JP2000180773A - 光学走査装置 - Google Patents

光学走査装置

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JP2000180773A
JP2000180773A JP10356119A JP35611998A JP2000180773A JP 2000180773 A JP2000180773 A JP 2000180773A JP 10356119 A JP10356119 A JP 10356119A JP 35611998 A JP35611998 A JP 35611998A JP 2000180773 A JP2000180773 A JP 2000180773A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で簡単に光学調整を行うことのできる複
数ビームの偏向走査を行う光学走査装置を提供するこ
と。 【解決手段】 円筒反射鏡を備えた円筒反射鏡アッシィ
22の傾きを調整する調整部42を片側に配置すること
により、メインテナンススペースを光学走査装置10の
片側にのみ設ければ良く、画像形成装置の小型化に寄与
できる。円筒反射鏡で反射後の光ビームの副走査方向の
ずれを検出する副走査位置検出センサを設けた同期光・
副走査位置検出装置28を、円筒反射鏡アッシィ22の
回転支点側(同期光・副走査位置検出装置28側)に設
けたので、スキュー調整のために円筒反射鏡アッシィ2
2の傾きを変えても副走査位置検出センサに入射する光
ビームにずれが生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを画
像情報に応じて被走査体上に走査露光することにより画
像を記録するレーザプリンタやディジタル複写機等、特
に複数本のレーザビームを用いてカラー画像を形成する
電子写真方式の画像形成装置に好適な光学走査装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図18乃至図20を参照して従来の光学
走査装置200の構成を説明する。
【0003】図において、200は光学走査装置、20
2K,Y,M,Cはレーザ光、204はポリゴンモー
タ、206K,Y,M,Cはミラーアッシィ、208
K,Y,M,Cは被走査体、210A,Bはレジスタマ
ーク、212A,Bは検出部である。
【0004】この光学走査装置200は、一つのポリゴ
ンモータ204で4本のレーザ光を、ブラック(K)、
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)に対応
する各被走査体208K,208Y,208M,208
Cに走査し、図示しない転写材(用紙)がベルト214
で搬送され、各走査体で転写材に多重転写されることで
カラー画像が形成される。
【0005】光学走査装置200は、情報を含んだレー
ザ光202K,Y,M,C等を出射する図示しない光源
から出射されるレーザ光K,Y,M,Cをポリゴンモー
タ204で走査偏向し、図示しない結像レンズ系、反射
ミラー214を組み込んだミラーアッシィ206K,
Y,M,Cを経て被走査体208K,Y,M,Cに直線
状に照射される。
【0006】SOS(Start of Scan)
は、レーザ光202K,Y,M,Cの書き出しタイミン
グを決定するための光で、ピックアップミラー216を
経て同期光検出装置218K,Y,M,Cで検出された
後、一定の遅れをもってレーザ光202K,Y,M,C
が被走査体208K,Y,M,Cに走査照射される。
【0007】また、各色のずれを補正するため、この場
合、走査線の傾き(以下スキューと呼ぶ)を調整するよ
うになっている。
【0008】例えば、ミラーアッシィ206K,Y,
M,Cには、一端部側に回転中心220、その反対側に
アクチュエータ222が設けられており、ベルト214
にレジスターマーク210A,Bを形成し、それを検出
部212A,Bで各走査線のずれを検出し、これに基づ
いて回転中心220を中心にアクチュエータ222をE
方向に上下駆動させることでスキュー調整が行われ、色
ずれの無いカラー画像が形成される。
【0009】このような構成において、回転中心220
は、前述のSOS光の光路に交わる軸を中心に設けられ
ているので、スキュー補正時、即ちミラーアッシィ20
6K,Y,M,Cが回動してもSOS光が同期光検出装
置218K,Y,M,Cから外れることを防止してい
る。
【0010】このような光学走査装置200は、例えば
特開平3−150521号公報で開示されている。
【0011】次に、図21乃至図23にしたがって別の
従来の光学走査装置300の円筒反射鏡アッシィ301
の構成を説明する。
【0012】図21,22に示すように、この円筒反射
鏡アッシィ301は、円筒反射鏡(シリンダーミラー)
302の端部をフレーム端部304で固定され、フレー
ム端部304を含んだ円筒反射鏡フレーム306で保持
されている。
【0013】さらに円筒反射鏡302の長手方向中央部
は保持ブロック308で保持され、保持ブロック308
にはラック・アンド・ピニオン装置310のピニオン3
12に設けられたネジシャフト314が連結されてい
る。
【0014】このような構成において、図23に示すよ
うに、図示しない被操作体上の走査線がL1もしくはL
2のような湾曲(以下ボウと呼ぶ。)状態であった場
合、ラック・アンド・ピニオン装置310に取り付けら
れたネジシャフト314を進退させることでピニオン3
