JP5198590B2 - 混合物の分離凝縮装置 - Google Patents
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Description
また他の混合溶液の分離方法は構成成分の沸点の差異を用いた分別蒸留法があり、これに係わる伝統的な分別蒸留装置は石油精製のような分離−精製に広く用いられる。
一方、物質の沸点と気化点の差異を用いて構成成分を分離−分析する従来の他の技術は、熱重量法と質量分析法及び赤外線分光法を結合させたTG−MS、TG−IRなどの融合分析技術で発見される。
このような分析法はオンライン分離−分析を可能にする長所を有するが、流れる気体を分析するため、分離されて出された試料(気体)を多様な分析方法を用いて多角度から分析するには適していないという問題点がある。
また、個別的に生産された熱重量分析器と質量分析器及び赤外線分光器を連結するためには、既存装備の大々的な変更が必要であるという問題点がある。
また、本発明は前記収集部を乾燥した状態に維持するようにするためのパージ部をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明は前記試料気化部の温度を測定する温度測定部をさらに含むことを特徴とする。
また、本発明の前記試料気化部は、試料を貯蔵する試料セル;前記試料セルを加熱するための加熱器;及び基底部に設けられ、試料セルと加熱器を搭載するためのセルホルダーを含むことを特徴とする。
また、本発明の前記誘導器の開口部の間隔は調整可能であることを特徴とする。
また、本発明の前記収集器は0.1〜100μm間隔の微細パターンを有した固体板であることを特徴とする。
また、本発明の前記制御装置は、前記試料気化部の温度を設定昇温速度に比例するように増加させる温度制御器;前記駆動部を制御して、前記収集部の移動速度が前記試料気化部の温度変化量に比例して移動するようにする駆動制御器;及び前記試料気化部の温度変化量に収集部の移動速度が比例するように、前記駆動制御器を通じて駆動部を制御する中央制御器を含むことを特徴とする。
図1は本発明の第1実施例による混合物の分離凝縮装置の斜視図であり、図2は図1の断面図であり、図3は図1の移動板の平面図である、
ここで、基底部1は板状に形成されていて、試料気化部2と駆動部5などが設けられている。図面で基底部1は円形の板に形成されているが、これに限定されるのではない。
そして、試料気化部2の試料セル2−1は片面に開口が形成された円筒状で、試料を貯蔵するのに適する構造を有することが好ましく、加熱器2−2の熱を試料によく伝達する物質を用いることが好ましい。このような試料セル2−1はセルホルダー2−3で開口が形成された部分が一部突出されていることが好ましい。
このようなセルホルダー2−3の形状は円筒状に図示されているが、これに限定されず、多様な形状が使用可能である、
この際、温度測定部3には、白金抵抗温度センサー、熱電対(thermocouple)、輻射温度計(pyrometer)、IC温度計など、多様な種類が制限されずに用いられることができる。
このような移動板4−1には、平面図である図3に図示されたように、中心の周りにトラック形状に溝4−7が形成されていて、形成された溝4−7に多数の収集器4−2が一列に連続的に付着されている。
次に、前記誘導器4−3は、このような収集器4−2に気化された物質が良好に付着されることができるように、気化された物質が損失なしに収集器4−2に向けるようにする開口部4−4を含んだ板状に形成されることができる。
また、誘導器4−3は収集器4−2との間に離隔部材4−5をさらに備えて、収集器4−2と離隔されるように形成することができて、離隔部材4−5の高さを調節し、離隔される距離が遠くなるようにしたり近接するようにすることができる。
そして、冷却部6は収集器4−2に付着される物質が凝縮されるように収集器4−2を冷却させるためのものであり、冷媒循環装置に連結された熱交換器や、ペルティエ冷却器などが用いられることができる。
このように構成される本発明の第1実施例による混合物の自動分離凝縮装置は、制御装置によって駆動されて制御され、図9はこのような制御装置に対する詳細構成を示している。
前記加熱電源供給器7−1は加熱器2−2に電源を供給する装置である、そして、温度制御器7−2は加熱器2−2に供給される電源を適切に制御して、試料セル2−1の温度が求める温度を維持するようにする。
前記駆動制御器7−4は、駆動電源供給器7−3を制御して駆動部5に提供される電力を調節することにより、駆動部5によって移動する移動板の移動速度を制御する。
これを、温度による移動板の回転速度を示す図10を参照して説明すると、温度が増加されると(Aグラフ参照)、これによって移動板の移動速度を温度勾配に比例するようにし、温度変化がない区間では移動板の移動速度が0になったり(B−1グラフ参照)、点線で表現されるように(B−2グラフ参照)一定速度を維持するようにすることができる。
このように構成される本発明の第1実施例による混合物の分離凝縮装置の動作を説明すると次の通りである、
そして、試料セル2−1の周りにある温度測定部3を用いて、試料セル2−1の内部と周りの温度を測定する。
ここで、中央制御器7−5に比例定数を入力すると、中央制御器7−5は駆動制御器7−4を制御して、駆動部5が移動板を実測昇温速度(Vr)に対して比例定数に該当するだけ比例するように移動板を移動させるように制御することができる。
