JPH10335497A - 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法

Info

Publication number
JPH10335497A
JPH10335497A JP9146587A JP14658797A JPH10335497A JP H10335497 A JPH10335497 A JP H10335497A JP 9146587 A JP9146587 A JP 9146587A JP 14658797 A JP14658797 A JP 14658797A JP H10335497 A JPH10335497 A JP H10335497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
floating gate
element isolation
forming
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9146587A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosaku Takabayashi
幸作 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9146587A priority Critical patent/JPH10335497A/ja
Publication of JPH10335497A publication Critical patent/JPH10335497A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コントロールゲートとフローティングゲートの
カップリング比を大きくとることにより、さらに装置の
高集積化、微細化をすることができる半導体不揮発性記
憶装置を提供する。 【解決手段】半導体基板10のチャネル形成領域の少な
くとも一方側に形成された素子分離絶縁膜22aと、前
記チャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁膜23
と、ゲート絶縁膜23上に形成された凹型の形状を有す
るフローティングゲート30aと、フローティングゲー
ト30a上に形成された中間絶縁膜25と、中間絶縁膜
25上に形成されたコントロールゲート31とを有する
構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体不揮発性記
憶装置およびその製造方法に関し、特にトランジスタの
ゲート電極とチャネル形成領域の間に電荷を蓄積するフ
ローティングゲートを有する半導体不揮発性記憶装置お
よびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクなどの磁気記憶装置
に代わり、電気的に書き換え可能な半導体不揮発性記憶
装置(EEPROM:Electrically Erasable and Prog
rammable ROM)が使われ始めている。EEPROMとし
ては、フローティングゲート型、MNOS型あるいはM
ONOS型、TEXTURED POLY型など、様々
な特徴を有する構造のものが開発されている。
【0003】EEPROMの1つであるフローティング
ゲート型の半導体不揮発性記憶装置の一例の断面図を図
9に示す。例えばLOCOS法などにより形成した素子
分離絶縁膜22aにより分離された半導体基板10の活
性領域上に、例えば薄膜の酸化シリコンからなるゲート
絶縁膜23が形成されており、その上層に例えばポリシ
リコンからなるフローティングゲート30aが形成され
ており、さらにその上層に例えばONO膜(酸化膜−窒
化膜−酸化膜の積層絶縁膜)からなる中間絶縁膜25が
形成されている。中間絶縁膜25の上層には、例えばポ
リシリコンの下側コントロールゲート31aおよびタン
グステンシリサイドの上側コントロールゲート31bの
積層体からなるコントロールゲート(ワード線)31が
形成されている。また、半導体基板10中には図示しな
いソース・ドレイン拡散層が形成されており、これによ
りコントロールゲート31と半導体基板10中のチャネ
ル形成領域の間に、絶縁膜に被覆されたフローティング
ゲートを有する電界効果トランジスタとなる。
【0004】上記の構造のフローティングゲート型記憶
装置においては、フローティングゲート30aは膜中に
電荷を保持する機能を持ち、ゲート絶縁膜23および中
間絶縁膜25は電荷をフローティングゲート30a中に
閉じ込める役割を持つ。コントロールゲート31および
半導体基板10中のソース・ドレイン拡散層に適当な電
圧を印加することにより、Fowler-Nordheim トンネル電
流が生じ、ゲート絶縁膜23を通して半導体基板10か
らフローティングゲート30aへ電子が注入され、ある
いはフローティングゲート30aから半導体基板10へ
電子が放出される。
【0005】上記のようにフローティングゲート30a
中に電荷が蓄積されると、この蓄積電荷による電界が発
生するため、トランジスタの閾値電圧が変化する。この
変化によりデータの記憶が可能となる。例えば、フロー
ティングゲート30a中に電荷を蓄積することでデータ
の消去を行い、また、フローティングゲート30a中に
蓄積した電荷を放出することでデータを書き込みするこ
とができる。
【0006】上記のフローティングゲート型の半導体不
揮発性記憶装置の製造方法について、図面を参照して以
下に説明する。図10(a)に示すように、ウェルなど
を形成したシリコン半導体基板10に、LOCOS法に
よる酸化シリコン膜、あるいはトレンチ状の素子分離用
溝を絶縁体で埋め込んで形成したSTI(Shallow Tren
ch Isolation)膜などによる素子分離絶縁膜22aを形
成する。
【0007】次に、図10(b)に示すように、素子分
離絶縁膜22aにより分離された半導体基板10のチャ
ネル形成領域となる活性領域に、例えば熱酸化法による
薄膜のゲート絶縁膜23を形成し、その上層に全面に、
例えば減圧CVD法によりポリシリコンを堆積させてフ
ローティングゲート用層30を形成する。
【0008】次に、図10(c)に示すように、フロー
ティングゲート用層30の上層に、フローティングゲー
トを形成するためのレジスト膜R1をフォトリソグラフ
ィーにより形成する。このとき、素子分離絶縁膜22a
とレジスト膜R1のオーバーラップ部分Lを取る必要が
ある。
【0009】次に、レジスト膜R1をマスクとしてフロ
ーティングゲート用層30に対してRIE(反応性イオ
ンエッチング)などのエッチングを施し、フローティン
グゲート30aを形成し、その上層に例えばCVD法に
よりONO膜(酸化膜−窒化膜−酸化膜の積層絶縁膜)
を順に積層させ、中間絶縁膜25を形成する。その上層
に例えばCVD法によりポリシリコンおよびタングステ
ンシリサイドを順に積層させ、コントロールゲートパタ
ーンに加工して、ポリシリコンの下側コントロールゲー
ト31aおよびタングステンシリサイドの上側コントロ
ールゲート31bのポリサイド構造のコントロールゲー
ト31を形成し、図9に至る。
【0010】上記の製造方法において、素子分離絶縁膜
22aとレジスト膜R1のオーバーラップ部分Lはリソ
グラフィーの合わせ余裕であり、リソグラフィーの合わ
せ精度によるが、これがセルの高集積化を妨げ、メモリ
セルの特性にばらつきを与えている。
【0011】上記のフローティングゲート型の半導体不
揮発性記憶装置の製造方法において高集積化を妨げてい
る素子分離絶縁膜22aとレジスト膜R1のオーバーラ
ップ部分Lを取ることを不要にすることができる、素子
分離絶縁膜をフローティングゲートに対して自己整合的
に形成する方法が特開平8−125148号公報に開示
されており、この方法により製造したフローティングゲ
ート型の半導体不揮発性記憶装置の断面図を図11に示
