JP5178216B2 - 光量調節装置及びカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等に搭載される光量調節装置に関するものである。
CCDやCMOS等の撮像素子により静止画や動画を撮影するデジタルカメラは、レンズの焦点深度の状態や撮像素子に結像される被写体の光量を調節するために、開口径を制御する絞り装置(光量調節装置)が搭載されている。光量調節装置は、遮光部材としての複数の絞り羽根をステッピングモータにより駆動して開口径を変化させる構成が主流となっている。
静止画を主として撮影する一眼レフカメラの場合、通常は最大開口を形成している状態からレリーズ信号に連動し被写界の輝度に応じた絞り値になるよう絞込みを行い撮影が行われる。この場合レリーズタイムラグができる限り少なくなるよう絞込み動作は高速で行えることが望ましい。
また、ビデオカメラのように動画を撮影する場合、刻々と変化していく被写界輝度に応じ連続で絞り開口値を変化していかなければならない。被写界輝度は急激に変化することが稀であるため、絞り値の変更に高速性が要求されることはないが、絞り値設定の高精度化及び微細化は必要とされる。例えば、特許文献1では2枚の羽根のそれぞれにギヤ部を形成し、駆動ピニオンに噛み合わせて2枚の羽根をスプリングで結合することで、上記ギヤ部がピニオンを挟み込むように構成し、バックラッシがなくなるよう構成し絞り値設定の高精度化を達成している。
特開平9−166807号公報
近年、静止画撮影と動画撮影の両方を行えるカメラの需要が高まり、結果として静止画撮影時にはレリーズタイムラグができる限り少なくなるように高速な絞込み動作と動画撮影時での高精度でかつ微細な絞り調節動作との両立が望まれている。
上記特許文献1の露光量調節装置は、常にバックラッシがないように構成され動画撮影時の高精度でかつ微細な絞込み動作は達成できるが、特に動き出しでのスプリングの付勢力が駆動負荷となり静止画撮影時に必要とされる高速な絞込み動作が困難となる。
本発明は、静止画撮影時には高速で絞込み動作が可能で動画撮影時の絞込み位置から更に絞込み値を変更するような場合には高精度で微細な絞り動作が行える技術を実現する。
上記課題を解決するために、本発明の光量調節装置は、開口部が形成された基部と、当該開口部を遮蔽して所定の開口面積を形成する遮蔽位置と当該開口部を遮蔽しない退避位置との間で動作する複数の絞り羽根と、当該絞り羽根を駆動する駆動部材と、前記所定の開口面積を形成するように前記駆動部材により駆動される前記絞り羽根の動作を規制するカム部材と、前記駆動部材とギヤにより噛み合い当該駆動部材を作動させる出力軸を有するステッピングモータと、を備えた光量調節装置において、前記カム部材は、前記絞り羽根の動作を規制して当該絞り羽根を前記退避位置に移動させるための第1のカム領域と、前記絞り羽根を前記遮蔽位置に移動させるための第2のカム領域とを有し、前記絞り羽根が前記第1のカム領域にあるときの前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とのギヤの噛み合いによるバックラッシ量をA1、前記絞り羽根が前記第2のカム領域にあるときの前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とのギヤの噛み合いによるバックラッシ量をA2とすると、A1>A2となるように前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とを前記ギヤを介して連結した。
また、本発明のカメラは、上記光量調節装置を有する絞り装置と、前記絞り装置を所定の絞り値に制御する制御部と、を有するレンズ装置が着脱可能である。
本発明によれば、静止画撮影時には高速での絞込み動作が可能であり、動画撮影時の絞込み位置から更に絞込み値を変更するような場合には高精度で微細な絞り調節動作が可能となる。
以下、本発明に係る一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、本発明に係わる第1の実施形態の光量調節装置の分解斜視図である。
図1において、1〜7は光量調節部材としての複数の絞り羽根であり、これら絞り羽根は、遮光性を有し開口量を規制する第1基部1a〜7a及び第2基部1b〜7bからなる薄板状の羽根基部を有する。また、絞り羽根は、第1基部1a〜7aの一方面に設けられる円柱或いは円筒状の第1軸部1c〜7cと、第1基部1a〜7aの他方面に設けられる円柱或いは円筒状の第2軸部1d〜7d(一部不図示)とを有する。そして、上記羽根基部と、第1軸部、第2軸部とが合成樹脂により一体成形される。
