JP5182317B2 - レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、互いに対向する長尺状の一対の長尺面を有するレンズに関する。
レーザプリンタの光走査装置などで使用されるレンズとして、互いに対向する長尺状のレンズ面を有するfθレンズなどが知られている。このようなレンズは、レンズの形状に対応するキャビティを有する金型を所定の温度に温調した後、ゲートから溶融樹脂を流し込んでキャビティ内に充填し、金型を冷却して、固まった成形品(レンズ)を金型から取り出すことで成形することができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−183819号公報
ところで、fθレンズのような長尺状のレンズは、レンズ面の形状に従って、その長手方向に直交する断面の断面積が変化している。具体的に、例えば、前記した特許文献1のfθレンズは、長手方向中央から両側に向けて断面積が徐々に小さくなっている。そのため、金型に樹脂を流し込む際に、レンズの長手方向中央に相当する部分と両側に相当する部分とで樹脂の流動性に差が生じることとなる。
また、長手方向において断面積の変化が大きくなると、長手方向中央と両側とでレンズの厚さ(短手方向や光軸方向の厚さ)の差が大きくなるので、最も薄い部分が固まるまでの時間と最も厚い部分が固まるまでの時間との差が大きくなる。
このような樹脂の流動性の差や樹脂が固まるまでの時間の差などが大きくなると、成形不良が発生するおそれがあるので好ましくない。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、金型に樹脂を注入することで成形されるレンズにおいて、成形不良の発生を抑制することができるレンズを提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明のレンズは、互いに対向する長尺状の一対の長尺面を有し、少なくとも一方がレンズ特性を有するレンズ面であり、長手方向中央から両側に向けて断面積が変化するレンズ部と、前記レンズ部のうち前記長尺面の短手方向両側の位置で長手方向に沿って延びるように形成されるリブ部とを備えたレンズであって、前記リブ部は、前記レンズ部と合わせた断面積の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向において断面積が変化しており、光軸方向における端面のうち少なくとも一方が、当該端面とは光軸方向において反対側に位置する前記長尺面の形状に沿った形状をなしていることを特徴とする。
このように構成されたレンズによれば、レンズ部と合わせた断面積の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向においてリブ部の断面積が変化しているので、レンズ全体として長手方向における断面積の変化を小さくすることができる。これにより、樹脂の流動性の差や樹脂が固まるまでの時間の差を小さくすることができるので、成形不良の発生を抑制することができる。
本発明によれば、レンズは、レンズ部と合わせた断面積の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向においてリブ部の断面積が変化しているので、成形不良の発生を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るレンズの一例としてのfθレンズを備えたレーザプリンタの概略構成を示す図である。 実施形態に係るfθレンズの斜視図である。 実施形態に係るfθレンズの平面図である。 実施形態に係るfθレンズの断面図である。 実施形態に係るfθレンズの断面積の変化の説明図であり、fθレンズの平面図(a)と、(a)のB−B断面図(b)と、(a)のC−C断面図(c)と、(a)のD−D断面図(d)と、(a)のE−E断面図(e)と、(a)のF−F断面図(f)である。 比較例に係るfθレンズの断面積の変化の説明図であり、fθレンズの平面図(a)と、(a)のB−B断面図(b)と、(a)のC−C断面図(c)と、(a)のD−D断面図(d)と、(a)のE−E断面図(e)と、(a)のF−F断面図(f)である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、本発明の実施形態に係るレンズを備えた光走査装置が適用される画像形成装置の概略構成について説明した後、レンズの詳細な構成について説明する。
<レーザプリンタの概略構成>
図1に示すように、レーザプリンタ1(画像形成装置)は、本体ケーシング2内に、用紙Sを給紙するための給紙部3と、用紙Sに画像を形成する画像形成部4とを主に備えている。
ここで、レーザプリンタ1の概略構成の説明において、方向は、レーザプリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
