JPH11194384A - 光量調節装置 - Google Patents

光量調節装置

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JPH11194384A
JPH11194384A JP35970297A JP35970297A JPH11194384A JP H11194384 A JPH11194384 A JP H11194384A JP 35970297 A JP35970297 A JP 35970297A JP 35970297 A JP35970297 A JP 35970297A JP H11194384 A JPH11194384 A JP H11194384A
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light amount
amount adjusting
filter
cam
aperture
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JP35970297A
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Akira Kurosawa
明 黒澤
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Original Assignee
Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光量調節部材により形成される絞り開口部の
全開から小絞りの範囲において、NDフィルターによる
画質の劣化が少ない光量調節装置を提供する。 【解決手段】 光量を調節するための絞り開口部を有す
る複数の光量調節部材と、前記光量調節部材とは別に少
なくとも一部にNDフィルター部を有するフィルター部
材と、が共通の駆動源により駆動されることにより絞り
開口を可変すると共に、前記NDフィルター部による光
量減衰を行わせる光量調節装置において、前記フィルタ
ー部材のNDフィルター部が前記絞り開口内に進入もし
くは退避する際での、前記光量調節部材による絞り開口
の変化を緩和するように前記光量調節部材を移動させる
駆動伝達手段を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラ、ス
チルカメラなどの光学機器に搭載される光量調節装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の光量調節装置は、たとえ
ばビデオカメラに搭載された場合、時々刻々変わる撮影
状況や明るさに即応して自動露出制御を行うために、光
量調節部材をスムーズに往復駆動して絞り開口径を変化
させるようにしており、光量調節部材を往復駆動させる
ための往復駆動装置としては、電磁作用のみで駆動する
方式と、図18に示すように電磁作用にバネ作用を併用
した方式が提案されている。
【0003】図18に示す光量調節装置の往復駆動装置
は、絞り開口35を有する地板36とキャップ37の各
軸受け部に出力軸が回転可能に軸支されたマッグネット
ロータ31と、外周に空隙を有して地板36に固定され
るヨーク32と、マグネットロータ31とヨーク32の
間に配置された駆動コイル33および制動コイル34と
により駆動部を構成し、マグネットロータ31の出力軸
に伝達部材としての駆動レバー38を固定にしたもので
ある。
【0004】また、地板36と絞り開口41aを有する
ケース41との間には、1対の光量調節部材39、40
が設けられ、この一対の光量調節部材39、40は地板
36に設けられた不図示であるガイドピンと係合するガ
イド穴39c、39d、40c、40dにより移動方向
をガイドされている。
【0005】また、端部に形成された係合穴39a、4
0aには駆動レバー38の両端部の係合ピン38a,3
8bが夫々挿入して駆動部からの回転力を伝達してい
る。戻しバネ42は駆動レバー38を閉じる方向に付勢
するようにして組み込まれている。NDフィルター43
は光量調節部材39に固着され、光量調節部材39,4
0により形成される開口の一部、あるいは全体を覆い通
過する光量を減衰させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光量調節装置に
おいて光学性能を低下させる原因として、被写体輝度が
明るい時に絞り開口部の面積が小さくなり、光量調節部
材による回折現象が起こり撮影画像が劣化してしまう問