8は上記絞り羽根1〜7の駆動部材としての回転部材であり、回転部材8は中央に開口部8aが形成されたリング状に形成され、穴部8b,8c,8d,8e,8f,8g,8hと、突起部8iと、円弧状のギヤ部8jとが設けられている。また、回転部材8は遮光部8kを備える。
9は中央に開口部9aが形成されたリング状のカム部材であり、カム部材9にはカム溝部9b,9c,9d,9e,9f,9g,9hが設けられている。開口部9aが光量調節装置の最大開口を規定しており、カム部材9は最大開口を規定する開口地板(基部)も兼ねている。なお、カム溝部9b〜9hを持つカム部材9とは別の部材で最大開口を規定しても良い。
10は中央に開口部10aが形成されたリング状の押え部材であり、押え部材10には穴部10bと、モータ取付部10cとが設けられている。
11は回転部材8を駆動するステッピングモータであり、ステッピングモータ11の出力軸11aの先端部には円錐形状のピニオンギヤ12が固着されており、押え部材10のモータ取付部10cに取り付けられる。ステッピングモータ11が押え部材に取り付けられた状態で、ピニオンギヤ12は押え部材10の穴部10bを貫通して回転部材8のギヤ部8jに噛み合う。ステッピングモータ11は一般的な2つのコイルを備える2相PM型ステッピングモータである(例えば、特開2003−189585号公報参照)。つまり、ステッピングモータ11の出力軸11aに固着されたピニオンギヤ12と回転部材8のギヤ部8jとが噛み合うことで駆動部材とステッピングモータがギヤで連結された構成を実現している。
13は初期位置センサであり、回転部材8の遮光部8kによる初期位置センサ13に対する挿入状態や退避状態を検知することで、回転部材8が初期位置にあることを判定する。
押え部材10は回転部材8と絞り羽根1〜7を挟んでカム部材9に固定され、回転部材8と絞り羽根1〜7の光軸方向の抜け止めの役割を果たしている。ここで、回転部材8の突起部8iは押え部材10の開口部10aに回転可能に嵌合する。また、絞り羽根1〜7の第1軸部1c〜7cは回転部材8の穴部8b〜8hにそれぞれ回動可能に嵌合しており、第2軸部1d〜7dはカム部材9のカム溝部9b〜9hにそれぞれ摺動可能に嵌合している。
絞り羽根1〜7は光軸を中心に円周方向に均等に配置され、遮光性を有する第1基部1a〜7a及び第2基部1b〜7bが重ね合わされることで絞り開口面積が可変となり、重ね合わせが大きいほど絞り開口面積は小さくなる。
図2は、図1の光量調節装置における回転部材の回転位置と絞り開口面積の関係を示す図である。
図2において、初期位置センサ13が回転部材8の遮光部8kの挿入状態を検知しているとき、絞り羽根1〜7はカム部材9のカム溝部9b〜9hによって開口部9aより外側に退避し最大開口を遮蔽しない退避位置にある。この退避位置からステッピングモータ11が所定ステップ(本例では、3ステップ)だけピニオンギヤ12を図3に示す矢印A方向に駆動し、回転部材8を矢印B方向に駆動する。回転部材8が矢印B方向に駆動されると、絞り羽根1〜7はカム部材9のカム溝部9b〜9hによって開口部9aを遮蔽して所定の開口面積を形成する(遮蔽位置)。
ここで、第1のカム領域とは、初期位置センサ13が回転部材8の遮光部8kの挿入状態を検知している初期位置から3ステップ以内であって、絞り羽根1〜7が上記退避位置にある範囲を意味する。また、第2のカム領域とは、上記初期位置から3ステップを超えた絞り羽根1〜7が上記遮蔽位置にある範囲を意味する。
図3は、図1の光量調節装置における回転部材とピニオンギヤの詳細図である。
図3において、回転部材8のギヤ部8jは軸方向の厚さが異なる(その他の歯数やピッチ等は同一)第1ギヤ部8j−1と第2ギヤ部8j−2とからなる。薄い方の第1ギヤ部(以下、薄ギヤ部)8j−1は絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときにピニオンギヤ12と噛み合い、厚い方の第2ギヤ部(以下、厚ギヤ部)8j−2は絞り羽根1〜7が第2のカム領域にあるときにピニオンギヤ12と噛み合う。
