JP4485298B2 - 光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置に関し、特に、走査線曲がり補正機構および走査線傾き補正機構を、それぞれ独立して調整することが可能であり、且つ、光学ハウジング内にシンプルな構成で配置でき、安価な光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置に関する。
また、色ずれ等を自動的に検出し、自動的に再調整可能な光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置に関する。
レーザービームプリンタ、デジタル複写機、レーザーFAXなどのレーザー光を使用した画像形成装置では、光源からの光ビームを偏向走査する正多角形に形成されたポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーによって走査された光ビームを感光体面上に結像するための光学素子(走査レンズ)とを有する光走査装置を備えている。
このような光走査装置では、光学素子の像面湾曲特性、光学ハウジングのねじれ、ポリゴンモータの発熱による熱変形、本体内での別ユニットを熱源とする熱変形、感光体の取付け時のねじれなどによって、レーザー走査線に曲がり/傾きが発生するといった問題がある。
この走査線曲がり/傾きが発生することによって、カラーの画像形成装置では、3本ないし4本の走査線が重ならないために、色ずれの原因となる。なお、3本の走査線の場合は、RGB(レッド、グリーン、ブラック)であり、4本の走査線の場合は、CMYB(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)である。
前述の問題を解決するために、光学ハウジング内に、走査方向に沿って、長く形成された板状のガラスを配置し、このガラスを断面内で、傾けて光学ハウジングに配置したり、ガラスの厚みを変えたりすることによって、走査線曲がり/傾きを調整するという提案がある(例えば、特許文献1参照)。
また、別の提案として、光学ハウジング内の折り返しミラーを光軸方向に対して、垂直な方向に傾けることによって、走査線傾きを調整するという技術がある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、別の提案として、各レーザー走査線に対応するそれぞれの長尺レンズに、第1の走査線曲がり/傾き調整機構を備え、それぞれの調整が独立に行うようにしたものがある(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−237966号公報 特開2001−100135号公報 特開2002−182145号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、走査線曲がりの湾曲量は調整(補正)することができるものの、走査線傾きは調整することができない。そのため、それぞれの光路における走査線曲がり量が調整できたとしても、走査線傾きは調整することができず、結果として色むら、色ずれといった画像品質の劣化を招いてしまう。
また、特許文献2の技術では、走査線傾きは調整(補正)できるものの、傾き調整を行うことによって、走査線曲がりが変化してしまう。そのため、調整後にさらに、再調整が必要となり、補正値の収束性が悪い。また、走査線曲がり/傾き補正後に、各像高間の倍率が変化してしまう。(折返しミラーを回転することによって、各像高での光路長が変化してしまう。)
また、特許文献3では、前述のような不具合(走査線曲がりと走査線傾きの双方を補正できない)がないものの、調整機構自身が大掛かりであり、光学ハウジング内での配置が困難であるとともに、コストも非常にかかってしまう。
さらに、従来は光走査装置や画像形成装置が色ずれ等を起こした場合には、サービスマンがその装置の設置場所まで出向き、色ずれ等の再調整を行う必要があった。そのため、ユーザおよびサービス提供者(サービス業者,メーカーを含む)にしてみれば色ずれ等の再調整に伴う出費が大きな負担となっていた。このような場合に、色ずれ等を自動的に再調整できれば、ユーザおよびサービス提供者の双方にとって、利益が大きい。