給紙部3は、本体ケーシング2内の下部に設けられ、給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙機構33とを主に備えている。給紙トレイ31に収容された用紙Sは、用紙押圧板32によって上方に寄せられ、給紙機構33によって画像形成部4に供給される。
画像形成部4は、光走査装置5と、プロセスカートリッジ6と、定着装置7とから主に構成されている。
光走査装置5は、本体ケーシング2内の上部に配置され、略箱状の筐体50内に、図示しないレーザ光源と、ポリゴンミラー51と、レンズの一例としてのfθレンズ100と、反射鏡53と、シリンドリカルレンズ54とを主に備えている。
ポリゴンミラー51は、略六角柱形状をなし、6つの側面が反射面となっている。そして、高速回転しながらレーザ光源からのレーザ光(鎖線参照)を反射して主走査方向に偏向および等角速度で走査させる。
fθレンズ100は、ポリゴンミラー51で偏向および走査されたレーザ光が通過する走査レンズであり、ポリゴンミラー51により等角速度で走査されたレーザ光を等速度で走査するように変換する。fθレンズ100の詳細な構成については後述する。
反射鏡53は、fθレンズ100を通過したレーザ光を反射してその光路を折り返すことで、レーザ光をシリンドリカルレンズ54に向けるものである。
シリンドリカルレンズ54は、反射鏡53で反射されたレーザ光が通過する走査レンズであり、レーザ光を屈折させて副走査方向に収束する。
この光走査装置5では、レーザ光源から出射された画像データに基づくレーザ光が、ポリゴンミラー51、fθレンズ100、反射鏡53およびシリンドリカルレンズ54の順に反射または通過して、感光体ドラム61の表面で高速走査される。
プロセスカートリッジ6は、光走査装置5の下方に配置され、本体ケーシング2に設けられたフロントカバー(符号省略)を開いたときにできる開口から本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される構成となっている。このプロセスカートリッジ6は、感光体ドラム61と、帯電器62と、転写ローラ63と、現像ローラ64と、層厚規制ブレード65と、供給ローラ66と、トナー(現像剤)を収容するトナー収容部67とを主に備えている。
プロセスカートリッジ6では、感光体ドラム61の表面が、帯電器62により一様に帯電された後、光走査装置5からのレーザ光の高速走査によって露光されることで、感光体ドラム61上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部67内のトナーは、供給ローラ66を介して現像ローラ64に供給され、現像ローラ64と層厚規制ブレード65との間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ64上に担持される。
現像ローラ64上に担持されたトナーは、現像ローラ64から感光体ドラム61上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム61上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム61と転写ローラ63との間を用紙Sが搬送されることで感光体ドラム61上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着装置7は、プロセスカートリッジ6の後方に設けられ、加熱ローラ71と、加熱ローラ71と対向配置されて加熱ローラ71を押圧する加圧ローラ72とを主に備えている。この定着装置7では、用紙S上に転写されたトナー像を、用紙Sが加熱ローラ71と加圧ローラ72との間を通過する間に熱定着させる。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬送ローラ73によって搬送経路23を搬送され、搬送経路23から排出ローラ24によって排紙トレイ22上に排出される。
<fθレンズの詳細構成>
次に、fθレンズ100の詳細な構成について説明する。
fθレンズ100(レンズ)は、その形状に対応するキャビティを有する金型に溶融樹脂を注入し、樹脂を固めることで成形されている。なお、本発明のレンズを成形する方法は、本発明のレンズの形状に対応するキャビティを有する金型に樹脂を注入することで成形する方法であれば、具体的な方法は特に限定されない。
図2に示すように、fθレンズ100は、レーザ光が通過するレンズ部110と、レンズ部110の短手方向両側から外側に向けて突出するように形成された一対のリブ部120とを備えている。
なお、以下の説明において、長手方向とは、主走査方向をいうものとし、短手方向とは、fθレンズ100の長手方向および光軸方向に直交する方向(副走査方向)をいうものとする。また、以下の説明において、断面積とは、長手方向に直交する面で切断したときの断面の面積をいうものとする。
