JP2001228427A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置

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JP2001228427A JP2000038613A JP2000038613A JP2001228427A JP 2001228427 A JP2001228427 A JP 2001228427A JP 2000038613 A JP2000038613 A JP 2000038613A JP 2000038613 A JP2000038613 A JP 2000038613A JP 2001228427 A JP2001228427 A JP 2001228427A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学性能変化を抑えながらも走査線湾曲を精
度良く補正できる光走査装置を得る。 【解決手段】 光学走査装置10は、光源20から出射
されポリゴンミラー28で偏向走査されたビーム光束を
感光体ドラム40に折り返す3枚の反射ミラー34、3
6、38を備え、この3枚の反射ミラーの中で、走査線
湾曲を補正するために反射面の法線方向に撓ませるミラ
ーを、反射面での副走査断面に投影した光ビームの入射
角度が最大の反射ミラー38とする。反射ミラーの撓み
量と走査線湾曲量との関係は、光ビームの入射角度に依
存しているため、入射角度が最大の反射ミラー38であ
れば、撓みに対する走査線湾曲の補正感度を高くするこ
とができるとともに、光学性能変化を微小にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ビームを画像情
報に応じて感光体上に走査露光することにより、画像を
記録するレーザプリンタやデジタル複写機などの画像形
成装置に使用される光学走査装置に関し、詳細には、走
査線の湾曲等を補正することで走査線の品質向上を図
り、更には、複数の走査線によるカラー画像形成装置に
おいては走査線の湾曲差等による色ずれを防止すること
のできる光走査装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式を用いた画像形成装
置においては、帯電された感光体に、光走査装置により
画像情報に応じた光ビームを走査して潜像を形成し、こ
の潜像を現像した現像像を用紙に転写して画像形成する
ことが行われている。
【0003】また近年では、ドキュメントのカラー化が
進むに従い、この電子写真方式によりブラック(K)、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色
について現像像を形成し、これを順次転写してフルカラ
ー画像を形成するフルカラー画像形成装置が開発されて
いる。
【0004】このようなフルカラー画像形成装置には、
カラー画像プリントの生産性向上を図るため、例えば特
開平7−128603号に開示されているような、複数
の独立した画像形成装置を備え並列に配置し、そこで形
成された現像像を単一の転写媒体上に連続的に転写して
1サイクルでフルカラー画像を形成する、いわゆるタン
デム方式がある。
【0005】またフルカラー画像形成装置に用いる光走
査装置としては、走査画角をより大きくすることで高速
・高密度化を図りつつ、光学性能の左右差も生じない正
面入射光学系が提案され、実用化されており、さらには
より小型化させるため、複数ビームを同一偏向器へ入射
し走査させることで偏向器数を減らした走査光学系も実
現されている。このような光走査装置は、特開平6−1
83056号などに開示されている。
【0006】そして、これらの光走査装置に要求される
のは、光学性能を確保し、各走査線のずれによって発生
する色ずれを防止するとともに、小型・低コストを実現
することである。
【0007】ところで色ずれは、図15に示すように、
(A)のトップマージン、(B)のサイドマージン、
(C)の倍率、(D)の左右倍率差、(E)の走査線傾
き(Skew)、(F)の走査線湾曲(Bow)といっ
た主に6つの要因から発生する。
【0008】しかし、トップマージンとサイドマージン
による色ずれは、画像データの書き出しタイミングを電
気的に補正することで、1dot以下の高い精度に抑え
ることが可能である。また近年では、倍率要因による色
ずれについても、画像クロック周波数を微小に変化させ
るVCOと呼ばれる技術によって改善され、各色光ビー
ムの倍率を一致させることも可能となっている。ただし
このVCOでも、画像を精度良く書き込むため周波数可
変幅に制限を設けており(可変幅を大きくすると書き込
み精度が悪化する)、よって倍率補正範囲は±0.5%
程度である。
【0009】そのため、より高い画質を望むには、光学
系の誤差による倍率変動を±0.5%以内に抑える必要
がある。
【0010】一方、Bowについては、光走査装置の小
型化のため、光ビームを偏向器へ斜め入射させ、複数回
折り返して光路長を確保する構成の光学系で特に問題と
なる。すなわち、偏向器への入射光学系と偏向後の光学
系もしくは複数ビームを分離する必要から、各光ビーム
を偏向器反射面に対し副走査方向断面で斜めから入射さ
せるためBowが発生し、これをフルカラー画像形成装
置に適用するには、Bowを補正して色ずれ最小限に抑
える必要がある。
【0011】このBowやSkewを光学系で補正する
方法は、前述の特開平6−183056号において提案
されている(以下、従来例1と呼ぶ)。この従来例1で
は、3枚設けた反射ミラーのうち、反射面の相対角度が
90°とされたミラー対以外の反射ミラーを回転・移動
させることでSkewを補正しており、Bowについて
は、平行平面ガラスを偏向器と感光体の近傍にそれぞれ
配置し、走査線湾曲を相殺・補正することで行ってい
る。
【0012】また他にも、特開平4−264417号に
おいて、平面ミラーを撓ませることによりBowを補正
することが提案されている(以下、従来例2と呼ぶ)。
この従来例2の光走査装置の構成を、図を参照して説明
する。
【0013】図16〜18に示した光走査装置100
は、半導体レーザ111、121から出射された波長の
異なるビームB1、B2が、それぞれ、集光レンズ11
2、122、シリンドリカルレンズ113、123を透
過し、合成ミラー114により合成され同一光路を辿っ
て、回転駆動するポリゴンミラー115に入射する。
【0014】このポリゴンミラー115によって偏向走
査された合成ビームは、トーリックfθレンズ116を
透過し、第1ミラー117によって分離フィルタ118
方向へ反射される。分離フィルタ118では、合成ビー
ムをもとのビームB1、B2に分離し、各ビームは、そ
れぞれ、第2ミラー119、第3ミラー129を介して
感光体ドラム130に照射され、走査線131、132
に沿った露光が行われる。