12が、図21の矢印のように回転する。
【0015】これによってネジシャフト314が回転す
ることで、円筒反射鏡フレーム306のタップ孔に対応
し、保持ブロック308が円筒反射鏡302の反射接平
面方向である矢印Zに摺動する。
【0016】即ち、円筒反射鏡202の長手方向中央部
を反射接平面方向に湾曲させることで、図23のL1,
L2の走査線をノミナル位置に補正することができる。
【0017】その際、倍率変化を殆ど無く補正できる。
このような光学走査装置の円筒反射鏡アッシィの構成
は、例えば特開平10−186257号公報に開示され
ている。
【0018】さらに、図24乃至図26にしたがって別
の従来の光学走査装置400のミラーアッシィ410の
構成を説明する。
【0019】この光学走査装置400は、光源402か
らレーザー光404を発し、番号を付与しない集光レン
ズを経てポリゴンモータ406で偏向走査し、結像レン
ズ系408を経てミラーアッシィ410の反射ミラー4
12で反射し、被走査体414に照射される。
【0020】ミラーアッシィ410には、走査中央部付
近上部に回転中心416が設けられ、ミラーアッシィ端
部片側に調整部418とスプリング420が設けられて
いる。
【0021】このような構成において、スキューの調整
を行う時は、調整部418を矢印D方向に進退させるこ
とで、ミラーアッシィ410は走査中央部付近上部を中
心に回転するので、スキュー調整を行うことができる。
【0022】このような光学走査装置のミラーアッシィ
の構成は、例えば特開昭59−7331号公報で開示さ
れている。
【0023】さらに、図27にしたがって、別の従来の
光学走査装置500のミラーアッシィ502の構成を説
明する。
【0024】ミラーアッシィ502には、走行中央部付
近下部に回転中心となる丸穴504を設け、反射ミラー
506はスプリング508でミラーアッシィ502に固
定されている。
【0025】また、ミラーアッシィ502の端部両側に
は長穴510が設けられ、前記丸穴504にフレーム5
12のガイド溝514に嵌合したスライダー516のピ
ン518が対応し、スキュー調整時はミラーアッシィ5
02の長穴510のスクリュー520を緩め、ミラーア
ッシィ502の走査中央部付近下部の丸穴504を回転
中心に回動することで行う。
【0026】更に、ミラーアッシィ502の走査中央部
付近の反射ミラー506の背面に圧電素子522が設け
られており、図示しない制御装置によって圧電素子52
2に所定の電圧を印加することで反射ミラー506を反
射面方向に撓ませることでボウの補正が行えるようにな
っている。
【0027】このような光学走査装置500のミラーア
ッシィ502の構成は、例えば特開平4−264418
号公報で開示されている。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した図
18、19に示す光学走査装置200では、図20に示
すように、一つのポリゴンモータ204で4本のレーザ
光を走査するという構造上、同期光検出装置218K,
Y,M,Cがポリゴンモータ204を境に互い違いに配
置されることになる。
【0029】この例では、アクチュエータ222が小さ
いことと、自動でスキュー調整が行われるのでメンテナ
ンススペースはさほど考慮しなくても良かったが、コス
トを下げるために当該部分を手動で行うようにアクチュ
エータ222に代え、図20に示すようにスキューダイ
アル224K,Y,M,Cを設けると、メンテナンスス
ペース(手動でダイアル操作する空間)を設ける必要が
あるため、電子写真装置(画像形成装置)の大きさが寸
法S×2だけ大きくなってしまう問題がある。
【0030】また、光学走査装置200の調整時、4つ
の光学系に係わるミラーアッシィ206K,Y,M,C
の4個所を粗調整から調整するので手間がかかり、光学
走査装置200を製造するのに時間がかかる。
【0031】図21,22に示す光学走査装置300の
円筒反射鏡アッシィ301は、円筒反射鏡302を保持
ブロック308を介して押し引きすることにより、フレ
ーム端部304で支持される円筒反射鏡302の端部が
前述の押し引きに対して追従しないような支持構造をフ
レーム端部304に施す必要がある。よって、構造が複
雑となりコストが高くなる問題がある。また、同じ量だ
けボウを反転させるには熟練を要する。
【0032】図24,25に示す更に別の従来の光学走
査装置400のミラーアッシィ410は、図26に示す
ようにスキュー調整を行うと、光路長に関し、回転中心
416上を通るレーザー光404Cは変化しないが、走
査端部を通るレーザー光404EはX+Yに対し、X+
X’+YでX’だけ光路長が変わってしまう問題があ
る。
【0033】さらに、図27に示すさらに別の従来のミ
ラーアッシィ502は、スキュー調整時の前述の図24
〜26に示すミラーアッシィ410と同様、走査端部で
ビーム光路長が変わってしまうという問題がある。ま
た、圧電素子522を使用するのでコストが高いという
問題がある。
【0034】本発明は上記の従来装置の問題点を除去
し、小型で簡単に光学調整を行うことのできる複数ビー
ムの偏向走査を行う光学走査装置を提供することが目的
である。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光学走
査装置は、複数本の光ビームを主走査方向に走査偏向す
る単一の多面鏡を備えた偏向器と、前記複数本の光ビー
ムの各々に対応して設けられた複数の反射鏡と、前記複
