JP2004109333A - 光走査用レンズ・光走査装置・画像形成装置 - Google Patents

光走査用レンズ・光走査装置・画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラー画像や多色画像の形成において色ずれや色むらを簡易に軽減させる。
【解決手段】光源側からの光束を光偏向器により偏向させ、走査結像光学系により被走査面に向けて集光し、被走査面上に光スポットを形成して被走査面の光走査を行う光走査装置において、走査結像光学系の少なくとも一部として用いられるレンズであって、主走査方向を長手方向、副走査方向を幅方向とする短冊形で、少なくとも副走査方向にパワーを持ち、幅方向の向きを正逆いずれにしても使用可能で、長手方向に沿って幅方向に湾曲させた光走査用レンズ7Mである。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は光走査用レンズ・光走査装置・画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光走査により光導電性感光体に画像書込みを行って静電潜像を形成し、形成された静電潜像をトナー画像として可視化し、シート状記録媒体上に転写・定着して画像形成を行う画像形成装置は、デジタル複写機、光プリンタ、光プロッタ、ファクシミリ装置等に関連して広く実施されている。
【0003】
近来、2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置が「カラー画像や多色画像の形成用」として実現されている。
【0004】
光走査装置による光走査には「走査線の曲がり」が発生しやすい。走査線の曲がりは一般に微弱であるので、形成される画像が「単一色のトナーによるモノクロ画像」である場合には、目視で走査線の曲がりの影響を視認することはできず、走査線曲がりは実質的な問題を生じない。
【0005】
しかしながら、上記の如きカラー画像や多色画像の形成の場合には、異なる光導電性感光体における走査線の曲がりが相互に異なると、異なる色のトナー画像が重ね合せられるときに走査線相互のずれにより、再現される色に「色むら」や「色ずれ」といった問題が生じる。
【0006】
「色ずれや色むら」を発生させる原因となる走査線の曲がりを補正する方法として、従来、走査結像光学系に含まれる長尺レンズをフレーム等に固定し、長手方向中央部を押圧螺子で押圧して長尺レンズに撓みを形成し、この撓みにより走査線の曲がりを補正する方法(例えば特許文献1参照)、平面ミラーの4隅をフレーム等に固定してミラー中央部を押圧螺子で押圧し、鏡面の変形を利用して走査線の曲がりを補正する方法(例えば特許文献2参照)、光走査装置の光路中に「平行でない透明光学部材」を配置する方法(例えば特許文献3参照)等が知られている。
【0007】
上記方法はいずれも、光学素子を光走査装置に装着後、変形させたり回転させたりして走査線の曲がりを補正するものである。
【0008】
【特許文献1】
特開昭52−49850号公報
【特許文献2】
特開平 6−286226号公報
【特許文献3】
特公平 4− 55282号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、カラー画像や多色画像の形成において問題となる上記色ずれや色むらを簡易に軽減させることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の光走査用レンズは「光源側からの光束を光偏向器により偏向させ、走査結像光学系により被走査面に向けて集光し、被走査面上に光スポットを形成して被走査面の光走査を行う光走査装置において、走査結像光学系の少なくとも一部として用いられるレンズ」であって、以下の如き特徴を有する。
【0011】
即ち、光走査用レンズは「主走査方向を長手方向、副走査方向を幅方向とする短冊形」で、少なくとも副走査方向にパワーを持ち、「幅方向の向きを正逆いずれにしても使用可能」であり、長手方向に沿って幅方向に湾曲されている。
【0012】
即ち、この発明の光走査用レンズは「長手方向に沿って幅方向に意図的に湾曲させられている」のである。
【0013】
光走査用レンズの1例としてシリンドリカルレンズを考えると、シリンドリカルレンズはレンズ面がシリンダ面をなすものであり、これに平行光束を入射させるときは、結像光束は、シリンドリカルレンズの焦点面上にシリンダ面の軸方向(シリンダ面を一部とする円筒の軸の方向)に平行な直線状に結像する。このような線状の結像を仮に「結像線」と呼ぶことにする。また、便宜状、シリンドリカルレンズにおける上記シリンダ面の軸方向を長手方向と呼び、長手方向と光軸とに直交する方向を幅方向と呼ぶことにする。