題がある。
【0007】これを防止する為、上記従来の構造では、
光量調節部材の一部にNDフィルターを固着させ絞り開
口部が小絞り時には絞り開口部を通過する光量を削減す
る方法が一般的に用いられている。
【0008】しかしながらこの弊害として、絞り開口部
が全開から中間口径の状態で上記NDフィルターが絞り
開口部の一部に進入(露出)してしまい、絞り開口部の
一部の明るさが低下し、これが原因で撮影画像の劣化や
オートフォーカスが誤動作するなどの新たな問題が発生
している。
【0009】上記NDフィルターとして通常は10%〜
25%程度の透過光量の物が使用されるが、上記画質の
劣化は透過光量を低くするほど顕著である。さらにはこ
の対策としてNDフィルターを駆動する駆動源を光量調
節部材の駆動源とは別に構成し、短時間でNDフィルタ
ーの出し入れを行うよう構成した光学装置もあるが価格
的に高価になるばかりか装置が大型化する等の問題があ
った。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光量
を調節するための絞り開口部を有する複数の光量調節部
材と、前記光量調節部材とは別に少なくとも一部にND
フィルター部を有するフィルター部材と、が共通の駆動
源により駆動されることにより絞り開口を可変すると共
に、前記NDフィルター部による光量減衰を行わせる光
量調節装置において、前記フィルター部材のNDフィル
ター部が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際で
の、前記光量調節部材による絞り開口の変化を緩和する
ように前記光量調節部材を移動させる駆動伝達手段を設
けた光量調節装置を特徴とする。
【0011】請求項2の発明は、前記NDフィルター部
が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前記
光量調節部材の移動変位量を小さくした光量調節装置を
特徴とする。
【0012】請求項3の発明は、前記NDフィルター部
が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前記
光量調節部材の移動変位量をほぼゼロにした光量調節装
置を特徴とする。
【0013】請求項4の発明は、前記NDフィルター部
が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前記
光量調節部材の移動変位が逆になるようにした光量調節
装置を特徴とする。
【0014】請求項5の発明は、前記駆動源の移動を第
1のカムを介して一方の光量調節部材を移動させると共
に、第2のカムを介して他方の光量調節部材を移動させ
るものであり、前記第1及び第2のカムのカム変位を、
前記NDフィルター部が前記絞り開口内に進入もしくは
退避する区間は逆向きに傾けた光量調節装置を特徴とす
る。
【0015】請求項6の発明は、前記駆動源の移動を第
1のカムを介して一方の光量調節部材を移動させると共
に、第2のカムを介して他方の光量調節部材を移動させ
るものであり、前記第1及び第2のカムのカム変位を、
前記NDフィルター部が前記絞り開口内に進入もしくは
退避する区間は傾きを小さくした光量調節装置を特徴と
する。
【0016】請求項7の発明は、前記駆動源の移動を第
3のカムを介してフィルター部材を移動させる光量調節
装置を特徴とする。
【0017】請求項8の発明は、前記第1のカム及び第
2のカムは各々複数の光量調節部材に形成されると共
に、前記第3のカムは前記フィルター部材に形成され、
前記駆動源の回転が直線運動に変換された移動部材が前
記第1のカム,第2のカム及び第3のカムと当接するこ
とにより、前記複数の光量調節部材は前記絞り開口を可
変するように移動されると共に、前記フィルター部材は
前記NDフィルター部が前記絞り開口内に進入もしくは
退避するように移動される光量調節装置を特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図13は本発明の第1の実
施の形態である光量調節装置を示す図である。
【0019】図1は分解斜視図。1は駆動源であるステ
ッピングモータであり、カバー8により地板11に光軸
直交円の接線に対しおおむね平行方向に位置決めされ固
定している。
【0020】3は駆動力を伝えるギアで、ステッピング
モータ1の出力軸に圧入されギア2と噛み合っている。
送りネジ4はカバー8の軸受部8aと軸受け9により回
転自在に軸支持されており、ギア3と固着されて一体で
