JPH07174676A - 気中不純物捕集方法、並びに気中不純物量測定方法、並びに気中不純物捕集装置、並びに気中不純物量測定装置 - Google Patents

気中不純物捕集方法、並びに気中不純物量測定方法、並びに気中不純物捕集装置、並びに気中不純物量測定装置

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JPH07174676A
JPH07174676A JP6237213A JP23721394A JPH07174676A JP H07174676 A JPH07174676 A JP H07174676A JP 6237213 A JP6237213 A JP 6237213A JP 23721394 A JP23721394 A JP 23721394A JP H07174676 A JPH07174676 A JP H07174676A
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impurity
impurities
air
cooling
container
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JP6237213A
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Nobuaki Doi
伸昭 土井
Hiroshi Tanaka
博司 田中
Atsuko Kawai
敦子 川合
Shigeji Kinoshita
繁治 木下
Naohiko Fujino
直彦 藤野
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Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Renesas Semiconductor Engineering Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルーム等内で発生した不純物につい
て、分析装置にかけるのに必要な量を短時間で捕集でき
る気中不純物捕集方法を得る。 【構成】 気体中の不純物61を捕集する不純物捕集部
1を冷却して、気体中の不純物61を含んで結露12さ
せた後、不純物捕集部1を加熱して結露成分を蒸発さ
せ、不純物捕集部1に不純物61を残留させて捕集す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス状の試料に含ま
れる不純物を捕集する技術、および不純物濃度を測定す
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、半導体素子製造プロセスにおいて
は、ガス状の試料に含まれるより小さな不純物の付着に
よるデバイスへの影響が無視できなくなっている。ま
た、化学薬品製造プロセス、腐食性ガス製造プロセスに
おいては、製造物に不純物が付着し製造物の劣化を導い
ている。これらを防ぐには製造場所で発生する不純物を
捕集し、分析し、発生源をつきとめる必要がある。
【0003】図18は、例えば半導体工場の製造現場で
あるクリーンルームにおいて実施されている従来の不純
物捕集方法を示す図である。図において、70は半導体
工場で使用されている半導体製造装置、61はクリーン
ルーム中に浮遊している不純物、62は不純物を捕集す
る半導体ベアウエハである。
【0004】つぎに、この捕集方法によりクリーンルー
ム中に浮遊している不純物を測定する手順について説明
する。主面が汚染されていない半導体ベアウエハ62を
装置70の所定の捕集場所に載置し、所定の時間放置し
ておく。この放置の間に、不純物61はクリーンルーム
の気流に載って半導体ベアウエハ62に付着していく。
一般的に、この捕集方法は放置ウエハと呼ばれている。
放置終了後、半導体ベアウエハ62を分析装置にかけ
て、主面に付着した不純物それぞれの濃度と不純物それ
ぞれが何かをつきとめている。分析装置としては、全反
射蛍光X線分析装置等を利用することが多いが、全反射
蛍光X線分析装置は、検出感度の高い金属元素の場合で
も1010atm/cm2が検出限界であり、この放置ウ
エハの方法でクリーンルームの清浄度を管理しようとし
た場合の放置時間は、1週間程度を要する。
【0005】図19は、図18と異なる方法の例とし
て、半導体工場の製造現場であるクリーンルームにおい
て実施されている従来の不純物捕集方法を示す図であ
る。図において、63は容器、64は超純水である。
【0006】つぎに、この捕集方法の手順について説明
する。汚染されていない上面開放の容器63に超純水6
4を所定の量蓄えておき、この容器63を装置70の所
定の捕集場所に載置し、所定の時間放置しておく。この
放置の間に、不純物61はクリーンルームの気流に載っ
て容器63内の超純水64に取り込まれていく。一般的
に、この捕集方法は放置純水と呼ばれている。放置終了
後、超純水64を分析装置にかけて、取り込まれた不純
物それぞれの濃度を測定し、また不純物それぞれが何か
をつきとめる。分析装置としては、イオンクロマトグラ
フィー等を利用することが多いが、イオンクロマトグラ
フィーは検出感度の高いイオンでも数十ppbが検出限
界であり、この放置純水の方法でクリーンルームの清浄
度を管理しようとした場合、空気中の不純物の絶対濃度
が0.1μg/cm3であれば、一般的な放置時間は、
前記従来例と同様に1週間程度を要する。
【0007】図20は、図19に示した従来例に放置時
間を短縮する工夫を加えた例として、半導体工場の製造
現場であるクリーンルームにおいて実施されている従来
の不純物捕集方法を示す図である。図20において、6
5は試料導入配管、66はポンプの吸引管、67はポン
プ、68は容器63を密閉する蓋である。
【0008】次に、この捕集方法によりクリーンルーム
中に浮遊している不純物を測定する手順について説明す
る。汚染されていない容器63に超純水64を所定の量
蓄えておく。容器の蓋68は、容器を密閉している。試
料導入配管65は、前記蓋を介して超純水64に通じ、
ポンプの吸引管66は、前記蓋を介して容器63内の空
気中に通じている。この容器63を装置70の所定の捕
集場所に載置する。ポンプ67を作動させると、容器6
3内の空気は減圧になり、クリーンルームの空気は試料
導入配管65を介して容器63内の超純水に強制的に導
入され、超純水64をバブリングしながら容器63上部
から吸引管66及びポンプ67を介して容器63外に排
気される。この状態で所定の時間作動させておく。この
作動の間に、不純物61はクリーンルームの気流に載っ
て容器63内の超純水64に取り込まれていく。ポンプ
67としては−240mmHgの吸引圧能力、ポンプの
流量は約7l/minのものを使用するとし、試料導入
