JP2003185954A - 走査光学系および画像形成装置 - Google Patents

走査光学系および画像形成装置

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JP2003185954A
JP2003185954A JP2001388588A JP2001388588A JP2003185954A JP 2003185954 A JP2003185954 A JP 2003185954A JP 2001388588 A JP2001388588 A JP 2001388588A JP 2001388588 A JP2001388588 A JP 2001388588A JP 2003185954 A JP2003185954 A JP 2003185954A
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JP2001388588A
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Nobuaki Ono
信昭 小野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の光学特性を得ることが容易な1層の光
学素子を副走査方向に正確に位置規制して複数段積み重
ねて、小型化、コストダウンを図りつつ、所望の光学性
能を得る。 【解決手段】 2枚の走査レンズ65,65の各々の主
走査対応方向両端部には、上面側に突出する凸状段部6
51を設け、下面側に前記上面側に突出する凸状段部の
分だけ切欠かれた凹状段部652を設けてある。各段部
651,652の壁面は、光軸に平行に形成してある。
下層のレンズ65の上面に突出する凸状段部651の部
分が上層の走査レンズ65の凹状段部652に嵌合され
ることにより、2枚の走査レンズ65、65の主走査対
応方向の相対的な位置関係が規定される。走査レンズ6
5の主走査対応方向中間部には、下面側に突出する凸部
631と上面側に凸部631と嵌合する凹部632を設
けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査光学系および
画像形成装置に関し、特に、デジタル複写機、レーザF
AX、レーザ印刷機、レーザプロッタ等に使用される走
査光学系および該走査光学系を用いる画像形成装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機、レーザFAX、
レーザ印刷機、レーザプロッタ等の各機器のカラー化に
伴い、カラー画像を得るためのカラー画像形成装置が開
発されており、近年は、複数の光源から出射されるレー
ザビームを走査ビームとして出射する光学手段を1つの
ハウジングに一体的に形成し、前記ハウジングより出射
される各走査ビームを各々の走査ビームに対応して設け
られた複数の感光体に各々結像させて複数色の画像(潜
像)を形成し、各感光体上の画像を記録紙に重ねて転写
してカラー画像を得るカラー画像形成装置(タンデム方
式のカラー画像形成装置)が知られるようになってき
た。例えば、4つの感光体ドラムを記録紙の搬送方向に
配列し、これらの各感光体ドラムに対応した走査ビーム
で同時に露光して潜像をつくり、これらの潜像をイエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの各々異なる色の
現像剤を使用する現像器で可視像化した後、これらの可
視像を同一の記録紙に順次重ね合わせて転写し、カラー
画像を得るデジタル複写機やレーザプリンタが実用化さ
れている。
【0003】このような画像形成装置において、光走査
を行う際、複数の走査手段が用いられるが、その走査手
段を配置するために大きなスペースが必要となり、装置
全体が大型化することから、例えば、特開平4−127
115号公報に開示されているように、複数の光ビーム
を単一の偏向器に入射させて走査し、光学素子を副走査
方向に重ね合わせて配置する方式等が提案されている。
また、この公報にも開示されているように、複数の光ビ
ームを単一の偏向器に入射させ、各走査手段を階層状に
構成することで光走査装置を一体ハウジングで構成し、
構成を簡素化する試みがなされている。なお、特開平1
0−3052号公報には、光学部品に熱膨張が生じても
光軸中心がシフトしないように、レンズ等の光学部品を
多段に保持できる光学部品の保持装置が示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、走査レンズ等の
光学素子は、プラスチック化が進んでおり、成形法によ
り製造されるので生産性が良く、低コスト化が進んでい
る。しかしながら、前述の特開平4−127115号公
報にも開示されているような、1つのレンズホルダに2
枚のレンズを積層状に収容させるように構成した場合、
レンズの各面と当接する位置決め面をレンズホルダに多
層状に形成することは製造上難しく、従って所望の光学
特性を得ることが難しい。またレンズホルダを取付ける
基台が複雑且つ大型化するといった問題点を有してい
た。また、特開平10−3052号公報に記載の光学部
品の保持方法では、基台に複数の当接基準面を形成し且
つ光学部品にも精密な加工が要求されるため製造が難し
いく、従って所望の光学性能も得られない。また、タン
デム方式では、それぞれ異なる光路を持った4色の重ね
合わせに、色ずれ(例えば、複写機の場合は版ずれ)が
生じる問題点を有しており、製造段階において適切な調
整がなされていないと、以後の電気的な補正だけではこ
の問題点を解消できないといった問題点を有していた。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、レンズホルダが不要
で、光学素子を保持する基台の構造の簡略化と小型化が
図れ、加工が容易であり乍ら、副走査方向に積み重ねら