本発明は上記の問題を解決すべくなされたものであり、走査線曲がり補正機構および走査線傾き補正機構を、それぞれ独立して調整することが可能であり、且つ、光学ハウジング内にシンプルな構成で配置でき、安価な光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置の提供を目的とする。
また、色ずれ等を自動的に検出し、自動的に再調整可能な光走査装置及びそれを搭載した画像形成装置の提供を目的とする。
この目的を達成するために請求項1,2,7記載の発明は、複数のレーザー光源からそれぞれ出射されたビームによる走査線をそれぞれ対応する感光体に結像させる複数の光学素子群(図1の長尺レンズ5)が各走査線に対応して光学ハウジング内にそれぞれ配置されると共に、前記複数の光学素子群の中の少なくとも1つを保持部材(図1の光学ハウジング13)に保持し、該保持部材が保持している光学素子を前記ビームの副走査方向に強制的に撓ませることにより走査線曲がりを調整する走査線湾曲調整手段と、該走査線湾曲調整手段により調整した走査線曲がりを維持したまま前記光学素子を傾かせることにより走査線全体の傾きを補正する走査線傾き調整手段とを備えた光走査装置において、
前記走査線湾曲調整手段と走査線傾き調整手段とを一体に構成した走査線曲がり及び傾き調整手段(図3の走査線曲がり及び傾き調整機構20)を備え、
該走査線曲がり及び傾き調整手段は、前記光学素子(図3の長尺レンズ5)を保持する保持部材(光学ハウジング13)と、該保持部材にそれぞれ固定され、前記光学素子の中央部を支持する支点(受け部13a)と、前記光学素子の左右端部をそれぞれ加圧するバネ部材からなる第1,第2のバネ加圧手段(第1,第2の板バネ21a,21b)と、該第1,第2のバネ加圧手段の加圧方向とは逆方向から前記光学素子の左右端部をそれぞれ当接支持する第1,第2の当接支持手段(第1,第2のパルスモータ22a,22b等)とを備えた構成としてある。
以上の構成および作用を図示すると、例えば図3(A),(B)、図5、図6、図8に示すようになる。そして、図3(A),(B)に示すように、長尺レンズ5の下辺中央を支点(受け部13a)で支持し、長尺レンズ5の左右端部をそれぞれ第1,第2のバネ加圧手段(第1,第2の板バネ21a,21b)で下方に加圧し、第1,第2の当接支持手段(第1,第2のパルスモータ22a,22b等)により左右端部を上方に当接支持する。
この構成において、例えば受け部13aの高さが、第1,第2の当接支持手段の突き出し量より高ければ、図5に示すように、第1,第2のバネ加圧手段により長尺レンズ5の左右両端部が下方に押下され、長尺レンズ5は凸方向に湾曲する。この凸方向湾曲のままだと、例えば図6に点線で示すようにレーザ光の軌跡も凸形状に湾曲しているが、第1,第2の当接支持手段を押し上げると、長尺レンズ5も湾曲が解消され、レーザ光軌跡も図6の実線で示すように、直線状にすることができる。以上が「走査線曲がり」の調整作用である。
また、「走査線傾き」の調整作用は、例えば第1のパルスモータ22aの出力軸22cを押し上げる方向に作動させ、第2のパルスモータ22bの出力軸22cを下げる方向に作動させると、長尺レンズ5の左端部が上がり、右端部が下がる。従って、レーザ光の軌跡は図8に示すように、初期状態では、点線で示すように、左端部が下がっていたが、パルスモータ駆動後は実線で示すように、平坦な直線状にすることができる。
すなわち、請求項1,2,7記載の発明によれば、光走査装置において、シンプル且つ安価な構成で、温度変化等の経時による「走査線曲がり」と「走査線傾き」をそれぞれ独立して調整可能となるので、色ずれ等の不具合を解消することができる。
また、請求項記載の発明は、前記第1,第2の当接支持手段は、回転角度を制御可能なモータ(第1,第2のパルスモータ22a,22b)の出力軸22cにネジを螺設し、該ネジに螺入させることにより、前記回転制御された出力軸22cの突き出し量を調整可能な袋ナット(第1,第2のアジャスタ23a,23b)を有する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図4に示すようになる。このようにすれば、パルスモータ22を回転させることによりネジを螺設した出力軸22cが回転し、該出力軸22cに螺入した袋ナット(アジャスタ23)が上下動する。ネジのピッチを細かく設定することにより、出力軸22cの上下動を細かく設定することが可能となる。