数の反射鏡の各々に設けられ、主走査方向の一側を支点
にして前記反射鏡を回動可能とする複数のスキュー調整
手段と、前記反射鏡で反射された前記光ビームの副走査
方向のずれを検知する検知手段と、前記偏向器、反射
鏡、スキュー調整手段及び検知手段を保持する保持部材
と、を備え、前記複数のスキュー調整手段の各支点が同
じ側かつ、前記検知手段側に設けられていることを特徴
としている。
【0036】次に、請求項1に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0037】請求項1に記載の光学走査装置では、複数
本の光ビームが単一の多面鏡を備えた偏向器により走査
偏向される。走査偏向された各光ビームは、各々反射鏡
によって反射され、例えば被走査体に照射されて被走査
体上には主走査方向に延びる走査線が形成される。
【0038】また、走査線のスキューは、スキュー調整
手段によって反射鏡を主走査方向の一側を支点にして回
動することによって補正することができる。
【0039】ここで、複数のスキュー調整手段を同じ側
に配置したので、メインテナンススペースをスキュー調
整手段側、即ち、光学走査装置の片側にのみ設ければ良
く、光学走査装置を設ける画像形成装置の小型化に寄与
できる。
【0040】さらに、副走査方向の光ビームのずれを、
反射鏡で反射後に検知する検知手段を設けたので、光学
走査装置内部での光ビームの副走査方向のずれを光学走
査装置内で検知することができる。検知手段により光ビ
ームの副走査方向のずれを検知した情報は、光ビームの
書き出しタイミングを操作することに用い、これによっ
て副走査方向のずれを補正することができるようにな
る。
【0041】例えば、光源の制御を行う制御装置に検知
手段により得られた情報を入力し、光源からの光ビーム
の出射タイミングを、走査線1ライン或いは複数ライン
分早めたり遅らせたりすることにより、副走査方向のず
れを補正することができるようになる。
【0042】また、スキュー調整手段の支点側に検知手
段を設けているので、スキュー調整のために反射鏡を若
干量傾斜させても、反射鏡の支点側の動きは殆ど無い。
したがって、スキュー調整を行っても反射鏡の支点側で
反射して検知手段に入射する光ビームは動かず、副走査
方向の光ビームのずれの検知に影響が及ばない。
【0043】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の光学走査装置において、前記複数の反射鏡、スキュー
調整手段及び検知手段はサブフレームに一体に設けら
れ、前記サブフレームは前記ハウジングに対して着脱可
能に装着されていることを特徴としている。
【0044】次に、請求項2に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0045】請求項2に記載の光学走査装置では、複数
の反射鏡、スキュー調整手段及び検知手段をサブフレー
ムに一体に設け、サブフレームをハウジングに対して着
脱可能としたので、複数の反射鏡、スキュー調整手段及
び検知手段を一体に設けたサブフレームをハウジングよ
り外し、これを基準となるマスター光学系に搭載し、マ
スター光学系を用いてサブフレーム毎にスキューの粗調
整等の各種の調整を行うことができる。
【0046】よって、粗調整を行った反射鏡とスキュー
調整手段と検知手段を一体に設けたサブフレームを予め
大量に製造してき、粗調整の済んだサブフレームをハウ
ジングに取り付けるようにすれば、光学走査装置として
の調整は微調整のみで済み、光学走査装置を製造する際
の調整時間を短くすることができる。
【0047】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の光学走査装置において、前記複数のス
キュー調整手段は前記反射鏡の支点から離れた部位を移
動することにより前記支点を回転中心として前記平面鏡
を回動させる調整部を備え、前記支点から前記調整部ま
での距離が短い方のスキュー調整手段は、前記支点から
前記調整部までの距離が長い方のスキュー調整手段より
も調整感度が鈍いことを特徴としている。
【0048】次に、請求項3に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0049】反射鏡を、支点を中心として回動させる場
合(即ち傾ける場合)、支点から近い部位を動かす場合
と、支点から遠い部位を動かす場合とでは、動かす量を
同じにすると、支点から近い部位を動かした場合の反射
鏡の傾斜角度は、支点から遠い部位を動かした場合の反
射鏡の傾斜角度よりも大きくなる。
【0050】しかしながら、請求項3の光学走査装置で
は、支点から調整部までの距離が短い方のスキュー調整
手段の調整感度を、支点から調整部までの距離が長い方
のスキュー調整手段の調整感度よりも鈍くした、即ち、
或る一定の調整操作量当たりの移動量を小さくしたの
で、或る一定の調整操作量当たりの反射鏡の傾き量を、
支点から調整部までの距離が長い反射鏡と、支点から調
整部までの距離が短い反射鏡とで同じにすることができ
る。これにより、複数の反射鏡の調整が同じ感覚で行え
調整作業が容易になる。
【0051】さらに、支点からの距離が遠い調整部と支
点からの距離が近い調整部とを設けているので、反射鏡
を一方向に並べたときに、調整部同士の干渉を避けるこ
とができ、反射鏡同士の間隔を短くすることができる。
【0052】したがって、この光学走査装置の小型化が
