JP5194810B2 - Icタグ付きフォルダ - Google Patents
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Description
また、特許文献1にはICタグをとりつけた付箋を書籍にとりつけることで文書を管理する方法が記載されている。特許文献2には箱に予め設けておいた出っ張り部にICタグラベルを貼り付けて管理する方法が記載されている。特許文献3には文書を整理するファイルの仕切りシートにICタグを貼り付けて管理する方法が記載されている。
また、ICタグをとりつけた付箋を書籍にとりつける方法を用いる場合、付箋が書籍などから外れる恐れがあり、確実に文書管理できない恐れがある。
文書を整理するバインダの仕切りシートにICタグを貼り付けて管理する方法を用いる場合、ICタグの貼り付けてある仕切りシートと他の文書がかさなるため、同様にICチップが破損する恐れがある。
さらに、軽量でかつハンドリング性のよいフォルダを提供することを課題とする。
このようにすることで、文書管理用のフォルダをICチップ及びICチップに接続されたアンテナを有するICインレットを用いて管理できるとともに、凸状シート片部に設けてあるために、重ねてもICチップが他のフォルダと接触して破損する恐れを低減することができる。
このようにすることで、凸状シート片部が折れ曲がる恐れを低減することができる。
このようにすることで、他のフォルダと重ねたときに、より確実にICチップが他のフォルダと接触しないようにすることができる。
表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートの底辺及び側辺のうちの少なくとも1つが連結してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のICタグ付きフォルダである。
このようにすることで、ファイルの両端に組み込んだR/Wからの信号を効率良くかつ周囲の状況(ファイルの材質又はタグとファイル及び他の非金属物質との相対位置関係等)に比較的影響を受けずに安定して受信及び送信することが可能となる。
このようにすることで、ループアンテナの外側と内側を結ぶブリッジ線路を無くすことができ、コストダウン及びブリッジ部分の接触不良問題の解消が可能となる。
例えば、図1に示すように四角形状の表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートを用い、底辺及びどちらかの側辺で連結させてもよい。また底辺及び2つの側辺で連結させてもよい。
また、上記以外の形状でも半円状の表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートを用い、円弧状の底辺を連結させる形状にしてもよい。
凸状シート片部には、ICチップを有し、凸状シート片部と表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートにまたがるようにアンテナが配置され、ICチップと接続されている。図4に一例を示す。
凸状シート片部にICチップを有することでフォルダを重ねたときでもICチップが他の部分と接触することで破損するおそれがない。
また、アンテナを凸状シート片部と表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートにまたがるように配置することで、凸状シート片部の大きさを小さくすることができる。
例えば、図1に示すように、四角形状の表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シート等を用いて、底辺部分と、側辺部の一方または双方を連結させてなるフォルダにおいて、非連結部である上辺の一部に表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートと一体である凸状シート片部を有することができる。
凸状シート片部は表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートと一体であることにより、折れ曲がりにくくすることができる。
なお、ここで表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートの面積Saは、図4に示すように凸状シート片部と一体となっている場合、凸状シート片部を含まない面積である。
シートの材質にもよるが、これ以上であると、フォルダに対する凸状シート片部の面積が大きくなりすぎるために、凸状シート片部の自重等で折れ曲がる可能性がある。
これ以下であると、前述のように通常フォルダのサイズが500〜1500cm2でICチップ及びチップを実装する周辺のアンテナパターンのサイズが0.5〜1cm2程度であるのでICチップを凸状シート片部に収容できなくなる場合がある。
樹脂からなるシートとしては、例えばアクリル系、ポリエステル系、ポリカーボネート、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、テフロン(登録商標)系のシートなどを用いることができる。
また、複数の層からなる樹脂シートや紙シートを用いてもよいし、樹脂シートや紙シートを張り合わせた合成シートを用いてもよい。
凸状シート片部も表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートと一体となっているため、同様である。
これ以下であると、十分な強度がない。また図5に示すようにICチップは、表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートの厚みより薄くないと、フォルダからICチップがはみ出してしまうために隣のファイルの凸状シート片部、ICチップと接触して破損するおそれがある。ICチップの厚みが概ね100μm〜250μmの範囲内であるため、この範囲以下になると上述のように破損の恐れが生じてくる。
またこれ以上であると、厚くなりすぎるため、収容性が低下する。さらに、重量増加、可撓性の低下に伴ってハンドリング性が悪くなる。
巻き数が1であることで、巻き数が2以上の時に必要なブリッジ線が不要になる。但し、ループアンテナの巻き数が減少した分、減らしたループの面積相当を補うように全体のアンテナサイズを大きくすることが望ましい。
保護層としては特に限定するものではなく、アクリル系やポリエステル系などの樹脂からなるフィルムシートを張り合わせたり、アクリル系やポリエステル系などの樹脂をコーティング、蒸着法などで形成することができる。
2・・・表側フォルダ形成シート
3・・・連結部
4・・・底辺部
5・・・側辺部
6・・・上辺部
7・・・凸状シート片部
8・・・切込み部
9・・・ICチップ
10・・アンテナ
11・・凸状シート片部の面積Sb
12・・表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートの面積Sa
13・・ICタグシール
Claims (6)
- 表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートを有し、少なくとも該表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートの一部が連結してなるフォルダにおいて、
該表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートが、表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートと一体である凸状シート片部を有し、
該凸状シート片部にはICチップが配置されてなり、かつ該凸状シート片部と表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートにまたがるようにアンテナ線が配線配置されてなり、該ICチップとアンテナ線が接続されてなることを特徴とするICタグ付きフォルダ。 - 該凸状シート片部の面積Sbと、表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートの面積Saの比Sa/Sbが、3000〜30であることを特徴とする請求項1記載のICタグ付きフォルダ。
- 表側フォルダ形成シート又は裏側フォルダ形成シートの厚みが0.1mm〜1.0mmであることを特徴とする請求項1又は2記載のICタグ付きフォルダ。
- 前記表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートが、それぞれ底辺、2つの側辺、上辺の4辺を有する四角形状であり、
表側フォルダ形成シート及び裏側フォルダ形成シートの底辺及び側辺のうちの少なくとも1つが連結してなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のICタグ付きフォルダ。 - 前記アンテナ線がループアンテナであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のICタグ付きフォルダ。
- 前記アンテナ線が1巻きのループアンテナであることを特徴とする請求項5に記載のICタグ付きフォルダ。
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