また、請求項記載の発明は、前記第1,第2の当接支持手段は、回転角度を制御可能なモータ(第1,第2のパルスモータ22a,22b)の出力軸22cに取り付けられたカム(図10(A),(B)の24)を有する構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図10(A),(B)に示すようになる。このようにすれば、第1,第2のパルスモータ22a,22bを回転させると、第1,第2のカム24a,24bが回転し、長尺レンズ5に対する突き出し量を細かく設定することが可能となる。
また、請求項7記載の発明は、前記第1,第2の当接支持手段は、該第1,第2の当接支持手段の前記支点に対する突き出し量を変化させることにより前記光学素子の走査線曲がり及び傾きを調整する手段を有する構成としてある。
また、請求項記載の発明は、請求項1〜請求項のいずれかに記載の光走査装置において、
前記複数の光学素子のそれぞれを、前記第1,第2のバネ加圧手段および第1,第2の当接支持手段により湾曲支持する場合に、前記複数の光学素子のそれぞれを同一方向に同一量だけ湾曲させる構成としてある。
このようにすれば、例えばCMYBの各色に対応した長尺レンズの湾曲量が同一量であるので、CMYBの各色間のずれが目立つことがなくなる。
また、請求項記載の発明は、画像形成装置が、請求項1〜請求項のいずれかに記載の光走査装置を搭載した構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図2に示すようになる。このようにすれば、画像形成装置において、温度変化等の経時による曲がり量の変化及び傾き量の変化に、個別に対応可能となり、色ずれ等の不具合を解消することができる。
また、請求項記載の発明は、光走査装置は、カラー各色の色ずれを検出する色ずれ検出手段(図9の色ずれ検出器32)と、
カラー各色の色ずれ量に対する走査線曲がり及び走査線傾きの補正値を予め格納しておく格納手段(ROM34)と、
前記色ずれ検出手段が検出したカラー各色の色ずれ量に対応した色ずれ補正値を前記格納手段から読み出し、その読み出した補正値に応じて請求項1〜請求項のいずれかに記載の走査線曲がり及び傾き調整手段(図3(A),(B)、図10(A),(B))を制御する色ずれ制御手段(制御部31)とを備えた構成としてある。
以上の構成を図示すると、例えば図3(A),(B)、図9に示すようになる。色ずれ検出器が、例えば感光体上の色ずれ(例えば、シアン)を検出し、その色ずれ量に対応した、補正用の走査線曲がり及び走査線傾きの補正値を格納手段から読み出す。色ずれ制御手段は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の走査線曲がり及び傾き調整手段を制御し、色ずれを再調整する。従って、光走査装置の色ずれ等が自動的に再調整されるので、サービスマンが装置の設置場所に出向く必要がなくなる。
又、請求項記載の発明は、画像形成装置は、請求項記載の光走査装置を搭載した構成としてある。
このようにすれば、画像形成装置の色ずれ等が自動的に再調整されるので、サービスマンが装置の設置場所に出向く必要がなくなる。
請求項1,2,7記載の発明によれば、光走査装置において、シンプル且つ安価な構成で、温度変化等の経時による「走査線曲がり」と「走査線傾き」をそれぞれ独立して調整可能となるので、色ずれ等の不具合を容易に解消することができる。
また、請求項記載の発明によれば、モータを回転させることによりネジを螺設した出力軸が回転し、該出力軸に螺入した袋ナットが上下動する。ネジのピッチを細かく設定することにより、出力軸の上下動を細かく設定することが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、第1,第2のパルスモータを回転させると、第1,第2のカムが回転し、光学素子(長尺レンズ)に対する突き出し量を細かく設定することが可能となる。