図3に示すように、レンズ部110は、互いに対向する長尺状の一対の長尺面(2つのレンズ面111,112)を有している。この一対の長尺面は、両方がレンズ特性、具体的には、等角速度で走査されたレーザ光を感光体ドラム61の表面(被走査面)上に集光し、かつ、等速度で走査するように変換する機能を有するレンズ面111,112となっている。
各レンズ面111,112は、長手方向中央が両側よりも光軸方向外側に向けて膨らむ凸形状をなしている。このようなレンズ面111,112の形状により、レンズ部110は、長手方向中央から両側に向けて、光軸方向における厚さが徐々に薄くなり、その断面積S1(図5参照)が徐々に小さくなるように変化している。すなわち、レンズ部110の断面積は、長手方向中央部が最も大きく、長手方向両端部が最も小さくなっている。
リブ部120は、レンズ部110の短手方向両側の位置で長手方向に沿って延びるように形成されている。より詳細に、リブ部120は、2つのレンズ面111,112(一対の長尺面)のうちの一方のレンズ面111(長尺面)の短手方向両側の位置にだけ長手方向に沿って延びるように形成されている(図4も参照)。
各リブ部120は、光軸方向における端面121,122のうち、一方側、具体的には、レンズ面111側の端面121が長手方向に沿った平面形状をなしている。各端面121の長手方向中央には、光軸方向外側に向けて突出する突出部123が形成されている。
突出部123は、fθレンズ100を光走査装置5(筐体50)に取り付けるときに、筐体50に設けられた図示しない凹部に係合させるための部位である。このように、突出部123を筐体50の凹部に係合させることで、筐体50に対するfθレンズ100の位置を容易に決めることができる。
図2に示すように、各リブ部120の長手方向両端の側面(短手方向外側の面)には、短手方向外側に向けて突出する一対の位置決め突起126が形成されている。位置決め突起126は、円形の頂面を有する円柱状に形成されており、fθレンズ100を筐体50に取り付けるときに、筐体50の図示しない突き当て面に突き当てられる部位である。このように、位置決め突起126を筐体50の突き当て面に突き当てることで、筐体50に対するfθレンズ100の短手方向(副走査方向)の位置を決めることができるとともに、fθレンズ100を短手方向において固定することができる。
なお、本発明において、突出部123および位置決め突起126は、任意的構成であるので、省略しても構わない。
各リブ部120は、光軸方向における端面121,122のうち、もう一方側、具体的には、レンズ面112側の端面122が曲面形状をなしている。具体的に、端面122は、図3に示すように、短手方向から見て、当該端面122とは光軸方向において反対側に位置するレンズ面111(長尺面)の凸形状に沿った曲面形状(凹形状)をなしている。
より詳細には、図4に示すように、端面122は、断面視において、レンズ面111の短手方向両側の点Pから短手方向外側に向けて延ばした線L(鎖線参照)を、長手方向につなげる(連続させる)ことで形成される曲面に倣った曲面形状をなしている。
以上のような端面121,122の形状により、図3に示すように、各リブ部120は、長手方向中央から両側に向けて、光軸方向における厚さが徐々に厚くなっている。これにより、各リブ部120は、図5(b)〜(f)に示すように、長手方向中央(図5(d)参照)から両側(図5(c)→(b)または図5(e)→(f))に向けて、断面積S2が徐々に大きくなるように変化している。すなわち、各リブ部120の断面積は、長手方向中央部が最も小さく、長手方向両端部が最も大きくなっている。
さらに言い換えると、リブ部120は、長手方向中央から両側に向けて断面積S1が徐々に小さくなるように変化するレンズ部110と合わせた、fθレンズ100全体としての断面積(S1+S2×2)の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向においてその断面積S2が変化している(具体的には、長手方向中央から両側に向けて徐々に大きくなっている)。なお、本実施形態において、レンズ部110および各リブ部120の短手方向における長さ(厚み)は、それぞれ、長手方向全域にわたって略一定である。
ちなみに、図6(a)に示す比較例のfθレンズ100’のように、端面122’を端面121と同様に長手方向に沿って延びる平面形状に形成した場合、リブ部120’の断面積S2’は、図6(b)〜(f)に示すように、長手方向においてほとんど変化しない。そのため、レンズ部110の断面積S1の変化に対応して、fθレンズ100’全体として長手方向における断面積の変化は大きくなる。
以上説明したように、本実施形態のfθレンズ100のリブ部120の形状によれば、比較例のfθレンズ100’のリブ部120’の形状と比べて、全体として長手方向における断面積の変化を小さくすることができる。
