JP5186664B2 - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法 Download PDF

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本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に半導体基板表面にゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)を形成した後、フローティングゲート電極(典型的にはポリシリコン層)、電極間絶縁膜(典型的には酸化膜/窒化膜/酸化膜のONO積層絶縁膜)、コントロールゲート電極(典型的にはポリシリコン層)を積層した積層ゲート電極構造を有する不揮発性メモリ素子を含む半導体装置の製造方法に関する。
フラッシュメモリ等の2層ポリシリコン層を用いた不揮発性半導体メモリが多く用いられている。フラッシュメモリは、シリコン基板上にトンネル酸化膜を形成し、その上に第1ポリシリコン層でフローティングゲートを形成し、電極間絶縁膜を挟んで第2ポリシリコン層でコントロールゲート電極を形成する。電極間絶縁膜として酸化膜/窒化膜/酸化膜を積層したONO膜が用いられる。コントロールゲートと基板との間に印加される電圧によって、基板からフローティングゲートに電荷を注入(書込み)したり、フローティングゲートの電荷を基板に排出(消去)したりすることができる。
フローティングゲートは、各メモリセルに独立に形成する。コントロールゲートは複数のメモリセル(例えば4セル、8セル、16セル等)に共通に形成する。コントロールゲートと、フローティングゲートの絶縁のため、コントロールゲートに覆われるフローティングゲートの上面、側面はONO膜で覆われる。
周辺回路領域を集積する場合、周辺回路領域では、第1ポリシリコン層は除去し、第2ポリシリコン層で単層ゲート電極を形成する。フラッシュメモリでは積層ゲート電極形成後、側壁酸化等特有のプロセスが行われる。周辺回路領域のトランジスタのゲート電極パターニング後にこれらの特有のプロセスを行なうと、側壁酸化によるバーズビーク発生等の不具合が生じて、トランジスタの性能を劣化させる。このため、フラッシュメモリの積層ゲート電極を作成する工程中、周辺回路領域では、第2ポリシリコン層をパターニングせずに保持する。
フラッシュメモリのフローティングゲートに配線を接続すれば、MOSトランジスタとして機能させることができる。フラッシュメモリ作成プロセスを用いて、高耐圧トランジスタを形成することができる。このトランジスタを、ポリ1トランジスタと呼ぶ。
フラッシュメモリでは、分離されたフローティングゲートを形成するために、まず第1ポリシリコン層を活性領域を覆う並列ストライプ状に形成し、ONO膜で覆う。ONO膜パターニング後、第2ポリシリコン層を全面に堆積し、コントロールゲート用のマスクパターンを第1ポリシリコン層の並列ストライプと交差するように配置し、第2ポリシリコン層、ONO膜、第1ポリシリコン層をエッチングして積層電極を形成する。
フラッシュメモリ領域とポリ1トランジスタ領域は、製造工程の大部分を共用し、単層ゲート電極を用いる周辺回路とは分離する。但し、ポリ1トランジスタでは、第2ポリシリコン層は副次的に形成されるが、電気的にはなくてもよい要素である。第1ポリシリコン層と第2ポリシリコン層とは同一形状にパターニングすればよい。第1ポリシリコン層は、まずポリ1トランジスタ領域上に残し、その周辺では除去する。第1ポリシリコン層の周縁は、ポリ1トランジスタ領域外側に延在する。ONO膜はこの第1ポリシリコン層の上面と周縁の側壁上に形成される。
その後、第2ポリシリコン層が成膜され、周辺回路領域はマスクアウトし、フラッシュメモリ領域、ポリ1トランジスタ領域で、第2ポリシリコン層、ONO膜、第1ポリシリコン層のエッチングを行い、積層ゲート電極を形成する。ここで、第1ポリシリコン層周縁の側壁上のONO膜を完全に除去することは難しい。
積層ゲート電極側壁を熱酸化した後、基板全面上に窒化シリコン層を堆積し、リアクティブイオンエッチング(RIE)を行なって積層ゲート電極側壁にサイドウォールを形成する。周辺回路領域を覆う第2ポリシリコン層周縁の側壁にもサイドウォールが形成される。その後、周辺回路領域の第2ポリシリコン層のエッチングを行う。第2ポリシリコン層周縁のサイドウォールを完全に除去することは容易でない。
積層ゲート電極領域(フラッシュメモリ領域+ポリ1トランジスタ領域)と周辺回路領域では別工程で第2ポリシリコン層がパターニングされる。上述のように、積層ゲート電極領域と単層ゲート電極領域との境界で残渣が生じ易い。残渣は剥離し易く、ごみの原因となる。
以下図面を参照して説明する。図10A,10Bは、周辺回路領域と隣接するフラッシュメモリ領域の一部平面図、及び周辺回路領域と隣接するポリ1トランジスタ領域の一部平面図である。図11A1−11A4,11B1−11B4は、フラッシュメモリ領域及びポリ1トランジスタ領域の製造工程中の構造を示す断面図である。
