JP2002189185A - 光走査装置及びそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及びそれを用いた画像形成装置

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JP2002189185A JP2000388946A JP2000388946A JP2002189185A JP 2002189185 A JP2002189185 A JP 2002189185A JP 2000388946 A JP2000388946 A JP 2000388946A JP 2000388946 A JP2000388946 A JP 2000388946A JP 2002189185 A JP2002189185 A JP 2002189185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査レンズの有効部や主走査断面内における
形状が光軸に対して非対称であっても位置決め基準面の
面精度を悪化させることなく、走査レンズを高精度に位
置決めすることができる光走査装置及びそれを用いた画
像形成装置を得ること。 【解決手段】 光源手段から出射した光束を偏向する偏
向手段3と、該偏向手段により偏向された光束を被走査
面7上に結像させる1枚以上の走査レンズを有する走査
光学手段5と、を有する光走査装置において、該走査レ
ンズの1以上は、その光軸方向の位置決めする位置決め
基準面を複数有し、2つの位置決め基準面上の点を結ぶ
直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面上の点で形成
される平面が該光軸と非直交と成るように配置され、主
走査断面内において光軸を挟む有効部は互いに異なって
いること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光走査装置及びそれ
を用いた画像形成装置に関し、特に光源手段から出射し
た光束を偏向手段により偏向させ、走査光学手段を介し
て被走査面上を光走査して画像情報を記録するようにし
た、例えば電子写真プロセスを有するレーザービームプ
リンタやデジタル複写機等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりレーザービームプリンタやデジ
タル複写機等の光走査装置においては、画像信号に応じ
て光源手段より光変調され出射した光束を、例えばポリ
ゴンミラーから成る偏向手段により周期的に偏向させ、
fθ特性を有する走査光学手段によって感光性の記録媒
体面上にスポット状に集光させ、光走査して画像情報を
記録している。
【0003】図9は従来の光走査装置の要部概略図であ
る。同図において光源ユニット91から出射した発散光
束はコリメーターレンズ(不図示)により略平行光束に
変換され、絞り(不図示)により該光束幅を制限して副
走査方向にのみ所定のパワーを有するシリンドリカルレ
ンズ92に入射している。シリンドリカルレンズ92に
入射した略平行光束のうち主走査断面内においてはその
まま略平行光束の状態で出射する。また副走査断面内に
おいては収束してポリゴンミラーから成る光偏向器93
の偏向面(反射面)93aにほぼ線像として結像してい
る。そして光偏向器93の偏向面93aで反射偏向され
た光束はfθ特性を有する第1、第2の2枚の走査レン
ズ(fθレンズ)95a,95bを有する走査光学手段
(fθレンズ系)95を介して被走査面としての感光ド
ラム面97に導光され、該光偏向器93をポリゴンモー
ター94にて略等角速度に回転させることにより、略一
定速度で感光ドラム面97上を走査して画像情報の記録
を行っている。
【0004】同図における第1、第2の走査レンズ95
a,95bは光偏向器93で偏向された光束の光路に対
して厳密な位置決めしたうえで不図示の光学箱(筐体)
に接着及びバネ抑え等の公知な方法で固定されている。
【0005】第1、第2の走査レンズ95a,95bは
一般的に安価なプラスチックレンズであり、そのレンズ
有効領域外の外形部90a1,90a2,90b1,9
0b2に各々光軸方向の位置決めする位置決め基準面9
9a1,99a2,99b11,99b12,99b2
1,99b22を設けている。即ち第1の走査レンズ9
5aには外形部90a1,90a2と同一面に位置決め
基準面99a1,99a2が各々設けられており、第2
の走査レンズ95bには外形部90b1,90b2から
副走査方向に2つの位置決め基準面99b11,99b
12・99b21,99b22が離れて突出して設けら
れている。
【0006】そしてこれら位置決め基準面99a1,9
9a2,99b11,99b12,99b21,99b
22を不図示の光学箱の位置決めピンに当接させること
により、光軸方向の位置決めを行い、これにより被走査
面97上の像面湾曲や走査速度の均一性(fθ特性)の
劣化を防止している。
【0007】特開平09-329755号公報には走査レンズが
所定量だけ高さの異なる一対の位置決め基準面を備え、
これらを光学箱の位置決め部に当接することにより同じ
仕様の光学箱を広範囲に適用できる光走査装置を開示し