請求項記載の発明によれば、例えばCMYBの各色に対応した長尺レンズの湾曲量が同一量であるので、CMYBの各色間のずれが目立つことがなくなる。
請求項記載の発明によれば、画像形成装置において、温度変化等の経時による曲がり量の変化及び傾き量の変化に、個別に対応可能となり、色ずれ等の不具合を容易に解消することができる。
請求項記載の発明によれば、光走査装置の色ずれ等が自動的に再調整されるので、サービスマンが装置の設置場所に出向く必要がなくなる。
請求項記載の発明によれば、画像形成装置の色ずれ等が自動的に再調整されるので、サービスマンが装置の設置場所に出向く必要がなくなる。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態のデジタルカラー書込み処理システム(光走査装置)の概略側面図、図2は同システムを用いたデジタルカラー機(画像形成装置)の概略側面図である。
図1に示すように、デジタルカラー書込み処理システムは、正多角形の側面に反射ミラーを有し、高速回転により、レーザー光を偏向・走査するポリゴンミラー1a,1bと、ポリゴンモータの防音効果を持たせた防音ガラス2a,2bと、ポリゴンミラーによりビーム走査の等角度運動を等速直線運動へと変えるfθレンズ3a,3bと、感光体へとレーザー光を導くミラー(第1〜第3)4a,4b,4c,4d、6a,6b,6c,6d、7a,7b,7c,7dとを備えている。
また、デジタルカラー書込み処理システムは、ポリゴンミラーの面倒れを補正する長尺レンズ5a,5b,5c,5dと、光学ハウジング13内への塵などの落下を防止する防塵ガラス8a, 8b, 8c, 8dと、像を形成する感光体9a,9b,9c,9dと、光学素子が配置される光学ハウジング13の壁面13aおよび光学素子配置面13bと、光学ハウジング13を密閉するための上段蓋11,下段蓋12と、ポリゴンミラー部分の蓋10で構成されている。また、それぞれの光路を、14a、14b、14c、14dとする。
また、デジタルカラー機20の概略構成を図示すると、図2に示すように、前述の光学ハウジング13と、書込みレーザー光14a,14b,14c,14dと、像を形成する感光体9a,9b,9c,9dとを備えており、18は中間転写ベルトであり、矢印Aは、転写ベルト18の駆動方向を示す。19は給紙装置である。
次に、第1の走査線曲がり/傾き調整機構を、図3(A),(B)、図4、図5に基づいて説明する。図3は第1の走査線曲がり/傾き調整機構を示す図であって、(A)は分解斜視図、(B)は正面図である。図4はアジャスタとパルスモータの構成を示す側面図、図5は長尺レンズの両端に加圧して長尺レンズを撓ませた図である。
図3(A),(B)、図4に示すように、第1の走査線曲がり/傾き調整機構30は、ポリゴンミラーの面倒れを補正する長尺レンズ5、長尺レンズ5を固定する第1,第2の板バネ21(21a,21b)、走査線曲がり/傾きの自動調整をする第1,第2のパルスモータ22(22a,22b)、第1,第2のアジャスタ(減速機)23(23a,23b)、光学ハウジング13の受け部13cで構成されている。
図3(A),(B)において、走査線の位置を副走査方向に補正する主なるパワーをもった光学素子(長尺レンズ5)の左右両端部を、それぞれ第1,第2の板バネ21a,21bで下方に付勢する。ここに、長尺レンズ5は、一般に2枚のレンズにより構成され、通常、1枚目のレンズは主走査方向にパワーを持ち、2枚目のレンズは副走査方向にパワーを持っている。しかし、中には2枚目のレンズであっても、全パワーの例えば80%は副走査方向にパワーを持っているが、全パワーの20%は主走査方向にパワーをもっている場合もある。
また、図4に示すように、パルスモータ22の出力軸22cには細かなネジが螺設されている。この螺設されたネジには、袋ナットからなるアジャスタ23が螺入可能になっている。
パルスモータは、周知のように、1パルス当りの出力軸の回転角度が決められている。従って、パルスモータにパルス発生制御回路(図9の制御部31)から所定のパルス数を印加すると、出力軸22cは所定角度回転し、この所定角度回転によりアジャスタ23は所定量上下動される。