図れると共に、この光学走査装置を設ける画像形成装置
の被走査体の間隔を狭めることができ、画像形成装置の
小型化に寄与できる。
【0053】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の光学走査装置において、前
記反射鏡は円筒反射鏡であって、前記スキュー調整手段
による前記円筒反射鏡の移動方向は反射接面方向であ
る、ことを特徴としている。
【0054】次に、請求項4に記載の光学走査装置の作
用を説明する。
【0055】請求項4に記載の光学走査装置では、反射
鏡を円筒反射鏡とし、調整時の円筒反射鏡の移動方向を
反射接面方向としたので、光路変化及び倍率の変化を生
じることなくスキューの調整を行うことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】[第1の実施形態]本発明の光学
走査装置の第1の実施形態を図1乃至図9にしたがって
説明する。
【0057】図1には、フルカラーの電子写真装置(所
謂カラーコピー、カラープリンタ等)に設けられた第1
の実施形態に係る光学走査装置が斜視図にて示されてい
る。
【0058】この図1において、10は光学走査装置、
12K,Y,M,Cは光源、14K,Y,M,Cはレー
ザ光、16は偏向器、18KY,MCは結像レンズ系、
20K,Y,M,Cは反射ミラー、22K,Y,M,C
は円筒反射鏡アッシィ、24は第1ピックアップミラ
ー、26は第2ピックアップミラー、28は同期光・副
走査位置検出装置、30は同期光検出装置、32はサブ
フレームとしてのプレート、34はプレート32の丸
孔、36はプレート32の長孔、40は支持部、42は
調整部、44は位置決めブロック、46K,Y,M,C
は電子写真装置に設けられている被走査体、48はプレ
ート32の第1窓、50はプレート32の第2窓、52
はプレート32の第3窓、54は光学走査装置10の光
学系を収容しているハウジング、56はハウジング54
の第4窓、58は光学走査装置10を取り付ける電子写
真装置のフレーム、60A〜Hはスクリュー、100は
円筒反射鏡プレートアッシィである。
【0059】この光学走査装置10は、一つの偏向器1
6で、4本のレーザ光14K,Y,M,Cをブラック、
イエロー、マゼンタ、シアンに対応する各被走査体46
K,46Y,46M,46Cに走査し、各被走査体46
K,46Y,46M,46Cから転写材64に多重転写
されることでカラー画像を形成する。
【0060】光学走査装置10は、電子写真装置のフレ
ーム58に精度良くスクリュー60Aで取り付けられて
おり、情報を含んだレーザ光14K,Y,M,C等を出
射する光源12K,Y,M,Cから出射したレーザ光1
4K,Y,M,Cを偏向器16で走査し、結像レンズ系
18KY,MCを経て、反射ミラー20K,Y,M,
C、円筒反射鏡アッシィ22に組み込まれている円筒反
射鏡66で反射し、プレート32の第1窓50を通過
し、被走査体46K,Y,M,Cに直線状に照射され
る。なお、図1において、被走査体46K,Y,M,C
上の点線で示される矢印は、走査の方向を示している。
【0061】同期光・副走査位置検出装置28には、レ
ーザ光14Kの書き出しタイミングを検知するための同
期光検出センサSOS−K、レーザ光14Yの書き出し
タイミングを検知するための同期光検出センサSOS−
Yが下面に設けられている。
【0062】また、同期光検出装置30には、レーザ光
14Mの書き出しタイミングを検知するための同期光検
出センサSOS−M、レーザ光14Cの書き出しタイミ
ングを検知するための同期光検出センサSOS−Cが下
面に設けられている。
【0063】同期光検出装置30は支柱72を介してス
クリュー60Cでプレート32に精度良く固定されてい
る。
【0064】円筒反射鏡66の同期光・副走査位置検出
装置28側の端部付近で反射したレーザ光14K,Y
は、第1ピックアップミラー24に向かって第1ピック
アップミラー24で反射され、プレート32の第2窓5
0を通過して同期光検出センサSOS−K,SOS−Y
へ入射して検知される。なお、この同期光検出センサS
OS−K,SOS−Yへ入射するレーザ光をSOS光と
呼ぶ。
【0065】一方、円筒反射鏡66の同期光検出装置3
0側の端部付近で反射したレーザ光14M,Cは、第2
ピックアップミラー26に向かって第2ピックアップミ
ラー26で反射され、プレート32の第3窓52を通過
して同期光検出センサSOS−M,SOS−Cへ入射し
て検知された後、一定の遅れをもって被走査体46M,
Cに走査、照射される。
【0066】ところで、光源12K,Yからの各レーザ
光14K,Yに関して、図1,2のように、光源12Y
の上に光源12Kが搭載され、偏向器16の多面鏡16
Aに入射する角度が断面方向(多面鏡16Aの回転軸に
沿った断面)で異なっている。
【0067】この実施形態の場合、レーザ光14Kの方
が、レーザ光14Yよりも多面鏡16Aへの入射角度が
大きい。よって、結像レンズ18KYを通過後、レーザ
光14Kを反射ミラー20Kへ、レーザ光14Yを反射
ミラー20Yへと分離することができる。
【0068】偏向器16を境にして、光源12M、光源
12Cに関しても同様である。
【0069】図2に示すように、同期光・副走査位置検
出装置28は、ブラックの走査線用には副走査位置検出
センサPSD−Kと同期光検出センサSOS−Kを有
し、イエローの走査線用には副走査位置検出センサPS
D−Yと同期光検出センサSOS−Yを有し、マゼンタ