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では装置
全体のコンパクト化の要求に伴って、走査光学手段とし
ての走査光学系のコンパクト化が図られてきており、例
えばその方法としては走査光学系の広画角化や該走査光
学系を光偏向器近傍に配置すること等が挙げられる。
【0009】一方この種の光走査装置において光源から
出射された光束を主走査断面内において光偏向器の偏向
面に対し斜め方向から入射させた場合には、該偏向面に
て反射偏向される光束の位置が走査光学系の光軸に対し
て非対称となる。この非対称性は広画角に成る程大きく
なり、最近では走査光学系を構成する走査レンズの有効
径や主走査断面内における形状もその非対称性が大きく
なってきている。これに伴って走査レンズのレンズ有効
領域外の外形部も非対称性が大きくなり、例えば図9に
おいて2つの位置決め基準面上の点を結ぶ直線、もしく
は3つ以上の位置決め基準面上の点で形成される平面を
走査光学系の光軸と直交させるためには、少なくとも一
つの位置決め基準面の突出量(高さ)を大きくしなけれ
ばならない。
【0010】しかしながら走査レンズは上記の如く一般
にプラスチックレンズであり、突出量が大きくなると成
形性が悪化し、所望の面精度が得られないという問題点
が生じてくる。
【0011】また光偏向器近傍には駆動モータや不図示
のモータ基板、シリンドリカルレンズ等多くの部材が配
置されており、走査レンズを光偏向器近傍に配置する場
合、他の部材との物理的な干渉によって光学箱側の位置
決め部材が配置できなくなるといった問題点もある。
【0012】本発明の第1の目的は走査レンズの位置決
め基準面の面精度を悪化させることなく、該走査レンズ
を高精度に位置決めすることができる光走査装置及びそ
れを用いた画像形成装置の提供にある。
【0013】本発明の第2の目的は省スペース化を図る
など位置決め基準面を自由に配置することにより、走査
レンズの配置の自由度を高めることができる光走査装置
及びそれを用いた画像形成装置の提供にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光走査
装置は、光源手段から出射した光束を偏向する偏向手段
と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面上に結
像させる1枚以上の走査レンズを有する走査光学手段
と、を有する光走査装置において、該走査レンズの1以
上は、その光軸方向の位置決めする位置決め基準面を複
数有し、2つの位置決め基準面上の点を結ぶ直線、もし
くは3つ以上の位置決め基準面上の点で形成される平面
が該光軸と非直交と成るように配置され、主走査断面内
において光軸を挟む有効部は互いに異なっていることを
特徴としている。
【0015】請求項2の発明の光走査装置は、光源手段
から出射した光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段に
より偏向された光束を被走査面上に結像させる1枚以上
の走査レンズを有する走査光学手段と、を有する光走査
装置において、該走査レンズの1以上は、その光軸方向
の位置決めする位置決め基準面を複数有し、2つの位置
決め基準面上の点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置
決め基準面上の点で形成される平面が該光軸と非直交と
成るように配置され、主走査断面内における形状が該光
軸に対して非対称であることを特徴としている。
【0016】請求項3の発明の光走査装置は、光源手段
から出射した光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段に
より偏向された光束を被走査面上に結像させる1枚以上
の走査レンズを有する走査光学手段と、を有する光走査
装置において、該走査レンズの1以上は、その光軸方向
の位置決めする位置決め基準面を複数有し、2つの位置
決め基準面上の点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置
決め基準面上の点で形成される平面が該光軸と非直交と
成るように配置され、主走査断面内において光軸を挟む
有効部は互いに異なっており、かつ主走査断面内におけ
る形状が該光軸に対して非対称であることを特徴として
いる。
【0017】請求項4の発明は請求項1、2又は3の発
明において、前記複数の位置決め基準面は光軸を挟んで
各々設けられていることを特徴としている。
【0018】請求項5の発明は請求項1乃至4の何れか
1項の発明において、前記位置決め基準面は副走査方向
に2つ以上離れて設けられていることを特徴としてい
る。
【0019】請求項6の発明は請求項1乃至5の何れか
1項の発明において、前記位置決め基準面は、前記走査
レンズのレンズ有効領域外の外形部から突出して設けら
れており、かつ円柱状より成ることを特徴としている。
【0020】請求項7の発明は請求項6の発明におい
て、前記位置決め基準面と該位置決め基準面の側面との
稜線にテーパーを形成したことを特徴としている。
【0021】請求項8の発明は請求項4の発明におい
て、前記位置決め基準面は、前記走査レンズのレンズ有
効領域外の外形部に設けられており、かつ該外形部と同
