JP4502121B2 - 画像形成装置、カラー画像形成装置、走査ユニット及び走査レンズ - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置、カラー画像形成装置、走査ユニット及び走査レンズに関し、特に、主走査方向に偏向された光ビームを透過させる樹脂性の走査レンズを備える画像形成装置、カラー画像形成装置、光ビームを射出して被走査対象を露光走査する走査ユニット、及び走査レンズに関する。
レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、半導体レーザ等の光源を含む発光部から射出される光ビームをポリゴンミラー等の偏向器にて偏向し、一様に帯電された感光体表面を露光走査して潜像を形成し、潜像をトナーにより顕像化した後、トナー像を記録シート等の記録媒体上に転写することにより画像を形成する。
ここで、光ビームを射出して感光体表面を露光走査する走査ユニットは、光ビームを射出する半導体レーザ等の発光部や、光ビームを主走査方向に偏向するポリゴンミラー等の偏向器、光ビームを主走査方向に集光するfθレンズ等の第1走査レンズや、光ビームを主走査方向に直交する副走査方向に集光するシリンドリカルレンズ等の第2走査レンズが、例えば樹脂性のユニットフレームに装着されて構成されることが多い。
fθレンズやシリンドリカルレンズ等の走査レンズは、従来はガラス製のレンズも用いられていたが、最近では、複雑な曲面形状であっても金型成形による量産が容易であり製造コストが安い等の理由から樹脂製のものが多く用いられるようになっている。
しかしながら樹脂製のレンズは量産性に優れる一方で金型内の温度分布が均一にならなかったり、冷却が均一に行われない等の理由から成形されたレンズの形状が金型により規定された理想の形状とはならず、変形することが多い。特にシリンドリカルレンズ等の走査レンズを樹脂成形した場合には、長手方向に反りが発生しやすいという問題があった。この反り変形を矯正しようとする技術が特許文献1に開示されている。
特開2001−91879号公報
一般家庭でプリンタを使用するユーザにとって、例えば机上等の余り広くないスペースにプリンタを設置することができれば便利であるから、レーザプリンタ等の画像形成装置の小型化の要請は相当に強い。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、走査レンズの反りを矯正するために大掛かりな上下移動機構、上面接触部材などを備える必要があり、これは画像形成装置の小型化の要請とは逆行するものである、という問題点を有していた。
本発明は、係る問題点に鑑みてなされたものであって、樹脂製の走査レンズを用いる場合に、反り変形の矯正機構を簡略化することができ、もって、より小型化を図ることのできる画像形成装置、カラー画像形成装置、走査ユニット及び走査レンズを提供することを目的としている。
上記の問題点を解決するために、本発明に係る画像形成装置は、主走査方向に偏向された光ビームを透過させる樹脂性の走査レンズを備える画像形成装置において、前記走査レンズは、光軸方向への突起がなく、主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄いことを特徴としている。
この構成では、走査レンズの副走査方向の上下のいずれか一方のみに副走査方向に突設されたリブを設けている。このようにリブを設けた場合、レンズを成形する際の冷却工程において、レンズの有効走査領域よりもリブの部分が先に固まることにより、走査レンズの反り変形の向きが一方向(主走査方向中央部から両端に向けてリブが突設された側とは逆側に反る。)に揃うことになる。
反りの向きが一方向に揃うことから、例えば走査レンズの主走査方向中央部を画像形成装置側に当接させるとともに、走査レンズ両端をリブの逆側から押圧することにより、特許文献1に記載のような大掛かりな矯正機構を備えることなく極めて簡単な機構で走査レンズの反りを矯正することができる。従って、特に画像形成装置の小型化を図る場合に極めて好適である。
なお、前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄いことが好ましい。このようにリブの厚みを薄くすることは、確実にリブの部分を先に固まらせるために好適である。
また、前記リブは、前記走査レンズの光軸方向中央部に突設されている構成とすることが好ましい。走査レンズの光軸方向、ねじれ方向の変形を抑制するために好適だからである。もっとも二つのリブを光軸方向両端に設けるような構成も可能である。
前記画像形成装置は、前記走査レンズの両端がそれぞれ固定される一対の固定部と、前記走査レンズの両端が前記固定部に固定された際に、前記走査レンズの前記固定部以外の少なくとも一点が当接する当接部とを備え、前記走査レンズは、前記リブが前記当接部の側に向くようにして、その両端が前記一対の固定部のそれぞれに、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から、それぞれ一対の装着金具により押圧されて固定されている構成とすることが好ましい。装着金具としては特許文献1に記載のような大掛かりなものを用いる必要がなく、極めて簡単な構成で走査レンズの反り変形を矯正することができる。前記走査レンズは、前記当接部がリブと対向するような向きに装着されることが必要であるが、当接部は必ずしもリブの先端と当接している必要はない。前記当接部は、前記走査レンズの主走査方向略中央部と対向する位置に設けられる構成とすることができる。
前記画像形成装置の前記固定部及び前記当接部は樹脂により成形されており、前記固定部及び前記当接部に、前記走査レンズの前記リブが形成されている側が当接する突起が形成されている構成とすることが好ましい。突起を設けた方が固定部や当接部を樹脂成形する際に高さの精度が向上するからである。ここで、前記当接部は、前記固定部以外の複数の位置に設けられ、各々の当接部に形成される突起の高さがそれぞれ異なる構成とすることもできる。この構成は、走査レンズの反り変形が主走査方向略中央部から両端に向けて単純に弓なりに反り変形するのでなく、多少複雑な反り形状となった場合の対処方法として有効である。
なお、前記画像形成装置としては、例えば、前記光ビームを射出する発光部と、前記発光部から射出された光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、主走査方向に偏向され、前記走査レンズを通過した光ビームにより露光走査され、表面に潜像が形成される感光体と、前記感光体表面に形成された潜像を顕像化させる現像装置とを備える画像形成装置に本願発明を適用することが可能である。
