JP5197480B2 - 電磁継電器 - Google Patents

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    • H02H9/001Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection limiting speed of change of electric quantities, e.g. soft switching on or off

Description

本発明は、互いに大きさの異なる双方向の電流の通電、遮断を切り替える電磁継電器に関する。
従来より、電気自動車やハイブリッド車等の走行回路のリレーとして用いられ、電流の通電、遮断を切り替えるための電磁継電器が知られている。
電磁継電器9は、図12、図13に示すごとく、コイル(図示略)の磁力によって開閉する可動接点931と固定接点932とからなる接点部93を一対有する。一対の固定接点932は、固定ホルダ934に保持されており、一対の上記可動接点931は、互いに短絡するように可動ホルダ933に保持されている。この可動ホルダ933がコイルの磁力によって固定ホルダ934に対して進退することにより、接点部93の開閉が行われる。
上記電磁継電器9において、コイルへの通電時には、コイルにより発生する磁力によって接点部93が閉じ、導通状態が形成される(図2参照)。また、コイルへの非通電時には、コイルによる磁束が消滅し、接点部93が開いて遮断状態が形成される(図3参照)。
上記導通状態から上記遮断状態へと移行する際には、図13に示すごとく、接点部93にアーク8が発生する場合がある。かかるアーク8を消滅(消弧)させるために、電磁継電器9には、図12に示すごとく、一対の接点部93の外側に、消弧用磁石体94がそれぞれ隣接配設されている(例えば、特許文献1参照)。
アーク8が生じる空間に、消弧用磁石体94による磁界を発生させることにより、ローレンツ力Fがアーク8に作用してアーク8が引き伸ばされる。これにより、接点部93における接点間距離の拡大を抑制しつつ、アーク8を消弧させることができる。なお、図13において、符号8aは引き伸ばされる前のアークの状態を示し、符号8bは引き伸ばされた後のアークの状態を示す。後述する図6、図14においても同様である。
特開2008−226547号公報
しかしながら、上記のごとくローレンツ力Fによってアーク8を引き伸ばそうとしたとき、アーク8の両端83、84が、固定接点932および可動接点931から、固定ホルダお934よび可動ホルダ933へと移動することがある。ここで、図12に示すごとく、可動ホルダ931の長手方向は、アーク8の引き伸ばし方向に直交するが、固定ホルダ934の長手方向はアーク8の引き伸ばし方向に略平行である。そのため、図14に示すごとく、引き伸ばし方向が固定ホルダ934の延設方向に一致すると、アーク8の一端83が固定ホルダ934に沿って移動してしまい、アーク8を引き伸ばしにくくなってしまう。それゆえ、アーク8の引き伸ばし方向と固定ホルダ934の延設方向とが一致すると、アーク8を充分に引き伸ばすことができず、消弧しにくくなってしまうおそれがある。
そこで、アーク8の引き伸ばし方向が固定ホルダ934の延設方向と反対となるように設計することが考えられる。
しかし、電磁継電器9を電気自動車やハイブリッド車等の走行回路のリレーとして用いる場合、力行時と回生時において、電磁継電器9には逆方向の電流が流れることとなる。それゆえ、アーク8の引き伸ばし方向は、力行時に遮断される場合と回生時に遮断される場合とで逆向きとなり、いずれか一方の場合には、アーク8の引き伸ばし方向が固定ホルダの延設方向と一致してしまう。図12において、実線の矢印は力行時に遮断されるときに発生するアーク8を示し、破線の矢印は回生時に遮断されるときに発生するアーク8を示す。図1、図11においても同様である。
このように、2つの接点部93において、双方向の電流のいずれを遮断する際にもアーク8の引き伸ばし方向と固定ホルダ934の延設方向とを逆方向となるように設定することはできない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたもので、互いに大きさが異なる双方向の電流のいずれをも円滑に遮断することができる電磁継電器を提供しようとするものである。
本発明は、互いに大きさが異なる双方向の電流の通電、遮断を切り替える電磁継電器であって、
通電により磁力を発生するコイルと、
上記磁力によって開閉する一対の接点部と、