れた複数の光学素子の位置関係を正確に規定でき、所望
の光学性能が得られ易い走査光学系を提供することにあ
る。特に、請求項1に記載の発明の目的は、複数の光学
素子を副走査方向に積み重ねた状態で保持する基台の構
成の簡略化と製造の容易化を実現し得る走査光学系を提
供することにある。また、請求項2に記載の発明の目的
は、上述の基台の小型化と構成の簡素化を実現し得る走
査光学系を提供することにある。また、請求項3に記載
の発明の目的は、副走査方向に積み重ねられた複数の光
学素子の相対位置を正確に設定でき、所望の光学性能を
発揮させ得る走査光学系を提供することにある。
【0006】また、請求項4に記載の発明の目的は、簡
素な構成で、副走査方向に積み重ねた複数の光学素子相
互の光軸方向と、主走査対応方向の位置を規定でき、所
望の光学性能を発揮させ得る走査光学系を提供すること
にある。また、請求項5に記載の発明の目的は、簡素な
構成で、副走査方向に積み重ねた複数の光学素子相互の
主走査対応方向位置関係を、正確に規定でき、所望の光
学性能を発揮させ得る走査光学系を提供することにあ
る。また、請求項6に記載の発明の目的は、簡素な構成
で、副走査方向に積み重ねた複数の光学素子相互の光軸
方向位置関係を規定でき、所望の光学性能を発揮させ得
る走査光学系を提供することにある。また、請求項7に
記載の発明の目的は、簡素な構成で、副走査方向に積み
重ねた複数の光学素子相互の偏向走査面に垂直な軸を中
心として回転する偏心を規定することができ、所望の光
学性能を発揮させ得る走査光学系を提供することにあ
る。
【0007】また、請求項8に記載の発明の目的は、簡
素な構成で、副走査方向に積み重ねた複数の光学素子が
互いに接する部分における密着性を向上させ、迷光を遮
断することができもってゴーストやフレアを防止し得る
走査光学系を提供することにある。また、請求項9の発
明の目的は、小型且つ低コストな画像形成装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
に係る走査光学系は、上述した目的を達成するために、
複数のレーザ光源と、前記複数のレーザ光源より出射さ
れたレーザビームを感光体上に走査する偏向器と、前記
偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を
形成する第1結像光学系および前記レーザビームを前記
感光体に集光し、且つ略等速で走査するための第2結像
光学系を備えた走査光学系において、前記第2結像光学
系は、略同一の光学素子を副走査方向に複数段積み重ね
て保持すると共に、最も基台に近い光学素子のみを前記
基台へ保持するように構成したことを特徴としている。
また、本発明の請求項2による走査光学系における、前
記第2結像光学系を構成する複数段の光学素子のうち最
も基台に近い光学素子は、主走査対応方向両端部以外で
基台へ保持するようにしたことを特徴としている。
【0009】また、本発明の請求項3による走査光学系
における、前記第2結像光学系を構成する複数の光学素
子の各々は、主走査対応方向の略中心付近の一方の面に
突起を設け、他方の面に副走査方向へ積み重ねられたと
きに隣接する他の光学素子に設けられた突起と嵌合し、
且つ相互の位置を規定する凹部を併設することを特徴と
している。また、本発明の請求項4による走査光学系に
おける、前記第2結像光学系を構成する複数の光学素子
の各々は、副走査方向に積み重ねられときに棒状部材を
貫通させ得る貫通孔を穿設してなることを特徴としてい
る。また、本発明の請求項5による走査光学系におけ
る、前記第2の結像光学系を構成する複数の光学素子の
各々は、一方の面側に突出する凸状段部を設け、他方の
面側に積み重ねられたときに隣接する他の光学素子に設
けられた前記凸状段部に係合し、且つ相互の光学素子の
主走査対応方向位置関係を規定する凹状段部を併設した
ことを特徴としている。
【0010】また、本発明の請求項6による走査光学系
における、前記第2結像光学系を構成する複数の光学素
子の各々は、一方の面側に突出するガイドレールを設
け、他方の面側に積み重ねられたときに隣接する他の光
学素子に設けられた前記ガイドレールに係合し且つ相互
の光軸方向位置関係を規定するガイド溝を併設したこと
を特徴としている。また、本発明の請求項7による走査
光学系における、前記第2結像光学系を構成する複数の
光学素子の各々は、一方の面側に突出する円弧状ガイド
面を有する第2のガイドレールを設け、他の面側に積み
重ねられたときに隣接する他の光学素子に設けられた第
2のガイドレールに係合し、且つ相互の偏光走査面に垂
直な軸を中心に回転する偏心を規定する第2のガイド溝
を併設したことを特徴としている。
【0011】さらに、本発明の請求項8に記載した発明
に係る走査光学系は、上述した目的を達成するために、
複数のレーザ光源と、前記複数のレーザ光源より出射さ
れたレーザビームを感光体上に走査する偏向器と、前記
偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を
形成する第1結像光学系および前記レーザビームを前記
感光体に集光し且つ略等速で走査するための第2結像光
学系を備えた走査光学系において、前記第2結像光学系
を構成する複数の光学素子の各々は、副走査方向へ積み
重ねられた隣接するときに他の光学素子との接触面の少
なくとも一方の面が粗してあることを特徴としている。
請求項9に記載した本発明に係る画像形成装置は、上記
の目的を達成するため、複数のレーザ光源と、感光体
と、前記複数のレーザ光源より出射されたレーザビーム
を前記感光体上に走査する偏向器と、前記偏向器の偏向
反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を形成する第1
結像光学系と、レーザビームを前記感光体に集光させ且
つ略等速度で走査させるための第2結像光学系と、帯電