す。トレンチ状の素子分離用溝を絶縁体で埋め込んで形
成したSTI膜による素子分離絶縁膜22aにより分離
された半導体基板10の活性領域上に、例えば薄膜の酸
化シリコンからなるゲート絶縁膜23が形成されてお
り、その上層に例えばポリシリコンからなるフローティ
ングゲート30aが形成されており、さらにその上層に
例えばONO膜(酸化膜−窒化膜−酸化膜の積層絶縁
膜)からなる中間絶縁膜25が形成されている。中間絶
縁膜25の上層には、例えばポリシリコンの下側コント
ロールゲート31aおよびタングステンシリサイドの上
側コントロールゲート31bの積層体からなるコントロ
ールゲート(ワード線)31が形成されている。また、
半導体基板10中には図示しないソース・ドレイン拡散
層が形成されており、これによりコントロールゲート3
1と半導体基板10中のチャネル形成領域の間に、絶縁
膜に被覆されたフローティングゲートを有する電界効果
トランジスタとなる。
【0012】上記の構造の半導体不揮発性記憶装置にお
いて、フローティングゲート30aは膜中に電荷を保持
する機能を持ち、ゲート絶縁膜23および中間絶縁膜2
5は電荷をフローティングゲート30a中に閉じ込める
役割を持ち、例えば、フローティングゲート30a中に
電荷を蓄積することでデータの消去を行い、また、フロ
ーティングゲート30a中に蓄積した電荷を放出するこ
とでデータを書き込みすることができる。
【0013】上記のフローティングゲート型の半導体不
揮発性記憶装置の製造方法について、図面を参照して以
下に説明する。図12(a)に示すように、ウェルなど
を形成したチャネル形成領域となるシリコン半導体基板
10の活性領域に、例えば熱酸化法により全面に薄膜の
ゲート絶縁膜を形成し、その上層に例えばCVD法によ
りポリシリコンを堆積させてフローティングゲート用層
を形成し、その上層に例えばCVD法により酸化シリコ
ンを堆積させてマスク層を形成し、その上層にフローテ
ィングゲートパターンにパターニングしたレジスト膜R
2を形成する。次に、レジスト膜R2をマスクとしてマ
スク層、フローティングゲート用層およびゲート絶縁膜
に対して各条件でのRIEなどのエッチングを施し、パ
ターン加工したフローティングゲート30aを形成す
る。
【0014】次に、図12(b)に示すように、レジス
ト膜R2をマスクとしたRIEなどのエッチングにより
半導体基板10にエッチングを施し、素子分離用溝Tを
形成する。ここで、レジスト膜R2をマスクとして半導
体基板10までエッチングして素子分離用溝Tを形成す
る代わりに、マスク層26にフローティングゲートパタ
ーンを転写した後、レジスト膜R2を除去して、マスク
層26をマスクとしてフローティングゲート用層、ゲー
ト絶縁膜、および半導体基板10を順にエッチングして
素子分離用溝Tを形成することもできる。
【0015】次に、レジスト膜を除去した後、例えばC
VD法により酸化シリコンを全面に堆積させ、さらに酸
化シリコンをエッチングする条件で全面にエッチバック
を施して、素子分離用溝Tに埋め込まれた素子分離絶縁
膜22aを形成する。このときのエッチバックにより、
マスク層26は除去される。
【0016】次に、図11に示すように、フローティン
グゲート30aの上層に全面に例えばCVD法によりO
NO膜(酸化膜−窒化膜−酸化膜の積層絶縁膜)を順に
積層させ、中間絶縁膜25を形成する。その上層に例え
ばCVD法によりポリシリコンおよびタングステンシリ
サイドを順に積層させ、コントロールゲートパターンに
加工して、ポリシリコンの下側コントロールゲート31
aおよびタングステンシリサイドの上側コントロールゲ
ート31bのポリサイド構造のコントロールゲート31
を形成し、図11に至る。
【0017】上記のようにして製造した半導体不揮発性
記憶装置は、トレンチ状に埋め込まれた素子分離絶縁膜
22aを形成するための素子分離用溝Tをフローティン
グゲート30aパターンに対して自己整合的に形成して
いることから、セルの高集積化を妨げ、メモリセルの特
性にばらつきを与えている素子分離絶縁膜とレジスト膜
のオーバーラップ部分をとることがなく、装置の高集積
化に適している。また、素子分離絶縁膜2aの幅とフロ
ーティングゲート30aの幅はそれぞれリソグラフィー
における最小線幅で形成することができ、この点からも
装置の高集積化に適している。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の半導体不揮発性記憶装置は、高集積化、微細化を
さらに進めた場合、フローティングゲートとコントロー
ルゲートとが中間絶縁膜を介して接する面積、すなわ
ち、フローティングゲートとコントロールゲートの重な
り部分が小さくなるという問題があり、これは言い換え
れば、フローティングゲートとコントロールゲートとの
カップリング比が小さくなってしまうということとな
る。コントロールゲートの形成する電界によってフロー
ティングゲートへの電荷の注入および放出を制御するこ
とから、フローティングゲートとコントロールゲートと
が中間絶縁膜を介して接する面積が小さく、カップリン
グ比が小さい場合には、フローティングゲートへの電荷
の注入および放出の制御が困難となってしまう。従っ
て、フローティングゲートとコントロールゲートとが中
間絶縁膜を介して接する面積、すなわちフローティング
ゲートとコントロールゲートとのカップリング比は大き
く取ることが望ましい。
【0019】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、従って、本発明は、コントロールゲートとフ
ローティングゲートのカップリング比を大きくとること
が可能で、さらに装置の高集積化、微細化をすることが
できる、半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の半導体不揮発性記憶装置は、フローティン
グゲートに電荷を蓄積する半導体不揮発性記憶装置であ
って、半導体基板のチャネル形成領域の少なくとも一方
側に形成された素子分離絶縁膜と、前記チャネル形成領
域上に形成されたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上
に形成された凹型の形状を有するフローティングゲート
と、前記フローティングゲート上に形成された中間絶縁
膜と、前記中間絶縁膜上に形成されたコントロールゲー
トとを有する。
【0021】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置
は、フローティングゲートは膜中に電荷を保持する機能
を持ち、ゲート絶縁膜および中間絶縁膜は電荷をフロー
ティングゲート中に閉じ込める役割を持つ。コントロー
ルゲートおよび半導体基板中のソース・ドレイン拡散層
に適当な電圧を印加することにより、Fowler-Nordheim
トンネル電流が生じ、ゲート絶縁膜を通して半導体基板
からフローティングゲートへ電子が注入され、あるいは
フローティングゲートから半導体基板へ電子が放出され
る。フローティングゲート中に電荷が蓄積されると、こ
の蓄積電荷による電界が発生するため、トランジスタの
閾値電圧が変化する。この変化によりデータの記憶が可
能となる。例えば、フローティングゲート中に電荷を蓄
積することでデータの消去を行い、また、フローティン
グゲート中に蓄積した電荷を放出することでデータを書
き込みすることができる。
【0022】上記のような半導体不揮発性記憶装置にお
いて、高集積化、微細化をさらに進めた場合、フローテ
ィングゲートとコントロールゲートとが中間絶縁膜を介
して接する面積、すなわち、フローティングゲートとコ
ントロールゲートのカップリング比が小さくなって、フ
ローティングゲートへの電荷の注入および放出の制御が
困難となってしまうが、上記の本発明の半導体不揮発性
記憶装置によれば、凹型の形状を有するフローティング