配管65においては流量が最大になる管を使用し、ニー
ドルバルブで流量が一定になるよう調節する。試料導入
配管65の流量を例えば、約7l/minとすると、空
気中の不純物の絶対濃度が0.1μg/cm3であれ
ば、捕集日数は4日程度となり、また、捕集開始時に超
純水は容器63に数日は溜めておくことが必要である。
一般的に、この捕集方法は純水バブリングと呼ばれてい
る。作動終了後、超純水64を分析装置にかけて、取り
込まれた不純物それぞれの濃度を測定し、また不純物そ
れぞれが何かをつきとめる。分析装置としては、前記従
来例と同様にイオンクロマトグラフィー等を利用するこ
とが多い。この純水バブリングの方法でクリーンルーム
の清浄度を管理しようとした場合、空気中の不純物の絶
対濃度が0.1μg/cm3であれば、一般的な作動時
間は前記従来例よりも短いが、それでも数日間を要す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの方法でこれだ
け長時間を要するのは、単に不純物が半導体ベアウエハ
や超純水と接触する確率が非常に低いことが原因であ
る。これらの分析装置では、従来の捕集方法では、分析
の必要が生じた際、少なくとも数日間の捕集後でないと
分析することができず、また、分析結果は、分析が必要
な時点の結果でなく捕集の間の累積不純物に対する結果
であるという問題点がある。また、クリーンルーム内
で、不純物発生原因となるトラブルが発生した際、発生
源をつきとめるには、不純物全体の量がどの時間帯に急
激に増えたかを調べるので充分であるが、これらの分析
装置では、数分から数時間ごとの不純物発生量の把握
は、従来の捕集方法では行うことができない。これらの
分析装置より高感度であるICP−MS(Inductivity
Coupled Plasma-Mass Spectroscopy)装置、あるいはI
CP−AES(Inductivity Coupled Plasma-Atomic Em
ission Spectroscopy)装置を利用すれば、短時間ごと
の不純物発生量の把握は従来の捕集方法で可能だが、装
置が高感度ゆえ扱いが困難である。また、短時間ごとに
人間が分析装置で調べるのは手間がかかる。
【0010】この発明は、上記のような課題を解決する
ためのものであり、不純物を結露とともに捕集し、数分
から数時間で、分析装置で分析するのに必要な濃度の分
析試料を得る気中不純物捕集方法と気中不純物捕集装置
を得ることを目的とする。また、短時間ごとに不純物全
体の量の変化をリアルタイムで連続的に把握することが
できる気中不純物量測定装置および気中不純物量測定方
法を得ることを目的とする。さらに、気中不純物の捕集
が結露をしない雰囲気中ならびに有害な雰囲気等の悪条
件でも可能な気中不純物捕集方法と気中不純物捕集装置
を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
の気中不純物捕集方法は、気体中の不純物を捕集する不
純物捕集部を冷却して、気体中の不純物を含んで結露成
分を結露させた後、不純物捕集部に不純物を残留させて
捕集するものである。
【0012】また、請求項2の気中不純物捕集方法は、
請求項1において、結露成分を結露させた後、不純物捕
集部を加熱して結露成分を蒸発させるものである。
【0013】また、請求項3の気中不純物捕集方法は、
請求項1および2において、冷却および加熱時に、不純
物捕集部の所定部分の冷却および加熱を独立に温度制御
することによって、所定部分に不純物を捕集するもので
ある。
【0014】また、請求項4の気中不純物捕集方法は、
試料気体を冷却して、試料気体中に含まれる成分を結露
させて得られた結露液中に、不純物を捕集するものであ
る。
【0015】また、請求項5の気中不純物量測定方法
は、試料気体を冷却して、試料気体中に含まれる成分を
結露させて得られた結露液の不純物濃度を測定するもの
である。
【0016】また、請求項6の気中不純物捕集装置は、
不純物捕集部と、不純物捕集部を加熱および冷却する加
熱および冷却手段と、加熱および冷却手段を温度制御す
る制御装置で構成するものである。
【0017】また、請求項7の気中不純物捕集装置は、
試料気体が通る第1の管と、第1の管を通る試料気体を
冷却する冷却手段と、冷却された成分が結露したものを
溜める第1の容器と、第1の容器中の空気を吸引するポ
ンプとで構成するものである。
【0018】また、請求項8の気中不純物量測定装置
は、試料気体が通る第1の管と、第1の管を通る試料気
体を冷却する冷却手段と、試料気体中に含まれる成分の
結露液を溜める第1の容器と、第1の容器に溜まる結露
液の液面の高さを感知するセンサーと、第1の容器中の
気体を吸収する第1のポンプと、第1の容器に備わって
いる結露液が流出する第2の管と、第2の管に備わった
液中不純物濃度測定手段と、第2の管から流出する結露
液をためる第2の容器と、第2の容器中の気体を吸収す
る第2のポンプと、センサーに基づいて、冷却温度と第
1および第2のポンプの吸引流量を制御する制御手段と
で構成するものである。
【0019】また、請求項9の気中不純物捕集方法は、
気体中の不純物を捕集する不純物捕集部を冷却して気体
と不純物捕集部との間に所定の温度差をつくり、気体で
結露をしない雰囲気中の不純物を不純物捕集部に捕集す
るものである。
【0020】また、請求項10の気中不純物捕集装置
は、不純物捕集部と、該不純物捕集部を冷却する冷却手
段と、不純物捕集部の冷却側と冷却手段を密閉して覆う
外壁とで構成したものである。
【0021】また、請求項11の気中不純物捕集装置
は、請求項10において、冷却手段を不純物捕集部の冷
却側に隣接する熱電半導体素子としたものである。
【0022】また、請求項12の気中不純物捕集装置
は、請求項10において、冷却手段を不純物捕集部の冷
却側に隣接する部位を冷媒が循環する冷媒用経路で構成
したものである。
【0023】
【作用】この発明の請求項1ないし4の気中不純物捕集
方法および請求項6,7の気中不純物捕集装置において
は、結露により、試料気体中の不純物が濃度の高い状態
で結露液に存在する。さらに、冷却および加熱の温度制
御を、不純物捕集部分の所定部分と周辺部分に対し、別
々に独立に行うことで、所定部分と周辺部分に温度差を
もたせ、所定部分の温度を周辺部分の温度より低くする
ため、周辺部分の結露液の揮発が所定部分の揮発よりも
はやく進み、周辺部分の結露液は所定部分の結露液に集
約されながら揮発していく。周辺部分の結露液に含まれ
ていた不純物も所定部分に集約して残留させることがで
きるため、結露液の堆積量を少なくして捕集時間全体を
短縮させることができる。
【0024】また、この発明における請求項5の気中不
純物量測定方法および請求項8の気中不純物量測定装置
においては、生成された結露液を一旦、第1の容器に溜
めることで、空気が混じることなく第2の管では連続的