【0014】
シリンドリカルレンズをその長手方向に沿って幅方向に湾曲させた状態で、平行光束を入射させると、上記結像線も「シリンドリカルレンズの湾曲」に対応して湾曲するようになる。この発明の光走査用レンズにおいて「光走査用レンズを長手方向に沿って幅方向に湾曲させる」とは、この場合のように、当該光走査用レンズの「副走査方向のレンズ作用の効果」が、主走査方向にそって湾曲することを意味する。
【0015】
従って、光走査用レンズの湾曲は「レンズ形状自体として湾曲している」場合もあるが、「レンズの外形形状には湾曲が無く、レンズ面が湾曲している」場合もある。例えば、上記シリンドリカルレンズの場合を例に取ると、シリンドリカルレンズの湾曲は、レンズ自体の外形形状を湾曲させることによって達成できるが、レンズの外形形状は短冊状としてその長辺が共に直線状であるようにし、レンズ面におけるシリンダ面の軸が湾曲するようにすることによっても達成できるのである。
【0016】
この発明の「意図的に湾曲させられた光走査用レンズ」は、被走査面上における走査線を変形させる機能を持つ。一例として、走査結像光学系が複数のレンズで構成され、被走査面上における走査線が直線をなすように設定されている場合に、上記複数のレンズのうち1枚を、主走査方向に湾曲させた光走査用レンズに代えると、走査線は光走査用レンズの湾曲に応じて湾曲することになる。
【0017】
別の例として、複数のレンズで構成された走査結像光学系において「各レンズの組付け誤差や加工誤差」に起因して、被走査面上の走査線に曲がりが生じている場合、レンズの1枚を「湾曲させた光走査用レンズ」に代えることにより、被走査面上の走査線の曲がりを変形させることができる。
【0018】
この場合の「走査線の曲がりの変形」は、取り代えられた光走査用レンズにおける湾曲の向きに応じて「曲がりが弱まる」ように変化することも、逆に「曲がりが強まる」ように変化することもある。また、走査線の曲がりの向き(曲がりにおける凸の向き)が逆転することもある。
【0019】
この発明の光走査用レンズは「幅方向の向きを正逆いずれにしても使用可能」であるので、被走査面上に生じる走査線の曲がりの状態に応じ、幅方向の向きを適宜に選択することにより、走査線の曲がりを弱めたり、曲がりの向きを反転させたりすることが可能になる。
【0020】
例えば、4つの光導電性感光体に対して別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をイエロー・マゼンタ・シアン・黒の各色のトナーで可視化し、各色トナー画像をシート状記録媒体上に転写して重ね合せてカラー画像を形成する場合、光走査装置の光学系の組付け誤差の影響で、各光導電性感光体における走査線の曲がりの向きが区々であるような場合、光走査用レンズの幅方向の向きを光導電性感光体ごとに適宜に設定することにより走査線曲がりの向きを揃えることができる。
【0021】
あるいは、4つの光導電性感光体に対する走査線のそれぞれが、同じ向きに曲がっているが、そのうちの1つが他のものに比して曲がりが著しいような場合、この走査線に関係する光走査用レンズの「幅方向の向き」を逆にすることにより当該走査線の曲がりを弱め、他の走査線と同程度の曲がりとすることができる。
【0022】
請求項1記載の光走査用レンズは、走査結像光学系において「最も被走査面側に用いられる、主走査方向に長尺のレンズ」であることができる。勿論、走査結像光学系を構成するレンズのうち「光偏向器により近い位置」に配置されるレンズを光走査用レンズとすることもできるが、長尺のレンズは意図的な湾曲を形成し易いので作製が容易であるという利点がある(請求項2)。
【0023】
請求項1または2記載の光走査用レンズは「レンズ面を囲繞するようにリブが一体化された構成」とすることができる(請求項3)。
【0024】
この請求項3記載の光走査用レンズは「成形」により作製することができる。この場合、主走査方向に沿って形成されたリブ部の厚みを、副走査方向における一方の側と他方の側とで異ならせ、この「厚みの差」により成形時に湾曲を生じさせるようにできる(請求項4)。
【0025】
請求項1〜4の任意の1に記載の光走査用レンズは「主走査方向の位置決めを行うための突起」を有することができる(請求項5)。
【0026】
この発明の光走査装置は「2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置に用いられる光走査装置」であって、上記請求項1〜5の任意の1に記載の光走査用レンズを有し、この光走査用レンズを、走査線の曲がりが所定の向きに発生するように使用することを特徴とする(請求項6)。