一の平面上に形成されていることを特徴としている。
【0022】請求項9の発明は請求項1、2又は3の発
明において、前記走査レンズの1以上はプラスチック材
より成形されていることを特徴としている。
【0023】請求項10の発明の光走査装置は、光源手
段から出射した光束を偏向する偏向手段と、該偏向手段
により偏向された光束を被走査面上に結像させる1枚以
上の走査レンズを有する走査光学手段と、を有する光走
査装置において、該走査レンズの1以上は、光軸を挟ん
だ少なくとも一方のレンズ有効領域外の外形部に窪み部
を有し、該窪み部に該走査レンズの光軸方向の位置決め
する位置決め基準面を形成したことを特徴としている。
【0024】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて、前記走査レンズの1つは光軸を挟んだ他方のレン
ズ有効領域外の外形部に窪み部を有しておらず、該窪み
部を有さないレンズ有効領域外の外形部に位置決め基準
面を有し、該位置決め基準面は該外形部と同一の平面上
に形成されていることを特徴としている。
【0025】請求項12の発明は請求項10又は11の
発明において、前記走査レンズの1つは凹面を有し、前
記位置決め基準面は該走査レンズの凹面側に形成されて
いることを特徴としている。
【0026】請求項13の発明は請求項10、11又は
12の発明において、前記位置決め基準面はイジェクタ
ーピンと逆側の面に形成されていることを特徴としてい
る。
【0027】請求項14の発明は請求項10の発明にお
いて、前記走査レンズの1以上はプラスチック材より成
形されていることを特徴としている。
【0028】請求項15の発明の画像形成装置は、請求
項1乃至14のいずれか1項に記載の光走査装置と、前
記被走査面に配置された感光体と、前記光走査装置で走
査された光束によって前記感光体上に形成された静電潜
像をトナー像として現像する現像器と、前記現像された
トナー像を被転写材に転写する転写器と、転写されたト
ナー像を被転写材に定着させる定着器とを有しているこ
とを特徴としている。
【0029】請求項16の発明の画像形成装置は、請求
項1乃至14のいずれか1項に記載の光走査装置と、外
部機器から入力したコードデータを画像信号に変換して
前記光走査装置に入力せしめるプリンタコントローラと
を有していることを特徴としている。
【0030】
【発明の実施の形態】[実施形態1]図1は本発明の実
施形態1の光走査装置の要部概略図である。
【0031】尚、本明細書において主走査方向とは光偏
向器によって光束が偏向走査される方向を称し、副走査
方向とは走査光学手段の光軸を含み主走査方向と直交す
る方向を称す。
【0032】図中、1は光源ユニットであり、光源手段
としての半導体レーザ、該半導体レーザから出射された
発散光束を略平行光束に変換するコリメーターレンズ
(集光レンズ)、そして入射光束を最適なビーム形状に
整形する絞り等を有している。
【0033】2はシリンドリカルレンズであり、副走査
方向にのみ所定のパワーを有しており、光源ユニット1
から出射した光束を副走査断面内で後述する光偏向器3
の偏向面(反射面)3aにほぼ線像として結像させてい
る。尚、コリメーターレンズ、絞り、そしてシリンドリ
カルレンズ2は入射光学手段の一要素を構成している。
【0034】3は偏向手段としての光偏向器であり、例
えばポリゴンミラー(回転多面鏡)より成っており、駆
動モータ等の駆動手段4により図中矢印A方向に一定速
度で回転している。
【0035】5は集光機能とfθ特性を有する走査光学
手段(fθレンズ系)であり、合成樹脂製(プラスチッ
ク製)の第1、第2の2枚の走査レンズ(プラスチック
fθレンズ)5a,5bを有しており、光偏向器3によ
って反射偏向された画像情報に基づく光束を被走査面と
しての感光ドラム面7上に結像させ、かつ副走査断面内
において光偏向器3の偏向面3aと被走査面7との間を
共役関係にすることにより、倒れ補正機能を有してい
る。
【0036】本実施形態における第1の走査レンズ5a
は球面レンズ、もしくはシリンドリカルレンズ、もしく
はトーリックレンズより成り、第2の走査レンズ5bは
トーリックレンズ、もしくはシリンドリカルレンズより
成っている。
【0037】第1、第2の走査レンズ5a,5bは、各
々主走査断面内における有効部(有効長)8bが光軸6
に対して互いに異なるように、また主走査断面内におけ
る形状(母線形状)が光軸6に対して対称と成るように
形成されている。
【0038】第1の走査レンズ5aは一対の位置決め基
準面9a1,9a2を光軸6を挟んで光偏向器3側の面
に有している。
【0039】第2の走査レンズ5bは一対の位置決め基
準部9b1.9b2を光軸6を挟んで光偏向器3側の面
に有しており、該位置決め基準部9b1,9b2が各々
2つの位置決め基準面9b11,9b12・9b21,
9b22を副走査方向に離して有している。本実施形態
における第2の走査レンズ5bは2つの位置決め基準面
9b11,9b21(9b12,9b22)上の点を結
ぶ直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面(9b1
1.9b12,9b21.9b22のうち3つ以上)上
の点で形成される平面が光軸6に対して非直交と成るよ