なお、図5,6では、断面積の変化をわかりやすくするため、便宜上、レンズ部110とリブ部120(120’)を別のハッチングで示している。また、突出部123に相当する部分の図示を省略し、図(d)においてその断面積をリブ部120(120’)の断面積に含めていない。
以上によれば、本実施形態において以下のような作用効果を得ることができる。
リブ部120は、レンズ部110と合わせた断面積(S1+S2×2)の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向において断面積S2が変化しているので、fθレンズ100全体として長手方向における断面積(S1+S2×2)の変化を小さくすることができる。これにより、金型に樹脂を注入するときの樹脂の流動性の差を、fθレンズ100の長手方向において小さくできるので、成形不良の発生を抑制することができる。
また、fθレンズ100は、長手方向における断面積(S1+S2×2)の変化が小さいので、比較例のfθレンズ100’と比べて、長手方向中央と両側とでその厚さ(短手方向や光軸方向の厚さ)の差が小さくなっている。そのため、最も薄い部分の樹脂が固まるまでの時間と、最も厚い部分の樹脂が固まるまでの時間との差を小さくできるので、fθレンズ100を成形するときの成形不良の発生を抑制することができる。
また、fθレンズ100は、比較例のfθレンズ100’と比べて、最も厚い部分、すなわち、長手方向中央の中心付近の短手方向の厚みを薄くすることができるので、樹脂が固まるまでの時間を短くすることができる。これにより、fθレンズ100の成形に要する時間(成形サイクル)を短縮できるので、生産性を向上させることができる。
さらに、リブ部120の端面122が長手方向両側から中央に向けて凹む形状をなしているので、比較例のfθレンズ100’を成形する場合と比べて、使用する材料(樹脂)の量を減らすことができる。これにより、fθレンズ100の製造コストを抑えることができる。
リブ部120は、端面122が曲面形状をなしているので、例えば、端面122を階段状に形成した場合と比べて、fθレンズ100全体としての長手方向における断面積の変化を小さくできるとともに、長手方向における断面積の変化を緩やかにすることができる。これにより、成形不良の発生をより確実に抑制することができる。
リブ部120は、端面122がレンズ面111の形状に沿った形状をなしているので、レンズ部110の断面積S1が大きくなるところではリブ部120の断面積S2を小さくすることができ、レンズ部110の断面積S1が小さくなるところではリブ部120の断面積S2を大きくすることができる。
すなわち、端面122がレンズ面111の形状に沿った形状をなすことで、レンズ部110の断面積S1の変化に対応させてリブ部120の断面積S2を変化させることができるので、fθレンズ100全体としての長手方向における断面積の変化を最小に近づけることができる。これにより、成形不良の発生をより確実に抑制することができる。
レンズ面111,112は、長手方向中央が両側よりも外側に向けて膨らむ凸形状をなしているので、レンズ部110は、長手方向中央から両側に向けて断面積S1が徐々に小さくなるように変化する。この場合は、長手方向両側から中央に向けて断面積S2が徐々に小さくなるようにリブ部120が形成されるので、レンズ部と同じ平面形状のリブ部が形成された従来のレンズ(例えば、特開2003−305754号公報など参照)や、長手方向において断面積S2’がほとんど変化しないリブ部120’を有する比較例のfθレンズ100’などと比べて、リブ部120の体積を小さくすることができる。
これにより、使用する材料の量を減らすことができるので、製造コストを抑えることができる。また、前記したような従来のレンズや比較例のfθレンズ100’と比べて、長手方向中央の中心付近の短手方向の厚みを薄くすることができるので、成形サイクルを短縮でき、生産性を向上させることができる。
リブ部120は、一方のレンズ面111の短手方向両側の位置にだけ形成されているので、リブ部120が両方のレンズ面111,112の短手方向両側の位置に形成される構成と比較して、fθレンズ100を金型から容易に取り出すことができる。これにより、生産性を向上させることができる。また、リブ部120が両方のレンズ面111,112の短手方向両側の位置に形成される構成と比較して、使用する材料の量を減らすことができるので、製造コストを抑えることができる。