ゲートを有していることから、フローティングゲートの
表面積を広くすることが可能であり、このため、装置の
高集積化、微細化をさらに進めてもフローティングゲー
トとコントロールゲートとが中間絶縁膜を介して接する
面積、すなわち、フローティングゲートとコントロール
ゲートのカップリング比を確保することができ、フロー
ティングゲートへの電荷の注入および放出の制御を確実
に行うことが可能となる。
【0023】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置
は、好適には、前記素子分離絶縁膜が、前記半導体基板
に形成されたトレンチ状の素子分離用溝を絶縁体で埋め
込んで形成された素子分離絶縁膜である。これにより、
素子分離絶縁膜をチャネル形成領域に対して自己整合的
に形成することができ、チャネル形成領域と素子分離絶
縁膜の幅をフォトリソグラフィー工程における最小線幅
で形成することが可能であり、半導体不揮発性記憶装置
の高集積化、微細化をさらに進めることができる。
【0024】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置
は、好適には、前記フローティングゲートが前記素子分
離絶縁膜と上方で対向する領域を除く領域であって、前
記チャネル形成領域と上方で対向する領域に形成されて
いる。これにより、半導体基板に形成する素子分離用溝
に埋め込んで形成する素子分離絶縁膜をフローティング
ゲートに対して自己整合的に形成することが可能とな
り、また、フローティングゲートと素子分離絶縁膜の幅
をフォトリソグラフィー工程における最小線幅で形成す
ることが可能であり、半導体不揮発性記憶装置の高集積
化、微細化を高めることが可能となる。
【0025】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置
は、好適には、前記中間絶縁膜が前記フローティングゲ
ートの少なくとも外壁の一部および凹型形状部分の内壁
に接して形成されている。これにより、凹型の形状を有
するフローティングゲートの表面積を有効に利用し、フ
ローティングゲートとコントロールゲートのカップリン
グ比を高めることができる。
【0026】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置
は、好適には、前記素子分離絶縁膜が前記半導体基板の
表面に対して凸に形成されており、さらに好適には、前
記素子分離絶縁膜の前記半導体基板の表面よりも凸に突
き出た部分の側壁と前記フローティングゲートの側壁の
一部が接している。これにより、半導体基板に対して凸
に形成した素子分離絶縁膜の側壁を利用して、素子分離
絶縁膜の側壁とゲート絶縁膜表面の形成する凹部に沿っ
てフローティングゲートを凹型の形状に形成することが
でき、フローティングゲートの表面積を広くすることが
可能となり、装置の高集積化および微細化を進めること
が可能となる。
【0027】さらに、上記の目的を達成するため、本発
明の半導体不揮発性記憶装置の製造方法は、フローティ
ングゲートに電荷を蓄積する半導体不揮発性記憶装置の
製造方法であって、チャネル形成領域を有する半導体基
板に凸に素子分離絶縁膜を形成する工程と、前記素子分
離絶縁膜に挟まれた凹部である前記半導体基板のチャネ
ル形成領域上にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記素
子分離絶縁膜の側壁と前記ゲート絶縁膜表面の形成する
凹部に沿ってフローティングゲートを凹型の形状に形成
する工程と、前記フローティングゲート上に中間絶縁膜
を形成する工程と、前記中間絶縁膜上にコントロールゲ
ートを形成する工程とを有する。
【0028】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、チャネル形成領域を有する半導体基板に凸
に素子分離絶縁膜を形成し、素子分離絶縁膜に挟まれた
凹部である半導体基板のチャネル形成領域上にゲート絶
縁膜を形成する。次に、凸の形状の素子分離絶縁膜の側
壁を利用して、素子分離絶縁膜の側壁とゲート絶縁膜表
面の形成する凹部に沿ってフローティングゲートを凹型
の形状に形成する。この後は、フローティングゲート上
に中間絶縁膜を形成し、中間絶縁膜上にコントロールゲ
ートを形成する。
【0029】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法によれば、半導体基板に対して凸に形成した素
子分離絶縁膜の側壁を利用して、フローティングゲート
を凹型の形状に形成することができ、フローティングゲ
ートの表面積を広くすることができる。これにより、高
集積化、微細化をさらに進めてもフローティングゲート
とコントロールゲートとが中間絶縁膜を介して接する面
積、すなわち、フローティングゲートとコントロールゲ
ートのカップリング比を確保することができ、フローテ
ィングゲートへの電荷の注入および放出の制御を確実に
行うことが可能となる。
【0030】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、好適には、前記素子分離絶縁膜を形成する
工程の後、前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前
記素子分離絶縁膜をマスクとして前記半導体基板を上面
から除去して表面を低下させる工程をさらに有する。こ
れにより、半導体基板に対して凸に素子分離絶縁膜を形
成する際に、半導体基板に対して素子分離絶縁膜が凸に
突き出た部分の高さを制御することができ、その側壁を
を利用してフローティングゲートを凹型の形状に形成す
ることができる。
【0031】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、好適には、前記素子分離絶縁膜を形成する
工程の前に、前記半導体基板上にマスク層を形成する工
程と、前記マスク層を素子分離パターンにパターン加工
する工程と、前記マスク層をマスクとして前記半導体基
板に素子分離用溝を形成する工程とをさらに有し、前記
素子分離絶縁膜を形成する工程が、前記マスク層と前記
半導体基板に形成された溝を絶縁体で埋め込む工程を含
み、前記素子分離絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲー
ト絶縁膜を形成する工程の前に、前記マスク層と前記半
導体基板に形成された溝の外部に形成された絶縁体を除
去する工程と、前記マスク層を除去する工程とをさらに
有する。これにより、マスク層の膜厚の分、半導体基板
に対して凸に突き出た素子分離絶縁膜を形成することが
できる。マスク層の膜厚を制御することで半導体基板に
対して素子分離絶縁膜が凸に突き出た部分の高さを制御
することができる。
【0032】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、さらに好適には、前記素子分離用溝を形成
する工程の後、前記マスク層と前記半導体基板に形成さ
れた溝を絶縁体で埋め込む工程の前に、前記素子分離用
溝の内壁に熱酸化絶縁膜を形成する工程をさらに有す
る。これにより、半導体基板に素子分離用に溝を形成す
るときに発生したダメージを除去することができる。
【0033】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、好適には、前記ゲート絶縁膜を形成する工
程の後、前記フローティングゲートを形成する工程の前
に、前記半導体基板と前記素子分離絶縁膜の形成する凹
凸に沿った凹凸表面を有するフローティングゲート用層
を形成する工程をさらに有し、前記フローティングゲー
トを凹型の形状に形成する工程が、前記素子分離絶縁膜
の上層部分の前記フローティングゲート用層を除去する
工程を含み、さらに好適には、前記フローティングゲー