【0015】これら第1ミラー117、分離フィルタ1
18、第2ミラー119、第3ミラー129は、それぞ
れミラーホルダに取付けられており、図18に示す第1
ミラー117の例では、ミラーホルダ141の両端部に
形成されたミラー当接面151に反射面を向けて載置
し、背面側の両側部を板ばね152により押圧して固定
している。
【0016】そして、この第1ミラー117の背面・中
央部に、一端部を固定した圧電素子153を取付け、図
示しない制御装置により所定電圧を印加し駆動させるこ
とで第1ミラー117を撓み変形させており、これによ
ってBowを補正している。
【0017】すなわち、図17に示すように、第1ミラ
ー117を矢印A方向に変位するよう湾曲させると、ミ
ラー中央部付近で反射されるビームB1、B2の光路
は、それぞれ同図の破線で示すように変わり、走査線1
31、132の湾曲(Bow)が補正されるわけであ
る。
【0018】また、走査線位置ずれやSkewについて
は、以下の手順で行われる。ミラーホルダ141をフレ
ーム144に固定しているねじ157、及び、スライダ
158を固定しているねじ159を緩め、ミラーホルダ
141とスライダ158とを一体的にガイド溝144A
の方向に移動させて、まず位置ずれを補正し、スライダ
158をねじ159で固定した後に、ミラーホルダ14
1をスライダ158に立設されたピン158Bの軸心ま
わりに回動させることでスキューを補正し、最後にねじ
157を締付けて、ミラーホルダ141をフレーム14
4に固定する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例1では、Skewを補正する反射ミラーが光ビーム
を被走査面側へ反射する最終ミラーであるため、ミラー
の回動により左右倍率が変化し、この左右倍率差による
走査線ずれが補正できないため主走査方向の色ずれが大
きくなってしまう。さらに平行平面ガラスを利用したB
ow補正では、光ビームの偏向器への入射角度、走査レ
ンズの傾き、倒れ補正光学系の面精度誤差等により、走
査線湾曲量が各光ビームで異なる場合、その湾曲量差が
解消できない欠点がある。したがって、これら左右倍率
及びBow要因による色ずれにより、必ずしも良好な画
像が得られないという問題がある。
【0020】一方、従来例2では、平面ミラーを湾曲さ
せてBowを補正しているが、光ビームの入射角度によ
る補正感度が考慮されていないため、平面ミラーを撓ま
せることで走査倍率が大きく変化し、光学性能が変わっ
てしまう。つまり、Bowによる副走査方向の色ずれは
補正できても、走査倍率や走査倍率の左右差による主走
査方向の色ずれが大きくなるため、色ずれを招く諸要因
を効率良く補正できていない。
【0021】さらに、このBow補正用のミラーは、走
査線位置ずれやSkew調整も兼ねているため、単一の
光学素子を異なる複数方向に変位させる調整作業が煩雑
となり、コストアップにも繋がる。
【0022】本発明は上記事実を考慮して、光学性能変
化を抑えながらも走査線湾曲(Bow)を精度良く補正
できる光走査装置を提供するものであり、また他の目的
は、光学性能変化を最小としながらも、走査線湾曲、走
査線傾き(Skew)、倍率誤差を高い精度で、しかも
安価に補正できる光走査装置を提供するものであり、さ
らに他の目的は、複数感光体もしくは複数位置を走査露
光し多色画像を得る多色画像形成装置において、光学性
能変化を最小としながらも、色ずれを高い精度で安価に
補正できる光走査装置を提供することを課題とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光源から出射された光ビームを偏向走査させる偏向
装置と、前記偏向装置で偏向された光ビームを被走査面
上に結像させる結像光学系と、前記結像光学系を通過し
た光ビームを前記被走査面側へ反射する複数の反射ミラ
ーと、を有する光走査装置において、前記複数の反射ミ
ラーのうち走査線湾曲補正のために反射面の法線方向に
撓ませる反射ミラーは、反射面での副走査断面に投影し
た光ビームの入射角度に応じて決められていることを特
徴としている。
【0024】請求項1に記載の発明では、光源から出射
された光ビームが偏向装置により偏向走査され、結像光
学系によって被走査面上に結像される。また、光ビーム
を被走査面側へ反射する複数の反射ミラーを備えてお
り、この複数の反射ミラーの中の何れかを反射面の法線
方向に撓ませれば、その撓ませた反射ミラーの反射面中
央部と反射面端部とで光ビームの副走査方向レジ変化に
差が生じるため、走査線湾曲を補正することができる。
【0025】ただし、反射ミラーの撓み量と走査線の湾
曲量との関係は、光ビームの入射角度に依存しているた
め、この入射角度に応じて、複数の反射ミラーの中から
撓ませる反射ミラーを決定すれば、少ない撓み量で走査
線を大きく湾曲させる、すなわち、補正感度を高めるこ
とができる。
【0026】したがって、反射ミラーを撓ませることに
よる走査倍率の変化を小さくすることができ、よって光
学性能変化を抑えながらも走査線湾曲を精度良く補正で
きる。
【0027】また、請求項1に記載の発明における反射
面の法線方向に撓ませる反射ミラーは、請求項2のよう
に、複数の反射ミラーのうち入射角度が最大の反射ミラ
ーとしてもよく、請求項1又は請求項2に記載の発明に
おける反射面の法線方向に撓ませる反射ミラーは、請求
項3のように、光ビームの折り返し角度を鈍角とするよ
うにしてもよい。
【0028】請求項4に記載の発明は、光源から出射さ
れた光ビームを副走査方向に0でない所定角度を持って
入射し偏向走査させる偏向装置と、前記偏向装置で偏向
された光ビームを被走査面上に結像させる結像光学系
と、前記結像光学系を通過した光ビームを前記被走査面
側へ反射する少なくとも3枚の反射ミラーと、を有する
光走査装置において、前記結像光学系を通過した光ビー
ムを最初に反射する第1ミラーと光ビームを前記被走査
面側へ反射する最終ミラーとの間に配置された反射ミラ
ーの少なくとも1つが、倒れ補正ミラーとされているこ
とを特徴としている。
【0029】これにより、倒れ補正ミラー入射角度に自
由度を持たせることが可能となり、正面入射光学系等に
おいては、光ビームを偏向装置へ副走査方向に0でない
所定角度で入射させることで発生する走査線湾曲、すな
わち、走査中央部光束と走査端部光束の副走査角度差に
よって、倒れ補正ミラーのパワー差と走査角度によるフ
ォーカス差を相殺させるように配置することができる。
したがって、被走査面上での副走査像面湾曲を抑制し、
偏向反射面共役位置ずれが防止できる。
【0030】また、請求項4に記載の発明における倒れ
補正ミラーと被走査面との間に配置された反射ミラーの
少なくとも1つを、請求項5のように、走査線湾曲補正
のために反射面の法線方向に撓ませてもよく、さらに請
求項6のように、最終ミラーを走査線湾曲補正のために
