JPH0980331A - 複数ビーム走査装置 - Google Patents

複数ビーム走査装置

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JPH0980331A
JPH0980331A JP23254595A JP23254595A JPH0980331A JP H0980331 A JPH0980331 A JP H0980331A JP 23254595 A JP23254595 A JP 23254595A JP 23254595 A JP23254595 A JP 23254595A JP H0980331 A JPH0980331 A JP H0980331A
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scanning device
light source
pitch
light
beam scanning
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JP23254595A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hayashi
善紀 林
Kenji Yamakawa
健志 山川
Takashi Mama
孝 真間
Hidetoshi Kanai
英俊 金井
Kenichi Ono
健一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数ビーム走査装置において、ビームピッチの
容易な補正を実現する。 【解決手段】n(>1)個の光源装置から得られる、画
像信号により変調されたn本のビームa,bをビーム合
成手段により合成し、合成されたビームを偏向反射面Z
を有する光偏向器により偏向し、結像光学系により、副
走査方向に分離したn個の光スポットとして被走査面上
に集光し、一度にnラインを光走査する複数ビーム走査
装置において、光源装置を変位させることなくn個の光
スポットの副走査方向における間隔を調整するビームピ
ッチ補正手段30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数ビーム走査装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】光源装置から放射されるビームを光偏向
器で偏向させ、偏向されたビームを結像光学系により被
走査面上に光スポットとして集光し、光走査を行なうビ
ーム走査装置は光プリンタをはじめ各種画像形成装置に
関連して広く知られている。
【0003】このようなビーム走査装置の1種として、
被走査面を複数のビームで同時に光走査する「複数ビー
ム走査装置」が知られている。
【0004】図8(a)に、複数ビーム走査装置の1例
である2ビーム走査装置を示す。
【0005】光源装置A,Bは共に、LDおよびLDか
ら放射される発散性の光束をカップリングするカップリ
ングレンズを有し、共に平行なレーザービームをビーム
a,bとして放射する。
【0006】光源装置A,Bから放射されたビームa,
bは、それぞれシリンダレンズ8,9により副走査対応
方向(光源から被走査面に到る光路上で副走査方向と平
行的に対応する方向)へ収束されつつ、ビーム合成手段
であるプリズム7により合成され、光偏向器であるポリ
ゴンミラー1の偏向反射面に入射する。
【0007】このときビームa,bはシリンダレンズ
8,9の作用により偏向反射面近傍に主走査対応方向
(光源から被走査面に到る光路上で主走査方向と平行的
に対応する方向)に長い線像として結像する。
【0008】ポリゴンミラー1の偏向反射面により反射
されたビームは、ポリゴンミラー1の回転に伴い等角速
度的に偏向しつつ結像光学系であるfθレンズ2に入射
し、ミラー3により光路を折り曲げられ、被走査面50
上に各ビームa,bがそれぞれ光スポットとして集光
し、被走査面50を走査する。
【0009】図8(b)は同図(a)におけるポリゴン
ミラー1以後の光路の様子を示している。光源装置A,
B、シリンダレンズ8,9、プリズム7と共に、ポリゴ
ンミラー1,fθレンズ2,ミラー3を保持するハウジ
ング本体4は、その上部が不図示の蓋により閉ざされる
ことにより内部を閉ざす。
【0010】ミラー3により反射されたビームa,b
は、ハウジング本体4の底部に開放したスリット状の射
出窓(防塵ガラス10で塞がれている)から射出し、被
走査面に周面を合致させた光導電性の感光体5に入射す
る。
【0011】図8(c)に示すように、ビームa,bは
互いに副走査方向(感光体5の回転に伴う周面の移動方
向)に互いに分離した光スポットとして集光するが、ビ
ームaによる光スポットが走査する走査ラインLaと、
ビームbによる光スポットが走査する走査ラインLb
(以下、単にビームa,bによる走査ラインという)と
は副走査方向にビームピッチ:lだけ分離している。
【0012】ビームピッチ:lは記録密度に応じて定め
られ、例えば600dpiの記録密度では42.3μ
m、400dpiの記録密度では63.5μmに設定さ
れる。
【0013】このように定まるビームピッチに応じて、
ポリゴンミラー1及び感光体5の回転速度が設定され、
上記ビームピッチ:lで感光体周面が副走査方向に均一
に光走査される。
【0014】図8(d)は、ビームピッチ:l=42.
