JP5181942B2 - 車両 - Google Patents

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本発明は、一対の車輪と、一対の車輪を支持するリンク機構とを備える倒立振り子の姿勢制御を利用した車両に関するものである。
特に、旋回性能を向上して、安定した旋回を行うことができるとともに、乗員の負担を軽減して、快適性を確保することができる車両に関するものである。
近年、エネルギ資源の枯渇問題に鑑み、車両の省燃費化が強く要求されている。その一方で、車両の低価格化などから、車両の保有者が増大し、1人が1台の車両を保有する傾向にある。そのため、例えば、4人乗り車両を運転者1人のみが運転することで、エネルギが無駄に消費されるという問題点があった。車両の小型化による省燃費化としては、車両を1人乗りの二輪車として構成する形態が最も効率的であるといえる。
そこで、倒立振り子の姿勢制御を利用した車両に関する技術が提案されている。例えば、同軸上に配設された2つの駆動輪を有し、運転者の重心移動による車体の姿勢変化を感知して駆動する車両等の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
特開2006−1385号公報 特開2007−237996号公報
しかしながら、前記従来の車両においては、旋回性能を向上させるために、車体が備えるリンク機構を利用して車体を横方向に傾斜させるようになっているとともに、乗り心地を向上させるために、乗員の体格に合わせて搭乗部の高さを調整するようになっているが、車体を傾斜させるためのアクチュエータと、搭乗部の高さを調整するためのアクチュエータとを搭載しなければならないので、車体のサイズ及び重量が増加し、かつ、消費電力も増加してしまう。
本発明は、前記従来の車両の問題点を解決して、切換手段によってアクチュエータ装置が発生する動力の伝達経路を切り換えることにより、単一のアクチュエータ装置によって搭乗部の高さを変化させるとともに車体を傾斜させるようにして、アクチュエータ装置の数を増加させず、車体のサイズ及び重量を増加させず、消費電力を抑制し、旋回性能を向上させることができ、乗り心地がよく、安定した走行状態を実現することができる安全性の高い車両を提供することを目的とする。
そのために、本発明の車両においては、車体と、該車体に取り付けられた昇降可能な搭乗部と、前記車体に取り付けられた左右一対の回転可能な車輪と、前記車体の傾斜又は前記搭乗部の昇降を選択的に行うアクチュエータ装置とを有し、前記車体は、該車体を傾斜させるリンク機構及び前記搭乗部を昇降させる昇降ユニットを備え、前記アクチュエータ装置の出力は切換手段によって前記リンク機構又は昇降ユニットに選択的に伝達される。
請求項1の構成によれば、アクチュエータ装置の数を増加させず、車体のサイズ及び重量を増加させず、消費電力を抑制し、旋回性能を向上させることができ、乗り心地がよく、安定した走行状態を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態における車両の構成を示す正面図、図2は本発明の実施の形態における車両の構成を示す左側面図、図3は本発明の実施の形態における車両の旋回中の姿勢を示す正面図、図4は本発明の実施の形態における車両の搭乗部を上昇させた姿勢を示す左側面図である。
図において、10は、本実施の形態における車両であり、車体の本体部20と、乗員が搭乗する搭乗部11と、左側の車輪12L及び右側の車輪12Rと、左右の車輪12L及び12Rを支持するリンク機構30と、搭乗部11を昇降させる昇降ユニット40と、前記リンク機構30及び昇降ユニット40を選択的に作動させるアクチュエータ装置25とを有し、倒立振り子の姿勢制御を利用して車体の前後方向の姿勢を制御する。すなわち、前記車両10は車体を前後に傾斜させることができる。
また、旋回時には、図3に示されるように、左右の車輪12L及び12Rの路面に対する角度、すなわち、キャンバー角を変化させるとともに、搭乗部11及び本体部20を含む車体を旋回内輪側へ傾斜させることによって、旋回性能の向上と乗員の快適性の確保とを図ることができるようになっている。すなわち、前記車両10は車体を横方向(左右方向)にも傾斜させることができる。