に結露液が流れるようにする。第2の容器の空気流量を
制御手段で調節して、第2の管に一定流量で結露液が流
れるようにする。センサーで第1の容器に溜まる結露液
の水位を把握し、第1のポンプの空気流量と冷却温度を
調節して、第1の容器に常に一定量の結露液が溜まるよ
うにする。第1の容器には常に一定量の結露液がたま
り、第2の管からは一定流量の結露液がでるので、発生
時間毎の不純物については、その発生量を調べることが
できる。
【0025】また、この発明における請求項9の気中不
純物捕集方法および請求項10の気中不純物捕集装置に
おいては、不純物捕集部が気体と所定温度差を有するよ
う冷却されているので、気中不純物自体が熱泳動によっ
て不純物捕集部に吸着し捕集を容易にする。さらに、密
閉して覆う外壁が、有害な雰囲気等の悪条件下における
不純物捕集を可能とする。
【0026】また、請求項11および12の気中不純物
捕集装置における冷却手段は、熱電半導体素子または冷
媒用経路が不純物捕集部を効率良く冷却する。
【0027】
【実施例】以下にこの発明における実施例を図について
説明する。 実施例1.図1は、この発明における不純物捕集装置の
実施例1の構成を示す正面図である。図において、1は
試料捕集部材としての半導体ベアウエハ、2はステー
ジ、2aはステージ2に設けられた半導体ベアウエハ1
の吸着溝、2bはステージ2の表面温度を測定する温度
測定部材としての熱電対、3はステージを冷却および加
熱する熱電半導体素子で、図示してないがP型素子とN
型素子からなる2種類の熱電半導体を、金属電極で接合
したπ型直列回路をなし、P,N対のN→Pの方向に電
流を流すとペルチェ効果によってπ型の上部で吸熱、下
部で発熱が起こり、熱が上部から下部へ向かってポンピ
ングするものである。4は熱電半導体素子3と外気との
間で熱伝達を行うフィン、5はフィン4に外気を照射す
るファン、6は半導体ベアウエハ1を吸着溝2aを介し
てステージ2に吸着するポンプ、7は制御装置、8は1
次供給電源、8aは熱電半導体素子3の制御電源、8b
はファン5の制御電源、8cはポンプ6の駆動電源、9
は熱電対2bの信号線、10は吸着配管、11は外気で
ある。ステージ2,熱電半導体素子3,ファン4,ファ
ン5,ポンプ6で加熱および冷却手段を構成する。
【0028】次に、不純物捕集装置の動作手順について
説明する。まずは、空気中の水分を結露させる手順を示
す。1次供給電源8を供給して制御装置7を立上げ、半
導体ベアウエハ1をステージ2に載置する。次に制御電
源8bと駆動電源8cを供給してファン5とポンプ6を
駆動し、半導体ベアウエハ1を吸着溝2aからの吸引に
よってステージ2に密着させて保持する。熱電半導体素
子3がステージ2側を冷却するように極性を合わせて制
御電源8aを供給する。この状態で、熱電半導体素子3
のステージ2側は冷却され反対のフィン4側は加熱され
ていき、熱電半導体素子3の両面の間には制御電源8a
から供給する電力と両面の放熱効率に対応した温度差が
生じる。ファン5を駆動してフィン4に外気11を照射
することで、フィン4からの放熱を効率よく外気11に
伝達し、ステージ2側の温度を水分の露点以下に下げて
いく。ステージ2側の温度は熱電対2bによって測定さ
れており、水分の露点以下を維持するように熱電半導体
素子3の能力やファン5の風量を制御電源8aや制御電
源8bで制御しながら半導体ベアウエハ1の主面上に所
定の時間で水分を結露させていく。
【0029】次に結露した水滴を揮発させる手順を示
す。結露後、今度は熱電半導体素子3がステージ2側を
加熱するように極性を合わせて制御電源8aを供給す
る。この状態で、熱電半導体素子3のステージ2側は加
熱され反対のフィン4側は冷却されていき、熱電半導体
素子3の両側の間には制御電源8aから供給する電流と
両面の放熱効率に対応した温度差が生じる。ファン5を
駆動してフィン4に外気を照射することで、フィン4か
らの吸熱を効率よく外気11に伝達し、ステージ2側の
温度を水分の露点以上に上げていく。ステージ2側の温
度は熱電対2bによって測定されており、水分の露点以
上を維持するように熱電半導体素子3の能力やファン5
の風量を制御電源8aや制御電源8bで制御しながら、
半導体ベアウエハ1の主面上の水滴を揮発させていく。
【0030】図2は、この発明における不純物捕集装置
で空気中の水分を結露させている様子を示す図である。
図において、12は半導体ベアウエハ1の主面上に結露
した水滴である。結露が始まると、水滴12は半導体ベ
アウエハ1の主面上の温度分布に応じて低温の部分から
粒状に現れ始め、次第に成長して互いに結合し合うよう
になる。そのうちに全体的に結合して半導体ベアウエハ
1の主面上を覆うようになり、次第に堆積されていく。
図3は、この発明における不純物捕集装置で結露した水
滴を揮発させている様子を示す図である。図において、
12aは半導体ベアウエハ1の主面上で揮発していく水
滴、12bは揮発した水分である。揮発が始まると、水
滴12は堆積量が減少し始め、主面上を覆っていた水滴
12は水滴12aのように互いに分離するようになる。
次第に水滴12aは小さくなりながら無くなってしま
い、半導体ベアウエハ1の主面上には不純物だけが残留
する。尚、結露した水滴を揮発する方法として、結露
後、自然乾燥で水滴を揮発させて不純物を残留させても
よい。
【0031】次に冷却能力について説明する。0℃にお
いて、乾燥空気密度は0.001293g/cm3であ
るから、モル体積は22.43L(モル質量:29gと
して)であり、25℃において、乾燥空気密度は0.0
01185g/cm3であるからモル体積は24.47
L(モル質量:29gとして)である。また、定圧モル
熱容量は29.149J/K・molであるから、乾燥
空気0.77〜0.83Lから1Jの熱を奪えば1℃下
げることができる。例えば1m3の乾燥空気を25℃下
げるには29,762〜32,468Jの熱を奪えばよ
いことになる。実際の空気には水分等も含まれているた
め、空気や水分等の分圧と熱容量を勘案して算出する必
要がある。一方で、1m3の8.5℃の露点の空気を0
℃まで下げると2.57gの水滴が得られるから、10
3の空気から約350,000Jの熱を奪って25℃
から0℃に冷却すれば、25gの水滴を得ることができ
る。捕集部材を介した状態でのステージと空気との間の
熱伝達効率を仮に20%とし、1時間で25gの水滴を
得ようとすると、ステージの冷却能力は約500Wでよ
いことになり、現在の冷却技術では容易に実現できるレ
ベルである。
【0032】次に捕集時間について説明する。空気中に
水分が結露する過程で空気中に含まれる不純物は水の分
子間結合とともにその中に引き込まれる。このとき、結
露した水滴の中には濃度の高い状態で不純物が存在す
る。空気中の不純物の絶対濃度が0.1μg/cm3
あれば、結露した2.57gの水滴の中にその50%の