本発明に係るカラー画像形成装置は、複数の色に対応する複数の光ビームで一の感光体の異なる部分又は複数の感光体をそれぞれ露光走査し、複数の色に対応して形成された画像を重ね合わせることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、前記複数の色のそれぞれに対応して、光ビームが透過する樹脂製の走査レンズを備えており、当該各々の走査レンズは、光軸方向への突起がなく、主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄いことを特徴としている。
複数の色に対応して形成された画像を重ね合わせることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置においては、走査レンズの反り変形が、重ね合わされた画像の色ずれを招来する原因となり得るため、反り変形が生じる方向がランダムであると不都合が生じやすい。本発明の走査レンズを用いた場合、反り変形の方向が一方向となるため、画像の色ずれ防止に好適であると考えられる。
なお、前記走査レンズは、当該走査レンズの長手方向に平行な軸を中心として回動調整が可能な取り付け部材に取り付けられている構成とすることが好ましい。回動調整によって被走査対象である感光体上での走査線湾曲を補正することができ、色ずれ抑制により好適だからである。ここで、前記取り付け部材は、前記走査レンズの両端がそれぞれ固定される一対の固定部と、前記走査レンズの両端が前記固定部に固定された際に、前記走査レンズの前記固定部以外の少なくとも一点が当接する当接部とを備え、前記走査レンズは、前記リブが前記当接部の側に向くようにして、その両端が前記一対の固定部のそれぞれに、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から、それぞれ一対の装着金具により押圧されて固定される構成とすることも可能であり、これも色ずれ防止に有効と考えられる。
本発明に係る走査ユニットは、光ビームを射出して被走査対象を露光走査する走査ユニットにおいて、光ビームを射出する発光手段と、射出された光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、前記偏向器により偏向された光ビームを主走査方向に集光する第1の走査レンズと、前記第1の走査レンズを通過した光ビームを主走査方向と直交する副走査方向に集光する樹脂製の第2の走査レンズとを備え、前記第2の走査レンズは、光軸方向への突起がなく、主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄いことを特徴としている。
ここで、前記発光手段と、前記偏向器と、前記第1の走査レンズと、前記第2の走査レンズとは、それぞれ樹脂製のユニットフレームに装着されており、前記第2の走査レンズは、前記リブが突設された面又は前記リブの少なくとも一箇所が前記ユニットフレームに当接するとともに、その両端が、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から前記ユニットフレーム側に押圧されて固定されている構成とすれば、第2の走査レンズの反り変形の矯正に有効である。
前記第2の走査レンズは、当該第2の走査レンズの長手方向に平行な軸を中心として回動調整が可能な取り付け部材に取り付けられている構成とすれば、本発明の走査ユニットをカラー画像形成装置に用いる場合に好適である。この場合、各色ごとに本発明の走査ユニットを備える構成とすることができる。
本発明に係る走査レンズは、走査光学系に用いられ、主走査方向に偏向される光ビームが入射する樹脂製の走査レンズであって、当該走査レンズには、光軸方向への突起がなく、主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄いことを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置等によると、走査レンズの副走査方向一方の側のみにリブを突設していることにより、走査レンズの反り変形が生じる方向を一方向に揃えることができる。このように反りの方向が制御されていることにより、反りの矯正機構の構成を簡略化することができ、もって走査レンズを装着する部分の小型化を介して画像形成装置全体の小型化を図ることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
(1)レーザプリンタの全体構成
図1は、画像形成装置の一例としてのレーザプリンタ1の外観を表す斜視図である。
同図のレーザプリンタ1は、上面となるトップカバー18、及び四つの側面2a、2b、2c、2d(側面2c及び2dは図1では見えない位置にある。)を有する筐体2を備えており、トップカバー18が筐体2の内方に凹んでシート排出トレイ72が形成されている。筐体2の下部には、記録紙等の記録媒体を複数枚収納可能な給紙カセット6が、筐体2の正面側側面2aから挿抜自在に設けられている。なお正面側側面2aには、記録媒体を個別にセットする手差しトレイ部11が設けられているとともに、開閉可能なフロントカバー16が設けられている。
同図1において仮想線にて示されるように、対向する側面2b及び側面2dの内方に一対のサイドフレーム190b及び190dがそれぞれ設けられ、筐体2上面のトップカバー18の下方には鉄板等から成る剛体板190がサイドフレーム190b及び190dの間に架設されている。サイドフレーム190b及び190dは、鉄板、あるいはポリスチレン、ABS等の樹脂により成型されている。剛体板190の下方には、同図には不図示の走査ユニットが固着されている。
以下、図2を参照して、レーザプリンタ1の構成をさらに詳細に説明する。
図2は、側面2d側から見たレーザプリンタ1の概略側断面図である。
レーザプリンタ1は、上面のトップカバー18、正面側側面2aに設けられるフロントカバー16、及び背面側側面2cに設けられるリアカバー60等が備えられる筐体2内に、記録媒体としての記録紙等(図中記録媒体搬送路が仮想線Pで表されている。)を給紙するための給紙部3や、給紙された記録媒体上に可視像であるトナー画像を形成するプロセスカートリッジ4、記録媒体上に形成されたトナー画像を記録媒体上に定着させる定着ユニット5、定着ユニット5を通過した記録媒体を排紙する排紙部70などを備えている。なお、本明細書では、筐体2の四つの側面2a〜2dの中で、記録媒体搬送方向前後の側面のうち、フロントカバー16が設けられる側の側面(図2の右側側面)を正面側側面2a、逆側を背面側側面2cとする。
給紙部3は、給紙カセット6と、給紙カセット6内に積層された記録媒体のシート搬送方向先端側(正面側)端部の上方に設けられた給紙ローラ7、8及び給紙パット9とを含む。給紙部3には、給紙カセット6から給紙された記録媒体を反転させてプロセスカートリッジ4の下部へと搬送する記録媒体搬送路である給紙パス10が形成されており、給紙部3には、給紙パス10に臨むレジストローラ対12を備えている。なお、給紙パス10には、給紙カセット6内の記録媒体の他、手差しトレイ部11に手差しにてセットされた記録媒体(記録紙等)も給紙されるが、いずれの場合も一旦レジストローラ対12にて停止した後、プロセスカートリッジ4における画像形成タイミングに合わせてプロセスカートリッジ4の画像形成部へと供給される。