の走査線用には副走査位置検出センサPSD−Mを有
し、シアンの走査線用には副走査位置検出センサPSD
−Cを有し、これらのセンサは一つの基板68に形成さ
れ、支柱70を介してスクリュー60Bでプレート32
に精度良く固定されている。
【0070】これらの副走査位置検出センサPSD−
K,PSD−Y,PSD−M,PSD−Cでレーザ光1
4K,Y,M,Cの副走査方向のずれを検知、即ち、光
学走査装置10内部でのレーザ光14K,Y,M,Cの
副走査方向のずれを光学走査装置10内で検知すること
ができる。
【0071】これらの副走査位置検出センサPSD−
K,PSD−Y,PSD−M,PSD−Cによりレーザ
光14K,Y,M,Cの副走査方向のずれを検知した情
報は、レーザ光14K,Y,M,Cの書き出しタイミン
グを操作することに用い、これによって副走査方向のず
れを補正することができるようになる。
【0072】例えば、光源12K,Y,M,Cの制御を
行う制御装置(図示せず)に副走査位置検出センサPS
D−K,PSD−Y,PSD−M,PSD−Cにより得
られた情報を入力し、光源12K,Y,M,Cから出射
するレーザ光14K,Y,M,Cの出射タイミングを、
走査線1ライン或いは複数ライン分早めたり遅らせたり
することにより、副走査方向のずれを補正することがで
きるようになる。
【0073】図4に示すように、円筒反射鏡アッシィ2
2は、支持側ブラケット74、調整側ブラケット76、
アングル78を備え、これらがスクリュー60Dで精度
良く組み立てられている。
【0074】円筒反射鏡66は、一端が支持側ブラケッ
ト74に他端が調整側ブラケット76に精度良く保持さ
れている。
【0075】アングル78の長手方向中央部にはスタッ
ド80がスクリュー60Eで固定されており、このスタ
ッド80のねじ孔にボウ調整ダイアル82のねじ部84
がねじ込まれていて、円筒反射鏡66の長手方向中央部
を反射接面方向に沿って撓ませることでボウ補正を行え
るようになっている。
【0076】なお、アングル78には、スクリュー60
Eをねじ込むネジ孔及びボウ調整ダイアル82のねじ部
84の貫通する貫通孔(共に図示せず)が形成されてい
る。
【0077】円筒反射鏡アッシィ22は、図5にも示す
ように、支持側ブラケット74がプレート32の所定の
位置に精度良く設けられた支持部86の球状部88に嵌
合し、支持側ブラケット74にスクリュー60Fで取り
付けられた支持側スプリング90で押圧されて嵌合状態
を保持されている。
【0078】また、図4に示すように、円筒反射鏡アッ
シィ22は、調整側ブラケット76がプレート32の所
定位置に精度良く設けられた位置決めブロック44のV
溝92に、スクリュー60Gで位置決めブロック44に
取り付けられた調整側スプリング94によって押圧され
ている(矢印A方向)。
【0079】調整側ブラケット76には、スキュー調整
ダイアル96のねじ部98が、円筒反射鏡66の反射接
面方向に沿ってねじ込まれ貫通しており、これを回すこ
とで支持部40の球状部88を回転支点として円筒反射
鏡アッシィ22を円筒反射鏡66の反射接面方向に沿っ
て回動することでスキュー調整を行うことができる。
【0080】これらの、各円筒反射鏡アッシィ22K,
Y,M,Cの回転支点(球状部88)は4つとも全て同
じ側、即ち、副走査位置検出センサPSD−K,PSD
−Y,PSD−M,PSD−Cの設けられている側に設
けられている。
【0081】そしてこれらの円筒反射鏡アッシィ22
K,Y,M,C、同期光・副走査位置検出装置28、同
期光検出装置30がプレート32に一体的に組付けられ
て円筒反射鏡プレートアッシィ100となり、円筒反射
鏡プレートアッシィ100は、丸孔34、長孔36がハ
ウジング54のピン102と嵌合して精度良く位置決め
され(図2,3参照)、スクリュー60Hで固定されて
いる。
【0082】次に、ボウとスキューの補正に付いて図6
を用いて説明する。
【0083】図6(A)は各走査線がボウとスキューを
持っている状態であり、各円筒反射鏡アッシィ22K,
Y,M,Cのボウ調整ダイアル82で図6(B)に示す
ようにボウを除去する。
【0084】そして、各円筒反射鏡アッシィ22K,
Y,M,Cのスキュー調整ダイアル96で図6(C)ま
たは図6(D)に示すようにスキューの方向と量を合わ
せることで色ずれのないカラー画像を形成することがで
きる。
【0085】前述したように、各円筒反射鏡アッシィ2
2K,Y,M,Cの回転支点(球状部88)を同じ側、
かつ副走査位置検出センサPSD−K,PSD−Y,P
SD−M,PSD−Cの設けられている側に設置したこ
とで、電子写真装置にはメンテナンススペースを調整部
42側だけに設ければ良い。よって光学走査装置10を
設けた電子写真装置を小型化することができる。
【0086】さらに、円筒反射鏡アッシィ22K,Y,
M,Cの回転支点(球状部88)を同じ側、かつ副走査
位置検出センサPSD−K,PSD−Y,PSD−M,
PSD−Cの設けられている側に設置し、円筒反射鏡ア
ッシィ22K,Y,M,Cを円筒反射鏡66の反射接面
方向に沿って回動する構成としたので、スキュー補正時
には、副走査方向のレーザ光14K,Y,M,Cのずれ
の検知に影響を及ぼすことが無い。
【0087】また、副走査方向のレーザ光14K,Y,
M,Cのずれを円筒反射鏡66で反射後に検知する副走
査位置検出センサPSD−K,PSD−Y,PSD−
M,PSD−Cを設け、光学走査装置10の内部でレー
ザ光14K,Y,M,Cの副走査方向ずれを検知し、そ