不純物が引き込まれたとしても1gの水滴の中に0.0
2μgの不純物が存在することになり、例えば不純物な
Naであると考えた場合、0.9ppbの不純物濃度が
得られることになる。仮にこの水滴を100倍濃縮して
イオンクロマトグラフィーで分析すれば、十分な検出感
度で分析できることになる。また、イオンクロマトグラ
フィーで100倍濃縮後に分析する際に必要な試料液の
量は数十gであり、仮に50g必要とすると、ステージ
の冷却能力が約500Wのとき、捕集時間は約2時間で
よいことになる。また、0.9ppbの不純物濃度の水
滴1gの中にはNaが5.4×1014atm存在してい
る。全反射蛍光X線分析装置の検出限界が1010atm
/cmであるとすると、捕集部材の主面上に高さ1m
mもの水滴があれば、揮発によって10%の不純物しか
残留しなかったとしても、十分な検出感度で分析できる
ことになる。高さ1mmの水滴を集めるには、ステージ
の冷却能力が約500Wのときで1時間もかからない。
【0033】実施例2.図4は、この発明における気中
不純物捕集装置の実施例2を示すステージ上部の断面図
である。図において、13は半導体ベアウエハ1の主面
の周辺部分に0リング13aを介して密着し、半導体ベ
アウエハ1を囲む枠部材である。
【0034】枠部材13を備えることによって、半導体
ベアウエハ1上での表面張力だけでは支えきれない多量
の水滴12を堆積させることができるようになる。水滴
12を揮発させた後に残留する不純物の面積当たりの量
は堆積量にほぼ比例するため、枠部材13を備えること
で結露時の堆積量を多くするほど、空気中の不純物濃度
が小さいときでも分析装置で感度よく分析でき、より検
出しやすくなる。本実施例では枠部材13と半導体ベア
ウエハ1とで不純物捕集部を構成する。
【0035】実施例3.図5は、この発明における不純
物捕集装置の実施例3の一部を示す断面図である。図に
おいて、14は枠部材13に連設された排気カバー、1
5は試料導入管、15aは試料導入管15の試料導入
口、15bは試料導入管15の試料供給口、16はポン
プ、17は排気管である。この実施例では、枠部材1
3、排気カバー14、ポンプ16、排気管17、試料導
入管15、半導体ベアウエハ1で不純物捕集部を形成し
ている。
【0036】排気カバー14と試料導入管15の間の空
気ポンプ16で吸入すると、試料導入管15に試料空気
が入り込み、半導体ベアウエハ1の表面に新しい試料空
気が当たるように試料空気の流れが作られる。ポンプの
吸引により流れが安定し、半導体ベアウエハの主面に常
に新しい試料空気が供給し続けられ、結露が安定する。
これにより、短時間で確実に結露が実現できるようにな
る。さらに、空気温度と冷却温度の差が大きいために目
的の結露量に満たない場合は、空気供給口15bの位置
の高さと、ポンプ16の排気量を調節して、半導体ベア
ウエハ1の主面近傍での試料空気の流れを層流にし、新
しい試料空気がより確実に半導体ウエハ1に当たるよう
にして、より効率よく結露を実現し、目的の結露量を得
る。加熱により揮発の場合でも同様である。尚、空気温
度を測定する温度測定部材を新たに付加すれば、調節を
自動化することは容易に実現できる。
【0037】実施例4.図6は、この発明における気中
不純物捕集装置の実施例4の一部を示す断面図、図7は
図6における線VII−VIIに沿った断面図である。
図において、18は、実施例3における試料導入管15
の代わりに設けられた多角柱状の試料導入管、19は試
料導入管18の側面に張り付けられ、制御装置7で制御
されて、試料導入管18を通る試料空気を露点よりも数
℃の範囲で高い温度に冷やす熱電半導体素子、20aは
試料導入管18の内部に設けられ、管内を通る試料空気
と熱電半導体素子19との熱伝達を行うフィン、20b
は、熱電半導体素子19と排気カバー14の間に設けら
れ、熱電半導体素子19と排気カバー14の間を通る試
料空気との熱伝達を行うフィンである。次に動作につい
て説明する。実施例3と同様に試料空気を強制的に試料
導入管18に送られる。制御装置7で熱電半導体素子1
9によって、送られた試料空気が試料導入管18で露点
よりも数℃の範囲で高い温度にまで下げられるように制
御される。これにより、半導体ベアウエハ1の主面まで
の試料空気の温度勾配をゆるやかにでき、半導体ベアウ
エハ1の主面の露点以下に下げることができる試料空気
の体積を増加させることができる。フィン20bからの
放熱は、効率良く、熱電半導体素子19と排気カバー1
4の間を通る試料空気に伝達される。実施例4において
は実施例3中の不純物捕集部において試料導入管15の
かわりに試料導入管18をとり入れ、さらに、フィン2
0a、フィン20b、熱電半導体素子19を加えたもの
を不純物捕集部とする。
【0038】実施例5.図8はこの発明の気中不純物捕
集装置の実施例5を示す断面図である。図において、2
1aは半導体ベアウエハ1と枠部材13を取り囲むカバ
ー、21bはフィン20bを取り囲むカバー、21cは
通気口、22はカバー内を通気するファン、23はカバ
ー21a内の気体を吸引するポンプである。次に動作に
ついて説明する。ポンプ23がカバー21a内の空気を
吸引し、試料導入管18に試料空気を導入する。これに
より、半導体ベアウエハ1の主面に常に新しい試料空気
が供給し続けられ、結露が安定する。これにより短時間
で確実に結露が実現できるようになる。また、ファン2
2でカバー21b内を通気する。これによりカバー21
b内に気体の流れが生じ、フィン20bからの放熱が、
効率良く熱電半導体素子19とカバー21bの間を通る
気体に伝達される。実施例4と同様に、制御装置7で、
熱電半導体素子19によって、入ってきた試料空気が試
料導入管18で露点よりも数℃の範囲で高い温度にまで
下げるよう制御される。実施例4ではフィン20bを通
る気体の流れと、試料導入管18内を通る試料空気の流
れは同じポンプの吸引により生じているが、フィン20
bを通る気体の流量が多いほうが、フィン20bからの
放熱がより効率良く空気に伝達される。本実施例ではフ
ィン20bを通る気体の流れをファン22で、試料導入
管18内を通る試料空気の流れをポンプ23でと、それ
ぞれ別々手段で実現し、フィン20bを通る気体の流量
をより多くする。実施例5にくらべ、実施例4では試料
供給のためのポンプが1台でよく、装置を小型化できる
という利点がある。実施例5では、熱電半導体素子1
9、フィン20b、カバー21a、カバー21b、ファ
ン22、試料導入管18、通気口21c、枠部材13、
ポンプ23、半導体ベアウエハ1で不純物捕集部を形成
する。
【0039】実施例6.図9は、この発明における不純
物捕集装置の実施例6として、空気中の水分を結露させ
ている様子とベアウエハ1の主面の温度分布を示す図で
ある。図において、立軸は温度の上下を示す温度軸、2
4は半導体ベアウエハ1の主面で不純物を十分に確保す
