JP5406399B2 - 遮音内装構造 - Google Patents

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本発明は、居室空間を仕切る遮音間仕切壁を形成する遮音内装構造に関する。
昨今、住宅においては建物躯体の気密性能、外壁及び窓の遮音性能が向上してきており、これによって屋外騒音は著しく低減されるものとなってきている。この結果、相対的に室内空間が著しく静かなものとなり、今度はこれまであまり気にならなかった室内で発生する騒音(屋内騒音)が気になってしまうという問題を新たに招来している。
かかる問題を解決すべく、遮音性を考慮した間仕切り壁として、図1(a)〜(b)に示すように、天井野縁1と床下地2にそれぞれ設けた断面コの字型ランナー3間に、等間隔でスタッド4を配置するとともにスタッド4間に吸音材5を介在させて壁下地を形成し、この壁下地の上に、少なくともその片面に遮音シート6を介在させて、内壁材7を貼り付ける方法や、図2に示すように、スタッド4の両面に亘ってそれぞれ内装材7を二重張りする遮音構造が知られている。
また、図3(a)〜(b)に示すように、天井野縁1とフローリング板8に断面コの字型ランナー3をそれぞれ配置し、フローリング板8側のランナー3について、該ランナー3下部のフローリング板8に切溝9を設けて、フローリング板8を分断し、ランナー3に挿入されるスタッド4を等間隔に千鳥状に配置し、各スタッド4間を縫うように吸音材を設けるとともに、千鳥状に配置されたスタッド4の外面に内装壁を貼設し、双方の内装壁が分断された状態に形成した遮音壁構造などが知られている(特許文献1参照)。
しかし、図3(a)〜(b)に示される上記遮音構造の場合、遮音壁の一対の壁板の間隔よりも小幅とするスタッド4が採用され、当該スタッド4を千鳥状に交互に配置して一方のスタッド4に一方の壁板のみを支持させると共に他方のスタッド4に他方の壁板のみを支持させる構成であるため、1のスタッド4で両壁板を支持する場合よりもスタッド数が増大するばかりでなく、かかるスタッド数の増大にも拘らず当該壁の壁厚方向の強度が低下してしまう虞があった。
また、図1(a)〜(b)や図2に示される遮音構造においては、いわゆるサウンドブリッジが形成されるという不具合があった。すなわち、遮音壁を介して隣り合う居室間の遮音性について検討する際、遮音壁を挟んで隣接する一対の居室のうちの一方の居室にて発生される音による音圧が天井面または床面を振動させ、これによって間仕切り壁を隔てた隣室に音が伝わってしまうサウンドブリッジの存在が問題となる場合が多い。図1(a)〜(b)や図2に示した遮音構造においては、内装材7がスタッド4や遮音シート6を介してつながっているので、このサウンドブリッジが形成されてしまうのである。
これに対し、図3(a)〜(b)に示される特許文献1に記載の遮音壁構造においては、フローリング板8に切溝9を入れることで床側のサウンドブリッジに対して配慮がなされているものの、天井下地によるサウンドブリッジは考慮されず、問題として残る。
特開2000−170296号公報(図1,3)
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遮音性能を確保しつつ間仕切り壁としての強度を充分に保持しえる遮音内装構造を提供することを目的としている。
また、本発明は、サウンドブリッジの発生を著しく抑制して優れた遮音性能を発揮することができる遮音内装構造を提供することを目的としている。
上記課題解決のための具体的手段として、本発明は、
(1)床と、天井板を所定の間隔で設けられる長軸状の野縁により支持して形成される天井と、当該天井から床に亘って立設されて建物の居室を区画する間仕切り壁とを備える遮音内装構造であって、該野縁は、前記間仕切り壁と交叉する位置又はその近傍で軸心を同じくして小口面を対向させる一対の野縁形成部材と、これら一対の野縁形成部材間に架け渡されて当該一対の野縁形成部材間の連結強度を確保すると共に当該一対の野縁形成部材間の振動伝達を抑制するジョイント部材を介して連結されていることを特徴としている。
なお、本発明において、「間仕切り壁」なる用語は、当業者が通常理解する通り、建物内の空間を仕切る壁を意味することはもちろん、二所帯住宅の所帯間の仕切り壁や集合住宅の各住戸間の界壁も含む。