前記リンク機構30は、左側の車輪12L及び該車輪12Lに駆動力を付与する電気モータ等から成る図示されない左側の回転駆動装置を内蔵する左側の縦リンク部材32Lと、右側の車輪12R及び該車輪12Rに駆動力を付与する電気モータ等から成る図示されない右側の回転駆動装置を内蔵する右側の縦リンク部材32Rと、前後において左右の縦リンク部材32L及び32Rの上端同士を連結する上側の横リンク部材31UF及び31UBと、前後において左右の縦リンク部材32L及び32Rの下端同士を連結する下側の横リンク部材31DF及び31DBとを有する。なお、左右の縦リンク部材32L及び32Rと横リンク部材31UF、31UB、31DF及び31DBとは、ピン、ブッシュ等を備える関節部材33を介して、互いに回転可能に連結されている。
なお、車輪12、縦リンク部材32及び横リンク部材31、並びに、その他の各部材に付与される符号に含まれるLは左側であることを示し、Rは右側であることを示し、Uは上側であることを示し、Dは下側であることを示し、Fは前側であることを示し、Bは後側であることを示している。そして、各部材を統合的に説明する場合には、名称に付与された左右、上下及び前後の語を適宜省略するとともに、前記L、R、U、D、F及びBの符号を適宜省略する。
また、前記アクチュエータ装置25は、電気モータ等を含む回転式の電動アクチュエータであって、固定子としての円筒状のボディと、該ボディに回転可能に取り付けられた回転子としての駆動回転軸26とを備えるものである。ここで、前記ボディはブラケット24を介して本体部20の後側の搭乗部支持部材22Bに固定され、駆動回転軸26は、切換手段としての選択接続手段60を介して、前方下側の横リンク部材31DFの軸接続部材35、又は、駆動用プーリ43に選択可能に接続される。そして、前記駆動回転軸26が軸接続部材35に接続された状態では、アクチュエータ装置25を駆動して駆動回転軸26をボディに対して回転させると、本体部20に対して前方下側の横リンク部材31DFが回転し、リンク機構30が屈伸するので、車体が傾斜する。また、前記駆動回転軸26が駆動用プーリ43に接続された状態では、アクチュエータ装置25を駆動して駆動回転軸26をボディに対して回転させると、昇降ユニット40が作動するので、搭乗部11が上昇又は下降する。
車体の本体部20は、左右の中央において縦方向に延在する前後の縦部材21F及び21Bと、該前後の縦部材21F及び21Bの上端に取り付けられた前後に延在する前後の搭乗部支持部材22F及び22Bと、該前後の搭乗部支持部材22F及び22Bの上に取り付けられた前後の軸支持部材23F及び23Bとを有する。また、前後の搭乗部支持部材22F及び22Bの上には、昇降ユニット40を介して、搭乗部11のシートブラケット13が取り付けられている。
そして、前記縦部材21は、その上方部分においてリンク機構30の上側の横リンク部材31Uにおける左右の中央部分に回転可能に連結され、その下端においてリンク機構30の下側の横リンク部材31Dにおける左右の中央部分に回転可能に連結されている。なお、前記縦部材21と下側の横リンク部材31Dとの連結部分の回転軸は、前記アクチュエータ装置25の駆動回転軸26と同軸になっている。これにより、駆動回転軸26が前方下側の横リンク部材31DFの軸接続部材35に接続された状態で駆動回転軸26を回転させると、リンク機構30を屈伸させて本体部20を傾斜させることが可能となる。
前記搭乗部11は、乗用車、バス等の自動車に使用されるシートと同様のものであり、座面部、背もたれ部、ヘッドレスト、アームレスト等を備え、シートブラケット13を介して、昇降ユニット40に取り付けられている。そして、駆動回転軸26が駆動用プーリ43に接続された状態で駆動回転軸26を回転させると、昇降ユニット40が作動して搭乗部11が上昇又は下降する。