該一対の接点部の外側にそれぞれ隣接配置され該接点部に生じるアークを引き伸ばして消弧するための消弧用磁石体とを有し、
上記一対の接点部は、本体に固定された一対の導体からなる固定ホルダの先端部近傍にそれぞれ保持された一対の固定接点と、上記磁力によって上記固定ホルダに対して進退する導体からなる可動ホルダに固定されると共に上記一対の固定接点に対向配置される一対の可動接点とによって構成されており、
上記一対の接点部のいずれにおいても、上記双方向の電流のうち電流値のより大きい大電流を遮断する際に生じる上記アークが上記消弧用磁石体によって引き伸ばされる方向が、上記固定ホルダの先端方向となるよう構成されており、
かつ上記固定ホルダの先端部は、該固定ホルダの長手方向の位置が、上記固定ホルダに設けられた上記固定接点に隣接する上記消弧用磁石体の磁束発生面の形成範囲内にあることを特徴とする電磁継電器にある(請求項1)。
本発明の電磁継電器は、上記一対の接点部のいずれにおいても、上記双方向の電流のうち、上記大電流を遮断する際に生じるアークが上記消弧用磁石体によって引き伸ばされる方向が、上記固定ホルダの先端方向となるよう構成されている。これにより、双方向の電流のいずれをも円滑に遮断することが可能となる。
すなわち、上記消弧用磁石体によるアークの引き伸ばし方向は、遮断する際に流れている電流の向きによって互いに逆向きに変化する。そのため、上述のごとく、双方向の電流のいずれを遮断する際にもアークの引き伸ばし方向が固定ホルダの延設方向と逆方向、すなわち固定ホルダの先端方向となるように設定することはできない。
ただし、電流値の大きい大電流を遮断する際に発生するアークを消弧するためには、アークをより大きく引き伸ばす必要があるが、電流値の小さい小電流を遮断する際に発生するアークを消弧するためには、アークの引き伸ばし量は比較的小さくて済む。それゆえ、小電流を遮断する際に発生するアークの引き伸ばし方向が固定ホルダの延設方向と一致してその引き伸ばし量が小さくなっても、比較的円滑に消弧が可能である。一方、大電流を遮断する際に発生するアークの引き伸ばし方向が固定ホルダの延設方向と一致してその引き伸ばし量が小さくなると、消弧が困難となるおそれがある。
そこで、本発明においては、大電流を遮断する際に生じるアークが上記消弧用磁石体によって引き伸ばされる方向が、上記固定ホルダの先端方向となるよう構成されている。これにより、消弧し難い大電流遮断時のアークを引き伸ばしやすくすることができ、消弧しやすくすることができる。
その結果、互いに逆向きの電流である上記大電流と上記小電流とのいずれの遮断時にも、アークを円滑に消弧することが可能となり、円滑に電流の遮断を行うことができる。
また、上記固定ホルダの先端部は、該固定ホルダの長手方向の位置が、上記固定ホルダに設けられた上記固定接点に隣接する上記消弧用磁石体の磁束発生面の形成範囲内にある。
そのため、上記大電流を遮断する際に発生するアークを、固定ホルダの先端方向へ大きく引き伸ばすことができる。すなわち、上記の構成によれば、上記磁束発生面から発生する磁束が、上記固定ホルダの先端部においても充分に形成されるため、固定ホルダの先端部から先端側へアークを充分に引き伸ばすことができる。
以上のごとく、本発明によれば、互いに大きさが異なる双方向の電流のいずれをも円滑に遮断することができる電磁継電器を提供することができる。
実施例1における、電磁継電器の水平断面説明図。 実施例1における、導通状態の電磁継電器の鉛直断面説明図。 実施例1における、遮断状態の電磁継電器の鉛直断面説明図。 実施例1における、導通状態の接点部の説明図。 実施例1における、遮断状態の接点部の説明図。 実施例1における、遮断状態に切り替えたときに発生するアークの説明図。 実施例1における、電磁継電器を組み込んだ電源回路図。 実施例2における、固定ホルダの長手方向に沿った接点部の断面説明図。 実施例3における、固定ホルダの長手方向に沿った接点部の断面説明図。 実施例4における、固定ホルダの長手方向に沿った接点部の断面説明図。 実施例5における、電磁継電器の水平断面説明図。 従来例における、電磁継電器の水平断面説明図。 従来例における、遮断状態に切り替えたときに発生するアークの説明図。 従来例における、アークの端部の移動を示す説明図。
本発明(請求項1)の電磁継電器は、例えば、電気自動車やハイブリッド車等の走行用高電圧回路のリレーとして用いられる。
また、本明細書において、上記「大電流」は、上記「互いに大きさが異なる双方向の電流」のうち相対的に電流値が大きい方の電流のことを意味し、反対に相対的に電流値が小さい方の電流を「小電流」という。