べき所定部分、25は所定部分24の周辺部分、26は
空気中の露点、27は結露時の半導体ベアウエハ1の主
面の温度分布である。
【0040】捕集時間をさらに短縮させるには、より多
くの結露する水滴12を、例えば所定部分24に集中さ
せ、不純物を十分に確保すればよい。そこで、熱電半導
体素子3で、所定部分24と周辺部分25の冷却の温度
制御を独立に行うことによって、結露時の半導体ベアウ
エハ1の主面に空気中の水分の露点以下の範囲で温度分
布27を持たせ、所定部分24の温度を周辺部分25よ
りも数℃低く設定しておく。このようにすると、所定部
分24の結露が最も早く進み周辺部分25の水滴12を
引き込みながら所定部分24の水滴12は堆積してい
く。周辺部分25に水滴12を堆積させる必要が無い場
合は、この方法で水滴の堆積時間を短くして捕集時間全
体を短縮させることができる。
【0041】実施例7.図10は、この発明における不
純物捕集装置の実施例7として、結露した水滴を揮発さ
せている様子と半導体ベアウエハ1の主面の温度分布を
示す図である。図において、28は揮発時の半導体ベア
ウエハ1の主面の温度分布である。別の方法で、さらに
捕集時間を短縮するには、揮発時にさらに多くの結露し
た水滴12aを所定部分24に集中させればよい。そこ
で、熱電半導体素子3で所定部分24と周辺部分25の
加熱の温度制御を独立に行うことによって、揮発時の半
導体ウエハ1の主面に空気中の水分の露点以上の範囲で
温度分布28を持たせ、所定部分24の温度を周辺部分
25よりも数℃〜数十℃低く設定しておく。このように
すると、周辺部分25の揮発が最も早く進み、周辺部分
25の水滴12aは所定部分24の水滴12aに集約さ
れながら揮発していく。周辺部分25の水滴12に含ま
れていた不純物も所定部分24に集約して残留させるこ
とができるため、この方法で水滴の堆積量を少なくして
捕集時間全体を短縮させることができる。
【0042】尚、この発明における前記各実施例では、
空気中の水分での結露と揮発による不純物捕集を取り上
げたが、それだけに留まらず、気体状の試料中に含まれ
るいずれかの成分での結露と揮発を利用して不純物を捕
集することは、当然のことながらこの発明に含まれるも
のである。例えば、IPA(イソプロピルアルコール)
蒸気乾燥装置の内部に浮遊する不純物をIPAの結露と
揮発を利用して捕集部材に残留させて捕集したり、減圧
状態で半導体ウエハの主面に処理を施す半導体製造装置
の内部に浮遊する不純物をN等のガスでパージする際
に、ガスの結露と揮発を利用して捕集部材に残留させて
捕集したりすることは、現状での実現性にかかわらずこ
の発明に含まれることになる。また、この発明における
前記各実施例では、冷却および加熱する手段として熱電
半導体素子を取り上げたが、伝熱媒体を利用する等の他
の手段をもって冷却および加熱する手段は容易に実現で
き、それらもこの発明に含まれるものである。さらに、
試料捕集部材として半導体ベアウエハを取り上げたが、
不純物を捕集することにおいて表面反応等での支障が出
ない部材であればよく、例えば、石英板やステンレス板
等であってもよい。
【0043】また、不純物捕集部は着脱可能である。ま
た、結露と揮発を別々の手段で行うことも考えられる
が、この発明のように、結露と揮発において、同じ不純
物捕集部、および、冷却および加熱手段を使うほうが、
別々に備えつけると、結露液を移すとき結露液がこぼれ
てしまうといったことが起こらず、また、装置が小型に
なり、便利である。
【0044】実施例8.以下、この発明の実施例8を表
す図11について説明する。図11はこの発明の不純物
捕集装置の実施例8を表す断面図である。図11におい
て、29は熱電半導体素子の熱効率を上げるフィン、3
0は試料が通る第1の管として試料空気を取り込む為の
もので、途中、螺旋状に曲がっている管、31は管30
の螺旋の内側に入る円筒、32は円筒31とで管30を
はさむ容器で、多角柱状になっている。33は容器32
と円筒31の間で溜められる冷媒で、管30を冷却して
いる。34は管30を固定するとともに冷媒33のもれ
を防止する0リング、35は容器32の側面に張り付け
られる管の中の試料空気を露点以下に冷却する熱電半導
体素子、36はカバーで、その側面と熱電半導体素子3
5との間に空気が通るようになっている。37はその空
気を吸引し、冷却する冷却ファン、38は冷却ファンの
吸気口を差し込む穴で、カバー36の側面の上部に2箇
所対向するようにあいている。39は第1の容器とし
て、管30より出てくる結露液を集める容器、40は容
器39内の空気を吸引するポンプである。冷媒33,熱
電半導体素子35,フィン29,カバー36,冷却ファ
ン37で冷却手段を形成する。実施例8の動作について
説明する。ポンプ40が容器39の空気を吸引すると管
30に試料空気が入る。冷却ファン37で、カバー36
と熱電半導体素子19の間に新しい空気を取り込み、熱
電半導体素子35の冷却効率を上げる。熱電半導体素子
35の低温面で容器32の側面を冷やし、冷媒33が冷
え、管30を介して、管30の中の試料空気が冷やされ
結露液となる。結露液は管30を流れ出て容器39に溜
まる。例えば、熱電半導体素子全部の冷却能力を約50
0Wとし、捕集時間数分から数時間で溜まった結露液を
イオンクロマトグラフィーにかける。イオンクロマトグ
ラフィーにかけることで、不純物の成分と成分毎の濃度
が分析できる。冷媒としては、例えば、エチレングリコ
ールを含む水、あるいはアルコールを20%含む水を用
いる。管61の材質としては、例えば、薬品に強く、不
純物の析出が少ない石英あるいは、内壁面を研磨したス
テンレスを用いる。また、試料空気を取り入れる容器と
しての管30は、平面状の容器では結露液が通る道が1
つになり冷却効率が下がってしまい、また、洗浄も困難
であるところを、この実施例8では、管内は凹凸がなく
液の通る箇所が一様で、特に螺旋状の管にしているため
熱電半導体素子の面積に対し距離が十分に確保でき、空
気が通る面積が全体にいきわたるので、冷却能力が上が
る。洗浄も行い易い。
【0045】実施例9.以下、実施例9を表す図12に
ついて説明する。図12はこの発明の不純物量測定装置
を表す断面図である。図中、41は第2の管が付いてい
る管つき容器、42は液中不純物濃度測定手段としての
導電率測定器、43は第2の容器として、測定後の結露
液を溜める容器、44は容器41に溜まっている結露液
の水位を把握するセンサー、45は容器41内の空気を
吸引するために使用する第1のポンプ、46は容器43
の空気を吸引するために使用する第2のポンプ、47は
容器41内の気中の温度を把握する熱電対、48は、捕
集する部屋の温度計49と、熱電対47、センサー44
を入力とし、熱電半導体素子35の電圧や電流、ポンプ
45、ポンプ46のそれぞれの空気吸引流量を制御する
制御手段としての制御装置、50は該管に差し込んで使