また「居室」なる用語は、ここでは、間仕切り壁で仕切られた建物内の各空間を意味し、各種用途の部屋のみならず、部屋をつなぐ廊下等の空間、部屋への出入りを行うための玄関等の空間も含む。
ところで、間仕切り壁を挟んで設けられる一対の居室間におけるサウンドブリッジ発生の仕組みは、一方の居室で発生した音が天井面を形成する天井板を振動させ、当該天井板を支持する天井下地である野縁がこれに伴って振動し、該野縁が他方の居室の天井下地をも兼ねている場合、その振動が隣接する部屋にも伝わることで音となって放射されて、サウンドブリッジが発生するものである。上記遮音内装構造においては、遮音壁構造の上方で野縁が分断され、且つ、一対の野縁形成部材間に振動の伝達を抑制するジョイント部材が設けられており、一方の居室にて音が発生されることによって、当該居室の天井下地を形成する一方の野縁形成部材が振動する場合であっても、当該振動はジョイント部材により吸収、低減されることとなり、他方の野縁形成部材への振動の伝達は著しく抑制されることとなる。この結果、サウンドブリッジの発生が抑制されることとなるのである。
一方、野縁は、天井下地を形成するために軸方向の一方の端部から他方の端部に亘って強度を備えている必要があるが、上述の如くジョイント部材により一対の野縁形成部材が連結されるため、当該一対の野縁形成部材により形成される野縁の強度も確保されることとなるのである。
(2)また、前記ジョイント部材は、前記一対の野縁形成部材の伸長方向と直交する方向で前記一対の野縁形成部材に重なり合うと共に各野縁形成部材に締結される芯材と、該芯材と各野縁形成部材との間に介在する遮音層とを備えていることが好ましい。
これによれば、各野縁形成部材と芯材とが締結されるため、これらにより形成される野縁の強度は強固なものとなる。また、各野縁形成部材と芯材との間に遮音層が設けられるので、当該遮音層より確実に野縁形成部材→芯材、又は、芯材→野縁形成部材の振動の伝達が抑制されることとなるのである。
(3)また、上述の如く野縁としての強度確保の観点に鑑みると、前記一対の野縁形成部材は筒状に形成されており、前記ジョイント部材の芯材は、各野縁形成部材に内嵌した状態で設けられていることは好ましい。
(4)さらに、上述の如く遮音との観点に鑑みると、前記遮音層は、前記芯材の表面を覆う弾性樹脂シートにより形成されていることは好ましい。
本発明の遮音内装構造によれば、遮音性能を確保しつつ間仕切り壁としての強度を充分に保持しえる。
また、本発明の遮音内装構造によれば、サウンドブリッジの発生を著しく抑制して優れた遮音性能を発揮することができる。
以下、本発明の遮音内装構造を住宅に採用した実施の形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
<第1実施形態>
図4は、本発明の第1実施形態に係る遮音内装構造の全体構成を示す側断面図であり、図中、10aは本遮音内装構造となる間仕切り壁が設けられる一階等の下階の床スラブ、10bは当該下階の上の階(又は屋根)の床スラブ、11は当該下階の天井野縁である。
床スラブ10a、10bは、複数枚の平板状の軽量気泡コンクリート(ALC(Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略))製の床パネルを敷設することにより形成され、一階にあっては基礎に、二階以上の階にあっては鉄骨梁12に、それぞれ支持されている。該床スラブ10の上面には、例えば下地調整材やポリスチレンフォーム等の断熱材等からなる床下地材13が、該床スラブ10の上面全体に亘って敷設され、該床下地材13の上に、積層材であってもよいフローリング材等からなる床材14が敷設される。
天井野縁11は、上階の床スラブ10bの下方に、当該上階の床スラブ10bの下面から垂下された複数の吊木(不図示)を介して並行に等間隔に配設されており、該天井野縁11に合板や石膏ボードからなる天井材15が敷設される。
本発明に係る遮音内装構造となる間仕切り壁は、上記床スラブ10aの上面に敷設された上記床下地材13と、該床下地材13に対向する複数の天井野縁11との間に、該複数の天井野縁11と直交する方向に延設されて、当該階の空間を仕切り、その両側に居室Ra,Rbをそれぞれ構成するものであり、床下地材13と天井野縁11が設けられた後であって、床材14と天井材15を敷設する前に施工される。