回転する。押さえバネ6はネジ5によりカバー8に固定
され、送りネジ4の一端を軸受け9側に押しつけスラス
トガタを押さえている。ラックギア10は開口円11f
を有する地板11の光軸直交円の接線に対しおおむね平
行方向で、光量調節部材12,13の移動する方向に対
し直角方向に設けられているガイド穴11aに係合し、
歯部10aは送りネジ4のギア部4aと噛み合ってい
る。
【0021】このため送りネジ4の回転により、ラック
ギア10はガイド穴11aに沿って移動する構造になっ
ている。フォトインタラプタ7は図4に示すように、検
出ギャップ7aにラックギア10の遮光部10bが入り
込める位置にカバー8により固着される。
【0022】遮光部10bが検出ギャップ7aの中間部
まで入りフォトインタラプタ7の発光部から受光部の届
く光を遮光することにより出力信号が変化しラックギア
10の位置を検出可能とししている。
【0023】ラックギア10は地板11のガイド穴11
aと係合すると共に、地板11の裏面側に突出した駆動
ピン10cを光量調節部材12、13それぞれの駆動カ
ム12a、13aと、NDフィルター保持部材14の駆
動カム14aに挿入させている。
【0024】押さえ板15は前記光量調節部材12、1
3とNDフィルター保持部材14を地板11との間に移
動自在にはさみ、保持できる位置に地板11と結合す
る。NDフィルター17はフィルター部材としてのND
フィルター保持部材14に固着され一体で作動する。
【0025】上記構成において不図示である制御回路よ
りステッピングモータ1に駆動パルスが加えられると出
力軸がギア2と共に回転する。ギア2と噛み合うギア3
はその歯数の比率で減速され、送りネジ4と共に回転す
る。
【0026】送りネジ4が回転することによりそのネジ
部と噛み合っているラックギア10は、地板11のガイ
ド穴の方向へ直進移動を行う。地板11に設けたガイド
穴11aによりラックギア10の移動方向をガイドする
ことにより、専用の他のガイド部材を必要とせず、低コ
スト、省スペースで伝達機構を構成できる。
【0027】本光量調節装置を使用したシステムの起動
時には、光量調節部材の位置、つまりは絞り開口16の
開口量を制御回路が知る必要があり、そのため前述のフ
ォトインタラプタ7の出力信号が変化する位置を駆動パ
ルスの基準位置ときめる。
【0028】制御回路はその制御プログラムかデーター
記憶領域に駆動パルス数と絞り開口16の開口面積、つ
まりは絞りFナンバーの関係を数式もしくはテーブルと
して記憶しておく。これにより制御回路は基準位置から
の駆動パルス数をカウントすることで適正露出の制御を
可能とするばかりでなく、逐次絞りのFナンバー情報を
高精度で得ることができる。
【0029】この絞りFナンバーの情報は、オートフォ
ーカスの制御などに使われる。また同様に全開までの駆
動パルス数を記憶させることで絞り開口16が全開位置
より必要以上に開放方向に駆動されて、ラックギア10
が送りネジ4の端部に乗り上げてしまうなどの問題を回
避することが可能となる。駆動パルスの基準位置が確定
後は、地板11のガイド穴11aによりガイドされる移
動範囲内でラックギア10は直進移動する。これにより
ラックギア10の駆動ピン10cと係合する光量調節部
材12、13とNDフィルター保持部材14の駆動カム
12a,13a、14aとガイドスリット12b,12
c,13b,13c、14b、14cと係合する地板1
1のガイドピン11b、11cにより光量調節部材1
2、13とNDフィルター保持部材14の位置は決定さ
れ、絞り開口部16の大きさとNDフィルター17の位
置は決定される。
【0030】図2は実施の形態の光量調節装置を上面側
より見たもので、地板11とステっピングモータ1、送
りネジ4の位置関係を示した図であり、カバー8、フォ
トインタラプタ7等は不図示である。
【0031】図3は実施の形態の光量調節装置を下面側
より見たもので、押さえ板15を取り除いた状態での地
板11と光量調節部材12、13、NDフィルター1
7、NDフィルター保持部材14およびラックギア10
の駆動ピン10cの関係を示す図である。
【0032】光量調節部材12、13とNDフィルター
保持部材14は、それぞれの移動方向にそって設けられ
たガイドスリット12b、12cと13b,13cおよ
び14b,14cに、地板11に設けられたガイドピン
11b,11cがそれぞれ挿入することにより、ガイド
スリット方向に移動自在に保持されている。
【0033】ラックギア10の駆動ピン10cは前述の
