JP5193128B2 - 床構造、建物ユニット及びユニット建物 - Google Patents

床構造、建物ユニット及びユニット建物 Download PDF

Info

Publication number
JP5193128B2
JP5193128B2 JP2009116299A JP2009116299A JP5193128B2 JP 5193128 B2 JP5193128 B2 JP 5193128B2 JP 2009116299 A JP2009116299 A JP 2009116299A JP 2009116299 A JP2009116299 A JP 2009116299A JP 5193128 B2 JP5193128 B2 JP 5193128B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
damper
floor
floor structure
building
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009116299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010265619A (ja
Inventor
貴弘 有我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2009116299A priority Critical patent/JP5193128B2/ja
Publication of JP2010265619A publication Critical patent/JP2010265619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5193128B2 publication Critical patent/JP5193128B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、建物の上階から下階へ伝わる衝撃音を低減させる床構造、同床構造を備えた建物ユニット及び同建物ユニットを備えたユニット建物に関するものである。
従来から、建物の上階において、人が飛び跳ねたり、物を落下させたりした場合に発生する衝撃音が、下階における騒音として問題となっている。
このため、この衝撃音を低減させる技術は、これまでに多数提案されている。
例えば、特許文献1には、板状部材から成るダンパーが、床小梁の軸直方向中央に取り付けられた床構造が開示されている。
特開2008−240335号公報
しかしながら、上記した特許文献1のような優れた従来技術が多数提案されているが、需要者側からは、さらなる遮音性能の向上を求める声が寄せられているという実情がある。
また、いかに遮音性能の向上が図れても、実施に際して高いコストが掛かることは、需要者側と製造者側との双方が望まないことである。
そこで、本発明は、従来技術に比して、遮音性能の向上が図れるうえに、低コストで実施することができる床構造、同床構造を備えた建物ユニット及びユニット建物を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の床構造は、複数の床梁の上に床材が取り付けられて床を構成し、前記床梁にダンパーが取り付けられた床構造であって、前記ダンパーは、前記床梁の下端部間を略閉塞する幅とされたダンパー部材を備え、直上の前記床梁のうちの一つのみに取り付けられ、少なくとも一端は自由端とされているとともに、前記床梁間には、吸音材が設けられていることを特徴とする。
ここで、前記ダンパーは、固有振動数が略同一な複数個の前記ダンパー部材が、スペーサー部材を介して、上下に連結されて形成されているとよい。
また、前記ダンパー部材は、板状部材と錘とから成るとよい。
さらに、前記ダンパーは、固有振動数が略同一な複数個の前記ダンパー部材が、スペーサー部材を介して、上下に連結されて形成されており、前記ダンパー部材は、板状部材と錘とから成り、前記複数個のダンパー部材は、前記板状部材の幅方向の端部に前記錘がそれぞれ設けられたものであり、前記各板状部材同士は、前記錘が平面視で重ならない幅とされ、前記錘よりも薄い前記スペーサー部材を介して略平行に連結されて、前記ダンパーが形成されているとよい。
また、前記ダンパーは、前記床梁の取付部を中心として略左右対称形であるとよい。
さらに、前記ダンパーは、取付部材を介して、前記床梁に取り付けられているとよい。
また、前記吸音材は、繊維系吸音材であるとよい。
本発明の建物ユニットは、上記したいずれかの床構造を備えていることを特徴とする。
本発明のユニット建物は、上記した建物ユニットを備えていることを特徴とする。
このような本発明の床構造は、複数の床梁の上に床材が取り付けられて床を構成し、床梁にダンパーが取り付けられた床構造である。
そして、ダンパーは、床梁の下端部間を略閉塞する幅とされたダンパー部材を備え、直上の前記床梁のうちの一つのみに取り付けられ、少なくとも一端は自由端とされているとともに、床梁間には、吸音材が設けられた構成とされている。