すなわち、床下地材13の上面であって間仕切り壁を構成する部分には、断面コの字型の長尺のランナー16aがその開口側を上方に向けて設置され、同間仕切り壁を構成する複数の天井野縁11には、上記ランナー16aと同様の断面コの字型ランナー16bがその開口側を下方に向け、天井野縁11と直交し、かつ平面視で上記ランナー16aと重なって同一軸線上になるように位置決めされて、固定して設置される。
そして、上記上下一対のランナー16a,16b間に、遮音性能を有する複数のスタッド部材17がランナー16a,16bの長手方向に所定間隔を開けて立設され、各スタッド部材17間にロックウール等からなる吸音材を兼ねる断熱材18を介在させた状態で、各スタッド部材17の双方の側面から遮音シート19a,19bが隙間なく貼設され、遮音シート19a,19bの上から石膏ボード等の壁板(内装材)20a,20bが貼設され、一方の壁板20aが仕切られた一方の居室Raの側壁を、他方の壁板20bが他方の居室Rbの側壁を構成している。
上記遮音性能を有するスタッド部材17は、図5〜6からよく分かるように、横断面形状が、一対の長辺と一対の短辺からなる略長方形であって、一方の長辺の両縁部に該長辺の中央部よりも窪んだ段差部21aがそれぞれ形成された形状をなす中空筺状の第1支持体21と、該第1支持体21と対称構造をなし同様の段差部22aを有する第2支持体22と、該第1支持体21及び第2支持体22の横断面長辺とほぼ同一の幅の長尺の遮音層23とを備えている。
第1支持体21と第2支持体22は、その段差部21a,22aが形成されていない横断面長辺側を互いに対向させ、短辺方向の中心軸(短辺に直交し短辺同士を結ぶ線分に直交し、長辺の長手方向中心を通る軸)を互いに同一軸線上に配した状態で突き合わされ、その対向する長辺側の面の間に、遮音層23を密着させて介在させた構成とされている。そして、第1支持体21の段差部21aが形成された長辺側の面には、遮音シート19aを介して居室Ra側の壁板20aがビス止め等によって貼設され、第2支持体22の段差部22aが形成された長辺側の面には、遮音シート19bを介して居室Rb側の壁板20bがビス止め等によって貼設されている。
ここで、遮音層23は、遮音機能を有するものであれば如何なる素材によって構成されてもよいが、本実施形態においては、弾性樹脂シートにより形成され、更に詳細には、ブチル系ゴムシートもしくはオレフィン系ゴムシートから構成されている。
上記第1実施形態に係る遮音内装構造では、各スタッド部材17はその両面で一対の壁板20a,20bを支持することになるので、壁厚方向の強度が十分に確保される。すなわち、図3(a)〜(b)に示されるように、スタッドを千鳥状に配置してしまうと壁板を一面でしか支持できないため、支持強度が劣り、あるいは同等の支持強度を担保するにはスタッド数を増やさなければならないが、本実施形態では、各スタッド部材17は第1支持体21と第2支持体22が協働して両側の壁板20a,20bを支持することができるので、スタッド部材数を増やさなくとも十分な支持強度を達成できる。
また、上記第1実施形態に係る遮音内装構造では、各スタッド部材17は、一対の支持体21,22間に弾性樹脂シート等からなる遮音層23を介在させてなるので、スタッド部材や内装材を介して生じるサウンドブリッジによる音の伝播が効果的に防止できる。すなわち、図1(a)〜(b)や図2に示される従来の遮音内装構造では、スタッドや内装材を介して生じるサウンドブリッジによる音の伝播の問題があったが、本実施形態では、何れか一方の壁板20a,20bに入力され該壁板20a,20bを支持する例えば第1支持体21に伝わった振動は、遮音層23により大きく減じされ、第2支持体22を経て他方の壁板20a,20bに到達する振動は大きく減衰され、これによって、何れか一方の壁板20a,20bから他方の壁板20a,20bに向けての音の伝達は大幅に抑制されるのである。
上記のように、第1の実施形態に係る遮音内装構造では、遮音性能を確保しつつ間仕切り壁としての強度を十分に保持し得、またスタッド部材17や内装材を介してサウンドブリッジが生じることはない。
なお、上記スタッド部材17は、施工性、取り扱い性等の便宜上、段差部21a,22aを有する第1支持体21、第2支持体22から構成したが、断面が一般的な筺状の部材であってもよく、スタッド部材17の断面形状によって、サウンドブリッジの防止効果が変わるものではない。
<第2実施形態>
図7〜9は、本発明の第2実施形態に係る遮音内装構造を示すもので、天井野縁を介して生じうるサウンドブリッジを抑制して、第1実施形態に係る遮音内装構造を更に改善したものであり、第1実施形態と構成を同一にする部分には同一の符号を付して説明を省略する。