反射面の法線方向に撓ませてもよい。
【0031】なお、請求項4〜請求項6の何れか1項に
記載の発明における倒れ補正ミラーは、請求項7のよう
にシリンダミラーとして、光ビームの入射位置における
接平面内で回動可能に支持してもよい。
【0032】請求項8に記載の発明は、光源から出射さ
れた光ビームを偏向走査させる偏向装置と、前記偏向装
置で偏向された光ビームを被走査面上に結像させる結像
光学系と、前記結像光学系を通過した光ビームを前記被
走査面側へ反射する複数の反射ミラーと、を有する光走
査装置において、前記結像光学系と倒れ補正光学素子と
の間に配置された前記反射ミラーの少なくとも1つは、
反射面における前記光ビームの走査軌跡と直交する軸を
中心に回動可能に支持されていることを特徴としてい
る。
【0033】これにより、被走査面上での副走査方向レ
ジ変化を微少としながらも左右倍率が補正でき、左右で
の画像を同じ大きさに揃えられる。また、多色画像形成
装置に適用した場合は、副走査方向の色ずれを生じるこ
となしに左右倍率差に起因する主走査方向の色ずれが補
正できる。
【0034】また、請求項8に記載の発明における結像
光学系と倒れ補正光学素子との間に配置された反射ミラ
ーの少なくとも1つを、請求項9のように、反射面にお
ける光ビームの走査軌跡と平行な軸を中心に回動可能に
支持してもよく、請求項10のように、反射面の法線に
沿って進退可能に支持してもよい。
【0035】また、請求項8〜請求項10の何れか1項
に記載の発明における反射ミラーは、請求項11のよう
に、複数の反射ミラーのうち入射角度が最小となるよう
にしてもよい。
【0036】また、請求項1〜請求項11の何れか1項
に記載の発明における光走査装置は、請求項12のよう
に、光源から出射する光ビームのクロック周波数を調整
可能な画像クロック可変手段を有するようにしてもよ
い。
【0037】請求項13に記載の発明では、複数の光源
からそれぞれ出射された各光ビームを偏向走査させる偏
向装置と、前記偏向装置で偏向された各光ビームを対応
するそれぞれの被走査面上に結像させる少なくとも1つ
の結像光学系と、前記少なくとも1つの結像光学系をそ
れぞれ通過した各光ビームを前記それぞれの被走査面側
へ反射するとともに各光ビームに対応してそれぞれ複数
設けられた反射ミラーと、を有し、それらを収容する筐
体を備えた光走査装置において、各光ビームに対応して
それぞれ複数設けられた前記反射ミラーのうち走査線湾
曲補正のために反射面の法線方向に撓ませる反射ミラー
は、反射面での副走査断面に投影した光ビームの入射角
度に応じて決められているを特徴としており、このよう
に、複数位置を走査露光し多色画像を得る多色画像形成
装置に本発明を適用してもよい。
【0038】また、請求項13に記載の発明における反
射面の法線方向に撓ませる各反射ミラーは、請求項14
のように、各光ビームに対応してそれぞれ複数設けられ
た反射ミラーのうち入射角度が最大の各反射ミラーとし
てもよい。
【0039】また、請求項13又は請求項14に記載の
発明は、請求項15のように、各光ビームに対応してそ
れぞれ複数設けられた反射ミラーを、少なくとも1つの
結像光学系をそれぞれ通過した各光ビームを最初に反射
する各第1ミラーと、各光ビームをそれぞれの被走査面
側へ反射する各最終ミラーと、各第1ミラーと各最終ミ
ラーとの間にそれぞれ配置された各倒れ補正ミラーと、
の少なくとも各3枚で構成して、各第1ミラーは、各光
ビームに対応してそれぞれ複数設けられた反射ミラーの
うち入射角度が最小とされ、且つ、反射面における前記
光ビームの走査軌跡と平行な軸を中心に回動可能に支持
し、各最終ミラーは、反射面の法線方向に撓ませる反射
ミラーとし、各倒れ補正ミラーは、シリンダミラーと
し、且つ、光ビームの入射位置での接平面内で光軸と直
交する接平面内で回動可能に支持するようにしてもよ
い。
【0040】また、請求項13〜請求項15の何れか1
項に記載の光走査装置は、請求項16のように、複数の
光源からそれぞれ出射する各光ビームのクロック周波数
を調整可能な画像クロック可変手段を有するようにして
もよい。
【0041】なお、請求項17では、請求項1〜請求項
16の何れか1項に記載の光走査装置を備えた画像形成
装置が適用できる。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0043】[第1の実施形態]図1に示すように、第
1の実施形態に係る光走査装置10は、画像形成装置1
2内の本体フレ−ム14に搭載され、ハウジング16が
図示しないスクリューで固定されている。
【0044】ハウジング16内には、情報を含んだレー
ザビームAを半導体レーザから出射する光源20が設け
られており、このレーザビームAを略平行光とするコリ
メータレンズ22、コリメータレンズ22後に位置して
略平行光とされたレーザビームAを所望のスポット径と
する開口部24が配設されている。
【0045】また、開口部24を通過したビーム光束を
副走査方向に集束させ主走査方向に長い線像とする整形
光学系26、ビーム光束が副走査方向に集束した位置の
近傍に偏向反射面を配したポリゴンミラー28、偏向走
査されたビーム光束を被走査面上に結像する走査レンズ
(結像光学素子)30、32、偏向走査されたビーム光
束を折り返す3枚の反射ミラー34、36、38を備え
ている。
【0046】ポリゴンミラー28で偏向走査され、走査
レンズ30、32を通過し、反射ミラー34、36、3
8の順に折り返されたビーム光束は、感光体ドラム40
を露光し潜像を形成する。そしてこの潜像を現像処理
し、記録媒体に転写・定着することでプリントが得られ
る。
【0047】ところで、本実施形態の光走査装置10
は、レーザビームAをポリゴンミラー28の偏向反射面
へ斜めから入射させる、いわゆるサジタルオフセット入
射光学系であり、ここでは、副走査方向での入射角度が
1.2°に設定されている。したがって、ポリゴンミラ
ー28への斜め入射、及び走査レンズ30、32への斜
め入射により、本来直線であるべき走査線が130μm
湾曲することになる。
【0048】次に、反射ミラーを説明すると、走査レン
ズ30、32を通過したレーザビームAを最初に反射す
る反射ミラー34(第1ミラー)は平面ミラーとされ、
反射面における光ビームの走査軌跡と直交する軸(偏向
走査面と略直交する軸)を中心として回動可能に支持さ
れている(図中矢印B方向)。このため、レーザビーム
Aの主走査方向での入射角度が変更可能となり、左右倍
率の補正機能を備えた構成となる。
【0049】また、反射ミラー34と反射ミラー38の
間に配置された反射ミラー36(第2ミラー)は、副走
査方向にのみパワーを有するシリンダミラーとされ、光
ビームの入射位置での接平面内で回動可能に支持されて
いる(図中矢印C方向)。これにより、副走査方向の位
置ずれであるSkewの補正が可能とされる。