3が正しく設定され、2ビーム走査が適正に行なわれて
いる状態を示す。感光体の周面は2ビームが1回走査す
る毎に副走査方向へ84.6(=42.3×2)μmだ
け変位し、ビームa,bによる走査ラインが交互にビー
ムピッチ:42.3μmで等間隔に並ぶ。
【0015】しかるにビームピッチ:lが、例えば設定
値である42,3μmよりも大きく(例えばl=50μ
m)なると、図8(e)に示すように、ビームa,bそ
れぞれによる走査ラインの間隔は共に84.6μmであ
るが(この間隔は感光体の回転速度により定まる)、ビ
ームaとビームbによる走査ライン間の間隔は不均一に
なり、適正な画像を書き込むことができず、光走査によ
る記録画像の画質を著しく劣化させる。従って、ビーム
ピッチを可調整とすることが必要である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑み、複数ビーム走査装置において、ビームピッチ
を簡易且つ確実に調整できるようにすることを課題とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の複数ビーム走
査装置は「n(>1)個の光源装置から得られる、画像
信号により変調されたn本のビームを、ビーム合成手段
により合成し、合成されたビームを偏向反射面を有する
光偏向器により偏向し、結像光学系により、副走査方向
に分離したn個の光スポットとして被走査面上に集光
し、一度にnラインを光走査する装置」であって、n本
のビームのうちのn−1本以上のビームの光路上に、そ
のビームのみを透過または反射する光学素子を備え、光
源装置を変位させることなく上記光学素子を変位させる
ことにより、上記n個の光スポットの副走査方向におけ
る間隔を調整する「ビームピッチ補正手段」を有するこ
とを特徴とする(請求項1)。
【0018】光学素子の変位の形態としては、並進変位
や回転・揺動変位あるいはこれらの組み合わせが可能で
ある。
【0019】上記ビームピッチ補正手段は「n−1以上
の光源装置とビーム合成手段との間に配備されたn−1
以上の、光学素子としての透明板もしくは反射板と、こ
れらを副走査対応方向に平行でない軸の回りに揺動させ
る揺動調整手段とを有する」ように構成できる(請求項
2)。
【0020】ビームピッチ補正手段はまた「ビームに対
して所定角傾いたn−1以上の透明板と、これら透明板
を、n−1以上の光源装置とビーム合成手段との間に出
入させる変位手段とを有する」ように構成できる(請求
項3)。
【0021】またビームピッチ補正手段を「各光源装置
とビーム合成手段との間に配備されて各ビームを光偏向
器の偏向反射面位置に主走査対応方向に長い線像として
結像させるn個の線像結像素子のうちのn−1個以上
を、主走査対応方向に平行な軸の回りに揺動させる揺動
調整手段を有する」ように構成してもよく(請求項
4)、あるいは「上記n個の線像結像素子のうちのn−
1個以上を、副走査対応方向に変位させる変位調整手段
を有する」ように構成しても良い(請求項5)。
【0022】線像結像素子としては凸のシリンダレンズ
や凹のシリンダミラーを利用することができる。
【0023】請求項2または3または4または5記載の
複数ビーム走査装置において、ビームピッチ補正手段に
よるビームピッチ補正に基づき「n−1以上の光源装置
におけるビームパワーを調整して、被走査面上の光スポ
ットの光強度を均一化する」ことができ(請求項6)、
あるいは「n−1以上の光源装置からのビームの光束断
面形状を規制するアパーチュアの開口面積を調整して、
被走査面上の光スポットの光強度を均一化する」ことも
できる(請求項7)。
【0024】請求項1〜7の任意の1に記載の複数ビー
ム走査装置は「ビームピッチを検出するビームピッチ検
出手段」を有することができ(請求項8)、この場合に
おいて、ビームピッチ検出手段の検出結果に基づき「ビ
ームピッチ補正手段を制御する制御手段」を有すること
もできる(請求項9)。
【0025】請求項1〜9の任意の1に記載の複数ビー
ム走査装置は「温度検出手段と、この温度検出手段によ
る検出温度に応じて、ビームピッチ補正手段を制御する
制御手段と」を有することができる(請求項10)。
【0026】
【発明の実施の形態】
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図8(a)に示した2ビー
ム走査装置、即ち上記説明においてn=2の場合に就い
て実施の各形態を説明する。
【0028】図1は請求項2記載の発明の実施の1形態
を説明するための図である。
【0029】図1において破線で示す面Xは「被走査面
