JP5179992B2 - 外壁の断熱気密構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物の外壁に設けられる断熱気密構造に関する。
住宅等の建物においては、鉄骨で梁や柱等の躯体を形成すると共に外壁材としてALC(Autoclaved Lightweight aerated Concrete panelsの略。軽量気泡コンクリートともいう)パネルを用いるのが一般的に行われている。また、この種の建物においては、暖房効率や冷房効率を向上させて省エネルギー化をはかることを目的としてALCパネルに沿って断熱材が充填されており、当該ALCパネルの有する断熱性と、断熱材の断熱性とによって建築物としての断熱効果を得ている。一方、鉄骨造の建物においては、躯体を構成する梁や柱等の構造部材を熱伝導率の大きな鉄や鋼等により形成するため、外壁を支持する梁や柱が屋内外の熱の伝達経路となってしまう熱橋となる問題がある。かかる問題を解決するには、これら躯体を構成する構造部材に対しても断熱材を設けることが好ましいが、これら構造部材の形状や取合いは平板状の外壁等と比較しても著しく複雑であり、構造部材に対し断熱性を有効に発揮させると共に収まりの単純化を図ることを可能とする断熱材の取付方法についての研究開発は適宜なされている。
例えば特許文献1には、複数の鉄骨柱に沿って外壁が形成され、隣り合う鉄骨柱の側面間に亘って外壁に沿う沿外壁断熱部が設けられると共に鉄骨柱と外壁との間に該沿外壁断熱部と同じ素材により形成される薄板状のフィラーが設けられ、鉄骨柱の両側に位置する一対の沿外壁断熱部がフィラーによって連結されている構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1の外壁の断熱気密構造においては、沿外壁断熱部の間には鉄骨柱が介在することとなり、当該鉄骨柱周囲の断熱性能が、隣り合う鉄骨柱の間であって沿外壁断熱部により覆われることとなる平坦部の断熱性能よりも劣る虞があると言う問題がある。かかる問題を解決すべく、特許文献1の断熱構造においては鉄骨柱と外壁との間にフィラーが設けられているものの、鉄骨柱と外壁の施工精度によっては、当該フィラーをさらに薄くしなければこれらの鉄骨柱と外壁の間に入れ難い場合もある。このため、上記構成のみでは当該鉄骨柱が熱橋となる問題を解決し難いと考えられる。
特開2003−96940号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、鉄骨柱周辺の断熱性能を少なくとも鉄骨柱間の断熱性能と同程度に向上させることができる外壁の断熱気密構造を提供することを目的とする。
上記課題解決のための具体的手段として、本願発明に係る外壁の断熱気密構造は、
(1)躯体の最外を形成する複数の鉄骨柱と、該複数の鉄骨柱の外方を周り込んで設置される外壁と、所定の断熱性能を発揮する厚さを有する平板状に形成されて前記外壁に沿設される断熱層とを備え、
前記断熱層は、厚さを維持若しくは僅かに薄くした状態で前記鉄骨柱と外壁との間を通過して設けられており、隣り合う鉄骨柱の間で前記外壁に沿設される平板状の沿外壁断熱部と、前記鉄骨柱と外壁の間に設置されて当該鉄骨柱と対向する沿柱断熱部とを備え、
該沿柱断熱部は、沿外壁断熱部と同一肉厚又は僅かに肉薄に形成されると共に、側部を当該鉄骨柱の側部まで設けられる沿外壁断熱部に当接又は僅かな隙間を介して対向させた状態で設けられており、
前記隣り合う鉄骨柱の間には、これら隣り合う鉄骨柱に亘って架設されると共に当該鉄骨柱間に設けられる沿外壁断熱部と僅かな間隔を介して対向する制振部材が設けられており、
前記間隔には、前記鉄骨柱と沿外壁断熱部の両方に密着可能な形状に成型されてこれら鉄骨柱と沿外壁断熱部の間に形成される漏気路を塞ぐ補助材が設けられていることを特徴としている。
これによれば、鉄骨柱間に設けられる断熱層が厚さを略維持した状態で鉄骨柱と外壁との間に設けられることとなるので、鉄骨柱周りの断熱性能は鉄骨柱間の断熱性能と同程度に維持することができる。
また、これによれば、鉄骨柱周りの断熱層を、一対の沿外壁断熱部と、沿柱断熱部とに分割して構成することができる。