【0050】さらに、レーザビームAを感光体ドラム4
0側へ反射する反射ミラー38(最終ミラー)は、反射
ミラー34と同様に平面ミラーとされており、ただしこ
の平面ミラー、反射面の法線方向に撓ませられるように
なっている。反射ミラー38を撓ませる機構が、図2及
び図3に示されており、以下、その詳細を説明する。
【0051】反射ミラー38は、図2に示すような2個
のブラケット50を介して、ハウジング16の図示しな
い隔壁に取付けられている。ブラケット50には、厚肉
板状のアーム52が設けられており、ここでは、一方の
ブラケット50のアーム52と、他方のブラケット50
のアーム52とが互いに平行に配置されている。
【0052】アーム52には、反射ミラー38が挿通す
る略矩形の孔54が形成されており、反射ミラー38
は、両アーム52の孔54に挿通されて、端部付近が孔
54より突出している。
【0053】またアーム52の一方の端面(反射ミラー
38の裏面側)には、金属板で形成された金具56がね
じ57で固定されており、金具56は、反射ミラー38
の端部側へ延びる腕部58を備えている。
【0054】この腕部58の先端側にはナット60が固
着されており、ナット60には調整ねじ62が螺合して
いる。また調整ねじ62には、ドライバーで回すための
溝64が形成されている。
【0055】そして反射ミラー38は、図3に示すよう
に、反射面38Aがアーム52の孔54の支持突起54
Aに当接して支持され、裏面38Bが2つの調整ねじ6
2の先端に当接して支持されており、調整ねじ62の進
退によって図中二点鎖線のように撓み変形する。
【0056】これにより、図4(A)に示すように、感
光体ドラム40上の走査線が湾曲している場合、2つの
調整ねじ62を調整して反射ミラー38を押圧し、図4
(B)に示すように反射面38A(図4(B)では見え
ない)側が凹状となるように反射ミラー38を湾曲させ
ることで、走査線を直線状に補正することができる。
【0057】なお、本実施形態では、各反射ミラー反射
面での副走査断面に投影したレーザビームAの入射角度
は、反射ミラー34が6.7°、反射ミラー36が1
0.8°、反射ミラー38が43°に設定されている。
したがって、光ビームの入射角度が最大である反射ミラ
ーにBowの補正機能を設けている。
【0058】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0059】上記したように、本実施形態の光走査装置
10は、光ビームの入射角度が最大の反射ミラー38を
撓ませて、ポリゴンミラー28への斜め入射によって生
じたBowを補正する構成である。
【0060】ここで、図5に、光ビームの入射角度を変
化させた場合における反射ミラーの撓み量とBow補正
量との関係を示す。この図からもわかるように、同一の
ミラー撓み量では、入射角度が大きくなる程Bow補正
量が大きくなる、すなわち、Bowの補正感度が高くな
る。
【0061】つまり、反射ミラー34、36、38の中
のどの反射ミラーを撓ませても、Bowが補正できるわ
けであるが、ミラーの変形量が大きくなるとその応力で
破損する恐れもあるため、ここでは最大入射角度とされ
た反射ミラー38にBowの補正機能を持たせること
で、破損を回避しつつ、ミラーの撓み量に対するBow
の補正範囲をより広く確保することができている。また
さらに、撓み量を少なくできることは、反射ミラーの軽
量化など、設計自由度も向上できる利点がある。
【0062】なお、本実施形態の反射ミラー38は、長
さが250mm、幅が16mm、厚さが5mmであり、
安全係数5での撓みによる応力破壊限界は200μmと
なる。したがって、前述した130μmのBowを補正
する場合でも、入射角度が43°なので89μm撓ませ
ればよく、割れるようなことはない。因みに、入射角度
が10.8°の反射ミラー36の場合、同量のBow補
正で306μmも変形させなければならないため、破壊
限界を悠に超えてしまうことになる。
【0063】また図6に、Bow補正量及び倍率変化量
(Mag変化量)の光ビーム入射角依存性を計算した結
果を示す。この計算結果によれば、光ビームの入射角度
が大きい程、Bow補正量に対する倍率変化量は小さく
なる。
【0064】したがって、反射ミラー38(入射角43
°)で130μmのBowを補正した場合、倍率変化が
0.07%、走査幅で0.2mm変化し、この値であれ
ば許容範囲である。これに対し、反射ミラー36(入射
角10.8°)で同量のBowを補正すると、倍率変化
が0.36%、走査幅では1mmと大きく変化してしま
う。
【0065】このように、複数の反射ミラーを備えた光
走査装置では、光ビームの入射角度が最大とされた反射
ミラーにBowの補正機能を持たせることで、走査倍率
の変化を最小としながらもBowが精度よく補正でき、
さらにミラーの撓み量も少なくできるため、破損に対し
ても有利である。
【0066】また、本実施形態では、ポリゴンミラー2
8の面倒れがあっても、被走査面上で走査位置が変動し
ないようにするための倒れ補正光学系として、副走査方
向にのみパワーを有するシリンダミラーを用い、第2ミ
ラー(反射ミラー36)として構成している。
【0067】通常、シリンダミラー、あるいはシリンダ
レンズを倒れ補正光学系に用いた場合、偏向反射面の光
軸方向移動、及び、走査中央部と走査端部との光路長差
のため、実質的に走査端部での副走査方向フォーカス位
置が偏向器側にシフトし、偏向反射面の共役位置が走査
領域全域で被走査面と一致しなくなる不具合がある。
【0068】一方、本実施形態のように、光ビームを偏
向器(ポリゴンミラー28)に対して斜めに入射させる
サジタルオフセット入射光学系では、走査中央部と走査
端部とで、副走査断面で反射角度に差が生じるため、倒
れ補正光学素子であるシリンダミラーへの副走査方向入
射角度が、走査中央部と走査端部で異なり、実質的なパ
ワーが違ってくる。
【0069】したがって、走査中央部より走査端部の入
射角度が小さくなるような方向へ折り返すことにより、
実質パワーを小さくし、上述の走査端部側フォーカスが
ポリゴンミラー28側にシフトすることと相殺させるこ
とにより、走査全領域で偏向反射面共役位置を被走査面
と一致させることができ、ピッチムラのない良好な画像
を得ることができる。
【0070】しかし、通常、画像形成装置内における光
走査装置の配置、大きさは、画像形成装置の様々な条件
から決定されるため、倒れ補正光学素子を理想状態に配
置できるとは限らない。
【0071】また、画像形成装置の小型化の要求によ
り、光走査装置と感光体ドラムの間隔を小さくして、倒
れ補正光学素子から被走査面までの距離を短くすると、
共役倍率が小さくなり、これによって、感光体ドラムの
取付誤差や光学系誤差により被走査面位置が変動する
と、ピッチムラが大きくなってしまう。
【0072】そこで本実施形態では、光ビームを偏向器
に対して副走査方向に0でない所定角度で入射させると