そして、長尺レンズ5は、図5に示すように、第1,第2のパルスモータ22a,22bの出力軸22cの突き出し量が、受け部13aの高さより低い場合には、第1,第2の板バネ21a,21bの下方への加圧力により、強制的に凸形状に撓んだ状態で固定される。なお、図5は撓んだ状態を強調して描いた図である。
次に、図6に基づいて、「走査線曲がりの調整」を説明する。図6は、レーザ光の軌跡を示す図であり、点線が初期の軌跡を示し、実線が調整後の軌跡を示す。
前述の長尺レンズ5が撓んだ状態を初期状態とし(図5参照)、両端の第1,第2のパルスモータ22a,22bを同一方向に同一量回転させ、出力軸22cを突き出させることにより、長尺レンズ5は、徐々に初期状態と反対側へと撓んでいく。
この長尺レンズ5の撓み量に応じて、走査線曲がりは、図6に示すように、調整することができる。すなわち、レーザ光の軌跡は、初期状態では点線で示したように撓んでいるが(凸形状の撓み)、パルスモータを駆動した後は、実線で示したように、軌跡を直線状に調整することができる。
しかし、この走査線曲がり調整を曲がり量0付近(図6に示した直線状態)に調整しようとすると、前記光学素子(長尺レンズ5)以外の走査線曲がりに対する寄与率が低い構成部品(例えば、前述の2枚目のレンズの寄与率20%)の影響等により、図7に示すように、レーザ光の軌跡がW型またはM型といった走査線形状になってしまう可能性がある。
こういった走査線曲がり形状(W型またはM型)になってしまうと、色ずれとして大きく目立つ結果となってしまう為、3または4本の走査線曲がり形状を全て同一方向に揃えて凸形状とすれば、色ずれが目立たなくなり、良好な画像を得ることが可能となる。
また、走査線傾き調整は、長尺レンズ5の中央を受け部(支点)13aとして、長尺レンズ5の両端部を、それぞれ第1,第2のアジャスタ23a,23bで当接支持する構成となるように、第1,第2のパルスモータ22a,22bを設けてある。
第1,第2のパルスモータ22a,22bをそれぞれ異なった方向に回転駆動することによって、アジャスタ23が、それぞれ逆方向へと移動する。このパルスモータ22及びアジャスタ23の動きに連動して、長尺レンズ5が傾き、図8に示すように、走査線傾きが調整可能となる。
図9は、以上の構成の第1の走査線曲がり/傾き調整機構30を、CMYBの4色にそれぞれ備えた場合の光走査装置における制御系のブロック図である。
図9に示すように、制御部31には、CMYBの4色の色ずれを検出する色ずれ検出器32と、RAM33と、ROM34と、C対応モータ対35と、M対応モータ対36と、Y対応モータ対37と、B対応モータ対38が、それぞれ接続されている。
制御部31は、CPU等を備えてなる。
色ずれ検出器32は、周知のものであり、例えば感光体ドラム上の色ずれを検出する。
RAM33は、制御部31が演算途中のデータを一時的に格納する。
ROM34には、カラー各色の色ずれ量に対応する走査線曲がり及び走査線傾きの補正値と、第1の走査線曲がり/傾き調整機構30の制御用のプログラムが格納してある。
C対応モータ対35とM対応モータ対36とY対応モータ対37とB対応モータ対38とは、それぞれ2個のパルスモータ22a,22bを備え、同一構成である。
以上の構成において、例えば光走査装置を使用した画像形成装置の工場出荷時の調整では、先ずCMYBの各色に対応したパルスモータを駆動して、受け部13aの高さよりアジャスタ23の突き出し量を低くし、レーザ光軌跡を凸形状にする。次いで、パルスモータを駆動してアジャスタ23の突き出し量を高くし、レーザ光軌跡が平坦になるようにする。この場合は、監視装置(例えば、CCDを複数配列)により自動的にレーザ光軌跡が平坦になるように調整する。
また、工場出荷後、経時変化により色ずれを起こした場合には、色ずれ検出器32がカラー各色の色ずれ量を検出する。そして、その色ずれ量に対応した補正値をROM34から読み出し、各パルスモータを駆動するように予めプログラムを組んでおくので、サービスマンが光走査装置や画像形成装置の設置場所に出向くことなく、色ずれを補正できる。
[実施形態2]
図10は、本実施形態を示す図であって、(A)は第2の走査線曲がり/傾き調整機構の正面図、(B)はカムの正面図である。