と共役関係にある面」で、光源装置A,Bの光源である
LDの発光点A0,B0は面X上にある。光源装置Aにお
ける発光点A0は同装置AのカップリングレンズCPA
の光軸上にあり、発光点A0から放射された発散性のレ
ーザー光束はカップリングレンズCPAにより、その光
軸に平行なビームaにコリメートされる。
【0030】一方、光源装置Bの発光点B0はカップリ
ングレンズCPBの光軸に対し、副走査対応方向(図の
上下方向)に所定距離ずれており、発光点B0からの光
束はカップリングレンズCPBによりコリメートされる
と、カップリングレンズCPBの光軸に対して傾いたビ
ームbとなる。
【0031】これらビームa,bは、それぞれ対応する
シリンダレンズ8,9に入射し、それぞれ副走査対応方
向へ収束傾向を与えられ、ビーム合成手段(図8(a)
におけるプリズム7、その合成プリズム面を破線の面Y
で示す)により合成されたのち、光偏向器であるポリゴ
ンミラーの偏向反射面Z上に主走査対応方向(図面に直
交する方向)に長い線像として結像する。
【0032】図1において符号30は両面が平行な透明
板を示す。透明板30は光源装置Bとビーム合成手段と
の間、特にシリンダレンズ9とビーム合成手段との間に
配備され、「副走査対応方向に平行でない軸」この例で
は主走査対応方向に平行な軸のまわりに揺動可能であ
り、その傾き角:θ(シリンダレンズ9の光軸に直交す
る面に対する傾き角)を、図示されない「揺動調整手
段」により調整できるようになっている。
【0033】透明板30が、シリンダレンズ9から入射
するビームbの入射方向に直交するときには、ビームb
は偏向反射面Z上の位置:b0に結像する。しかるに、
透明板30の傾き角を変えると、ビームbの結像位置は
例えば図の位置:b0’にずれる。
【0034】一方、ビームaの光路上には透明板は配備
されないので、ビームaはシリンダレンズ8の作用によ
り偏向反射面Z上の位置:a0(シリンダレンズ8の光
軸位置)に結像する。従って、透明板30の傾き角:θ
の変化により「ビームa,bの偏向反射面Z上における
結像位置間の距離」はP0,P0’のように変化する。勿
論、上記距離は、透明板30の傾き角を連続的に変化さ
せることにより連続的に変化させることができる。
【0035】偏向ビームを被走査面上に集光させる結像
光学系(図8(a)におけるfθレンズ2)の「副走査
対応方向における横倍率」をβとすると、ビームa,b
がそれぞれ被走査面上に光スポットとして結像すると
き、両光スポットの副走査方向における間隔、即ちビー
ムピッチ:lは、上記距離:P0’に対してビームピッ
チ:l=β・P0’となるから、透明板30の傾き角:
θを調整して距離P0’を変えることによりビームピッ
チを調整できる。
【0036】上記揺動調整手段としては公知の適宜のも
のを利用できる。上に説明した形態では透明板をビーム
bの光路にのみ設けたが、ビームaの光路に設けても良
いし、ビームa,bの各光路上に設けて、ビームピッチ
のみならず各光スポットの副走査方向の結像位置を微調
整するようにしてもよい。
【0037】以上は光源装置の数:nが2の場合である
が、nが3以上の場合は、n−1以上の光源装置とビー
ム合成手段との間に、n−1以上の透明板を配し、これ
らを揺動調整手段により副走査対応方向に平行でない軸
の回りにそれぞれ揺動させるようにすればよい。
【0038】また、上記形態では透明板30を主走査対
応方向に平行な軸の回りに揺動させたが、揺動軸は副走
査対応方向に平行でなければよく、揺動軸と副走査対応
方向とがなす角が小さいほど、透明板の傾き角の変化に
対して距離P0’の変化が小さくなるので、上記揺動軸
と副走査対応方向とがなす角を適宜に小さくして、ビー
ムピッチの微調整を容易にすることが可能である。
【0039】上記の実施の形態では透明板の揺動によっ
てピッチ調整を行なっているが、n−1以上の反射板を
揺動させることによっても同様の効果が得られる。
【0040】図2は請求項3記載の発明の実施の1形態
を説明するための図である。混同の虞れがないと思われ
るものについては図1におけると同一の符号を用いた。
【0041】この形態では、ビームに対して所定角傾い
た透明板30を、不図示の「変位手段」により光源装置
Bとビーム合成手段との間に出入させることにより、ビ
ームピッチを補正する。変位手段としてはソレノイドを
用いたもの等を利用できる。
【0042】光源装置の数:nが3以上の場合は透明板
の数を2以上に増やせば良い。
【0043】図3は請求項4記載の発明の実施の1形態
を説明するための図である。
【0044】この形態では、ビームa,bを副走査対応