の情報によりレーザ光14K,Y,M,Cの書き出しタ
イミングを操作し、副走査方向のずれを補正することが
できるので、例えば、転写材64にレジストマークを印
字し、これを検出することによって副操作方向のずれを
補正するといった面倒な補正をする必要が無くなる。
【0088】次に、図7,8にしたがって光学走査装置
10の組み立て、調整方法に付いて説明する。
【0089】図7(A)は円筒反射鏡プレートアッシィ
100を組み立てたときの簡略図であり、各円筒反射鏡
66は、調整がなされていない状態である。
【0090】これを図8(B)に示すように、マスター
光学系104に組付ける。なお、マスター光学系104
は、設計通りの光路でレーザ光を発する装置であり、内
部構成は光学走査装置10と同様である。
【0091】次に、図7(C)に示すように、各円筒反
射鏡66は調整がなされていないので、設計通りの結像
位置(以下ノミナルという。)に至らない場合が多い。
【0092】これを図8(A)のようにノミナル位置に
なるように各円筒反射鏡66を調整する、即ち粗調整が
終了したことになる。
【0093】そして図8(B)に示すように、粗調整が
終了した100をマスター光学系104から外し、図8
(C)のように、電子写真装置に取り付けられた調整前
の光学系を備えたハウジング54に粗調整の終了した円
筒反射鏡プレートアッシィ100を取り付ける。
【0094】よって、電子写真装置の光学走査装置10
には粗調整が終了した円筒反射鏡プレートアッシィ10
0が搭載されているので、スキュー、ボウ等の各部の調
整は微調整のみで済む。
【0095】このように円筒反射鏡プレートアッシィ1
00を光学走査装置10のハウジング54から着脱でき
るようにしたことで、スキュー、ボウ等の粗調整の済ん
だ円筒反射鏡プレートアッシィ100を大量に製造して
おくことができるので、電子写真装置を製造する際の調
整時間を短くすることができる。
【0096】なお、本実施形態では、マゼンタ、シアン
用の同期光検出装置30は円筒反射鏡アッシィ20M,
20Cの調整部42側にあるが、このような製造順序で
行うことで、同期光検出センサSOS−M,SOS−C
を外れるようなスキュー調整はほぼ無くなる。しかし、
受光範囲の小さいセンサーを使用したりする場合におい
ては、例えば集光レンズを同期光検出センサSOS−
M,SOS−Cの前に設置する。
【0097】また図示はしないが、同期光検出センサS
OS−M,SOS−Cを廃し、同期光・副走査位置検出
装置28の副走査位置検出センサPSD−M,PSD−
Cの手前、即ち、基板68の円筒反射鏡66寄りの開い
ているエリアにEOS(End of Scan)光の
検出装置を設け、EOS光で同期をとるようにすること
もできる。
【0098】次に、図2及び図9(A),(B)を用い
て、円筒反射鏡プレートアッシィ100の支持部と調整
部の長さに関して説明する。
【0099】この場合、ブラック、イエローの円筒反射
鏡アッシィ22K,22Yの支持部40から調整部42
までの長さをL1、マゼンタ、シアンの円筒反射鏡アッ
シィ22M,22Cの支持部40から調整部42までの
長さをL2とすると、L1>L2に設定されている。
【0100】最低限、スキュー調整ダイアル96を操作
できる範囲で片方の長さを決定した方が良い。
【0101】また、支持部40からの距離が短い方の調
整部42は、支持部40からの距離が長い方の調整部4
2よりも調整の感度を鈍くしている。
【0102】この実施形態では、マゼンタ、シアン用の
円筒反射鏡アッシィ22M,22Cの調整部42のスキ
ュー調整ダイアル96のねじ部98のピッチを、ブラッ
ク、イエロー用の円筒反射鏡アッシィ22K,22Yの
調整部42のスキュー調整ダイアル96のねじ部98の
ピッチよりも細かくしている。したがって、支持部40
から調整部42の長さが異なっていてもねじ部98の調
整により調整感度(スキュー調整ダイアル96の一定の
回転量当たりのねじ部98の移動量、即ち、スキュー調
整量)を同じにすることができるので、調整がやり易く
なる。
【0103】また、調整部42が全て同じ側で、円筒反
射鏡アッシィ22K,Y,M,Cを近づけてもスキュー
調整ダイアル96同士が干渉しない。即ち、被走査体4
6K,Y,M,Cの間隔を狭くすることができるので、
電子写真装置を更に小型化することができる。
【0104】また、円筒反射鏡アッシィ22K,Y,
M,Cの支持部40(回転支点)の近傍に副走査方向の
ビームずれを検知する副走査位置検出センサPSD−
K,PSD−Y,PSD−M,PSD−Cを設けている
ので、スキュー調整のために円筒反射鏡アッシィ22
K,Y,M,Cを若干量傾斜させても、円筒反射鏡66
の支持部40(回転支点)側の動きは殆ど無い。したが
って、スキュー調整を行っても円筒反射鏡66の支持部
40(回転支点)側で反射して副走査位置検出センサP
SD−K,PSD−Y,PSD−M,PSD−Cに入射
するレーザ光14K,Y,M,Cは動かず、副走査方向
のレーザ光14K,Y,M,Cのずれの検知に影響が及
ばない。 [第2の実施形態]本発明の光学走査装置の第2の実施
形態を図10乃至図13にしたがって説明する。
【0105】本実施形態は、ボウの反転機構を備えた光
学走査装置10に関し、第1の実施形態と同一構成に関
しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0106】図10〜12に示すように、本実施形態の
プレート32には、図5で示した支持部86の代わりに
