JP2005195844A - 走査レンズおよび走査レンズシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】樹脂を流し込むことにより成形された走査レンズ40aにおいて、光が入射
する第1のレンズ面23と、光が出射する第2のレンズ面24と、第1のレンズ面の周縁
部に、第1のレンズ面から突出して形成される第1のレンズ枠22xと、第2のレンズ面
の周縁部に、第2のレンズ面から突出して形成される第2のレンズ枠22yとを備え、少
なくとも一方のレンズ枠は、レンズ面からの突出量が、主走査方向Aにわたりほぼ同じで
あることを特徴とする走査レンズ。
【選択図】図2
Description
走査光学装置は一般的に、図11Aにその模式平面図を、図11Bにそれを構成している走査レ
ンズの斜視図を、それぞれ示したような構造が用いられている。
ニット化した光源ユニット1と、これから発生された平行光束の光であるレーザ光L1を
偏向走査する走査手段である回転多面鏡2と、この回転多面鏡2によって偏向走査された
走査光を折り返えしミラー3を経て回転ドラム(不図示)の表面の感光体に結像させる走
査レンズ4を有し、回転多面鏡2や走査レンズ4は筐体である光学箱5に収容され、また
、前記光源ユニット1は光学箱5の側壁等に組み付けられる。
によって閉塞される。なお、光学箱5の底壁には回転多面鏡2の走査光を外部の回転ドラ
ムに向かって取り出すための窓6が設けられる。
平行化され、シリンドリカルレンズ1aによって回転多面鏡2の反射面2aに線状に集光
され、走査レンズ4を経て折り返えしミラー3によって反射され、光学箱5の窓6から回
転ドラム(不図示)に向かって取り出される。
回転ドラムの回転による副走査に伴って静電潜像を形成する。
能を有するもので、その光軸に対して非対称の非走査用球面レンズであり、プラスチック
によって一体成形される。
が設けられ、走査レンズ4の頂部にも同様のフランジ4yが設けられ、底部と頂部のフラ
ンジ4x,4yの間に走査レンズ4のレンズ面(有効面)4cが配設されている。
向の中央から光軸方向にそれぞれ突出する一対の突出部11を有し、一方の突出部11が
、光学箱5の底壁から突出する一対の位置決めピン16a、16bの間に係合して走査レ
ンズ4の主走査方向の位置決めを行なっている。また、走査レンズ4の底面13は、位置
決め用の水平基準面として高い平坦度に仕上げられており、光学箱5の底壁から突出する
図示しない一対の水平台座に当接されて走査レンズ4の副走査方向の位置決めに用いられ
る。走査レンズ4の両側縁には、その光軸に垂直な基準面を有する一対の位置決め部材で
ある位置決めリブ14,15が配設され、これらを光学箱5の側壁や隔壁に設けられた位
置決め部である一対の垂直面5cに当接することで走査レンズ4の光軸方向の位置決めが
行なわれる。
突出部11のうちの一方を光学箱5の底壁の位置決めピン16aと16bの間に係合させ
、走査レンズ4の底面13の水平基準面を光学箱5の水平台座に当接し、さらに走査レン
ズ4の位置決めリブ14、15をそれぞれ光学箱5の垂直面5cに当接することで、主走
査方向と副走査方向と光軸方向の位置決めをそれぞれ行なったうえで、接着あるいはバネ
等を用いる公知の方法によって走査レンズ4を光学箱5の底壁に固定する。走査光学装置
の組立工程においては、このようにして回転多面鏡2に対する走査レンズ4の主走査方向
と副走査方向と光軸方向の位置を厳密に管理することが、良好な画像を得るために極めて
重要である(特許文献1)。
レンズ4aの中心部もしくは光学設計上の原点近くに、平行部を有する形状の位置決め用
の突起11aを片方の面のみに設け、主走査方向両端の平行部25aを光学箱(不図示)
に設けられているピン等によって、所定方向に規制することにより位置決めを行う場合も
ある。
を設けたレンズ枠構造を形成し、このレンズ枠構造で、レンズの走査方向中心部もしくは
光学設計上の原点近くに突起11aを設け、この突起11aを用いて位置決めする方法も
知られている。なお、このレンズ枠構造は、搬送時のレンズ面の保護を行なうとともに、
レンズの側面からの吸湿によりレンズ特性が変化するのを防止する機能も果たしている。