ト用層を形成する工程の後、前記フローティングゲート
を凹型の形状に形成する工程の前に、前記フローティン
グゲート用層の表面の形成する凹部に犠牲層を形成する
工程をさらに有し、前記素子分離絶縁膜の上層部分の前
記フローティングゲート用層を除去する工程が、前記フ
ローティングゲート用層上方からの研磨処理を施して前
記素子分離絶縁膜の上層部分の前記フローティングゲー
ト用層を除去する工程を含み、前記素子分離絶縁膜の上
層部分の前記フローティングゲート用層を除去する工程
の後、前記中間絶縁膜を形成する工程の前に、前記犠牲
層を除去する工程をさらに有する。これにより、半導体
基板に対して凸に突き出た素子分離絶縁膜を利用してフ
ローティングゲートを凹型の形状に形成することができ
る。
【0034】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、さらに好適には、前記犠牲層を除去する工
程が、同時に前記素子分離絶縁膜を上面から除去して表
面を低下させ、前記フローティングゲートの外壁を露出
させる工程である。これにより、フローティングゲート
とコントロールゲートのカップリング比に寄与する有効
なフローティングゲートの表面積を広くすることが可能
であり、また、犠牲層の除去工程と素子分離絶縁膜を上
面から除去して表面を低下させる工程を同時に行うこと
で工程を簡略化することができる。
【0035】上記の本発明の半導体不揮発性記憶装置の
製造方法は、好適には、前記フローティングゲートを凹
型の形状に形成する工程の後、前記中間絶縁膜を形成す
る工程の前に、前記素子分離絶縁膜を上面から除去して
表面を低下させ、前記フローティングゲートの外壁を露
出させる工程をさらに有する。これにより、フローティ
ングゲートとコントロールゲートのカップリング比に寄
与する有効なフローティングゲートの表面積を広くする
ことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の半導体不揮発性
記憶装置およびその製造方法の実施の形態について、図
面を参照して下記に説明する。
【0037】第1実施形態 図1は本実施形態の半導体不揮発性記憶装置の断面図で
ある。半導体基板10に形成された素子分離用溝Tに埋
め込まれて、半導体基板10に対して凸に形成された素
子分離絶縁膜22aにより分離されたチャネル形成領域
上に、例えばシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜23
が形成されており、その上層に例えばポリシリコンから
なる凹型の形状を有するフローティングゲート30aが
形成されており、さらにその上層に例えばONO膜(酸
化膜−窒化膜−酸化膜の積層絶縁膜)からなる中間絶縁
膜25が形成されている。素子分離絶縁膜22aの半導
体基板10の表面よりも凸に突き出た部分の側壁とフロ
ーティングゲート30aの側壁の一部が接している構造
となっており、また、フローティングゲート30aはチ
ャネル形成領域内に形成されていて素子分離絶縁膜22
aとの重なり部分を有していない。
【0038】また、中間絶縁膜25の上層には、例えば
ポリシリコンからなる下側コントロールゲート31aと
タングステンシリサイドからなる上側コントロールゲー
ト31bのポリサイド構造を有するコントロールゲート
(ワード線)31が形成されている。また、半導体基板
10中には図示しないソース・ドレイン拡散層が形成さ
れている。これによりコントロールゲート31と半導体
基板10中のチャネル形成領域の間に、絶縁膜に被覆さ
れたフローティングゲート30aを有する電界効果トラ
ンジスタとなる。
【0039】上記の半導体不揮発性記憶装置は、フロー
ティングゲート30aは膜中に電荷を保持する機能を持
ち、ゲート絶縁膜23および中間絶縁膜25は電荷をフ
ローティングゲート30a中に閉じ込める役割を持つ。
コントロールゲート31および半導体基板中の図示しな
いソース・ドレイン拡散層に適当な電圧を印加すること
により、Fowler-Nordheim トンネル電流が生じ、ゲート
絶縁膜23を通して半導体基板10からフローティング
ゲート30aへ電子が注入され、あるいはフローティン
グゲート30aから半導体基板10へ電子が放出され
る。フローティングゲート30a中に電荷が蓄積される
と、この蓄積電荷による電界が発生するため、トランジ
スタの閾値電圧が変化する。この変化によりデータの記
憶が可能となる。例えば、フローティングゲート30a
中に電荷を蓄積することでデータの消去を行い、また、
フローティングゲート30a中に蓄積した電荷を放出す
ることでデータを書き込みすることができる。
【0040】上記の半導体不揮発性記憶装置は、凹型の
形状を有するフローティングゲート30aを有してお
り、その外壁の一部および凹型形状部分の内壁がフロー
ティングゲートとコントロールゲートのカップリング比
の向上に寄与する表面となっている。従って、必要なカ
ップリング比を確保できるので、フローティングゲート
への電荷の注入および放出の制御を確実に行うことが可
能となり、装置の高集積化および微細化を進めることが
可能となる。また、フローティングゲート30aはチャ
ネル形成領域内に形成されており、素子分離絶縁膜22
aとの重なり部分を有していないことから、半導体基板
10に形成する素子分離用溝Tに埋め込んで形成する素
子分離絶縁膜22aをフローティングゲート30aに対
して自己整合的に形成することが可能となり、装置の高
集積化、微細化を高めることが可能となる。また、フロ
ーティングゲート30aと素子分離絶縁膜22aの幅を
フォトリソグラフィー工程における最小線幅で形成する
ことが可能であり、この点においても装置の高集積化、
微細化を高めることが可能となる。
【0041】次に、上記の本実施形態の半導体不揮発性
記憶装置の製造方法について説明する。まず、図2
(a)に示すように、ウェルなどを形成したチャネル形
成領域を有するシリコン半導体基板10上に、例えば熱
酸化法により酸化シリコンを10〜20nmの膜厚で堆
積させて第1絶縁膜20を形成し、その上層に、例えば
CVD法により窒化シリコンを100〜500nmの膜
厚で堆積させてマスク層21を形成する。
【0042】次に、図2(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー工程により、素子分離パターンにパターニ
ングしたレジスト膜を形成し、RIE(反応性イオンエ
ッチング)などのエッチングにより、素子分離パターン
に加工したマスク層21aを形成する。このとき、素子
分離パターンとしては、素子分離絶縁膜を形成する幅
と、形成しない幅をそれぞれフォトリソグラフィーにお
ける最小線幅にすることができる。マスク層21aを加
工した後、レジスト膜を除去する。
【0043】次に、図2(c)に示すように、マスク層
21aをマスクとして第1絶縁膜20および半導体基板
10に対してRIEなどのエッチングを施し、十分な深
さを有する素子分離用溝Tを形成する。この溝の深さ
は、例えば300〜500nmとすることができる。次
に、必要な場合には、素子分離用溝Tの底部に素子分離
用の不純物イオンを例えば1012〜1013/cm2 のド
ーズ量でイオン注入する。
【0044】次に、図3(d)に示すように、熱酸化法
により、上記で形成した素子分離用溝の内壁に図示しな
い薄い酸化膜を形成して、素子分離用溝Tを形成すると
きに発生したダメージを除去した後、例えばTEOS
(tetraethylorthosilicate )を原料とした減圧CVD
法により酸化シリコンを堆積させ、素子分離用溝Tを埋
め込んで素子分離絶縁膜用層22を形成する。
【0045】次に、図3(e)に示すように、例えばC
MP(chemical mechanical polishing )法により素子
分離絶縁膜用層22の上面からマスク層21aをストッ