ローラおよび現像装置を有し、前記感光体の被走査面を
書込走査ユニットにより走査して潜像を形成し、該潜像
を前記現像手段で可視化して画像を得る画像形成装置に
おいて、前記書込走査ユニットに含まれる前記第2結像
光学系として、請求項1〜請求項8に記載の光学素子を
用いてなることを特徴としている。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、複数のレーザ
光源と、前記複数のレーザ光源より出射されたレーザビ
ームを前記感光体上に走査する偏向器と、前記偏向器の
偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を形成する
第1結像光学系および前記レーザビームを前記感光体に
集光し、且つ略等速で走査するための第2結像光学系を
備えた走査光学系において、前記第2結像光学系を、略
同一の光学素子を副走査方向に複数段積み重ねて保持す
ると共に、最も基台に近い光学素子のみを前記基台へ保
持するように構成したので、レンズホルダが不要で、光
学素子を保持する基台の構造の簡略化と小型化が図れ、
加工が容易であり乍ら、副走査方向に積み重ねられた複
数の光学素子の位置関係が正確に規定され所望の光学性
能を発揮させ得る。請求項2に記載の発明によれば、前
記第2結像光学系を構成する複数段の光学素子のうち最
も基台に近い光学素子を、主走査対応方向両端部以外で
基台へ保持するようにしたので、上述の基台の小型化と
構成の簡素化を実現することができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、前記第2
結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、主走査
対応方向の略中心付近の一方の面に突起を設け、他方の
面に副走査方向へ積み重ねられたときに隣接する他の光
学素子に設けられた突起と嵌合し、且つ相互の位置を規
定する凹部を併設したので、積み重ねた複数の光学素子
の相対位置を正確に設定でき、所望の光学性能を発揮さ
せることができる。請求項4に記載の発明によれば、前
記第2結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、
副走査方向に積み重ねられときに棒状部材を貫通させ得
る貫通孔を穿設してあるので、簡素な構成で、副走査方
向に積み重ねた複数の光学素子相互の光軸方向と、主走
査対応方向の位置を規定でき、所望の光学性能を発揮さ
せることができる。請求項5に記載の発明によれば、前
記第2の結像光学系を構成する複数の光学素子の各々
は、一方の面側に突出する凸状段部を設け、他方の面側
に積み重ねられたときに隣接する他の光学素子に設けら
れた前記凸状段部に係合し、且つ相互の光学素子の主走
査対応方向位置関係を規定する凹状段部を併設したの
で、簡素な構成で、副走査方向に積み重ねた複数の光学
素子相互の主走査対応方向位置関係を、正確に規定で
き、所望の光学性能を発揮させることができる。
【0014】請求項6に記載の発明によれば、前記第2
結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、一方の
面側に突出するガイドレールを設け、他方の面側に積み
重ねられたときに隣接する他の光学素子に設けられた前
記ガイドレールに係合し且つ相互の光軸方向位置関係を
規定するガイド溝を併設したので、簡素な構成で、副走
査方向に積み重ねられた複数の光学素子相互の光軸方向
位置関係を規定でき、所望の光学性能を発揮させること
ができる。請求項7に記載の発明によれば、前記第2結
像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、一方の面
側に突出する円弧状ガイド面を有する第2のガイドレー
ルを設け、他の面側に積み重ねられたときに隣接する他
の光学素子に設けられた第2のガイドレールに係合し、
相互の偏光走査面に垂直な軸を中心に回転する偏心を規
定する第2のガイド溝を併設したので、簡素な構成で、
副走査方向に積み重ねた複数の光学素子相互の偏向走査
面に垂直な軸を中心として回転する偏心を規定すること
ができ、所望の光学性能を発揮させることができる。
【0015】請求項8に記載の発明によれば、前記第2
結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、副走査
方向へ積み重ねられた隣接する他の光学素子との接触面
の少なくとも一方の面が粗してあるので、簡素な構成
で、副走査方向に積み重ねられた複数の光学素子が互い
に接する部分における密着性を向上させ、迷光を遮断す
ることができ、もってゴーストやフレアを防止すること
ができる。請求項9に記載の発明によれば、複数のレー
ザ光源と、感光体と、前記複数のレーザ光源より出射さ
れたレーザビームを前記感光体上に走査する偏向器と、
前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線
像を形成する第1結像光学系と、レーザビームを前記感
光体に集光させ且つ略等速度で走査させるための第2結
像光学系と、帯電ローラおよび現像装置を有し、前記感
光体の被走査面を書込走査ユニットにより走査して潜像
を形成し、該潜像を前記現像手段で可視化して画像を得
る画像形成装置において、前記書込走査ユニットに含ま
れる前記第2結像光学系として、請求項1〜請求項8の
うちのいずれかの1項に記載の光学素子を用いてなるの
で、小型且つ低コストな画像形成装置を得ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に基づ
き、図面を参照して本発明の走査光学系および画像形成
装置を説明する。図1は、本発明に係る走査光学系を説
明するための書込走査ユニットの要部の平面図である。
図1に示す書込走査ユニットは、走査光の光源となる例
