JP5492515B2 - 発泡充填具、その取付構造及び取付方法 - Google Patents
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Description
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の発泡部材又は複数の支持部材の相対的な位置を規定することが容易であり、かつ、構成部材を簡素化することの容易な発泡充填具、その取付構造及び取付方法を提供することにある。
また、規制部を簡単な形状とすることができる。また、例えば規制部をパネルの面に向かって押し付けるようにしてスライドすることで、各発泡部材を簡単に連結させることができる。
本発明を具体化した第1の実施形態について図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、発泡充填具11は、板状をなす第1発泡部材12及び第2発泡部材13から構成されている。発泡充填具11は、図3及び図4に示されるように車両用のピラー61を構成するリンフォースパネル62に取り付けられる。
図4及び図5に示されるように、第1貫通孔65に第1取付部14を挿入することで第1発泡部材12を取り付ける。次に、第2貫通孔66に第2取付部15を挿入するとともに嵌合凸部16に嵌合凹部17を嵌合させることで、第2発泡部材13を取り付けるとともに第1発泡部材12に連結する。ここで、上述したように第1貫通孔65が貫設される方向は、第2貫通孔66が貫設される方向とは異なっている。この点、第1発泡部材12では、第1貫通孔65の貫設される方向に沿って取り付けることができるとともに、第2発泡部材13では第2貫通孔66の貫設させる方向に沿って取り付けることができる。すなわち、第1及び第2発泡部材12,13において、取り付ける方向をそれぞれ合わせることができるため、発泡充填具11の取付作業は円滑に行われるようになる。そして、第1及び第2発泡部材12,13は、嵌合凸部16及び嵌合凹部17により連結されることで、リンフォースパネル62の面に沿って離間することが規制される。
(1)第1及び第2発泡部材12,13は、それぞれ第1及び第2取付部14,15を有している。第1及び第2取付部14,15は、リンフォースパネル62の有する第1及び第2貫通孔66にそれぞれ取り付けられる構成である。このため、第1及び第2発泡部材12,13において、リンフォースパネル62に取り付ける方向をそれぞれ合わせることができるため、発泡充填具11の取付作業は円滑に行われるようになる。そして、第1及び第2発泡部材12,13は、嵌合凸部16及び嵌合凹部17により連結されることで、第1及び第2発泡部材12,13が離間する方向へずれることは規制される。こうした嵌合凸部16及び嵌合凹部17を形成することで、リンフォースパネル62に新たな加工を施さずに第1及び第2発泡部材12,13の離間が規制される。従って、第1及び第2発泡部材12,13の相対的な位置を規定することが容易であり、かつ、リンフォースパネル62を簡素化することが容易となる。
・第1及び第2発泡部材12,13の境界Bをピラー61の長手方向Dに垂直な垂直面に対して傾斜する方向に沿って延びるように取り付ける取付構造としてもよい。この取付構造であっても、ピラー61における芯材としての機能が発揮され易くなるため、ピラー61の補強効果がより得られるようになる。この点、前記境界Bをピラー61の長手方向Dに沿って取り付ける取付構造では、ピラー61における芯材としての機能がさらに発揮され易くなるため、ピラー61の補強効果がさらに得られるようになる。
・前記第1発泡部材12は、一体成形されているが、別体として成形してもよい。例えば第1発泡部材12の本体と第1取付部14とを別体として成形した後、第1発泡部材12の本体に第1取付部14を接合してもよい。第2発泡部材13についても、同様に別体として成形してもよい。なお、このように別体とすることで、第1及び第2発泡部材12,13を、例えば押出成形により成形することで、生産性を高めることもできるようになる。
・第1及び第2発泡部材12,13の形状は、充填箇所の形状に合わせて適宜変更することができる。また例えば、ブロック状、環状等の形状に変更してもよい。
本発明を具体化した第2の実施形態について図8及び図9を参照して説明する。本実施形態の発泡充填具31では、発泡部材34を支持する複数の支持部材が備えられている。本実施形態では、第1の実施形態の発泡部材の連結構成を支持部材に適用した点が主に異なるため、この点を中心に説明する。
(6)第1及び第2支持部材32,33は、それぞれ第1及び第2取付部35,36を有している。第1及び第2取付部35,36は、リンフォースパネル62の有する第1及び第2貫通孔65,66にそれぞれ取り付けられる構成である。このため、第1及び第2支持部材32,33において、リンフォースパネル62に取り付ける方向をそれぞれ合わせることができるため、発泡充填具31の取付作業は円滑に行われるようになる。そして、第1及び第2支持部材32,33は、嵌合凸部37及び嵌合凹部38により連結されることで、第1及び第2支持部材32,33が離間する方向へずれることは規制される。こうした嵌合凸部37及び嵌合凹部38を形成することで、リンフォースパネル62に新たな加工を施さずに第1及び第2支持部材32,33の離間が規制される。従って、第1及び第2支持部材32,33の相対的な位置を規定することが容易であり、かつ、リンフォースパネル62を簡素化することが容易となる。