また、上述の如く断熱層を分割して構成することにより、鉄骨柱と外壁の間に沿柱断熱部を設置することで当該柱と外壁との間の狭小な間隔に断熱層を形成することができる。そして、当該沿柱断熱部の両側にそれぞれ沿外壁断熱部を外壁に沿って設置することによって、容易に当該鉄骨柱周りに断熱層を形成することができる。このように、当該構成によれば、当該鉄骨柱周りの断熱層形成の施工性を向上させることができる。
または、当該鉄骨柱周りの断熱層を、一方の外壁断熱部の側部に沿柱断熱部を一体に設けた連結断熱部と、他方の沿外壁断熱部とに分割して構成することも可能であり、当該連結断熱部の沿柱断熱部を鉄骨柱と外壁の間に挿し入れることによって、当該柱と外壁との間の狭小な間隔に断熱層を形成することができ、これによっても施工性の向上を図ることができる。
沿外壁断熱部と沿柱断熱部を付き合わせることにより断熱層を形成すると、これら沿外壁断熱部と沿柱断熱部の継目が断熱層の表側と裏側とを連通する漏気路となる虞がある。このため、沿外壁断熱部と鉄骨柱に亘って気密テープ等を貼着して当該漏気路を塞ぐことが望まれるが、上述の如く制振部材を設置すると、当該制振部材と沿外壁断熱部間の間隔(隙間)は著しく狭小なものとなるため、該間隔にて上記継目に気密テープ等を貼着する施工は著しく困難となる。
かかる構成に対し、上記補助材によれば、上述の如き形状に成型されているために、気密テープの如く巻き延ばす作業や沿外壁断熱部と鉄骨柱に亘って有角状に貼り付けるべく直角状に折り曲げた状態で保持する必要はなく、単に沿外壁断熱部及び鉄骨柱に密着させることで容易に当該漏気路を塞ぐことができるものとなるのである。これにより施工の容易化が図られることとなり、さらに、当該接合部からの漏気を防止して当該鉄骨柱周りの気密性も向上させることができる。
)また、前記補助材は、前記鉄骨柱に当接する鉄骨当接部と、沿外壁断熱部に当接する断熱当接部とを備える断面L字状に形成されており、前記鉄骨当接部が前記鉄骨柱に接着されると共に、前記断熱当接部と沿外壁断熱部とに亘って気密粘着テープが貼着され、これら前記鉄骨柱と補助材及び前記沿外壁断熱部と鉄骨柱の接合部が塞がれていることが好ましい。
これによれば、先ず、補助材の鉄骨当接部にのみ接着剤(両面接着気密テープ)を塗布して当該鉄骨当接部を鉄骨柱の側面に接着することで当該補助材を漏気路を塞いだ状態で止めつけることができる。また、補助材を当該位置に取り付けるときも、断熱当接部には接着剤が塗布されていないので、当該断熱当接部を断熱層上で滑らせることができ、これによって、断熱当接部を断熱層上で滑らせつつ当該間隔内の所定位置で鉄骨当接部を鉄骨柱に接着することができ、これによってもきわめて容易に上記作業を行うことができる。
その後、断熱当接部と断熱層とに亘って気密テープを貼着することによりこれらの間の接合部も塞がれることとなり、上記漏気路は完全に遮断することができることとなる。
)また、前記補助材は、前記鉄骨当接部と断熱当接部との間の角度が直角又は僅かに鈍角に形成されていることが好ましい。
これによれば、鉄骨柱に接着前の鉄骨当接部は鉄骨柱に対して僅かに傾斜することとなるので、補助材を鉄骨柱に向けて押し付けることによって当該補助材の鉄骨当接部を先端部から基端部に亘って順次鉄骨柱に接着することができ、接着作業に伴って補助材の取付位置が歪む等することを防止することができる。また、鉄骨当接部の基端部は、作業者が当該基端部を奥方まで挿し入れることによって接着されることとなるので、基端部までの接着作業を確実に行うことができると共に、接着不良を目視することができ、より確実な作業を行うことができる。
なお、当該鈍角の角度は、91〜93°程度に確保すれば充分である。
)さらには、前記補助材は、樹脂系材料を主材として形成されていることが好ましい。
これによれば、当該補助材が熱橋(冷橋)を構成することはなく、補助材を設ける場合であっても鉄骨柱周りの断熱性能を維持することができる。
本発明の外壁の断熱気密構造によれば、鉄骨柱周辺の断熱性能を少なくとも鉄骨柱間の断熱性能と同程度に向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施した形態につき、詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1から図3は、本発明の第1実施形態を示すもので、図1に示す如く、本発明に係る建物は、基礎10と、該基礎10上に組み上げられる構造躯体11と、該構造躯体11に支持される外壁12と、該外壁12及び構造躯体11に沿って設けられる断熱層13と、建物の居室の壁面及び天井面を形成する内装構造14とを備えて形成される地上2階の組立住宅である。
