JP5194704B2 - 表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子 - Google Patents

表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子 Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤボンディングにより回路基板に接続される表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子に関する。
従来、特定波長の光を選択反射する表示パネル及びこの表示パネルを積層した積層型表示素子が知られている。積層型表示素子は、表示パネルに形成された端子部と、表示パネルを駆動するための回路基板に形成された端子部とを中継基板により接続した構造を有している(例えば、特許文献1参照)。
図4は、3枚の反射型液晶表示パネル300B、300G、300Rを積層した積層型表示素子400を示す斜視図である。各表示パネル300B、300G、300Rは、異方性導電シートを介して中継基板213により、それぞれ図示せぬ回路基板に接続されている。この表示素子400では、各中継基板213は、各表示パネル300B、300G、300Rの端子部に接続されている。これらの端子部は、各表示パネル300B、300G、300Rの樹脂フィルム基板の表示領域から透明電極(不図示)をパネル縁部まで延長して形成したものであり、透明金属で形成されている。
また、表示素子の狭額縁化のために、中継基板を用いずにワイヤボンディング法により各表示パネルと回路基板とを接続した表示素子が知られている。図5は、ワイヤボンディング法による表示素子500を示す断面図である。図5に示すように、表示素子500は、積層された3枚の反射型液晶表示パネル400B、400G、400Rを有している。ボンディングワイヤ13の先端に形成されたボール部13aは、各表示パネル400B、400G、400Rのパネル縁部に接合されている。
図6は、表示パネル400Bの断面図である。図6に示すように、表示パネル400Bは、透明電極405が形成された基板401と、透明電極406が形成された基板403とが、透明電極405、406を対向させて配置されている。これら一対の基板401、403の間には、外周がシール剤409で覆われて液晶が封入され、表示領域Dが形成されている。透明電極405は、パネル縁部まで延長されて電極端部405aが形成されている。この電極端部405aに金属膜419が積層して形成されている。これにより、ボンディングワイヤ13のボール部13aは、金属膜419を介して透明電極405の電極端部405aに接続されている。
国際公開第06/100711号パンフレット
しかしながら、上記従来の技術にあっては、透明電極405の膜厚は、通常、1000Å〜1500Åの厚さで形成されている。また、透明電極405は、基板401との密着性が低く、接合されたボンディングワイヤのたわみ等による応力の付加に対する強度が弱い。このため、透明電極405は、電極端部405aに応力が付加されたときに、図7(a)に示すように、亀裂Cが生じて破断してしまうという問題がある。
さらには、図7(b)に示すように、電極端部405aのボンディングワイヤ13との接合領域部が、金属膜419及びボンディングワイヤ13とともに基板401から剥離してしまうという問題がある。
他の金属めっきを透明電極上に積み重ねることにより、電極端部405aとボンディングワイヤ13との接合強度を向上させても、超音波等の接続ストレスでこれらの問題は生じてしまう。
本発明の目的は、透明電極にボンディングワイヤを接続したことによる透明電極の損傷を防止することのできる表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子を提供することにある。
上記目的は、基板上に形成された透明電極と、前記基板に形成された穴部と、前記穴部に埋め込まれて固定される固定部、前記透明電極に接触する接触部、及び、ボンディングワイヤが接合される接合部、を備えるとともに、導電性部材で形成されて前記透明電極と前記ボンディングワイヤとを電気的に接続する接続端子部とを有することを特徴とする表示パネルによって達成される。
上記目的は、複数の表示パネルを積層した積層型表示素子であって、前記表示パネルは上記本発明の表示パネルであることを特徴とする積層型表示素子。
本発明によれば、透明電極にボンディングワイヤを接続したことによる透明電極の損傷を防止することのできる表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子を実現できる。
〔第1の実施の形態〕
本発明の第1の実施の形態による表示パネルについて図1及び図2を用いて説明する。図1は、本実施の形態による表示パネルを示す斜視図である。
本実施形態に係る表示パネル100は、画像を表示する表示素子等に搭載される。表示パネル100は、図1に示すように、複数の透明電極5が基板面に形成された基板1と、同じく複数の透明電極6(図2(b)参照)が基板面に形成された基板3とを備えている。これら基板1、3は透明性を有する樹脂フィルム基板である。