また、上記固定ホルダの先端部は、該固定ホルダの長手方向の位置が、上記固定ホルダに設けられた上記固定接点に隣接する上記消弧用磁石体の磁束発生面の形成範囲内にある。
そのため、上記大電流を遮断する際に発生するアークを、固定ホルダの先端方向へ大きく引き伸ばすことができる。すなわち、上記の構成によれば、上記磁束発生面から発生する磁束が、上記固定ホルダの先端部においても充分に形成されるため、固定ホルダの先端部から先端側へアークを充分に引き伸ばすことができる。
また、上記固定ホルダは、上記先端部よりもさらに先端側に延設された延設部を有しており、該延設部は絶縁樹脂内に埋設されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記固定ホルダを本体部に安定して固定することができる。
また、上記固定ホルダは、上記先端部から上記可動ホルダと反対側に向って屈曲した屈曲延長部を有し、該屈曲延長部は絶縁樹脂内に埋設され、かつ該絶縁樹脂の表面は上記固定ホルダにおける上記可動ホルダとの対向面よりも後退していることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記固定ホルダを本体部に安定して固定することができると共に、上記絶縁樹脂がアークの引き伸ばしを阻害することを防ぐことができる。
また、上記固定ホルダは、上記絶縁樹脂からなる本体にインサート成型されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記固定ホルダを本体部に容易かつ確実に固定することができる。
また、上記消弧用磁石体の磁束発生面の中心は、該磁束発生面に隣接する上記固定ホルダの長手方向における上記接点部の中心よりも、上記固定ホルダの先端方向に位置していることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記大電流を遮断する際に発生するアークを効果的に引き伸ばすことができると共に、消弧用磁石体の小型化を図ることができる。
また、上記一対の固定ホルダは、先端方向が同一方向であり、上記一対の消弧用磁石体は、互いに対向する磁束発生面の電極が互いに同極であることが好ましい(請求項)。
この場合には、大電流の遮断時に上記一対の接点部において発生するアークを、固定ホルダの先端側へ引き伸ばすことが可能となる。すなわち、上記一対の消弧用磁石体の上記磁束発生面の電極が互いに同極であることにより、上記一対の接点部におけるアークの引き伸ばし方向を同じ方向とすることができる。そして、一対の固定ホルダの先端方向が同一であれば、この方向を大電流の遮断時のアークの引き伸ばし方向に一致させるようにすることが可能となる。
また、上記固定ホルダの先端方向が同一であることにより、固定ホルダにおける先端部と反対側に形成される外部端子を電磁継電器における同一方向に突出させることができる。その結果、電磁継電器の外部配線が容易となる。
また、上記固定ホルダの先端部、及び該固定ホルダの先端部に対向配置される上記可動ホルダの端部の少なくとも一方には、上記固定ホルダ又は上記可動ホルダよりも導電率の低い導体からなる低導電率部を設けてあることが好ましい(請求項)。
この場合には、大電流の遮断時に発生するアークが、消弧用磁石体の磁界に起因するローレンツ力によって固定ホルダの先端方向へ引き伸ばされたとき、アークの端部が上記低導電率部に移動する。これにより、低導電率部による電気抵抗によってアークの電流値が小さくなり、アークが消弧されやすくなる。
また、上記低導電率部は鉄からなることが好ましい(請求項)。
この場合には、安価な低導電率部を得ることができると共に、低導電率部における電気抵抗を充分に得ることができる。
また、上記低導電率部は上記固定ホルダ及び上記可動ホルダの少なくとも一方に対してかしめ固定されていることが好ましい(請求項)。
この場合には、上記低導電率部を容易かつ確実に上記固定ホルダまたは上記可動ホルダに固定することができる。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる電磁継電器について、図1〜図7を用いて説明する。
本例の電磁継電器1は、互いに大きさが異なる双方向の電流の通電、遮断を切り替えるものである。
そして、電磁継電器1は、図1〜図3に示すごとく、通電により磁力を発生するコイル2と、上記磁力によって開閉する一対の接点部3と、該一対の接点部3の外側にそれぞれ隣接配置され該接点部3に生じるアーク8(図5、図6)を引き伸ばして消弧するための消弧用磁石体4とを有する。