送時のレンズ面の保護を行なうことが困難であり、また、レンズの側面からの吸湿により
レンズ特性が変化するのを防止するのにも難がある。
がある。
ズ部18の肉厚が不均一であるのに対し、レンズ枠19の肉厚は一定である。そのため、
走査方向の断面を比較すると、レンズ中央部の断面に対して走査方向の端部の断面ではレ
ンズ部18に対するレンズ枠19の部分の面積が相対的に大きくなる。
成形する際に、図14に樹脂の流動の説明図を示すと、ゲートGの位置からから樹脂を充填
して所定の圧力を印加すると、ゲートGより注入された樹脂は流動し、その走査方向の流
れが先端部で一様に流れず、走査方向の端部と中心部とでは異なる。例えば、走査方向の
端部ではレンズ枠の部分がレンズ部18より先に流れ、レンズ部18の肉厚が厚い中心部
では、レンズ枠19の部分よりもレンズ部18の中心部が先に流れる。このように流動先
端が変化して一様でない場合、フローマークFMや内部ひずみの急激な変化などが発生し
、レンズの光学的な特性を劣化させる問題が発生する。
ンズの幅が大きくなり、光学ユニットの高さが高くなるという問題も存在する。
め、レンズ4Bと同様に、レンズの光学的な特性を劣化させるフローマークや内部ひずみ
の急激の変化などが発生する。
1のレンズ面と、光が出射する第2のレンズ面と、入射面の周縁部に、第1のレンズ面か
ら突出して形成される第1のレンズ枠と、出射面の周縁部に、第2のレンズ面から突出し
て形成される第2のレンズ枠とを備え、少なくとも一方のレンズ枠は、レンズ面からの突
出量が、主走査方向にわたりほぼ同じであることを特徴とする走査レンズである。
入射面の周縁部に、入射面から突出して形成される第1のレンズ枠と、出射面の周縁部に
、出射面から突出して形成される第2のレンズ枠とを備え、少なくとも一方のレンズ枠の
突出量は、成形時の樹脂の流入方向にわたりほぼ同じであることを特徴とする走査レンズ
である。
の周縁部に、反射面から突出して形成される第1のレンズ枠とを備え、この第1のレンズ
枠の突出量は、成形時の樹脂の流入方向にわたりほぼ同じであることを特徴とするミラー
である。
可能となる。
図11に示されるような一般的構造を用いることが可能である。
る。また、共通する機能を発揮する要素については、同じ符号を用いて説明を簡略化する
。
光源ユニット1と、これから発生しコリメータレンズ1aによって平行化された平行光束
のレーザ光L1を偏向走査する走査手段である回転多面鏡2と、この回転多面鏡2によっ
て偏向走査されたL1を折り返しミラー3を経て回転ドラム(不図示)の表面上に結像さ
せる走査レンズを有している。これら回転多面鏡2や走査レンズは、筐体である光学箱5
に収容され、また、光源ユニットは、たとえば光学箱5の側壁等に組みつけられる。
回転ドラム表面上をレーザ光L1が走査されることとなり、結果として回転ドラム表面に
静電潜像が形成されることとなる。
速度をほぼ一定にするいわゆるfθ機能を有する。走査レンズは、一般的に、光軸に対し
て非対称の非走査用球面レンズであり、プラスチック(たとえばPNMA)の樹脂成形により
製造される。
その一例を示したものであり、走査レンズ4n、4mによりfθ機能が果たされるもので
ある。
、主走査方向と副走査方向とで互いに異なる屈折力を有する非球面トーリックレンズ4m
(θ2レンズ)とにより構成されている。
補正機能、結像面上での走査速度を均一化する機能等を果たしている。
されて固定される必要がある。
図2Bは平面図を示している。
査レンズ40aは、金型内で樹脂を主走査方向に流すことにより成形されており、レンズ
部21とレンズ枠22x、22yとは一体に樹脂成形されている。
走査される方向を示しており、通常は走査レンズの長手方向に相当する。また、副走査方
向とは、これに垂直な方向を示しており、通常は走査レンズの短手方向に相当する。また
、走査レンズの光軸方向とは、主走査方向とも副走査方向とも垂直な方向を示している。
射側のレンズ面23(第1のレンズ面)と出射側のレンズ面24(第2のレンズ面)はそ
れぞれ自由曲面で形成されている。
補間により表現される。レンズ面23,24も単一の式で表すことはできず、複数の数式の補
間により表現される。