図10A、10Bに示すように、フラッシュメモリ領域、ポリ1トランジスタ領域では、縦方向に長い活性領域ARが素子分離領域ISOに囲まれて複数個並列に画定される。第1ポリシリコン層が堆積され、フラッシュメモリ領域では各活性領域ARごとに、活性領域を覆い、互いには分離されるように第1ポリシリコン層p1sが複数のストライプ状にパターニングされ、ポリ1トランジスタ領域では破線p1pで示すように領域全体を覆う単一形状にパターニングされる。第1ポリシリコン層p1(p1s、p1pを総称してp1と表記する)を覆って、酸化膜/窒化膜/酸化膜の絶縁積層ONOが形成される。第1ポリシリコン層p1の側壁上では、絶縁積層ONOの高さが高くなる。
第1ポリシリコン層p1、その上の絶縁積層ONOを覆って、全面に第2ポリシリコン層p2pが形成される。境界線DSGより内側の領域では、同一マスクを用いてコントロールゲート電極CG、ゲート電極Gの形状に第2ポリシリコン層p2p、その下の絶縁積層ONO、第1ポリシリコン層p1をエッチングする。境界線DSGより外側の領域では、全面的に第2ポリシリコン層を残す。第1ポリシリコン層周縁の側壁では、絶縁積層ONOの高さが高いため、エッチング残りが生じる。
図11A1は、図10Aに示すフラッシュメモリ領域の活性領域ARに沿う方向の断面を示し、図11B1は、図10Bに示すポリ1トランジスタ領域の積層ゲート電極Gに沿う方向の断面を示す。平坦な第2ポリシリコン層p2、絶縁積層ONO、第1ポリシリコン層p1はエッチングされても、第1ポリシリコン層p1周縁の側壁上の絶縁積層ONOは残ってONOフェンスOFを残す。図10Aを参照すると、コントロールゲート電極CG間は距離も短く、剥離しにくい。図10Aの下部ではU字状の長いONOフェンスOFが形成され、剥離しやすい。図10Bを参照すると、ポリ1トランジスタ領域周縁のONOフェンスは支持がなく、長さも極めて長く、極めて剥離しやすい。
図11A2,11B2は、フラッシュメモリ領域、ポリ1トランジスタ領域の積層ゲート電極CG,Gに沿う断面構造を示す。積層ゲート電極(フラッシュメモリ領域では第2ポリシリコン層p2のみの部分を含む)の側壁を酸化し、イオン注入を行い、再度積層ゲート電極の側壁を酸化した後、窒化シリコン層を堆積し、異方性エッチングを行って積層ゲート電極側壁上に窒化シリコンのサイドウォールSW1を形成する。周辺回路領域上方の第2ポリシリコン層側壁にもサイドウォールSW1が形成される。ONOフェンスOFの側壁上にも、サイドウォールSW3が形成される。この状態でもONOフェンスの強度が十分とは言えない。積層ゲート電極領域の積層ゲート電極構造を形成した後、周辺回路領域の単層ゲート電極を形成する。
図10A、10Bを参照して、境界線DP2より内側の領域はレジストマスクで覆い、境界線DP2より外側の周辺回路領域で第2ポリシリコン層p2のパターニングを行い、周辺回路のゲート電極を形成する。不要な第2ポリシリコン層p2はエッチングで除去される。
図11A3,11B3に示すように、周辺回路領域上方の第2ポリシリコン層p2周縁の側壁上に形成されていた窒化シリコンのサイドウォールSW1は、第2ポリシリコン層の支持を失い、壁状に残って窒化シリコンピラーSNPを形成する。
さらに、レジストマスクを用いて、ポリ1トランジスタの第2ポリシリコン層、絶縁積層ONOを貫通する接続開口を形成し、第1ポリシリコン層を露出させる。周辺回路領域では、ゲート電極両側に不純物のイオン注入を行い、酸化シリコン層を堆積し、RIEを行って、酸化膜のサイドウォールを作成する。
図11A4、11B4に示すように、フラッシュメモリ領域、ポリ1トランジスタ領域との境界領域でも、先に形成した窒化膜サイドウォールSW1、SiNピラーSNPの側壁上に酸化膜サイドウォールSW2が形成される。ONOフェンスOFの側壁上にもサイドウォ−ルSW2が形成される。サイドウォールSW2が形成されても、ONOフェンスOFやSiNピラーSNPは、剥離しやすく、ごみの原因となり、歩留まりを低下させる。
特開平10−163456号公報は、第1ポリシリコン膜パターニング時には周辺回路領域を第1ポリシリコン膜で覆っておき、ONO膜成膜後、周辺回路領域上方の第1ポリシリコン膜の周辺部のみを残す様に、ONO膜と第1ポリシリコン膜をエッチングする。第1ポリシリコン膜側壁上のONO膜を第1ポリシリコン膜と共に残し、ONOフェンスを生じさせないようにすることを提案する。
特開2000−286350号公報は、第1ポリシリコン膜の端部をダミーパターンの第2ポリシリコン膜で覆い、エッチングによって第1ポリシリコン膜側壁上のONO膜が露出することを防止し、ごみの発生を防止することを提案する。メモリ領域の活性領域上方のストライプ状第1ポリシリコン膜の端部を第2ポリシリコン膜で覆ったダミーパターンを形成し、支持のない長いONOフェンスを防止し、剥離を防止する。
特開平10−163456号公報 特開2000−286350号公報