前記昇降ユニット40は、前後の軸支持部材23F及び23Bによって回転可能に支持された被駆動回転軸41と、該被駆動回転軸41に取り付けられた被駆動用プーリ42と、駆動回転軸26と同軸の駆動用プーリ43と、前記被駆動用プーリ42及び駆動用プーリ43の周囲に掛け回された駆動力伝達ベルト44と、前記被駆動用プーリ42の回転によって昇降する前後左右の昇降ロッド45LF、45RF、45LB及び45RBと、前後の搭乗部支持部材22F及び22Bに取り付けられ、前記前後左右の昇降ロッド45LF、45RF、45LB及び45RBを昇降可能に支持するロッド下側支持部材46LF、46RF、46LB及び46RBとを有する。なお、前記昇降ロッド45LF、45RF、45LB及び45RBの上端は、ロッド受部材14LF、14RF、14LB及び14RBを介して、シートブラケット13の下面に連結されている。
なお、前記アームレストには、操縦装置としてのジョイスティック装置を配設することができる。この場合、乗員は、ジョイスティック装置を操作して、車両10の走行状態(例えば、進行方向、走行速度、旋回方向、旋回半径等)を指示する。なお、乗員が操作して走行状態を指示することができる装置であれば、ジョイスティック装置に代えて他の装置、例えば、ジョグダイヤル、タッチパネル、押しボタン等の装置を操縦装置として使用することもできる。
また、車両10がリモートコントロールによって操縦される場合には、前記ジョイスティック装置に代えて、コントローラからの走行指令を有線又は無線で受信する受信装置を操縦装置として使用することができる。また、車両10があらかじめ決められた走行指令データに従って自動走行する場合には、前記ジョイスティック装置に代えて、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体に記憶された走行指令データを読み取るデータ読取り装置を操縦装置として使用することができる。
さらに、搭乗部11の後方又は下方には、図示されないバッテリー装置が配設されている。該バッテリー装置は、回転駆動装置及びアクチュエータ装置25の駆動源である。また、搭乗部11の後方又は下方には、図示されない制御装置、各種センサ装置、インバータ装置等が収納されている。
次に、前記構成の車両10の動作について説明する。ここでは、選択接続手段60によって駆動回転軸26の回転をリンク機構30又は昇降ユニット40に選択的に伝達する動作についてのみ説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるリンク機構及び昇降ユニットの構成を示す要部拡大図、図6は本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転をリンク機構又は昇降ユニットに選択的に伝達する動作を説明する図である。なお、図5において、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A矢視断面図であり、図6において、(a)は側面図、(b)は(a)の要部拡大図である。
搭乗部11の高さ調整は、例えば、車両10が歩行者と併走するときに、乗員の目線の高さを歩行者の目線の高さに合わせて乗り心地を向上させるために行われる。また、搭乗部11を含む車体の傾斜角調整は、例えば、比較的高速で旋回するときに、旋回性能を向上させるために行われる。したがって、通常、搭乗部11の高さ調整と車体の傾斜角調整とを同時に行う必要はない、と考えられる。そこで、本実施の形態においては、選択接続手段60を作動させ、駆動回転軸26の接続先を前方下側の横リンク部材31DFの軸接続部材35又は駆動用プーリ43に切り換えることにより、単一のアクチュエータ装置25の出力を、車体を傾斜させるために、及び、搭乗部11の高さを変化させるために利用するようになっている。
具体的には、前記選択接続手段60は、図6(a)に示されるように、往復動する切換ロッド62を備え、駆動回転軸26の表面に取り付けられた切換アクチュエータ61を有する。該切換アクチュエータ61は、切換ロッド62を往復動させて切換アクチュエータ61のボディから両方向に交互に突出させることができるアクチュエータであれば、いかなる種類のものであってもよく、例えば、油圧シリンダ、リニアモータ、ソレノイド等であってもよいし、回転式の電気モータとリンク機構とを組み合わせたものであってもよい。