えば、レーザダイオードのような光源1、走査光に整形
するためのカップリングレンズ2、アパーチャ(絞り開
口)3、偏向反射面近傍に主走査対応方向に長い線像を
形成するシリンドリカルレンズのような第1結像光学系
4、回転偏向器(いわゆるポリゴンミラー)5、被走査
面に光スポットを形成する第2結像光学系を形成するf
θレンズのような走査レンズ6(本発明の実施の形態に
係る走査光学素子)および被走査媒体(例えば感光体)
7を具備する。
【0017】光源1から出射されたビームは、カップリ
ングレンズ2によってカップリングされると共に、アパ
ーチャ3を通過する際に、光束周辺部が遮断除去されて
ビーム整形されて、さらに第1結像光学系4によって偏
向反射面の近傍に照射され、その主走査対応方向に長い
線像を形成する。偏向器5によって走査されたビーム光
束は、走査レンズ6によって被走査媒体7上に結像す
る。偏向器5を中心として左右に走査光学系が配置さ
れ、単一の偏向器5を共用するようにレイアウトされて
いる。図2は、本発明の第1〜第8の実施の形態に係る
各走査光学素子を用いた書込走査ユニット要部を正面か
ら見た模式的断面図である。図2では、カラー複写機に
組み込まれる書込走査ユニットの副走査方向での断面図
を第2結像光学系を中心として示し、2つの走査レンズ
61,61(光学素子)を副走査方向へ積み重ねて成る
走査レンズ6の配置を示している。2つの回転多面鏡5
1,52(偏向器5)によって走査されたビーム光束
は、走査レンズ61,61からなる走査レンズ6と反射
鏡21a、レンズ22、反射鏡21bおよび21cをそ
れぞれ介して感光体としての感光ドラム8に達する。
【0018】図3および図4は、本発明の第1の実施の
形態に係る走査光学素子の一構成例と、その保持方法を
説明するための説明図である。図3は、走査光学素子の
保持方法(または保持構造。以下同じ)を示し、図4
は、図3に示す走査光学素子の斜視図を示す。図3に示
す走査光学素子の保持方法では、まず、図4に示すよう
に、走査光学素子としての走査レンズ6は、同一の材質
で且つ略同一の形状からなる二つの走査レンズ61と走
査レンズ61とを2層に重ねて、下層の走査レンズ61
の上面(一方の面)と上層の走査レンズ61の下面(他
方の面)とを貼り合わせる工程が実施される。
【0019】次に、図3に示すように、最も基台に近い
光学素子、すなわち、下層の走査レンズ61を基台9に
直接貼り付けて設置する工程が実施される。なお、下層
の走査レンズ61および上層の走査レンズ61は、通
常、基台9によって略水平に支持される。図5および図
6は、図3および図4に示す第1の実施の形態に係る走
査光学素子の他の保持方法を説明するための説明図であ
る。図5は、走査光学素子の側面(光路方向)から見た
保持方法を示し、図6は、走査光学素子の正面(光路と
直交する方向)から見た保持方法を示す。図5および図
6に示す走査光学素子の保持方法では、図4に示す走査
光学素子と同様に、2枚の走査レンズ62,62が2層
に重ねられた構成をとるが、最も基台9に近い下層の走
査レンズ62は主走査対応方向(図2において左右方
向)両端部以外、即ち、両端部より内側ずらした位置
を、基台19の一部を突出した取付部191上に取り付
けられており、これにより、下層の走査レンズ62およ
び上層の走査レンズ62がほぼ水平に支持される。
【0020】図7および図8は、本発明の第2の実施の
形態に係る走査光学素子の構成を説明するための説明図
である。 図7は、接合前の2層の走査光学素子の各構
成要素を示し、図8は、2層の走査光学素子を所定の位
置関係に重ね合わせて接合した状態を示す。図7に示す
ように、2枚の走査レンズ63,63の各々の一方の面
(この例の場合、下面)には、それぞれ角柱状の突起と
しての凸部631,631が設けられており、他方の面
(この例の場合、上面)には副走査方向に積み重ねられ
たときに隣接する他方の光学素子としての下層の走査レ
ンズ63に凹部632が設けられている。図8に示すよ
うに、下層の走査レンズ63の上部の凹部632と、上
層の走査レンズ63の下部の凸部631とを、互いに嵌
合させることにより2枚のレンズの位置ずれが無く、従
って、基台への取り付けが正確で、且つ安定した2層の
走査光学素子が構成されるので、所望の光学性能が得ら
れる。
【0021】図9は、本発明の第3の実施の形態に係る
走査光学素子の構成を説明するための説明図である。図
9に示す走査光学素子は、2枚の走査レンズ64,64
を2層に重ねて構成される。この2枚の走査レンズ6
4,64の各々は、図7に示す2枚の走査レンズ63,
63の各々と比較すると、主走査対応方向の両端部に貫
通孔641が開けられている点を除いて、図7に示す2
枚の走査レンズ63,63と同じ構成となっている。こ
の貫通孔641に棒状部材642を通して嵌合させるこ
とにより、2枚の走査レンズ64,64の光軸方向と主
走査対応方向の相対的な位置関係を規定できるようにし
ている。 図10および図11は、本発明の第4の実施
の形態に係る走査光学素子の構成を説明するための説明
図である。図10は、2層の走査光学素子の結合前の状
態を示し、図11は、2層の走査光学素子の接合状態を
示す。
【0022】図10に示す走査光学素子は、2枚の走査
レンズ65,65を図11に示すように2層に重ねて構
成される。この2枚の走査レンズ65,65の各々は、
一方の面(この例の場合、上面)側に突出する凸状段部
651を設け、他方の面(この例の場合、下面)に、上
面側に突出する分だけ切欠かれた凹状段部652を設
け、各段部の壁面は、光軸に平行に形成してある。下層
の走査レンズ65の上面に突出する凸状段部651の部
分に上層の走査レンズ65の凹状段部652に嵌合(ガ
イド)されることにより、2枚の走査レンズ65の主走
査対応方向の相対的な位置関係を規定することができる
ようにしている。また、光軸方向の位置決めを、第2の
実施の形態に示したように、一面側に形成した凸部63