一対の接点部3は、本体10に固定された一対の導体からなる固定ホルダ32の先端部近傍にそれぞれ保持された一対の固定接点320と、磁力によって固定ホルダ32に対して進退する導体からなる可動ホルダに固定されると共に一対の固定接点320に対向配置される一対の可動接点310とによって構成されている。
一対の接点部3のいずれにおいても、図5、図6に示すごとく、双方向の電流のうち電流値の大きい大電流を遮断する際に生じるアーク8が消弧用磁石体4によって引き伸ばされる方向が、固定ホルダ32の先端方向となるよう構成されている。なお、図5においては、紙面手前側が固定ホルダ32の先端方向となる。
図1に示すごとく、固定ホルダ32の先端部321は、該固定ホルダ32の長手方向の位置が、固定ホルダ32に設けられた固定接点320に隣接する消弧用磁石体4の磁束発生面40の形成範囲内にある。
また、磁束発生面40の中心は、磁束発生面40に隣接する固定ホルダ32の長手方向における接点部3の中心よりも、固定ホルダ32の先端方向に位置している。
また、一対の固定ホルダ32は、先端方向が同一方向であり、上記一対の消弧用磁石体4は、互いに対向する磁束発生面40の電極が互いに同極である。
本例の電磁継電器1は、図2、図3に示すごとく、本体10に固定されたコイル2により発生する磁力によって軸方向に進退する可動コア11と、本体10に固定された一対の固定接点320を保持する固定ホルダ32と、一対の固定接点320に対向配置される一対の可動接点310を短絡させた状態で保持する可動ホルダ31とを有する。
一対の可動接点310は、該可動接点310同士が短絡するよう金属プレートからなる可動ホルダ31の両端部付近にかしめ固定されている。
また、固定ホルダ32は、樹脂からなるポール13に固定されているとともに、図1に示すごとく、その一端を外部端子322として電力変換装置1の外部に露出させている。
また、ポール13には、インサート成形、圧入等によって消弧用磁石体4が埋設されている。
また、一対の消弧用磁石体4は、図1〜図5に示すごとく、対向する磁束発生面40が互いに同極となるように配置されている。すなわち、いずれの消弧用磁石体4もS極4sを接点部3に対向させている。
可動コア11は、図2、図3に示すごとく、コイル2の内周孔20内を軸方向に進退するプランジャ111と、該プランジャ111に挿通保持されたシャフト112と、プランジャ111よりも可動ホルダ31側に配設されるとともに樹脂等の絶縁材料により形成された絶縁碍子113とからなる。プランジャ111とシャフト112と絶縁碍子113とは軸方向に一体的に進退することができるよう構成されている。
また、可動コア11は、コア付勢手段12によって可動ホルダ31側へ付勢されている。該コア付勢手段12は、固定コア15とプランジャ111との間に挟持された状態で配設されている。
コイル2の内周孔20を覆うよう配設されたボビン14の内側面140内には、磁性材料からなる固定コア15が配設されている。
また、コイル2の周辺には、磁性材料からなるヨーク16及びプレート17が設けられており、コイル2への通電により発生する磁束の経路を、固定コア15とプランジャ111とプレート17とヨーク16とによって構成している。
次に、本例の電磁継電器1の動作につき詳細に説明する。
コイル2への通電時には、図2に示すごとく、一対の可動接点310と一対の固定接点320とが接触した導通状態が形成される。
すなわち、コイル2への通電により、コイル2の周囲に磁束が発生する。ここで、コイル2への通電によって発生する磁力はコア付勢手段12に付された付勢力よりも大きい。そのため、可動コア11は、図2に示すごとく、上記磁力により固定コア15に近付く方向に吸引される。一方、同図に示すごとく、コア付勢手段12はプランジャ111によってコイル2側へ押圧されて縮むこととなる。
また、可動ホルダ31は、図2に示すごとく、ホルダ付勢手段18によっても固定ホルダ32側へ押圧されている。それゆえ、可動ホルダ31は、可動コア11に付随して固定ホルダ32側へと移動し、一対の可動接点310と一対の固定接点320とが接触する位置まで一体的に移動することとなる。
そして、可動接点310と固定接点320とが当接した後も、可動コア11はそのままコイル2側へと吸引されるため、このときに可動ホルダ31と可動コア11とが分離する。その後、可動コア11は、図2に示すごとく、シャフト112の下端部が固定コア15内に設けられた底部150と接触する位置まで移動し、その位置で停止する。このとき、可動ホルダ31はホルダ付勢手段18によってコイル2側へ押圧され、可動接点310と固定接点320とは当接した状態を保つ。そして、可動接点310と固定接点320とが充分な接点圧をもって当接した状態を維持し、導通状態が形成される。