・第1及び第2支持部材32,33の境界をピラー61の長手方向Dに垂直な垂直面に対して傾斜する方向に沿って延びるように取り付ける取付構造としてもよい。この取付構造であっても、ピラー61における芯材としての機能が発揮され易くなるため、ピラー61の補強効果がより得られるようになる。この点、前記境界をピラー61の長手方向Dに沿って取り付ける取付構造では、ピラー61における芯材としての機能がさらに発揮され易くなるため、ピラー61の補強効果がさらに得られるようになる。
・前記第1支持部材32は、一体成形されているが、別体として成形してもよい。例えば第1支持部材32の本体と第1取付部35とを別体として成形した後、第1支持部材32の本体に第1取付部35を接合してもよい。第2支持部材33についても、同様に別体として成形してもよい。
・第1及び第2支持部材32,33の全体形状は、配置される箇所の形状に合わせて適宜変更することができる。また例えば、ブロック状、環状等の形状に変更してもよい。
・前記リンフォースパネル62の形状は、特に限定されず、例えば膨出部62aが円弧状をなしているリンフォースパネル62であってもよい。
Claims (7)
- 加熱されることで発泡体を形成する発泡部材を備えてなり、車両構造体の構成部材であるパネルに取り付けられる発泡充填具であって、
前記発泡部材は、第1発泡部材及び第2発泡部材を含んで構成され、
前記第1発泡部材及び前記第2発泡部材は、前記パネルの有する被取付部に取り付けられる取付部を有し、
前記取付部と前記被取付部とは、貫通孔又は凹部に突部を挿入する関係を有し、
前記取付部は、前記第1発泡部材に設けられた第1取付部と、前記第2発泡部材に設けられた第2取付部とを含み、
前記発泡充填具は、
前記第1取付部の取り付けられる第1被取付部の有する面に対して、前記第2取付部の取り付けられる第2被取付部の有する面が傾斜したパネルに取り付けられるものであり、
前記第1発泡部材及び前記第2発泡部材には、それら各発泡部材を連結するとともに、前記各発泡部材の離間を規制する規制部が設けられ、
前記規制部が、凹凸を嵌合させる構成であり、前記パネルの面に向かってスライドすることで連結される構成であることを特徴とする発泡充填具。 - 請求項1に記載の発泡充填具の取付構造であって、
前記車両構造体は長尺状をなし、
前記発泡充填具は、
前記第1発泡部材及び前記第2発泡部材の境界が、前記車両構造体の長手方向、及びその長手方向に垂直な垂直面に対して傾斜する方向の少なくとも一方向に沿って延びるように取り付けられることを特徴とする発泡充填具の取付構造。 - 請求項1に記載の発泡充填具の取付方法であって、前記第1発泡部材及び前記第2発泡部材の少なくとも一方の発泡部材を前記構成部材に取り付けた後に、前記第1発泡部材及び前記第2発泡部材を連結することを特徴とする発泡充填具の取付方法。
- 加熱されることで発泡体を形成する発泡部材と前記発泡部材を支持する支持部材とを備えてなり、車両構造体の構成部材であるパネルに取り付けられる発泡充填具であって、
前記支持部材は、第1発泡部材を支持する第1支持部材及び第2発泡部材を支持する第2支持部材を含んで構成され、
前記第1支持部材及び第2支持部材には、前記パネルの有する被取付部に取り付けられる取付部が設けられ、
前記取付部と前記被取付部とは、貫通孔又は凹部に突部を挿入する関係を有し、
前記取付部は、前記第1支持部材に設けられた第1取付部と、前記第2支持部材に設けられた第2取付部とを含み、
前記発泡充填具は、
前記第1取付部の取り付けられる第1被取付部の有する面に対して、前記第2取付部の取り付けられる第2被取付部の有する面が傾斜したパネルに取り付けられるものであり、
前記第1支持部材及び第2支持部材には、それら各支持部材を連結するとともに、前記各支持部材の離間を規制する規制部が設けられ、
前記第1支持部材には、前記規制部である第1規制部が一体に設けられるとともに、前記第2支持部材には、前記規制部である第2規制部が一体に設けられていることを特徴とする発泡充填具。 - 請求項4に記載の発泡充填具の取付構造であって、
前記車両構造体は長尺状をなし、
前記第1支持部材及び前記第2支持部材の境界部が、前記車両構造体の長手方向、及びその長手方向に垂直な垂直面に対して傾斜する方向の少なくとも一方向に沿って延びるように取り付けられることを特徴とする発泡充填具の取付構造。 - 請求項4に記載の発泡充填具の取付方法であって、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の少なくとも一方の支持部材を前記構成部材に取り付けた後に、前記第1支持部材及び前記第2支持部材を連結することを特徴とする発泡充填具の取付方法。
- 前記規制部は、前記パネルの面に沿ってスライドすること又は前記パネルの面に向かってスライドすることにより連結される構成であることを特徴とする請求項4に記載の発泡充填具。
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