図7は図4と類似の図面で、図中、30は天井野縁である。第1実施形態では、天井野縁11は間仕切り壁となる部分も途切れることなく延設されているが、本実施形態では、天井野縁30は、間仕切り壁となる部分において分断され、分断された部分に該部分を補強すると共に分断部材間の振動伝達を抑制するジョイント部材31が取り付けられている。
すなわち、図8に示すように、天井野縁30は、間仕切り壁となる部分において、互いの小口面を所定の間隔をあけて対向させた状態で同軸に配置された一対の矩形断面を有する筒状の野縁形成部材32に分断されており、これら一対の野縁形成部材32の下面に亘って天井側のランナー16bの上面が取り付けられている。
ジョイント部材31は、上記一対の筒状の野縁形成部材32の伸長方向と直交する方向で該一対の野縁形成部材32に重なり合うと共に各野縁形成部材32に内嵌される芯材33と、該芯材33と各野縁形成部材32との間に介在する遮音層34とを備えている。すなわち、芯材33は、天井野縁30より横断面積が若干小さく、一対の野縁形成部材32の離間幅より十分に長くかつランナー16bの幅よりも若干長い筒状体であって、一方の端部側が一方の野縁形成部材32に挿入され、他方の端部側が他方の野縁形成部材32に挿入されて、これら一対の野縁形成部材32間に架け渡され、天井野縁30の分断部分の補強機能を果たしている。また、図9(a)〜(b)に示すように、取り扱い性、装着性の向上のために、芯材33の下面側には長手方向に開口が形成され、横断面視において、側辺が下方に向けて外方に若干広がる状態に成形されている。
ジョイント部材31の遮音層34は、芯材33の外周面に被覆貼着された制振ゴムシートからなり、ジョイント部材31の両端部を天井野縁30の各野縁形成部材32中に挿入したときに、ジョイント部材31の外面が天井野縁30の各野縁形成部材32の内面に直接当接することがなく、一方の野縁形成部材32からの振動が芯材33を経由して他方の野縁形成部材32に伝わることが防止される。遮音層34は、遮音機能を有するものであれば如何なる素材によって構成されてもよいが、本実施形態においては、第1実施形態の遮音層と同様に、弾性樹脂シートにより形成され、更に詳細には、ブチル系ゴムシートもしくはオレフィン系ゴムシートから構成されている。また、ジョイント部材31の芯材33の側面には突起部35が、遮音層34から突出する状態で設けられている。該突起部35は、ジョイント部材31が所定位置に内嵌されたときに一対の野縁形成部材32間の野縁形成部材32と干渉しない位置に位置させられ、ジョイント部材31の取り扱い、位置決め等が容易になされるように構成されている。
この第2実施形態に係る遮音内層構造においては、第1実施形態における場合と同様に、間仕切り壁自体は遮音性能を有するスタッド部材17によって構成されているので、スタッド部材17や内装材を介して生じるサウンドブリッジによる音の伝播が効果的に防止できる。また天井野縁30が間仕切り壁部分で分断されて一対の野縁形成部材32によって構成され、分断された部位に、遮音機能を備えたジョイント部材31が補強を兼ねて装着されているので、天井野縁30及び天井材15を介したサウンドブリッジの発生も防止することができる。
本願発明の構成は以上であるが、本願発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではない。例えば、スタッド部材17によって野縁形成部材32を継ぐ位置は、間仕切り壁の直上である必要はなく、当該間仕切壁よりも一方の居室又は他方の居室側に寄った位置にて野縁形成部材32を継ぐ構成とする場合であっても、上記実施形態と同様の効果を奏する。その際、間仕切壁よりも一方の居室側に寄った位置にてスタッド部材17により野縁形成部材32を継ぐ構成と、間仕切壁よりも他方の居室側に寄った位置にてスタッド部材17により野縁形成部材32を継ぐ構成とを互い違いに設ける構成は好ましい。
また、本願発明の有効性を確認すべく、本願発明者は、以下に示す実施例と比較例とを用いて実験を行った。
<実施例1>