うに配置されている。
【0040】7は被走査面としての感光ドラム面(像担
持体面)、8a,8bは各々有効部(レンズ有効領域)
である。
【0041】10は反射ミラー(以下、「BDミラー」
と記す。)であり、感光ドラム面7上の走査開始位置の
タイミングを調整するための同期信号検知用の光束(B
D光束)を後述する同期検出素子12側へ反射させてい
る。
【0042】11は結像レンズ(以下、「BDレンズ」
と記す。)であり、同期検出素子12面とBDミラー1
0面とが略共役関係に成るようにその屈折力が設定され
ている。
【0043】12は同期検出素子としての光センサー
(以下、「BDセンサー」と記す。)であり、本実施形
態ではBDセンサー10からの出力信号を検知して得ら
れた同期信号(BD信号)を用いて感光ドラム面7上へ
の画像記録の走査開始位置のタイミングを調整してい
る。
【0044】尚、BDミラー10、BDレンズ11、そ
してBDセンサー12等の各要素は同期位置検出手段
(BD光学系)の一要素を構成している。
【0045】本実施形態において光源ユニット1から出
射した光束は該光源ユニット1内のコリメーターレンズ
(不図示)で略平行光束に変換され、絞り(不図示)に
よってその光束断面の大きさが制限され、シリンドリカ
ルレンズ2に入射している。シリンドリカルレンズ2に
入射した略平行光束のうち主走査断面内においてはその
ままの状態で出射する。このとき光偏向器3の偏向面3
aに対し斜め方向から入射する。また副走査断面内にお
いては収束して光偏向器3の偏向面3aにほぼ線像(主
走査方向に長手の線像)として結像している。そして光
偏向器3の偏向面3aで反射偏向された光束は第1のf
θレンズ5a、第2のfθレンズ5bを介して感光ドラ
ム7面上にスポット状に結像され、該光偏向器3を矢印
A方向に回転させることによって、該感光ドラム面上を
矢印B方向(主走査方向)に等速度で光走査している。
これにより記録媒体としての感光ドラム面7上に画像記
録を行っている。
【0046】このとき感光ドラム面7上を光走査する前
に該感光ドラム面7上の走査開始位置のタイミングを調
整する為に、光偏向器3で反射偏向された光束の一部を
BDミラー10、そしてBDレンズ11を介してBDセ
ンサー12に導光している。そしてBDセンサー12か
らの出力信号を検知して得られた同期信号(BD信号)
を用いて感光ドラム面7上への画像記録の走査開始位置
のタイミングを調整している。
【0047】ここで複数の位置決め基準面9a1,9a
2,9b11.9b12,9b21.9b22の面精度
を悪化させることなく、第1、第2の走査レンズ5a,
5bを高精度に位置決めする手段について説明する。
【0048】本実施形態においては上記の如く第1の走
査レンズ5aのポリゴンミラー3側のレンズ面5a1に
光軸方向の位置決めする2つの位置決め基準面9a1,
9a2を光軸6を挟んで設けている。この位置決め基準
面9a1,9a2は第1の走査レンズ5aのレンズ有効
領域外の外形部15a1,15a2に各々設けられてお
り、かつ該外形部15a1,15a2と同一の平面上に
形成されている。
【0049】また本実施形態においては上記の如く第2
の走査レンズ5bのポリゴンミラー3側のレンズ面5b
1に光軸方向の位置決めする4つの位置決め基準面9b
11.9b12・9b21.9b22を光軸6を挟んで
各々設けている。この位置決め基準面9b11.9b1
2・9b21.9b22は第2の走査レンズ5bのレン
ズ有効領域外の外形部15b1,15b2に各々設けら
れており、かつ該外形部15b1,15b2から突出し
た円柱状の形状(断面形状が円)より成っている。
【0050】本実施形態では2つの位置決め基準面9b
11(9b12),9b21(9b22)上の点を結ぶ
直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面(9b11.
9b12,9b21.9b22のうち3つ以上)上の点
で形成される平面が光軸6に対して非直交と成るように
第2の走査レンズ5bを配置している。
【0051】本実施形態ではこれら位置決め基準面9a
1,9a2,9b11.9b12,9b21.9b22
を不図示の光学箱(筐体)の位置決めピンへ当接するこ
とにより、第1、第2の走査レンズ5a,5bの光軸方
向の位置決め及び主走査方向に平行な軸を中心とする回
転偏心の抑制を行っている。
【0052】本実施形態においては装置全体の小型化を
図るため走査画角を±48°と広画角としている。また
走査光学手段5をポリゴンミラー3に近接して配置する
ことによって、更に装置全体のコンパクト化を図ってい
る。
【0053】図2は走査光学手段の主走査方向の要部断
面図(主走査断面図)である。同図において図1に示し
た要素と同一要素には同符番を付している。
【0054】本実施形態における第2の走査レンズ5b
の主走査断面内における有効部(有効長)8bは光軸6
に対して異なって形成されており、光源ユニット1側の
長さBが反光源ユニット1側の長さAよりも長くなるよ
うに形成している。第2の走査レンズ5bの母線形状は
上記の如く光軸6に対して対称と成るように形成されて
いるが、有効長8bが光軸6に対して異なっているた
め、各位置決め基準面9b11.9b12,9b21.