パとして研磨し、個々の素子分離用溝Tに分離した素子
分離絶縁膜22aを形成する。
【0046】次に、図3(f)に示すように、例えばホ
ットリン酸などのウェットエッチングによりマスク層2
1aを除去する。これにより、素子分離絶縁膜22aが
半導体基板10に対して凸の形状とすることができる。
【0047】次に、図4(g)に示すように、例えばR
IEなどにより第1絶縁膜20aを除去して半導体基板
10のチャネル形成領域を露出させた後、例えば熱酸化
法により露出させた半導体基板10のチャネル形成領域
上に酸化シリコン膜を膜厚約10nm程度に形成し、ゲ
ート絶縁膜23とする。次に、ゲート絶縁膜23の上層
に全面に例えばCVD法により導電性不純物を含有する
ポリシリコンを膜厚20〜100nmの膜厚で堆積さ
せ、フローティングゲート用層30を形成する。あるい
は、ポリシリコンを堆積させた後に導電性不純物をイオ
ン注入してもよい。このとき、半導体基板10に対して
凸に形成された素子分離絶縁膜22aとゲート絶縁膜2
3の表面の形成する凹凸の表面上にフローティングゲー
ト用層30を形成することにより、ゲート絶縁膜23の
上層部分に凹部表面を有する表面を形成することができ
る。
【0048】次に、図4(h)に示すように、例えばC
VD法により酸化シリコンを全面に、フローティングゲ
ート用層30の表面の凹部を埋め込んで300〜500
nmのい膜厚で堆積させ、犠牲層24を形成する。
【0049】次に、図4(i)に示すように、例えばC
MP法により犠牲層24の上面からフローティングゲー
ト用層30をストッパとして研磨し、フローティングゲ
ート用層30の表面の凹部に埋め込まれた犠牲層24a
に加工する。
【0050】次に、図5(j)に示すように、例えばC
MP法によりフローティングゲート用層30の上面から
素子分離絶縁膜22aをストッパとして研磨し、素子分
離絶縁膜22aの上層部分のフローティングゲート用層
30を除去して、個々に分離した凹型の形状を有するフ
ローティングゲート30aを形成する。
【0051】次に、図5(k)に示すように、例えばフ
ッ酸系のウェットエッチングなどにより犠牲層24aを
除去するとともに、素子分離絶縁膜を上面からエッチン
グ除去して表面を低下させ、フローティングゲート30
aの外壁の一部を露出させる。これにより、フローティ
ングゲート30aの側壁をコントロールゲートとのカッ
プリングに有効な表面とすることができる。
【0052】次に、図5(l)に示すように、フローテ
ィングゲート30aを被覆して全面に例えばCVD法に
よりONO膜(酸化膜−窒化膜−酸化膜の積層絶縁膜)
を約15nmの膜厚で堆積させ、中間絶縁膜25を形成
する。このとき、中間絶縁膜25は、フローティングゲ
ート30aの露出させた外壁および凹型形状部分の内壁
を被覆して形成する。このときの中間絶縁膜25の表面
の凹型形状部分の幅Wは、例えば約80nmとすること
ができる。
【0053】次に、中間絶縁膜25の上層に例えばCV
D法によりポリシリコンおよびタングステンシリサイド
を順に堆積させ、フォトリソグラフィー工程によりコン
トロールゲートパターンに形成したレジスト膜をマスク
としてエッチング加工を施し、ポリシリコンの下側コン
トロールゲート31aとタングステンシリサイド31b
からなるポリサイド構造のコントロールゲート31を形
成し、図1に示す装置に至る。この後の工程としては、
コントロールゲートを被覆して層間絶縁膜を形成し、コ
ンタクトなどを開口して、ビット線などの上層配線を形
成し、所望の半導体不揮発性記憶装置とすることができ
る。
【0054】上記の本実施形態の半導体不揮発性記憶装
置の製造方法によれば、半導体基板に対して凸に形成し
た素子分離絶縁膜の側壁を利用して、フローティングゲ
ートを凹型の形状に形成することができ、フローティン
グゲートの表面積を広くすることができる。これによ
り、高集積化、微細化をさらに進めてもフローティング
ゲートとコントロールゲートとが中間絶縁膜を介して接
する面積、すなわち、フローティングゲートとコントロ
ールゲートのカップリング比を確保することができ、フ
ローティングゲートへの電荷の注入および放出の制御を
確実に行うことが可能となる。
【0055】第2実施形態 次に、第2実施形態における半導体不揮発性記憶装置の
製造方法について説明する。本実施形態において製造す
る半導体不揮発性記憶装置は、第1実施形態において製
造したものと実質的に同一の半導体不揮発性記憶装置で
ある。
【0056】まず、図6(a)に示すように、ウェルな
どを形成したチャネル形成領域を有するシリコン半導体
基板10上に、例えば熱酸化法により酸化シリコンを1
0〜20nmの膜厚で堆積させて第1絶縁膜20を形成
し、その上層に、例えばCVD法により窒化シリコンを
約100nmの膜厚で、第1実施形態に比べて薄く堆積
させてマスク層21を形成する。
【0057】次に、図6(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィー工程により、素子分離パターンにパターニ
ングしたレジスト膜を形成し、RIE(反応性イオンエ
ッチング)などのエッチングにより、素子分離パターン
に加工したマスク層21aを形成する。このとき、素子
分離パターンとしては、素子分離絶縁膜を形成する幅
と、形成しない幅をそれぞれフォトリソグラフィーにお
ける最小線幅にすることができる。マスク層21aを加
工した後、レジスト膜を除去する。
【0058】次に、図6(c)に示すように、マスク層
21aをマスクとして第1絶縁膜20および半導体基板
10に対してRIEなどのエッチングを施し、十分な深
さを有する素子分離用溝Tを形成する。この溝の深さ
は、例えば300〜500nmとすることができる。次
に、必要な場合には、素子分離用溝Tの底部に素子分離
用の不純物イオンを例えば1012〜1013/cm2 のド
ーズ量でイオン注入する。
【0059】次に、図7(d)に示すように、熱酸化法
により、上記で形成した素子分離用溝の内壁に図示しな
い薄い酸化膜を形成して、素子分離用溝Tを形成すると
きに発生したダメージを除去した後、例えばTEOS
(tetraethylorthosilicate )を原料とした減圧CVD
法により酸化シリコンを堆積させ、素子分離用溝Tを埋
め込んで素子分離絶縁膜用層22を形成する。
【0060】次に、図7(e)に示すように、例えばC
MP(chemical mechanical polishing )法により素子
分離絶縁膜用層22の上面からマスク層21aをストッ
パとして研磨し、個々の素子分離用溝Tに分離した素子
分離絶縁膜22aを形成する。
【0061】次に、図8(f)に示すように、例えばホ
ットリン酸などのウェットエッチングによりマスク層2
1aを除去する。これにより、素子分離絶縁膜22aが
半導体基板10に対して凸の形状とすることができる。
【0062】次に、図8(g)に示すように、例えばR
IEなどにより第1絶縁膜20aを除去して半導体基板
10のチャネル形成領域ARを露出させた後、素子分離
絶縁膜22aをマスクとしたRIEなどのエッチングに
より半導体基板10のエッチングを施し、半導体基板1
0の表面を下げて素子分離絶縁膜22aに対して十分な
深さDを持つように形成する。例えば、前記の深さDと
しては約200nm程度とし、半導体基板10表面から
素子分離用溝Tの底部までの深さは約300nm程度と
することができる。
【0063】以降の工程としては、例えば熱酸化法によ
り露出させた半導体基板10のチャネル形成領域AR上
に酸化シリコン膜を膜厚約10nm程度に形成し、ゲー
ト絶縁膜を形成するなどして、第1実施形態の製造工程
と同様の工程により製造する。
【0064】上記の本実施形態の半導体不揮発性記憶装
置の製造方法によれば、第1実施形態と同様に、半導体
基板に対して凸に形成した素子分離絶縁膜の側壁を利用
して、フローティングゲートを凹型の形状に形成するこ