[数1]
Vm=z*Vr
ここで、Vmは移動板の移動速度、zは比例定数、Vrは実測昇温速度である、
ここで、実測昇温速度とは、温度測定部3で測定された温度の単位時間あたり変化量を意味する。
勿論、このような過程が進行される間、冷却部6は収集器4−2を常温より低い温度に維持されるように冷却させる。
前記本発明の第2実施例による混合物の分離凝縮装置が第1実施例による混合物の分離凝縮装置と相異なる点は、一つでなく二つの試料気化部2、2’が備えられているという点である(これにより、試料セルも図面符号2−1と2−1’で二つになり、加熱器も図面符号2−2と2−2’で二つになり、セルホルダーも図面符号2−3と2−3’で二つになり、固定手段も図面符号2−4と2−4’で二つになる)。
そして、場合によって、試料気化部2、2’に他の混合物を貯蔵して気化されるようにすると、同時に相異なる混合物を分別蒸留することができる。
また、第2実施例では不所望な大気中の水分の凝縮を防ぐために、乾燥環境で動作がなされたり乾燥窒素気体を用いて移動板を持続的にパージすることができるパージ部8がさらに備えられて、移動板を乾燥した状態に維持するようにする。
2、2' 試料気化部
2−1、2−1' 試料セル
2−2、2−2' 加熱器
2−3、2−3' セルホルダー
2−4、2−4' 固定手段
3、3' 温度測定部
4 収集部
4−1 移動板
4−2、4−2' 収集器
4−3、4−3' 誘導器
4−4、4−4' 開口部
4−5、4−5' 離隔部材
4−6 支持部材
4−7 溝
5 駆動部
6 冷却部
7 制御装置
7−1 加熱電源供給器
7−2 温度制御器
7−3 駆動電源供給器
7−4 駆動制御器
7−5 中央制御器
8 パージ部
Claims (12)
- 基底部;
前記基底部に設けられ、試料を貯蔵し、貯蔵された試料を気化させるための試料気化部;
前記基底部に設けられ、試料を収集するために一列に連続的に配列されるように形成された複数の収集器を備え、備えられた複数の収集器が順次的に前記試料気化部から気化される物質を通るようにする収集部;
前記収集部の収集器が前記試料気化部を順次的に通るように前記収集部を移動させる駆動部;及び
前記試料気化部を制御して試料が気化されるようにし、前記駆動部を制御して前記収集部が移動されるように制御する制御装置を含み、
前記制御装置は前記試料気化部の温度変化量に比例するように前記収集部の移動速度を制御する、混合物の分離凝縮装置。 - 前記収集部を冷却させるための冷却部をさらに含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記収集部を乾燥した状態に維持するようにするためのパージ部をさらに含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記試料気化部の温度を測定する温度測定部をさらに含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記試料気化部は、
試料を貯蔵する試料セル;
前記試料セルを加熱するための加熱器;及び
基底部に設けられ、試料セルと加熱器を搭載するためのセルホルダーを含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。 - 前記収集部は、
試料を収集するために一列に連続的に配列されるように形成された複数の前記収集器を備え、備えられた複数の収集器が順次的に前記試料気化部から気化される物質を通るように移動する移動板;及び
前記移動板を支持し、前記基底部から離隔されるようにする支持部材を含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。 - 気化される物質が限定された収集器にのみ付着されることができるように制限する開口部が形成されている誘導器をさらに含む請求項6に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記誘導器の開口部の間隔は調整可能であることを特徴とする請求項7に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記収集器は板状であることを特徴とする請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記収集器は0.1〜100μm間隔の微細パターンを有した固体板であることを特徴とする請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記収集器は毛細管が格子状に形成された毛細管アレイであることを特徴とする請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
- 前記制御装置は、
前記試料気化部の温度を設定昇温速度に比例するように増加させる温度制御器;
前記駆動部を制御して、前記収集部の移動速度が前記試料気化部の温度変化量に比例して移動するようにする駆動制御器;及び
前記試料気化部の温度変化量に収集部の移動速度が比例するように、前記駆動制御器を通じて駆動部を制御する中央制御器を含む請求項1に記載の混合物の分離凝縮装置。
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