り、より詳細に見るとf-θ機能を果たすために細かい凹凸の複雑な表面である。レンズ
面24は、副走査方向中央部ならびに主走査方向中央部がともに凸の形状をしているが、
より詳細に見ると、細かい凹凸からなる複雑な形状に構成されている。
(第1のレンズ枠)が第1のレンズ面(入射面)から突出して形成されている。他方、第
2のレンズ面(出射面)の周縁のうち主走査方向に平行な2辺には、レンズ枠22y(第
2のレンズ枠)が出射面から突出して形成されている。
レンズ面23を近似する曲線の曲率で形成され、レンズ枠22yは、レンズ面24を近似
する曲線の曲率で形成される。
近似する一定の曲率を有する曲線の曲率よりもやや小さい。一方で、出射側のレンズ枠2
2の曲率は、第2のレンズ面24の中心線を近似する一定の曲率を有する曲線の曲率よりも
やや大きい。
つまり、レンズ枠22xおよび22yの曲率は、主走査方向中央部付近でゼロになる。し
たがって、走査方向中央部付近で、レンズ枠22xは最も突出し、22yは最も凹む。
てほぼ同じである。具体的には、主走査方向Aの各位置におけるレンズ面の最も突出した
部分と、その位置のレンズ枠先端の高さは、2mm以内におさまっている。
レンズ枠22との面積比の変化幅が所定の領域内になり、大きな変化はしない。従って、
成形時の樹脂充填の際に、充填された樹脂はレンズ枠22x、22yおよびレンズ部21
の反転形状を備える金型内を1つの主走査方向の一方の側のゲートから先端部が一様に進
行して金型内を充填し、成形品の一部であるレンズ部21について、フローマークの発生
を防止したり、内部ひずみの急激な変化を防止することでき、光学特性の良好なレンズを
形成することができる。
も突出した部分より2mm以上になると,レンズ面とレンズ枠との流動先端位置が異なっ
てしまい,フローマーク等の不良が発生しやすい。またフランジが高過ぎるといと離型時
の抵抗がおおきくなり変形する可能性もある。
の加工が簡単である。このため、レンズ製造のためのコストを削減できる。
行な平面25aを備える端部25が形成されている。この平面25aは垂直な方向が光軸方
向となるので、この平面25aを案内面として取付けることにより走査レンズ40aを取付
ける際に、レンズ部21を光学的に正確に位置決めすることができる。
起26が設けられていても良い。この位置決め用の突起26は、図2Aに示すように、レ
ンズ枠22xの最高部(両端部)よりは突出しない高さに形成されている。したがって、
レンズの光軸(矢印B)方向の高さを、レンズ枠22xの大きさまで小さくすることがで
き、走査レンズ4のユニットの高さを小さくすることがでる。それにより、走査レンズ4
のコンパクト化が実現できると共に、レンズの位置決めを正確に行なうことができる。
案内として用いることにより、より正確におこなうことができる。また、突起26の高さ
を、レンズ枠22の端部の平行部25と同一にすれば、取付け側のハウジングの構造が簡
単になり、かつ、両部25、26を案内として用いて走査レンズ4を取付けることにより
、同様にレンズの位置決めをより正確に行なうことができる。
ても良い。たとえば、レンズ枠22の側壁から突出しても良い。
高次曲線や、楕円の一部で形成しても良い。
にも可能である。この場合は、第1のレンズ面が反射面となり、反射面上にレンズ枠が設
けられることになる。このような場合も、光学的特性が良好な光学素子を提供することが
可能となる。
において、レンズ部21の形状は上述の実施の形態と同一である。
図3に平面図を示している。上述の走査レンズ4のレンズ枠22は、上述の実施の形態
では一定曲率の曲線であったがこの変形例では、レンズ枠22aは、角度が異なる複数の
線分(レンズ面の断面線を近似している)から形成されるようにした。
削減が可能になる。
るレンズ部21とレンズ枠22aとの面積比の変化幅が所定の領域内になり、成形品の一
部であるレンズ部21について、フローマークの発生を防止したり、内部ひずみの急激な
変化を防止することでき、光学特性の良好な走査レンズ4aを形成することができる。
平行部25は垂直な方向が光軸(矢印B)方向となるので、この平行部25を案内面とし
て取付けることにより走査レンズ4aを取付ける際に、レンズ部21を光学的に正確に位
置決めすることができる。