基礎10は、外壁12や間仕切り壁の長さ方向に連続する同一断面の鉄筋コンクリート製の布基礎として形成されている。
構造躯体11は、基礎10上に立設される鉄骨柱15と、該鉄骨柱15間に架け渡される鉄骨梁16と、基礎10や鉄骨梁16に支持される床スラブ17とを備えて形成される鉄骨軸組構造として構成されている。
鉄骨柱15は、鋼製の角パイプにより又は該角パイプの端部に柱頭部材や柱脚部材を取り付けて形成されている。
鉄骨梁16は、上下一対のフランジと、該上下一対のフランジの中央部間を連結するウェブとを備えて形成される所謂H型鋼により形成されており、同じく鋼製のジョイントピースを介して鉄骨柱15の柱頭部材や柱脚部材に連結支持されている。
なお、これら鉄骨柱15、ジョイントピース、鉄骨梁16間の接続は高力ボルト接合等の機械的手段によりなされており、これによって溶接接合を排することとして作業者の熟練によらず接合部位の品質を一定のものとしている。
床スラブ17は、複数枚の平板状の軽量気泡コンクリート(ALC)製の床パネルを敷設することにより形成されている。1階床スラブ17を形成する床パネルは、端部を基礎の上面に載置した状態で基礎10に支持されている。また、2階の床及び屋根の床スラブ17を形成する床パネルは、端部を鉄骨梁16の上フランジ上面に載置した状態で、該梁16に取り付けられた剛床金物(図示省略)を介して当該鉄骨梁16に支持されている。
外壁12は、複数枚の平板状の軽量気泡コンクリート(ALC)製の外壁パネルを並べて配備することにより形成されている。また、各外壁パネルは、当該各階の床スラブ17の下面から鉄骨梁16の上フランジの上面に至る少なくとも各階の高さに相当する高さを有している。
また、各階の外壁パネルは、鉄骨梁16や基礎10から外壁パネルに向けて突出した状態に取り付けられる自重受け金具やイナズマプレート等の各種支持金物を介して鉄骨梁16や基礎10に上下端部が支持されている。
上述の如く軽量気泡コンクリートにより形成される床スラブ17や外壁12は、軽量で且つ高い断熱性能を有するものとなる。
なお、本実施形態においては、外壁12として軽量気泡コンクリートからなる外壁パネルを採用しているが、PCコンクリート製のパネル、木製パネルやサイディング、及びこれらのパネルに外装部材等を取り付けたもの等、上記鉄骨梁15よりも熱伝達率が大きく、これによって鉄骨梁12が相対的に熱橋を形成することとなる構成であれば、如何なる材料により外壁12を形成することとしても構わない。
また、内装構造14は、外壁12に所定の間隔を空けて対向する位置で格子状に組み立てられた下地部材(図示省略)に隙間なく敷設されて居室の壁面を構成する壁板14aと、床スラブ17に所定の間隔を空けて対向する位置で格子状に組み立てられた野縁部材(図示省略)に隙間なく敷設されて居室の天井を形成する天井板14bとを備えている。
これら壁板14aと外壁12の間の隙間により形成される壁内空間と天井板14bと床スラブ17の間の隙間により形成される天井裏空間とは鉄骨梁16の下方で連通されており、これによって、天井裏空間から壁内空間に亘ってこれら配管等の配設が可能となっている。
断熱層13は、1階の外壁12及び2階の床スラブ17を支持する鉄骨梁16に沿って設けられる1階断熱層13aと、2階の外壁12及び屋根を形成する床スラブ17を支持する2階断熱層13bと、屋根を形成する床スラブ17上に設けられる屋根断熱層13cと、1階を形成する床スラブ上に設けられる床断熱層13dとを備えている。
各階断熱層13a、13bは、壁内空間から鉄骨梁16の存する天井裏空間に亘って連続して設けられており、外壁12に沿って設けられる第1断熱体18と、該第1断熱体18に連続して鉄骨梁16の下フランジの下面から該下フランジの屋内側の端部を回り込んで設けられる第2断熱体19とを備えている。