【0027】
請求項6記載の光走査装置において「各光導電性感光体に対して光走査を行う光走査装置」は光導電性感光体ごとに独立していても良い。この場合には、光導電性感光体の数と同数の光走査装置が用いられることになるが、この場合、複数の光走査装置には「請求項1〜5の任意の1に記載の光走査用レンズ」を用いないものがあっても良い。請求項1〜5の任意の1に光走査用レンズが用いられない場合には、光走査用レンズに代えて「湾曲を有さないもの」が用いられる。
【0028】
上記請求項6記載の光走査装置は「2以上の光源から放射された光束を、共通の光偏向器により偏向し、各偏向光束を走査結像光学系により複数の光導電性感光体に導光して各光導電性感光体上に光スポットを形成して光走査を行うようにし、請求項1〜5の任意の1に記載の光走査用レンズを、光導電性感光体ごとに個別的に設け、且つ、各光導電性感光体の走査線の曲がりが所定の向きに揃うように使用する」ことができる(請求項7)。
【0029】
この請求項7記載の光走査装置は、共通の光偏向器により偏向される2以上の光束を「光偏向器に関して互いに逆の向きに振り分」け、光偏向器の両側に用いられる光走査用レンズの幅方向の向きを互いに逆にした構成とすることができる(請求項8)。
【0030】
請求項7または8記載の光走査装置はまた「各光走査用レンズの主走査方向における傾きを調整する手段」を有することができる(請求項9)。このようにすると「走査線の傾き具合の調整」が可能になる。
【0031】
請求項6〜9の任意の1に記載の光走査装置は「光走査用レンズの湾曲の程度を調整する手段」を有することができる(請求項10)。このようにすると「走査線の曲がり具合」を微調整することが可能になる(請求項11)。
【0032】
この発明の画像形成装置は「2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置」であって、各光導電性感光体を光走査する光走査装置として請求項6〜10の任意の1に記載の光走査装置が用いられることを特徴とする(請求項11)。
【0033】
このような画像形成装置は一般に「タンデム型」と呼ばれ、複数の光導電性感光体は、これらに形成されるトナー画像を転写される転写媒体の転写面の移動方向に沿って設けられる。各トナー画像は最終的には「シート状記録媒体」に転写され、定着される。シート状記録媒体へのトナー画像の転写は、各光導電性感光体からシート状記録媒体へ直接転写しても良いし(直接転写方式)、中間転写ベルト等の中間転写媒体を介して転写を行っても良い(中間転写方式)。
【0034】
「シート状記録媒体」は、転写紙やOHPシート(オーバヘッドプロジェクタ用プラスチックシート)等である。
【0035】
上記請求項11記載の画像形成装置は、光源および光導電性感光体の数を3または4とし、各光導電性感光体に形成される静電潜像を互いに異なる色のトナーとして可視化し、シート状記録媒体上で合成してカラー画像として形成するように構成することができる。この場合、トナーの色は、イエロー・マゼンタ・シアンあるいは赤・緑・青の3色、あるいはこれらに黒を加えた4色である。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を説明する。
図1は光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。
この光走査装置は「カラー画像形成用の光走査装置」であり、4個の光源から放射された光束により、4個の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成するものである。
【0037】
図1(a)は、複数の光源から被走査面に至る光路を展開状態で示している。
【0038】
符号1M、1C、1Y、1Bは光源としての半導体レーザを示す。以下の説明において、M、C、Y、Bは「トナーの色に関連する符号」であり、Mはマゼンタ、Cはシアン、Yはイエロー、Bは黒に関連することを表す。即ち、光源1M(1C、1Y、1B)は、マゼンタトナー(シアントナー、イエロートナー、黒トナー)により可視化されるべき静電潜像を形成するための光束を放射する光源である。
【0039】
図1(a)において、光源1Cから放射された光束はカップリングレンズ2Cによりカップリングされ、アパーチュア3Cによりビーム整形され、シリンドリカルレンズ4Cにより回転多面鏡51の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像する。