こうした構成なので、ダンパーによる床の振動抑制効果と吸音材による空気ダンパー効果により、重量床衝撃音と軽量床衝撃音をともに低減できるため、従来技術に比して、遮音性能の向上が図れる。
そのうえ、簡易な構造であるため、低コストで実施することができる。
ここで、ダンパーは、固有振動数が略同一な複数個のダンパー部材が、スペーサー部材を介して、上下に連結されて形成されている場合は、複数個のダンパー部材の固有振動数を、抑制したい衝撃音の周波数に近い数値に設定すれば、より効率的に床の振動を抑制することができる。
また、ダンパー部材は、板状部材と錘とから成る場合は、錘の重さを調整することにより、ダンパー部材の固有振動数を容易に所望の値とすることができる。
さらに、複数個のダンパー部材は、板状部材の幅方向の端部に錘がそれぞれ設けられたものであり、各板状部材同士は、錘が平面視で重ならない幅とされ、錘よりも薄いスペーサー部材を介して略平行に連結されて、ダンパーが形成されている場合は、ダンパー全体の厚みを抑えることができ、狭い床下空間に設けることができる。
特に、建物ユニットにこのダンパーを設ける場合は、建物ユニットの下面から突出させずに済むため、工場で容易に取り付けることができ、この床構造を有する建物ユニットのトラックなどでの輸送も、この床構造を有しない通常の建物ユニットの場合と同様に行える。
また、ダンパーは、床梁の取付部を中心として略左右対称形である場合は、ダンパーが釣り合いを保って床梁に取り付けられるため、片寄った無理なモーメントなどが加わらず、長期の使用に耐え得るものとなる。
さらに、ダンパーは、取付部材を介して、床梁に取り付けられている場合は、特に、建物ユニットの工場などでの製造工程において、ダンパーを、床梁の側面へ容易に取り付けることができる。
また、吸音材は、繊維系吸音材である場合は、特にグラスウールなどの繊維系吸音材は、軽量であるため、ダンパーの上にその荷重がかかっても、ダンパーの遮音性能に殆ど悪影響を与えることがなく、安価であるため、より低コストで実施することができる。
本発明の建物ユニットは、上記した床構造を備えた構成とされているので、上記した床構造の効果を奏する建物ユニットとすることができる。
本発明のユニット建物は、上記した建物ユニットを備えた構成とされているので、上記した床構造の効果を奏するユニット建物を構築することができる。
実施例のユニット建物の概略構成を示す斜視図である。 実施例の建物ユニットの概略構成を一部破断して示す斜視図である。 (a)は、実施例の床構造の概略構成を示す斜視図であり、(b)は、(a)におけるA−A線矢視図である。 実施例の建物ユニットにおけるダンパー及び吸音材の設置位置を示す説明図である。 床に重量床衝撃音を与えた場合の条件(1),(2)における音圧レベルの周波数に対する特性を示すグラフである。 床に軽量床衝撃音を与えた場合の条件(1),(2)における音圧レベルの周波数に対する特性を示すグラフである。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に示す実施例に基づいて説明する。
先ず、実施例の構成について説明する。
図1は、実施例のユニット建物Uの概略構成を示している。
このユニット建物Uは、基礎3上に、1階部分の建物ユニット1A,・・・と、2階部分の建物ユニット1,・・・と、屋根パネル4とを組み付けて建物本体が構築されている。
この実施例の床構造は、2階部分の建物ユニット1に実施されており、図2は、この建物ユニット1の概略構成を示している。
この建物ユニット1は、4本の角形鋼管から成る柱11,・・・と、これらの柱11,・・・の下端部間を連結した4本の溝形鋼から成る床梁としての床大梁12,・・・と、これらの柱11,・・・の上端部間を連結した4本の溝形鋼から成る天井大梁13,・・・とを有する骨組み構造体である。
ここで、対向する長辺側の床大梁12,12間には、複数本の床梁としての床小梁15A,・・・,15B,・・・が略平行に略等間隔で架け渡され、これらの床小梁15A,・・・,15B,・・・の上に、パーチクルボードなどから成る床材14が取り付けられて床が形成される。
また、対向する長辺側の天井大梁13,13間には、複数本の天井野縁17,・・・が略平行に略等間隔で架け渡され、これらの天井野縁17,・・・の下に、石膏ボードなどから成る天井材18が取り付けられて天井が形成される。
さらに、外壁(図示せず)を設ける箇所では、床大梁12と天井大梁13との間に間柱19が取り付けられ、間柱19の屋外側に外壁材が取り付けられ、屋内側に内壁材が取り付けられ、外壁材と内壁材との間に、グラスウールなどの断熱材が設けられて壁が形成される。
そして、この実施例の床構造では、直上の床小梁15Aにダンパー2がそれぞれ取り付けられ、両端は自由端とされている。
このダンパー2は、図3(a)及び図3(b)に示したように、上側のダンパー部材21と、下側のダンパー部材22と、これら上下のダンパー部材21,22間に介装されるスペーサー部材23と、スペーサー部材23の上方で上側のダンパー部材21の上面に設けられる取付部としての取付部材24とから構成される。