本発明の目的は、歩留まりの向上が可能な不揮発性メモリを含む半導体装置の製造方法を提供することである。
本発明の1観点によれば、
(a)半導体基板に素子分離領域を形成し、複数のストライプ状第1活性領域を含む不揮発性メモリ領域、第2活性領域を含む周辺回路領域を画定する工程と、
(b)前記第1活性領域の各々の上方に、前記第1活性領域の各々を覆い、前記素子分離領域に延在し、互いには分離され、前記周辺回路領域には達しない形状の第1電極層を形成し、前記第1電極層を覆って、前記周辺回路領域には達しない形状の電極間絶縁膜を形成する工程と、
(c)前記電極間絶縁膜を覆い、前記半導体基板全面上方に第2電極層を形成する工程と、
(d)前記第2電極層を前記周辺回路領域上方では全面的に残し、前記不揮発性メモリ領域では、前記第1活性領域の中間部を横断する形状に、前記第2電極層、前記電極間絶縁膜、前記第1電極層をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
(e)前記不揮発性メモリ領域上方では、前記ゲート電極側壁上に第1絶縁性サイドウォ−ルを形成し、前記周辺回路領域上方では、単一導電層構造を構成する前記第2電極層の側壁上に第1冗長絶縁性サイドウォ−ルを形成する工程と、
(f)前記周辺回路領域上方の第2電極層をパターニングして単層ゲート電極を形成すると共に、前記第1冗長絶縁性サイドウォ−ルに隣接する前記第2電極層を残す工程と、
を含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法
が提供される。
不揮発性メモリ領域の積層ゲート電極側壁上にサイドウォールを形成すると、周辺回路領域上方のパターニング前のコントロールゲート電極層(第2電極層)にも、冗長サイドウォールが形成される。冗長サイドウォールに隣接するコントロールゲート電極層をエッチングしないようにすることにより、冗長サイドウォールの剥離を低減できる。
図1は、本発明の実施例による半導体装置の不揮発性メモリ領域の概略平面図である。 図2X1−2X4,2Y1−2Y4は、図1の構成及びその変形例の製造プロセスを示す断面図である。 図3は、本発明の実施例による半導体装置のポリ1トランジスタ領域の概略平面図である。 図4X1−4X4,4Y1−4Y4は、図3の構成の製造プロセスを示す断面図である。 図5A,5Bは、変形例を示す断面図である。 図6は、半導体装置に集積化される11種のトランジスタを示す断面図である。 図7A−7Dは,図6に示す構造の製造プロセスを示す断面図である。 図7E−7Gは、図6に示す構造の製造プロセスを示す断面図である。 図7H−7Kは、図6に示す構造の製造プロセスを示す断面図である。 図7L−7Oは、図6に示す構造の製造プロセスを示す断面図である。 図7P−7Sは、図6に示す構造の製造プロセスを示す断面図である。 図8は、図6に示す半導体装置の、不揮発性メモリ領域、ポリ1トランジスタ領域、周辺回路領域の構成例を概略的に示す平面図である。 図9A−9Dは、図8に示す半導体装置の製造プロセスを示す断面図である。 図9E−9Hは、図8に示す半導体装置の製造プロセスを示す断面図である。 図10A,10Bは、従来技術による半導体装置の、不揮発性メモリ領域、ポリ1トランジスタ領域の構成例を示す平面図である。 図11A1−11A4,11B1−11B4は、図10A,10Bに示す構造の製造プロセスを示す断面図である。
以下本発明の実施例を説明する。
図1は、フラッシュメモリ領域と周辺回路領域の平面図である。図2Aは、図1のワードライン(CG)に沿う断面図、図2Bは、図1の活性領域AR1に沿う断面図である。
フラッシュメモリ領域では、縦方向に長い活性領域AR1が素子分離領域ISOに囲まれて複数個並列に画定される。図中右側には、周辺回路領域の活性領域AR3が画定されている。第1ポリシリコン層が堆積され、フラッシュメモリ領域では、各活性領域ARを覆うように第1ポリシリコン層p1sがストライプ状にパターニングされ、周辺回路領域上では、全て除去される。第1ポリシリコン層p1sを覆って、酸化膜/窒化膜/酸化膜の絶縁積層ONOが形成される。周辺回路領域上では、絶縁積層ONOは除去される。第1ポリシリコン層p1sの側壁上には、高さの高い絶縁積層ONOが形成される。
第1ポリシリコン層p1、その上の絶縁積層ONOを覆って、基板全面上に第2ポリシリコン層p2pが形成される。線DSGより外側の領域では、全面的に第2ポリシリコン層を覆い、内側の領域ではコントロールゲート電極CG、及びダミーコントロールゲートDCGの形状のレジストマスクを形成する。このレジストマスクをエッチングマスクとして、第2ポリシリコン層p2、絶縁積層ONO、第1ポリシリコン層p1sをエッチングする。ダミーコントロールゲートDCGは、ストライプ状第1ポリシリコン層p1sの端部を覆うように配置される。ダミーコントロールゲートを含めたゲートパターン間でのみ露出している第1ポリシリコン層の側壁では、絶縁積層ONOのエッチング残りが生じるが、その長さは短い。