ともに、平面ミラーである第1ミラー(反射ミラー3
4)と最終ミラー(反射ミラー38)との間に、倒れ補
正ミラー(反射ミラー36)を配置することで、この問
題を解決している。
【0073】つまり、ポリゴンミラー28で偏向走査さ
れた光ビームは、ポリゴンミラー28の回転軸とほぼ垂
直に偏向されるが、感光体ドラム40へは14°の傾斜
で入射させるため、3枚の反射ミラーの折り返し角度
を、合計76°となるよう配置する必要がある。
【0074】倒れ補正ミラーとなる反射ミラー36への
入射角度は、共役点ずれを補正するように設定するのが
望ましく、ポリゴンミラー28への入射角度が1.2°
の本実施形態では−21.4°である。そこで、3回の
折り返しとすれば、倒れ補正ミラーの折り返し角度を−
21.4°としても、第1ミラーの折り返し角度を1
3.4°、最終ミラーの折り返し角度を86°とするこ
とで、所望の入射角度が達成できる。
【0075】これを、仮に2回の折り返しで実現しよう
とすると、ミラーの折り返し角度は一義的に決まってし
まうため、光走査装置内の光学系レイアウトが難しくな
ってしまう。逆に、光学系レイアウトを優先させると、
倒れ補正ミラーが共役点ずれを補正する折り返し角度に
配置できなくなり、光学性能を低下させてしまうことに
なる。
【0076】加えて本実施形態では、倒れ補正ミラーで
ポリゴンミラー28の回転軸とほぼ直交する方向に折り
返した後、最終ミラーで感光体ドラム40に向けて折り
返す構成としたことにより、光走査装置10から感光体
ドラム40までの距離を54mmと短く、且つ、光走査
装置10の高さを60mmに低減できてコンパクトな構
成となり、同時に、共役倍率を0.32と大きく設定で
きている。
【0077】また本実施形態では、シリンダミラーであ
る反射ミラー36を光ビーム入射位置での接平面内で回
動可能に支持していることで、副走査方向の位置ずれで
あるSkewを補正可能としている。
【0078】ここで、図7〜図9に、本実施形態の反射
ミラー36(シリンダミラー)の回動による性能変化を
示す。
【0079】図7に示すように、シリンダミラーを0.
1°回すことで、Skewは0.5mm変化させられ
る。そしてこのときのBowの変化は2μm以下であ
り、変化量としては極僅かである。また走査倍率(Fu
ll Mag)は、図8に示すように、0.015%変
化し、走査幅としては22μmである。したがって、6
00dpiの走査ピッチであっても1/2dot以下の
ずれ幅に収まる。
【0080】さらに、図9に示すように、走査倍率の左
右差(左右Mag)も0.006%程度で、変化量は8
μm程度である。そのため、オリジナル画像に対する形
状変化としては無視できるレベルである。
【0081】したがって、これを複数の光走査装置を用
いて複数の感光体を走査露光する多色画像形成装置に適
用した場合でも、600dpiの走査ピッチであれば
0.5mmのSkew補正で1/2dot以下の変化で
あるため、色ずれを悪化させるレベルではなく、よって
良好な画像が得られる。
【0082】さらに、本実施形態では、ポリゴンミラー
28と倒れ補正光学ミラーである反射ミラー36との間
に配置した反射ミラー34(第1ミラー)を反射面にお
ける光ビームの走査軌跡と平行な軸を中心として回動す
るよう支持し、これによって、光学素子の取付け誤差に
よって生じる左右倍率が補正可能な構成としている。
【0083】このように、偏向器と倒れ補正光学素子と
の間にある反射ミラーで左右倍率を補正すると、折り返
し角度によって副走査方向レジが変化しても、倒れ補正
光学素子の作用により被走査面上のレジずれが微少であ
る。このため、例えば、多色画像形成装置に適用した場
合、副走査方向の色ずれをほとんど生じさせることな
く、左右倍率差を調整して主走査方向の色ずれのみ補正
できるわけである。
【0084】またこれにより、共役点ずれも抑えること
ができる。図10(A)に示すように、第1ミラーであ
る反射ミラー34を回動させて左右倍率を±0.4%補
正しても、共役点ずれはほとんど生じない。これに対
し、シリンダミラーを同様に回動させた場合では、共役
点が約1mm変化するため、ポリゴンミラー28の面倒
れが90秒(1′30″)あると、Wobbleが2.
5μm発生してピッチムラが生じることになる。
【0085】さらにSkewに関しても効果がある。図
10(B)に示すように、第1ミラーによる左右倍率差
補正では、10μm程度のSkew変化であるが、シリ
ンタミラーを用いた場合では85μmのSkewとな
る。
【0086】このように、第1ミラーを回動させても光
学性能変化が少ない理由は、ミラーの回動により発生す
るレジ変化と光路長変化のうち、レジ変化分は倒れ補正
光学素子によって相殺されるため、光路長変化である左
右倍率のみを変化させられることによる。
【0087】ただし、倒れ補正光学素子上のレジ変化が
大きいと、十分な倒れ補正性能が得られなくなるため、
回動させる反射ミラーの折り返し角度は小さくすること
が望ましい。
【0088】また、本実施形態の変形例として、この反
射ミラー34を、反射面の法線に沿って進退可能に支持
することにより(図1の矢印D方向)、光路長変化によ
る倍率を変化させることも可能である。ここでも、レジ
変化は倒れ補正光学素子である反射ミラー36によって
相殺されるため、倍率のみを変化させられる。
【0089】図11(A)に、第1ミラーの移動による
副走査レジ(Lead Regi)変化、図11(B)
に、同じくその共役点ずれを計算した結果を示す。この
結果によれば、倍率を0.4%補正したときのレジ変化
は60μm、共役点ずれは0.25mmであり、光学性
能変化の許容範囲内で走査倍率が十分補正できる。
【0090】なお、本実施形態では、倒れ補正光学素子
としてシリンダミラー(反射ミラー36)を用いている
が、シリンダレンズとしてもよい。
【0091】また、本実施形態の反射ミラー38は、裏
面38B側のミラー端部を押圧して撓ませている構成と
してしるが、ミラー中央部を押圧して逆方向に湾曲させ
ることも可能である。
【0092】[第2の実施形態]次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。この第2の実施形態では、
上記第1の実施形態で説明した構成と同一構成部品につ
いては同一符合を付してその説明を省略する。
【0093】図12に示す第2の実施形態に係る光走査
装置70は、第1の実施形態と同様のサジタルオフセッ
ト入射光学系であり、ここでも3枚の反射ミラーを用い
て、レーザビームAを感光体ドラム40に導いている。
【0094】ポリゴンミラー28への副走査方向入射角
度は2.4°、第1ミラーとなる反射ミラー34の折り
返し角度は9.4°、第2ミラーとなる反射ミラー36
(シリンダミラー)の折り返し角度は12.6°、最終
ミラーとなる反射ミラー38の折り返し角度は116.