複数の透明電極5、6は、それぞれ基板1、3の基板面に沿って配列されている。基板1、3は、それぞれ透明電極5と透明電極6とを対向させて重ね合わされている。透明電極5、6は交差して配置されている。一対の基板1、3及び透明電極5、6の間は、外周がシール剤9(図2(b)参照)で覆われ、シール剤9で覆われた領域内に液晶が封入されている。この液晶は、コレステリック相を形成するコレステリック液晶である。表示パネル100は、透明電極5、6を介して液晶に電圧を印加することにより、画像表示領域Dに画像を表示可能になっている。
各基板1、3の縁部の端子領域Tには、ボンディングワイヤ13により透明電極5、6と表示パネル100を駆動する駆動回路基板とを電気的に接続するための接続構造7が設けられている。以下、基板1に設けられた接続構造7について説明するが、基板2に設けられた接続構造7も同様の構成を備えている。接続構造7は、透明電極5毎に設けられている。
図2(a)は、表示パネルの一部を示す上面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A’で切断した断面図である。接続構造7は、図2(a)及び図2(b)に示すように、電極端部5aと、接続端子部11と、基板1に形成された穴部1aとを備えている。
電極端部5aは、基板1の縁部の端子領域Tまで透明電極5を延長することにより形成されている。この電極端部5aが形成された透明電極5は、画像表示領域Dから端子領域Tにかけて、略同じ幅Wで直線状に形成されている。本実施形態では、透明電極5の幅W、すなわち、電極端部5aの幅Wは75μmである。
穴部1aは、各電極端部5aにおいて幅W方向の略中央に形成されている。基板1及び電極端部5aに形成された穴部1aは、基板面の法線方向に見て円形状に形成されている。図2(b)に示すように、穴部1aは、電極端部5a及び基板1を基板面に略垂直な方向に貫通して形成されている。この穴部1aは、ドリル等による機械加工や短波長のレーザ等により形成される。穴部1aの直径d1は、ボンディングワイヤ13の直径やボンディングの条件により決定され、ボンディングワイヤ13の直径の約2〜5倍である。本実施形態における穴部1aの直径d1は、電極端部5aの幅Wよりも小径に形成されており、穴部1aの直径d1は50μmである。ここで、本実施形態における透明電極5を含めた基板1の厚さt1は100〜200μmである。
接続端子部11は、各透明電極5の電極端部5a上であって、電極端部5aの幅W方向の略中央に設けられている。この接続端子部11は、導電性材料で形成され、固定部15と、接触部17と、接合部18とを備えている。接続端子部11は、めっきやフォトリソグラフィによりパターン化されて形成される。
固定部15は、穴部1aに埋め込まれて固定されている。この固定部15は、めっき等による金属や導電ペーストを穴部1aに充填して固体化させることにより形成される。すなわち、円形状に形成された穴部1aに埋め込まれた固定部15は、穴部1aと同じ直径d1の円柱形状を有している。固定部15は、穴部1aを貫通しており、貫通した固定部15の先端15aは、透明電極5が形成されていない基板1の裏面側の基板面から突出している。固定部15の先端15aには、基板1の裏面側の基板面に沿って突出する突出部15bが形成されている。この突出部15bは、基板1の基板面に当たっている。これにより、固定部15は、基板1のボンディングワイヤ13が接合される側から抜けないようになっている。従って、固定部15は、接続端子部11を基板1に固定するためのアンカとして機能する。
接触部17は、電極端部5a上に形成されている。この接触部17は、基板1の基板面に沿って突出して円板状に広がり、円柱形状の固定部15と略同軸に、接合部18と一体で薄板円板形状に形成されている。この接触部17は、基板1側に、電極端部5aに接触する接触面17aを有している。本実施形態における接触部17の厚さt2は、基板1の基板面の法線方向に1μmである。また、接触部17の直径d2は、固定部15の直径d1よりも大径に形成されており、本実施形態における接触部17の直径d2は110μmである。接触部17は、接触面17aが基板1の基板面の法線方向に電極端部5aと当たって接することにより、透明電極5の電極端部5aを基板1との間に挟んでいる。
接合部18は、接触部17の接触面17aの背面側、すなわち、接続端子部11の上端に形成されている。この接合部18は、ボンディングワイヤ13の接合端に形成されたボール部13aが接合される接合面を有している。ボール部13aは、接合時に溶かされて表面張力により球形状に形成される。当該接合面は、基板1の基板面に略平行に形成されている。接合部18に接合されるボンディングワイヤ13は、接合時に、ボンディングワイヤ13のボール部13aの直径d3が、穴部1aあるいは固定部15の直径d1よりも小さく形成される。すなわち、穴部1aあるいは固定部15の直径d1は、ボンディングワイヤ13のボール部13aの直径d3以上となるように設けられている。ここで、本実施形態におけるボンディングワイヤ13のボール部13aの直径d3は40μmである。