【0040】
図1(b)は、図1(a)に示す光学系の「回転多面鏡以後の光学配置」を示す図である。図1(b)に示すように、回転多面鏡51により反射偏向された(光源1Cからの)光束はレンズ6Cを透過し、光路折曲げミラーm4、レンズ7C、光路折曲げミラーm5、m6を介して、被走査面の実体をなす光導電性感光体8Cに導光され、光導電性感光体8Cを光走査する。
【0041】
この光走査により、光導電性感光体8Cに「シアン色トナーで可視化されるべき静電潜像」が書き込まれる。
【0042】
図1(a)において、光源1Yから放射された光束はカップリングレンズ2Yによりカップリングされ、アパーチュア3Yによりビーム整形され、シリンドリカルレンズ4Yにより回転多面鏡51の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像する。
【0043】
図1(b)に示すように、回転多面鏡51により反射偏向された(光源1Yからの)光束は、レンズ6Yを透過し、光路折曲げミラーm7、レンズ7Y、光路折曲げミラーm8、m9を介して、被走査面の実体をなす光導電性感光体8Yに導光され光導電性感光体8Yを光走査する。
【0044】
この光走査により、光導電性感光体8Cに「イエロー色トナーで可視化されるべき静電潜像」が書き込まれる。
【0045】
図1(a)において、光源1M、カップリングレンズ2M、アパーチュア3M、シリンドリカルレンズ4Mは、光源1C、カップリングレンズ2C、アパーチュア3C、シリンドリカルレンズ4Cと重なり合っている。また、光源1B、カップリングレンズ2B、アパーチュア3B、シリンドリカルレンズ4Bは、光源1Y、カップリングレンズ2Y、アパーチュア3Y、シリンドリカルレンズ4Cと重なり合い、回転多面鏡51は回転多面鏡52と重なり合っている。
【0046】
回転多面鏡51、52は共通の回転軸により一体として回転されるものであり「4個の光源1M〜1Cに共通の光偏向器」である。
【0047】
光導電性感光体4M(4B)の光走査を説明すると、光源1M(1B)から放射された光束はカップリングレンズ2M(2B)によりカップリングされ、アパーチュア3M(3B)によりビーム整形され、シリンドリカルレンズ4M(4B)により回転多面鏡52の偏向反射面近傍に主走査方向に長い線像として結像し、偏向されると、レンズ6M(6B)、光路折曲げミラーm1(m10)、レンズ7M(7B)、光路折曲げミラーm2(m11)、m3(m12)を介して光導電性感光体8M(8B)に導光されて光走査を行う。
【0048】
この光走査により光導電性感光体8M(8B)には「マゼンタ色(黒色)トナーにより可視化されるべき静電潜像」が書込まれる。
【0049】
この光走査装置において、レンズ6M(6C、6Y、6B)とレンズ7M(7C、7Y、7B)とが「光導電性感光体8M(8C、8Y、8B)の光走査を行う走査結像光学系」を構成し、走査結像光学系を構成する2枚のレンズのうち、レンズ7M(7C、7Y、7B)はこの発明の「光走査用レンズ」である。
【0050】
図2(a)は、図1の光走査装置に用いられている光走査用レンズのうちのレンズ7Mを代表させて示している。左図は光軸方向から見た図で、左右方向(長手方向)は主走査方向であり、上下方向(幅方向)は副走査方向である。右図は副走査方向に平行な仮想的断面によるレンズ断面形状を示している。他のレンズ7C、7Y、7Bもレンズ7Bと同一のものである。即ち、これらレンズは樹脂レンズで、同一の型を用いた成形により製造される。
【0051】
レンズ7Mは、図1に示すように、特殊な形状を持つ特殊トロイダルレンズであり、副走査方向に正のパワーを持つ(図2(a)右図)と共に、主走査方向にも弱い正のパワーを持つ。レンズ7Mは、その外形形状(レンズ光軸方向から見た形状)としては横長の矩形形状であり、長手方向に沿う上下2辺は直線状である。図2(a)の左図において、符号L1で示すのは、レンズ外形形状(矩形形状)における幅方向の中心を連ねた「中心線」であり、これはレンズ外形形状の長手方向に平行な直線である。
【0052】
これに対し、符号L0で示す線は「レンズの湾曲」を表す線で、図2(a)左図において「上向きの湾曲」となっている。この湾曲は、前述したレンズ作用の効果に湾曲をもたらす湾曲である。
【0053】
上述のように、レンズ7Mはトロイダルレンズであるから、もし上記「レンズの湾曲」がなければ、レンズ面を「光軸と主走査方向とを含む仮想断面」で切断したときのレンズ面の切り口形状は、レンズ7Mを副走査方向から見た形状(この形状を与える線を仮に「基線」と呼ぶ)に合致し、この基線を光軸に直交する平面上に射影すれば直線状となる。