該導通状態においては、図4に示すごとく、一方の固定ホルダ32の一端(外部端子322)から流れてきた大電流81が固定接点320と可動接点310とを通じて可動ホルダ31へと流れ、もう一方の可動接点310と固定接点320とを通じて、他方の固定ホルダ32に流れる。また、大電流81と逆向きの小電流82は、図4の破線に示すように、大電流81と逆の経路を流れる。
一方、コイル2への非通電時には、図3に示すごとく、可動接点310と固定接点320とが当接していない遮断状態が形成される。
該遮断状態では、コイル2への通電によって発生していた磁力が消滅するため、上記導通状態とは逆に、可動コア11がコア付勢手段12によって可動ホルダ31側へと押圧される。
すなわち、上記ホルダ付勢手段18の付勢力よりも上記コア付勢手段12の付勢力の方が大きいため、可動ホルダ31が可動コア11に押圧されて該可動コア11とともにコイル2から遠ざかる方向に移動していく。そして、一対の可動接点310と一対の固定接点320とが離れる方向に可動ホルダ31が移動して、可動接点310と固定接点320とが当接していない遮断状態が形成される。
ここで、導通状態から遮断状態へと移行する際には、図5に示すごとく、可動接点310と固定接点320との間にアーク8が発生する場合がある。仮に本例とは異なり消弧用磁石体4がない場合には、可動接点310と固定接点320との間の最短距離を通過してアーク8が流れる(図6の符号8a参照)。これにより、遮断状態においても大電流81が流れて短絡状態を引き起こし、この状態が続くと、電磁継電器1や、これを組み込んだ回路を構成する各種電子部品を破壊してしまうおそれがある。
これに対して、本例のように消弧用磁石体4を設けることにより、図6に示すごとくアーク8を引き伸ばして、消弧させることができる。
ここで、アーク8は、ローレンツ力Fが作用する前の段階においては、符号8aに示すように、可動接点310と固定接点320とに端部83、84を有する。しかし、ローレンツ力Fによってアーク8(8b)が移動すると、その両端83、84は、固定ホルダ32及び可動ホルダ31にまで移動する。
ただし、大電流81が遮断される際に発生するアーク8は、実線にて表された符号8bのように端部83が固定ホルダ32の先端部321へ達するため、これ以上、端部83が移動することがなく、アーク8(8b)が充分に引き伸ばされ、消弧することが可能となる。
一方、小電流82が遮断される際に発生するアーク8は、破線にて表された符号8bのように端部83が固定ホルダ32の延設側(外部端子322側)へ移動するため、端部83が固定ホルダ32に沿って大きく移動してしまう。それゆえ、アーク8を大きく引き伸ばすことはできないが、小電流82に基づくアーク8は、比較的消弧が容易であるため、その引き伸ばし量が少なくても消弧しうる。
このようにして、互いに逆向きの大電流81(力行時の電流)と小電流82(回生時の電流)とを、円滑に遮断することができる。
電磁継電器1は、図7に示すごとく、電気自動車やハイブリッド自動車等の走行モーターを駆動させるための電源回路5に組み込まれて使用される。
電源回路5は、直流電源51と三相交流の走行モーターである回転電機52との間に形成され、直流電源51の昇圧あるいは回生電力の降圧を行うためのコンバータ53と、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ54とを有する。そして、コンバータ53及びインバータ54と直流電源51との間における正極側と負極側の電流経路に、それぞれメインリレー571、572として電磁継電器1が配線されている。また、正極側の電流経路に設けられたメインリレー571と並列に、抵抗58と直列接続された予備充電用リレー573がさらに接続されている。この予備充電用リレー573は、本発明の電磁継電器1であってもよいし、そうでなくてもよい。
また、正極側の電流経路と負極側の電流経路との間には、コンデンサ55が懸架されるように接続され、負極側のメインリレー572と直流電源51との間には電流センサ56が接続されている。
以上の構成により、直流電源51とコンバータ53及びインバータ54との間の電流の通電、遮断を切り替える。そして、電磁継電器1には、直流電源51から回転電機52へ供給される力行方向の大電流81が流れる場合と、回転電機52から直流電源51へ回収される回生方向の小電流82が流れる場合とがある(図4参照)。力行方向の大電流81は、回生方向の小電流82よりも大きい。
