JP5193777B2 - パワー半導体モジュールとそれを用いたインバータシステム - Google Patents

パワー半導体モジュールとそれを用いたインバータシステム Download PDF

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Description

本発明はパワー半導体モジュールとそれを用いたインバータシステムに関し、特にパワー半導体素子の効率的な冷却と信頼性の向上に関する。
近年、電力変換器の高電力密度化(電力密度=電力変換器の出力電力/電力変換器の体積)の要望が大きくなっている。電力変換器の高電力密度化を実現するには電力変換器の出力電力を上昇させ、体積を小さくすることが要求される。それらを両立させるには、電力変換器の構成要素の一つである冷却体の冷却性能を向上させることが重要である。
冷却性能を向上させるための技術として、特許文献1に示されるようにパワー半導体素子の表電極側と裏面電極側にヒートシンクを設置し、パワー半導体素子の両面から冷却する構造がある。
特許文献1に記載の構成のパワー半導体モジュールにおいて、パワー半導体と放熱板をエポキシ樹脂で同一にモールドすることにより、パワー半導体素子と放熱板との間に発生する熱応力による変形を抑える構造が開示されているが、エポキシ樹脂のガラス転移温度は200℃以下であるので、パワー半導体素子を200℃以上で動作させることが不可能という問題がある。
特許文献2には熱応力を緩和する構造として、パワー半導体素子とベースプレートの間に熱応力緩衝層を挟み込むことが開示されているが、熱抵抗が上昇し、冷却効率が悪いという問題がある。
また、非特許文献3には熱線膨張係数がCuより小さな部材、例えばAlSiCをベースプレートに採用することが開示されているが、AlSiCはCuに比べ熱抵抗が大きいため、冷却効率が悪いという問題点がある。
パワー半導体素子モジュールを効率的に冷却する構造として、特許文献4に示されるようにペルチェ素子からなる電子冷却装置を用いたものがあるが、上述の公報にはペルチェ素子とパワー半導体素子モジュールとの接続構造については何等記述されていない。
特開2005−175130号公報 特開2001−148451号公報 富士時報 Vol.80 No.6 2007 特開平11−154720号公報
従来技術における半導体モジュールでは高い冷却効率が得られる構造にすると熱応力の影響によりパワー半導体素子を長期間、安定動作させる信頼性が低くなり、また、熱応力の影響を緩和させる構造にすると高い冷却効率を得ることが困難であった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、パワー半導体素子を効率よく冷却し、且つ熱応力を軽減して信頼性を確保できるパワー半導体モジュールを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明のパワー半導体モジュールはパワー半導体素子と前記パワー半導体素子の一方の電極面と接した金属製の配線板と、前記配線板と吸熱面が接触した第1のペルチェモジュールと、前記第1のペルチェモジュールの発熱面と接触したCuベースプレートと、前記パワー半導体素子の前記電極面とは別の電極面に接触した回路基板と、前記回路基板と吸熱面が接触した第2のペルチェモジュールと、前記第2のペルチェモジュールの発熱面と接触したCuベースプレートとを具備し、前記回路基板は、セラミックス層の両面に銅板が形成されたものであって、前記一方の銅板の面は、前記パワー半導体素子の前記電極面とは別の電極面と接触し、前記他方の銅板の面は、前記第2のペルチェモジュールの吸熱面と接触し、前記第1及び第2のペルチェモジュールの吸熱面がTiNであり、かつ、第1及び第2のペルチェモジュールの発熱面がSiNであることを特徴とする。
上記構成のパワー半導体モジュールを用いることで、パワー半導体素子高効率な冷却と高信頼性が達成される。
上記課題を解決するために、本発明者らはパワー半導体の安定した冷却効率を得るために種々の検討を行った結果以下の事実を見出した。
本発明によるパワーモジュールの構成は、パワー半導体素子の裏面はセラミックス製の回路基板、表面は銅製の金属板が半田により接合され、回路基板および金属板のパワー半導体素子が接合されている別の面にペルチェモジュールが接触されている。
上記構造では、ベースプレートを介さずにペルチェモジュールで回路基板を直接冷却するので、熱抵抗が低減されパワー半導体素子を高効率に冷却することが可能である。
また、上記構造のペルチェモジュールの吸熱面はパワー半導体素子の線膨張係数に近いTiNなどのセラミックスで構成されており、パワー半導体素子との間で熱応力による変形が発生しないので信頼性が向上する。