ごとく、光量調節部材12、13の駆動カム12a,1
3aとNDフィルター保持部材14の駆動カム14a内
に挿入した状態で、地板11のガイド穴11aにそって
直進移動している。
【0034】図5は光量調節部材12の形状を示す図で
あり、駆動カム12aの一部の区間12dがラックギア
10の移動方向とほぼ等しい方向に形成されており、駆
動ピン10cがこの区間を移動している間は、地板11
に対して光量調節部材12はほぼ停止状態にある。
【0035】図6は光量調節部材13の形状を示す図で
あり、駆動カム13aの一部の区間13dがラックギア
10の移動方向とほぼ等しい方向に形成されており、駆
動ピン10cがこの区間を移動している間は地板11に
対して光量調節部材13はほぼ停止状態にある。
【0036】図7はNDフィルター保持部材14とこれ
に固着されたNDフィルター17を示す図であり、駆動
ピン10cが挿入される駆動カム14aを有しており、
光量調節部材12,13と同様にラックギア10の移動
にあわせて駆動される。NDフィルター保持部材14は
光量調節部材12,13と同じ素材で形成されていても
問題はなく、さらに絞り開口の全開から小絞りの作動範
囲の一部で絞り開口の一部にNDフィルター17が進入
(露出)してもなんら問題はない。
【0037】図8から図12は絞り開口部の全開から小
絞りまでの光量調節部材12,13とNDフィルター1
7およびNDフィルター保持部材14の作動過程を示し
た図である。
【0038】図8は光量調節部材12,13の開口部で
形成される絞り開口が地板11の開口円11fより大き
く開いている全開状態を示す。この場合は、開口円11
fが絞り開口16になる。なお、NDフィルター保持部
材14に固着しているNDフィルター17も開口円11
fより外径に移動しているため、絞り開口16内には進
入(露出)していない。
【0039】図9は図8の全開状態から少し絞られた状
態であり、まだNDフィルター17は絞り開口16には
進入(露出)していない。
【0040】図10はさらに絞り開口16が小さくな
り、絞り開口16の一部にNDフィルター17が進入
(露出)し始めている。この状態は駆動カム12a,1
3aの区間12d、13dに対応するものであり、ラッ
クギア10が移動しているのにもかかわらず光量調節部
材12,13を極めて動きを遅くさせるかまたは、ほぼ
停止させている。
【0041】図11はNDフィルター17が絞り開口1
6のほぼ全面を覆った状態であり、光量調節部材12,
13はまだ極めて遅い動きまたは、ほぼ停止状態にあ
る。
【0042】図12はNDフィルター17が絞り開口1
6の全面を覆ったあとで、ラックギア10の駆動ピン1
0cが区間12d、13dからはずれて、光量調節部材
12,13が再び絞り方向に動作を始めた状態である。
【0043】図10と図11では光量調節部材12,1
3は極めて動きを遅くするかまたは、ほぼ停止してお
り、絞り開口16の面積はほとんど変わっていない。そ
こにおいて、NDフィルター17が覆う場合と覆ってい
ない場合の光量差は、NDフィルターとして透過率が1
2.5%を使用した場合に1/8になり、絞りFナンバ
ーでは3段分に相当する。つまり絞りFナンバー3段分
の区間で絞りが完全に絞り開口を覆うことができるわけ
である。
【0044】図13は駆動源のステッピングモータ1に
加える駆動パルスに対しての絞りFナンバーの変化を開
放側を基準に閉じ動作で表したグラフである。グラフ上
Aが絞り動作区間の全段数であり一般的には10から1
2段程度ある。その中で上記したように第一の実施の形
態では絞り段数3段でNDフィルターの出し入れが可能
となり、NDフィルター一部露出区間Bとして表してい
る 。すなわち、第1の実施形態では従来に比べて搾り
Fナンバーの変化をなめらかにすることができる。
【0045】図17は従来例でのマグネットローター3
1の回転角に対する絞りFナンバーの変化のグラフであ
り、上記同様、作動全段数Aに対してNDフィルターの
一部露出区間Bは半分以上である。
【0046】図14〜図16は本発明の第2の実施の形
態である光量調節装置を示す。
【0047】図14は光量調節部材18の形状を示す図
であり、駆動カム18aの一部の区間18dはNDフィ
ルター17が絞り開口内に進入(覆う)する時と、退避
する時に光量調節部材18に逆の動作を行わせて、絞り
Fナンバーの変化を第1の実施の形態の場合(図13参
照)よりなめらかにするものである。すなわち、絞り開
口を全開から小絞り方向に移動させる際に、光量調節部
材18は図14において左方向に移動させるが、上記区