とができ、フローティングゲートの表面積を広くするこ
とができるので、高集積化、微細化をさらに進めてもフ
ローティングゲートへの電荷の注入および放出の制御を
確実に行うことが可能となる。
【0065】本発明の半導体不揮発性記憶装置およびそ
の製造方法は、上記の実施の形態に限定されない。例え
ば、コントロールゲートはポリサイドの2層構成として
いるが、1層としてもとく、また3層以上の多層構成と
してもよい。フローティングゲートも多層構成とするこ
とができる。また、ソース・ドレイン拡散層は、LDD
構造などの種々の構造を採用してよい。半導体記憶装置
としてはNOR型、NAND型、どちらでもよく、電荷
のフローティングゲートへの注入は、データの書き込
み、消去のどちらに相当する場合でも構わない。その
他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可
能である。
【0066】
【発明の効果】本発明の半導体不揮発性記憶装置によれ
ば、フローティングゲートに電荷を蓄積する半導体不揮
発性記憶装置であって、コントロールゲートとフローテ
ィングゲートのカップリング比を大きくとることが可能
で、さらに装置の高集積化、微細化をすることができ
る、半導体不揮発性記憶装置を提供することができる。
【0067】本発明の半導体不揮発性記憶装置の製造方
法によれば、上記のコントロールゲートとフローティン
グゲートのカップリング比を大きくとることが可能で、
さらに装置の高集積化、微細化をすることができる半導
体不揮発性記憶装置を、容易に製造することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の半導体不揮発性記憶装置の断面
図である。
【図2】図2は本発明の第1実施形態にかかる半導体不
揮発性記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図であ
り、(a)はマスク層の形成工程まで、(b)はマスク
層の素子分離パターン加工工程まで、(c)は素子分離
用溝の形成工程までを示す。
【図3】図3は図2の続きの工程を示す断面図であり、
(d)は素子分離絶縁膜用層の形成工程まで、(e)は
素子分離絶縁膜の形成工程まで、(f)はマスク層の除
去工程までを示す。
【図4】図4は図3の続きの工程を示す断面図であり、
(g)はフローティングゲート用層の形成工程まで、
(h)は犠牲層の形成工程まで、(i)はフローティン
グゲートの表面に形成された凹部の外部に形成された犠
牲層を除去する工程までを示す。
【図5】図5は図4の続きの工程を示す断面図であり、
(j)は素子分離絶縁膜の上層のフローティングゲート
用層を除去する工程まで、(k)は犠牲層の除去および
素子分離絶縁膜を上方から除去して表面を低下させる工
程まで、(l)は中間絶縁膜の形成工程までを示す。
【図6】図6は本発明の第2実施形態にかかる半導体不
揮発性記憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図であ
り、(a)はマスク層の形成工程まで、(b)はマスク
層の素子分離パターン加工工程まで、(c)は素子分離
用溝の形成工程までを示す。
【図7】図7は図6の続きの工程を示す断面図であり、
(d)は素子分離絶縁膜用層の形成工程まで、(e)は
素子分離絶縁膜の形成工程までを示す。
【図8】図8は図7の続きの工程を示す断面図であり、
(f)はマスク層の除去工程まで、(g)は半導体基板
を上方から除去して表面を低下させる工程までを示す。
【図9】図9は従来例1の半導体不揮発性記憶装置の断
面図である。
【図10】図10は従来例1にかかる半導体不揮発性記
憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図であり、
(a)は素子分離絶縁膜の形成工程まで、(b)はフロ
ーティングゲート用層の形成工程まで、(c)はフロー
ティングゲートパターンのレジスト膜の形成工程までを
示す。
【図11】図11は従来例2の半導体不揮発性記憶装置
の断面図である。
【図12】図12は従来例2にかかる半導体不揮発性記
憶装置の製造方法の製造工程を示す断面図であり、
(a)はフローティングゲートの加工工程まで、(b)
は素子分離絶縁膜の形成工程までを示す。
【符号の説明】 10…半導体基板、20、20a…第1絶縁膜、21、
21a…マスク層、22…素子分離絶縁膜用層、22a
…素子分離絶縁膜、23…ゲート絶縁膜、24、24a
…犠牲層、25…中間絶縁膜、30…フローティングゲ
ート用層、30a…フローティングゲート、31a…下
側コントロールゲート、31b…上側コントロールゲー
ト、31…コントロールゲート、R1、R2…レジスト
膜、T…素子分離用溝、AR…チャネル形成領域、W…
中間絶縁膜の表面の凹型形状部分の幅、D…素子分離絶
縁膜に対する半導体基板の表面の深さ、L…素子分離絶
縁膜とレジスト膜のオーバーラップ部分。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フローティングゲートに電荷を蓄積する半
    導体不揮発性記憶装置であって、 半導体基板のチャネル形成領域の少なくとも一方側に形
    成された素子分離絶縁膜と、 前記チャネル形成領域上に形成されたゲート絶縁膜と、 前記ゲート絶縁膜上に形成された凹型の形状を有するフ
    ローティングゲートと、 前記フローティングゲート上に形成された中間絶縁膜
    と、 前記中間絶縁膜上に形成されたコントロールゲートとを
    有する半導体不揮発性記憶装置。
  2. 【請求項2】前記素子分離絶縁膜が、前記半導体基板に
    形成されたトレンチ状の素子分離用溝を絶縁体で埋め込
    んで形成された素子分離絶縁膜である請求項1記載の半
    導体不揮発性記憶装置。
  3. 【請求項3】前記フローティングゲートが前記素子分離
    絶縁膜と上方で対向する領域を除く領域であって、前記
    チャネル形成領域と上方で対向する領域に形成されてい
    る請求項1記載の半導体不揮発性記憶装置。
  4. 【請求項4】前記中間絶縁膜が前記フローティングゲー
    トの少なくとも外壁の一部および凹型形状部分の内壁に
    接して形成されている請求項1記載の半導体不揮発性記
    憶装置。
  5. 【請求項5】前記素子分離絶縁膜が前記半導体基板の表
    面に対して凸に形成されている請求項1記載の半導体不
    揮発性記憶装置。
  6. 【請求項6】前記素子分離絶縁膜の前記半導体基板の表
    面よりも凸に突き出た部分の側壁と前記フローティング
    ゲートの側壁の一部が接している請求項5記載の半導体
    不揮発性記憶装置。
  7. 【請求項7】フローティングゲートに電荷を蓄積する半
    導体不揮発性記憶装置の製造方法であって、 チャネル形成領域を有する半導体基板に凸に素子分離絶
    縁膜を形成する工程と、 前記素子分離絶縁膜に挟まれた凹部である前記半導体基
    板のチャネル形成領域上にゲート絶縁膜を形成する工程
    と、 前記素子分離絶縁膜の側壁と前記ゲート絶縁膜表面の形
    成する凹部に沿ってフローティングゲートを凹型の形状
    に形成する工程と、 前記フローティングゲート上に中間絶縁膜を形成する工
    程と、 前記中間絶縁膜上にコントロールゲートを形成する工程
    とを有する半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記素子分離絶縁膜を形成する工程の後、
    前記ゲート絶縁膜を形成する工程の前に、前記素子分離
    絶縁膜をマスクとして前記半導体基板を上面から除去し
    て表面を低下させる工程をさらに有する請求項7記載の
    半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  9. 【請求項9】前記素子分離絶縁膜を形成する工程の前