9b22を光軸方向の同位置に設けようとすると反光源
ユニット1側の位置決め基準面9b21.9b22の突
出量を光源ユニット1側の位置決め基準面9b11.9
b12よりも同図に示す長さLだけ長くする必要が生じ
てくる。
【0055】しかしながら第2の走査レンズ5bは射出
成形によって形成されるプラスチックレンズであり、外
形部から大きく突出する部材があると前述の如く成形性
が悪化し、各位置決め基準面9b11.9b12,9b
21.9b22の面精度を劣化させてしまうという問題
点がある。
【0056】そこで本実施形態では図3に示すように各
位置決め基準面9b11.9b12,9b21.9b2
2の第2の走査レンズ5bからの突出量が一定と成るよ
うに、前述の如く第2の走査レンズ5bを光軸6を挟ん
だ2つの位置決め基準面9b11(9b12),9b2
1(9b22)上の点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の
位置決め基準面(9b11.9b12,9b21.9b
22のうち3つ以上)上の点で形成される平面が光軸6
に対して非直交と成るように第2の走査レンズ5bを配
置している。これにより上記の問題点を解決している。
【0057】ここで図3においてαは上記直線、もしく
は平面と光軸6とが成す角度であり、α≠90°であ
る。これにより各位置決め基準面9b11.9b12,
9b21.9b22等の突起物を第2の走査レンズ5b
の外形部15b1,15b2から無駄に突出させること
がなくなり、各位置決め基準面9b11.9b12,9
b21.9b22の面精度を良好に保つことができ、ま
た第2の走査レンズ5bを高精度に位置決めすることが
できる。
【0058】図4(A),(B),(C)は各々本実施
形態における第2の走査レンズ5bの光源ユニット1側
の外形部15b1に設けた位置決め基準部9b1の要部
概略図であり、図4(A)は位置決め基準部9b1の斜
視図、図4(B)は同じく正面図、図4(C)は同じく
上面図である。尚、反光源ユニット1側の外形部15b
2に設けた位置決め基準部9b2も同様の構成である。
【0059】従来、位置決め基準面は副走査方向に延在
した角柱もしくは副走査方向に2つずつ並べた角柱及び
円柱形状より形成されていた。しかしながら前者は位置
決め基準面の中央部が成形によって盛り上がり、後者は
位置決め基準面と該位置決め基準面の側面との稜線でバ
リが発生し、該位置決め基準面としての役割を果たさな
いという問題点があった。
【0060】そこで本実施形態においては図4(A),
(B)に示すように2つの位置決め基準面9b11,9
b12を副走査方向に離して並べ、その形状を前述の如
く外形部15b1から突出した円柱状より形成し、更に
位置決め基準面(9b11,9b12)と該位置決め基
準面(9b11,9b12)の側面との稜線にテーパー
を形成している。これにより成形時に発生する位置決め
基準面(9b11,9b12)の盛り上がりや位置決め
基準面(9b11,9b12)と該位置決め基準面(9
b11,9b12)の側面との稜線のバリを抑え、該位
置決め基準面(9b11,9b12)が光学箱の基準ピ
ンに確実に当接できるようにしている。
【0061】尚、本実施形態では位置決め基準面を副走
査方向に2つ設けたが、これに限らず、1つ、もしくは
3つ以上設けても良い。
【0062】以上のことから本実施形態の効果を用いれ
ば感光ドラム面7上で所望の位置に所望のスポット径で
光束を結像させることができ、これにより常に良好なる
画像を得ることができる。
【0063】尚、本実施形態では第1の走査レンズ5a
に位置決め基準面9a1,9a2を設け、第2の走査レ
ンズ5bに位置決め基準部9b1.9b2を設けたが、
その逆の構成、又は第1、第2の走査レンズ5a,5b
に同一の位置決め基準面、もしくは同一の位置決め基準
部を設けても良い。
【0064】[実施形態2]図5は本発明の実施形態2
の走査光学手段の主走査方向の要部断面図(主走査断面
図)である。同図において図3に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
【0065】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は第2の走査レンズ5bの母線形状を光軸6に対
して非対称としたことである。その他の構成及び光学的
作用は実施形態1と略同様であり、これにより同様な効
果を得ている。
【0066】即ち、第2の走査レンズ5bは実施形態1
と同様に主走査断面内における有効長8bが光軸6に対
して異なって形成されている。よって光源ユニット1側
の長さBが反光源ユニット1側の長さAよりも長い。ま
た第2の走査レンズ5bは母線形状が光軸6に対して非
対称のため、各位置決め基準面9b11.9b12,9
b21.9b22を光軸方向の同位置に設けようとする
と反光源ユニット1側の位置決め基準面9b21.9b
22の突出量を光源ユニット1側の位置決め基準面9b
11.9b12よりも更に大きくする必要がある。これ
は位置決め基準面9b11.9b12,9b21.9b
22の面精度を更に劣化させることとなり問題である。
【0067】そこで本実施形態では前述の実施形態1と
同様に第2の走査レンズ5bを光軸を挟んだ2つの位置
決め基準面9b11(9b12),9b21(9b2
2)上の点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置決め基
準面(9b11.9b12,9b21.9b22のうち
3つ以上)上の点で形成される平面が光軸6に対して非
直交と成るように第2の走査レンズ5bを配置してい
る。
【0068】ここで図5においてβは上記直線、もしく
は平面と光軸6とが成す角度であり、β(>α)≠90
度である。これにより各位置決め基準面9b11.9b
12,9b21.9b22等の突起物を第2の走査レン
ズ5bの外形部15b1,15b2から無駄に突出させ
ることがなくなり、各位置決め基準面9b11.9b1
2,9b21.9b22の面精度を良好に保つことがで
き、また第2の走査レンズ5bを高精度に位置決めする
ことができる。
【0069】また本実施形態では第2の走査レンズ5b
の周囲の部材との物理的な干渉を避けて各位置決め基準
面9b11.9b12,9b21.9b22を配置する
ことも可能となり、第2の走査レンズ5bの配置の自由
度を向上させることもできる。これにより前述の実施形
態1以上の効果が得られ、各位置決め基準面9b11.