方向(図の上下方向)に収束させるシリンダレンズ8,
9のうち、ビームbが入射するシリンダレンズ9のみ
を、不図示の「揺動調整手段」により主走査対応方向
(図面に直交する方向)に平行な軸の回りに揺動させる
ことにより、偏向反射面Z上におけるビームbの結像位
置をb0,b0’等のように変化させることによりビーム
ピッチを調整する。
【0045】シリンダレンズ9の他にシリンダレンズ8
も揺動調整するようにしてもよい。光源装置の数:nが
3以上である場合には、揺動調整するシリンダレンズを
2以上にすればよい。
【0046】図4は請求項5記載の発明の実施の1形態
を説明するための図である。
【0047】この形態では、ビームa,bを副走査対応
方向(図の上下方向)に収束させるシリンダレンズ8,
9のうち、ビームbが入射するシリンダレンズ9のみ
を、不図示の「変位調整手段」により副走査対応方向に
変位させることにより、偏向反射面Z上におけるビーム
bの結像位置をb0,b0’等のように変化させることに
よりビームピッチを調整する。
【0048】シリンダレンズ9の他にシリンダレンズ8
も副走査対応方向に変位調整可能にしてもよい。光源装
置の数:nが3以上である場合には、変位調整するシリ
ンダレンズを2以上にすればよい。
【0049】揺動調整手段や変位調整手段としては公知
の適宜のものを利用できる。
【0050】図1〜4に即して説明した実施の形態の場
合、ビームピッチの補正に伴い、ビームbの被走査面へ
の伝達率が変化するので、被走査面を走査する2つの光
スポットの強度がビームピッチ補正に伴い変化する。
【0051】このような場合、ビームピッチ補正手段に
よるビームピッチ補正に基づき、n−1以上の光源装置
におけるビームパワーの調整により、被走査面上の光ス
ポットの光強度を均一化すること、即ち光スポットごと
の光強度の差異をなくすようにすることができる(請求
項6)。
【0052】或いはまた、ビームピッチ補正手段による
ビームピッチ補正に基づき、n−1以上の光源装置から
のビームの光束断面形状を規制するアパーチュアの開口
面積を調整して被走査面上の光スポットの光強度を均一
化することも可能である(請求項7)。
【0053】図5は請求項7記載の発明の実施の形態の
1例を示す図である。この形態では図2に示すビームピ
ッチ補正が前提である。
【0054】光源装置Bとシリンダレンズ9との間にア
パーチュア部材21が配備されている。アパーチュア部
材21は大きい開口のアパーチュア22と小さい開口の
アパーチュア23とを有し、シリンダレンズ9における
パワーの無い方向、即ち主走査対応方向へ移動可能とな
っている。
【0055】アパーチュア部材21はその一端と不動部
材25との間に緊縮性のバネ26が掛け渡され、他端は
ソレノイド24に係止されている。
【0056】図2においてビームピッチ補正が行なわれ
ないとき、即ち透明板30がビームbの光路外に退避し
ているときはソレノイド24は通電されず、アパーチュ
ア部材21は、その小さい開口のアパーチュア23によ
りビームbの光束断面形状を規制する。
【0057】ビームピッチ補正が行なわれるときは透明
板30がビームbの光路内に挿入され、ビームピッチ補
正に伴いビームbの被走査面への到達率が減少するの
で、ソレノイド24に通電し、図5に示すように、大き
い開口のアパーチュア22により光束断面形状を規制す
ることにより、ビームbによる光スポットの光強度をビ
ームaによる光強度と等しくする。
【0058】勿論、アパーチュアの大きさを多段に変化
させたり(この場合、アパーチュアをターレット式に配
置し、回転によりアパーチュア切り替えを行なうのが良
い)アパーチュア部材を回転させてアパーチュアの大き
さを連続的に変化させるようにすることができ、このよ
うな方法で、請求項7記載の発明を図1,3,4に示す
実施の形態の場合に適用することも可能である。
【0059】これまで説明してきた実施の各形態におい
て、ビームピッチ補正は基本的に手動により行なわれ
る。
【0060】図6(a)は請求項8記載の発明の実施の
1形態を示している。混同の虞れがないと思われるもの
に就いては、図8(a),(b)におけると同一の符号
を付した。
【0061】ポリゴンミラー1により偏向され、fθレ
ンズ2を透過したビームは、被走査面の走査に先立ち同
期光検知ミラー11により反射され、同期光検知ミラー
11に関して被走査面と共役の関係にある位置に受光面
を配した「ビームピッチ検出手段」としてのPSD(位
置検出センサ:ビーム照射位置に応じた電気信号を発生
し、ビームa,bそれぞれによる検知出力をサンプルホ
ールドし、電圧比較器で比較することによりビームa,