6°である。
【0095】本実施形態では、ポリゴンミラー28への
光ビーム入射角度が第1の実施形態とは異なるため、シ
リンダミラー最適折り返し角度が変わってくるが、本形
態においても、第2ミラーを倒れ補正ミラーとすること
で、最適折り返し角度の12.6°が実現できている。
【0096】また、本実施形態においても、ポリゴンミ
ラー28への光ビーム斜め入射によってBowが発生
し、その補正機能は、第1の実施形態と同じ支持機構に
よって撓み変形が可能とされた反射ミラー38に持たせ
ている。そしてここでは、反射ミラー38の折り返し角
度を116.6°と大きく設定し、しかも鈍角とするこ
とで、Bow補正による倍率変化をさらに小さくさせて
いる。
【0097】図13は、本実施形態の反射ミラー38
(最終ミラー)を撓ませたときの光ビーム入射角度と、
撓み量変化感度及び走査倍率変化感度との関係を表した
図である。
【0098】この図によれば、入射角度が大きくなる
程、Bow補正量に対する走査倍率変化感度は小さくな
る傾向にあり、特に、折り返し角度が鈍角の範囲(入射
角度が45°を超える範囲)では、感度の低下が顕著で
ある。このため、第1実施形態との比較でも、同一量の
Bowをより少ないミラー撓み量で補正できることにな
り、したがって、走査倍率変化も非常に小さくできるメ
リットがある。
【0099】また、光学素子の取付け誤差等により発生
するSkewは、第1の実施形態と同様、第2ミラーで
ある反射ミラー36(シリンダミラー)を光ビームの入
射位置における接平面内で回動させて補正しており、こ
れによって、Bowや走査倍率への影響が最小限に抑え
られている。
【0100】したがって、これら反射ミラー36、38
によって、副走査方向の走査線ずれが補正される。
【0101】一方、主走査方向のずれに関しては、画像
クロック可変手段(VCO)72を用いて補正してい
る。この画像クロック可変手段72は、基準クロックに
対し画像クロックを微少に変化させることで画像倍率が
可変でき、±0.5%程度の倍率であれば、高精度に補
正できる。
【0102】また最近では、走査開始点から走査終了点
までの画素クロックを徐々に変化させることで、左右倍
率差を補正することも提案されている。このような画像
クロック可変手段により、主走査方向の画像位置を調整
することで、倍率、左右倍率差といった位置ずれが補正
できる。
【0103】さらに本実施形態では、反射ミラー34
(第1ミラー)が反射面における光ビームの走査軌跡と
平行な軸(偏向走査面と略平行な軸)を中心として回動
可能に支持されており(図中矢印E方向)、光ビームの
副走査方向での入射角度が変更可能な構成である。
【0104】これにより、副走査方向レジが補正できる
とともに、倒れ補正光学素子である反射ミラー36(シ
リンダミラー)上のレジばらつきを小さくすることがで
きる。このように、シリンダミラー上のレジばらつきが
小さくできることは、前述の共役点ずれも小さくなり、
よってピッチムラのない良好な画像が得られる。
【0105】次に、これら補正手段を用いた走査線ずれ
の調整手順について説明する。
【0106】まず、ポリゴンミラー28により走査され
た光束が、被走査面上、もしくは反射ミラー36(倒れ
補正光学ミラー)上で一定の副走査位置となるように、
反射ミラー34(第1ミラー)を回動させて調整する。
この調整により、副走査位置を所定の範囲以下としなが
らも共役点ずれを小さくすることができる。
【0107】次いで、反射ミラー38(最終ミラー)を
撓ませることにより、Bowを補正する。このBow補
正によって、走査倍率変化を最小としながらも、走査線
の直線性が確保できる。
【0108】さらに、反射ミラー36(第2ミラー)
を、光ビーム入射位置での接平面内で回動させることに
より、Skewを補正する。このSkew補正により、
走査倍率やビームスポット径といった光学性能を変化さ
せることなく、記録媒体の搬送方向に対する垂直な走査
線が得られる。
【0109】最後に、基準走査線長に対する実際の走査
線長さを比較し、その差から画像クロック可変手段の可
変量を決定して走査倍率もしくは左右倍率差を補正し、
さらに画像書き出しタイミングを決定してトップマージ
ンおよびサイドマージンを調整する。
【0110】なお、これら各調整は、独立した光学素子
及び電気的補正手段によって個別に行えるため、光学性
能の相互影響が少なく、したがって、調整手順が変わっ
ても特に問題はない。
【0111】このように、本実施形態では、走査線ずれ
の補正機能を各素子に1つづつ振り分けているため、簡
単な構成の調整機構によって安価に実現できる。
【0112】さらに、何らかの外的要因によりずれが生
じたとしても、各補正機能は独立しているため、そのず
れ要因に応じた素子による補正のみで容易に修復でき
る。
【0113】加えて、各補正機能が互いに及ぼす影響が
最小であるため、調整アルゴリズムも単純となって調整
工数が削減できる。また例えば、メンテナンスでの補
正、あるいはユーザーによる調整も可能となる。
【0114】また、本実施形態の光走査装置を、複数の
光走査装置を用いて複数の感光体を走査露光する多色画
像形成装置に適用した場合でも、光学性能を最小としな
がら、副走査方向の色ずれ要因であるSkew及びBo
wと、主走査方向の色ずれ要因である走査倍率及び左右
倍率差が高い精度で補正できるため、色ずれによる画像
劣化を抑えられる。
【0115】[第3の実施形態]次に、本発明の第3の
実施形態について説明する。この第3の実施形態は、複
数ビームを同一偏向器で走査する光走査装置に本発明を
適用したものである。
【0116】図14に示す、第3の実施形態に係る光走
査装置80は、ハウジング82内に、複数光源91a、
91b、91c、91dを備え、各光源から出射された
レーザビームA、B、C、Dは、対応するコリメータレ
ンズ92a、92b、92c、92dにより集光され、
整形光学系94a、94b、94c、94dで副走査方
向に収束されて、ポリゴンミラー95に入射される。
【0117】ポリゴンミラー95により偏向された各レ
ーザビームは、fθレンズ96a、96bにより集束作
用を受けた後、各レーザビームに対応する反射ミラー9
7a、97b、97c、97d(各第1ミラー)により
折り返される。
【0118】各第1ミラーは、反射面における各レーザ
ビームの走査軌跡と平行な軸(偏向走査面と略平行な
軸)中心に回動可能に支持されている。これにより、各
レーザビームの副走査方向レジが調整可能となって、シ
リンダミラーである反射ミラー98a、98b、98
c、98d(各第2ミラー)上のレジ位置を所定範囲内