給紙カセット6は、プロセスカートリッジ4及び定着ユニット5の下部に配され、筐体2の正面側側面2aから挿抜可能に装着されている。この給紙カセット6内には、用紙押圧板13及びばね14が設けられている。用紙押圧板13は、記録媒体を積層状にスタック可能とされ、給紙ローラ7等から遠い方の端部において揺動可能に支持されることによって、近い方の端部が上下方向に移動可能とされている。また、ばね14は、用紙押圧板13における給紙ローラ7等に近い方の端部の裏面を、上方向に付勢するように設けられている。そのため、用紙押圧板13は、記録媒体の積層量が増えるに従って、給紙ローラ7等に対して遠い方の端部を支点として、ばね14の付勢力に抗して下向きに揺動される。
給紙ローラ8及び給紙パット9は、互いに対向して配設され、給紙パット9の裏側に設けられるばね15によって、給紙パット9が給紙ローラ8に向かって押圧されている。用紙押圧板13上に積層された中で最上位にある記録媒体は、用紙押圧板13の裏側からばね14によって給紙ローラ7に当接して押圧されており、当該最上位の記録媒体が給紙ローラ7により給紙され、給紙ローラ8と給紙パット9とで挟まれた後、給紙ローラ8が回転することにより、給紙ローラ8及び給紙パット9とで1枚毎に分離されながら、給紙パス10に向かって給紙される。
給紙カセット6、あるいは手差しトレイ部11から給紙された記録媒体は、給紙ローラ7等の上方部に配置されたレジストローラ対12に送られる。レジストローラ対12は、給紙された記録媒体をレジスト後に、プロセスカートリッジ4内の画像形成位置(感光体ドラム37と転写ローラ39との接触位置)へと搬送する。なお、筐体2の正面側側面2aにはフロントカバー16が設けられている。フロントカバー16は筐体2に対して開閉自在に設けられており、フロントカバー16が開放状態となった際に現れる開口からプロセスカートリッジ4の挿抜交換が可能な構成となっている。
プロセスカートリッジ4の上部に設けられる走査ユニット100は、レーザビームを射出する発光部としてのレーザダイオード271(図3参照)、ポリゴンモータ112(図4参照)により高速回転駆動されレーザビームを主走査方向に偏向させる偏向器としてのポリゴンミラー110、レーザビームをポリゴンミラー110による走査方向(主走査方向)に集光するとともに、感光体ドラム37上での走査速度を一定にするfθレンズ(第1走査レンズ)120、レーザビームを主走査方向と直交する副走査方向(感光体ドラム37の回転方向)に集光する樹脂製のシリンドリカルレンズ(第2走査レンズ)140、第1折り返しミラー130及び第2折り返しミラー131などを備えている。
画像情報に基づいて変調され、レーザダイオード271から射出されるレーザビームは、一点鎖線で示されるように、ポリゴンミラー110、fθレンズ120、第1折り返しミラー130、シリンドリカルレンズ140、第2折り返しミラー131の順に通過あるいは反射して、プロセスカートリッジ4内の感光体ドラム37の表面上を露光走査する。
トップカバー18の下部内方に筐体2の上面を構成する剛体板(本実施の形態では鉄板)190が、筐体2の側面2bと側面2dとをそれぞれ構成するサイドフレーム190b及び190d(図1参照)の上部の間に架設されており、この剛体板190が走査ユニット100の上蓋を兼ねている。
プロセスカートリッジ4は、ドラムカートリッジ35及び現像カートリッジ36を含んでいる。ドラムカートリッジ35内には、感光体ドラム37、帯電器38及び転写ローラ39などを備えている。プロセスカートリッジ4は、前記したように、フロントカバー16を開放した際の開口から筐体2内部に着脱自在とされている。現像カートリッジ36は、ドラムカートリッジ35に対して着脱自在に装着されており、現像ローラ40、層厚規制ブレード41、供給ローラ42、トナーホッパー43などを備えている。
トナーホッパー43内のトナーは、回転軸44により支持されるアジテータ45の矢印方向への回転により攪拌され、トナーホッパー43の側部に開口されたトナー供給口46から放出される。トナー供給口46の側方位置に前記供給ローラ42が回転可能に配設されており、また、この供給ローラ42に対向して、現像ローラ40が回転可能に配されている。なお、供給ローラ42と現像ローラ40とは、そのそれぞれがある程度圧縮するような状態で互いに当接されている。
現像ローラ40は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、矢印方向(反時計方向)に回転駆動される。なお、現像ローラ40には、現像バイアスが印加されるように構成されている。また、現像ローラ40の近傍には、層厚規制ブレード41が配されている。この層厚規制ブレード41は、金属の板ばね材からなるブレード本体の先端部に、絶縁性のシリコーンゴムからなる断面半円形状の押圧部を備えており、現像ローラ40の近くにおいて現像カートリッジ36に支持されて、押圧部がブレード本体の弾性力によって現像ローラ40上に圧接されるように構成されている。
トナー供給口46から放出されるトナーは、供給ローラ42の回転により、現像ローラ40に供給され、この時、供給ローラ42と現像ローラ40との間で正に摩擦帯電され、さらに、現像ローラ40上に供給されたトナーは、現像ローラ40の回転に伴って、層厚規制ブレード41の押圧部と現像ローラ40との間に進入し、一定厚さの薄層として現像ローラ40上に担持される。
感光体ドラム37は、現像ローラ40の側方位置において、その現像ローラ40と対向するような状態で、ドラムカートリッジ35において、矢印方向(時計方向)に回転可能に支持されている。この感光体ドラム37は、ドラム本体が接地され、その表面がポリカーボネートなどから構成される正帯電性の感光層により形成されている。
帯電器38は、感光体ドラム37の左斜め方向上方に、所定間隔を隔てて対向配置されている。この帯電器38は、タングステンなどの帯電用ワイヤからコロナ放電を発生させる正帯電用のスコロトロン型の帯電器であり、感光体ドラム37の表面を一様に正極性に帯電させるように構成されている。
転写ローラ39は、感光体ドラム37の下方において、感光体ドラム37に対向配置され、ドラムカートリッジ35に矢印方向(反時計方向)に回転可能に支持されている。この転写ローラ39は、金属製のローラ軸に、導電性のゴム材料からなるローラが被覆されており、転写時には、転写バイアスが印加されるように構成されている。
感光体ドラム37の表面は、当該感光体ドラム37の回転に伴ない、まず、帯電器38によって一様に正極性に帯電される。次いで、走査ユニット100からのレーザビームにより露光されて静電潜像が形成される。その後、現像ローラ40と対向し、現像ローラ40上に担持されかつ正帯電されているトナーが感光体ドラム37に対向して接触する時に、現像ローラ40に印加される現像バイアスにより、感光体ドラム37の表面上に形成される静電潜像、すなわち、一様に正帯電されている感光体ドラム37の表面のうち、レーザビームによって露光され電位が下がっている露光部分に供給され、選択的に担持されることによってトナー画像が形成される(反転現像)。