接合部18の接合面上には、金等の金属膜19がめっき法やスパッタ法により形成されている。すなわち、接合部18とボンディングワイヤ13のボール部13aとは、接合部18上に形成された金属膜19を介して接合される。これにより、ボンディングワイヤ13と電極端部5aとは、電気的に接続される。
透明電極5に電気的に接続されるボンディングワイヤ13は、直線状に形成された透明電極5の延びる方向に沿って、外部から端子領域Tの接続端子部11に向かって延びている。ボンディングワイヤ13は、ボール部13aが、基板1の基板面の法線方向に見て接合部18の略中心に接合されている。
以下、表示パネル100の製造方法について説明する。
表示パネル100を製造するには、先ず、パターニングにより、基板1上に複数の透明電極5を形成する。
次に、基板1に、各透明電極5の電極端部5aを貫通する穴部1aを、ドリル等による機械加工や短波長のレーザ等により形成する。
次に、スクリーン印刷を用いて、基板1の穴部1aに、例えば、Cu(銅)ペーストを充填し、接続端子部11を形成する。このとき、接続端子部11の固定部15は、先端15aが、基板1の裏面側の基板面から突出し、基板1の裏面側の基板面に沿って突出する突出部15bが形成される。
次に、基板1の縁部の端子領域T上にレジストを塗布してパターニングし、接続端子部11の接合部18の接合面となる領域を開口する。
次に、接合部18の接合面上に、例えば、金からなる金属膜19をめっき法により形成し、レジストを除去する。こうして基板1に接続構造7が完成する。同様の方法により、基板3に接続構造7が完成する。
次に、基板1と基板3とを貼り合わせる。
次に、基板1と基板3との間に液晶を注入する。これにより、表示パネル100が完成する。
次に、接続構造7と駆動回路基板とをボンディングワイヤ13によって接合する。これにより表示素子が完成する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、表示パネル100は、基板1上に形成された透明電極5と、基板1及び透明電極5を貫通して形成された穴部1aと、穴部1aに埋め込まれて固定される固定部15、透明電極5の電極端部5aに接触する接触部18、及び、ボンディングワイヤ13が接合される接合部18、を備えるとともに、導電性部材で形成されて透明電極5とボンディングワイヤ13とを電気的に接続する接続端子部とを有している。これにより、ボンディングワイヤ13は、基板1に固定された接続端子部11を介して透明基板5に電気的に接続され、ボンディングワイヤ13のたわみ等によって接続端子部11に応力が付加されても、この応力が透明電極5に伝わり難い。このため、透明電極5にボンディングワイヤ13を接続したことによる応力の付加や超音波等による透明電極5の損傷を防止することができる。
また、表示パネル100は、接続端子部11の接触部17の接触面17aが、基板1の基板面の法線方向に当たって接することにより、基板1との間に透明電極5の電極端部5aを挟んでいる。これにより、透明電極5と基板1との密着性が向上し、透明電極5が剥がれ難いため、ワイヤボンディング法を用いた接続の信頼性を向上させることができる。
さらにまた、表示パネル100は、接続端子部11を備えることにより、透明電極5の剥がれ等の損傷を考慮することなく、ワイヤボンディング法を用いた接続を容易に行うことができる。このため、表示パネル100の端子領域Tを狭めて狭額縁化するのが容易に可能となる。
〔第2の実施の形態〕
本発明の第2の実施の形態による表示パネルについて図3(a)〜図3(c)を用いて説明する。図3(a)は、表示パネルの一部を示す上面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B’断面図であり、図3(c)は、図3(a)に示す矢印C方向に見た表示パネルの側面図である。
本実施の形態に係る表示パネル200は、第1の実施の形態における表示パネル100と略同一の構成を備えている。以下、共通部分の符号を同符号とするとともに説明を省略する。なお、表示パネル200は、第1の実施の形態に係る表示パネル100と同様の製造方法により製造される。
表示パネル200は、図3(a)〜図3(c)に示すように、複数の透明電極105が基板面に形成された基板101と、同じく複数の透明電極106が基板面に形成された基板103とを備えている。各基板101、103の縁部の端子領域Tには、ボンディングワイヤ13により透明電極105と表示パネル200を駆動する駆動回路基板とを電気的に接続するための接続構造107が設けられている。以下、基板101に設けられた接続構造107について説明するが、基板103にも同様の構成の接続構造107が備えられている。接続構造107は、透明電極105毎に設けられている。接続構造107は、図3(a)に示すように、電極端部105aと、接続端子部111と、基板101に形成された一対の穴部101aとを備えている。