図2に示す如く、第1断熱体18は、隣り合う鉄骨柱15の間で前記外壁12に沿設される平板状の沿外壁断熱部18aと、前記鉄骨柱15と外壁12の間に設置されて当該鉄骨柱15と対向する沿柱断熱部18bとを備えている。
沿外壁断熱部18aは、硬質ウレタンフォームや押出法ポリスチレンフォーム保温板或いはフェノール樹脂発泡体等の成形体や発泡体等、住宅の省エネルギー基準の解説」(財団法人建築環境・省エネルギー機構発行(第1版:平成14年6月1日発行)137頁〜138頁の「発泡プラスチック系断熱材」に規定されている各種の断熱材を含む硬質プラスチック系断熱材を板状に形成して構成されており、下端の小口面を下階の床スラブ17又は該床スラブ17と外壁12との間のモルタル20に当設させて該外壁12に沿って起立すると共に、上端の小口面を鉄骨梁16の下フランジの下面に当接させた状態でこれら床スラブ17と鉄骨梁16の間であって、且つ、隣り合う鉄骨柱15の間に設けられている。
本実施形態においては、第1断熱体18として、フェノール樹脂発泡体からなるものを採用しており、具体的には、本件出願人が開発して既に国際出願(特願2000−558158)した技術(ネオマフォーム(登録商標))に係るものを用いている。当該技術に係るフェノール樹脂発泡体は、断熱材として好ましく使用することが可能で、且つ気密材としても好ましく使用することが可能である。
上記技術に係るフェノール樹脂発泡体は、フェノール樹脂基体部と、多数の微細気泡から形成される気泡部とを有し、密度を10kg/m〜100kg/mとするフェノールフォームである。また、該フェノール樹脂発泡体は、微細気泡が炭化水素を含有し且つ平均気泡径が5μm〜200μmの範囲にあり、大部分の微細気泡の気泡壁が滑らかなフェノール樹脂基体面によって構成されている。そして、発泡剤が炭化水素であるにも関わらず、従来のフロン系発泡剤と遜色のない熱伝導率を持ち、且つ熱伝導率の経時的な変化もなく、圧縮強度等の機械的強度に優れ、脆性が改善される。
上記フェノール樹脂発泡体では、高い断熱性と気密性を有し、且つこれらの性能を長期間維持し得る性質を有している。フェノール樹脂発泡体に於ける断熱性は、気泡径が5μm〜200μmの範囲、好ましくは10μm〜150μmと小さく、且つ独立気泡率を80%以上と高く保持することによって確保することが可能である。またフェノール樹脂発泡体は高い耐燃焼性を有しており、火炎が作用したとき、表面が炭化することで、着火することがなく、且つガスが発生することがない。
例えば、フェノール樹脂発泡体の密度を27kg/mに設定した場合、20℃に於ける熱伝導率は0.02W/m・Kであり、圧縮強さは15N/cm、熱変形温度は200℃である。
ところで、押出法ポリスチレンフォーム保温板3種は、熱伝導率;0.028W/m・K、圧縮強さ;20N/cm、熱変形温度;80℃であり、硬質ウレタンフォーム保温板2種は熱伝導率;0.024W/m・K、圧縮強さ;8N/cm、熱変形温度;100℃である。そうすると、前記フェノール樹脂発泡体の性能これら押出法ポリスチレンフォーム保温板3種や硬質ウレタンフォーム保温板2種よりも充分に高い性能を有する。
このため、フェノール樹脂発泡体からなる断熱材では、従来の押出法ポリスチレンフォームや硬質ウレタンフォームの約2/3程度の厚さで略同等の断熱性能を発揮することが可能である。
またフェノール樹脂発泡体は、比較的脆い材料であるため、少なくとも片面にクラフト紙や不織布からなる保護層を設けるのが一般的である。特に、本件出願人が開発して特許出願している特開平11−198332号公報に開示されたフェノール樹脂発泡体積層板は、保護層を形成する不織布を改良することによって接着性能を向上させたものであり、この不織布によってフェノール樹脂発泡体の強度を改善して、強度、断熱性共に優れた建築用断熱材料として提供されるものである。
図3に示す如く、沿柱断熱部18bは、沿外壁断熱部18aよりも僅かに肉薄に形成される板状に形成されており、鉄骨柱15と外壁12との間に設けられている。
また、沿柱断熱部18bは、鉄骨柱15の幅と略同一の幅に形成されており、沿柱断熱部18bを鉄骨柱15と外壁12の間に設けた状態では、その両小口面はそれぞれ鉄骨柱15の側面に略一致する面内に位置させられる。また、沿柱断熱部18bの両小口面には同側に位置する沿外壁断熱部18aの小口面がそれぞれ当接している。これにより、各沿外壁断熱部18aの小口面は、当該鉄骨柱15の側面にも僅かに当接するか、或いは、僅かな隙間を介して対向している(図示例では、鉄骨柱15の角部が両側の沿外壁断熱部18a間に僅かに入り込み、鉄骨柱15の角部の縁部が両側の沿外壁断熱部18aの角部に接している)。