【0054】
しかし実際には、レンズ7Mにはレンズの湾曲が意図的に与えられ、上記基線の上記平面上への射影は湾曲しているのである。
【0055】
このように湾曲が与えられているため、図2に示すレンズ7Mは、走査線を図2において「上に凸」となるように湾曲させる機能を持つ。
【0056】
レンズ7Mはレンズ外形が中心線L1に対して副走査方向に対称的であり、従ってレンズ7Mは図2の上下方向に関し、向きを正逆何れにしても使用できる。
【0057】
図1(b)に示す如く光走査装置を構成する際、レンズ7Mは「副走査方向における向き」を正逆任意にして使用できるので、この向きを任意にして組付けて見る。組付けに際しては、各光学素子の位置調整を行うことは言うまでも無い。このように位置調整を行っても、実際には、組付け誤差が不可避的であり、個々の光学素子にも加工誤差が存在するから、これら組付け誤差や加工誤差に起因して実際の走査線は「各光導電性感光体ごとに湾曲した」ものとなる。
【0058】
この状態において、図2(b)に示すように、レンズ7M、7C、7Y、7Bに応じて、光導電性感光体上の走査線SLM、SLC、SLY、SLBが図の如くに湾曲しているものとすると、各光導電性感光体に書込んだ静電潜像を各色トナーで可視化し、これらをシート上記録媒体上で重ね合せた場合、可視化された走査線SLM、SLC、SLY、SLBの重なり具合は図2(c)の如くなり、走査線SLM、SLCの湾曲の向きと、走査線SLY、SLBの湾曲の向きが互いに逆向きであるため「走査線相互の重なりのずれ」が大きくなり、「色ずれや色むら」の問題が顕著に現れる。
【0059】
このような場合は、例えば、図2(d)に示すようにレンズ7Yとレンズ7Bの「幅方向の向き」を逆にして光走査装置に組付ける。このようにすると、レンズ7Y、7Mの持つ「走査線の曲がりをレンズの湾曲の向きに変形する機能」により、走査線SLY、SLBは図2(c)の状態から、図2(d)に示すように湾曲の向きを反転される。このようにして各光導電性感光体における走査線の湾曲の向きが揃い、走査線相互の重なりのずれが小さくなり、「色ずれや色むら」は有効に軽減される。
【0060】
図2(e)において、走査線SLM〜SLBが可能な限り重なり合うように、画像の書き出しタイミングなどを制御するのであるが、走査線相互の湾曲量に差があるために、走査線SLM〜SLBを完全に重ね合せることはできず、その限りにおいて色ずれや色むらの発生を完全に防止することは困難である。
【0061】
形成されたカラー画像を目視した場合に、色ずれや色むらの目立たない条件として、走査線湾曲量(走査線の副走査方向における最大変化):A(mm)と、最大走査範囲:L(mm)とが、条件:
0<A/L<0.001
を満足すべきことが知られている。従って、個々の走査線SLM〜SLBは、この条件を満足するように光学素子の位置調整を実行するのが好ましい。
【0062】
図3(a)〜(e)に光走査用レンズの別の構成例を示す。図3に示す光走査用レンズ7a〜7eは何れも、図1におけるレンズ7M等として使用されることを想定している。これら図3(a)〜(e)において、左図は光軸方向から見た図で、左右方向が主走査方向、上下方向が副走査方向である。右図は、主走査方向に直交する仮想的平断面による断面図である。符号L1は上述の「中心線」、符号:L0は上述した「レンズの湾曲」を示している。
【0063】
図3(a)に示す光走査用レンズ7aは、レンズ面71を囲繞するようにリブ72を一体化されている。(b)に示す光走査用レンズ7bは、レンズ面71を囲繞するようにリブが一体化されているが、長手方向に沿うリブ部72a、72bは厚みが異なっており、リブ部72bの側の厚みが大きくなっている。このため光走査用レンズ72bを樹脂成形で製造すると、樹脂注入後の冷却過程でリブ部72aと72bとで収縮率に差が生じ、リブ部72bでの収縮率が大きいことにより、成形過程によりレンズの湾曲L0が形成される。このため光走査用レンズとして製造が容易である。
【0064】
図3(c)に示す光走査用レンズ7は、レンズ面71を囲繞するようにリブ72cが形成されているが、この光走査用レンズ7cでは、図示のように副走査方向の一方の側に取り付け用の当接突起731、732が形成されている。この場合、図のように、当接突起731、732の先端から中心線L1に至る距離:aと、中心線L1から副走査方向に他端部に至る距離:bとを、a=bとすることにより、副走査方向の向きを正逆何れにしても使用できるようにしている。
【0065】