走査方向の中央部には、位置決め用の突起26が設けられている。この位置決め用の突起
26は、図3に示すように、レンズ枠22aの最高部(平行部25)よりは突出しない高
さに形成されている。したがって、レンズの光軸方向の高さを、レンズ枠22の大きさま
で小さくすることができ、走査レンズ4aのユニットの高さを小さくすることがでる。そ
れにより、走査レンズ4aのコンパクト化が実現できると共に、レンズの位置決めを正確
に行なうことができる。
図4は、この変形例の断面図を示している。上述の(変形例1)では、変形例では、レ
ンズ枠22aは、角度が異なる複数の線分から形成されるようにした。この変形例では、
レンズ枠22bはレンズ部21の自由曲面を階段状に近似した。すなわち、レンズ枠22
bは複数のステップから形成されている。それにより、走査レンズ4bを成形するための
、金型の加工が容易になり、金型のコスト削減が可能になる。
決め用の突起26の両脇は、走査方向と平行な平面部28が形成されている。
ンズ部21とレンズ枠22bとの面積比の変化幅が所定の領域内になり、大きな変化はし
ない。従って、成形時の樹脂充填の際に、充填された樹脂は金型内を先端部が一様に進行
して金型内を充填し、成形品の一部であるレンズ部21について、フローマークの発生を
防止したり、内部ひずみの急激な変化を防止することでき、光学特性の良好な走査レンズ
4bを形成することができる。
の平行部25は垂直な方向が光軸方向となるので、この平行部25を案内面として取付け
ることにより走査レンズ4bを取付ける際に、レンズ部21を光学的に正確に位置決めす
ることができる。
、この平面部28を案内面として取付けることにより走査レンズ4bを固定するユニット
のハウジングの寸法精度の影響を低減でき、かつ、ハウジングの寸法誤差によるレンズの
傾きや変形を防止できる。
図5Aに断面図を、図5Aに両端部の拡大図を示している。この場合は、レンズ枠22c
の端部の形状に特徴があり、レンズ部21とレンズ枠22cの形状については、レンズ枠
22bの端部の形状を除いて、上述の実施の形態、(変形例1)および(変形例2)のい
ずれの場合にも適用することができる。
一方のみで、他方には位置案内用のフランジ27は設けていない。このフランジ27は入
射側23については位置合わせ面となっているので、所定面積の平面で形成されている。
出射側24については、特定の形状である必要はなく、例えば、円弧状のままで良い。
ているので、この面をハウジングユニット(不図示)の取付け面と対面させることにより
、走査レンズ4cを光学的に精度のよい位置合わせをおこなうことができる。
図6Aに平面図を、図6Aに側面図を示している。この場合は、レンズ枠22dの入射側
23の形状に特徴があり、走査レンズ4dのレンズ部21とレンズ枠22dの形状につい
ては、レンズ枠22dの入射側23の形状を除いて、上述の実施の形態、(変形例1)お
よび(変形例2)のいずれの場合にも適用することができる。符号についてはそれらを一
部援用している。
いる。したがって、成形用の金型の製作が容易になり、コストダウンが可能になる。なお
、レンズ枠22の出射面側は、第2のレンズ面に近似して形成されている。
合、比較のために、図7に比較例の走査用球面レンズの形状を斜視図で示す。この走査用
球面レンズ10の基本形状は、従来の技術の項の図14AおよびAで示した走査レンズ4と
同様である。すなわち、レンズ部31の周囲にレンズ枠32を設けたレンズに枠構造を形
成している。このレンズ枠32は正面形状が台形状で、出射面側の辺が入射面側の辺より
も長く形成されている。また、レンズの走査方向中心部に突起33が設けられており、こ
の突起33を用いて取付けの際に位置決めされている。
である。
所定の曲率で形成されている。
図3に平面図を示している。上述の走査レンズ4のレンズ枠22は、上述の実施の形態
では平面形状がレンズ部21の平面形状とほぼ相似状で、入射側のレンズ枠22の曲率は
、第1のレンズ面23の中心線(自由曲線)を近似する一定の曲率を有する曲線の曲率よりも
やや小さい。一方で、出射側のレンズ枠22の曲率は、第2のレンズ面24の中心線を近似
する一定の曲率を有する曲線の曲率よりもやや大きい.