bのピッチを検出する)12に受光される。
【0062】図6(a)において符号40で示すビーム
ピッチ補正手段は、図1〜4に即して説明した何れのも
のでもよい。
【0063】ビームピッチ補正を手動で行なう場合、P
SDの出力を図示されないモニターに表示しながら、補
正操作を行なえば補正を簡易に行なうことができる。
【0064】図6(b)は、図6(a)の形態に請求項
9記載の発明を適用した実施の1形態を説明するための
図である。この形態においてはシリンダレンズ9が揺動
調整される。
【0065】即ち、シリンダレンズ9には揺動軸91が
取り付けられ、保持体92に揺動自在に保持されてい
る。上記揺動軸91はステッピングモータ43により回
転駆動されるようになっており、ステッピングモータ4
3の回転角はエンコーダ44で検知されるようになって
いる。
【0066】PSD12の出力はコンピュータ等である
制御回路41に取り込まれてビームピッチが検出され
る。制御回路41はビームピッチ補正が必要であるか否
かを判断し、補正が必要であるときは、検知されている
ビームピッチに照らし、シリンダレンズ9をどの向きに
どの程度回転させるべきかを算出し、その結果に基づき
駆動回路42によりステッピングモータ43によりシリ
ンダレンズ9を上記算出された角度だけ回転させる。
【0067】このようにするとビームピッチ補正を自動
的に行なうことができる。
【0068】図7は請求項10記載の発明の実施の1形
態を示している。この形態は「温度検出手段」としてサ
ーミスタ15を有する。
【0069】複数ビーム走査装置が長時間連続使用され
ると装置内の温度が上昇し、光学素子や、これらを保持
する保持部が温度変化により膨張して光学系に狂いを生
じ、これがビームピッチを狂わせる原因となる。
【0070】そこで、サーミスタ15により装置内温度
を検知し、装置内温度が所定の温度を越えたら、制御回
路41を用いてビームピッチ補正手段40を上に説明し
たような具合に制御し、ビームピッチの補正を行なう。
【0071】なお、図7において符号16は同期光検知
素子であるPINフォトダイオードを示す。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば複数ビーム走査装置において、ビームピッチを容易且
つ確実に調整でき、良好な複数ビーム走査を実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図2】請求項3記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図3】請求項4記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図4】請求項5記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図5】請求項7記載の発明の実施の1形態を説明する
ための図である。
【図6】請求項8,9記載の発明の実施の形態を説明す
るための図である。
【図7】請求項10記載の発明の実施の1形態を説明す
るための図である。
【図8】複数ビーム走査装置と、その問題点を説明する
ための図である。
【符号の説明】
0 光源装置Aの発光点 B0 光源装置Bの発光点 CPA,CPB光源装置A,Bのカップリングレンズ 8,9 シリンドリカルレンズ a,b ビーム 30 透明板 Z 偏向反射面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 英俊 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 小野 健一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(>1)個の光源装置から得られる、画
    像信号により変調されたn本のビームを、ビーム合成手
    段により合成し、合成されたビームを偏向反射面を有す
    る光偏向器により偏向し、結像光学系により、副走査方
    向に分離したn個の光スポットとして被走査面上に集光
    し、一度にnラインを光走査する複数ビーム走査装置に
    おいて、 n本のビームのうちのn−1本以上のビームの光路上
    に、そのビームのみを透過または反射する光学素子を備
    え、光源装置を変位させることなく上記光学素子を変位
    させることにより、上記n個の光スポットの副走査方向
    における間隔を調整するビームピッチ補正手段を有する