間18dでは逆に右方向に移動するようにして、NDフ
ィルター17の進入による急激な光量落ちを緩和させる
ようにしている。絞り開口を小絞りから全開方向に変化
させる場合も、途中(区間18d)で光量調節部材18
を逆方向に移動させるようにしている。
【0048】図15は光量調節部材19の形状を示す図
であり、駆動カム19aの一部の区間19dはNDフィ
ルター17が絞り開口内に進入(覆う)する時と、退避
する時に光量調節部材19に逆の動作を行わせて、絞り
Fナンバーの変化を第1の実施の形態の場合(図13参
照)よりなめらかにするものである。すなわち、絞り開
口を全開から小絞り方向に移動させる際に、光量調節部
材19は図15において右方向に移動させるが、上記区
間19dでは逆に左方向に移動するようにして、NDフ
ィルター17の進入による急激な光量落ちを緩和させる
ようにしている。絞り開口を小絞りから全開方向に変化
させる場合も、途中(区間19d)で光量調節部材19
を逆方向に移動させるようにしている。
【0049】図14と図15の光量調節部材18,19
によりNDフィルター17による光量変化を補正するよ
うに動作させたことにより、図16に示す動作特性を得
ることができる。グラフ上Aが絞り動作区間の全段数で
あり、第二の実施の形態では、NDフィルター一部露出
区間Bとして表しているように絞り段数2段の区間でN
Dフィルターの出し入れを可能としている 。
【0050】以上説明したように、上述した実施の形態
によれば、光量調節部材により形成される絞り開口部の
一部にNDフィルターが露出する作動範囲を少なくし、
さらにはCCD等の撮像素子の電子シャッタースピード
との組み合わせにより前記絞り開口部の一部にNDフィ
ルターが露出する作動範囲を極力使わない制御が可能と
なり結果として画質の劣化を防止し光学性能のすぐれ
た、またオートフォーカスの精度を向上できる画像入力
装置を構成できる光量調節装置を提供できる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、絞り開口によ
る光量の変化をなめらかにすることができ、光学性能を
向上させることができるので、撮影画像の劣化やオート
フォーカスの誤動作なども防止できる。
【0052】請求項2乃至4の発明によれば、簡単な構
成で絞り開口による光量の変化をなめらかにすることが
できる。
【0053】請求項5乃至7の発明によれば、各々の部
材をカムを用いて移動変位させたので、各部材の移動変
位量を各区間で自由に設定することができ、高精度且つ
簡易に移動制御することができる。
【0054】請求項8の発明によれば、駆動源の回転運
動を直線運動に変換し、この直線運動で移動部材を移動
させ、各々の部材をカムにより移動するようにしたの
で、各々のカムを各部材に形成することができ、特に厚
み方向での装置の小型化が達成でき、さらには絞り開口
を作り出す部材に自体にカムを形成することによる絞り
開口の高精度化も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の分解斜視図。
【図2】図1の光量調節装置を上面から見た図。
【図3】図1の光量調節部材を下面から見て光量調節部
材の関係を示した図。
【図4】図1の光量調節装置の一部断面図。
【図5】第1の実施形態としての光量調節装置の光量調
節部材を示す図。
【図6】第1の実施形態としての光量調節装置の光量調
節部材を示す図。
【図7】第1の実施形態としての光量調節装置のNDフ
ィルター保持部材とNDフィルターを示す図。
【図8】第1の実施形態としての光量調節装置の絞り開
口変移図である。
【図9】第1の実施形態としての光量調節装置の絞り開
口変移図である。
【図10】第1の実施形態としての光量調節装置の絞り
開口変移図である。
【図11】第1の実施形態としての光量調節装置の絞り
開口変移図である。
【図12】第1の実施形態としての光量調節装置の絞り
開口変移図である。
【図13】第1の実施形態としての光量調節装置の駆動
パルスに対する絞りFナンバーの変化を示す図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態である光量調節装
置の光量調節部材を示す図。
【図15】本発明の第2の実施の形態である光量調節装
置の光量調節部材を示す図。
【図16】本発明の第2の実施の形態である光量調節装
置の駆動パルスに対する絞りFナンバーの変化を示す
図。
【図17】従来例を示す光量調節装置のローターマグネ