9b12,9b21.9b22の面精度を悪化させるこ
となく、第2の走査レンズ5bを高精度に位置決めする
ことができ、常に良好なる画像を得ることができる。
【0070】[実施形態3]図6は本発明の実施形態3
の光走査装置の要部概略図、図7は図6に示した走査光
学手段の主走査方向の要部断面図(主走査断面図)であ
る。図6、図7において図1に示した要素と同一要素に
は同符番を付している。
【0071】図6、図7において35は集光機能とfθ
特性を有する走査光学手段(fθレンズ系)であり、合
成樹脂製(プラスチック製)の第1、第2の2枚の走査
レンズ(プラスチックfθレンズ)35a,35bを有
しており、光偏向器3によって反射偏向された画像情報
に基づく光束を被走査面としての感光ドラム面7上に結
像させ、かつ副走査断面内において光偏向器3の偏向面
3aと被走査面7との間を共役関係にすることにより、
倒れ補正機能を有している。
【0072】第1の走査レンズ35aはポリゴンミラー
3側に凹面を向けたメニスカス形状より成り、光軸6を
挟んで光源ユニット1側のレンズ有効走査領域外のポリ
ゴンミラー3側の外径部45a1に窪み部33を有し、
その窪み部33の中に平面より成る位置決め基準面39
a1を形成している。
【0073】また第1の走査レンズ35aは光軸6を挟
んで反光源ユニット1側のレンズ有効走査領域外のポリ
ゴンミラー3側の外径部45a2に位置決め基準面39
a2を有している。この位置決め基準面39a2は前述
の実施形態1と同様に外形部45a2と同一の平面上に
形成されている。本実施形態ではこれら位置決め基準面
39a1,39a2をイジェクターピンとは逆側のレン
ズ面(凹面)35a1に形成している。
【0074】尚、本実施形態における光走査装置の光学
的作用は前述の実施形態1と同様である。
【0075】本実施形態では位置決め基準面39a1を
光学箱の位置決めピン34(図7参照)へ当接し、また
位置決め基準面39a2を光学箱の位置決めピン(不図
示)へ当接することにより、第1の走査レンズ35aの
光軸方向の位置決め及び主走査方向に平行な軸を中心と
する回転偏心の抑制を行っている。
【0076】本実施形態においては前述の実施形態1と
同様に装置全体の小型化を図るため走査画角を±48°
と広画角としている。また走査光学手段35をポリゴン
ミラー3に近接して配置することによって、更に装置全
体のコンパクト化を図っている。
【0077】従来、光走査装置においてはポリゴンミラ
ー3近傍に不図示のモータ−やポリゴンローター、それ
にモータ−基盤が配置されており、光学箱に立設された
位置決めピン34を配置するスペースがないという問題
点があった。
【0078】そこで本実施形態では上記の如く第1の走
査レンズ35aの光源ユニット1側の外形部45a1に
窪み部33を設け、その窪み部33の一部に位置決め基
準面39a1を形成することによって、該位置決め基準
面39a1が窪み部33から突出しないようにしてい
る。
【0079】即ち、本実施形態では位置決め基準面39
a1を位置決めピン34へ当接して第1の走査レンズ3
5aを位置決めする際、その位置決めピン34が第1の
走査レンズ35aの窪み部33へ収まるように構成する
ことによって、スペースが少ないポリゴンミラー3近傍
においても第1の走査レンズ35aを精度良く位置決め
して配置することを可能としている。
【0080】更に本実施形態では第1の走査レンズ35
aのポリゴンミラー3側のレンズ面が凹面より形成さ
れ、その凹面がポリゴンミラー3側へ張り出しているの
で位置決め基準面39a1を凹面側に設けたことによっ
て、より高い効果を得ている。
【0081】第1の走査レンズ35aは、その射出成形
の際には感光ドラム面7側のレンズ面をイジェクターピ
ンで押すことによって金型から取り出される。本実施形
態では上記の如く各位置決め基準面39a1,39a2
を各々イジェクターピンとは逆側の凹面に形成したこと
によって、各位置決め基準面39a1,39a2の面精
度を向上させることができ、また第1の走査レンズ35
aを自由な位置に配置することができるので、高精度に
位置決めすることができる。さらに本実施形態の効果を
用いれば感光ドラム面7上における所望の位置に所望の
スポット径を形成させることができ、常に良好なる画像
を得ることができる。
【0082】尚、本実施形態では第1の走査レンズ35
aの光源ユニット1側の外形部45a1に窪み部33を
設け、該窪み部33の一部に位置決め基準面39a1を
形成したが、これに限らず、双方の外形部45a1,4
5a2に窪み部を設け、該窪み部の一部に位置決め基準
面を形成しても良い。また第1の走査レンズ35aに限
らず、第2の走査レンズ35bの外形部に窪み部を設
け、その一部に位置決め基準面を形成しても良い。
【0083】また各実施形態1,2,3では走査光学手
段を2枚の走査レンズより構成したが、これに限らず、
例えば単一の走査レンズ、もしくは3枚以上の走査レン
ズより構成しても良い。
【0084】[画像形成装置]次に本発明に適用される
画像形成装置の説明を行う。
【0085】図8は、前述した実施形態1から3のいず
れかの光走査装置を用いた画像形成装置(電子写真プリ
ンタ)の実施形態を示す副走査方向の要部断面図であ
る。
【0086】図8において、符号104は画像形成装置
を示す。この画像形成装置104には、パーソナルコン
ピュータ等の外部機器117からコードデータDcが入
力する。このコードデータDcは、装置内のプリンタコ
ントローラ111によって、画像データ(ドットデー
タ)Diに変換される。この画像データDiは、光走査
ユニット100に入力される。そして、この光走査ユニ
ット(光走査装置)100からは、画像データDiに応
じて変調された光ビーム(光束)103が出射され、こ
の光ビーム103によって感光ドラム101の感光面が
主走査方向に走査される。
【0087】静電潜像担持体(感光体)たる感光ドラム
101は、モータ115によって時計廻りに回転させら
れる。そして、この回転に伴って、感光ドラム101の
感光面が光ビーム103に対して、主走査方向と直交す