リブ部120の端面121は、fθレンズ100を金型から取り出す際にエジェクタピンを当てる面として利用することができる。この端面121は、平面形状をなしているので、エジェクタピンで安定して押すことができる。これにより、fθレンズ100を金型から容易に取り出すことが可能となり、生産性を向上させることができる。また、端面121は、平面形状をなしているので、fθレンズ100を光走査装置5(筐体50)に取り付けるときに、当て面(例えば、位置決め面など)として利用することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、リブ部120が一方のレンズ面111(長尺面)の短手方向両側の位置にだけ形成されている構成を例示したが、これに限定されず、例えば、リブ部120がもう一方のレンズ面112(長尺面)の短手方向両側の位置にだけ形成されていてもよい。また、リブ部120が両方のレンズ面111,112(長尺面)の短手方向両側の位置に形成されていてもよい。
前記実施形態では、リブ部120の光軸方向における端面121,122のうち一方(端面121)だけが曲面形状をなしている構成を例示したが、これに限定されず、両方の端面121,122が曲面形状をなしていてもよい。
前記実施形態では、リブ部120の端面122がレンズ面111(長尺面)の形状に沿った形状をなしている構成を例示したが、これに限定されず、リブ部120の端面122がレンズ面111(長尺面)の形状とは異なる形状、例えば、円弧形状や楕円弧形状などをなしていてもよい。
ここで、本発明において、リブ部の光軸方向における端面が、当該端面とは光軸方向において反対側に位置する長尺面の形状に沿った形状をなすとは、端面が長尺面の形状に沿う(倣う)ような形状をなすことを意味し、端面の形状と長尺面の形状が一致する場合と、完全には一致していない場合の両方とを含んでいる。
なお、リブ部の形状は、レンズ部と合わせた断面積の変化が長手方向において小さくなるように長手方向において断面積が変化する形状であれば特に限定されず、例えば、光軸方向における端面のうち少なくとも一方が階段状をなしていてもよい。また、リブ部の短手方向外側の面の形状が変化するように形成されていてもよい(この場合は、リブ部の光軸方向における端面の両方が平面形状をなしていてもよい)。
前記実施形態では、長手方向中央が両側よりも外側に向けて膨らむ凸形状をなしているレンズ面111,112を例示したが、これに限定されず、長手方向中央が両側よりも内側に向けて凹む凹形状をなしていてもよい。なお、2つのレンズ面の形状は、対称であってもよいし、非対称であってもよい。すなわち、例えば、2つのレンズ面のうち、一方が凸形状をなし、他方が凹形状をなしていてもよい。
前記実施形態では、レンズとしてfθレンズ100を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、本発明のレンズは、互いに対向する長尺状の一対の長尺面を有するレンズであれば特に限定されず、例えば、長尺状のシリンドリカルレンズなどであってもよい。
なお、前記実施形態では、レンズ部110の長尺状の一対の長尺面のうち、両方がレンズ特性を有するレンズ面111,112であるfθレンズ100(レンズ)を例示したが、これに限定されるものではない。すなわち、レンズは、長尺状の一対の長尺面のうち、少なくとも一方がレンズ特性を有していればよい。例えば、長尺状の一対の長尺面のうち、一方がレンズ特性を有するレンズ面であり、他方がレンズ特性を有しない平面であってもよい。
100 fθレンズ
110 レンズ部
111 レンズ面
112 レンズ面
120 リブ部
121 端面
122 端面
S1 断面積
S2 断面積

Claims (5)

  1. 互いに対向する長尺状の一対の長尺面を有し、少なくとも一方がレンズ特性を有するレンズ面であり、長手方向中央から両側に向けて断面積が変化するレンズ部と、
    前記レンズ部のうち前記長尺面の短手方向両側の位置で長手方向に沿って延びるように形成されるリブ部とを備えたレンズであって、
    前記リブ部は、前記レンズ部と合わせた断面積の変化が長手方向において小さくなるように、長手方向において断面積が変化しており、光軸方向における端面のうち少なくとも一方が、当該端面とは光軸方向において反対側に位置する前記長尺面の形状に沿った形状をなしていることを特徴とするレンズ。
  2. 前記リブ部は、光軸方向における端面のうち少なくとも一方が曲面形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ。
  3. 前記レンズ面は、長手方向中央が両側よりも外側に向けて膨らむ凸形状をなしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレンズ。
  4. 前記リブ部は、前記一対の長尺面のうちの一方の長尺面の短手方向両側の位置にだけ形成されたことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のレンズ。
  5. 前記リブ部は、光軸方向における端面の一方が平面形状をなしていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載のレンズ。
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