    に、前記半導体基板上にマスク層を形成する工程と、前
    記マスク層を素子分離パターンにパターン加工する工程
    と、前記マスク層をマスクとして前記半導体基板に素子
    分離用溝を形成する工程とをさらに有し、 前記素子分離絶縁膜を形成する工程が、前記マスク層と
    前記半導体基板に形成された溝を絶縁体で埋め込む工程
    を含み、 前記素子分離絶縁膜を形成する工程の後、前記ゲート絶
    縁膜を形成する工程の前に、前記マスク層と前記半導体
    基板に形成された溝の外部に形成された絶縁体を除去す
    る工程と、前記マスク層を除去する工程とをさらに有す
    る請求項7記載の半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  10. 【請求項10】前記素子分離用溝を形成する工程の後、
    前記マスク層と前記半導体基板に形成された溝を絶縁体
    で埋め込む工程の前に、前記素子分離用溝の内壁に熱酸
    化絶縁膜を形成する工程をさらに有する請求項9記載の
    半導体不揮発性記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】前記ゲート絶縁膜を形成する工程の後、
    前記フローティングゲートを形成する工程の前に、前記
    半導体基板と前記素子分離絶縁膜の形成する凹凸に沿っ
    た凹凸表面を有するフローティングゲート用層を形成す
    る工程をさらに有し、 前記フローティングゲートを凹型の形状に形成する工程
    が、前記素子分離絶縁膜の上層部分の前記フローティン
    グゲート用層を除去する工程を含む請求項7記載の半導
    体不揮発性記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】前記フローティングゲート用層を形成す
    る工程の後、前記フローティングゲートを凹型の形状に
    形成する工程の前に、前記フローティングゲート用層の
    表面の形成する凹部に犠牲層を形成する工程をさらに有
    し、 前記素子分離絶縁膜の上層部分の前記フローティングゲ
    ート用層を除去する工程が、前記フローティングゲート
    用層上方からの研磨処理を施して前記素子分離絶縁膜の
    上層部分の前記フローティングゲート用層を除去する工
    程を含み、 前記素子分離絶縁膜の上層部分の前記フローティングゲ
    ート用層を除去する工程の後、前記中間絶縁膜を形成す
    る工程の前に、前記犠牲層を除去する工程をさらに有す
    る請求項11記載の半導体不揮発性記憶装置の製造方
    法。
  13. 【請求項13】前記犠牲層を除去する工程が、同時に前
    記素子分離絶縁膜を上面から除去して表面を低下させ、
    前記フローティングゲートの外壁を露出させる工程であ
    る請求項12記載の半導体不揮発性記憶装置の製造方
    法。
  14. 【請求項14】前記フローティングゲートを凹型の形状
    に形成する工程の後、前記中間絶縁膜を形成する工程の
    前に、前記素子分離絶縁膜を上面から除去して表面を低
    下させ、前記フローティングゲートの外壁を露出させる
    工程をさらに有する請求項7記載の半導体不揮発性記憶
    装置の製造方法。
JP9146587A 1997-06-04 1997-06-04 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法 Pending JPH10335497A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146587A JPH10335497A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9146587A JPH10335497A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10335497A true JPH10335497A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15411094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9146587A Pending JPH10335497A (ja) 1997-06-04 1997-06-04 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10335497A (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010036336A (ko) * 1999-10-07 2001-05-07 한신혁 반도체 디바이스의 메모리 셀 제조 방법
JP2002118186A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Micronics Internatl Co Ltd 輪郭付けられたフローテイングゲート・セルの製造方法
US6476438B2 (en) 2001-02-13 2002-11-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
KR100375231B1 (ko) * 2001-02-19 2003-03-08 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 소자의 제조방법
KR100406179B1 (ko) * 2001-12-22 2003-11-17 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀의 자기 정렬 플로팅 게이트 형성 방법
US6713834B2 (en) 2000-10-30 2004-03-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having two-layered charge storage electrode
KR100426484B1 (ko) * 2001-12-22 2004-04-14 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀 및 그의 제조방법
KR100427537B1 (ko) * 2002-06-04 2004-04-28 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자 분리막 형성 방법 및 이를 이용한플래시 메모리 셀 제조 방법
KR100477286B1 (ko) * 2001-06-26 2005-03-18 가부시끼가이샤 도시바 불휘발성 반도체 메모리 및 그 제조 방법
US6925008B2 (en) 2001-09-29 2005-08-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device with a memory unit including not more than two memory cell transistors
KR100609578B1 (ko) 2004-12-28 2006-08-08 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리소자의 플로팅 게이트전극 형성방법
KR100611140B1 (ko) 2004-12-28 2006-08-09 삼성전자주식회사 트랜지스터의 게이트, 이의 제조 방법 및 게이트 구조를포함하는 불휘발성 메모리 장치, 이의 제조 방법.