1と他面側に形成した凹部632との相補作用により行
う。図12および図13は、本発明の第5の実施の形態
に係る走査光学素子の構成を説明するための説明図であ
る。
【0023】図12は、2層の走査光学素子の接合前状
態を示し、図13は、2層の走査光学素子の接合状態の
構成を示す。図12に示す走査光学素子は、図13に示
すように、2枚の走査レンズ66,66を2層に重ねて
構成されるが、この2枚の走査レンズ66,66の各々
は、上面(一面)側に走査レンズ66の光軸方向の位置
を規定するガイドレール661を形成し、下面(他面)
側に上記ガイドレール661と嵌合するガイド溝662
を形成してある。複数の走査レンズ66,66は、上層
の走査レンズ66のガイド溝662に下層の走査レンズ
66のガイドレール661が嵌まり込んでガイド面66
5においてガイドされることにより、2枚の走査レンズ
66の光軸方向の相対的な位置関係を規定できるように
している。また、走査レンズ66の中央部下面に形成し
た凸部631と、下層の走査レンズ66に形成した凹部
663とが嵌合することにより、主走査対応方向の相対
関係位置を規定する。これらによって、所望の光学性能
が得られる。
【0024】図14および図15は、本発明の第6の実
施の形態に係る走査光学素子の構成を説明するための説
明図である。図14は、2層の走査光学素子の接合前の
状態を示し、図15は、2層の走査光学素子を接合した
状態を示す。この2枚の走査レンズ67の各々は、下層
走査レンズ67の上面に形成した第2のガイドレール6
71と上層走査レンズ67の下面に形成した第2のガイ
ド溝672とが嵌合する。上層の走査レンズ67の第2
のガイド溝672に下層の走査レンズ67の第2のガイ
ドレール671がガイド面675においてガイドされる
ことにより、2枚の走査レンズ67,67を偏向走査面
に垂直な軸を中心にそれぞれ回転する偏心を規定するこ
とができ、所望の光学性能が得られるようになる。な
お、走査レンズ67,67の中心部には、図7で示した
第2の実施の形態と同様の凸部631および凹部632
が形成されている。
【0025】図16および図17は、本発明の第7の実
施の形態に係る走査光学素子の構成を説明するための説
明図である。図16は、2層の走査光学素子の接合前の
状態を示し、図17は、2層の走査光学素子の接合後の
状態を示す。この2枚の走査レンズ68の各々は、図7
に示す2枚の走査レンズ63,63の各々と比較する
と、主走査対応方向の両端部に主走査対応方向面に対し
端部に向うに従って上昇する斜面を一方の面に有する傾
斜凸部681が設けられている点と、主走査対応方向の
両端の他方の面(図16において下面)も、端部に向う
に従って上昇する斜面(但し上面の傾斜角度より大きい
角度)の斜面を有する傾斜凹部682が設けられている
点が異なる。下層の走査レンズ68の傾斜凸部681に
より上層の走査レンズ68の傾斜凹部682がガイドさ
れることにより、上層の走査レンズ68を光軸を中心に
回転する偏心を規定することができる。
【0026】なお、この位置関係が調節される際に、上
層の走査レンズ68の凸部631は、下層の走査レンズ
68の傾斜凹部682内を光軸の光軸回りに回転する。
【0027】図18は、本発明の第1の実施の形態に係
る走査光学素子の他の構成を説明するための説明図であ
る。図18は、2層の走査光学素子の接合前の状態を示
し、図19は、2層の走査光学素子が接合した状態を示
す。図18に示す走査光学素子は、走査レンズ63と走
査レンズ69とを2層に重ねて構成される。この下層側
の走査レンズ69は、図7に示す走査レンズ63と比較
すると、下層の走査レンズ69の上面部691が粗い精
度で研磨加工されている点を除いて、同じ構成をとる。
この粗い精度で研磨加工されている上面部691の存在
により、副走査方向へ積み重ねられて互いに隣接する2
枚の走査レンズ69に、内面反射光などの錯乱光が到達
しないように遮光することが可能になる。
【0028】尚、本実施の形態では、走査光学素子とし
て2枚のレンズを使用する2層構造の場合を示したが、
一般に、本発明では、3枚、4枚等任意の枚数のレンズ
を使用した多層構造の走査光学素子を使用することが可
能である。また、上述した実施の形態においては、各レ
ンズを水平に積み重ねる場合につき説明したが、上下関
係を逆にしたり、所定の角度傾斜(鉛直を含む)をもっ
て重ねる場合にも適用可能である。また、上述の各実施
の形態では、走査光学素子が組み込まれる書込走査ユニ
ットとしてカラー複写機の場合を示したが、一般に、本
発明では、走査光学素子を必要とする任意の書込走査ユ
ニットに対して適用することが可能である。図20は、
本発明の実施の形態に係る走査光学系を適用した画像形
成装置の要部の構成を示す側面図である。図20におい
て、偏光器5、走査レンズ6、感光ドラム8、反射鏡2
1a〜21c、レンズ22等は、図2で示した書込走査
ユニットの構成要素と同様である。
【0029】図20に示す画像形成装置100は、4つ
の感光ドラム8、4つの帯電ローラ101、4つの現像
装置102、4つの転写ローラ103、書込走査ユニッ
ト104、カセット105、レジストローラ対106、
給紙コロ107、排紙コロ108および転写ベルト10
9を具備している。画像形成装置100は、像担持体と
して円筒状に形成された光導電性の4つの感光ドラム8
およびフルカラー機のビーム走査装置を有している。各
感光ドラム8の周囲には、帯電ローラ101、現像装置
102、転写ローラ103が配備されている。ここで
は、帯電手段として帯電ローラ101を用いているが、
コロナチャージャを用いることもできる。さらに、上述
した本発明の第1の実施の形態から第8の実施の形態に
係る走査レンズ(走査レンズ6、走査レンズ61,6
3,64,65,66,67,68)のいずれかを採用
してなる図1に示す書込走査ユニット104が設けられ
ており、帯電ローラ101と現像装置102との中間点