に調整できるとともに、共役点ずれの防止機能も備えた
構成となる。
【0119】各第2ミラーは、光ビーム入射位置での接
平面内で回動可能に支持されており、回動によって各レ
ーザビームのSkewを補正する機能を備えている。
【0120】各第2ミラーで折り返された各レーザビー
ムは、各レーザビームに対応する反射ミラーの中で、副
走査断面に投影したビーム入射角度が最大となるよう設
定された反射ミラー99a、99b、99c、99d
(各最終ミラー)へ入射する。
【0121】各最終ミラーは、第1の実施形態同様、反
射面法線方向に撓ませ可能な構成であり、各レーザビー
ムのBowを補正する機能を備えている。
【0122】そして本実施形態も、各レーザビームがポ
リゴンミラー95へ斜めに入射する光学系であるためB
owが発生し、色ずれとなって現れる。なお、各レーザ
ビームの走査線は、ポリゴンミラー95に対する図中の
右左のビームが、紙面上で反対方向に湾曲することにな
る。
【0123】色ずれを補正するため各最終ミラーは、上
述したように、各レーザビーム毎に設けられたそれぞれ
の反射ミラーの中で最大入射角度に設定しており、この
ため、十分なBow補正範囲を確保することができる。
またここでは、4本のレーザビームをハウジング82の
長手方向に対して略直交方向へ反射させるよう構成でき
ている。
【0124】各最終ミラーによって反射された各レーザ
ビームは、感光体ドラム84a、84b、84c、84
d上を走査露光し、それぞれの潜像を形成する。
【0125】また、主走査方向においては、各光学素子
の取付け誤差等により各レーザビームの走査倍率に若干
差が出るため、やはり色ずれとして認識される。しかし
ここでも、第2の実施形態と同様の画像クロック可変手
段(図示省略)により各レーザビームに対応する画像ク
ロックを微少に変化させることで、主走査方向の色ずれ
を高精度に補正することができる。
【0126】そして、これら各潜像を、ブラック
(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)の各色に現像し、各色現像像を順次転写すること
で、色ずれのない良好な画質のカラープリントが得られ
る。
【0127】このように、本実施形態では、複数感光体
を備えた多色画像形成装置において、光学性能変化を最
小としながらも、Skew、Bow、走査倍率ずれ等に
よって生じる色ずれを精度よく補正できる。
【0128】また、第1、第2の実施形態と同様、各レ
ーザビーム毎の走査線位置ずれ補正手段を、相互の性能
変化への影響を最小とした独立した素子に割り付けたこ
とで、調整機構が単純な構成で実現でき、性能劣化させ
ずに色ずれが精度よく補正できる。同時に、調整作業も
容易となってコストが低下でき、メンテナンス時、ある
いはユーザーによる色ずれ補正も可能となる。
【0129】
【発明の効果】本発明の光走査装置は上記構成としたの
で、光学性能変化を抑えながらも走査線湾曲(Bow)
を精度良く補正できる。また、光学性能変化を最小とし
ながらも、走査線湾曲、走査線傾き(Skew)、倍率
誤差を高い精度で、しかも安価に補正できる。さらに
は、複数感光体もしくは複数位置を走査露光し多色画像
を得る多色画像形成装置において、光学性能変化を最小
としながらも、色ずれを高い精度で安価に補正できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の
構成図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の
反射ミラー支持機構の斜視図である。
【図3】 図2の反射ミラー支持機構の要部拡大断面図
である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係る光走査装置の
走査線湾曲の補正を説明する図で、(A)が湾曲状態で
あり、(B)が補正状態である。
【図5】 走査線湾曲補正量とミラー撓み量の入射角度
依存性を説明する図である。
【図6】 走査線湾曲補正量と走査倍率変化の入射角度
依存性を説明する図である。
【図7】 シリンダミラー回転によるSkew補正量と
Bow変化を説明する図である。
【図8】 シリンダミラー回転による走査倍率変化を説
明する図である。
【図9】 シリンダミラー回転による左右倍率変化を説
明する図である。
【図10】 左右倍率補正量と光学性能変化を説明する
図である。
【図11】 走査倍率補正量と光学性能変化を説明する
図である。
【図12】 本発明の第2の実施形態に係る光走査装置
の構成図である。
【図13】 走査線湾曲感度と走査幅変化感度の入射角
度依存性を説明する図である。
【図14】 本発明の第3の実施形態に係る光走査装置
の構成図である。
【図15】 色ずれの要因を示す概念図である。
【図16】 従来の光走査装置の概略斜視図である。
【図17】 従来の光走査装置の要部を示した概略構成
図である。
【図18】 従来の光走査装置における反射ミラーの調
整機構を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 光走査装置 12 画像形成装置 20 光源 28 ポリゴンミラー(偏向装置) 30、32 走査レンズ(結像光学系) 34 反射ミラー(第1ミラー) 36 反射ミラー(倒れ補正ミラー/シリンダミ
ラー/倒れ補正光学素子) 38 反射ミラー(最終ミラー) 40 感光体ドラム(被走査面) 70 光走査装置 72 画像クロック可変手段 80 光走査装置 82 ハウジング(筐体) 84a、84b、84c、84d 感光体ドラム(被
走査面) 91a、91b、91c、91d 光源 95 ポリゴンミラー(偏向装置) 96a、96b fθレンズ(結像光学系) 97a、97b、97c、97d 反射ミラー(第1
ミラー) 98a、98b、98c、98d 反射ミラー(倒れ
補正ミラー/シリンダミラー) 99a、99b、99c、99d 反射ミラー(最終
ミラー) A、B、C、D レーザビーム(光ビーム)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源から出射された光ビームを偏向走査
    させる偏向装置と、 前記偏向装置で偏向された光ビームを被走査面上に結像
    させる結像光学系と、前記結像光学系を通過した光ビー
    ムを前記被走査面側へ反射する複数の反射ミラーと、を
    有する光走査装置において、 前記複数の反射ミラーのうち走査線湾曲補正のために反
    射面の法線方向に撓ませる反射ミラーは、反射面での副