図2X1,2Y1は、ワード線方向、活性領域方向の断面図を示す。積層ゲート電極側壁を熱酸化し、不純物イオンを注入し、再度積層ゲート電極の側壁を熱酸化した後、積層ゲート電極CG,DCGの側壁に窒化シリコンのサイドウォールSW1を形成する。周辺に残した第2ポリシリコン層p2の側壁にもサイドウォールと同一形状の窒化シリコンピラーSNPが生じる。図2X1は、周辺回路領域上方の第2ポリシリコン層p2の周縁側壁上に形成された窒化シリコンピラーSNPを示している。図2Y1は、窒化シリコンピラーSNPと共に、フラッシュメモリ領域の活性領域を覆う第1ポリシリコン層p1s端部上方に形成したダミーコントロールゲート電極DCGも示している。図2Y1には、ゲートパターン間に残るONOフェンスOFも示されている。
図2X2,2Y2に示すように、周辺回路領域のゲート電極PCGのパターニングを行う。ゲート電極パターニング用マスクは、周辺回路領域でゲート電極のパターンを有し、フラッシュメモリ領域では、図1に示す線DP2の内側領域を覆う。線DP2は、境界線DSGより外側に設定し、マスクが窒化シリコンピラーSNPを覆うようにする。窒化シリコンピラーSNPは、残される第2ポリシリコン層のガードPGの側壁上に支持され、剥離しにくい。
図2X3,2Y3に示すように、周辺回路のゲート電極側壁にサイドウォールSW2を形成する。酸化シリコン膜を堆積し、リアクティブイオンエッチング(RIE)で異方的にエッチングする。この時窒化シリコンピラーSNPと連続する第2ポリシリコンのガードPGの少なくとも一部を含む領域に、レジストマスクRMを設ける。
図では、ポリシリコンガードPGを完全に含む形状のレジストマスクRMが示されている。酸化シリコンのガードSIOGが窒化シリコンピラーSNP、ポリシリコンガードPGを覆うように残る。レジストマスクRMがポリシリコンガードPGの右側部分を露出する場合には、ポリシリコンガードPGの右側側壁上にはサイドウォールSW2が形成される。いずれにせよ、窒化シリコンピラーSNPは、残るポリシリコンガードPGと上に形成される酸化シリコンガードSIOGに挟まれ、堅固に支持される。ここまで窒化シリコンピラーSNPをガードしなくてもよい場合は、構造を若干簡略化してもよい。
図2X4,2Y4に示すように、レジストマスクRMは省略して、酸化シリコン膜のRIEを行う。酸化シリコンのサイドウォールSW2がポリシリコンガードPG、窒化シリコンピラーSNPの外壁にも形成される。窒化シリコンピラーの剥離防止能は若干低下するが、マスク数を1枚低下できる。
図3は、ポリ1トランジスタ領域と周辺回路領域の平面図である。図4Aは、図3のワードライン(G)に沿う断面図、図4Bは、図3の活性領域AR2に沿う断面図である。
ポリ1トランジスタ領域では、縦方向に長い活性領域AR1が素子分離領域ISOに囲まれて複数個並列に画定される。図中右側には、周辺回路領域の活性領域AR3が画定されている。第1ポリシリコン層p1が堆積され、ポリ1トランジスタ領域全体を覆って破線p1pで示すように第1ポリシリコン層が矩形状にパターニングされ、周辺回路領域上では、全て除去される。フラッシュメモリ領域と異なり、領域内にパターンはない。その他の点はフラッシュメモリ領域と同様である。第1ポリシリコン層p1pを覆って、酸化膜/窒化膜/酸化膜の絶縁積層ONOが形成される。ポリ1トランジスタ領域を覆う矩形状第1ポリシリコン層p1pの側壁上では、絶縁積層ONOの高さが高くなる。
図4X1,4Y1に示すように、第1ポリシリコン層p1p、その上の絶縁積層ONOを覆って、全面に第2ポリシリコン層p2が形成される。
図4X2,4Y2に示すように、線DSGより外側の領域では、全面的に第2ポリシリコン層を残し、内側の領域ではゲート電極Gの形状に第2ポリシリコン層p2、絶縁積層ONO、第1ポリシリコン層p1pをエッチングする。線DSGは第1ポリシリコン層p1の周縁p1pより内側に設定する。DSGより外側の領域に残される第2ポリシリコン層の下に第1ポリシリコン層の周縁、その側壁上の絶縁積層ONOが含まれる。
積層ゲート電極Gの側壁に窒化シリコンのサイドウォールSW1を形成すると、ポリ1トランジスタ領域周辺に残した積層ゲート電極(第1ポリシリコン層p1pの周縁と第2ポリシリコン層p2)の側壁にも窒化シリコンピラーSNPが生じる。
図4X3,4Y3に示すように、周辺回路領域のゲート電極PCGのパターニングを行う。この時ポリ1トランジスタ領域は、マスクで覆う。マスクは、周辺回路領域のゲート電極PCGのパターンを有すると共に、図3に示す境界線DSGより外側の線DP2の内側領域を覆う。マスクは、線DSG内側に形成される窒化シリコンピラーSNPを含む。窒化シリコンピラーSNPは、残される積層ポリシリコンガードPGの側壁上に支持され、剥離しにくい。