上記電源回路5においては、以下のような動作が行われる。
すなわち、最初に車両のイグニッションキーをオンすると、負極側のメインリレー572と予備充電用リレー573とが、この順にオン(通電状態)となり、コンデンサ55への充電が開始される。このとき、抵抗58によって大きな突入電流が電源回路5に流れることを制限し、徐々にコンデンサ55への充電が行われるよう構成されている。
コンデンサ55が充電された後、正極側のメインリレー571がオンし、回転電機52への給電が開始され、予備充電用リレー573はオフされる。この間、電磁継電器1には力行方向の電流(大電流81)が流れる。
また、この状態において、回転電機52において回収された電力が、電源回路5を通じて直流電源51へ回生される。つまり、このとき電磁継電器1に、力行方向とは逆の回生方向の電流(小電流82)が流れる。
そして、イグニッションキーをオフしたとき、二つのメインリレー571、572がオフされ、電源回路5における通電が遮断される。
また、回転電機52、コンバータ53、あるいはインバータ54等において異常が発生したとき、メインリレー571、572を構成する電磁継電器1が遮断状態に切り替わることによって、電流を遮断して、各電子部品を保護する。
次に、本例の作用効果につき説明する。
本例の電磁継電器1は、上記一対の接点部3のいずれにおいても、上記双方向の電流のうち、上記大電流81を遮断する際に生じるアーク8が消弧用磁石体4によって引き伸ばされる方向が、固定ホルダ32の先端方向となるよう構成されている。これにより、双方向の電流のいずれをも円滑に遮断することが可能となる。
すなわち、消弧用磁石体4によるアーク8の引き伸ばし方向は、遮断する際に流れている電流の向きによって互いに逆向きに変化する。そのため、上述のごとく、双方向の電流のいずれを遮断する際にもアーク8の引き伸ばし方向が固定ホルダ32の延設方向と逆方向、すなわち固定ホルダ32の先端方向となるように設定することはできない。
ただし、電流値の大きい大電流81を遮断する際に発生するアーク8を消弧するためには、アーク8をより大きく引き伸ばす必要があるが、電流値の小さい小電流を遮断する際に発生するアーク8を消弧するためには、アーク8の引き伸ばし量は比較的小さくて済む。それゆえ、小電流82を遮断する際に発生するアーク8の引き伸ばし方向が固定ホルダの延設方向と一致してその引き伸ばし量が小さくなっても、比較的円滑に消弧が可能である。一方、大電流81を遮断する際に発生するアーク8の引き伸ばし方向が固定ホルダ32の延設方向と一致してその引き伸ばし量が小さくなると、消弧が困難となるおそれがある。
そこで、本発明においては、図6に示すごとく、大電流81を遮断する際に生じるアーク8が消弧用磁石体4によって引き伸ばされる方向が、固定ホルダ32の先端方向となるよう構成されている。これにより、消弧し難い大電流遮断時のアーク8を引き伸ばしやすくすることができ、消弧しやすくすることができる。
その結果、互いに逆向きの電流である上記大電流81と上記小電流82とのいずれの遮断時にも、アーク8を円滑に消弧することが可能となり、円滑に電流の遮断を行うことができる。
また、固定ホルダ32の先端部321は、該固定ホルダ32の長手方向の位置が、固定ホルダ32に設けられた固定接点320に隣接する消弧用磁石体4の磁束発生面40の形成範囲内にある。そのため、大電流81を遮断する際に発生するアーク8を、固定ホルダ32の先端方向へ大きく引き伸ばすことができる。すなわち、上記の構成によれば、磁束発生面40から発生する磁束が、固定ホルダ32の先端部321においても充分に形成されるため、固定ホルダ32の先端部321から先端側へアーク8を充分に引き伸ばすことができる。
また、図1に示すごとく、消弧用磁石体4の磁束発生面40の中心は、該磁束発生面40に隣接する固定ホルダ32の長手方向における接点部3の中心よりも、固定ホルダ32の先端方向に位置している。そのため、大電流81を遮断する際に発生するアーク8を効果的に引き伸ばすことができると共に、消弧用磁石体4の小型化を図ることができる。
また、一対の固定ホルダ32は、先端方向が同一方向であり、一対の消弧用磁石体4は、互いに対向する磁束発生面40の電極が互いに同極(S極4s)である。そのため、大電流81の遮断時に一対の接点部3において発生するアーク8を、固定ホルダ32の先端側へ引き伸ばすことが可能となる。すなわち、一対の消弧用磁石体4の磁束発生面40の電極が互いに同極であることにより、一対の接点部3におけるアーク8の引き伸ばし方向を同じ方向とすることができる。そして、一対の固定ホルダ32の先端方向が同一であれば、この方向を大電流81の遮断時のアーク8の引き伸ばし方向に一致させるようにすることが可能となる。