ここで、上側のダンパー部材21は、パーチクルボードから成る矩形状の板状部材21aの幅方向の左右両端部の上面に、廃材の石膏ボードから成る長尺の錘21b,21bが設けられたものである。
また、下側のダンパー部材22は、パーチクルボードから成る矩形状の板状部材22aの幅方向の左右両端部の上面に、廃材の石膏ボードから成る長尺の錘22b,22bが設けられたものである。
さらに、下側のダンパー部材22の板状部材22aは、上側のダンパー部材21よりも幅が大きいものが用いられており、錘21b,21bと錘22b,22bとが重ならないようになっている。
また、下側のダンパー部材22は、錘21b,21bが、板状部材22aの幅方向に左右両端部から突出されており、ダンパー2が取り付けられる床小梁15Aと隣り合う床小梁15B,15Bの下端部間、又は隣り合う床小梁15Bと床大梁12の下端部間を略閉塞する幅とされている。
また、スペーサー部材23は、下側のダンパー部材22の錘22bよりも薄い長尺の合板などから成るものであり、上側のダンパー部材21と下側のダンパー部材22との略中央部に介装されており、上側のダンパー部材21の板状部材21aと下側のダンパー部材22の板状部材22aとを略平行に保持している。
さらに、取付部材24は、長尺の角材などから成るものであり、上側のダンパー部材21の上面の略中央部に設けられている。
そして、下側のダンパー部材22の下面の略中央部から固定手段としての釘25,・・・が打ち込まれて、上側のダンパー部材21、下側のダンパー部材22、スペーサー部材23及び取付部材24が一体とされ、ダンパー2が形成されている。
ここで、上側のダンパー部材21と下側のダンパー部材22とは、固有振動数が略同一とされている。
なお、上側のダンパー部材21と下側のダンパー部材22のそれぞれの固有振動数は、板状部材21a,22aの長さの1/2乗、板状部材21a,22aのヤング率の1/2乗、及び板状部材21a,22aの厚みの3/2乗等にそれぞれ比例し、板状部材21a,22aの幅の3/2乗、及び板状部材21aの重さと錘21bの重さの合計の1/2乗、板状部材22aの重さと錘22bの合計の1/2乗等にそれぞれ反比例する。
そして、これらの固有振動数は、板状部材21a,22aの材質、寸法及び重量と、錘21b,22bの重量とが分かれば、必要な数値を、公式にあてはめて算出できるので、説明を省略する。
こうして形成されたダンパー2は、上側のダンパー部材21の板状部材21aの上面と振動を許容するための隙間27を設けて、取付部材24の側面から固定手段としての鋼製釘26,・・・により、床小梁15Aの側面に固定して、略水平に取り付けられている。
すなわち、ダンパー2は、取付部材24を中心として、略左右対称形となっている。
さらに、床小梁15A,15B間又は床小梁15Aと床大梁12との間には、吸音材として、グラスウールなどの繊維系吸音材20が設けられている。
そして、ダンパー2は、図4に示したように、建物ユニット1では、5つの床小梁15Aに取り付けられている。
また、繊維系吸音材20は、床小梁15A,15B間及び床小梁15Aと床大梁12との間の全てに設けられている。
次に、実施例の作用効果について説明する。
このような実施例の床構造は、複数の床梁としての床小梁15A,・・・,15B,・・・の上に床材14が取り付けられて床を構成し、床小梁15Aにダンパー2がそれぞれ取り付けられた床構造である。
そして、ダンパー2は、床梁としての床小梁15B,15A,15Bの下端部間又は床小梁15B,15Aと床梁としての床大梁12の下端部間を略閉塞する幅とされた下側のダンパー部材22を備え、直上の中間の床小梁15Aのみに取り付けられ、両端は自由端とされているとともに、床小梁15A,15B間又は床小梁15Aと床大梁12との間には、吸音材としての繊維系吸音材20が設けられた構成とされている。
こうした構成なので、ダンパー2による床の振動抑制効果と繊維系吸音材20による空気ダンパー効果により、重量床衝撃音と軽量床衝撃音をともに低減できるため、従来技術に比して、遮音性能の向上が図れる。
そのうえ、簡易な構造であるため、低コストで実施することができる。
ここで、ダンパー2は、固有振動数が略同一な上側のダンパー部材21と下側のダンパー部材22とが、スペーサー部材23を介して、上下に連結されて形成されている。
このため、上下のダンパー部材21,22の固有振動数を、抑制したい衝撃音の周波数に近い数値に設定すれば、より効率的に床の振動を抑制することができる。
また、上側のダンパー部材21は、板状部材21aと錘21b,21bとから成り、下側のダンパー部材22は、板状部材22aと錘22b,22bとから成る。
このため、錘21b,22bの重さをそれぞれ調整することにより、上下のダンパー部材21,22の固有振動数を容易に所望の値とすることができる。
さらに、上下のダンパー部材21,22は、板状部材21a,22aの幅方向の左右端部に錘21b,22bがそれぞれ設けられたものであり、板状部材21a,22a同士は、錘21b,21bと錘22b,22bとが平面視で重ならない幅とされ、錘22bよりも薄いスペーサー部材23を介して略平行に連結されて、ダンパー2が形成されている。
このため、ダンパー2全体の厚みを抑えることができ、狭い床下空間に設けることができる。