それにより、走査用球面レンズ10aは走査方向の中央部と端部とで、断面におけるレン
ズ部31とレンズ枠32aとの面積比の変化幅が所定の領域内になり、大きな変化はしな
い。従って、成形時の樹脂充填の際に、充填された樹脂は金型内を先端部が一様に進行し
て金型内を充填し、成形品の一部であるレンズ部31について、フローマークの発生を防
止したり、内部ひずみの急激な変化を防止することでき、光学特性の良好なレンズを形成
することができる。
34が形成されている。この平行部34は垂直な方向が光軸(矢印B)方向となるので、
この平行部34を案内面として取付けることにより走査用球面レンズ10aを取付ける際
に、レンズ部31を光学的に正確に位置決めすることができる。
走査方向の中央部には、位置決め用の突起34が設けられている。この位置決め用の突起
33は、レンズ枠32よりも突出しない高さに形成されている。したがって、レンズの光
軸方向の高さ小さくすることができ、走査用球面レンズ10aのユニットの高さを小さく
することができ、走査用球面レンズ10aのコンパクト化が実現できると共に、レンズの
位置決めを正確に行なうことができる。
案内として用いることにより、より正確におこなうことができる。また、突起33の高さ
を、レンズ枠32aの端部の平行部34と同一にすることにより、取付け側のハウジング
の構造が簡単になり、かつ、両部を案内として用いて走査用球面レンズ10aを取付ける
ことにより、同様にレンズの位置決めをより正確に行なうことができる。
線で形成しても良い。したがって、成形用の金型の製作が容易になり、コストダウンが可
能になる。
。
移動する図示しない光源と図示しない受光素子を搭載したスキャナ42が設けられている
。さらに、このスキャナ42の下方にはスキャナ42で照射された原稿からの反射光をデ
ジタル処理する画像処理部43とレーザ光学系43aが設置されている。レーザ光学系4
3aは図10に示すように、画像処理部43で処理されたデジタル信号を感光体ドラム4
4にデジタル光信号として印加する。そのために、光の進む順に光軸上に順次、レーザダ
イオード45、コリメートレンズ46、折り返しミラー47、シリンダレンズ48、ポリ
ゴンミラー49、fθ1レンズ50、fθ2レンズ51および感光体ドラム44で構成さ
れている。この場合、fθ1レンズ50、fθ2レンズ51については、上述のレンズが
用いられている。
位としてを有している。この状態で、レーザダイオード45の光が照射され箇所は、感光
体ドラム44の感光体が光導電性物質であるために抵抗値が変わり、表面電位が感光体ド
ラム44の裏面のアース側に流れて電位が減衰する。それにより、感光体ドラム44に光
の照射に応じた静電電位による電気潜像が形成される。その後、感光体ドラム44が回転
して、感光体ドラム44の電気潜像は感光体ドラム44の周囲に設けられた現像部53で
磁性を有する現像剤(トナー)がファーブラシ等によって供給され、応じて電気潜像に応
じて選択的に現像剤が吸引されて現像される。なお、感光体ドラム44の周囲には感光体
ドラム44をクリーニングするクリーナ57も設けられている。
転と同期して、感光体ドラム44の周囲に設けられたベルト転写部55に送られた複写紙
は、ベルト転写部で複写紙の背面から高電圧が印可される。
されて転写される。この複写紙の表面に転写された画像の現像剤は、定着器56のロール
ヒータにより加熱されて複写紙に熱定着される。
信号をデジタル処理し、その後に、可視像化処理していたが、レーザプリンタの場合は、
デジタル信号として入力された信号を光学系に伝達すればよく、光学系以降のパスは上述
の電子複写機の場合と同様である。
く光学系を組み込むことができる。