一対の穴部101aは、透明電極105の電極端部105aを跨いで電極端部105a毎に基板101に形成されている。これら一対の穴部101aは、電極端部105aを挟んで配列されている。穴部101aは、それぞれ基板101のみを貫通して形成されている。これら穴部101aは、ドリル等による機械加工や短波長のレーザ等により形成される。穴部101aの直径は、ボンディングワイヤ13の直径やボンディングの条件により決定され、ボンディングワイヤ13の直径の約2〜5倍である。
接続端子部111は、導電性材料で形成され、一対の固定部115と、接触部117と、接合部118とを備えている。接続端子部111は、めっきやフォトリソグラフィによりパターン化されて形成される。
一対の固定部115は、それぞれ一対の穴部101aに埋め込まれて固定されている。これら固定部115は、めっき等による金属や導電ペーストを穴部101aに充填して固体化させることにより形成される。すなわち、円形状に形成された穴部101aに埋め込まれた固定部115は、穴部101aと同じ直径の円柱形状を有している。固定部115は、穴部101aを貫通しており、貫通した固定部115の先端115aは、透明電極105が形成されていない基板101の裏面側の基板面から突出している。固定部115の先端115aには、基板101の裏面側の基板面に沿って突出する突出部115bが形成されている。これら突出部115bは、基板101の基板面に当たっている。これにより、固定部115は、基板101のボンディングワイヤ13が接合される側に抜けないようになっている。従って、固定部115は、接続端子部111を基板101に固定するアンカとして機能する。
接触部117は、電極端部105a上に形成されている。この接触部117は、一対の固定部115間を基板101の基板面に沿って架け渡されて形成されている。この接触部117は、一対の固定部115間の基板101側に、電極端部105aに接触する接触面117aを有している。接触部117は、接触面117aが基板101の基板面の法線方向に電極端部105aと当たって接することにより、透明電極105の電極端部105aを基板101との間に挟んでいる。
接合部118は、接触部117の接触面117aの背面側、すなわち、接続端子部111の上端に形成されている。この接合部118は、ボンディングワイヤ13の接合端に形成されたボール部13aが接合される接合面を有している。ボール部13aは、接合時に溶かされて表面張力により球形状に形成される。当該接合面は、基板101の基板面に略平行に形成されている。
接合部118の接合面上には、金等の金属膜119がめっき法やスパッタ法により形成されている。すなわち、接合部118とボンディングワイヤ13のボール部13aとは、接合部118上に形成された金属膜119を介して接合される。これにより、ボンディングワイヤ13と電極端部105aとは、電気的に接続される。
透明電極105に電気的に接続されるボンディングワイヤ13は、直線状に形成された透明電極105の延びる方向に沿って、外部から端子領域Tの接続端子部111に向かって延びている。ボンディングワイヤ13は、ボール部13aが、基板101の基板面の法線方向に見て、接合部118の略中央、すなわち、接触部117の裏面側に接合されている。
第2の実施の形態に係る表示パネル200によっても、第1の実施の形態に係る表示パネル100と同様の効果が得られる。
また、表示パネル200は、透明電極105の電極端部105aに穴部を形成することなく、接続端子部111を設けることができるため、穴部を形成することによる電極端部105aの強度低下を防止することができる。さらには、穴部が形成された場合に比べて、透明電極105と基板101とが密着する面の面積が穴部の開口面積の分だけ大きくなる。このため、透明電極105と基板101との密着性がさらに向上する。
以上、実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
上記実施の形態では、基板1、101に形成された穴部1a、101aは、基板1、101を貫通して形成されているが、本発明はこれに限られない。基板1、101に形成された穴部1a、101aは、固定部15、115を固定できれば、基板1、101を貫通しないで、底部を有するように形成されていてもよい。
また、上記実施の形態では、接合部18、118とボンディングワイヤ13のボール部13aとは、接合部18、118上に形成された金属膜19、119を介して接続されているが、本発明はこれに限られない。接合部18、118が、接合性の高い材料で形成されていれば、接合部18、118とボンディングワイヤ13のボール部13aとは金属膜19、119を介さずに接合されていてもよい。
さらに、上記実施の形態では、表示素子に用いられる1枚の表示パネル100について説明しているが、本発明はこれに限られず、赤色、緑色及び青色等、複数の異なる色の表示パネル100を積層することによりカラー表示が可能な積層型表示素子に本発明を適用してもよい。
以上、説明した本実施の形態による表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子は、以下のようにまとめられる。
(付記1)
基板上に形成された透明電極と、
前記基板に形成された穴部と、