図10(A),(B)に示すように、第2の走査線曲がり/傾き調整機構30Aは、第1,第2のパルスモータ22a,22bを横に配置し、それぞれの出力軸22c,22dにカム24を固定する。
このようにすれば、パルスモータの回転角度を制御することにより、受け部13aに対するカムの突き出し量を制御することが可能となる。
なお、前記実施形態1と実施形態2では、受け部13aを長尺レンズ5の下辺に配置し、長尺レンズ5を凸形状に湾曲させる場合を説明したが、受け部13aを長尺レンズ5の上辺に配置し、長尺レンズ5を凹形状に湾曲させた場合にも、本実施形態と同様の効果を得ることができる。但し、この場合は、第1,第2の板バネ21a,21bと第1,第2のパルスモータ22a,22bとの配置を上下逆に配置するは勿論である。
本発明の光走査装置の一例の側断面図である。 同光走査装置を画像形成装置に使用した場合の概略側面図である。 同光走査装置の実施形態1を示す図であって、(A)は分解斜視図、(B)は正面図である。 同実施形態1における、アジャスタとパルスモータの構成を示す側面図である。 同実施形態1における、長尺レンズの両端に加圧して長尺レンズを撓ませた図である。 同実施形態1における、左右のパルスモータを駆動することにより、走査線曲がり調整の様子を示すレーザ光軌跡の図である。 同実施形態1における、左右のパルスモータを駆動することにより、別の走査線曲がり調整の様子を示すレーザ光軌跡の図である。 同実施形態1における、左右のパルスモータを駆動することにより、走査線傾き調整の様子を示すレーザ光軌跡の図である。 同実施形態1における第1の走査線曲がり/傾き調整機構を、CMYBの4色にそれぞれ備えた場合の光走査装置における制御系のブロック図である。 本発明の実施形態2を示す図であって、(A)は第1の走査線曲がり/傾き調整機構の正面図、(B)はカムの正面図である。
符号の説明
1a,1b ポリゴンミラー
2a,2b 防音ガラス
3a,3b fθレンズ
4a,4b,4c,4d 第1のミラー群
6a,6b,6c,6d 第2のミラー群
5(5a,5b,5c,5d) 長尺レンズ
8a, 8b, 8c, 8d 防塵ガラス
9a,9b,9c,9d 感光体
10 蓋
11 上段蓋
12 下段蓋
13 光学ハウジング
13a 光学ハウジングの壁面
13b 光学ハウジングの光学素子配置面
13c 光学ハウジングの受け部
14a、14b、14c、14d 光路
18 中間転写ベルト
19 給紙装置
20 デジタルカラー機(カラー画像形成装置)
21(21a,21b) 第1,第2の板バネ
22(22a,22b) 第1,第2のパルスモータ
22c,22d パルスモータの出力軸
23(23a,23b) 第1,第2のアジャスタ
24 カム
30 第1の走査線曲がり/傾き調整機構
30A 第2の走査線曲がり/傾き調整機構
31 制御部
32 色ずれ検出器
33 RAM
34 ROM
35 C対応モータ対
36 M対応モータ対
37 Y対応モータ対
38 B対応モータ対

Claims (7)

  1. 複数のレーザー光源からそれぞれ出射されたビームによる走査線をそれぞれ対応する感光体に結像させる複数の光学素子群が各走査線に対応して光学ハウジング内にそれぞれ配置されると共に、前記複数の光学素子群の中の少なくとも1つを保持部材に保持し、該保持部材が保持している光学素子を前記ビームの副走査方向に強制的に撓ませることにより走査線曲がりを調整する走査線湾曲調整手段と、該走査線湾曲調整手段により調整した走査線曲がりを維持したまま前記光学素子を傾かせることにより走査線全体の傾きを補正する走査線傾き調整手段とを備えた光走査装置において、
    前記走査線湾曲調整手段と走査線傾き調整手段とを一体に構成した走査線曲がり及び傾き調整手段を備え、
    該走査線曲がり及び傾き調整手段は、前記光学素子を保持する保持部材と、該保持部材にそれぞれ固定され、前記光学素子の中央部を支持する支点と、前記光学素子の左右端部をそれぞれ加圧するバネ部材からなる第1,第2のバネ加圧手段と、該第1,第2のバネ加圧手段の加圧方向とは逆方向から前記光学素子の左右端部をそれぞれ当接支持する第1,第2の当接支持手段とを備え
