JP5184023B2 - 発泡充填具、及び長尺状中空構造体の補強方法 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発泡充填具において、前記溝部は、前記ガイド部の長さ方向において離間して複数形成され、前記発泡性基体は、前記溝部と溝部との間に固定されることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発泡充填具を用いて前記長尺状中空構造体を補強する長尺状中空構造体の補強方法であって、前記発泡充填具を前記長尺状中空構造体の前記開口部から挿入するとともに前記ガイド部を前記長尺状中空構造体の所定の位置に位置決めした後に、前記発泡性基体を加熱することにより、同発泡性基体を発泡及び硬化させることを要旨とする。
図1に示すように、バンパリインフォース51は、その両端に開口部52を有する中空状をなし、図示しないバンパカバーとともに車両のバンパを構成するものである。バンパリインフォース51は、車幅に応じた長さ寸法を設定されることで長尺状をなすとともに、軽量化を図るべく中空状をなしている。なお、バンパリインフォース51の長さ寸法は、一般に1〜1.5mの範囲に設定されている。そして、バンパリインフォース51は、その両端部近傍に連結されるサイドメンバ53を介して車体に装着される。こうしたバンパリインフォース51は、例えばアルミニウム材の押出成形によって成形される他に、鋼板にプレス加工、各種溶接を施すことで成形される。すなわち、バンパリインフォース51は、その補強性能を十分に発揮させるべく、一般に金属材料から形成されている。
図3に示すように、まず一対の発泡充填具11を準備して、バンパリインフォース51の両端の開口部52からそれぞれ発泡充填具11をその先端側から挿入する。例えばガイド部14の基端部を把持して、ガイド部14を先端部から開口部52に挿入することで、バンパリインフォース51の中空部に一対の発泡充填具を配置する。このとき、ガイド部14は、同ガイド部14の長手方向の両端部が接近する方向へ変形可能に構成されているため、一方の発泡充填具11のガイド部14が配置されている中空部に他方の発泡充填具11のガイド部14を挿入するに際して、ガイド部14の変形を利用して円滑に挿入することができる。またこのとき、ガイド部14の先端部には、傾斜面14bが形成されているため、例えば一方のガイド部14の先端部が他方のガイド部14の先端部に当接したとしても、傾斜面14bによって摺動抵抗が低減される。よって、発泡充填具11を中空部に円滑に挿入することができるようになる。
ここで、本実施形態のバンパリインフォース51では、その開口部52の内周形状に比して中央部側の内周形状が拡径した形状に設定されている。すなわち、同バンパリインフォース51では、開口部52の開口断面積よりも、中央部側の中空部断面積が大きい。その一方で、ガイド部14において発泡性基体13が固定されている部位は、その外周形状がバンパリインフォース51の開口部52に挿入可能な形状となるように形成される。このように開口部52に挿入可能な形状とした発泡性基体13を、開口部52よりも中央部側の領域に配置したとしても、その領域の充填に十分な体積の発泡性基体13を配置させることは困難である。そこで本実施形態では、図4に示すように、一対の発泡充填具11をバンパリインフォース51の両端の開口部52からそれぞれ挿入し、かつ、中空部においてそれら発泡充填具11の発泡性基体13が重なるように配置している。これにより、開口部52よりも中央側の領域においても、発泡体の充填に対して十分な体積の発泡性基体13を容易に配置することができる。
・前記傾斜面14bを省略してもよい。
・前記位置決め部15は、弾性部15aと係止部15bとから構成されている。例えば、図6(a)に示すように開口部52から圧入される圧入部31によって位置決めされるように構成してもよい。こうした圧入部31は、所定の位置まで圧入された際の復元力によってバンパリインフォース51の内壁を押圧することで、ガイド部14を位置決めする。また、ガイド部14に位置決め孔を形成するとともに、その位置決め孔をバンパリインフォース51に形成された貫通孔に連通するように構成してもよい。こうした位置決め孔と貫通孔とに挿入具を挿入することによっても、ガイド部14を位置決めすることができる。また、前記位置決め部15に加えて、例えば圧入部31等を組み合わせることで、ガイド部14が位置決めされるように構成してもよい。
・前記ガイド部14は、四角柱状に形成されているが、例えば三角柱状、円柱状等の形状に変更してもよい。また、前記ガイド部14をバンパリインフォース51の長さ方向の形状に沿った湾曲状に形成してもよい。
・前記溝部14aは直線状に形成されているが、曲線状、屈曲状等に変更してもよい。また、前記溝部14aを省略してもよい。
Claims (8)
- 加熱により発泡及び硬化することで発泡体を形成する発泡性基体を備え、長尺状中空構造体の長さ方向の端部に開口する開口部から前記長尺状中空構造体の中空部に挿入されるとともに同中空部において形成される前記発泡体により同中空部を充填するための発泡充填具であって、
前記発泡性基体を固定した長尺状のガイド部と同ガイド部に設けられ前記長尺状中空構造体の中空部に同ガイド部を位置決めする位置決め部とを有してなるガイド部材を備え、
前記ガイド部は、同ガイド部の長手方向の両端部が接近する方向へ変形可能とする溝部が前記ガイド部の長さ方向とは異なる方向に延びるように形成され、
前記ガイド部は前記溝部の延びる方向を軸として屈曲されることを特徴とする発泡充填具。 - 前記溝部は、前記ガイド部の長さ方向において離間して複数形成され、前記発泡性基体は、前記溝部と溝部との間に固定される請求項1に記載の発泡充填具。
- 前記位置決め部は、前記長尺状中空構造体に係止する係止部を含む請求項1又は請求項2に記載の発泡充填具。
- 前記位置決め部は、前記長尺状中空構造体の開口部から圧入される圧入部を含む請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡充填具。
- 前記位置決め部として前記ガイド部に位置決め孔が形成されるとともに、同位置決め孔を前記長尺状中空構造体に形成された貫通孔に連通するように構成した請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の発泡充填具。
- 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発泡充填具を用いて前記長尺状中空構造体を補強する長尺状中空構造体の補強方法であって、
前記発泡充填具を前記長尺状中空構造体の前記開口部から挿入するとともに前記ガイド部を前記長尺状中空構造体の所定の位置に位置決めした後に、前記発泡性基体を加熱することにより、同発泡性基体を発泡及び硬化させることを特徴とする長尺状中空構造体の補強方法。 - 前記長尺状中空構造体は、その長さ方向の両端部に前記開口部を有してなり、前記発泡充填具を少なくとも一対用いることで、前記両端部の開口部のいずれからも前記発泡充填具を挿入する請求項6に記載の長尺状中空構造体の補強方法。
- 前記開口部から挿入される少なくとも一対の発泡充填具を前記長尺状中空構造体の中空部において前記発泡性基体が重なるように配置した状態で、前記発泡性基体を発泡及び硬化させる請求項7に記載の長尺状中空構造体の補強方法。
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