用する導電率測定器42の端子である。導電率測定器4
2は、代わりに、PH測定器、比抵抗計を用いて良い。
つぎに実施例9の動作について説明する。実施例8と同
様にして容器41に結露液を溜めていく。その際、容器
41にたまっている結露液の水位をセンサー44で監視
し、常に結露液の水位が一定になるように熱電半導体素
子35の冷却温度とポンプ45の空気吸引流量を、ま
た、常に一定量の結露液が容器41の管を通るようにポ
ンプ46の空気吸引流量をそれぞれ制御装置45で制御
する。一旦、容器41に結露液を溜めることで、途中で
空気が入ることなく連続的に容器41の管を結露液が通
る。管を通る液の導電率を導電率測定器42で一定時間
毎に測定する。また、ここで測定される液の導電率は単
位液量あたりの不純物の割合である。単位試料体積あた
りの不純物の量は、導電率×湿度で求まり、知ることが
できる。これにより発生した導電率の時間変化から単位
試料体積あたりの不純物量の時間変化を知ることができ
る。また、湿度は、冷却前の試料空気の温度と冷却温度
からわかる。尚、当然、容器43に溜まった結露液をイ
オンクロマトグラフィーにかけることにより、不純物成
分との成分毎の分析もできる。
【0046】また、実施例8、実施例9における装置は
簡単に洗浄出来る。それぞれのポンプは空気も水も吸引
できるものとして、例えば管30の試料導入口に、洗浄
液をたくわえた容器から洗浄液を供給し、ポンプで該洗
浄液を吸引して管および容器内に洗浄液を取り込み、流
せばよい。この手順で洗浄を行えば、管および容器内の
汚れは、ポンプから排出される洗浄液に取り込まれ、コ
ンタミネーションの発生を簡単な洗浄で防止できる。洗
浄後の管内の乾燥は、数分間ポンプで空気だけの吸引を
行うことができる。
【0047】また、実施例1から9で、冷却手段およ
び、冷却および加熱手段は、エチレングリコールを含む
純水、もしくはアルコールを含む純水を用いる恒温水循
環装置を代わりに用いても良い。
【0048】実施例10.図13において、この発明の
実施例10を示す全体図である。図13において、51
は配管である。実施例8において、試料空気を取り込む
管30に配管51を接続し、配管の端部を、例えば測定
したい箇所である半導体製造装置70の内部などの試料
空間の特定の部分に配置する。これにより試料空間の特
定の部分のみの不純物を捕集でき、不純物の発生源を特
定することや、特定箇所の不純物の確度を上げて、測
定、分析することができる。また実施例9においても、
試料を取り込む管30に配管51を接続し、使用するこ
とで同様の効果が得られる。これらの場合、試料を取り
込む管30と配管51とで試料が通る第1の管を構成す
る。また、実施例3,実施例4,実施例5においても、
試料導入管に配管51を接続し、使用することで、同様
の効果が得られる。この場合、実施例3,4,5中の不
純物捕集部においては、さらに、配管51を加えたもの
を不純物捕集部とする。
【0049】実施例11.以下、この発明の実施例11
を図に基づいて説明する。図14はこの発明の実施例1
1における気中不純物捕集装置の構成を示す断面図であ
る。図において、1〜4(2a,2bを含む),6〜1
0(8a,8cを含む)は図1と同様でありその説明は
省略する。52はステージ2,熱電半導体素子3,フィ
ン4を覆い半導体ベアウエハ1の載置面を有し且つ、耐
酸,耐薬品ガスである樹脂製の外壁、53はシール材、
54はフィン4に乾燥空気(以下乾空と略す)を供給す
る乾空配管、55は乾空配管54を接続するための中板
である。ステージ2,半導体素子3,フィン4,外壁5
2,乾空配管54で冷却手段を構成する。
【0050】次に動作について説明する。実施例1と同
様1次供給電源8を供給して制御装置7を立上げ、半導
体ベアウエハ1をステージ2に載置する。次に駆動電源
8cを供給してポンプ6を駆動し、半導体ベアウエハ1
を吸着溝2aからの吸引によってステージ2に密着させ
て保持する。同時にシール材53が外部との遮蔽をす
る。熱電半導体素子3はステージ2側を冷却するように
極性を合わせて制御電源8aを供給する。この状態で、
熱電半導体素子3のステージ2側は冷却され反対のフィ
ン4側は加熱されていき、熱電半導体素子3の両面の間
には制御電源8aから供給する電力と両面の放熱効率に
対応した温度差が生じる。また、乾空配管54よりフィ
ン4に乾空を供給し、フィン4からの放熱を効率よく乾
空に伝達することで、ステージ2側の温度を効率よく雰
囲気温度よりも低い温度に下げてゆく。それにともない
雰囲気と半導体ベアウエハ1に温度勾配が存在し、粒子
は高温側の媒質気体分子から低温側よりも大きな運動量
を与えられ、高温側から低温側に向かって力を受けて移
動する(熱泳動の原理)為、雰囲気ガスや水分が結露す
るまで冷却することなく、半導体ベアウエハ1に不純物
は吸着する。ステージ2側の温度は熱電対2bによって
測定されており、雰囲気温度以下を維持するように熱電
半導体素子3や乾空流量を制御しながら半導体ベアウエ
ハ1の主面上に所定の時間で不純物を吸着させていく。
なお、この構成では熱電半導体素子3の気中不純物捕集
面を除いて装置が外壁に覆われ密閉されているため、酸
や薬品ガス雰囲気等の悪条件下での不純物捕集も可能で
ある。
【0051】実施例12.実施例11で冷却用のフィン
4について乾空を供給しフィン4からの放熱を乾空に伝
達する構成を示しましたが、実施例12としてフィン4
の具体的構成について図15を基に説明する。図15は
図14における線XV−XVに沿った断面図であり、図
において、56aはフィン4の放射部、56bはフィン
放射部56aの周辺にある周辺排気部、57は乾空の供
給孔である。次に動作について説明する。実施例1と同
様に不純物捕集は行われるが、乾空供給孔57からの乾
空は放射部56aを放射状にして周辺56bから排気す
る。これにより、乾空は放射状に均一に排気されるた
め、放射部4aからの放熱を効率よく同心円状均一に乾
空に伝達でき、ステージ2側の温度を同心円状均一に下
げてゆくことができる。
【0052】実施例13.図16はこの発明の実施例1
3における気中不純物捕集装置の構成を示す断面図であ
る。図において、1〜4、52〜54は図14と同様で
ありその説明は省略する。図において、58は半導体ベ
アウエハ1と対面する上部に設けられたファン、59は
ファン58を保持し位置が可変可能な支柱であり、ここ
では1,58,59で不純物捕集部を構成する。次に動
作について説明する。実施例12と同様に不純物捕集は
行われるが、捕集を行う際に、ファン58を駆動させ雰
囲気ガスを半導体ベアウエハ1の主面に吹き付けるよう
にする。これにより、半導体ベアウエハ1の表面には常
に新しい雰囲気ガスが当たるように雰囲気ガスの流れが
作られる。雰囲気ガスは半導体ベアウエハ1に積極的に
吸着され、目的とする量の不純物が短時間に捕集可能と