図3(d)に示す光走査用レンズ7は、レンズ面71を囲繞するようにリブ72dが形成されているが、この光走査用レンズ7dでは、図示のように副走査方向の一方の側に取り付け用の当接突起733、734が形成され、他方の側には取り付け用の当接突起735、736が形成されている。
図の如く、当接突起733、734の先端から中心線L1に至る距離:aと、中心線L1から当接突起735、736の先端に至る距離:bとをa=bとすることにより、副走査方向の向きを正逆何れにしても使用できるようにしている。
【0066】
図3(e)に示す光走査用レンズ7は、レンズ面71の外周部にリブを有することなく、レンズ面の長手方向に沿う縁部の両端部に、副走査方向の一方の側に取り付け用の当接突起737、738が形成され、他方の側には取り付け用の当接突起739、740が形成されている。
図の如く、当接突起737、738の先端から中心線L1に至る距離:aと、中心線L1から当接突起739、740の先端に至る距離:bとをa=bとすることにより、副走査方向の向きを正逆何れにしても使用できるようにしている。
【0067】
図3(c)、(d)、(e)に示す光走査用レンズは、レンズの外形自体を主走査方向に湾曲させており、これによりレンズの湾曲L0が形成されている。
【0068】
図4に示す光走査用レンズ70は、主走査方向である長手方向の位置決めを行うための突起70A、70Bを有する。このような光走査用レンズは、図1、図2、図3に示した各種の光走査用レンズに突起70A、70Bを形成することにより実現できる。
【0069】
図5は光走査用レンズの組付けの1例を示している。符号70で示す光走査用レンズは、上の説明における光走査用レンズ7M〜7B、7a〜7c等である。光走査装置の光学系を組付けるハウジングHに固定されたフレームFには、その底面部に支持用突起F1が形成され、支持用突起F1は光走査用レンズ7の主走査方向の中央部に下方から当接する。フレームFの上側部における主走査方向の両端部近傍には螺子F2、F3が螺設され、その先端部を光走査用レンズ7の長手方向(主走査方向)の両端部近傍に当接させるようになっている。
【0070】
このように、光走査用レンズ7は、支持用突起F1と螺子F2、F3とにより3点支持されて態位設定される。勿論、光走査用レンズ7は走査線の曲がりを所定の向きとするために、副走査方向の向きを正逆適宜に設定される。螺子F2、F3の調整により「光走査用レンズ7の長手方向の傾き」を調整でき、この調整により「走査線の傾き」を調整することができる。また、螺子F2、F3により光走査用レンズ7を長手方向において撓ませることができ、この撓み量の調整により走査線の曲がりの程度を強めたり・弱めたりすることも可能である。
【0071】
図6は画像形成装置の実施の1形態を略示する図である。図中に符号60で示す部分は、図1に即して説明した「光導電性感光体8M〜8Bに光走査による画像書き込みを行うための光走査装置」であり、この部分についての説明は前述の図1に関する説明を援用する。
【0072】
光導電性感光体に対する作像工程は「光導電性感光体の均一帯電・光走査による画像書込み・現像によるトナー画像の形成・トナー画像の転写・トナー画像転写後の光導電性感光体のクリーニングのプロセス」により行われ、このため、各光導電性感光体の周囲には、帯電手段・書き込み手段・現像手段・転写手段・クリーニング手段が配置されるのであるが、これらの点に関しては既に広く知られたところであるので、図の繁雑を避けるため、帯電手段、クリーニング手段については図示を省略している。
【0073】
光導電性感光体8M〜8Bは、円筒状に形成されて時計回りに回転駆動され、図示されない帯電手段により均一帯電され、光走査装置60により各々光走査による画像書込みを受けて静電潜像(所謂「ネガ潜像」であって、画像部が露光されている)を形成される。これら静電潜像は現像手段9M〜9Bにより反転現像されてトナー画像として可視化される。
【0074】
画像を形成されるべきシート状記録媒体である転写紙は、カセット11あるいは12から給紙され、搬送ベルト10により搬送されつつ、転写チャージャCMにより光導電性感光体8Mからマゼンタ色トナー画像を、転写チャージャCCにより光導電性感光体8Cからシアン色トナー画像を、転写チャージャCYにより光導電性感光体8Yからイエロー色トナー画像を、転写チャージャCBにより光導電性感光体8Bから黒色トナー画像を順次に転写される。
【0075】
転写された上記各色トナー画像は転写紙上で重なり合い、カラー画像を構成する。このカラー画像は定着装置13により転写紙に定着される。カラー画像を定着された転写紙は排出ローラ14により装置外へ排出される。