その後、感光体ドラム37の表面上に担持されたトナー画像は、記録媒体が感光体ドラム37と転写ローラ39との間を通る間に、転写ローラ39に印加される転写バイアスによって、記録媒体に転写される。
定着ユニット5は、給紙カセット6の上部、プロセスカートリッジ4の側方であって、プロセスカートリッジ4よりも記録媒体搬送方向下流側に配設される。定着ユニット5は、定着ローラとして、内部にヒータを備える加熱ローラ51、加熱ローラ51と対向して設けられ加熱ローラを押圧するように付勢された加圧ローラ52を備えている。
定着ユニット5においては、プロセスカートリッジ4において記録媒体上に転写された可視像であるトナー画像を、当該記録媒体が加熱ローラ51と加圧ローラ52との間を通過する間に熱定着させ、その後、記録媒体を排紙部70に形成される記録媒体搬送路である排紙パス76へと送出するようにしている。
排紙部70は、排紙パス76を構成する内側ガイド部材71と外側ガイド部材62、記録媒体をトップカバー18に設けられたシート排出トレイ72上へと排出する排出口に設けられる排紙ローラ対のうち、下側の排紙ローラ73、上側の排紙ローラ75、さらにシート排出トレイ72の一部を構成する部分を備えたトレイ部材74を含んでいる。
排紙パス76を構成する外側ガイド部材62は、筐体2の背面側側面2cに設けられるリアカバー60の開閉と連動して背面側へと揺動するように構成されており、ヒンジ61を介して揺動自在に取り付けられたリアカバー60を開放状態とした場合に、それに連動して外側ガイド部材62上部が背面側へと揺動する。このようにして、リアカバー60の開放により、筐体2の背面側側面2cに形成される開口から排紙パス76が臨むように構成されている。なおリアカバー60には定着ユニット5からの熱を放出するための放熱孔60aが穿設されている。
シート排出トレイ72は、平面視略矩形板状をなし、背面側端部が筐体2内部へと凹んで凹部が形成されるとともに、背面側端部から正面側へ向けて徐々に上方に傾斜する構成となっている。シート排出トレイ72の背面側端部から徐々に上方へと傾斜する途中部分までがトレイ部材74により構成されており、トレイ部材74の正面側(記録媒体搬送方向先端側)先端部の上面が、トップカバー18のトレイ部材74側端部の下面と当接するように構成している。
定着ユニット5を通過し、排紙パス76へと送られた記録媒体は、内側ガイド部材71及び外側ガイド部材62により用紙進行方向が上方逆向きに反転されて、排紙ローラ対へと送られ、当該排紙ローラ対(73及び75)を介して、シート排出トレイ72上に正面側に向かって排紙される。シート排出トレイ72のトップカバー18により構成される部分の直下に前記剛体板190が架設されている。
(2)走査ユニット100の詳細構成
次に本実施の形態の走査ユニット100の構成について詳細に説明する。
図3は、走査ユニット100の構成について説明するための上面図、図4は概略断面図である。
走査ユニット100は、第1折り返しミラー130が装着される側(表面側)から第2折り返しミラー131が装着される側(裏面側)へとレーザビームが通過する開口223を有し、ポリゴンミラー110やfθレンズ120等の各部が装着される平板状の基台部220と、基台部220の側方外周を囲う外周壁を構成する外周部210とを備えたユニットフレーム200を備える(図3)。ユニットフレーム200は、例えばガラス繊維入りの樹脂を射出成形により一体に形成して作製することができる。
基台部220においてポリゴンミラー110を回転駆動するポリゴンモータ112(図4)を装着する部分には、開口222が設けられており(図3)、ポリゴンモータ112を搭載する基板260が開口222の下方からネジ261及び262(図4)により締着されることで走査ユニット100の薄型化が図られている。
基台部220には、さらに発光部としてレーザビームを射出するレーザダイオード271、射出されたレーザビームを平行光にコリメートするコリメータレンズ272、平行光を整形するスリットを備えるスリット板273が装着されたLDホルダ270が搭載されている(図3)。レーザダイオード271の駆動を制御するLD制御基板275は、外周部210内方に外周壁に沿って基台部220から上方に突出して設けられた基板装着部225に装着されている(図3)。基板装着部225は、基台部220と射出成形により一体に形成されている。
レーザダイオード271から射出されたレーザビームは、ポリゴンミラー110により偏向されてfθレンズ120を通過し、第1折り返しミラー130に反射して開口223を介して基台部220の下方(裏面側)へと向う。その後、レーザビームはシリンドリカルレンズ140を通過して第2折り返しミラー131に反射し、走査ユニット100の下蓋250に設けられた開口に装着されたガラス板252を通過して感光体ドラム37の表面を露光する(図4)。
本実施の形態では走査ユニット100の薄型化のため、シリンドリカルレンズ140の副走査方向の厚みを略6mmと薄くしている。樹脂製の走査レンズを用いる場合において、このように走査レンズ(特にレーザビームを副走査方向に集光するパワーを有するレンズ)の副走査方向の厚みを薄くし、装置の小型化を図ろうとした場合に、特に前記したレンズの反り変形が問題となる。反り変形が上下いずれの方向にも生じる可能性があるとすれば、特許文献1に記載されたような大掛かりな反り変形の矯正機構を備える必要性が生じるからである。
そこで本実施の形態では、シリンドリカルレンズ140の副走査方向片側のみ、本実施の形態では、シリンドリカルレンズ140が基台部220と対向する側にリブ140a(図3、図4)を突設することにより、走査レンズの反りが生じる方向を一方向に揃えるようにしている。
なお、シリンドリカルレンズ140の樹脂材料としては、非晶質のオレフィン系樹脂や、結晶質のオレフィン系樹脂、PMMA樹脂、アクリレートまたはアクリレート系化合物を含む共重合体、あるいはアクリレートまたはアクリレート系化合物の重合体を含む混合物、MS樹脂、芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物を含む共重合体、あるいは芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物の重合体を含む混合物、芳香族カーボネ―トまたは芳香族カーボネ―ト系化合物とスチレンまたはスチレン系化合物との共重合体、あるいは芳香族カーボネ―ト又は芳香族カーボネ―ト系化合物の重合体とスチレン又はスチレン系化合物の重合体との混合物などが挙げられる。
図5は、本実施の形態におけるシリンドリカルレンズ140の形態について説明するための図である。