また、固定ホルダ32の先端方向が同一であることにより、固定ホルダ32における先端部321と反対側に形成される外部端子322を電磁継電器1における同一方向に突出させることができる。その結果、電磁継電器1の外部配線が容易となる。
以上のごとく、本例によれば、互いに大きさが異なる双方向の電流のいずれをも円滑に遮断することができる電磁継電器を提供することができる。
(実施例2)
本例は、図8に示すごとく、固定ホルダ32が、先端部321よりもさらに先端側に延設された延設部323を有しており、該延設部323は絶縁樹脂101内に埋設されている例である。
すなわち、本例の固定ホルダ32は、先端側の一部が絶縁樹脂101に覆われている。この固定ホルダ32のうち絶縁樹脂101に覆われた部分が延設部323であり、露出した部分の中で最も先端側に位置する部分が先端部321となる。
また、固定ホルダ32は、絶縁樹脂101からなる本体10にインサート成型されている。
本例の電磁継電器1において、大電流81を遮断する際に発生するアーク8の一方の端部83は、消弧用磁石体4による磁場に起因するローレンツ力によって、固定ホルダ32における露出した部分の中で最も先端側に位置する部分、すなわち先端部321にまで移動することとなる。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、固定ホルダ32を本体部10に安定して固定することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例3)
本例は、図9に示すごとく、固定ホルダ32が、先端部321から可動ホルダ31と反対側に向って屈曲した屈曲延長部324を有し、該屈曲延長部324は絶縁樹脂101内に埋設されている例である。
絶縁樹脂101の表面102は固定ホルダ32における可動ホルダ31との対向面325よりも後退している。また、本例においては、屈曲延長部324は、絶縁樹脂101内において、さらに先端側へ屈曲している。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、固定ホルダ32を本体部10に安定して固定することができると共に、絶縁樹脂101がアーク8の引き伸ばしを阻害することを防ぐことができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
(実施例4)
本例は、図10に示すごとく、固定ホルダ32の先端部321に、固定ホルダ32よりも導電率の低い導体からなる低導電率部326を設けた例である。
本例において、固定ホルダ32は銅からなり、固定接点320は銀からなり、低電導率部326は鉄からなる。なお、可動ホルダ31は銅からなり、可動接点310は銀からなる。
また、低導電率部326は固定ホルダ32に対してかしめ固定されている。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、大電流の遮断時に発生するアーク8が、消弧用磁石体4の磁界に起因するローレンツ力によって固定ホルダ32の先端方向へ引き伸ばされたとき、アーク8の端部83が低導電率部326に移動する。これにより、低導電率部326による電気抵抗によってアーク8の電流値が小さくなり、アーク8が消弧されやすくなる。
また、低導電率部326は鉄からなるため、安価な低導電率部326を得ることができると共に、低導電率部326における電気抵抗を充分に得ることができる。
また、低導電率部326は固定ホルダ32に対してかしめ固定されているため、低導電率部326を容易かつ確実に固定ホルダ32に固定することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
なお、低導電率部326は、固定ホルダ32の先端部321に代えて、或いは先端部321と共に、固定ホルダ32の先端部321に対向配置される可動ホルダ31の端部311に設けてあってもよい。
(実施例5)
本例は、図11に示すごとく、一対の固定ホルダ32の先端方向が反対方向であり、一対の消弧用磁石体4は、互いに対向する磁束発生面40の電極が互いに異極である電磁継電器1の例である。
一方の接点部3に対向する消弧用磁石体4の磁束発生面40はS極4sであり、他方の接点部3に対向する消弧用磁石体4の磁束発生面40はN極4nである。
その他は、実施例1と同様である。