図4X4,4Y4に示すように、周辺回路のゲート電極側壁にサイドウォールSW2を形成する。酸化シリコン膜を堆積し、RIEで異方的にエッチングする。この時、窒化シリコンピラーSNPと隣接するポリシリコンガードPGの少なくとも一部を含む領域層の側壁上に、レジストマスクRMを設ける。図では、ポリシリコンガードPGの全てがレジストマスクRMに覆われている。残される酸化シリコンのガードSIOGが、第1ポリシリコン側壁上の絶縁積層ONO,窒化シリコンピラーSNP、ポリシリコンガードPGを覆うように残る。窒化シリコンピラーSNPは、ポリシリコンガードPGと酸化シリコンガードSIOGに挟まれ、堅固に支持される。ここまで窒化シリコンピラーSNPをガードしなくてもよい場合は、図2X4,2Y4に示すようにレジストマスクRMを省略し、酸化シリコンのガードの代わりにサイドウォールSW2を形成してもよい。
図5A,5Bは、変形例を示す。第2ポリシリコン層のガードを形成せず、支持のないONOフェンスOF、窒化シリコンピラーSNPの形成を許す。周辺回路領域のゲート電極側壁にサイドウォールを形成する際、ONOフェンスOF、窒化シリコンピラーSNPをガードするレジストマスクを形成し、RIEから保護する。
図5Aは、フラッシュメモリ領域の活性領域AR1に沿う断面図である。U字型に形成されたONOフェンスOFの端部を包むように酸化シリコンのガードSIOGが形成されている。隣接する積層ゲート電極との間にはONOフェンスOFが残るが、距離が短いので、剥離しにくくなる。
図5Bは、ワード線に沿う断面図である。素子分離領域STI上の窒化シリコンピラーSNPが酸化シリコンガードSIOGに包まれている。この変形例の場合、ONOフェンスOF、壁状の窒化シリコンピラーSNPが形成されてから、酸化シリコンガードSIOGで保護されるまでの間は、剥離が生じ得るが、一旦酸化シリコンガードSIOGで保護された後は、剥離は生じにくい。
以下、上記実施例の構造を製造するプロセスをより詳細に説明する。
図6は、半導体装置に集積化される11種類のトランジスタを列挙したものである。不揮発性メモリセルFMとポリ1トランジスタとはほぼ同一構造を有するので、以下フラッシュメモリセル等の不揮発性メモリセルFMで代表して説明する。その他のトランジスタの動作電圧は、高電圧(例えば5V)HV、中電圧MV(例えば3.3V)、低電圧(例えば1.2V)の3種類である。高電圧トランジスタHVと低電圧トランジスタLVとの閾値電圧は、それぞれリーク電流の低い高閾値(HVt)、動作速度の速い低閾値(LVt)の2種類がある。各種類にnチャネルNとpチャネルPがある。パターンルールは例えば0.13μmである。中電圧トランジスタMVは、入出力インターフェイスに用いられる。動作電圧は3.3Vに代え、2.5V、1.8V等でもよい。
nチャネル高電圧トランジスタ及びフラッシュメモリセルは、n型ウェル19内のp型ウェル14内に形成される。nチャネルトランジスタはp型ウェル14内に形成され、pチャネルMOSトランジスタはn型ウェル24内に形成される。高耐圧、低閾値pチャネルMOSトランジスタP−HV−LVt以外のトランジスタには、チャネルストップ領域15、25が形成されている。
低電圧、高閾値トランジスタN−LV−HVt、P−LV−HVtには、閾値調整用イオン注入16、26が形成されている。中電圧トランジスタN‐MV、P‐MVには、閾値調整用イオン注入37、38が形成されている。フラッシュメモリFMには、閾値調整用イオン注入36が形成されている。閾値調整用イオン注入とチャネルストップ領域とが協働してトランジスタの閾値を調整している。
以下、図6に示す半導体装置を製造する製造工程について説明する。
図7Aに示すように、半導体基板11に、素子分離領域としてシャロートレンチアイソレーション(STI)12を形成し、次いでシリコン基板表面を熱酸化し、例えば厚さ15nmの犠牲酸化シリコン膜13を形成する。
図7Bに示すように、フラッシュメモリセルFM及び高電圧nチャネルMOSトランジスタN−HV領域を露出するホトレジストマスクPR14を形成し、n型ウェル19形成用のPイオンを加速エネルギ2MeV、ドーズ量2×1013cm−2(以下2E13の様に表記する)でイオン注入する。その後レジストマスクPR14は除去する。
図7Cに示すように、フラッシュメモリFM及びnチャネルMOSトランジスタ領域を露出する開口を有するホトレジストマスクPR11を形成し、p型ウェル14形成用のBイオンを加速エネルギ420keV、ドーズ量1.4×1013cm−2(1.4E13)でイオン注入し、さらにチャネルストップ領域15形成用のBイオンを加速エネルギ100keV、ドーズ量3.6E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR11は除去する。このようにして、p型ウェル14及びチャネルストップ領域15が形成される。
図7Dに示すように、フラッシュメモリFM及び高電圧、低閾値nチャネルトランジスタN−HV−LVtを除くnチャネルMOSトランジスタを露出するレジストマスクPR12を形成し、チャネルストップ領域形成用のBイオンを加速エネルギ100keV、ドーズ量4.0E12で追加的にイオン注入する。追加イオン注入をされたチャネルストップ領域15xが形成される。その後レジストマスクPR12は除去する。