において、感光ドラム8に対して光書込による露光を行
う。なお、カセット105には、記録媒体としての転写
紙が収納される。
【0030】画像形成を行うときは、光導電性の4つの
感光ドラム8、即ち、マゼンタ(M)、シアン(C)、
イエロー(Y)およびブラック(Bk)の潜像を形成す
る各感光ドラム8,8,8,8が時計回りに等速回転さ
れ、その各感光ドラム8……の表面が帯電ローラ101
により均一に帯電された後、書込走査ユニット104の
レーザビームの光書込により露光されて静電潜像が形成
される。形成された静電潜像は、いわゆる「ネガ潜像」
で画像部が露光されている。この静電潜像は、現像装置
102によって反転現像され、感光ドラム8上にトナー
画像が形成される。転写紙が収納されたカセット105
は、画像形成装置100の本体に脱着可能である。カセ
ット105が図20に示されるように装着された状態に
おいて、収納された転写紙の最上位の1枚が給紙コロ1
07により取り出されて給紙搬送系に給紙される。給紙
搬送系においては、レジストローラ対106が、給紙さ
れた転写紙の先端部を捉える。
【0031】そして、レジストローラ対106により送
り出された転写紙は、感光ドラム8上のトナー画像が転
写位置へ移動するタイミングに合わせて、4つの感光ド
ラム、即ちマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー
(Y)およびブラック(Bk)のトナーを保持している
各感光ドラム8,8,8,8と転写ローラ103との間
に送り込む。送り込まれた転写紙は、各転写部において
トナー画像に重ね合わせられ、転写ローラ103(転写
ベルト109)の作用により、4色のトナー画像が転写
紙に静電転写される。トナー画像が転写された転写紙
は、図示省略の定着装置へ送られて、定着装置において
トナー画像が定着され、排紙コロ108により排出され
る。トナー画像が定着された後の感光ドラム8の表面
は、図示しないクリーニング装置によってクリーニング
され、残留トナーや紙粉等が除去される。
【0032】このようにして、感光ドラム8に光走査に
より潜像を形成し、該潜像を可視化して所望の記録画像
を得る画像形成装置において、感光ドラム8を光走査す
る書込走査ユニット104として、上述した第1の実施
の形態〜第8の実施の形態に係る光学素子のいずれか一
つを適用した図2に示すような書込走査ユニットを用い
る。このような書込走査ユニットを用いることにより、
例えば、基台の構造が簡単且つ小型化が可能となり、製
造が容易でありながら、所望の光学性能を得る走査光学
系が得られ、延いては、低コストで所望光学性能が得ら
れる画像形成装置を提供することができる。
【0033】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、レ
ンズホルダが不要で、光学素子を保持する基台の構造の
簡略化と小型化が図れ、加工が容易であり乍ら、副走査
方向に積み重ねられた複数の光学素子の位置関係を正確
に規定でき、所望の光学性能が得られ易い走査光学系を
提供することができる。すなわち、特に、請求項1に記
載の発明によれば、複数のレーザ光源と、前記複数のレ
ーザ光源より出射されたレーザビームを感光体上に走査
する偏向器と、前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対
応方向に長い線像を形成する第1結像光学系および前記
レーザビームを前記感光体に集光し、且つ略等速で走査
するための第2結像光学系を備えた走査光学系におい
て、前記第2結像光学系は、略同一の光学素子を副走査
方向に複数段積み重ねて保持すると共に、最も基台に近
い光学素子のみを前記基台へ保持するように構成したか
ら、複数の光学素子を副走査方向に積み重ねた状態で保
持する基台の構成の簡略化と製造の容易化を実現し得る
走査光学系を提供することができる。
【0034】請求項2に記載の発明によれば、前記第2
結像光学系を構成する複数段の光学素子のうち最も基台
に近い光学素子は、主走査対応方向両端部以外で基台へ
保持するようにしたから、上述の基台の小型化と構成の
簡素化を実現し得る走査光学系を提供することができ
る。請求項3に記載の発明によれば、前記第2結像光学
系を構成する複数の光学素子の各々は、主走査対応方向
の略中心付近の一方の面に突起を設け、他方の面に副走
査方向へ積み重ねられたときに隣接する他の光学素子に
設けられた突起と嵌合し、且つ相互の位置を規定する凹
部を併設したから、積み重ねた複数の光学素子の相対位
置を正確に設定でき、所望の光学性能を発揮させ得る走
査光学系を提供することができる。請求項4に記載の発
明によれば、前記第2結像光学系を構成する複数の光学
素子の各々は、副走査方向に積み重ねられときに棒状部
材を貫通させ得る貫通孔を穿設したから、簡素な構成
で、副走査方向に積み重ねた複数の光学素子相互の光軸
方向と主走査対応方向の位置を規定でき、所望の光学性
能を発揮させ得る走査光学系を提供することができる。
【0035】請求項5に記載の発明によれば、前記第2
の結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、一方
の面側に突出する凸状段部を設け、他方の面側に積み重
ねられたときに隣接する他の光学素子に設けられた前記
凸状段部に係合し、相互の光学素子の主走査対応方向位
置関係を規定する凹状段部を併設したから、簡素な構成
で、副走査方向に積み重ねられた複数の光学素子相互の
主走査対方向位置関係を、正確に規定でき、所望の光学
性能を発揮させ得る走査光学系を提供することができ
る。請求項6に記載の発明によれば、前記第2結像光学
系を構成する複数の光学素子の各々は、一方の面側に突
出するガイドレールを設け、他方の面側に積み重ねられ
たときに隣接する他の光学素子に設けられた前記ガイド
レールに係合し相互の光軸方向位置関係を規定するガイ