同図(a)は、シリンドリカルレンズ140を、副走査方向においてリブ140aが突設されている側とは逆側から見た図、同図(b)は、同図(a)の矢印A方向から見た正面図、同図(c)は同図(b)のB−B線断面図である。なお、シリンドリカルレンズ140は樹脂を射出成形して作成したものであり、成形後、金型からレンズを切り出す際に樹脂注入ゲート部に当たるレンズの一方の端部にゲート部が残るのが通常であるが、本明細書では走査レンズのゲート部の図示は省略している。
同図のように副走査方向の一方の側のみにリブ140aを突設させた場合、樹脂製のシリンドリカルレンズ140を金型中で成形、冷却する際に、容積の小さいリブ140aの部分が冷却されやすく、先に固まることになる。その後リブ140a以外のレンズ部分が固まることとなるが、その際、リブ140aが既に固化していることにより、他のレンズ部分はリブ140aとは反対側に反ることとなる(図8(a)の矢印C方向)。前記その他のレンズ部分が冷却固化する際に収縮するためである。これにより成形時のレンズの反り方向を一方向に揃えることができる。
このように反り方向を一方向に揃えることにより、レンズを走査ユニットに装着するに際しての反りの矯正機構が極めて簡略化される点について、以下に説明する。
図6は、ユニットフレーム200の裏面側にシリンドリカルレンズ140を装着する様子について説明するための斜視図である。
基台部220の裏面側には、開口223近傍にシリンドリカルレンズ140を固定するための一対の固定部141a及び141bが射出成形によりユニットフレーム200と一体に形成されている。固定部141a及び141bには、それぞれネジ孔142a及び142bが射出成形にて形成されており、シリンドリカルレンズ140が、ネジ144a、144b及び装着金具143a、143bにより基台部220に固定される。
シリンドリカルレンズ140の装着に際しては、シリンドリカルレンズ140の両端が固定部141a及び141bにそれぞれ緩装された状態で装着金具143a及び143bをシリンドリカルレンズ140両端と固定部141a及び141bとの間に介挿させ、さらにネジ孔142a及び142bにネジ144a及び144bを螺入させることによりシリンドリカルレンズ140を基台部220の裏面側に固定する。
図7は、装着金具143a、143bについてより詳細に説明するための図である。以下、装着金具143aの方について説明する。
同図は装着金具143aが固定部141aに固定された状態を示す図であり、同図(a)はネジ144aの螺入方向から見たものであり、同図(b)は側面図である。
装着金具143aはシリンドリカルレンズ140を副走査方向上方側(リブ140aが設けられた側とは逆側)から押圧固定する板バネ状部1431a、及びシリンドリカルレンズ140の光軸方向から押圧固定する板バネ状部1432aを有しており、ネジ孔142aにネジ144aで締着されることにより、シリンドリカルレンズ140をユニットフレーム200に固定する。なお、装着金具143a及び143bは、例えばステンレス等の金属で作製することができる。
なお、図7(b)に示されるように基台部220の固定部141aにはリブ140aが当接する位置に突起1411aが設けられている(固定部141bについても同様である。なお、図6では詳細な図示を省略している。)。これは、基台部220を射出成形にて形成する際の性質上、平板状の表面よりも突起の方が精度を向上させやすく、リブ140aと突設する位置に突起を設けた方が位置決め精度を向上させることができるからである。なお、突起は必ずしもリブ140aと当接させる必要はなく、シリンドリカルレンズ140の突起140a以外の部分が当接するようにしてもよい。
一方、図6に示されるように、基台部220の裏面側にてシリンドリカルレンズ140が当接する主走査方向中央部分に突起221が設けられている。この突起221を設ける理由も前記した突起1411aと同様に射出成形に際しての位置決め精度を向上させるためである。
以下、図8を参照してシリンドリカルレンズ140の反りの矯正について説明する。図8(a)は、シリンドリカルレンズ140をレンズの光軸方向から見た正面図、図8(b)は、シリンドリカルレンズ140が基台部220上に固定される状態を示す模式図である。
同図(a)に示されるように、シリンドリカルレンズ140を成形後冷却する際に矢印C方向に反りの方向が揃うことは前述したところであるが、リブ140aの主走査方向中央部が突起221に当接した状態で装着金具143a及び143b、特に板バネ状部1431aにおいてシリンドリカルレンズ140の両端を副走査方向に押圧した場合、図8(b)に示されるように上記突起221を中心として、固定部141a及び141bの上部から矢印P方向に押圧力が加わることとなる。
その結果として、同図8に示されるシリンドリカルレンズ140の矢印C方向の反りが矯正されることとなる。このように極めて簡単な構造の装着金具143a等により反りが矯正できるのは、リブ140aにより反りの方向が揃っているためである。もっとも図8(b)に示される矢印P方向の押圧力による反りの矯正度合いは大きくない方がシリンドリカルレンズ140の光学特性上好ましいかも知れないため、特に板バネ状部1431a部分の剛性については種々最適化を行うことが好ましいと考えられる。
なお、シリンドリカルレンズ140の形状は図5に示したものに限定されない。
図9は、シリンドリカルレンズ140の形状の他の一例を示す図である。
同図の例では、シリンドリカルレンズ140の主走査方向各位置における断面積が略同一となるように副走査方向の厚みを調整している。即ち同図(a)に示される光軸方向の厚みが厚い部分では同図(b)に示される副走査方向の厚みを薄くし、逆に光軸方向の厚みが薄い部分では副走査方向の厚みを厚くする。
このように主走査方向の全域にわたってシリンドリカルレンズ140の断面積が略同一となるようにすることにより、レンズの容積が均等、即ち熱容量が略同一となり、シリンドリカルレンズ140を成形する際のレンズ各部の冷却の度合いを揃えることができ、レンズの光学特性の向上に寄与すると考えられる。
なお、上記の説明では本発明をシリンドリカルレンズ140に適用した場合について説明したが、他の樹脂製の走査レンズに適用することも可能である。レーザビームを副走査方向に集光するパワーを有する走査レンズに適用することが効果的であるが、他の走査レンズに適用してもよい。
(実施の形態2)
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では本発明をモノクロの画像形成装置に適用した場合について説明したが、本実施の形態では、複数色のそれぞれに対応して形成された画像を重ね合わせることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置に適用した場合について説明する。
図10は、カラー画像形成装置の走査ユニットの構成の一例について説明するための模式図である。