特に、本実施例のように、建物ユニット1にこのダンパー2を設ける場合は、建物ユニット1の下面から突出させずに済むため、工場で容易に取り付けることができる。
そのうえ、この実施例の床構造を有する建物ユニット1のトラックなどでの輸送も、この実施例の床構造を有しない通常の建物ユニットの場合と同様に行える。
また、ダンパー2は、取付部としての取付部材24を中心として略左右対称形であるので、ダンパー2が釣り合いを保って床小梁15Aに取り付けられるため、片寄った無理なモーメントなどが加わらず、長期の使用に耐え得るものとなる。
さらに、ダンパー2は、取付部材24を介して、床小梁15に取り付けられているので、特に、建物ユニット1の工場などでの製造工程において、ダンパー2を、床小梁15Aの側面へ容易に取り付けることができる。
また、吸音材としては、グラスウールなどの繊維系吸音材20を用いているので、グラスウールなどの繊維系吸音材20は、軽量であるため、ダンパー2の上にその荷重がかかっても、ダンパー2の遮音性能に殆ど悪影響を与えることがなく、安価であるため、より低コストで実施することができる。
さらに、錘21b,22bには、廃材の石膏ボードが用いられているので、廃材を再利用するため、環境に配慮したものとなるうえに、素材構成がはっきりしているため、容易に所望の重量にすることができる。
実施例の建物ユニット1は、上記した床構造を備えた構成とされているので、上記した床構造の作用効果を奏する建物ユニットとすることができる。
実施例のユニット建物Uは、上記した建物ユニット1を備えた構成とされているので、上記した床構造の作用効果を奏するユニット建物を構築することができる。
次に、この実施例の床構造の実証試験を行ったところ、次の試験結果が得られた。
下記した条件(1),(2)における音圧レベルの周波数に対する特性を求める試験を行ったところ、図5及び図6に示すグラフが得られた。
ここで、条件(1)は、床に何も設けない場合である。条件(2)は、床に実施例の床構造を実施した場合である。
なお、上側のダンパー部材21の固有振動数は、45.13とし、下側のダンパー部材22の固有振動数は、45.12として、略同一なものとした。
まず、図5のグラフから分かるように、床に重量床衝撃音を与えた場合、条件(2)では、特に63Hzにおいて、条件(1)を基準として、約−17dBの遮音効果が得られることが確認された。
また、図6のグラフから分かるように、床に軽量床衝撃音を与えた場合、条件(2)では、特に125Hz〜500Hzにおいて、条件(1)を基準として、約−2dB〜約−5dBの遮音効果が得られることが確認された。
すなわち、実施例の床構造は、重量床衝撃音と軽量床衝撃音をともに低減することができ、優れた遮音性能を有することが実証できた。
以上、図面を参照して、本発明を実施するための形態について実施例をもとに詳述してきたが、具体的な構成は、上記した実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、上記実施例では、ユニット建物Uを、説明が簡単なように、単純な2階建てとしたが、これに限定されず、3階建て以上のものとして実施してもよい。
また、上記実施例では、ダンパー2の長さを、床小梁15A,15Bの長さの二分の一強として実施したが、これに限定されない。
すなわち、上記した実証試験の試験結果で確認されたように、こうしたダンパー2の長さでも、十分な遮音性能が図れるが、このダンパー2の長さを、これよりも長くしたり、短くしたりして実施してもよい。
さらに、上記実施例では、ダンパー2を2個のダンパー部材21,22で実施したが、これに限定されず、1個又は3個以上のダンパー部材を用いて実施してもよい。
また、上記実施例では、ダンパー2の板状部材21a,22aとして、パーチクルボードを用いて実施したが、これに限定されず、ダンパーのバネ機能を有するものを用いて実施すればよい。
さらに、上記実施例では、ダンパー2の錘21b,22bとして、廃材の石膏ボードを用いて実施したが、これに限定されず、例えば、廃材のパーチクルボードなどを用いて実施してもよい。
また、上記実施例では、ダンパー2に錘21b,22bを設けて実施したが、これに限定されず、錘21b,22bを設けずに実施してもよい。
さらに、上記実施例では、ダンパー2を、取付部としての取付部材24を中心として略左右対称形になるように実施したが、これに限定されず、非対称となるように実施してもよいし、左右のいずれかを省略した片持ち形式となるように実施してもよい。
また、上記実施例では、ダンパー2を、取付部材24を介して床小梁15Aに取り付けて実施したが、これに限定されず、ダンパー2を、取付部材24を介さずに、床小梁15の下面に直接取り付けて実施してもよい。
U ユニット建物
1 建物ユニット
1A 建物ユニット
12 床大梁(床梁)
14 床材
15A,15B 床小梁(床梁)
2 ダンパー
20 繊維系吸音材(吸音材)
21 上側のダンパー部材(ダンパー部材)
22 下側のダンパー部材(ダンパー部材)
21a 板状部材
22a 板状部材
21b 錘
22b 錘
23 スペーサー部材
24 取付部材(取付部)