そして、図6(b−1)に示されるように、切換ロッド62を切換アクチュエータ61のボディから前方(図における左方)に突出させた場合、切換ロッド62は、前方下側の横リンク部材31DFの軸接続部材35と係合する。これにより、該軸接続部材35が駆動回転軸26に接続された状態となるので、アクチュエータ装置25を作動させて駆動回転軸26をボディに対して回転させると、該ボディにブラケット24を介して接続された本体部20に対して前方下側の横リンク部材31DFが回転し、リンク機構30が屈伸して車体が傾斜する。
また、図6(b−2)に示されるように、切換ロッド62を切換アクチュエータ61のボディから後方(図における右方)に突出させた場合、切換ロッド62は、昇降ユニット40の駆動用プーリ43と係合する。これにより、該駆動用プーリ43が駆動回転軸26に接続された状態となるので、アクチュエータ装置25を作動させて駆動回転軸26をボディに対して回転させると、その回転が駆動用プーリ43、駆動力伝達ベルト44及び被駆動用プーリ42を介して、被駆動回転軸41に伝達され、該被駆動回転軸41の回転により昇降ロッド45が昇降する。そのため、該昇降ロッド45の上端に、ロッド受部材14及びシートブラケット13を介して、連結された搭乗部11が昇降する。
なお、軸接続部材35及び駆動用プーリ43は、切換ロッド62が係合していないときには、駆動回転軸26に対して自由に回転可能な状態となっている。
このように、本実施の形態においては、切換アクチュエータ61を作動させ、切換ロッド62の係合先を軸接続部材35又は駆動用プーリ43に切り換えることにより、アクチュエータ装置25によって車体を傾斜させるか又は搭乗部11の高さを変化させるかを切り換えることができる。
次に、選択接続手段60によって駆動回転軸26の回転をリンク機構30又は昇降ユニット40に伝達するための構成の1つの具体例について説明する。
図7は本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転をリンク機構に伝達する構成の具体例を示す図、図8は本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転を昇降ユニットに伝達する構成の具体例を示す図である。
図7に示されるように、例えば、駆動回転軸26の前端は、前側の縦部材21Fの下端に形成された開口28D内に進入し、ボールベアリングを介して、回転可能に支持されている。
また、前側の縦部材21Fの直後に配設された前方下側の横リンク部材31DFには、貫通孔31aが形成され、該貫通孔31a内に駆動回転軸26が回転可能に挿通されている。そして、前記横リンク部材31DFには軸接続部材35が接続され、該軸接続部材35が、ボールベアリングを介して、回転可能に駆動回転軸26に取り付けられている。そのため、前記横リンク部材31DFも駆動回転軸26に対して回転可能となっている。
なお、前記軸接続部材35には、切換ロッド62の先端が進入して係合することができる係合凹部35aが形成されている。そのため、図7に示されるように、切換ロッド62を切換アクチュエータ61のボディから前方に突出させた状態では、切換ロッド62の先端が係合凹部35a内に進入して軸接続部材35と係合し、該軸接続部材35を介して、前記横リンク部材31DFが駆動回転軸26に接続された状態となる。この状態で、アクチュエータ装置25を作動させて駆動回転軸26をボディに対して回転させると、前記横リンク部材31DFが回転し、リンク機構30が屈伸して車体が傾斜する。
また、駆動用プーリ43には、貫通孔43bがその中心に形成され、該貫通孔43b内に駆動回転軸26が回転可能に挿通されている。そして、駆動用プーリ43は、ボールベアリングを介して、アクチュエータ装置25のボディに回転可能に支持されている。
なお、前記駆動用プーリ43には、切換ロッド62の先端が進入して係合することができる係合凹部43aが形成されているが、図7に示される例では、切換ロッド62が係合凹部43aに進入していない。そのため、駆動用プーリ43は駆動回転軸26に対して自由に回転可能な状態となっている。
例えば、図8に示されるように、切換ロッド62を切換アクチュエータ61のボディから後方に突出させた状態では、切換ロッド62の先端が係合凹部43a内に進入して駆動用プーリ43と係合し、該駆動用プーリ43が駆動回転軸26に接続された状態となる。この状態で、アクチュエータ装置25を作動させて駆動回転軸26をボディに対して回転させると、前記駆動用プーリ43が回転し、その回転が該駆動用プーリ43、駆動力伝達ベルト44及び被駆動用プーリ42を介して、被駆動回転軸41に伝達される。