【0076】
この画像形成装置においては、各光導電性感光体の光走査に用いられる走査結像光学系がこの発明の光走査用レンズを有し、これら光走査用レンズは、各光導電性感光体上における走査線の曲がりの向きが揃うように、副走査方向の向きを正逆適宜に設定して用いられるので、各光導電性感光体に対する走査線の向きが揃うため、色むらや色ずれを有効に軽減された良好なカラー画像を画像形成できる。
【0077】
図1、図2に即して説明した光走査用レンズ7M〜7Bは「光源側1M〜1Bからの光束を光偏向器51、52により偏向させ、走査結像光学系6M、7M〜6B、7Bにより被走査面8M〜8Bに向けて集光し、被走査面上に光スポットを形成して被走査面の光走査を行う光走査装置」において、走査結像光学系の少なくとも一部として用いられるレンズであって、主走査方向を長手方向、副走査方向を幅方向とする短冊形で、少なくとも副走査方向にパワーを持ち、幅方向の向きを正逆いずれにしても使用可能であり、長手方向に沿って幅方向に湾曲させたもの(請求項1)である。
【0078】
また、光走査用レンズ7M〜7Bは「走査結像光学系において、最も被走査面側に用いられる、主走査方向に長尺のレンズ」である(請求項2)。
【0079】
光走査用レンズはまた、図3に示す光走査用レンズ7a〜7dのように「レンズ面71を囲繞するようにリブが一体化される」ことができ(請求項3)、この場合、光走査用レンズ7b、7cのように、成形により作製され、主走査方向にそって形成されたリブ部の厚みが、副走査方向における一方の側と他方の側とで異なり、この厚みの差により成形時に湾曲が生じるようにしたものである(請求項4)ことができる。
【0080】
光走査用レンズはまた、図4に示す光走査用レンズ70のように、「主走査方向の位置決めを行うための突起70A、70B」を有することができる(請求項5)。
【0081】
図1に実施の形態を示した光走査装置は、2以上の光源1M〜1Bから放射された光束により、2以上の光導電性感光体8Mないし8Bに別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置に用いられる光走査装置であって、請求項1記載の光走査用レンズ7M〜7Bを有し、この光走査用レンズを、走査線の曲がりが所定の向きに発生するように使用したものであり(請求項6)、2以上の光源1M〜1Bから放射された光束が共通の光偏向器51、52により偏向され、各偏向光束が走査結像光学系により、複数の光導電性感光体8M〜8Bに導光して各光導電性感光体上に光スポットを形成し、各光スポットにより光走査が行われ、請求項1記載の光走査用レンズ7M〜7Bが、光導電性感光体ごとに個別的に設けられ、各光導電性感光体の走査線の曲がりが所定の向きに揃うように使用される(請求項7)。
【0082】
また、共通の光偏向器51、52により偏向される2以上の光束が、光偏向器51、52に関して互いに逆の向きに振り分けられ、光偏向器の両側に用いられる光走査用レンズ7M、7Cと、7Y、7Bの幅方向の向きが互いに逆にされている(請求項8)。
【0083】
さらに、図5に示すように、各光走査用レンズ7の主走査方向における傾きを調整する手段F、F1、F2、F3を有することができ(請求項9)、光走査用レンズ7の湾曲L0の程度を調整する手段F、F1、F2、F3を有することができる(請求項10)。
【0084】
図6に実施の形態を示した画像形成装置は、2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体9M〜8Bに別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置であって、各光導電性感光体を光走査する光走査装置として、請求項6記載の光走査装置60が用いられ(請求項11)、光源および光導電性感光体の数が4であり、各光導電性感光体8M〜8Bに形成される静電潜像が互いに異なる色のトナーとして可視化され、シート状記録媒状で合成されてカラー画像として形成される(請求項12)。
【0085】
【発明の効果】
以上に説明したように、この発明によれば新規な光走査用レンズ・光走査装置・画像形成装置を実現できる。この発明の光走査用レンズは、主走査方向に沿って副走査方向に湾曲を与えられ、副走査方向の向きを正逆何れの向きにしても使用可能であるので、副走査方向の向きを適宜に設定することにより、走査線の湾曲の向きを所望の向きにすることができる。
【0086】