また、ペルチェモジュールの発熱面はCu製のベースプレートに接触されるが、ペルチェモジュールのCuベースプレートとの接触面はSiN製のセラミックスプレートとすることにより、熱応力を緩和する。
また、上記構造では、Si製パワー半導体素子とSiC製パワー半導体素子が混合されたパワー半導体モジュールにおいて、SiCパワー半導体よりも動作の低いSi製のパワー半導体素子の部分のみにペルチェモジュールを設置して冷却することにより、Si製パワー半導体素子とSiC製のパワー半導体素子の動作温度を別々に設定することが可能であり、パワー半導体素子の材料特性を活かしたパワー半導体モジュールを構成することが可能である。
〈第1の実施の形態〉
以下、本発明の第1の実施の形態(図1)の半導体モジュール構成の概略を説明する。冷却対象であるパワー半導体1と、パワー半導体の一方の電極表面と接している回路パターンが形成された回路基板と、回路基板を介して伝わった熱を冷却するペルチェモジュール6と、前記回路基板を冷却するペルチェモジュールを冷却するCuベースプレート5及びヒートシンク7と、パワー半導体の他方の面の電極表面と接している金属製の配線板8と、配線板を介して伝わった熱を冷却するペルチェモジュール9と、前記配線板を冷却するペルチェモジュール9を冷却するCuベースプレート10及びヒートシンク11と、前記のCuベースプレート5,10及びヒートシンク7,11を固定するボルト14、ナット15及びスペーサー13を具備する。
以下、実施の形態の詳細を説明する。なお、半導体モジュールを構成する部材が接する面は特に記載がない限り、いずれも一部の面又は全面である。また、一つの半導体モジュール内のパワー半導体は複数あっても、ペルチェモジュールは2以上あってもよい。パワー半導体が複数ある場合は、それぞれのペルチェモジュールが、制御する領域の温度や個々のパワー半導体の発熱量に応じて個別に制御してもよい。
パワー半導体は両面に電極を有するSiC製MOSFET、SiC製絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)などが挙げられる。
パワー半導体と接する回路基板は銅によってセラミックスの両面に回路パターンが形成された銅板2−セラミックス層3−銅板4の構成を有する。
回路基板のセラミックス層3は熱導電率が高い窒化アルミニウム等が挙げられる。
ペルチェモジュール6は回路基板の銅板4側とCuベースプレート5と接している。さらに、図1のようにペルチェモジュール6は回路基板の銅板4側と接していない面がすべて、Cuベースプレート5に埋め込まれた形態であることが好ましい。図1のような形態でペルチェモジュールが他の部材と接することで、冷却効率が向上することが好ましい。
パワー半導体が発した熱を冷却するペルチェモジュールも接する部材との熱応力による影響を緩和する必要がある。部材に応じて適切なペルチェモジュールの吸熱面の材料を選択しないとパワー半導体素子だけでなくパワー半導体モジュールが変形して、パワー半導体素子1、パワー半導体モジュールが破損する危険性が高まる。そこで、ペルチェモジュールと接する部材に応じてペルチェモジュールの吸熱面の材料を限定する必要がある。
ペルチェモジュール6の吸熱面はセラミックス製であるので、パワー半導体素子1の材料であるSi、SiCおよび、回路基板を構成するセラミックスとの間で線膨張係数の差が小さいため熱応力によるパワー半導体素子1の変形が抑えられる。
ペルチェモジュール6の発熱面はCuペースプレートと接触されており、熱はCuベースプレート5、ヒートシンク7の順に伝導され放熱される。ペルチェモジュールの発熱面はSiNを使用することにより、線熱膨張係数が大きく異なるCuと接触させても割れを回避することができる。
ペルチェモジュール9は配線板8とCuベースプレート10と接している。さらに、図1のようにペルチェモジュール9は配線板8と接していない面の回路基板と対向しない面がすべて、Cuベースプレート10に埋め込まれた形態であることが好ましい。図1のような形態でペルチェモジュールが他の部材と接することで、冷却効率が向上することが好ましい。
また、図1のようにペルチェモジュール9又は/及びベースプレート10の回路基板と対面する面に輻射熱吸収膜12を具備してもよい。輻射熱吸収膜を具備することで回路基板からの輻射熱をペルチェモジュール9又は/及びCuベースプレートへの伝熱効率が向上し、パワー半導体素子1の冷却効率が向上する。
