面が円筒形状を有するヨーク固定カバー11が軽圧入される。このような構造(組み付け構造)により、センサホルダ9をヨーク固定カバー11に対してロータユニットの回転方向に回転させることができる。
言い換えれば、センサホルダ9は、モータ1の組み立て時において該センサホルダ9の第1及び第2の磁極部4−1,5−1に対するロータユニットの回転方向での位置調整を可能とする構造によってモータユニットに組み付けられる。
給電ケーブル10は可撓性のシートをベースとして形成されている。該シート上には、コイル端子部(端子部)9−2,9−3への給電を行う配線パターンと、磁気センサ8への給電を行う配線パターンと、磁気センサ8からの信号をドライバ回路に入力する配線パターンが設けられている。ただし、図ではこれら配線パターンを省略している。
第1の軸受け12及び第2の軸受け13はそれぞれ、第1のヨーク4及び第2のヨーク5に固定されて、ロータユニットを回転可能に支持する。
上記のように構成されたセンサ付きモータの製造方法(組み立て方法及びセンサ(センサホルダ)の位置調整方法)について、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ステップS101では、第1のヨーク4に、第1のコイル6及び第1の軸受け12を固定する。また、第2のヨーク5に、第2のコイル7、第2の軸受け13を固定する。
そして、ステップS102では、第1のヨーク4及び第2のヨーク5を、ヨーク位置決めカバー11の固定用溝部11−1に固定する。これにより、第1及び第2のヨーク4,5を互いに適切な位置(位相差)関係を持つように配置される。このとき、ロータ3は、第1及び第2の軸受け12,13によって、回転可能に支持される。
次に、ステップS103では、センサホルダ9をヨーク位置決めカバー11に対して仮組みする。この状態では、センサホルダ9は、ヨーク位置決めカバー11に対して回転可能であり、第1及び第2の磁極部4−1,5−1に対する位置調整(回転)が可能である。
その後、一対のコイル端子部9−2に第1のコイル6の両端を接続し、一対のコイル端子部9−3に第2のコイル7の両端を接続する、このとき、各コイルには、センサホルダ9がヨーク位置決めカバー11に対して回転可能な程度に緩みを持たせておく。
次に、ステップS104では、磁気センサ8を実装した(つまりは磁気センサ8に接続された)給電ケーブル10を、センサホルダ9に取り付ける。このとき、磁気センサ8は、センサホルダ9に形成された穴部9−1に挿入されて固定(保持)される。また、第1のコイル6及び第2のコイル7の両端が接続されたコイル端子部9−2,9−3に給電ケーブル10を電気的に接続する。このとき、コイル端子部9−2,9−3は、給電ケーブル10に形成された穴部に挿入されることで、センサホルダ9に対して位置決めされる。給電ケーブル10は、不図示のドライバ回路に接続され、第1及び第2のヨーク4,5の励磁を可能にする。
そして、ステップS105では、センサホルダ9、つまりはセンサ8の第1及び第2の磁極部4−1,5−1に対する位置調整を行う。すなわち、磁気センサ8がセンサホルダ9により保持され、かつ給電ケーブル10が磁気センサ8及びコイル端子部9−2,9−3に接続された状態で、センサホルダ9の位置調整を行う。
コイル端子部9−2,9−3は、前述したようにセンサホルダ9に設けられている。このため、図2に示すように、センサホルダ9がヨーク位置決めカバー11に対して回転されると、コイル端子部9−2,9−3もセンサホルダ9とともにモータユニットに対して移動(回転)する。このため、この位置調整時に、第1及び第2のコイル6,7に通電して第1及び第2のヨーク4,5を励磁することができる。すなわち、ロータユニットにトルクを発生させることができる。
第1及び第2のコイル6,7への通電方向を切り替えてそのときのトルクを測定することにより、図4に示す4種類のトルク曲線(A−B−、A+B−、A+B+、A−B+)が得られる。そして、これらトルク曲線の交点で磁気センサ8(感磁極8a,8b)からの出力信号S1,S2の正負が入れ替わるように、磁気センサ8の位置を調整する。このような位置調整により、モータから得られる出力を最大に近づけることができる。