位置決めブロック44が設けられている。即ち、第1窓
48(図示せず)の両側に位置決めブロック44が設け
られている。
【0107】本実施形態の円筒反射鏡アッシィ106で
は、支持側ブラケット108の位置決めブロック44に
支持される柱部108Aの角部と、調整側ブラケット1
10の位置決めブロック44に接する柱部110Aの角
部には、各々アール面取りが設けられており、更に図1
1に示すように、位置決めブロック44に接する柱部1
08A及び柱部110Aの寸法は、円筒反射鏡66の母
線CRTから等しい振分寸法になっており、図10に示
すように、α、βと左右の位置決めブロック44は対称
形で、それに対応するようになっている。
【0108】また、柱部108A及び柱部110Aは、
各々プレート32にスクリュー60Iで取り付けられた
スプリング112によって位置決めブロック44のV溝
92に押圧固定されている。
【0109】このような構成とすることで、例えば図1
3(A)に示すように、基準走査線114に対して調整
走査線116のボウの向きが逆転している場合は、図1
3(B)に示すように調整側及び支持側のスクリュー6
0I、スプリング112、スキュー調整ダイアル96を
取り外し、図13(C),(D)に示すように、円筒反
射鏡アッシィ106を逆にして取り付ける。
【0110】この場合、スプリング112は、調整及び
支持側のそれぞれどちらでも取り付けられるよう、対称
形状である。
【0111】このように、本実施形態の円筒反射鏡アッ
シィ106は、円筒反射鏡66を保持し、円筒反射鏡6
6を反射接面方向に沿って湾曲させるボウ調整機構を備
え、また、反射接面方向に沿って進退可能なボウ調整ダ
イアル82を有するスキュー調整機構を長手方向のいず
れか一方にのみ備え、スキュー調整機構のスキュー調整
ダイアル96をボウ調整ダイアル82の取り付いている
側及び反対側のどちらからでも取り付け可能としている
ので、光路長を変えずに簡単な構成で図13(D)に示
すように基準走査線114に対して調整走査線116の
ボウの向きを合わせることができる。 [第3の実施形態]本発明の光学走査装置の第3の実施
形態を図14乃至図17にしたがって説明する。
【0112】本実施形態の円筒反射鏡アッシィ120
は、第2の実施形態の変形例であり、同一構成には同一
符号を付し、その説明は省略する。
【0113】この円筒反射鏡アッシィ120では、支持
側ブラケット118に柱部108Aが設けられていな
い。また、アングル78には、円筒反射鏡66の反射接
面とは直交する面側の長手方向中央部(位置決めブロッ
ク44の間隔Lに対して、L/2の位置)に、円筒反射
鏡66の母線CRTと直交するシャフト122が固定さ
れている。
【0114】シャフト122は、β(V溝92の一方の
壁面の位置)からの寸法β’に設けられた円筒反射鏡支
持部材124に対して回転可能に支持されている。
【0115】また、シャフト122は、プレート32
(図14では図示せず)に設けられた円筒反射鏡支持部
材124の面に精度よく取り付くように段付きシャフト
となっており、支持側ブラケット118に代わってアン
グル78を保持し、これによりシャフト122を回動中
心に円筒反射鏡66を反転することができる。
【0116】また、アングル78には、スタッド80を
取り付けるスクリュー60Eをねじ込むネジ孔126及
びボウ調整ダイアル82のねじ部84が貫通する貫通孔
128が複数形成されており、スタッド80及びボウ調
整ダイアル82を任意の位置に複数箇所取り付けできる
ようにしてある。
【0117】即ち、図16に示すような調整走査線11
6のボウのピークPが走査中心から距離Bずれている場
合、スタッド80及びボウ調整ダイアル82を該当箇所
に移動して調整することで、基準走査線114と同じボ
ウとすることが可能になる。
【0118】このような構成とすることで、例えば、図
17(A)に示すように、基準走査線114に対し調整
走査線116のボウの向きが逆転している場合は、図1
7(B)に示すように、スプリング112、スキュー調
整ダイアル96を取り外し、図17(C),(D)のよ
うに円筒反射鏡アッシィ120を反転させ、逆に取り付
ける。
【0119】このように、本実施形態の円筒反射鏡アッ
シィ120は、円筒反射鏡66を保持し、円筒反射鏡6
6を反射接面方向に沿って湾曲させるボウ調整機構を備
え、また、反射接面方向に沿って進退可能なボウ調整ダ
イアル82を有するスキュー調整機構を長手方向のいず
れか一方にのみ備え、スキュー調整機構のスキュー調整
ダイアル96をボウ調整ダイアル82の取り付いている
側及び反対側のどちらからでも取り付け可能としている
ので、光路長を変えずに簡単な構成で基準走査線114
に対し、調整走査線116のボウの向きを合わせること
ができる。
【0120】また、シャフト122を回動中心として円
筒反射鏡アッシィ120を簡単に反転でき、スプリング
112も片側のみなので短時間でボウの向きを逆転させ
ることができる。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、複数ビ
ームの偏向走査を行う光学走査装置を小型化でき、簡単
に光学調整を行うことができる、という優れた効果を有
する。
【0122】また、スキュー調整を行っても反射鏡の支
点側で反射して検知手段に入射する光ビームが動かない
ので、副走査方向の光ビームのずれの検知に影響が及ば
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電子写真装置に取り付けた本発明の第1の実