る副走査方向に移動する。感光ドラム101の上方に
は、感光ドラム101の表面を一様に帯電せしめる帯電
ローラ102が表面に当接するように設けられている。
そして、帯電ローラ102によって帯電された感光ドラ
ム101の表面に、前記光走査ユニット100によって
走査される光ビーム103が照射されるようになってい
る。
【0088】先に説明したように、光ビーム103は、
画像データDiに基づいて変調されており、この光ビー
ム103を照射することによって感光ドラム101の表
面に静電潜像を形成せしめる。この静電潜像は、上記光
ビーム103の照射位置よりもさらに感光ドラム101
の回転方向の下流側で感光ドラム101に当接するよう
に配設された現像器107によってトナー像として現像
される。
【0089】現像器107によって現像されたトナー像
は、感光ドラム101の下方で、感光ドラム101に対
向するように配設された転写ローラ108によって被転
写材たる用紙112上に転写される。用紙112は感光
ドラム101の前方(図8において右側)の用紙カセッ
ト109内に収納されているが、手差しでも給紙が可能
である。用紙カセット109端部には、給紙ローラ11
0が配設されており、用紙カセット109内の用紙11
2を搬送路へ送り込む。
【0090】以上のようにして、未定着トナー像を転写
された用紙112はさらに感光ドラム101後方(図8
において左側)の定着器へと搬送される。定着器は内部
に定着ヒータ(図示せず)を有する定着ローラ113と
この定着ローラ113に圧接するように配設された加圧
ローラ114とで構成されており、転写部から撒送され
てきた用紙112を定着ローラ113と加圧ローラ11
4の圧接部にて加圧しながら加熱することにより用紙1
12上の未定着トナー像を定着せしめる。更に定着ロー
ラ113の後方には排紙ローラ116が配設されてお
り、定着された用紙112を画像形成装置の外に排出せ
しめる。
【0091】図8においては図示していないが、プリン
トコントローラ111は、先に説明データの変換だけで
なく、モータ115を始め画像形成装置内の各部や、光
走査ユニット100内のポリゴンモータなどの制御を行
う。
【0092】
【発明の効果】第1の発明によれば前述の如く2つの位
置決め基準面上の点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位
置決め基準面上の点で形成される平面を光軸と非直交と
成るように走査レンズを配置することにより、該走査レ
ンズの有効部(有効長)が光軸に対して異なっていて
も、又は主走査断面内における形状が光軸に対して非対
称であっても位置決め基準面の面精度を悪化させること
なく、走査レンズを高精度に位置決めすることができ、
これにより常に良好なる画像を得ることができる光走査
装置及びそれを用いた画像形成装置を達成することがで
きる。
【0093】第2の発明によれば前述の如く走査レンズ
のレンズ有効領域外の外形部に窪み部を設け、該窪み部
の一部に該走査レンズの光軸方向の位置決めする位置決
め基準面を形成することにより、位置決め基準面を自由
に配置することができ、これにより省スペース化を図る
など位置決め基準面を自由に配置して走査レンズの配置
の自由度を高めることができる光走査装置及びそれを用
いた画像形成装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の要部概略図
【図2】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図3】 本発明の実施形態1の主走査断面図
【図4】 本発明の実施形態1の光走査装置の位置決め
基準面を示す図
【図5】 本発明の実施形態2の主走査断面図
【図6】 本発明の実施形態3の要部概略図
【図7】 本発明の実施形態3の主走査断面図
【図8】 本発明の画像形成装置を示す要部概略図
【図9】 従来の光走査装置を示す要部概略図
【符号の説明】
1 光源ユニット 2 シリンドリカルレンズ 3 偏向手段(ポリゴンミラー) 4 駆動手段 5 走査光学手段 5a 第1の走査レンズ 5b 第2の走査レンズ 6 光軸 7 被走査面(感光ドラム面) 8a,8b 有効部 9a1,9a2, 位置決め基準面 9b1,9b2 位置決め基準部 9a11,9a12,9a21,9a22 位置決め
基準面 15a1,15a2,15b1,15b2 外形部 33 窪み部 34 位置決めピン 35 走査光学手段 35a 第1の走査レンズ 35b 第2の走査レンズ 38a,38b 有効部 39a1,39a2 位置決め基準面 45a1,45a2 外形部 10 BDミラー 11 BDレンズ 12 BDセンサー 100 光走査装置 101 感光ドラム 102 帯電ローラ 103 光ビーム 104 画像形成装置 107 現像装置 108 転写ローラ 109 用紙カセット 110 給紙ローラ 112 転写材(用紙) 113 定着ローラ 114 加圧ローラ 116 排紙ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 AA42 AA45 AA47 AA48 BA86 BA90 DA03 2H045 AA01 CA63 DA02 DA04 2H087 KA19 LA22 PA02 PA17 PB02 QA02 QA06 RA07 RA08 UA01 5C072 AA03 BA17 CA06 DA02 DA21 DA23 HA02 HA13 XA01 XA05

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源手段から出射した光束を偏向する偏
    向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面
    上に結像させる1枚以上の走査レンズを有する走査光学
    手段と、を有する光走査装置において、 該走査レンズの1以上は、その光軸方向の位置決めする
    位置決め基準面を複数有し、2つの位置決め基準面上の
    点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面上の
