JP5897420B2 - 発泡性部材 - Google Patents
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Description
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡性部材において、前記取付部は、前記変形状態において前記挿入孔から前記第1外面側に突出される頭部と、前記頭部を前記本体部に連結する基部とを有し、切れ込み部は、前記頭部が前記基部に対して前記挿入孔側に位置する形状をなすことを要旨とする。
上記請求項4から請求項7に記載のように、本体部に切れ込み部を形成し、その切れ込み部から取付部を形成することができる。
図1(a)に示すように、本実施形態の発泡性部材は、第1外面11aと第1外面11aの裏面側に位置する第2外面11bとを有する本体部11から構成される。本体部11は、加熱されることで発泡及び硬化して発泡体を形成する発泡性材料から形成されている。本実施形態の発泡性部材は、車両の一部を構成する中空構造体の内部空間に配置された後に加熱されることで、その内部空間に発泡体を形成する用途に用いられる。
次に、中空構造体に取り付ける状態の発泡性部材(変形状態とされた本体部11)について詳述する。
図3(a)〜(c)に示すように、本体部11を取り付ける第1パネル51には、取付孔51aが貫設されている。本体部11は、取付部13を取付孔51aに挿入することで第1パネル51に取り付けられる。詳述すると、図3(a)に示すように、第1パネル51に取り付ける前の本体部11では、第1頭部31aの先端側及び第2頭部32aの先端側が本体部11の周方向Cにおいて離間している。すなわち、取付部13の全体形状において、取付部13の先端側における周方向Cに沿った寸法は、取付部13の基端側よりも大きくなるように形成されている。一方、第1パネル51の有する取付孔51aは、取付部13(各頭部31a,32a)の先端における周方向Cに沿った寸法よりも小さい内径となる部位を有している。
図2及び図3(a)〜(c)に示される変形状態とされた本体部11は、それ自体の弾性や挿入孔14への取付部13の挿入によって保持される。このとき、本実施形態では、凹部15に係止部16が係止されるとともに、各壁部15a,15bが各支持部17a,17bによって支持される。凹部15に係止部16が係止されることで、例えば、第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとの軸方向Aに沿った相対移動が規制される。また、各支持部17a,17bへ各壁部15a,15bが支持されることで、例えば、第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとの周方向Cに沿った相対移動が規制される。このように本体部11は、第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとの相対移動を規制する規制部を有している。こうした本体部11によれば、本体部11の弾性や挿入孔14への取付部13の挿入に加えて、規制部によっても本体部11の変形状態を保持させることができる。
(1)本体部11は、第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとが向かい合う変形状態とされる。この本体部11は、第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとの相対移動を規制する規制部を有しているため、変形状態とされた本体部11の形状を保持させることが容易となる。これにより、例えば、本体部11の弾性や挿入孔14及び取付部13の寸法の設計について自由度を確保することが容易となる。従って、例えば、より好適な発泡体61の形成を実現したり、挿入孔14への取付部13の挿入や第1パネル51への取り付けを考慮したりする設計が容易となる。
なお、上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。
・前記第1切れ込み部21及び第2切れ込み部22は連続しているが、例えば図5(a)及び(b)に示すように第1切れ込み部21及び第2切れ込み部22は不連続に配置されてもよい。
・図6及び図7に示される本体部11において、挿入孔14から取付部13の抜け出しを抑制すべく、挿入孔14に係止する挿入孔係止部を取付部13に形成したり、取付部13が挿入孔14に圧入されるように構成したりすることができる。この場合であっても、本体部11が第1外面の一部41aと第2外面の一部41bとの相対移動を規制する規制部を有することで、変形状態とされた本体部11の形状は保持され易くなる。
・発泡性部材(本体部11)を取り付ける第1パネルとしては、例えば、インナパネル、アウタパネル、及びリンフォースパネルが挙げられる。第1パネルを備えて形成される中空構造体は、車両を構成する中空構造体に限らず、鉄道用、船舶用、航空機用、建築用等に適用される中空構造体であってもよい。
・前記規制部は、前記本体部を変形させる前の状態において、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側とは反対側に位置する凹部と、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側に位置する本体部により構成される係止部とを備え、前記変形状態において前記凹部の有する第1壁部と第2壁部との間に前記係止部が配置される構成であり、更に、前記第1壁部と前記第2壁部との間に前記係止部が配置された状態で前記第1壁部を支持する第1支持部と、前記第2壁部を支持する第2支持部とを備える発泡性部材。
Claims (7)
- 中空構造体を構成する構成部材に取り付けられ、加熱されることで発泡及び硬化して発泡体を形成する本体部を有する発泡性部材であって、
前記本体部は、第1外面と前記第1外面の裏面側に位置する第2外面とを有するとともに、前記第1外面が外周面とされ、かつ前記第2外面が内周面とされる態様で湾曲又は屈曲されることで、前記第1外面の一部と前記第2外面の一部とが向かい合う変形状態とされ、
前記本体部は、その一部を前記第1外面に対して起立可能とする切れ込み部を有し、起立された前記本体部の一部は、前記構成部材に取り付ける取付部として構成され、
前記本体部は、前記変形状態において前記取付部が挿入される挿入孔を有し、
前記本体部は、前記変形状態において前記第1外面の一部とその第1外面の一部に向かい合う前記第2外面の一部との相対移動を規制する規制部を有することを特徴とする発泡性部材。 - 前記規制部は、前記本体部を変形させる前の状態において、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側とは反対側に位置する凹部と、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側に位置する本体部により構成される係止部とを備え、前記変形状態において、前記凹部の有する第1壁部と第2壁部との間に前記係止部が配置される構成である請求項1に記載の発泡性部材。
- 前記規制部は、前記本体部を変形させる前の状態において、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側とは反対側に位置する凸部と、前記切れ込み部を基準として前記挿入孔側に位置する係止部とを備え、前記変形状態において、前記凸部が前記係止部に挿入される構成である請求項1に記載の発泡性部材。
- 前記取付部は、前記変形状態において前記挿入孔から前記第1外面側に突出される頭部と、前記頭部を前記本体部に連結する基部とを有し、切れ込み部は、前記頭部が前記基部に対して前記挿入孔側に位置する形状をなす請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡性部材。
- 前記取付部は、前記変形状態において前記挿入孔から前記第1外面側に突出される頭部と、前記頭部を前記本体部に連結する基部とを有し、前記切れ込み部は、前記頭部が前記基部に対して前記挿入孔側とは反対側に位置する形状をなす請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡性部材。
- 前記取付部は、第1切れ込み部により形成される第1取付部と第2切れ込み部により形成される第2取付部とを含み、
前記第1取付部は、前記変形状態において前記挿入孔から前記第1外面側に突出される第1頭部と、前記第1頭部を前記本体部に連結する第1基部とを有し、
前記第2取付部は、前記変形状態において前記挿入孔から前記第1外面側に突出される第2頭部と、前記第2頭部を前記本体部に連結する第2基部とを有し、
前記第1切れ込み部は、前記第1頭部が前記第1基部に対して前記挿入孔側に位置する形状をなし、
前記第2切れ込み部は、前記第2頭部が前記第2基部に対して前記挿入孔側とは反対側に位置する形状をなす請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の発泡性部材。 - 前記第1切れ込み部と前記第2切れ込み部とは連続している請求項6に記載の発泡性部材。
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