同図に示されるような走査ユニット500を備えるカラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を記録紙等の記録媒体上で重ね合わせてカラー画像を形成する(以下、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色をそれぞれY、M、C、Kと表し、各色に関連する構成部分の符号に、このY、M、C、Kを添字として付加する)。
同図の走査ユニット500は、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置に備えられるものであって、各色ごとに複数の像担持体(感光体ドラム等、図中符号537K〜537Yで表される)を設け、各像担持体537K、537C、537M、537Yを各色画像に対応するレーザビームLBK、LBC、LBM、LBYでそれぞれ露光走査し、各色の画像をそれぞれ現像してトナー像とした後、中間転写体や、搬送される記録紙等の記録媒体上に順次転写して重ね合わせることによりカラー画像を形成するものである。
走査ユニット500においては、例えば六面の反射面を有し、ポリゴンモータ512により高速回転駆動されるポリゴンミラー510が水平方向中央部に配され、その反射面に、ポリゴンミラー510の両側にそれぞれ二つずつ備えられた不図示の発光部から、それぞれ二本ずつのレーザビームが斜光入射される構成となっている。ここで斜光入射とは、ポリゴンミラー510の反射面に対し、ポリゴンミラー510の回転軸と直交する面に対して上下異なる側からそれぞれ斜め方向に入射させることをいう。従って、斜め下から上向きに反射面に入射したレーザビームは反射面で反射した後も上向きに進行し(LBM及びLBK)、斜め上から下向きに反射面に入射したレーザビームは反射面で反射した後も下向きに進行する(LBY及びLBC)。
走査光学系は、レーザビームを主走査方向に集光しながら感光体上を等速走査させるfθレンズ(第1走査レンズ)520A及び520Bを備えており、fθレンズ520AをレーザビームLBY及びLBMにより共用し、fθレンズ520BをレーザビームLBC及びLBKにより共用するようにしている。
本実施の形態では、レーザビームを主走査方向と直交する副走査方向(感光体ドラムの回転方向)に集光する樹脂製のシリンドリカルレンズ(第2走査レンズ)540Y〜540Kを各色ごとに備えている。そして、ポリゴンミラー510の反射面に反射し、fθレンズ520A、520B等を通過したレーザビームが、各色ごとに設けられたシリンドリカルレンズ540Y〜540Kをそれぞれ通過して各色の感光体537Y〜537K表面へと到達するように、各色ごとのレーザビームを感光体に導く光学素子である折り返しミラー530Y等を設けている。なお、折り返しミラー530Mについては、レーザビームLBYを透過させるため、ミラー530Mの上側の領域のみを反射領域としてレーザビームLBMを反射させるとともに、下側の領域を透過領域としてレーザビームLBYを透過させる構成としている。
本実施の形態では、シリンドリカルレンズ540Y〜540Kに本発明に係るレンズ、即ち、副走査方向の上下一方の側のみにリブ(図10には不図示)を突設されたものを用いる。カラー画像形成装置においては、各色の画像を重ね合わせてカラー画像を形成するところ、シリンドリカルレンズ540Y〜540Kに反りが生じ、そして、その反りの向きが揃っていない場合、重ね合わせた画像に色ずれが生じ、画質の劣化を招来する可能性がある。本実施の形態のシリンドリカルレンズ540Y〜540Kは、上記に説明したリブを突設させることにより、反りの向きを一定方向に揃えることができるため、色ずれを抑制することにより画質の向上を図ることができる。
なお、上記した射光入射の場合、ポリゴンミラー510に反射したレーザビームがfθレンズ520A等に到達するまでのビームの発散状態等が、射光入射でない場合と比較して主走査方向中央部と主走査方向両端部とで異なることによる感光体表面での走査線の湾曲が問題となる。図10の例では、シリンドリカルレンズ540Y〜540Kのそれぞれの光軸を、レーザビームの走査方向と直交する副走査方向に傾斜させて設置した構成とすることにより、走査線湾曲(ボウ)を小さくして、色ずれの抑制を図っている。
以下、本実施の形態のシリンドリカルレンズ540Y〜540K(以下、単に「シリンドリカルレンズ540」と表記する。)をカラー画像形成装置の走査ユニット500に装着する方法について説明する。
図11は、シリンドリカルレンズ540を走査ユニット500に装着するべく、まずシリンドリカルレンズ540を取り付け部材610に装着する場合について説明するための斜視図である。
取り付け部材630には、シリンドリカルレンズ540のレーザビームの入射方向から見て副走査方向上下の一方のみに突設したリブ540と対向する側に三箇所の突起611〜613が設けられている。この三箇所の突起がそれぞれリブ540aと当接する状態となるようにシリンドリカルレンズ540を取り付け部材610に装着し、シリンドリカルレンズ540の両端部を装着金具630で取り付け部材610に固定する。
このようにすることで、リブ540aの主走査方向中央部が突起613に当接した状態で、両端にシリンドリカルレンズ540の反りを矯正する方向の力が加わる(図8(b)の矢印P参照)。装着金具630の構成は極めて簡単なものであり、反りの矯正に大掛かりな機構を備える必要がないため、カラー画像形成装置の小型化に好適である。なお、取り付け部材610においてリブ540a(若しくはシリンドリカルレンズ540)と当接する部分に突起611等を設けるのは、第1の実施の形態で説明した突起221を設ける理由と同じく、位置決め精度の向上のためである。
図12は、上記に説明したようにシリンドリカルレンズ540の傾きを調整して走査線湾曲(ボウ)の補正を行うために好適な構成の一例を示す図である。
シリンドリカルレンズ540及び取り付け部材610の構成は図11に示したものと略同一であるが、走査線湾曲を補正するための回動調整を行うための板状部材640及び当該回動軸650を備える点が図11の例と異なっている。この回動軸650を中心として取り付け部材610を回動調整することにより、走査線湾曲の補正を行うことが可能であるが、そのため、装着金具630の変わりに二つの装着金具631及び632を用いてシリンドリカルレンズ540を取り付け部材610に固定するようにしている。装着金具631は板バネ状となった部分を有しており、この弾性力によってシリンドリカルレンズ540の反りを矯正する方向の力が働くこととなる。
なお、シリンドリカルレンズ540の形状等の条件によっては、取り付け部材610上の三箇所だけでなく、さらにリブ540aとの当接箇所を増やすことが好ましい場合も考えられる。
図13は、当接箇所を増加させる場合の構成の一例について示す図である。
同図の例では、突起611〜613に加えて、さらに突起614及び615を設けている。これらの突起611〜615の高さをそれぞれ異ならせることも可能であり、突起611〜615の高さを適宜調整することにより、シリンドリカルレンズ540の反りの状態が多少複雑となった場合でも、適切に反りの矯正を図ることができる。