図7Eに示すように、pチャネルMOSトランジスタを露出するレジストマスクPR21を形成し、n型ウェル24形成用のPイオンを加速エネルギ600keV、ドーズ量1.5E13、加速エネルギ240keV、ドーズ量9.0E11でイオン注入する。その後レジストマスクPR21は除去する。
図7Fに示すように、高電圧、低閾値トランジスタを除くpチャネルMOSトランジスタを露出するレジストマスクPR22を形成し、チャネルストップ領域25形成用のPイオンを加速エネルギ240keV、ドーズ量3.6E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR22は除去する。
図7Gに示すように、フラッシュメモリセルFMを露出するレジストマスクPR31を形成し、閾値調整用領域36を形成するBイオンを加速エネルギ40keV、ドーズ量6.0E13でイオン注入する。その後レジストマスクPR31は除去する。さらに、半導体基板表面の犠牲酸化シリコン膜13をHF溶液により除去する。活性領域のシリコン表面が露出する。
図7Hに示すように、半導体基板表面を熱酸化し、厚さ約10nmのトンネル酸化膜を成長する。トンネル酸化膜上に、厚さ約90nmの燐(P)をドープしたアモルファスシリコン膜をCVDにより堆積し、フローティングゲート31の形状にパターニングする。なお、アモルファスシリコン膜は、その後の熱処理によりポリシリコン膜に変換される。
フローティングゲート31を覆うように酸化シリコン膜及び窒化シリコン膜をそれぞれ5nm、8nm、CVDで堆積する。窒化シリコン膜表面を熱酸化して約6nm厚の酸化シリコン膜を成長する。このようにして、ONO膜32を形成する。
図7Iに示すように、低電圧、高閾値nチャネルトランジスタN−LV−HVt領域を露出するレジストマスクPR13を形成し、閾値調整用領域16を形成するBイオンを加速エネルギ15keV、ドーズ量7.0E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR13は除去する。
図7Jに示すように、低電圧、高閾値pチャネルMOSトランジスタP−LV−HVtを露出するホトレジストマスクPR23を形成し、閾値調整用領域26を形成するAsイオンを加速エネルギ150keV、ドーズ量6.0E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR23は除去する。
なお、低電圧トランジスタには、エクステンション領域形成用マスクを用いてさらにポケット領域形成用イオン注入を行ってもよい。この条件によっても閾値は制御される。
図7Kに示すように、中電圧nチャネルMOSトランジスタN−MVを露出するレジストマスクPR32を形成し、閾値調整用領域37を形成するBイオンを加速エネルギ35keV、ドーズ量4.5E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR32は除去する。
図7Lに示すように、中電圧pチャネルMOSトランジスタP−MVを露出するレジストマスクPR33を形成し、閾値調整用領域38を形成するAsイオンを加速エネルギ150keV、ドーズ量2.0E12でイオン注入する。その後レジストマスクPR33は除去する。
図7Mに示すように、フラッシュメモリセルFMを覆うレジストマスクPR34を形成し、FM以外の領域のONO膜32を除去する。ここで、ポリ1トランジスタでは少なくともコンタクト領域上のONO膜32を除去する。後に第2ポリシリコン層とONO膜を貫通するコンタクト孔を開口しなくてもよくなる。その後、レジストマスクPR34は除去する。
図7Nに示すように、基板表面を熱酸化し、厚さ12nmの酸化シリコン膜41を形成する。
図7Oに示すように、フラッシュメモリセルFM及び高電圧トランジスタHVを覆うレジストマスクPR41を形成し、露出した領域上の酸化シリコン膜41を除去する。その後レジストマスクPR41は除去する。
図7Pに示すように、露出した基板表面に3.3V動作のトランジスタ用に厚さ7nmの酸化シリコン膜42を熱酸化により形成する。レジストマスクPR42を用いて低電圧トランジスタ領域LVの熱酸化膜42を除去する。
図7Qに示すように、さらに露出した基板表面に1.2V動作のトランジスタ用に厚さ2.0nmの酸化シリコン膜43を熱酸化により形成する。
最終的に、5V領域の酸化シリコン膜は厚さ16nm、3.3V領域の酸化シリコン膜は厚さ7.5nm、1.2V領域の酸化シリコン膜は厚さ2.2nmとなる。
図7Rに示すように、3種類の厚さのゲート絶縁膜を形成した基板表面上に、厚さ180nmのポリシリコン膜44をCVDにより形成し、その上に厚さ30nmの窒化シリコン膜45をプラズマCVDにより形成する。窒化シリコン膜は、反射防止膜として機能し、さらにエッチストッパとして用いることができる。ホトリソグラフィとパターニングによりフラッシュメモリセルのゲート電極44Fをパターニングする。