住宅内において、床下地材とこれに対向する天井野縁を設置し、該天井野縁と直交して間仕切り壁が施工されるように、断面コの字型ランナーを床下地材とこれに対向する天井野縁にそれぞれ固定し、上下一対の断面コの字型ランナー間にスタッド部材を立設する。スタッド部材は、本発明の第1実施形態に開示した一対の支持体間に遮音層を介在させてなる構成のもので、これを複数本製作し、上下一対のランナー間に等間隔に挿入した。ついで、隣り合うスタッド部材間に断熱材を挿入した後、スタッド部材両側表面にそれぞれ遮音シートを隙間なく貼り付け、その上から内装材(壁板)を貼り付けて、間仕切り壁を構築し、最後に、床材(床仕上げ材)と、天井材を敷設し、遮音内装構造を完成させた。なお、本実施例では、天井野縁は間仕切り壁の上部では分断せずに、隣接する居室の天井下地も兼ねるように連続している。
図10(a)に示すように、この実施例において用いたスタッド部材は、壁厚方向の厚さ48mm、幅60mmの軽鉄製の支持体を一対組み合わせ、その間に1mm厚のブチルゴムシートを介在させた構成のものであり、455mm間隔で設置した。また内装材は厚さ12.5mmの石膏ボードである。
<比較例1>
実施例1と同様に、住宅内において、床下地材とこれに対向する天井野縁を設置し、該天井野縁と直交して間仕切り壁が施工されるように、断面コの字型ランナーを床下地材とこれに対向する天井野縁にそれぞれ固定し、上下一対の断面コの字型ランナー間にスタッド部材を立設した。ここでは、スタッド部材として、図1又は2に示す単一の筒体からなる通常のスタッド部材を複数用意し、これらを上下一対のランナー間に等間隔に挿入した。ついで、隣り合うスタッド部材間に断熱材を挿入した後、スタッド両側表面にそれぞれ遮音シートを隙間なく貼り付け、その上から内装材(壁板)を貼り付けて、間仕切り壁を構築し、最後に、床材(床仕上げ材)と、天井材を敷設し、間仕切り壁を完成させた。この例においても、天井野縁は間仕切り壁の上部で分断されずに、隣接する居室の天井下地も兼ねるように連続している。
図10(b)に示すように、この比較例1において使用したスタッド材は、壁厚方向の厚さ97mm、幅60mmの軽鉄製の単一の筒体からなるものであり、455mm間隔で設置した。また内装材は厚さ12.5mmの石膏ボードである。
<遮音性能の測定試験及び結果>
実施例1及び比較例1の間仕切り壁について、図11に示すように、試験体tである間仕切り壁を間に介在させてそれぞれ8畳程度の広さの同一形状の音源室a及び受音室bを設け、音源室aに音源sを設置し、受音室bと音源室aに複数の測定点mを設置した。測定点mは、部屋境界、拡散体(板状材料など)から0.5m以上離れ、音源sから1m以上離れ、かつ互いに0.7m以上離れた位置に均等に分布させた。ついで、音源sからオクターブバンドノイズを発生させ、JIS A 1417「建築物の空気音遮断性能の測定方法」に準拠した方法で、様々な周波数帯域のノイズに対して音源室a内と受音室b内との室間音圧レベル差Dを測定した。
ここで、室間音圧レベル差Dは、音源室a内、受音室b内のそれぞれにおいて測定される室内平均音圧レベル(対象とする室内における空間的及び時間的な平均2乗音圧を基準音圧の2乗で除した値の常用対数を10倍した値、dB)の差で、次の式で表される。
D = L − L
ここで、L:音源室a内における室内平均音圧レベル(dB)
:受音室b内における室内平均音圧レベル(dB)
上記測定試験の結果をJIS A 1419−1「建築物及び建築部材の遮音性能の評価方法」における評価曲線にあてはめ図12に示す。図中、Aは実施例1の間仕切り壁についての測定結果をプロットしたグラフ、Xは比較例の間仕切り壁についての測定結果をプロットしたグラフである。これらグラフを比較すると明らかなように、実施例1の間仕切り壁では、比較例1の間仕切り壁よりも2000〜4000Hzの周波数帯域において遮音量が大幅に増加していることが分かる。従って、ブチルゴムシートを備えたスタッド部材の使用が遮音性能の向上に非常に効果的であることが確認される。
<実施例2>
本実施例においては、天井野縁を本発明の第2実施形態に係るものと同じ構成にした。すなわち、天井野縁を分断し、分断した部分を補強する形で、表面に制振用のゴムシートを貼り付けたジョイント部材を野縁形成部材間に挿入した。ついで、この天井野縁とこれに対向する床下地材とに断面コの字型ランナーをそれぞれ固定し、該上下一対の断面コの字型ランナー間に、通常の単一の筒体からなるスタッド部材を立設し、隣り合うスタッド部材間に断熱材を挿入した後、スタッド部材両側表面にそれぞれ遮音シートを隙間なく貼り付け、その上から内装材(壁板)を貼り付けて、間仕切り壁を構築し、最後に、床材(床仕上げ材)と、天井材を敷設し、遮音内装構造を完成させた。