ここで、ピニオンギヤ12は円錐形状のため、薄ギヤ部8j−1と噛み合う場合には軸方向の先端部の直径が小さい小径部位での噛み合いとなりバックラッシが大きくなる。一方、厚ギヤ部8j−2と噛み合う場合には軸方向の根元の直径が大きい大径部位での噛み合いとなり、小径部位での噛み合いに比べてバックラッシが小さくなる。即ち、ピニオンギヤ12が薄ギヤ部8j−1と噛み合う場合のバックラッシ量をA1、厚ギヤ部8j−2と噛み合う場合のバックラッシ量をA2とすると、A1>A2となるように構成されている。
[光量調節動作]
次に、本実施形態の光量調節装置の動作について説明する。
以下では、初期位置センサ13が回転部材8の遮光部8kの挿入を検知している状態を初期位置として説明する。
静止画撮影の場合、この初期位置が常にスタート位置として設定される。
この初期位置から所定の絞り値になるように任意の絞り位置までステッピングモータ11を駆動させる。
ステッピングモータ11を図1の反時計方向(図3のA方向)に回転させることでピニオンギヤ12が回転し、ピニオンギヤ12は回転部材8のギヤ部8jに噛み合っているので回転部材8は図1の時計方向(図3のB方向)に回転する。
本実施形態では、上記絞り羽根1〜7が退避位置であってカム部材9の第1のカム領域にあるとき、ピニオンギヤ12の先端部の小径部位が回転部材8の薄ギヤ部8j−1部と噛み合うのでバックラッシが大きくなる。これにより、各部品の部品形状精度にバラツキがあっても駆動負荷が増大することがなく、スムーズな起動が行え、それ以降の所定の絞り値まで高速に絞込み動作を行うことができる。
本実施形態では、ピニオンギヤ12が初期位置から3ステップ以内においてピニオンギヤ12が回転部材8の薄ギヤ部8j−1と噛み合うように設定しているが、3ステップに限定する必要はなく、例えば2ステップでも良い。また、第1のカム領域の全域においてバックラッシを大きくする必要はない。即ち、少なくとも動き出しの範囲(初期位置近傍の所定範囲のみ)において大きいバックラッシを確保すればスムーズな起動が行え、それ以降の所定の絞り値まで高速な絞込み動作を行うことができる。
スムーズに起動を行った後、更にステッピングモータ11を同方向に駆動し回転部材8を図1の時計方向(図3のB方向)に回転させていく。すると、回転部材8の穴部8b〜8hには絞り羽根1〜7の第1軸部1c〜7cが嵌合しているので、絞り羽根1〜7はそれぞれ第1軸部1c〜7cの作動に伴い第2軸部1d〜7dがカム部材9のカム溝部9b〜9hに沿って移動して遮蔽位置に移動する。これが所定の開口値を形成する第2のカム領域での動きとなる。
第2のカム領域では、ピニオンギヤ12の軸方向の根元の大径部位が回転部材8の厚ギヤ部8j−2と噛み合い、小径部位での噛み合いに比べてラジアル方向への押圧力が大きくなるためバックラッシが小さくなる。バックラッシが小さいと各部品の部品形状精度にバラツキがある場合には駆動負荷が増大することが考えられるが、第2のカム領域では既に回転部材8の回転は十分に加速されているので大きな障害とはならない。この結果、静止画撮影時にはレリーズタイムラグが少ない高速な絞込み動作を行うことができる。
静止画撮影終了後、初期位置に戻す場合には、ステッピングモータ11の回転量を制御する不図示の制御部により、ステッピングモータ11を絞り方向(遮蔽位置)とは反対方向に駆動する。この場合には、第2のカム領域から駆動開始となるが、撮影終了後であるので高速での駆動は不要である。このため、バックラッシが小さく仮に各部品の部品形状精度にバラツキがあって駆動負荷が増大していても高速駆動は行わないので、動作が不安定になることはない。
次に、動画撮影時には常に第2のカム領域での駆動となり、刻一刻と変化していく被写界輝度に応じて連続で絞り開口値を変化させる必要がある。被写界輝度が急激に変化することは稀であるため、絞り値の変更に高速性は望まれないものの絞り値の高精度化及び微細化は必要となる。ここで、第2のカム領域ではピニオンギヤ12は回転部材8の厚ギヤ部8j−2と噛み合うためバックラッシが小さくなる。よって、高精度で微細な絞り調節動作が可能となる。
本実施形態では、回転部材8のギヤ部8jに軸方向の厚さが異なる第1ギヤ部8j−1と第2ギヤ部8j−2とを形成することで、第1のカム領域におけるバックラッシ量A1>第2のカム領域におけるバックラッシ量A2となるように構成している。
この他に、第2のカム領域にあるときの回転部材8のギヤ部8jの形状を軸方向の厚さを一定にしつつ、ギヤ部8jの転位量を変えてバックラッシ量を可変とする構成も考えられる。つまり、[第1のカム領域にあるときの回転部材8のギヤ部の転位量]<[第2のカム領域にあるときの回転部材8のギヤ部の転位量]とすることによっても実現可能である。しかしながら、この方法では微細のバックラッシ量の調整を軸間距離の調節で行う必要があるため、量産時の性能のバラツキが大きくなる傾向がある。