なお、本発明の適用対象となるカラー画像形成装置は、上記したようにポリゴンミラー510を一つのみ備えるものに限定されるわけではなく、どのようなタイプの走査ユニットに適用することも可能である。
図14は、他のタイプのカラー画像形成装置の構成の一例を示す図である。
同図のカラー画像形成装置700では、ポリゴンミラー711Y〜711Kをそれぞれ備える走査ユニット710Y〜710Kを各色ごとに備えている。同図の走査ユニットのそれぞれは、fθレンズ720Y〜720K、折り返しミラー730Y〜730K、及びシリンドリカルレンズ740Y〜740Kを備えており、特にシリンドリカルレンズ740Y〜740Kに上記に説明したリブを突設させることが好適である。
カラー画像形成装置700においては、給紙部703内に蓄積された記録紙等の記録媒体を搬送経路Pに沿って搬送する。そして走査ユニット710Y〜710Kにより射出されるレーザビームで、感光体ドラム737Y〜737Kの表面を露光走査して形成した潜像を現像装置742Y〜742Kでそれぞれトナー像として可視像化する。
そして記録媒体が感光体ドラム737Y〜737Kと転写ローラ739Y〜739Kとの間を通過する際に各色のトナー像を記録媒体上に転写し、これにより記録媒体上にカラー画像が形成される。記録媒体は加熱ローラ751及び加圧ローラ752を備える定着装置において定着処理が施され、排出ローラ775から排出される。なお、カラー画像形成装置700のその他の部分については、公知の技術に従うものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
このカラー画像形成装置700においても、樹脂製のシリンドリカルレンズ7400Y〜740Kにそれぞれリブを突設させることにより、成形時の反りの向きを一方向に揃えることができ、もって色ずれの抑制を図ることができる。シリンドリカルレンズ740Y〜740Kを走査ユニット710Y〜710Kに装着するに際して、まず取り付け部材610に装着するようにしたり、回動調整を行うようにすることも可能である点は、図11から図13で説明した内容を同様に適用することが可能である。
(変形例)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の内容が上記実施の形態において説明された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を実施することができる。
(1)上記第1の実施の形態では、第1折り返しミラー130にて反射したレーザビームを、基台部220の裏面側に設けられた第2折り返しミラー131に直接入射する構成とした。このような光路とすることは走査ユニット100の小型化に好適であるが、第1折り返しミラー130と第2折り返しミラー131との間にさらに折り返しミラーを設ける構成としてもよい。
(2)上記実施の形態では、基台部220におけるポリゴンミラー110及びポリゴンモータ112の設置位置に開口222を設け、ポリゴンモータ112を搭載する基板260を基台部220の裏面側から締着する構成とした。この構成は走査ユニット100の薄型化に好適であるが、この開口222を設けず、ポリゴンモータ112を搭載する基板を基台部220の表面側に設けるようにしてもよい。
(3)上記実施の形態では、レーザビームを偏向する偏向器としてポリゴンミラー110等及びポリゴンモータ112等を用いたが、これに限定されず、例えばガルバノミラー等を偏向器として用いることも可能である。このような場合、第1の走査レンズはfθレンズに限らず、他の光学特性を有するレンズを用いる場合も考えられる。どの走査レンズにも本発明を適用することが可能であることは前述した通りである。
(4)上記第2の実施の形態で説明した取り付け部材610やシリンドリカルレンズ等の走査レンズへのリブの突設位置についても、上記実施の形態のものに限定されない。例えば図15に示したような構成も可能である。同図の例では、シリンドリカルレンズ540の二箇所にリブ540b及び540cを突設させている。この場合でも成形時の反りの向きが一方向に揃う点はリブ540aのみ設けた場合と同様である。なお、リブ540a等は必ずしも走査レンズの主走査方向全体に突設させる必要はなく、図5(a)に示したような有効走査領域(レーザビームが通過する領域)のみに設けるようにしてもよい。
そして取り付け部材620としてレール状の突起621〜623を設けた部材を用い、装着金具633でシリンドリカルレンズ540の両端を固定することにより反りを矯正することができる。このような取り付け部材620は構造が簡略化されており、走査ユニットの小型化に有効である。
本発明は、例えば、光ビームを射出して感光体等の被走査対象を走査する走査ユニットを備える画像形成装置、カラー画像形成装置、走査ユニット等に適用することができる。
本発明の一適用対象である画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの外観を表す斜視図である。 レーザプリンタ1の概略側断面図である。 走査ユニット100の構成について説明するための上面図である。 走査ユニット100の概略断面図である。 本発明の実施の形態におけるシリンドリカルレンズ140の形態について説明するための図である。 シリンドリカルレンズ140を基台部220の裏面側に装着する場合について説明するための斜視図である。 装着金具143a、143bについてより詳細に説明するための図である。 シリンドリカルレンズ140の反りの矯正について説明するための図である。 シリンドリカルレンズ140の形状の他の一例を示す図である。 第2の実施の形態におけるカラー画像形成装置の走査ユニットの構成の一例について説明するための模式図である。 シリンドリカルレンズ540を走査ユニット500に装着するべく、まずシリンドリカルレンズ540を取り付け部材610に装着する場合について説明するための斜視図である。 シリンドリカルレンズ540の傾きを調整して走査線湾曲(ボウ)の補正を行うために好適な構成の一例を示す図である。 リブ540aと取り付け部材610との間の当接箇所を増加させる場合の構成の一例について示す図である。 他のタイプのカラー画像形成装置の構成の一例を示す図である。 本発明の変形例におけるシリンドリカルレンズ540、取り付け部材620の構成を示す図である。
37 感光体ドラム
100 走査ユニット
110 ポリゴンミラー
112 ポリゴンモータ
120 fθレンズ
130 第1折り返しミラー
131 第2折り返しミラー
140 シリンドリカルレンズ
140a リブ
141a、141b 固定部
1411a 突起
142a、142b ネジ孔
143a、143b 装着金具
1431a 板バネ状部
1432a 板バネ状部
144a、144b ネジ
200 ユニットフレーム
210 外周部
220 基台部
221 突起
222、223 開口
250 裏蓋
260 基板
500 走査ユニット