また、沿柱断熱部18bと外壁12との間には、鉄骨柱15の幅よりも充分に幅広に形成された薄板状のフィラー21が、両側縁を鉄骨柱15の幅よりもそれぞれ外側に位置させた状態で設けられている。該フィラー21は、沿外壁断熱部18bと同様に上記フェノール樹脂発泡体により形成されており、一方の表面が外壁12に密着すると共に他方の表面が沿柱断熱部18b及び該沿柱断熱部18bの両側に設けられている一対の沿外壁断熱部18aに密着しており、これら沿柱断熱部18b、一対の沿外壁断熱部18aは、鋲やくぎ等の固定具によりフィラー21を介して外壁12に固定されている。該フィラー21によって沿柱断熱部18bと沿外壁断熱部18aの継目が外壁12側より塞がれるので、気密性が向上する。
また、該フィラー21を断熱層13と外壁12との間に設けることにより、外壁12と断熱層13との間にフィラーの厚さだけ隙間が形成されて空気層Rが設けられることとなる。この隙間に外壁12を支持するための金物等を設けることができ、該金物と断熱層13とが干渉することを防止することができる。
また、上述の如く沿外壁断熱部18aが沿柱断熱部18bと突合せにより接続されることにより、これら沿外壁断熱部18aと沿柱断熱部18bとの継目により断熱層13の表裏に連通する漏気路が形成される。また、沿外壁断熱部18aと鉄骨柱15とにより形成される入り隅部には、沿外壁断熱部18a及び鉄骨柱15に亘って直角状に気密テープ22が貼着されている。これにより、沿外壁断熱部18aと鉄骨柱15との継目が接着気密テープ22により目張りされて塞がれ、これによって継目に通じる漏気路も接着気密テープ22によって塞がれることとなる。これにより、鉄骨柱周りの断熱層13を沿外壁断熱部18a、沿柱断熱部18bの複数の部材により形成することによる漏気が防止されている。
本実施形態は以上の構成からなり、本実施形態によれば、鉄骨柱15間に設けられる断熱層13が厚さを略維持した状態で鉄骨柱15と外壁12との間に設けられることとなる。このため、鉄骨柱15周りの断熱性能が、沿外壁断熱部18aにより覆われることとなる外壁12の平板部であって隣り合う鉄骨柱15間の断熱性能と同程度に維持される。
また、外壁12と鉄骨柱15の間に断熱層13を通過させるためには、当該外壁12と鉄骨柱15間の狭小な隙間に断熱層13を設けると言う高い施工精度を要求されることとなるが、上述の如く鉄骨柱15周りで断熱層13を分割して構成し、鉄骨柱15と外壁12の間に沿柱断熱部18bを設置することで、当該柱15と外壁12との間の狭小な間隔に断熱層13を形成することができる。そして、当該沿柱断熱部18bの両側にそれぞれ沿外壁断熱部18aを外壁12に沿って設置することによって、容易に当該鉄骨柱15周りに断熱層13を形成することができる。このように、当該構成によれば、当該鉄骨柱15周りの断熱層形成の施工性を向上させることができる。
図4は、上記第1実施形態の変形形態を示しており、本変形形態においては、隣り合う鉄骨柱15間に増貼断熱板23が設けられている。
該増貼断熱板23は、上述のフェノール樹脂発泡体により板状に形成されており、沿外壁断熱部18aに密着すると共に、一方の側面となる小口面が一方の鉄骨柱15の側面に当接し、同様に他方の側面となる小口面が他方の鉄骨柱15の側面に当接している。
また、当該増貼断熱板23と鉄骨柱15に亘って気密テープ22が貼着されており、これによって上記実施例と同様に漏気路の進路が遮断されている。
該変形形態は特に寒冷地に建てられる建物に適用されるものであって、上述の如き構成により、鉄骨柱15周囲の断熱性を確保すると共に、鉄骨柱15間の断熱性能がさらに向上するものとなる。
<第2実施形態>