Claims (9)

  1. 複数の床梁の上に床材が取り付けられて床を構成し、前記床梁にダンパーが取り付けられた床構造であって、
    前記ダンパーは、前記床梁の下端部間を略閉塞する幅とされたダンパー部材を備え、直上の前記床梁のうちの一つのみに取り付けられ、少なくとも一端は自由端とされているとともに、
    前記床梁間には、吸音材が設けられていることを特徴とする床構造。
  2. 前記ダンパーは、固有振動数が略同一な複数個の前記ダンパー部材が、スペーサー部材を介して、上下に連結されて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の床構造。
  3. 前記ダンパー部材は、板状部材と錘とから成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の床構造。
  4. 前記ダンパーは、固有振動数が略同一な複数個の前記ダンパー部材が、スペーサー部材を介して、上下に連結されて形成されており、
    前記ダンパー部材は、板状部材と錘とから成り、
    前記複数個のダンパー部材は、前記板状部材の幅方向の端部に前記錘がそれぞれ設けられたものであり、前記各板状部材同士は、前記錘が平面視で重ならない幅とされ、前記錘よりも薄い前記スペーサー部材を介して略平行に連結されて、前記ダンパーが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の床構造。
  5. 前記ダンパーは、前記床梁の取付部を中心として略左右対称形であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の床構造。
  6. 前記ダンパーは、取付部材を介して、前記床梁に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の床構造。
  7. 前記吸音材は、繊維系吸音材であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の床構造。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の床構造を備えていることを特徴とする建物ユニット。
  9. 請求項8に記載の建物ユニットを備えていることを特徴とするユニット建物。
JP2009116299A 2009-05-13 2009-05-13 床構造、建物ユニット及びユニット建物 Active JP5193128B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009116299A JP5193128B2 (ja) 2009-05-13 2009-05-13 床構造、建物ユニット及びユニット建物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009116299A JP5193128B2 (ja) 2009-05-13 2009-05-13 床構造、建物ユニット及びユニット建物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010265619A JP2010265619A (ja) 2010-11-25
JP5193128B2 true JP5193128B2 (ja) 2013-05-08