    点で形成される平面が該光軸と非直交と成るように配置
    され、 主走査断面内において光軸を挟む有効部は互いに異なっ
    ていることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 光源手段から出射した光束を偏向する偏
    向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面
    上に結像させる1枚以上の走査レンズを有する走査光学
    手段と、を有する光走査装置において、 該走査レンズの1以上は、その光軸方向の位置決めする
    位置決め基準面を複数有し、2つの位置決め基準面上の
    点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面上の
    点で形成される平面が該光軸と非直交と成るように配置
    され、 主走査断面内における形状が該光軸に対して非対称であ
    ることを特徴とする光走査装置。
  3. 【請求項3】 光源手段から出射した光束を偏向する偏
    向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査面
    上に結像させる1枚以上の走査レンズを有する走査光学
    手段と、を有する光走査装置において、 該走査レンズの1以上は、その光軸方向の位置決めする
    位置決め基準面を複数有し、2つの位置決め基準面上の
    点を結ぶ直線、もしくは3つ以上の位置決め基準面上の
    点で形成される平面が該光軸と非直交と成るように配置
    され、 主走査断面内において光軸を挟む有効部は互いに異なっ
    ており、かつ主走査断面内における形状が該光軸に対し
    て非対称であることを特徴とする光走査装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の位置決め基準面は光軸を挟ん
    で各々設けられていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の光走査装置。
  5. 【請求項5】 前記位置決め基準面は副走査方向に2つ
    以上離れて設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至4の何れか1項に記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記位置決め基準面は、前記走査レンズ
    のレンズ有効領域外の外形部から突出して設けられてお
    り、かつ円柱状より成ることを特徴とする請求項1乃至
    5の何れか1項に記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記位置決め基準面と該位置決め基準面
    の側面との稜線にテーパーを形成したことを特徴とする
    請求項6記載の光走査装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め基準面は、前記走査レンズ
    のレンズ有効領域外の外形部に設けられており、かつ該
    外形部と同一の平面上に形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の光走査装置。
  9. 【請求項9】 前記走査レンズの1以上はプラスチック
    材より成形されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の光走査装置。
  10. 【請求項10】 光源手段から出射した光束を偏向する
    偏向手段と、該偏向手段により偏向された光束を被走査
    面上に結像させる1枚以上の走査レンズを有する走査光
    学手段と、を有する光走査装置において、 該走査レンズの1以上は、光軸を挟んだ少なくとも一方
    のレンズ有効領域外の外形部に窪み部を有し、該窪み部
    に該走査レンズの光軸方向の位置決めする位置決め基準
    面を形成したことを特徴とする光走査装置。
  11. 【請求項11】 前記走査レンズの1つは光軸を挟んだ
    他方のレンズ有効領域外の外形部に窪み部を有しておら
    ず、該窪み部を有さないレンズ有効領域外の外形部に位
    置決め基準面を有し、該位置決め基準面は該外形部と同
    一の平面上に形成されていることを特徴とする請求項1
    0記載の光走査装置。
  12. 【請求項12】 前記走査レンズの1つは凹面を有し、
    前記位置決め基準面は該走査レンズの凹面側に形成され
    ていることを特徴とする請求項10又は11記載の光走
    査装置。
  13. 【請求項13】 前記位置決め基準面はイジェクターピ
    ンと逆側の面に形成されていることを特徴とする請求項
    10、11又は12記載の光走査装置。
  14. 【請求項14】 前記走査レンズの1以上はプラスチッ
    ク材より成形されていることを特徴とする請求項10記
    載の光走査装置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の光走査装置と、前記被走査面に配置された感光体
    と、前記光走査装置で走査された光束によって前記感光
    体上に形成された静電潜像をトナー像として現像する現
    像器と、前記現像されたトナー像を被転写材に転写する
    転写器と、転写されたトナー像を被転写材に定着させる
    定着器とを有していることを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至14のいずれか1項に記
    載の光走査装置と、外部機器から入力したコードデータ
    を画像信号に変換して前記光走査装置に入力せしめるプ
    リンタコントローラとを有していることを特徴とする画
    像形成装置。
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