前記穴部に埋め込まれて固定される固定部、前記透明電極に接触する接触部、及び、ボンディングワイヤが接合される接合部、を備えるとともに、導電性部材で形成されて前記透明電極と前記ボンディングワイヤとを電気的に接続する接続端子部と
を有することを特徴とする表示パネル。
(付記2)
付記1記載の表示パネルにおいて、
前記穴部は、前記透明電極を貫通し、前記透明電極の幅よりも小径に形成されていること
を特徴とする表示パネル。
(付記3)
付記1又は2記載の表示パネルにおいて、
前記穴部は、前記基板を貫通していること
を特徴とする表示パネル。
(付記4)
付記3記載の表示パネルにおいて、
前記固定部の先端は、前記穴部を貫通して前記基板から突出していること
を特徴とする表示パネル。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
前記接合部上に形成された金属膜をさらに有すること
を特徴とする表示パネル。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
前記穴部の直径は、接合時に前記ボンディングワイヤの先端に形成されるボール部の直径以上に形成されていること
を特徴とする表示パネル。
(付記7)
付記1乃至6のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
前記基板には、前記透明電極を挟んで一対の前記穴部が形成されており、前記固定部は、一対の前記穴部のそれぞれに固定されていること
を特徴とする表示パネル。
(付記8)
付記1乃至7のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
前記接触部は、前記基板の基板面に沿って突出して形成され、前記基板との間に前記透明電極を挟んでいること
を特徴とする表示パネル。
(付記9)
付記4又は5記載の表示パネルにおいて、
前記固定部の前記先端には、前記基板の基板面に沿って突出する突出部が形成され、前記突出部は前記基板面に当たっていること
を特徴とする表示パネル。
(付記10)
複数の表示パネルを積層した積層型表示素子であって、
前記表示パネルは付記1乃至9のいずれか1項に記載の表示パネルであること
を特徴とする積層型表示素子。
本発明の第1の実施の形態による表示パネルを示す斜視図である。 図2(a)は、本発明の第1の実施の形態による表示パネルの一部を示す上面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A’断面図である。 図3(a)は、本発明の第2の実施の形態による表示パネルの一部を示す上面図であり、図3(b)は、図3(a)のB−B’断面図であり、図3(c)は、図3(a)に示す矢印C方向に見た表示パネルの側面図である。 従来技術による表示素子を示す斜視図である。 従来技術によるワイヤボンディング法による表示素子を示す斜視図である。 従来技術による表示パネルを示す断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、従来技術による表示パネルの問題点を説明する図である。
符号の説明
1、3、101、103 基板
1a、101a 穴部
5、6、105、106 透明電極
11、111 接続端子部
13 ボンディングワイヤ
13a ボール部
15、115 固定部
15a、115a 先端
15b、115b 突出部
17、117 接触部
18、118 接合部
19、119 金属膜
100、200 表示パネル

Claims (5)

  1. 基板上に形成された透明電極と、
    前記基板に形成された穴部と、
    前記穴部に埋め込まれて固定され、先端には前記穴部を貫通して前記基板から突出する突出部が形成され、前記突出部が前記基板面に当たっている固定部、前記透明電極に接触する接触部、及び、ボンディングワイヤが接合される接合部、を備えるとともに、導電性部材で形成されて前記透明電極と前記ボンディングワイヤとを電気的に接続する接続端子部と
    を有することを特徴とする表示パネル。
  2. 請求項1記載の表示パネルにおいて、
    前記穴部は、前記透明電極を貫通し、前記透明電極の幅よりも小径に形成されていること
    を特徴とする表示パネル。
  3. 請求項1又は2記載の表示パネルにおいて、
    前記穴部は、前記基板を貫通していること
    を特徴とする表示パネル。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示パネルにおいて、
    前記接合部上に形成された金属膜をさらに有すること
    を特徴とする表示パネル。
  5. 複数の表示パネルを積層した積層型表示素子であって、
    前記表示パネルは請求項1乃至のいずれか1項に記載の表示パネルであること
    を特徴とする積層型表示素子。
JP2007270464A 2007-10-17 2007-10-17 表示パネル及びそれを備えた積層型表示素子 Active JP5194704B2 (ja)

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