図5から図8は本発明に係る第2実施形態を示すもので、本実施形態においては、制振部材及び補助材の構成以外は上記第1実施形態と同様であるので、これら制振部材及び補助材の構成についてのみ説明することとし、他の構成については上記第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図5及び図6に示す如く、本実施形態においては、隣り合う鉄骨柱15間に上下一対の制振部材24が設けられている。各制振部材24は、鉄骨柱15の側面に取り付けられる縦フレーム25と、該縦フレーム25の上下端から延びる4つのブレース部材26と、これら4つのブレース部材26を連結する制振デバイス27とを備えている。
縦フレーム25は、鉄骨柱15の側面にボルト等の締結具を介して締結されており、該縦フレーム25と断熱層13の沿外壁断熱部18aとの間には、僅かな隙間Sが形成されている。該隙間Sには、縦フレーム25の間の空隙を通じて(室内側から)手を挿し入れることが可能となっている。
隙間Sは狭小であるばかりでなく縦フレーム25が鉄骨柱15の側面に取り付けられているため、本実施形態においては、上記第1実施形態の如く鉄骨柱15と沿外壁断熱部18aに亘って気密テープを貼着してこれらの接合部(入り隅部)を塞ぐことは困難であるが、本実施形態においては、図7の詳細図に示す如く気密テープに代えて補助材28が取り付けられている。
補助材28は、樹脂により形成されており、沿外壁断熱部18aに対向する平板状の断熱当接部28aと、該断熱当接部28aの先端を屈曲させて形成されて鉄骨柱15の側面に対向する鉄骨当接部28bとを備えてなる断面L字状に形成されている。
鉄骨当接部28bは、前記隙間Sの幅と同一若しくは僅かに小さい立上り長さを有して形成されており、これによって、該鉄骨当接部28bを鉄骨柱15の側面に密着させた状態で当該隙間Sに補助材28を挿し入れることが可能となっている。また、該鉄骨当接部28bには、鉄骨柱15の側面に対向する面に両面接着気密テープ29が取り付けられており、該両面接着気密テープ29を介して鉄骨当接部28bが鉄骨柱15に取り付けられると共に、該気密テープ27により鉄骨当接部28bと鉄骨柱15の接合部が塞がれている。
また、断熱当接部28aの長さQは、制振部材24の縦フレーム25の鉄骨柱15からの立上り高さqよりも充分に大きく形成されており、鉄骨当接部28bと反対側となる側端部は、正面視でブレース部材28とはオーバラップしつつも室内側から視認可能な位置に露出する。
また、当該断熱当接部28aの側端部と沿外壁断熱部18aに亘って接着気密テープ30が貼着されており、これにより、断熱当接部28aの外側部と沿外壁断熱部25との継目は塞がれている。
本実施形態においては、沿外壁断熱部18aと鉄骨柱15間の継目が補助材28に覆われ、且つ該補助材28の鉄骨当接部28bが鉄骨柱15の側面に両面接着気密テープ29によって接着されると共に補助材28の断熱当接部28aと沿外壁断熱部18aに亘って接着気密テープ30が貼着されていることにより、上記漏気路の進路が遮断されているのである。
本実施形態は以上の構成からなるものであって、次に、補助材28の取付方法について図8を用いて説明する。
図8(a)に示す如く、補助材28を取り付けるに先立って、断熱層13と制振部材24は既に取り付けられている。
なお、制振部材24は、現場に運び込まれる搬入時に既に隣り合う鉄骨柱15間に締結されている。該制振部材24の鉄骨柱15への締結は、建物の制振性能を左右するためにきわめて高度な施工精度が要求されるものであって、この様にかかる施工を現場で行うことなく事前に行っておくことにより、現場で行う場合よりも著しく高度な施工がなされているのである。このため、外壁12に沿って断熱層13を形成すると、該断熱層13の沿外壁断熱部18aと制振部材24との間には、狭小な隙間Sが形成される。
ところで、補助材28は、図8(a)に示す如く、沿外壁断熱部18aと鉄骨柱15の入り隅部に取り付けられるまでは断熱当接部28aと鉄骨当接部28bとの間の内角θが直角又は91°〜93°程度の鈍角に形成されている。また、該補助材28の鉄骨当接部28bには、鉄骨柱15の側面と対向する面に両面接着気密テープ29が貼着されている。
先ず、補助材28を制振部材24と沿外壁断熱部18aの間の隙間Sに挿し入れ、補助材28の断熱当接部28aを沿外壁断熱部18aに当接させる。該補助材28は制振部材24の縦フレーム25に沿う長尺状に形成されているものの、樹脂製で且つ薄板状に形成されているために適度な可撓性を有しており、該可撓性を利用することでブレース部材26の間から容易に隙間Sに向けて挿し入れることが可能となっている。