じて種々変形可能である。
2のレンズ枠、26 位置決め用突起。
Claims (15)
- 樹脂を流し込むことにより成形された走査レンズにおいて、
光が入射する第1のレンズ面と、
光が出射する第2のレンズ面と、
入射面の周縁部に、第1のレンズ面から突出して形成される第1のレンズ枠と、
出射面の周縁部に、第2のレンズ面から突出して形成される第2のレンズ枠とを備え、
少なくとも一方のレンズ枠は、レンズ面からの突出量が、主走査方向にわたりほぼ同じで
あることを特徴とする走査レンズ。 - 主走査方向の各位置において、その位置における前記第1または第2のレンズ枠の先端は
、その位置における前記第1または第2のレンズ面の最高点よりも2mm以下高いことを
特徴とする請求項1記載の走査レンズ。 - 前記第1または第2のレンズ面の少なくとも一方は、自由曲面であり、
この自由曲面上に形成される前記レンズ枠は、レンズ面からの突出量が、主走査方向にわ
たりほぼ同じであることを特徴とする請求項1記載の走査レンズ。 - 前記レンズ枠は、主走査方向にわたり一定曲率を有する曲線であることを特徴とする請求
項3記載の走査レンズ。 - 前記レンズ枠は、前記主走査方向中央部に変極点を有することを特徴とする請求項4記載
の走査レンズ。 - 前記レンズ枠は、主走査方向にわたり曲率を有する高次曲線であることを特徴とする請求
項3記載の走査レンズ。 - 前記自由曲面は、ほぼ平面状であり、
この自由曲面上に形成されるレンズ枠は、主走査方向にほぼ直線に形成されていることを
特徴とする請求項3記載の走査レンズ。 - 主走査方向に平行な平面部を備えることを特徴とする請求項1記載の走査レンズ。
- 前記平面部は、前記走査レンズの前記主走査方向両端部に設けられていることを特徴とす
る請求項8記載の走査レンズ。 - 光軸に垂直な平面を有する位置決め用突起部を備える請求項1記載の走査レンズ。
- 樹脂を流し込むことにより成形された走査レンズにおいて、
入射面と、
出射面と、
入射面の周縁部に、入射面から突出して形成される第1のレンズ枠と、
出射面の周縁部に、出射面から突出して形成される第2のレンズ枠とを備え、
少なくとも一方のレンズ枠の突出量は、成形時の樹脂の流入方向にわたりほぼ同じである
ことを特徴とする走査レンズ。 - 前記流入方向の各位置におけるレンズ面の最も突出した部分と、その位置のレンズ枠の先
端の高さの差は、2mm以内であることを特徴とする請求項11記載の走査レンズ。 - 前記入射面または出射面の少なくとも一方は、自由曲面であり、
この自由曲面上に形成されるレンズ枠の突出量は、前記流入方向にわたりほぼ同じである
ことを特徴とする請求項11記載の走査レンズ。 - 樹脂を流し込むことにより成形されたミラーにおいて、
反射面と、
反射面の周縁部に、反射面から突出して形成される第1のレンズ枠とを備え、
この第1のレンズ枠の突出量は、成形時の樹脂の流入方向にわたりほぼ同じであることを
特徴とするミラー。 - 光源と、
光源から出射された光を走査するミラーと、
走査された光を屈折する走査レンズとを少なくとも備える走査レンズシステムにおいて、
この走査レンズは、請求項1乃至請求項13のいずれか記載の走査レンズが用いられてい
ることを特徴とする走査レンズシステム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004001720A JP2005195844A (ja) | 2004-01-07 | 2004-01-07 | 走査レンズおよび走査レンズシステム |
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