    走査断面に投影した光ビームの入射角度に応じて決めら
    れていることを特徴とする光走査装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の反射ミラーのうち前記入射角
    度が最大の反射ミラーを反射面の法線方向に撓ませるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 【請求項3】 反射面の法線方向に撓ませる前記反射ミ
    ラーは、前記光ビームの折り返し角度が鈍角とされてい
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光走
    査装置。
  4. 【請求項4】 光源から出射された光ビームを副走査方
    向に0でない所定角度を持って入射し偏向走査させる偏
    向装置と、 前記偏向装置で偏向された光ビームを被走査面上に結像
    させる結像光学系と、 前記結像光学系を通過した光ビームを前記被走査面側へ
    反射する少なくとも3枚の反射ミラーと、を有する光走
    査装置において、 前記結像光学系を通過した光ビームを最初に反射する第
    1ミラーと光ビームを前記被走査面側へ反射する最終ミ
    ラーとの間に配置された反射ミラーの少なくとも1つ
    が、倒れ補正ミラーとされていることを特徴とする光走
    査装置。
  5. 【請求項5】 前記倒れ補正ミラーと前記被走査面との
    間に配置された反射ミラーの少なくとも1つを、走査線
    湾曲補正のために反射面の法線方向に撓ませることを特
    徴とする請求項4に記載の光走査装置。
  6. 【請求項6】 前記最終ミラーを、走査線湾曲補正のた
    めに反射面の法線方向に撓ませることを特徴とする請求
    項4に記載の光走査装置。
  7. 【請求項7】 前記倒れ補正ミラーはシリンダミラーと
    され、前記シリンダミラーが前記光ビームの入射位置で
    の接平面内で回動可能に支持されていることを特徴とす
    る請求項4〜請求項6の何れか1項に記載の光走査装
    置。
  8. 【請求項8】 光源から出射された光ビームを偏向走査
    させる偏向装置と、 前記偏向装置で偏向された光ビームを被走査面上に結像
    させる結像光学系と、 前記結像光学系を通過した光ビームを前記被走査面側へ
    反射する複数の反射ミラーと、を有する光走査装置にお
    いて、 前記結像光学系と倒れ補正光学素子との間に配置された
    前記反射ミラーの少なくとも1つは、反射面における前
    記光ビームの走査軌跡と直交する軸を中心に回動可能に
    支持されていることを特徴とする光走査装置。
  9. 【請求項9】 前記結像光学系と前記倒れ補正光学素子
    との間に配置された前記反射ミラーの少なくとも1つ
    は、反射面における前記光ビームの走査軌跡と平行な軸
    を中心に回動可能に支持されていることを特徴とする請
    求項8に記載の光走査装置。
  10. 【請求項10】 前記結像光学系と前記倒れ補正光学素
    子との間に配置された前記反射ミラーの少なくとも1つ
    は、反射面の法線に沿って進退可能に支持されているこ
    とを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
  11. 【請求項11】 請求項8〜請求項10の何れか1項に
    記載の反射ミラーは、前記複数の反射ミラーのうち前記
    入射角度が最小とされていることを特徴とする光走査装
    置。
  12. 【請求項12】 前記光源から出射する光ビームのクロ
    ック周波数を調整可能な画像クロック可変手段を有する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項11の何れか1項に
    記載の光走査装置。
  13. 【請求項13】 複数の光源からそれぞれ出射された各
    光ビームを偏向走査させる偏向装置と、 前記偏向装置で偏向された各光ビームを対応するそれぞ
    れの被走査面上に結像させる少なくとも1つの結像光学
    系と、 前記少なくとも1つの結像光学系をそれぞれ通過した各
    光ビームを前記それぞれの被走査面側へ反射するととも
    に各光ビームに対応してそれぞれ複数設けられた反射ミ
    ラーと、を有し、 それらを収容する筐体を備えた光走査装置において、 各光ビームに対応してそれぞれ複数設けられた前記反射
    ミラーのうち走査線湾曲補正のために反射面の法線方向
    に撓ませる反射ミラーは、反射面での副走査断面に投影
    した光ビームの入射角度に応じて決められていることを
    特徴とする光走査装置。
  14. 【請求項14】 各光ビームに対応してそれぞれ複数設
    けられた前記反射ミラーのうち前記入射角度が最大の各
    反射ミラーを反射面の法線方向に撓ませることを特徴と
    する請求項13に記載の光走査装置。
  15. 【請求項15】 各光ビームに対応してそれぞれ複数設
    けられた前記反射ミラーを、 前記少なくとも1つの結像光学系をそれぞれ通過した各
    光ビームを最初に反射する各第1ミラーと、 各光ビームを前記それぞれの被走査面側へ反射する各最
    終ミラーと、 前記各第1ミラーと前記各最終ミラーとの間にそれぞれ
    配置された各倒れ補正ミラーと、の少なくとも各3枚で
    構成し、 前記各第1ミラーは、各光ビームに対応してそれぞれ複
    数設けられた前記反射ミラーのうち前記入射角度が最小
    とされ、且つ、反射面における前記光ビームの走査軌跡
    と平行な軸を中心に回動可能に支持され、 前記各最終ミラーは、反射面の法線方向に撓ませる前記
    反射ミラーとされ、 前記各倒れ補正ミラーは、シリンダミラーとされ、且
    つ、前記光ビームの入射位置での接平面内で回動可能に
    支持されていることを特徴とする請求項13又は請求項
    14に記載の光走査装置。
  16. 【請求項16】 前記複数の光源からそれぞれ出射する
    前記各光ビームのクロック周波数を調整可能な画像クロ
    ック可変手段を有することを特徴とする請求項13〜請
    求項15の何れか1項に記載の光走査装置。
  17. 【請求項17】 請求項1〜請求項16の何れか1項に
    記載の光走査装置を備えたことを特徴とする画像形成装
    置。
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