また、上述如く断熱当接部28aを沿外壁断熱部18aに当接させた場合であっても、該断熱当接部28aにはいずれの接着剤等も塗布されていないので、該沿外壁断熱部18aの表面上を滑らすことが可能となっており、これによっても該隙間Sへの補助材の挿入は容易なものとなっている。
図8(b)に示す如く、その後、断熱当接部28aを沿外壁断熱部18aの表面上を滑らせつつ補助材28を鉄骨柱15に向けて移動(スライド)させ、補助材28を鉄骨柱15に近接させていく。
このとき、鉄骨当接部28bと断熱当接部28aの内角が鈍角に形成されている場合には、図8(c)に示す如く、補助材28は鉄骨当接部28bの先端部から鉄骨柱15の側面に近接することとなり、該先端部の当接位置を確認することで、該補助材28の位置付けが正確になされる。このとき、補助材28の鉄骨当接部28bに貼着された両面接着気密テープは鉄骨柱15の側面に当接することはないので、かかる位置調整はスムーズに行われる。
そして、図8(d)に示す如く、補助材28を正確な位置にあわせた後、該補助材28を鉄骨柱15に向けて押し込む。これにより、補助材28の鉄骨当接部28bの両面接着気密テープ29が鉄骨柱15に貼着され、該両面接着気密テープ29を介して鉄骨柱15に補助材28が取り付けられる。このとき、鉄骨当接部28bが鉄骨柱15に対して対向又は斜行しているので、該鉄骨当接部28bは作業者の押し込みに伴って先端部から順次鉄骨柱15の側面に貼着されることとなり、貼り付けに不具合が生じる虞は殆どない。
また、鉄骨当接部28bと断熱当接部28aの内角が直角に形成されている場合であっても、鉄骨当接部28bに設けられた両面接着気密テープ29は鉄骨柱15に当接するまでいずれの部位にも触れることがなく、これによって、補助材28を鉄骨柱15に取り付ける直前まで近づけた状態で当該補助材28の位置調整を行い、その後、僅かに前進させるのみで補助材28を鉄骨柱15に取り付けることが可能となり、これによっても、貼り付けに不具合が生じる虞は殆どないものとなるのである。
また、補助材28を鉄骨柱15の側面に取り付けることにより、断熱当接部28aの側部は正面視で視認可能な位置に露出することとなり、該断熱当接部28aの側部と沿外壁断熱部18aの表面に亘って接着気密テープ30を貼着する。断熱当接部28aと沿外壁断熱部18aとは平面状に連続すると共に、上述の如く断熱当接部28aの側部は室内側から視認可能な位置に露出することとなるので、これら断熱当接部28aの側部と沿外壁断熱部18aに亘って接着気密テープ30を貼着する作業はきわめて容易に行われる。
これにより、補助材28の取り付けが完了し、上記漏気路の進路の遮断が完了して鉄骨柱15周りの気密性が確保される。
本実施形態によれば、補助材28が既成型であるために、気密テープの如く巻き延ばす作業や沿外壁断熱部18aと鉄骨柱15により形成されるに入り隅部の形状に沿って有角状に折り曲げた状態で保持しておく必要はなく、単に沿外壁断熱部18a及び鉄骨柱15に密着させることで容易に当該漏気路が塞がれる。しかも、かかる施工は上述の如ききわめて容易且つ正確になされることとなるのである。
また、補助材28を入り隅部に設け、且つ該補助材28と鉄骨柱15及び沿外壁断熱部18aとの継目も塞がれることとなり、上記漏気路からの漏気は完全に遮断される。また、補助材28の取り付けにあっては、補助材28と鉄骨柱15への取り付けと、補助材28と沿外壁断熱部18aとの間の継目の遮断とをそれぞれ順番に行うことができ、きわめて容易且つ正確に補助材28の取り付け作業を行うことができ、施工性の著しい向上が図られる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は上記実施形態にのみ限定されるものではない。
例えば、沿柱断熱部18bは、鉄骨柱15とフィラー21に密着する厚さを有する構成を採用する場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。また、何れか一方の沿外壁断熱部18aと沿柱断熱部18bとを一体に形成する場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。さらには、沿柱断熱部18bを二分し、夫々を沿外壁断熱部18aと一体に形成する場合であっても同様である。