図7Sに示すように、フラッシュメモリセルのゲート電極側面を熱酸化して厚さ10nmの熱酸化膜を成長し、ソース/ドレイン領域のAsイオン注入を加速エネルギ50keV、ドーズ量6.0E14で行なう。フラッシュメモリセルのゲート電極側面をさらに熱酸化して厚さ9.5nmの熱酸化膜を成長する。フラッシュメモリセルのゲート電極を覆う窒化シリコン膜を厚さ115nm熱CVDにより形成し、RIEを行なってゲート電極側壁上に窒化シリコン膜のサイドウォ−ル46を形成する。ポリシリコン膜44上の窒化シリコン膜45はRIEで除去される。その後、ホトリソグラフィとエッチングにより周辺回路領域のトランジスタに対し、ゲート酸化膜を残すようにポリシリコン膜を選択的にエッチングし、単層ゲート電極44Lをパターニングする。
以下、説明が一部重複するが、周辺回路領域を単純化して、1つのトランジスタで示し、フラッシュメモリ領域とポリ1トランジスタ領域をより詳細に説明する。
図8は、半導体装置の平面配置を示す。不揮発性メモリ領域NVM,ポリ1トランジスタ領域P1Tには、それぞれ複数のストライプ状の活性領域AR1,AR2が横方向(X方向)に延在して並列に配置されている。不揮発性メモリ領域NVMでは、活性領域を横断するように複数の積層ゲート電極SGが形成され、活性領域端部にはポリシリコンの第1ガードG1が配置され、領域周縁にはポリシリコンの第2ガードG2が配置されている。ポリ1トランジスタ領域P1Tでは、領域周縁にポリシリコンの第3ガードG3が配置されている。
第1ガードG1は、上述のダミーコントロールゲートDCGに相当し、第2、第3ガードG2,G3は上述のポリシリコンガードPGに相当する。周辺回路領域PCには、1つの活性領域AR3が示され、活性領域中間部を横断して、第2ポリシリコン層で形成された単層ゲートSGが配置されている。
以下、図9A〜9Hを参照し、周辺回路領域から不揮発性メモリ領域にかけた活性領域の延在する横方向(X方向)の断面図、不揮発性メモリ領域の積層ゲートに沿う縦方向(Y方向)の断面図、ポリ1トランジスタ領域のX方向及びY方向の断面図を用いて説明する。
図9Aは、第1ポリシリコン層31を形成し、パターニングした後、絶縁積層(ONO)32を形成した状態を示す。p型シリコン基板11には、シャロートレンチアイソレーション(STI)12が形成され、p型ウェルWp1、Wp2が形成されている。周辺回路領域には犠牲酸化膜Soxが形成され、不揮発性メモリ領域、ポリ1トランジスタ領域にはトンネル酸化膜Toxが形成されている。第1ポリシリコン層31は、不揮発性メモリ領域では、各活性領域を覆うストライプ状にパターニングされ、ポリ1トランジスタ領域P1Tでは、領域全体を覆う形状にパターニングされている。第1ポリシリコン層31の側壁は、積層絶縁膜32に覆われている。
図9Bは、第2ポリシリコン層44、窒化シリコン膜45を堆積し、その上にレジストマスクRM1を形成した状態を示す。不揮発性メモリ領域NVMでは、活性領域AR1端部の第1ポリシリコン層31側壁を含むようにレジストマスクが配置され、ポリ1トランジスタ領域P1Tでは、STI12上の第1ポリシリコン層31端部周縁を覆うようにレジストマスクが配置されている。レジストマスクRM1をエッチングマスクとして、窒化シリコン膜45、第2ポリシリコン層44、ONO膜32、第1ポリシリコン層31をエッチングする。図2X2,2Y2,4X3,4Y3に示したポリシリコンガードPGが第1ポリシリコン層の側塀に形成されているONO膜32を覆って形成される。
図9Cは、パターニングした積層ゲート電極の側壁を熱酸化して、熱酸化膜Poxを形成すると共に、n型不純物をイオン注入して積層ゲート電極の両側の活性領域AR1、AR2にソース/ドレイン領域51を形成する工程を示す。
図9Dに示すように、基板上に窒化シリコン層46を堆積し、RIEを行って窒化シリコンのサイドウォールSW1を形成する。反射防止膜の窒化シリコン層45も除去される。積層ゲート電極側面にサイドウォールSW1が形成されると共に、周辺回路領域上の第2ポリシリコン層44の側壁上には、窒化シリコンピラーSNPが形成される。
図9Eに示すように、周辺回路領域の単層ゲート電極パターニング用のレジストマスクRM2を形成する。ここで、レジストマスクRM2は、単層ゲート電極のパターンを有すると共に、不揮発性メモリ領域NVM、ポリ1トランジスタ領域P1Tを覆い、ポリシリコンガードPG、窒化シリコンピラーSNPも覆うようにパターニングする。
図9Fに示すように、周辺回路領域の単層ゲート電極をパターニングし、ソース/ドレイン領域53形成用のイオン注入を行う。その後、レジストマスクRM2は除去する。不揮発性メモリ領域、ポリ1トランジスタ領域の積層ゲート電極が残ると共に、ポリガードPG、窒化シリコンピラーSNPとSNPが形成されている積層ポリシリコン層の側壁も残る。