ベースプレート5とのCuベースプレート10の間には絶縁性の材料、たとえばエポキシ樹脂等で構成されたスペーサー13が挿入されている。スペーサーの中央と上下のCuベースプレート5、10にはボルト14を通すための貫通穴が設けられており、ボルト14とナット15によって、上下のCuペースプレート5、10が固定される構造としている。上下のCuベースプレート5、10を固定することにより、Cuベースプレートの熱応力による変形を抑え、信頼性を向上させている。
〈第2の実施の形態〉
本発明の第2の実施の形態について説明する。図2は本発明の実施の形態に係わるパワー半導体モジュールの構成を模式的に例示する断面図である。同図については、図1に関して前述したものと同様の要素については、同一の符号を付して具体的な説明は省略する。
図2に示すパワー半導体モジュールは第1の実施の形態の構成に加え、パワー半導体素子1が接している回路基板上にダイオード16と、ダイオード16の回路基板と接している反対の面に配線板17を具備する。
SiCダイオード16はSi−IGBT1よりも高温で動作させることができる。例えば、Si−IGBT1の動作温度上限は150℃であるのに対し、SiCダイオード16の動作温度は200℃以上が実現できる。ここで、Si−IGBT1とSiCダイオードを組み合わせて構成されるパワー半導体モジュールでは、パワー半導体素子の動作温度上限は、Si−IGBTの動作温度上限で決まってしまう。
図2に示すように、Si−IGBT1の直下にペルチェモジュール6を配置し、さらに、Si−IGBT1の表面電極にペルチェモジュール9を設置することにより、Si−IGBT1だけを選択的に冷却する構造とすれば、SiCダイオード16はSi−IGBT1の動作温度上限の影響を受けることなく、自身の動作温度上限で動作することが可能となり、SiCダイオードの特性を活かした使用が可能となる。
また、図2に示すパワー半導体モジュールにおいて、パワー半導体素子の組み合わせとして、SiC製のMOSFET(以下、SiC−MOSFETと略)1とSiCダイオード16とする構成も考えられる。
現在、SiC−MOSFET1は高温時におけるゲート絶縁膜の信頼性の問題が存在しており、SiCダイオード16と比較して高温動作が実現できない問題がある。このような場合でも、先に説明したようにSiC−MOSFET1を選択的にペルチェモジュール6、9で冷却することにより、SiC−MOSFET1は低温で、SiCダイオード16は高温で動作させることができ、SiC製のパワー半導体素子の特性を活かした使用が可能となる。
〈第3の実施の形態〉
本発明の第3の実施の形態について説明する。図3は本発明の実施の形態にかかるインバータシステムの等価回路である。図3のインバータシステムは、パワー半導体モジュール21,モーター22、ヒートシンク23、DC−DCコンバータ24、スイッチング素子25、バッテリー26を具備する。
ペルチェモジュールを内蔵したヒートシンク23はパワー半導体モジュール21を冷却する。パワー半導体モジュール21の入力にはバッテリー26が、出力にはモーター22が接続されている。パワー半導体モジュール21とバッテリー6の間にそれぞれに並列にモーター22の回生エネルギーをバイパスさせるためのスイッチング素子25が接続されている。スイッチング素子25はDC−DCコンバータ24の入力端子と接続されており、DC−DCコンバータ4の出力端子はヒートシンク23に内蔵されているペルチェモジュールの入力端子に接続されている。
パワー半導体モジュール21は6個のSi−IGBTと6個のSiCダイオードから構成される。また、図2に示したパワー半導体モジュールを6個使用して三相インバータ回路を構成しても良い。また、スイッチング素子はSi−IGBT、SiC−MOSFET等が挙げられる。
以下に、上記インバータシステムの動作を説明する。
〈力行モード〉
まず、スイッチング素子25はオフ状態とする。バッテリー26に蓄積されている電力エネルギーがパワー半導体モジュール21を介してモーターへ送られることによりモーター22が駆動される。この動作モードを力行という。バッテリー26からパワー半導体モジュール21へ送られる電力は直流電力であり、パワー半導体モジュール21からモーター22に供給される電力は交流電力である。すなわち、パワー半導体モジュール21を介して電力が直流から交流へ変換される。この時、パワー半導体モジュール21内のパワー半導体素子は発熱する。パワー半導体素子の発熱はヒートシンク23によって放熱される。
〈通常の回生モード〉
次に、モーター22への電力供給を止めた場合の動作について説明する。モーター22へ電力の供給を止めても、モーター22の慣性によって、モーター22は回り続ける。この時、モーター22は発電機として振る舞い、電力を発生する。発生された電力は交流電力であり、パワー半導体モジュール21を介してバッテリー26の方向へ直流電力として供給される。この動作モードを回生といい、このとき供給されるエネルギーを回生エネルギーという。通常のインバータシステムでは、回生エネルギーをバッテリー26へ戻している。回生エネルギーによってバッテリー26の充電が完了すると、残りの回生エネルギーは回生エネルギーを消費するために設置した抵抗(図省略)で消費させる。すなわち、回生エネルギーは廃棄しており、有効に活用されていない。