<比較例2>
実施例2において、天井野縁として、間仕切り壁の上部で分断されないで隣接する居室の天井下地も兼ねる連続した野縁を使用して比較例2に係る遮音内装構造を構築した。
<遮音性能の測定試験及び結果>
実施例1及び比較例1の比較試験の場合と同様の計測試験を実施して、実施例2及び比較例2の各遮音内装構造の遮音性能を評価した。
計測結果を図13に示す。図中、Bは実施例1の間仕切り壁についての測定結果をプロットしたグラフ、Xは比較例の間仕切り壁についての測定結果をプロットしたグラフである。これらグラフを比較すると明らかなように、実施例2の間仕切り壁では、比較例2の間仕切り壁よりも1000〜4000Hzの周波数帯域において遮音量が大幅に増加しており、特に高音域においては10dBもの効果を発揮していることが分かる。従って、遮音機能を備えた天井野縁の使用が遮音性能の向上に非常に効果的であることが確認される。
従来の遮音内装構造の施工状態を示す斜視図である。 図1(a)の遮音内装構造の平断面図である。 図1(a)の遮音内装構造の変形例を示す平断面図である。 従来の遮音内装構造の他の施工法を示す斜視図であり、特許文献1の図1に対応する。 図3(a)の遮音内装構造の施工状態を示す他の斜視図であり、特許文献1の図3に対応する。 本発明の第1実施形態に係る遮音内装構造の全体構成を示す側断面図である。 図4の遮音内装構造の縦断面図である。 図4の遮音内装構造に用いられるスタッド部材の分解斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る遮音内装構造の全体構成を示す側断面図である。 図7の遮音内装構造における天井野縁部分を示す平面図である。 図7の遮音内装構造に使用される天井野縁の施工斜視図である。 図7の遮音内装構造に使用される天井野縁のジョイント部材の斜視図である。 実施例に使用した間仕切り壁構造の主要部の構成を示す模式図で、(a)は実施例1のもの、(b)は比較例1のものである。 遮音性能測定試験における各機器等の配置構成図である。 実施例1と比較例1の遮音性能試験の結果を示すグラフである。 実施例2と比較例2の遮音性能試験の結果を示すグラフである
1 天井野縁
2 床下地
3 ランナー
4 スタッド
5 吸音材
6 遮音シート
7 内装材
8 フローリング材
9 切り溝
10a,10b 床スラブ
11 天井野縁
12 鉄骨梁
13 床下地材
14 床材
15 天井材
16a,16b ランナー
17 スタッド部材
18 断熱材(吸音材)
19a,19b 遮音シート
20a,20b 壁板(内装材)
21 第1支持体
22 第2支持体
21a,22b 段差部
23 遮音層
30 天井野縁
31 ジョイント部材
32 野縁形成部材
33 芯材
34 遮音層
35 突起部
Ra,Rb 居室
t 試験体
a 音源室
b 受音室
s 音源
m 測定点

Claims (4)

  1. 床と、天井板を所定の間隔で設けられる長軸状の野縁により支持して形成される天井と、当該天井から床に亘って立設されて建物の居室を区画する間仕切り壁とを備える遮音内装構造であって
    野縁は、前記間仕切り壁と交叉する位置又はその近傍で軸心を同じくして小口面を対向させる一対の野縁形成部材と、これら一対の野縁形成部材間に架け渡されて当該一対の野縁形成部材間の連結強度を確保すると共に当該一対の野縁形成部材間の振動伝達を抑制するジョイント部材を介して連結されている
    ことを特徴とする遮音内装構造。
  2. 前記ジョイント部材は、前記一対の野縁形成部材の伸長方向と直交する方向で前記一対の野縁形成部材に重なり合うと共に各野縁形成部材に締結される芯材と、該芯材と各野縁形成部材との間に介在する遮音層とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の遮音内装構造。
  3. 前記一対の野縁形成部材は筒状に形成されており、前記ジョイント部材の芯材は、各野縁形成部材に内嵌した状態で設けられていることを特徴とする請求項2に記載の遮音内装構造。
  4. 前記遮音層は、前記芯材の表面を覆う弾性樹脂シートにより形成されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の遮音内装構造。
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