Family

ID=43362817

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009116299A Active JP5193128B2 (ja) 2009-05-13 2009-05-13 床構造、建物ユニット及びユニット建物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5193128B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6114590B2 (ja) * 2013-03-21 2017-04-12 積水化学工業株式会社 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP6161957B2 (ja) * 2013-05-30 2017-07-12 トヨタホーム株式会社 建物の床構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0552237A (ja) * 1991-08-20 1993-03-02 Kobe Steel Ltd 振動抑制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010265619A (ja) 2010-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007162263A (ja) 建物用制振装置
JP5193128B2 (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP5330887B2 (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP4651502B2 (ja) クリーンルームの防振架構構造
JP4919673B2 (ja) 建物用制振構造
JP5022844B2 (ja) 防音パネルおよび防音タンク
JP2003247294A (ja) 遮音床構造
JP6114590B2 (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP5383598B2 (ja) 建物
JP5406399B2 (ja) 遮音内装構造
JP4854558B2 (ja) 床構造、建物ユニット及びユニット建物
JP2004169429A (ja) 天井遮音構造及び天井遮音方法
JP4520564B2 (ja) 建物ユニットおよびユニット式建物
KR101536406B1 (ko) 층간소음 저감유닛 및 이를 이용한 층간소음 저감 바닥구조
JP2010007311A (ja) 制振ダンパー
WO2006030599A1 (ja) 床-天井構造
JP6485637B2 (ja) 床構造
JP6798841B2 (ja) 階段の振動抑制構造
JP5522934B2 (ja) 遮音内装構造
JP2018076698A (ja) 床構造
JP4019102B1 (ja) 床構造及び建物ユニット
JP6554895B2 (ja) フレーム構造及び部屋ユニット
JP2021075902A (ja) 床構造
JP5757021B2 (ja) 面板取付部材と内装構造
JPH085204Y2 (ja) 耐火遮音パネル部材と耐火遮音壁及び耐火遮音床

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130201

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5193128

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160208

Year of fee payment: 3