また、これら沿外壁断熱部18a及び沿柱断熱部18bを全て一体とした断熱層13として該断熱層13を鉄骨柱15と外壁12との間を通過して設ける場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
また、補助材28の鉄骨当接部28bの先端部をさらに屈曲させ、当該先端部を制振部材24の縦フレーム25に対向させる構成を採用する場合であっても、本実施形態と同様の効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る外壁の断熱気密構造を示す側断面図である。 図1の断熱気密構造を示す平断面図である。 図2の要部を拡大して示す平断面図である。 第1実施形態の変形形態に係る外壁の断熱気密構造を示す平断面図である。 本発明の第2実施形態に係る制振部材を備えた外壁の断熱気密構造を示す平断面図である。 図5の外壁に備えられた制振部材の構成を示す正面図である。 図5の要部を拡大して示す平断面図である。 第2実施形態に係る補助材を外壁の断熱気密構造に取付ける方法を説明するための概略側断面図であり、(a)は補助材の取付前の状態を示し、(b)は補助材を鉄骨柱に近接させていく状態を示し、(c)は補助材を鉄骨柱に当接させた状態を示し、(d)は補助材の取付けが終了した状態を示す。
符号の説明
10 基礎
11 構造躯体
12 外壁
13 断熱層
13a 1階断熱層
13b 2階断熱層
13c 屋根断熱層
13d 床断熱層
14 内装構造
14a 壁板
14b 天井板
15 鉄骨柱
16 鉄骨梁
17 床スラブ
18 第1断熱体
18a 沿外壁断熱部
18b 沿柱断熱部
19 第2断熱体
20 モルタル
21 フィラー
22 接着気密テープ
23 増貼断熱板
24 制振部材
25 縦フレーム
26 ブレース部材
27 制振デバイス
28 補助材
28a 断熱当接部
28b 鉄骨当接部
29 両面接着気密テープ
30 接着気密テープ
S 隙間

Claims (4)

  1. 躯体の最外を形成する複数の鉄骨柱と、該複数の鉄骨柱の外方を周り込んで設置される外壁と、所定の断熱性能を発揮する厚さを有する平板状に形成されて前記外壁に沿設される断熱層とを備え、
    前記断熱層は、厚さを維持若しくは僅かに薄くした状態で前記鉄骨柱と外壁との間を通過して設けられており、隣り合う鉄骨柱の間で前記外壁に沿設される平板状の沿外壁断熱部と、前記鉄骨柱と外壁の間に設置されて当該鉄骨柱と対向する沿柱断熱部とを備え、
    該沿柱断熱部は、沿外壁断熱部と同一肉厚又は僅かに肉薄に形成されると共に、側部を当該鉄骨柱の側部まで設けられる沿外壁断熱部に当接又は僅かな隙間を介して対向させた状態で設けられており、
    前記隣り合う鉄骨柱の間には、これら隣り合う鉄骨柱に亘って架設されると共に当該鉄骨柱間に設けられる沿外壁断熱部と僅かな間隔を介して対向する制振部材が設けられており、
    前記間隔には、前記鉄骨柱と沿外壁断熱部の両方に密着可能な形状に成型されてこれら鉄骨柱と沿外壁断熱部の間に形成される漏気路を塞ぐ補助材が設けられていることを特徴とする外壁の断熱気密構造。
  2. 前記補助材は、前記鉄骨柱に当接する鉄骨当接部と、沿外壁断熱部に当接する断熱当接部とを備える断面L字状に形成されており、前記鉄骨当接部が前記鉄骨柱に接着されると共に、前記断熱当接部と沿外壁断熱部とに亘って気密粘着テープが貼着され、これら前記鉄骨柱と補助材及び前記沿外壁断熱部と鉄骨柱の接合部が塞がれていることを特徴とする請求項に記載の外壁の断熱気密構造。
  3. 前記補助材は、前記鉄骨当接部と断熱当接部との間の角度が直角又は僅かに鈍角に形成されていることを特徴とする請求項に記載の外壁の断熱気密構造。
  4. 前記補助材は、樹脂系材料を主材として形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の外壁の断熱気密構造。
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