ここで、前記駆動力伝達ベルト44は、歯付ベルトであることが望ましく、前記駆動用プーリ43及び被駆動用プーリ42も歯付プーリであることが望ましいが、いかなる種類のベルト及びプーリであってもよい。なお、前記駆動力伝達ベルト44並びに駆動用プーリ43及び被駆動用プーリ42に代えて、チェーン及び歯車を使用することもできる。
そして、前記被駆動回転軸41の回転によって昇降ロッド45が昇降する。例えば、被駆動回転軸41の外面に歯を形成してピニオンギヤとし、昇降ロッド45の側面に歯を形成してラックとし、前記ピニオンギヤとラックとを直接、又は、アイドルギヤを介在させて噛(か)み合わせることによってラック−ピニオン機構を構成し、これにより、被駆動回転軸41の回転運動を昇降ロッド45の昇降運動に転換することができる。また、被駆動回転軸41に嵌(は)め付けたかさ歯車と、ロッド下側支持部材46に嵌め付けたかさ歯車とを噛み合わせ、被駆動回転軸41の回転によってロッド下側支持部材46を回転させるとともに、該ロッド下側支持部材46の内面に形成された雌ねじと昇降ロッド45の外面に形成された雄ねじとを噛み合わせることによって構成されたスクリューナット機構により、被駆動回転軸41の回転運動を昇降ロッド45の昇降運動に転換することもできる。
なお、被駆動回転軸41の両端は、ボールベアリングを介して、回転可能に軸支持部材23に取り付けられている。また、前側の縦部材21Fの直後に配設された前方上側の横リンク部材31UFには中心軸38が取り付けられ、該中心軸38の前端が、前側の縦部材21Fの中間部に形成された開口28U内に進入し、ボールベアリングを介して、回転可能に支持されている。
このように、本実施の形態においては、簡単な構成によって、アクチュエータ装置25の出力により車体を傾斜させるか又は搭乗部11の高さを変化させるかを切り換えることができる。すなわち、切換アクチュエータ61を作動させて、切換ロッド62の係合先を軸接続部材35又は駆動用プーリ43に切り換えることによって、車体を傾斜させるか又は搭乗部11の高さを変化させるかを選択することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の実施の形態における車両の構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態における車両の構成を示す左側面図である。 本発明の実施の形態における車両の旋回中の姿勢を示す正面図である。 本発明の実施の形態における車両の搭乗部を上昇させた姿勢を示す左側面図である。 本発明の実施の形態におけるリンク機構及び昇降ユニットの構成を示す要部拡大図である。 本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転をリンク機構又は昇降ユニットに選択的に伝達する動作を説明する図である。 本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転をリンク機構に伝達する構成の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態における駆動回転軸の回転を昇降ユニットに伝達する構成の具体例を示す図である。
符号の説明
10 車両
11 搭乗部
12L、12R 車輪
25 アクチュエータ装置
30 リンク機構
40 昇降ユニット
60 選択接続手段

Claims (1)

  1. 車体と、
    該車体に取り付けられた昇降可能な搭乗部と、
    前記車体に取り付けられた左右一対の回転可能な車輪と、
    前記車体の傾斜又は前記搭乗部の昇降を選択的に行うアクチュエータ装置とを有し、
    前記車体は、該車体を傾斜させるリンク機構及び前記搭乗部を昇降させる昇降ユニットを備え、
    前記アクチュエータ装置の出力は切換手段によって前記リンク機構又は昇降ユニットに選択的に伝達されることを特徴とする車両。
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