本例の場合には、大電流81を遮断する際に生じるアーク8が消弧用磁石体4によって引き伸ばされる方向が、2つの接点部3において互いに逆向きとなる。この方向に合わせるように、各接点部3に配置される固定ホルダ32の先端部321の向きを設定している。
そのため、実施例1と同様に、2つの接点部3の双方において、固定ホルダ32の先端部321の方向を大電流81の遮断時のアーク8の引き伸ばし方向(図8における実線の矢印8)に一致させることができ、大電流81を円滑に遮断することができる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
上記実施例1においては、一対の消弧用磁石体4における接点部3に対向する磁束発生面40をいずれもS極4sとした例を示したが、これらをいずれもN極とすることもできる。ただし、この場合には、一対の固定ホルダ32の先端方向を実施例1の場合と逆にするか、あるいは接点部3を流れる電流(大電流81と小電流82)の向きを逆にする。
また、上記実施例5においても、固定ホルダ32の先端方向又は電流の向きを適宜変更すれば、磁束発生面40の磁極を変更することは可能である。
つまり、一対の接点部3のいずれにおいても、大電流81を遮断する際に生じるアーク8が消弧用磁石体4によって引き伸ばされる方向が、固定ホルダ32の先端方向となるよう構成できるものであれば、消弧用磁石体4の磁極や固定ホルダ32の先端方向等については、種々変更することができる。
1 電磁継電器
2 コイル
3 接点部
31 可動ホルダ
310 可動接点
32 固定ホルダ
320 固定接点
321 先端部
4 消弧用磁石体
40 磁束発生面
8 アーク

Claims (9)

  1. 互いに大きさが異なる双方向の電流の通電、遮断を切り替える電磁継電器であって、
    通電により磁力を発生するコイルと、
    上記磁力によって開閉する一対の接点部と、
    該一対の接点部の外側にそれぞれ隣接配置され該接点部に生じるアークを引き伸ばして消弧するための消弧用磁石体とを有し、
    上記一対の接点部は、本体に固定された一対の導体からなる固定ホルダの先端部近傍にそれぞれ保持された一対の固定接点と、上記磁力によって上記固定ホルダに対して進退する導体からなる可動ホルダに固定されると共に上記一対の固定接点に対向配置される一対の可動接点とによって構成されており、
    上記一対の接点部のいずれにおいても、上記双方向の電流のうち電流値のより大きい大電流を遮断する際に生じる上記アークが上記消弧用磁石体によって引き伸ばされる方向が、上記固定ホルダの先端方向となるよう構成されており、
    かつ上記固定ホルダの先端部は、該固定ホルダの長手方向の位置が、上記固定ホルダに設けられた上記固定接点に隣接する上記消弧用磁石体の磁束発生面の形成範囲内にあることを特徴とする電磁継電器。
  2. 請求項において、上記固定ホルダは、上記先端部よりもさらに先端側に延設された延設部を有しており、該延設部は絶縁樹脂内に埋設されていることを特徴とする電磁継電器。
  3. 請求項において、上記固定ホルダは、上記先端部から上記可動ホルダと反対側に向って屈曲した屈曲延長部を有し、該屈曲延長部は絶縁樹脂内に埋設され、かつ該絶縁樹脂の表面は上記固定ホルダにおける上記可動ホルダとの対向面よりも後退していることを特徴とする電磁継電器。
  4. 請求項又はにおいて、上記固定ホルダは、上記絶縁樹脂からなる本体にインサート成型されていることを特徴とする電磁継電器。
  5. 請求項1〜のいずれか一項において、上記消弧用磁石体の磁束発生面の中心は、該磁束発生面に隣接する上記固定ホルダの長手方向における上記接点部の中心よりも、上記固定ホルダの先端方向に位置していることを特徴とする電磁継電器。
  6. 請求項1〜のいずれか一項において、上記一対の固定ホルダは、先端方向が同一方向であり、上記一対の消弧用磁石体は、互いに対向する磁束発生面の電極が互いに同極であることを特徴とする電磁継電器。
  7. 請求項1〜のいずれか一項において、上記固定ホルダの先端部、及び該固定ホルダの先端部に対向配置される上記可動ホルダの端部の少なくとも一方には、上記固定ホルダ又は上記可動ホルダよりも導電率の低い導体からなる低導電率部を設けてあることを特徴とする電磁継電器。
  8. 請求項において、上記低導電率部は鉄からなることを特徴とする電磁継電器。
  9. 請求項又はにおいて、上記低導電率部は上記固定ホルダ及び上記可動ホルダの少なくとも一方に対してかしめ固定されていることを特徴とする電磁継電器。
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