ットの回転角に対する絞りFナンバーの変化を示す図で
ある。
【図18】従来例を示す光量調節装置の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 4 送りネジ 10 ラックギア 10c 駆動ピン 11 地板 12 光量調節部材 12a 駆動カム 13 光量調節部材 13a 駆動カム 14 NDフィルター保持部材 15 押さえ板 16 絞り開口部 17 NDフィルター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光量を調節するための絞り開口部を有す
    る複数の光量調節部材と、前記光量調節部材とは別に少
    なくとも一部にNDフィルター部を有するフィルター部
    材と、が共通の駆動源により駆動されることにより絞り
    開口を可変すると共に、前記NDフィルター部による光
    量減衰を行わせる光量調節装置において、 前記フィルター部材のNDフィルター部が前記絞り開口
    内に進入もしくは退避する際での、前記光量調節部材に
    よる絞り開口の変化を緩和するように前記光量調節部材
    を移動させる駆動伝達手段を設けたことを特徴とする光
    量調節装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動伝達手段は前記NDフィルター
    部が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前
    記光量調節部材の移動変位量を小さくしたことを特徴と
    する請求項1記載の光量調節装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動伝達手段は前記NDフィルター
    部が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前
    記光量調節部材の移動変位量をほぼゼロにしたことを特
    徴とする請求項2記載の光量調節装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動伝達手段は前記NDフィルター
    部が前記絞り開口内に進入もしくは退避する際には、前
    記光量調節部材の移動変位が逆になるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の光量調節装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動伝達手段は前記駆動源の移動を
    第1のカムを介して一方の光量調節部材を移動させると
    共に、第2のカムを介して他方の光量調節部材を移動さ
    せるものであり、前記第1及び第2のカムのカム変位
    を、前記NDフィルター部が前記絞り開口内に進入もし
    くは退避する区間は逆向きに傾けたことを特徴とする請
    求項4記載の光量調節装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動伝達手段は前記駆動源の移動を
    第1のカムを介して一方の光量調節部材を移動させると
    共に、第2のカムを介して他方の光量調節部材を移動さ
    せるものであり、前記第1及び第2のカムのカム変位
    を、前記NDフィルター部が前記絞り開口内に進入もし
    くは退避する区間は傾きを小さくしたことを特徴とする
    請求項1,2又は3記載の光量調節装置。
  7. 【請求項7】 前記駆動伝達手段は前記駆動源の移動を
    第3のカムを介してフィルター部材を移動させることを
    特徴とする請求項5又は6記載の光量調節装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のカム及び第2のカムは各々複
    数の光量調節部材に形成されると共に、前記第3のカム
    は前記フィルター部材に形成され、前記駆動源の回転が
    直線運動に変換された移動部材が前記第1のカム,第2
    のカム及び第3のカムと当接することにより、前記複数
    の光量調節部材は前記絞り開口を可変するように移動さ
    れると共に、前記フィルター部材は前記NDフィルター
    部が前記絞り開口内に進入もしくは退避するように移動
    されることを特徴とする請求項7記載の光量調節装置。
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