図9Gに示すように、酸化シリコン膜を熱CVDで堆積し、RIEを行って、サイドウォールSW2を形成する。ここで、RIEを行う前に、ポリシリコンガードPG、窒化シリコンピラーSNPを覆うように、レジストマスクRM3を形成する。ポリシリコンガードPG、窒化シリコンピラーSNPの上に酸化シリコン膜が形成された酸化シリコンガードSIOGが形成される。レジストマスクRM3は除去する。
図9Hに示すように、n型不純物をイオン注入して高濃度ソース/ドレイン領域57を形成する。Co膜、TiN膜をスパッタリングで堆積し、熱処理によりCo−Si間で1次シリサイド反応を生じさせ、TiN膜、未反応Co膜をウォッシュアウトし、さらに熱処理により2次シリサイド反応を生じさせて、十分低抵抗のシリサイド膜59を形成する。基板上に酸化シリコン等の層間絶縁膜61を堆積する。コンタクト孔を開口し、導電性プラグを埋め込む。さらに、層間絶縁膜、配線層を所望層数形成して多層配線を形成する。
以上、実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。例えば、半導体装置及びその製造方法として公知の種々の技術を採用することが可能であろう。その他、種々の変更、改良、組み合わせなどが可能なことは当業者に自明であろう。
AR 活性領域
CG コントロールゲート
PCG (周辺回路領域の単層)ゲート
DCG ダミーコントロールゲート
PG ポリシリコンガード
SIOG 酸化シリコンガード
SNP 窒化シリコンピラー
p1 第1ポリシリコン層
p2 第2ポリシリコン層
STI シャロートレンチアイソレーション
SW サイドウォール
RM レジストマスク
OF ONOフェンス

Claims (5)

  1. (a)半導体基板に素子分離領域を形成し、複数のストライプ状第1活性領域を含む不揮発性メモリ領域、第2活性領域を含む周辺回路領域を画定する工程と、
    (b)前記第1活性領域の各々の上方に、前記第1活性領域の各々を覆い、前記素子分離領域に延在し、互いには分離され、前記周辺回路領域には達しない形状の第1電極層を形成し、前記第1電極層を覆って、前記周辺回路領域には達しない形状の電極間絶縁膜を形成する工程と、
    (c)前記電極間絶縁膜を覆い、前記半導体基板全面上方に第2電極層を形成する工程と、
    (d)前記第2電極層を前記周辺回路領域上方では全面的に残し、前記不揮発性メモリ領域では、前記第1活性領域の中間部を横断する形状に、前記第2電極層、前記電極間絶縁膜、前記第1電極層をパターニングしてゲート電極を形成する工程と、
    (e)前記不揮発性メモリ領域上方では、前記ゲート電極側壁上に第1絶縁性サイドウォ−ルを形成し、前記周辺回路領域上方では、単一導電層構造を構成する前記第2電極層の側壁上に第1冗長絶縁性サイドウォ−ルを形成する工程と、
    (f)前記周辺回路領域上方の第2電極層をパターニングして単層ゲート電極を形成すると共に、前記第1冗長絶縁性サイドウォ−ルに隣接する前記第2電極層を残す工程と、
    を含む不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. (g)前記周辺回路領域上方の単層ゲート電極の側壁上に第2絶縁性サイドウォ−ルを形成すると共に、前記第1冗長絶縁性サイドウォ−ル上に絶縁性上層を形成する工程を含む請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  3. 前記工程(g)が、前記半導体基板全面上に第2絶縁層を堆積し、前記第1冗長絶縁性サイドウォールを含む領域にマスクを形成した後、異方性エッチングを行う請求項2記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  4. 前記工程(a)が、複数の第3活性領域を含む積層ゲートトランジスタ領域も画定し、
    前記工程(b)が、前記積層ゲートトランジスタ領域上方では、領域全面上に第1電極層を形成し、
    前記工程(d)が、前記積層ゲートトランジスタ領域では、前記第2電極層、電極間絶縁膜、第1電極層をパターニングして積層ゲート電極を形成すると共に、前記不揮発性メモリ領域、前記積層ゲートトランジスタ領域に隣接する領域上でそれぞれ第2電極層を残し、
    前記工程(e)が、前記積層ゲートトランジスタ領域と前記周辺回路領域とに隣接する領域上でそれぞれ前記第2電極層の側壁上に前記第1冗長絶縁性サイドウォ−ルを形成し、
    前記工程(f)が、前記積層ゲートトランジスタ領域と前記周辺回路領域とに隣接する領域上でそれぞれ前記第2電極層の側壁上に前記第1冗長絶縁性サイドウォ−ルに隣接する前記第2電極層を残す、
    請求項1〜3のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記工程(d)が、前記第1活性領域の端部近傍でダミーゲート電極を形成する請求項1〜4のいずれか1項記載の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
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