ド溝を併設したから、簡素な構成で、副走査方向に積み
重ねられた複数の光学素子相互の光軸方向位置関係を規
定でき、所望の光学性能を発揮させ得る走査光学系を提
供することができる。
【0036】請求項7に記載の発明によれば、前記第2
結像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、一方の
面側に突出する円弧状ガイド面を有する第2のガイドレ
ールを設け、他の面側に積み重ねられたときに隣接する
他の光学素子に設けられた第2のガイドレールに係合
し、相互の偏光走査面に垂直な軸を中心に回転する偏心
を規定する第2のガイド溝を併設したから、簡素な構成
で、副走査方向に積み重ねられた複数の光学素子相互の
偏向走査面に垂直な軸を中心として回転する偏心を規定
することができ、所望の光学性能を発揮させ得る走査光
学系を提供することができる。請求項8に記載の発明に
よれぱ、複数のレーザ光源と、前記複数のレーザ光源よ
り出射されたレーザビームを感光体上に走査する偏向器
と、前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長
い線像を形成する第1結像光学系および前記レーザビー
ムを前記感光体に集光し且つ略等速で走査するための第
2結像光学系を備えた走査光学系において、前記第2結
像光学系を構成する複数の光学素子の各々は、副走査方
向へ積み重ねられた隣接する他の光学素子との接触面の
少なくとも一方の面が粗してあるから、簡素な構成で、
副走査方向に積み重ねた複数の光学素子が互いに接する
部分における密着性を向上させ、迷光を遮断することが
でき、もってゴーストやフレアを防止し得る走査光学系
を提供することができる。
【0037】請求項9に記載の発明によれば、複数のレ
ーザ光源と、感光体と、前記複数のレーザ光源より出射
されたレーザビームを前記感光体上に走査する偏向器
と、前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方向に長
い線像を形成する第1結像光学系とレーザビームを前記
感光体に集光させ且つ略等速度で走査させるための第2
結像光学系と、帯電ローラおよび現像装置を有し、前記
感光体の被走査面を書込走査ユニットにより走査して潜
像を形成し、該潜像を前記現像手段で可視化して画像を
得る画像形成装置において、前記感光体の被走査面の走
査を行うための書込走査ユニットに含まれる前記第2結
像光学系として、請求項1〜請求項8に記載の光学素子
を用いてなるから、小型且つ低コストな画像形成装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の走査光学系を説明するための書込走査
ユニット要部の構成を模式的に示す平面図である。
【図2】本発明の走査光学系を説明するための書込走査
ユニットの要部を正面から見た模式的な断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る走査光学系の
第2結像光学系の走査レンズ(光学素子)の一構成例
と、その保持方法を説明するための説明図である。
【図4】図3に示す走査レンズの斜視図である。
【図5】図3に示す走査レンズの他の保持方法を説明す
るための説明図である。
【図6】図5に示す走査レンズを主走査対応方向に直交
する方向からみた説明図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る2つの走査レ
ンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図8】図7に示す2つの走査レンズを接合した状態を
示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る2つの走査レ
ンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態に係る2つの走査
レンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図11】図10に示す2つの走査レンズを接合した状
態を示す斜視図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態に係る2つの走査
レンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図13】図12に示す2つの走査レンズを接合した状
態の構成を示す斜視図である。
【図14】本発明の第6の実施の形態に係る2つの走査
レンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図15】図14に示す2つの走査レンズを接合した状
態の構成を示す斜視図である。
【図16】本発明の第7の実施の形態に係る2つの走査
レンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図17】図16に示す2つの走査レンズを接合した状
態の構成を示す斜視図である。
【図18】本発明の第8の実施の形態に係る二つの走査
レンズの接合前の状態を示す斜視図である。
【図19】図18に示す二つの走査レンズを接合した状
態を示す斜視図である。
【図20】本発明の実施の形態に係る走査光学系を適用
した画像形成装置の要部の構成を示す模式的断面図であ
る。
【符号の説明】