センサ位置調整が終了すると、ステップS106では、センサホルダ9をヨーク位置決めカバー11に、接着、溶着等の方法によって固定する。
本実施例によれば、センサ位置調整においてセンサホルダ9とともにコイル端子部9−2,9−3がモータユニットに対して移動するので、給電ケーブル10をコイル端子部9−2,9−3に接続したままでセンサホルダ9の位置調整を行うことができる。したがって、実際に発生するトルクを参照しながら磁気センサ8の位置の調整を適切に(高精度に)行うことができ、この結果、モータの性能を十分に発揮させることができる。
また、本実施例によれば、センサ位置調整のために部品点数が増えることがなく、モータ全体の小型化を妨げる部品を使用しない。このため、小型のセンサ付きモータを実現することができる。
さらに、本実施例では、コイル端子部9−2,9−3と磁気センサ8との位置関係が固定される。このため、給電ケーブル10に調整しろ(余裕)を設ける必要がなく、給電ケーブル10の大型化を招かない。したがって、モータ全体のさらなる小型化に有効である。
図5には、本発明の実施例2であるモータを分解して示す。本実施例では、実施例1と共通する構成要素には実施例1と同符号を付して説明を省略する。
本実施例のモータ101では、コイル端子部106−2,107−2が、第1のボビン106−1及び第2のボビン107−1に、可撓部材としての連結部材106−3,107−3を介して取り付けられている。このため、コイル端子部106−2,107−2は、連結部材106−3,107−3の変形によって、コイル106,107に対して、すなわちモータユニット(2〜6,11〜13)に対して移動できる。
また、センサホルダ109には、実施例1と同様に、磁気センサ8を保持するための穴部109−1と、ヨーク位置決めカバー11が軽圧入される円筒開口部109−4とを有する。本実施例でも、センサホルダ109は、モータ101の組み立て時においてセンサホルダ109の第1及び第2の磁極部(第1及び第2のヨーク4,5)に対するロータユニットの回転方向での位置調整を可能とする構造によってモータユニットに組み付けられる。
さらに、センサホルダ109には、ロータユニットの回転方向において、コイル端子部106−2,107−2とそれぞれ係合可能な形状を有する凹部(係合部)109−5が形成されている。センサホルダ109をモータユニットに組み付けると、コイル端子部106−2,107−2は該凹部109−5内に配置される。
実施例1と同様に、本実施例でも、磁気センサ8がセンサホルダ109により保持され、かつ給電ケーブル10が磁気センサ8及びコイル端子部106−2,107−2に接続された状態で、センサホルダ109の第1及び第2の磁極部に対する位置調整を行う。具体的には、センサホルダ109をヨーク位置決めカバーに対して回転させる。これにより、図6に示すように、凹部109−5に係合したコイル端子部106−2,107−2は、連結部材106−3(不図示),107−3の変形によってセンサホルダ109とともにモータユニットに対して移動する。
したがって、本実施例でも、実施例1と同様に、給電ケーブル10をコイル端子部106−2,107−2に接続したままでセンサホルダ109の位置調整を行うことができる。したがって、実際に発生するトルクを参照しながら磁気センサ8の位置の調整を適切に(高精度に)行うことができる。
また本実施例でも、コイル端子部106−2,107−2と磁気センサ8との位置関係が固定される。このため、給電ケーブル10に調整しろ(余裕)を設ける必要がなく、給電ケーブル10の大型化を招かない。したがって、モータ全体の小型化に有効である。
なお、実施例1では、モータ組み立て後にコイルの端部をコイル端子部に巻き付ける必要があるが、本実施例では、ボビンにコイルを巻き付けたときにコイル端子部にコイルの端部を巻き付けることができる。このことは、組み立ての効率化に有効である。
なお、上記各実施例では、センサとして磁気センサを用いた場合について説明したが、モータの位置に関する情報が得られるセンサであれば、磁気センサ以外のセンサを用いることもできる。例えば、パルス板と光学式センサを組み合わせた位置センサを用いてもよい。
また、上記各実施例以外の構成であっても、センサがセンサホルダにより保持され、かつ配線基板がセンサ及び端子部に接続された状態で、位置調整されるセンサホルダとともにモータユニットに対して移動するように設けられていれば、本発明に含まれる。