〈本発明の回生モード〉
そこで図3に示すインバータシステムでは、回生時にスイッチング素子25をオンさせ、回生エネルギーでヒートシンク23に内蔵されているペルチェモジュールを駆動する。この方式により、回生エネルギーによってパワー半導体素子が冷却される。DC−DCコンバータ24は、回生エネルギーの電圧をペルチェモジュールの駆動に適した電圧に変換するために設置される。
図4は、上記インバータシステムの応用としてハイブリッド自動車や電気自動車を想定した場合のパワー半導体素子の温度の時間変化を模式的に示した図である。ハイブリッド自動車や電気自動車の市街地走行においては、加速、減速、停止を数分間隔で繰り返している。加速時のモーターは力行モードであり、減速時のモーターは回生モードである。
通常のインバータシステムでは図4に示すように、パワー半導体素子の温度は、力行モードと回生モードにおいて上昇し、約1時間程度で定常値に到達する。
一方、本発明の回生エネルギーを用いてパワー半導体素子を冷却するインバータシステムでは、回生モードにペルチェモジュールを駆動しパワー半導体素子を急速に冷却することができる。したがって、図4に示すように回生モードにおいてパワー半導体素子の温度が下がる。この動作を繰り返し、約1時間程度でパワー半導体素子の温度は定常値に到達するが、ペルチェモジュールによる冷却効果のため、通常のインバータシステムの場合と比較し、定常値は低くなる。
パワー半導体素子の動作温度が低いとオン抵抗が低くなり、インバータシステムの効率が向上する。また、パワー半導体素子の動作温度が低い場合、インバータシステムの信頼性が向上する。さらに、ペルチェモジュールの駆動には回生エネルギーを利用するため、回生エネルギーを有効に活用することができ、インバータシステム全体の効率をよくすることができる。
本発明の実施形態1のパワー半導体モジュールの構成を示す平面図である。 本発明の実施形態2のパワー半導体モジュールの構成を示す平面図である。 図2のパワー半導体モジュールを用いて構成される三相インバータの等価回路である。 ペルチェモジュールの駆動にモーターの回生エネルギーを使用した場合のパワー半導体素子の温度の時間変化を示すグラフである。
符号の説明
1…パワー半導体素子
2…銅板
3…セラミック基板
4…銅板
5…Cuベースプレート
6…ペルチェモジュール
7…ヒートシンク
8…配線板
9…ペルチェモジュール
10…Cuベースプレート
11…ヒートシンク
12…輻射熱吸収膜
13…絶縁性材料からなるスペーサー
14…ボルト
15…ナット
16…SiC製ダイオード
17…配線板
21…パワー半導体モジュール
22…モーター
23…ヒートシンク
24…DC−DCコンバータ
25…スイッチング素子
26…バッテリー

Claims (4)

  1. パワー半導体素子と
    前記パワー半導体素子の一方の電極面と接した金属製の配線板と、
    前記配線板と吸熱面が接触した板を介して設置された第1のペルチェモジュールと、
    前記第1のペルチェモジュールの発熱面と接触したCuベースプレートと、
    前記パワー半導体素子の前記電極面とは別の電極面に接触した回路基板と、
    前記回路基板と吸熱面が接触した第2のペルチェモジュールと、
    前記第2のペルチェモジュールの発熱面と接触したCuベースプレートとを具備し、
    前記回路基板は、セラミックス層の両面に銅板が形成されたものであって、前記一方の銅板の面は、前記パワー半導体素子の前記電極面とは別の電極面と接触し、前記他方の銅板の面は、前記第2のペルチェモジュールの吸熱面と接触し、
    前記第1及び第2のペルチェモジュールの吸熱面がTiNであり、かつ、第1及び第2のペルチェモジュールの発熱面がSiNであることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 前記回路基板にダイオードを具備することを特徴とする請求項1記載のパワー半導体モジュール。
  3. 請求項1記載のパワー半導体モジュールを用いることを特徴とするインバータシステム
  4. インバータの負荷をモーターとし、モーターの回生エネルギーを用いてペルチェモジュールを駆動することを特徴とする請求項記載のインバータシステム。
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