[第2の実施形態]
図4は第2の実施形態の光量調節装置の主要部品の構成を示す側面図である。
14は板バネであり、その一端部14aがステッピングモータ11の外装に固定され、他端部14bがステッピングモータ11の出力軸11aの一端部11bに当接して、当該ステッピングモータ11の出力軸11aを軸方向である矢印C方向に付勢している。
図4は、絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときの状態を例示しており、出力軸11aの他端部11cはカム部材9の地板9iに当接して、上記板バネ14の付勢力によって軸方向の位置が規制されている。
ステッピングモータ11の出力軸11aは、通常のステッピングモータと同様にモータを構成する部品間の隙間によって軸方向に所定量移動可能に構成されている。絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときには上述したようにピニオンギヤ12の小径部位が回転部材8の薄ギヤ部8j−1と噛み合うためバックラッシが大きくなる。この場合、出力軸11aの他端部11cはカム部材9の地板9iと上記板バネ14の付勢力によって軸方向の位置が規制されている。
一方、絞り羽根1〜7が第2のカム領域にあるときにはピニオンギヤ12の大径部位が回転部材8の厚ギヤ部8j−2と噛み合い、小径部位での噛み合いに比べてバックラッシが小さくなる。この場合、出力軸11aの他端部11cはピニオンギヤ12と噛み合う回転部材8の厚ギヤ部8j−2と上記板バネ14の付勢力によって軸方向の位置が規制されている。
バックラッシが小さくなると、各部品の部品形状精度にバラツキがある場合には駆動負荷が非常に増大することが考えられる。しかしながら、本実施形態ではピニオンギヤ12がステッピングモータ11の出力軸11aとともに板バネ14の付勢力に抗して矢印C方向とは反対方向に移動可能であるので、駆動負荷の増大を抑えることができる。
なお、本発明は、上述した光量調節装置を有する絞り装置と、この絞り装置を所定の絞り値に制御する制御部と、を有するレンズ装置が着脱可能なカメラとしても適用できることは言うまでもない。
[効果の説明]
上述した各実施形態によれば、絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときの回転部材8とピニオンギヤ12とのバックラッシ量A1と、第2のカム領域にあるときのバックラッシ量A2とがA1>A2となるよう構成されている。この構成によれば、静止画撮影時においてレリーズ前の最大開口を形成している状態、即ち絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときには回転部材8とピニオンギヤ12とのバックラッシ量が十分に確保されている。このため、部品精度のバラツキなどにより駆動負荷が増大することがなく、スムーズな起動が行えるとともに、高速で所定の絞り値まで絞込み動作を行うことができる。
また、動画撮影時の絞込み動作状態から更に絞り値を変更するような状態、即ち絞り羽根1〜7が第2のカム領域にあるときには回転部材8とピニオンギヤ12とのバックラッシ量が小さくなるため、高精度で微細な絞り調節動作が行える。この場合、部品精度のバラツキなどにより駆動負荷が増大することが考えられるが、動画撮影時には静止画撮影時に比べて高速な動作は必要とされないので問題はない。
また、上記構成に加えて、絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときには回転部材8のギヤ部8jがピニオンギヤ12の小径側で噛み合い、第2のカム領域にあるときには回転部材8のギヤ部8jがピニオンギヤ12の大径側の部位で噛み合う。このように、ステッピングモータ11のピニオンギヤ12と回転部材8のギヤ部8jとの噛み合いを軸方向で変化させることで、第1のカム領域と第2のカム領域との間において微妙なバックラッシ量の調整が行える。よって、静止画撮影における高速駆動と動画撮影における高精度で微細な絞り調節動作との両立を容易に達成できる。