従って、このような光走査用レンズを用いた光走査装置を用い、複数の光導電性感光体の光走査を行う画像形成装置では、各光導電性感光体に対する走査線の曲がりの向きを揃えることができ、色ずれや色むらを有効に軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。
【図2】図1の実施の形態における光走査用レンズとその機能を説明するための図である。
【図3】光走査用レンズの実施の形態を5例示す図である。
【図4】請求項5記載の光走査用レンズの実施の1形態を説明するための図である。
【図5】請求項9、10記載の発明の特徴部分を説明するための図である。
【図6】画像形成装置の実施の1形態を説明するための図である。
【符号の説明】
7M   光走査用レンズ
L1   光走査用レンズの幅方向における中心線
L0   光走査用レンズにおけるレンズの湾曲

Claims (12)

  1. 光源側からの光束を光偏向器により偏向させ、走査結像光学系により被走査面に向けて集光し、上記被走査面上に光スポットを形成して上記被走査面の光走査を行う光走査装置において、上記走査結像光学系の少なくとも一部として用いられるレンズであって、
    主走査方向を長手方向、副走査方向を幅方向とする短冊形で、少なくとも副走査方向にパワーを持ち、
    幅方向の向きを正逆いずれにしても使用可能であり、
    長手方向に沿って幅方向に湾曲させたことを特徴とする光走査用レンズ。
  2. 請求項1記載の光走査用レンズにおいて、
    走査結像光学系において、最も被走査面側に用いられる、主走査方向に長尺のレンズであることを特徴とする光走査用レンズ。
  3. 請求項1または2記載の光走査用レンズにおいて、
    レンズ面を囲繞するようにリブが一体化されていることを特徴とする光走査用レンズ。
  4. 請求項3記載の光走査用レンズにおいて、
    成形により作製され、主走査方向にそって形成されたリブ部の厚みが、副走査方向における一方の側と他方の側とで異なり、この厚みの差により成形時に湾曲が生じるようにしたことを特徴とする光走査用レンズ。
  5. 請求項1〜4の任意の1に記載の光走査用レンズにおいて、
    主走査方向の位置決めを行うための突起を有することを特徴とする光走査用レンズ。
  6. 2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置に用いられる光走査装置であって、
    請求項1〜5の任意の1に記載の光走査用レンズを有し、この光走査用レンズを、走査線の曲がりが所定の向きに発生するように使用することを特徴とする光走査装置。
  7. 請求項6記載の光走査装置において、
    2以上の光源から放射された光束を共通の光偏向器により偏向し、各偏向光束を走査結像光学系により、複数の光導電性感光体に導光して各光導電性感光体上に光スポットとして形成して光走査を行うものであり、
    請求項1〜5の任意の1に記載の光走査用レンズが、光導電性感光体ごとに個別的に設けられ、各光導電性感光体の走査線の曲がりが所定の向きに揃うように使用されることを特徴とする光走査装置。
  8. 請求項7記載の光走査装置において、
    共通の光偏向器により偏向される2以上の光束が、光偏向器に関して互いに逆の向きに振り分けられ、上記光偏向器の両側に用いられる光走査用レンズの幅方向の向きを互いに逆にすることを特徴とする光走査装置。
  9. 請求項7または8記載の光走査装置において、
    各光走査用レンズの主走査方向における傾きを調整する手段を有することを特徴とする光走査装置。
  10. 請求項6〜9の任意の1に記載の光走査装置において、
    光走査用レンズの湾曲の程度を調整する手段を有することを特徴とする光走査装置。
  11. 2以上の光源から放射された光束により、2以上の光導電性感光体に別個に光走査を行って静電潜像を形成し、これら静電潜像をトナー画像として可視化し、各トナー画像を共通のシート状記録媒体に転写して合成的に画像を形成する画像形成装置において、
    各光導電性感光体を光走査する光走査装置として請求項6〜10の任意の1に記載の光走査装置が用いられたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項11記載の画像形成装置において、
    光源および光導電性感光体の数が3または4であり、各光導電性感光体に形成される静電潜像が互いに異なる色のトナー画像として可視化され、シート状記録媒上で合成されてカラー画像として形成されることを特徴とする画像形成装置。
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