    ことを特徴とする複数ビーム走査装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチ補正手段が、n−1以上の光源装置とビー
    ム合成手段との間に配備されたn−1以上の透明板もし
    くは反射板と、これらを副走査対応方向に平行でない軸
    の回りに揺動させる揺動調整手段とを有することを特徴
    とする複数ビーム走査装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチ補正手段が、ビームに対して所定角傾いた
    n−1以上の透明板と、これら透明板を、n−1以上の
    光源装置とビーム合成手段との間に出入させる変位手段
    とを有することを特徴とする複数ビーム走査装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチ補正手段が、各光源装置とビーム合成手段
    との間に配備されて各ビームを光偏向器の偏向反射面位
    置に主走査対応方向に長い線像として結像させるn個の
    線像結像素子のうちのn−1個以上を、主走査対応方向
    に平行な軸の回りに揺動させる揺動調整手段を有するこ
    とを特徴とする複数ビーム走査装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチ補正手段が、各光源装置とビーム合成手段
    との間に配備されて各ビームを光偏向器の偏向反射面位
    置に主走査対応方向に長い線像として結像させるn個の
    線像結像素子のうちのn−1個以上を、副走査対応方向
    に変位させる変位調整手段を有することを特徴とする複
    数ビーム走査装置。
  6. 【請求項6】請求項2または3または4または5記載の
    複数ビーム走査装置において、 ビームピッチ補正手段によるビームピッチ補正に基づ
    き、n−1以上の光源装置におけるビームパワーを調整
    して、被走査面上の光スポットの光強度を均一化するこ
    とを特徴とする複数ビーム走査装置。
  7. 【請求項7】請求項2または3または4または5記載の
    複数ビーム走査装置において、 ビームピッチ補正手段によるビームピッチ補正に基づ
    き、n−1以上の光源装置からのビームの光束断面形状
    を規制するアパーチュアの開口面積を調整して、被走査
    面上の光スポットの光強度を均一化することを特徴とす
    る複数ビーム走査装置。
  8. 【請求項8】請求項1または2または3または4または
    5または6または7記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチを検出するビームピッチ検出手段を有する
    ことを特徴とする複数ビーム走査装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の複数ビーム走査装置におい
    て、 ビームピッチ検出手段の検出結果に基づきビームピッチ
    補正手段を制御する制御手段を有することを特徴とする
    複数ビーム走査装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9の任意の1に記載の複
    数ビーム走査装置において、 温度検出手段を有し、検出温度に応じて、ビームピッチ
    補正手段を制御する制御手段を有することを特徴とする
    複数ビーム走査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7492496B2 (en) 2005-10-12 2009-02-17 Kyocera Mita Corporation Scanning optical apparatus
US7508564B2 (en) 2005-10-12 2009-03-24 Kyocera Mita Corporation Scanning optical apparatus
US7518772B2 (en) 2005-10-12 2009-04-14 Kyocera Mita Corporation Scanning optical apparatus
US7706040B2 (en) 2002-03-15 2010-04-27 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus, illuminant apparatus and image forming apparatus

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