なる。
【0053】実施例14.図17はこの発明の実施例1
4における気中不純物捕集装置の構成を示す断面図であ
る。図において、1,6〜8,52,53は図15と同
様でありその説明は省略する。60は冷媒用経路60a
を内装したステージ、60bは冷媒供給配管、60cは
冷媒排出配管である。ステージ60,冷媒用経路60
a,冷媒供給配管60,冷媒排出配管60cで冷却手段
を構成する。次に動作について説明する。実施例11で
は半導体ベアウエハ1の冷却を熱電半導体素子、フィン
で行っていたが、熱電半導体素子、フィンを装備せず、
ステージ60に冷媒用経路60aを設ける。そして冷媒
供給配管60bよりサーキュレーター(図示せず)で冷
却された冷却水を循環させてステージ60を冷却し、ス
テージ60に保持された半導体ベアウエハ1を効率よく
雰囲気温度よりも低い温度に下げてゆく。ステージ60
側の温度は熱電対2bによって測定されており、雰囲気
温度以下を維持するようにサーキュレーターを制御しな
がら半導体ベアウエハ1の主面上に所定の時間で不純物
を吸着させていく。これにより、実施例11と同様の効
果を奏する。
【0054】また、前記実施例11,12および14で
は、冷媒として乾空,冷却水について説明したが、液体
窒素等の冷媒でも同様の効果を奏する。
【0055】また、前記実施例11,12および14に
おいては、不純物捕集部材として半導体ウエハについて
説明したが、石英板、SUS板等を不純物捕集部材とし
て使用しても同様の効果を奏する。
【0056】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、気体中の不純物を捕集する不純物捕集部を冷却し
て、気体中の不純物を含んで結露成分を結露させた後、
不純物捕集部に不純物を残留させて捕集するようにした
ので、短時間で気中不純物を捕集することを可能とする
気中不純物捕集方法が得られる効果がある。
【0057】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、結露成分を結露させた後、不純物捕集部
を加熱して結露成分を蒸発させるようにしたので、請求
項1の効果に加え、さらに検出感度の良い状態で気中不
純物を捕集できる。
【0058】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1および2において、冷却および加熱時に、不純物捕
集部の所定部分の冷却および加熱を独立に温度制御する
ことによって、所定部分に不純物を捕集するようにした
ので、捕集時間全体を短縮させることができる。
【0059】また、この発明の請求項4によれば、試料
気体を冷却して、試料気体中に含まれる成分を結露させ
て得られた結露液中に、不純物を捕集するようにしたの
で、結露液が容易に捕集できる。
【0060】また、この発明の請求項5によれば、試料
気体を冷却して、試料気体中に含まれる成分を結露させ
て得られた結露液の不純物濃度を測定するようにしたの
で、不純物を的確かつ迅速に分析できる。
【0061】また、この発明の請求項6によれば、不純
物捕集部と、不純物捕集部を加熱および冷却する加熱お
よび冷却手段と、加熱および冷却手段を温度制御する制
御装置で構成したので、短時間でかつ、検出感度の良い
状態で気中不純物を捕集できる気中不純物捕集装置が得
られる効果がある。
【0062】また、この発明の請求項7によれば、試料
気体が通る第1の管と、第1の管を通る試料気体を冷却
する冷却手段と、冷却された成分が結露したものを溜め
る第1の容器と、第1の容器中の空気を吸引するポンプ
とで構成したので結露液が容易に捕集できる気中不純物
捕集装置が得られる効果がある。
【0063】また、この発明の請求項8によれば、試料
気体が通る第1の管と、第1の管を通る試料気体を冷却
する冷却手段と、試料気体中に含まれる成分の結露液を
溜める第1の容器と、第1の容器に溜まる結露液の液面
の高さを感知するセンサーと、第1の容器中の気体を吸
収する第1のポンプと、第1の容器に備わっている結露
液が流出する第2の管と、第2の管に備わった液中不純
物濃度測定手段と、第2の管から流出する結露液をため
る第2の容器と、第2の容器中の気体を吸収する第2の
ポンプと、センサーに基づいて、冷却温度と第1および
第2のポンプの吸引流量を制御する制御手段とで構成し
たので、短時間ごとの不純物全体の量の変化を測定場所
でリアルタイムに把握することができ、クリーンルーム
内の不純物によるトラブル発生の管理を容易に行うこと
ができる気中不純物量測定装置が得られる効果がある。
【0064】また、この発明の請求項9によれば、気体
中の不純物を捕集する不純物捕集部を冷却して気体と不
純物捕集部との間に所定の温度差をつくり、気体で結露
をしない雰囲気中の不純物を不純物捕集部に捕集するよ
うにしたので、気中不純物自体が熱泳動によって不純物
捕集部に吸着し捕集を容易にする気中不純物捕集方法が
得られる効果がある。
【0065】また、この発明の請求項10によれば、不
純物捕集部と、該不純物捕集部を冷却する冷却手段と、
不純物捕集部の冷却側と冷却手段を密閉して覆う外壁と
で構成したので、気中不純物自体が熱泳動によって不純
物捕集部に吸着し捕集を容易にするとともに外壁が有害
な雰囲気等の悪条件下における不純物捕集を可能にする
気中不純物捕集装置が得られる効果がある。
【0066】また、この発明の請求項11によれば、請
求項10において、冷却手段を不純物捕集部の冷却側に
隣接する熱電半導体素子としたので、熱電半導体素子で
不純物捕集部を効率良く冷却できる。
【0067】また、この発明の請求項12によれば、請
求項10において、冷却手段を不純物捕集部の冷却側に
隣接する部位を冷媒が循環する冷媒用経路で構成したの
で、簡易な構成で不純物捕集部を効率良く冷却できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における気中不純物捕集
装置の構成を示す正面図である。
【図2】 この発明の実施例1において空気中の水分の
結露させている様子をしめすウエハの断面図である。
【図3】 この発明の実施例1において結露した水滴を
揮発させている様子を示すウエハの断面図である。
【図4】 この発明の実施例2における気中不純物捕集
装置の一部を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施例3における気中不純物捕集
装置の一部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例4における気中不純物捕集
装置の一部を示す断面図である。
【図7】 図6における線VII−VIIに沿った断面
図である。
【図8】 この発明の実施例5における気中不純物捕集
装置の一部を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例6において空気中の水分を