図8には、実施例1(又は実施例2)で説明したモータ1(101)を備えた装置としてのデジタルカメラを示している。
カメラ112は、撮像倍率を変更できるズームレンズ鏡筒(以下、レンズ鏡筒という)100を備えている。モータ1は被駆動部材としての該レンズ鏡筒100のズーム駆動源又はフォーカス駆動源として用いられる。
カメラ112の正面には被写体の構図を決めるファインダ117と、測光/測距を行う際に補助光を発する発光部116と、被写体を照明するフラッシュ118と、レンズ鏡筒100とが設けられている。
また、カメラ112の上面には、レリーズボタン113と、電源ON/OFFボタン115と、ズームスイッチ114とが設けられている。例えば、電源ON/OFFボタン115がONされたときや、ズームスイッチ114が操作されたときに、不図示のカメラマイクロコンピュータからの信号を受けた前述したドライバ回路を通じてモータ1が作動する。これにより、レンズ鏡筒100の格納状態からの突出駆動やズーム駆動が行われる。
実施例1,2にて説明したモータ1,101は、上記のようなカメラに限らず、光ディスク装置、プリンタ及びプロジェクタ等の各種装置における被駆動部材の駆動源として広く用いることができる。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明の実施例1であるモータの分解斜視図。 実施例1のモータにおけるセンサ位置調整の様子を示す図。 実施例1,2のモータに設けられた磁気センサを示す概略図。 モータトルクと磁気センサ信号との関係を示すグラフ図。 本発明の実施例2であるモータの分解斜視図。 実施例2のモータにおけるセンサ位置調整の様子を示す図。 実施例1,2のモータの製造方法を示すフローチャート。 実施例1,2のモータを備えたカメラの斜視図。
符号の説明
1,101 モータ
2 マグネット
3 ロータ
4,5 ヨーク
6,7,106,107 コイル
8 磁気センサ
9,109 センサホルダ
9−2,9−3,106−2,107−2 コイル端子部
10 給電ケーブル
11 ヨーク固定カバー
12,13 軸受け
106−3,107−3 連結部材

Claims (5)

  1. 多極着磁された着磁面を有するマグネットを備えたロータと、
    前記マグネットの前記着磁面に対向する磁極部が形成されるヨークと、
    前記磁極部を励磁するコイルと、
    前記ロータの回転に応じた信号を出力するセンサと
    記ヨークを固定するヨーク固定部材と、
    前記コイルおよび前記センサ接続された配線基板と、
    前記配線基板が取り付けられるセンサホルダと、を有
    前記ヨーク固定部材は円筒形状を有し、前記ヨーク固定部材の内周面に前記ヨークの前記磁極部を固定する溝部が形成され、
    前記センサホルダは円筒形状を有し、前記センサホルダの内周面が前記ヨーク固定部材の外周面と重なるように配置され、
    前記センサホルダは、前記配線基板が取り付けられた状態で、前記ヨークが固定された状態の前記ヨーク固定部材に対して回動可能に構成されることを特徴とするモータ。
  2. 前記センサホルダに前記コイルが接続される端子部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のモータ。
  3. 前記コイルが巻回されるボビンをさらに備え、
    前記ボビンに前記コイルが接続される端子部が形成されることを特徴とする請求項に記載のモータ。
  4. 前記端子部は、変形可能な連結部材を介して前記ボビンに取り付けられ
    前記配線基板が取り付けられた状態の前記センサホルダを前記ヨークが固定された状態の前記ヨーク固定部材に対して回動させると、前記連結部材が変形することを特徴とする請求項に記載のモータ。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載のモータと、
    前記モータにより駆動される被駆動部材とを有することを特徴とする装置。
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