520A、520B fθレンズ
540Y〜540K シリンドリカルレンズ
540a リブ
540b、540c リブ
610、620 取り付け部材
611〜615 突起
621〜623 突起
630〜633 装着金具
700 カラー画像形成装置
710Y〜710K 走査ユニット
740Y〜740K シリンドリカルレンズ

Claims (14)

  1. 主走査方向に偏向された光ビームを透過させる樹脂性の走査レンズを備える画像形成装置において、
    前記走査レンズは、
    光軸方向への突起がなく、
    主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、
    前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記リブは、前記走査レンズの光軸方向中央部に突設されている
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、
    前記走査レンズの両端がそれぞれ固定される一対の固定部と、
    前記走査レンズの両端が前記固定部に固定された際に、前記走査レンズの前記固定部以外の少なくとも一点が当接する当接部とを備え、
    前記走査レンズは、
    前記リブが前記当接部の側に向くようにして、その両端が前記一対の固定部のそれぞれに、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から、それぞれ一対の装着金具により押圧されて固定されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記当接部は、
    前記走査レンズの主走査方向略中央部と対向する位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置の前記固定部及び前記当接部は樹脂により成形されており、
    前記固定部及び前記当接部に、前記走査レンズの前記リブが形成されている側が当接する突起が形成されている
    ことを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  6. 前記当接部は、
    前記固定部以外の複数の位置に設けられ、
    各々の当接部に形成される突起の高さがそれぞれ異なる
    ことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成装置は、
    前記光ビームを射出する発光部と、
    前記発光部から射出された光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、
    主走査方向に偏向され、前記走査レンズを通過した光ビームにより露光走査され、表面に潜像が形成される感光体と、
    前記感光体表面に形成された潜像を顕像化させる現像装置とを備える
    ことを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 複数の色に対応する複数の光ビームで一の感光体の異なる部分又は複数の感光体をそれぞれ露光走査し、複数の色に対応して形成された画像を重ね合わせることによりカラー画像を形成するカラー画像形成装置において、
    前記複数の色のそれぞれに対応して、光ビームが透過する樹脂製の走査レンズを備えており、
    当該各々の走査レンズは、
    光軸方向への突起がなく、
    主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、
    前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄い
    ことを特徴とするカラー画像形成装置。
  9. 前記走査レンズは、当該走査レンズの長手方向に平行な軸を中心として回動調整が可能な取り付け部材に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置。
  10. 前記取り付け部材は、
    前記走査レンズの両端がそれぞれ固定される一対の固定部と、
    前記走査レンズの両端が前記固定部に固定された際に、前記走査レンズの前記固定部以外の少なくとも一点が当接する当接部とを備え、
    前記走査レンズは、
    前記リブが前記当接部の側に向くようにして、その両端が前記一対の固定部のそれぞれに、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から、それぞれ一対の装着金具により押圧されて固定される
    ことを特徴とする請求項に記載のカラー画像形成装置。
  11. 光ビームを射出して被走査対象を露光走査する走査ユニットにおいて、
    光ビームを射出する発光手段と、
    射出された光ビームを主走査方向に偏向する偏向器と、
    前記偏向器により偏向された光ビームを主走査方向に集光する第1の走査レンズと、
    前記第1の走査レンズを通過した光ビームを主走査方向と直交する副走査方向に集光する樹脂製の第2の走査レンズとを備え、
    前記第2の走査レンズは、
    光軸方向への突起がなく、
    主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、
    前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする走査ユニット。
  12. 前記発光手段と、前記偏向器と、前記第1の走査レンズと、前記第2の走査レンズとは、それぞれ樹脂製のユニットフレームに装着されており、
    前記第2の走査レンズは、
    前記リブが突設された面又は前記リブの少なくとも一箇所が前記ユニットフレームに当接するとともに、その両端が、前記リブが突設された側とは副走査方向逆側から前記ユニットフレーム側に押圧されて固定されている
    ことを特徴とする請求項11に記載の走査ユニット。
  13. 前記第2の走査レンズは、当該第2の走査レンズの長手方向に平行な軸を中心として回動調整が可能な取り付け部材に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の走査ユニット。
  14. 走査光学系に用いられ、主走査方向に偏向される光ビームが入射する樹脂製の走査レンズであって、
    当該走査レンズには、
    光軸方向への突起がなく、
    主走査方向と直交する副走査方向の上下両側のいずれか一方のみに、当該走査レンズの主走査方向有効走査領域の全域にわたり、リブが、前記走査レンズと一体成型にて、副走査方向に突設されており、
    前記リブの光軸方向における厚みは、前記走査レンズの有効走査領域における光軸方向の厚みよりも薄い
    ことを特徴とする走査レンズ。
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