KR100645053B1 (ko) 2004-12-28 2006-11-10 삼성전자주식회사 증가된 활성영역 폭을 가지는 반도체 소자 및 그 제조 방법
KR100645067B1 (ko) 2005-07-04 2006-11-10 삼성전자주식회사 플로팅 게이트를 갖는 비휘발성 기억 소자 및 그 형성 방법
KR100668958B1 (ko) 2005-09-05 2007-01-12 동부일렉트로닉스 주식회사 플래쉬 메모리 및 그 제조 방법
KR100863413B1 (ko) * 2005-07-05 2008-10-14 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리소자의 제조방법
JP2008300703A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JP2009088514A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Dongbu Hitek Co Ltd 半導体素子及びその製造方法
JP2009218391A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
US8008701B2 (en) * 2004-12-22 2011-08-30 Giorgio Servalli Method of making a floating gate non-volatile MOS semiconductor memory device with improved capacitive coupling and device thus obtained
US8154071B2 (en) 2008-05-19 2012-04-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and method for fabricating nonvolatile semiconductor memory device
CN104658978A (zh) * 2013-11-19 2015-05-27 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 快闪存储器和快闪存储器的制作方法
US9184232B2 (en) 2003-05-28 2015-11-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
CN105097475A (zh) * 2014-05-13 2015-11-25 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 栅极结构及其形成方法

Cited By (41)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010036336A (ko) * 1999-10-07 2001-05-07 한신혁 반도체 디바이스의 메모리 셀 제조 방법
JP2002118186A (ja) * 2000-10-04 2002-04-19 Micronics Internatl Co Ltd 輪郭付けられたフローテイングゲート・セルの製造方法
KR100483416B1 (ko) * 2000-10-30 2005-04-15 가부시끼가이샤 도시바 반도체 장치 및 그 제조 방법
US6713834B2 (en) 2000-10-30 2004-03-30 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having two-layered charge storage electrode
US7420259B2 (en) 2000-10-30 2008-09-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having two-layered charge storage electrode
US7061069B2 (en) 2000-10-30 2006-06-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having two-layered charge storage electrode
US6806132B2 (en) 2000-10-30 2004-10-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor device having two-layered charge storage electrode
US6476438B2 (en) 2001-02-13 2002-11-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Nonvolatile semiconductor memory device and method of manufacturing the same
KR100375231B1 (ko) * 2001-02-19 2003-03-08 삼성전자주식회사 비휘발성 메모리 소자의 제조방법
US7749836B2 (en) 2001-06-26 2010-07-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and manufacturing method thereof
US7192831B2 (en) 2001-06-26 2007-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and manufacturing method thereof
US6891246B2 (en) 2001-06-26 2005-05-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and manufacturing method thereof
US7439167B2 (en) 2001-06-26 2008-10-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and manufacturing method thereof
US7414284B2 (en) 2001-06-26 2008-08-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory and manufacturing method thereof
KR100477286B1 (ko) * 2001-06-26 2005-03-18 가부시끼가이샤 도시바 불휘발성 반도체 메모리 및 그 제조 방법
US6925008B2 (en) 2001-09-29 2005-08-02 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-volatile semiconductor memory device with a memory unit including not more than two memory cell transistors
KR100538724B1 (ko) * 2001-09-29 2005-12-26 가부시끼가이샤 도시바 반도체 집적 회로 장치
US7082055B2 (en) 2001-09-29 2006-07-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
US7411826B2 (en) 2001-09-29 2008-08-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor integrated circuit device
KR100406179B1 (ko) * 2001-12-22 2003-11-17 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀의 자기 정렬 플로팅 게이트 형성 방법
KR100426484B1 (ko) * 2001-12-22 2004-04-14 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리 셀 및 그의 제조방법
KR100427537B1 (ko) * 2002-06-04 2004-04-28 주식회사 하이닉스반도체 반도체 소자의 소자 분리막 형성 방법 및 이를 이용한플래시 메모리 셀 제조 방법
US9184232B2 (en) 2003-05-28 2015-11-10 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
US9263588B2 (en) 2003-05-28 2016-02-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
US9595612B2 (en) 2003-05-28 2017-03-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
US9847422B2 (en) 2003-05-28 2017-12-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and method of fabricating the same
US8008701B2 (en) * 2004-12-22 2011-08-30 Giorgio Servalli Method of making a floating gate non-volatile MOS semiconductor memory device with improved capacitive coupling and device thus obtained
US8722490B2 (en) * 2004-12-22 2014-05-13 Micron Technology, Inc. Method of making a floating gate non-volatile MOS semiconductor memory device with improved capacitive coupling and device thus obtained
US20110312153A1 (en) * 2004-12-22 2011-12-22 Giorgio Servalli Method of making a floating gate non-volatile mos semiconductor memory device with improved capacitive coupling and device thus obtained
KR100609578B1 (ko) 2004-12-28 2006-08-08 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리소자의 플로팅 게이트전극 형성방법
KR100611140B1 (ko) 2004-12-28 2006-08-09 삼성전자주식회사 트랜지스터의 게이트, 이의 제조 방법 및 게이트 구조를포함하는 불휘발성 메모리 장치, 이의 제조 방법.
KR100645053B1 (ko) 2004-12-28 2006-11-10 삼성전자주식회사 증가된 활성영역 폭을 가지는 반도체 소자 및 그 제조 방법
KR100645067B1 (ko) 2005-07-04 2006-11-10 삼성전자주식회사 플로팅 게이트를 갖는 비휘발성 기억 소자 및 그 형성 방법
KR100863413B1 (ko) * 2005-07-05 2008-10-14 주식회사 하이닉스반도체 플래쉬 메모리소자의 제조방법
KR100668958B1 (ko) 2005-09-05 2007-01-12 동부일렉트로닉스 주식회사 플래쉬 메모리 및 그 제조 방법
JP2008300703A (ja) * 2007-06-01 2008-12-11 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
JP2009088514A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Dongbu Hitek Co Ltd 半導体素子及びその製造方法
JP2009218391A (ja) * 2008-03-11 2009-09-24 Sharp Corp 半導体装置の製造方法
US8154071B2 (en) 2008-05-19 2012-04-10 Kabushiki Kaisha Toshiba Nonvolatile semiconductor memory device and method for fabricating nonvolatile semiconductor memory device
CN104658978A (zh) * 2013-11-19 2015-05-27 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 快闪存储器和快闪存储器的制作方法
CN105097475A (zh) * 2014-05-13 2015-11-25 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 栅极结构及其形成方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10335497A (ja) 半導体不揮発性記憶装置およびその製造方法
US7345336B2 (en) Semiconductor memory device having self-aligned charge trapping layer
US20050285219A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory and method of fabricating the same
US7002200B2 (en) Self-aligned structure with unique erasing gate in split gate flash
US20050184330A1 (en) Nonvolatile memories and methods of fabrication
JP4131896B2 (ja) 不揮発性半導体記憶装置の製造方法
JP2008227535A (ja) Sonosフラッシュメモリ素子及びその形成方法
JP4955203B2 (ja) 不揮発性メモリ素子の製造方法
US7049189B2 (en) Method of fabricating non-volatile memory cell adapted for integration of devices and for multiple read/write operations
US6555869B2 (en) Non-volatile memory device and method of manufacturing the same
JP2000286349A (ja) 半導体装置およびその製造方法
US9171962B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2005536039A (ja) Nromメモリセルアレイの製造方法
JPH11177066A (ja) 半導体不揮発性記憶装置の製造方法
US7250652B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device including an assistant gate formed in a trench
US6893918B1 (en) Method of fabricating a flash memory
KR20050068764A (ko) 반도체 소자의 제조 방법
US20060063329A1 (en) Method of fabricating a non-volatile memory
KR100672718B1 (ko) 플래쉬 메모리 및 이의 제조방법
JP2007142358A (ja) 半導体素子及びその製造方法
US20080254584A1 (en) Method of manufacturing flash memory device
KR100958627B1 (ko) 플래시 메모리 소자 및 그의 제조 방법
JP4284311B2 (ja) 半導体記憶装置の製造方法
US6958939B2 (en) Flash memory cell having multi-program channels
KR101004814B1 (ko) 비휘발성 메모리 소자의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070612