結露させている様子と半導体ベアウエハの主面の温度分
布を示す図である。
【図10】 この発明の実施例7において結露した水滴
を揮発させている様子と半導体ウエハの主面の温度分布
を示す図である。
【図11】 この発明の実施例8における気中不純物捕
集装置を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例9における気中不純物捕
集装置を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施例10における気中不純物
捕集装置を示す断面図である。
【図14】 この発明の実施例11における気中不純物
捕集装置の構成を示す断面図である。
【図15】 この発明の実施例12を説明するもので、
図14における線XV−XVに沿った断面図である。
【図16】 この発明の実施例13における気中不純物
捕集装置の構成を示す断面図である。
【図17】 この発明の実施例14における気中不純物
捕集装置の構成を示す断面図である。
【図18】 従来例である放置ウエハ法を示す斜視図で
ある。
【図19】 従来例である放置純水法を示す斜視図であ
る。
【図20】 従来例である純水バブリング法を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 半導体ベアウエハ、2 ステージ、3 熱伝半導体
素子、4 フィン、5 ファン、7 制御装置、11
外気、12 水滴、12a 揮発していく水滴、12b
揮発した水分、13 枠部材、14 排気カバー、1
5 試料導入管、15a 試料導入口、15b 試料供
給口、16 ポンプ、18 試料導入管、19 熱電半
導体素子、20a,20b フィン、24 所定部分、
25 周辺部分、27 結露時の半導体ウエハの主面の
温度分布、28 揮発時の半導体ベアウエハの主面の温
度分布、29 フィン、30 管、35 熱電半導体素
子、39 容器、40 ポンプ、41 管付き容器、4
2 導電率測定器、43 容器、44 センサ、45,
46 ポンプ、48 制御装置、51 配管、52 外
壁、54 乾空配管、56a 放射部、56b 周辺排
気部、58 ファン、59 支柱、60 ステージ、6
0a 冷媒用経路、60b 冷媒供給配管。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/06 Z 9115−2J (72)発明者 田中 博司 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社北伊丹製作所内 (72)発明者 川合 敦子 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社北伊丹製作所内 (72)発明者 木下 繁治 伊丹市瑞原4丁目1番地 三菱電機株式会 社ユー・エル・エス・アイ開発研究所内 (72)発明者 藤野 直彦 尼崎市塚口本町八丁目1番1号 三菱電機 株式会社材料デバイス研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体中の不純物を捕集する不純物捕集部
    を冷却して、上記気体中の不純物を含んで結露成分を結
    露させた後、上記不純物捕集部に上記不純物を残留させ
    て捕集することを特徴とする気中不純物捕集方法。
  2. 【請求項2】 結露成分を結露させた後、不純物捕集部
    を加熱して上記結露成分を蒸発させることを特徴とする
    請求項1の気中不純物捕集方法。
  3. 【請求項3】 冷却および加熱時において、不純物捕集
    部の所定部分の冷却および加熱を独立に温度制御するこ
    とによって、上記所定部分に不純物を捕集することを特
    徴とする請求項1および2の気中不純物捕集方法。
  4. 【請求項4】 試料気体を冷却して、上記試料気体中に
    含まれる成分を結露させて得られた結露液中に、不純物
    を捕集することを特徴とする気中不純物捕集方法。
  5. 【請求項5】 試料気体を冷却して、上記試料気体中に
    含まれる成分を結露させて得られた結露液の不純物濃度
    を測定する気中不純物量測定方法。
  6. 【請求項6】 不純物捕集部と、上記不純物捕集部を加
    熱および冷却する加熱および冷却手段と、上記加熱およ
    び冷却手段を温度制御する制御装置を備えた気中不純物
    捕集装置。
  7. 【請求項7】 試料気体が通る第1の管と、上記第1の
    管を通る試料気体を冷却する冷却手段と、冷却された上
    記成分が結露したものを溜める第1の容器と、第1の容
    器中の空気を吸引するポンプとを備えた気中不純物捕集
    装置。
  8. 【請求項8】 試料気体が通る第1の管と、上記第1の
    管を通る試料気体を冷却する冷却手段と、上記試料気体
    中に含まれる成分の結露液を溜める第1の容器と、上記
    第1の容器に溜まる結露液の液面の高さを感知するセン
    サーと、上記第1の容器中の気体を吸収する第1のポン
    プと、上記第1の容器に備わっている結露液が流出する
    第2の管と、上記第2の管に備わった液中不純物濃度測
    定手段と、上記第2の管から流出する結露液をためる上
    記第2の容器と、上記第2の容器中の気体を吸収する第
    2のポンプと、上記センサーに基づいて、冷却温度と上
    記第1および第2のポンプの吸引流量を制御する制御手
    段とを備えた気中不純物量測定装置。
  9. 【請求項9】 気体中の不純物を捕集する不純物捕集部
    を冷却して上記気体と上記不純物捕集部との間に所定の
    温度差をつくり、上記気体で結露をしない雰囲気中の不
    純物を上記不純物捕集部に捕集することを特徴とする気
    中不純物捕集方法。
  10. 【請求項10】 不純物捕集部と、該不純物捕集部を冷
    却する冷却手段と、上記不純物捕集部の上記冷却側と上
    記冷却手段を密閉して覆う外壁とを備えた気中不純物捕
    集装置。
  11. 【請求項11】 冷却手段を不純物捕集部の冷却側に隣
    接する熱電半導体素子としたことを特徴とする請求項1
    0に記載の気中不純物捕集装置。
  12. 【請求項12】 冷却手段を不純物捕集部の冷却側に隣
    接する部位を冷媒が循環する冷媒用経路で構成したこと
    を特徴とする請求項10に記載の気中不純物捕集装置。
JP6237213A 1993-11-05 1994-09-30 気中不純物捕集方法、並びに気中不純物量測定方法、並びに気中不純物捕集装置、並びに気中不純物量測定装置 Pending JPH07174676A (ja)

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