施形態に係る光学走査装置の斜視図である。
【図2】 図1に示す光学走査装置の同期光・副走査位
置検出装置付近の拡大斜視図である。
【図3】 図1に示す光学走査装置の同期光検出装置付
近の拡大斜視図である。
【図4】 円筒反射鏡アッシィの斜視図である。
【図5】 円筒反射鏡アッシィの支持部の断面図であ
る。
【図6】 (A)乃至(D)は走査線の補正手順を示す
説明図である。
【図7】 (A)乃至(C)は光学走査装置の組み立
て、調整の手順を示す説明図である。
【図8】 (A)乃至(C)は、図7(C)につづく光
学走査装置の組み立て、調整の手順を示す説明図であ
る。
【図9】 (A)は円筒反射鏡プレートアッシィの平面
図であり、(B)はその側面図である。
【図10】 (A)は本発明の第2の実施形態係る光学
走査装置の円筒反射鏡アッシィの調整部側の側面図であ
り、(B)はその円筒反射鏡アッシィの支持部側の側面
図である。
【図11】 第2の実施形態係る光学走査装置の円筒反
射鏡アッシィの調整部側の正面図である。
【図12】 第2の実施形態係る光学走査装置の円筒反
射鏡アッシィの調整部側の斜視図である。
【図13】 (A)乃至(D)は、ボウの向きを逆転さ
せる際の円筒反射鏡アッシィの組み直し手順を示す説明
図である。
【図14】 第3の実施形態に係る光学走査装置の円筒
反射鏡アッシィのボウ調整ダイアル側から見た図であ
る。
【図15】 第3の実施形態に係る光学走査装置の円筒
反射鏡アッシィの円筒反射鏡側から見た図である。
【図16】 調整走査線と基準走査線を示す図である。
【図17】 第3の実施形態に係る光学走査装置の円筒
反射鏡アッシィの回転手順を示す説明図である。
【図18】 従来の光学走査装置の斜視図である。
【図19】 図18に示す光学走査装置の偏向器付近の
拡大斜視図である。
【図20】 図18に示す光学走査装置の概略を示す平
面図である。
【図21】 さらに、別の従来の光学走査装置の円筒反
射鏡アッシィの平面図である。
【図22】 図21に示す円筒反射鏡アッシィの断面図
である。
【図23】 湾曲した走査線の補正を説明する説明図で
ある。
【図24】 さらに、別の従来の光学走査装置の概略構
成を示す平面図である。
【図25】 図24に示す光学走査装置の円筒反射鏡ア
ッシィの断面図である。
【図26】 図25に示す円筒反射鏡アッシィの調整時
の光ビームの光路を示す断面図である。
【図27】 さらに、別の従来の光学走査装置の概略構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 光学走査装置 16A 多面鏡 16 偏向器 32 プレート(サブフレーム) 42 調整部 54 ハウジング 66 円筒反射鏡(反射鏡) PSD 副走査位置検出センサ(検知手段) 74 支持側ブラケット(スキュー調整手段) 76 調整側ブラケット(スキュー調整手段) 78 アングル(スキュー調整手段) 86 支持部(スキュー調整手段) 88 球状部(支点) 94 調整側スプリング(スキュー調整手段、調整
部) 96 スキュー調整ダイアル(スキュー調整手段、調
整部) 90 支持側スプリング(スキュー調整手段) 108 支持側ブラケット(スキュー調整手段) 110 調整側ブラケット(スキュー調整手段) 112 スプリング(スキュー調整手段) 122 シャフト(スキュー調整手段) 124 円筒反射鏡支持部材(スキュー調整手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の光ビームを主走査方向に走査偏
    向する単一の多面鏡を備えた偏向器と、 前記複数本の光ビームの各々に対応して設けられた複数
    の反射鏡と、 前記複数の反射鏡の各々に設けられ、主走査方向の一側
    を支点にして前記反射鏡を回動可能とする複数のスキュ
    ー調整手段と、 前記反射鏡で反射された前記光ビームの副走査方向のず
    れを検知する検知手段と、 前記偏向器、反射鏡、スキュー調整手段及び検知手段を
    保持する保持部材と、を備え、 前記複数のスキュー調整手段の各支点が同じ側かつ、前
    記検知手段側に設けられていることを特徴とする光学走
    査装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の反射鏡、スキュー調整手段及
    び検知手段はサブフレームに一体に設けられ、前記サブ
    フレームは前記ハウジングに対して着脱可能に装着され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数のスキュー調整手段は前記反射
    鏡の支点から離れた部位を移動することにより前記支点
    を回転中心として前記平面鏡を回動させる調整部を備
    え、 前記支点から前記調整部までの距離が短い方のスキュー
    調整手段は、前記支点から前記調整部までの距離が長い
    方のスキュー調整手段よりも調整感度が鈍いことを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 【請求項4】 前記反射鏡は円筒反射鏡であって、前記
    スキュー調整手段による前記円筒反射鏡の移動方向は反
    射接面方向である、ことを特徴とする請求項1乃至請求
    項3の何れか1項に記載の光学走査装置。
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