また、上記構成に加えて、絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときにはステッピングモータ11の出力軸11aの軸方向の位置をカム部材9の地板9iと板バネ14の付勢力とによって規制する。一方、絞り羽根1〜7が第2のカム領域にあるときにはステッピングモータ11の出力軸11aの軸方向の位置を板バネ14による付勢方向とは反対方向に移動可能にカム部材9の地板9iにより規制する。この構成により、絞り羽根1〜7が第1のカム領域にあるときは回転部材8とピニオンギヤ12とのバックラッシが十分確保されるので、静止画撮影における高速駆動が可能になる。また、絞り羽根1〜7が第2のカム領域にあるときは回転部材8とピニオンギヤ12とのバックラッシが小さくなるので、動画撮影における高精度で微細な絞り調節動作が可能となる。
本発明に係る第1の実施形態の光量調節装置の分解斜視図である。 図1の光量調節装置における回転部材の回転位置と絞り開口面積の関係を示す図である。 図1の光量調節装置における回転部材とピニオンギヤの詳細図である。 第2の実施形態の光量調節装置の主要部品の構成を示す側面図である。
符号の説明
1〜7 絞り羽根
1a〜7a 第1基部
1b〜7b 第2基部
1c〜6c 第1軸部
1d〜6d 第2軸部
8 回転部材
8b〜8h 穴部
8j ギヤ部
9 カム部材
9b〜9h カム溝部
9i 地板
10 押え部材
11 ステッピングモータ
12 ピニオンギヤ
13 初期位置センサ
14 板バネ

Claims (4)

  1. 開口部が形成された基部と、当該開口部を遮蔽して所定の開口面積を形成する遮蔽位置と当該開口部を遮蔽しない退避位置との間で動作する複数の絞り羽根と、当該絞り羽根を駆動する駆動部材と、前記所定の開口面積を形成するように前記駆動部材により駆動される前記絞り羽根の動作を規制するカム部材と、前記駆動部材とギヤにより噛み合い当該駆動部材を作動させる出力軸を有するステッピングモータと、を備えた光量調節装置において、
    前記カム部材は、前記絞り羽根の動作を規制して当該絞り羽根を前記退避位置に移動させるための第1のカム領域と、前記絞り羽根を前記遮蔽位置に移動させるための第2のカム領域とを有し、
    前記絞り羽根が前記第1のカム領域にあるときの前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とのギヤの噛み合いによるバックラッシ量をA1、前記絞り羽根が前記第2のカム領域にあるときの前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とのギヤの噛み合いによるバックラッシ量をA2とすると、A1>A2となるように前記駆動部材と前記ステッピングモータの出力軸とを前記ギヤを介して連結したことを特徴とする光量調節装置。
  2. 前記ステッピングモータの出力軸の端部には円錐形状のピニオンギヤが固定され、前記駆動部材には前記ピニオンギヤに噛み合う円弧状のギヤ部が形成されており、
    前記駆動部材は、前記絞り羽根が前記第1のカム領域にあるときのギヤ部が前記第2のカム領域にあるときのギヤ部より軸方向の厚みが薄く形成されており、
    前記絞り羽根が前記第1のカム領域にあるときには前記ピニオンギヤと前記駆動部材のギヤ部とが当該ピニオンギヤの小径側の部位で噛み合い、前記絞り羽根が前記第2のカム領域にあるときには前記ピニオンギヤと前記駆動部材のギヤ部とが当該ピニオンギヤの大径側の部位で噛み合うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の光量調節装置。
  3. 前記ステッピングモータの出力軸は軸方向に移動可能に構成されており、
    前記ステッピングモータの出力軸の一端部に当接して当該出力軸を軸方向に付勢する付勢手段と、
    前記出力軸の他端部に当接して当該出力軸の軸方向の位置を規制する規制手段と、を有し、
    前記絞り羽根が前記第1のカム領域にあるときには前記ステッピングモータの出力軸の軸方向の位置は前記規制手段と前記付勢手段によって規制され、
    前記絞り羽根が前記第2のカム領域にあるときには前記出力軸の軸方向の位置は前記駆動部材のギヤ部と前記付勢手段によって規制されることを特徴とする請求項2に記載の光量調節装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光量調節装置を有する絞り装置と、
    前記絞り装置を所定の絞り値に制御する制御部と、を有するレンズ装置が着脱可能であることを特徴とするカメラ。
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