    前記第1,第2の当接支持手段は、回転角度を制御可能なモータの出力軸にネジを螺設し、該ネジに螺入させることにより、前記回転制御された出力軸の突き出し量を調整可能な袋ナットを有することを特徴とする光走査装置。
  2. 複数のレーザー光源からそれぞれ出射されたビームによる走査線をそれぞれ対応する感光体に結像させる複数の光学素子群が各走査線に対応して光学ハウジング内にそれぞれ配置されると共に、前記複数の光学素子群の中の少なくとも1つを保持部材に保持し、該保持部材が保持している光学素子を前記ビームの副走査方向に強制的に撓ませることにより走査線曲がりを調整する走査線湾曲調整手段と、該走査線湾曲調整手段により調整した走査線曲がりを維持したまま前記光学素子を傾かせることにより走査線全体の傾きを補正する走査線傾き調整手段とを備えた光走査装置において、
    前記走査線湾曲調整手段と走査線傾き調整手段とを一体に構成した走査線曲がり及び傾き調整手段を備え、
    該走査線曲がり及び傾き調整手段は、前記光学素子を保持する保持部材と、該保持部材にそれぞれ固定され、前記光学素子の中央部を支持する支点と、前記光学素子の左右端部をそれぞれ加圧するバネ部材からなる第1,第2のバネ加圧手段と、該第1,第2のバネ加圧手段の加圧方向とは逆方向から前記光学素子の左右端部をそれぞれ当接支持する第1,第2の当接支持手段とを備え、
    前記第1,第2の当接支持手段は、回転角度を制御可能なモータの出力軸に取り付けられたカムを有することを特徴とする光走査装置。
  3. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の光走査装置において、
    前記複数の光学素子のそれぞれを、前記第1,第2のバネ加圧手段および第1,第2の当接支持手段により湾曲支持する場合に、前記複数の光学素子のそれぞれを同一方向に同一量だけ湾曲させることを特徴とする光走査装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の光走査装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  5. カラー各色の色ずれを検出する色ずれ検出手段と、
    カラー各色の色ずれ量に対する走査線曲がり及び走査線傾きの補正値を予め格納しておく格納手段と、
    前記色ずれ検出手段が検出したカラー各色の色ずれ量に対応した色ずれ補正値を前記格納手段から読み出し、その読み出した補正値に応じて請求項1〜請求項のいずれかに記載の走査線曲がり及び傾き調整手段を制御する色ずれ制御手段とを備えたことを特徴とする光走査装置。
  6. 請求項記載の光走査装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 複数のレーザー光源からそれぞれ出射されたビームによる走査線をそれぞれ対応する感光体に結像させる複数の光学素子群が各走査線に対応して光学ハウジング内にそれぞれ配置されると共に、前記複数の光学素子群の中の少なくとも1つを保持部材に保持し、該保持部材が保持している光学素子を前記ビームの副走査方向に強制的に撓ませることにより走査線曲がりを調整する走査線湾曲調整手段と、該走査線湾曲調整手段により調整した走査線曲がりを維持したまま前記光学素子を傾かせることにより走査線全体の傾きを補正する走査線傾き調整手段とを備えた光走査装置において、
    前記走査線湾曲調整手段と走査線傾き調整手段とを一体に構成した走査線曲がり及び傾き調整手段を備え、
    該走査線曲がり及び傾き調整手段は、前記光学素子を保持する保持部材と、該保持部材にそれぞれ固定され、前記光学素子の中央部を支持する支点と、前記光学素子の左右端部をそれぞれ加圧するバネ部材からなる第1,第2のバネ加圧手段と、該第1,第2のバネ加圧手段の加圧方向とは逆方向から前記光学素子の左右端部をそれぞれ当接支持する第1,第2の当接支持手段とを備え、
    前記第1,第2の当接支持手段は、該第1,第2の当接支持手段の前記支点に対する突き出し量を変化させることにより前記光学素子の走査線曲がり及び傾きを調整する手段を有することを特徴とする光走査装置。
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