1 光源 2 カップリングレンズ 3 アパーチャ 4 第1結像光学系 5 偏向器 6 走査レンズ(第2結像光学系) 7 被走査媒体(感光体) 8 感光ドラム 9,19 基台 12 筐体 21a,21b,21c 反射鏡 22 レンズ 51,52 回転多面鏡 61〜69 走査レンズ 100 画像形成装置 101 帯電ローラ 102 現像装置 103 転写ローラ 104 書込走査ユニット 105 カセット 106 レジストローラ対 107 給紙コロ 108 排紙コロ 109 転写ベルト 191 取付部 631 凸部 632 凹部 641 貫通孔 642 棒状部材 651 凸状段部 652 凹状段部 661 ガイドレール 662 ガイド溝 663 凹部 671 第2のガイドレール 672 第2のガイド溝 673 凹部 675 ガイド面 681 傾斜凸部 682 傾斜凹部 691 上面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/02 H04N 1/036 Z H04N 1/036 B41J 3/00 D 1/113 H04N 1/04 104A Fターム(参考) 2C362 AA45 BA85 BA86 BA90 BB14 DA02 DA03 DA06 DA09 2H044 AB09 AB17 AB18 AB21 AB25 2H045 BA22 BA34 DA02 5C051 AA02 CA07 DA02 DB02 DB22 DB24 DB30 DC04 DC07 EA01 FA01 5C072 AA03 BA01 BA02 BA04 HA02 HA09 HA13 QA14 XA01 XA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレーザ光源と、前記複数のレーザ
    光源より出射されたレーザビームを感光体上に走査する
    偏向器と、前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方
    向に長い線像を形成する第1結像光学系および前記レー
    ザビームを前記感光体に集光し且つ略等速で走査するた
    めの第2結像光学系を備えた走査光学系において、 前記第2結像光学系は、略同一の光学素子を副走査方向
    に複数段積み重ねて保持すると共に、最も基台に近い光
    学素子のみを前記基台へ保持するように構成したことを
    特徴とする走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記第2結像光学系を構成する複数段の
    光学素子のうち最も基台に近い光学素子は、主走査対応
    方向両端部以外で基台へ保持するようにしたことを特徴
    とする請求項1記載の走査光学系。
  3. 【請求項3】 前記第2結像光学系を構成する複数の光
    学素子の各々は、主走査対応方向の略中心付近の一方の
    面に突起を設け、他方の面に副走査方向へ積み重ねられ
    たときに隣接する他の光学素子に設けられた突起と嵌合
    し且つ相互の位置を規定する凹部を併設することを特徴
    とする請求項1に記載の走査光学系。
  4. 【請求項4】 前記第2結像光学系を構成する複数の光
    学素子の各々は、副走査方向に積み重ねられときに棒状
    部材を貫通させ得る貫通孔を穿設してなることを特徴と
    する請求項1または3に記載の走査光学系。
  5. 【請求項5】 前記第2の結像光学系を構成する複数の
    光学素子の各々は、一方の面側に突出する凸状段部を設
    け、他方の面側に積み重ねられたときに隣接する他の光
    学素子に設けられた前記凸状段部に係合し且つ相互の光
    学素子の主走査対応方向位置関係を規定する凹状段部を
    併設したことを特徴とする請求項1または2に記載の走
    査光学系。
  6. 【請求項6】 前記第2結像光学系を構成する複数の光
    学素子の各々は、一方の面側に突出するガイドレールを
    設け、他方の面側に積み重ねられたときに隣接する他の
    光学素子に設けられた前記ガイドレールに係合し且つ相
    互の光軸方向位置関係を規定するガイド溝を併設したこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の走査光学系。
  7. 【請求項7】 前記第2結像光学系を構成する複数の光
    学素子の各々は、一方の面側に突出する円弧状ガイド面
    を有する第2のガイドレールを設け、他の面側に積み重
    ねられたときに隣接する他の光学素子に設けられた第2
    のガイドレールに係合し且つ相互の偏光走査面に垂直な
    軸を中心に回転する偏心を規定する第2のガイド溝を併
    設したことを特徴とする請求項1に記載の走査光学系。
  8. 【請求項8】 複数のレーザ光源と、前記複数のレーザ
    光源より出射されたレーザビームを感光体上に走査する
    偏向器と、前記偏向器の偏向反射面近傍に主走査対応方
    向に長い線像を形成する第1結像光学系および前記レー
    ザビームを前記感光体に集光し且つ略等速で走査するた
    めの第2結像光学系を備えた走査光学系において、 前記第2結像光学系を構成する複数の光学素子の各々
    は、副走査方向へ積み重ねられた隣接するときに他の光
    学素子との接触面の少なくとも一方の面が粗してあるこ
    とを特徴とする請求項1または3に記載の走査光学系。
  9. 【請求項9】 複数のレーザ光源と、感光体と、前記複
    数のレーザ光源より出射されたレーザビームを前記感光
    体上に走査する偏向器と、前記偏向器の偏向反射面近傍
    に主走査対応方向に長い線像を形成する第1結像光学系
    と、レーザビームを前記感光体に集光させ且つ略等速度
    で走査させるための第2結像光学系と、帯電ローラおよ
    び現像装置を有し、前記感光体の被走査面を書込走査ユ
    ニットにより走査して潜像を形成し、該潜像を前記現像
    手段で可視化して画像を得る画像形成装置において、前
    記書込走査ユニットに含まれる前記第2結像光学系とし
    て、請求項1〜請求項8に記載の光学素子を用いてなる
    ことを特徴とする画像形成装置。
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