JP2001124974A - レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

レンズ駆動装置およびこれを備えた光学機器

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JP2001124974A
JP2001124974A JP30947199A JP30947199A JP2001124974A JP 2001124974 A JP2001124974 A JP 2001124974A JP 30947199 A JP30947199 A JP 30947199A JP 30947199 A JP30947199 A JP 30947199A JP 2001124974 A JP2001124974 A JP 2001124974A
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lens
screw shaft
optical axis
axis direction
movable
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JP30947199A
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English (en)
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Masae Miyagawa
正衛 宮川
Masahiko Tsuzuki
雅彦 都築
Naoya Kaneda
直也 金田
Takuji Umetsu
梅津  琢治
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの可動レンズのそれぞれに駆動源を設け
ると、装置のコンパクト化が図れない。 【解決手段】 第1および第2の可動レンズ1,2をそ
れぞれ光軸方向に駆動するレンズ駆動装置において、駆
動源9により回転駆動されて第1の可動レンズを光軸方
向に駆動する第1のスクリュー軸10と、この第1のス
クリュー軸からの動力伝達により回転駆動されて第2の
可動レンズを光軸方向に駆動する第2のスクリュー軸1
3とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラやス
チルカメラ等の光学機器に用いられるレンズ駆動装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ用のズームレンズ鏡筒とし
ては、例えば被写体(物体)側から像面側に向かって順
に、固定の凸、可動の凹、固定の凸、可動の凸の4つの
レンズ群から構成されるものがある。
【0003】図10(A),(B)には、一般的な4群
レンズ構成のズームレンズの鏡筒構造を示している。な
お、(B)は(A)におけるA−A線断面を示してい
る。
【0004】このズームレンズ鏡筒を構成する4つのレ
ンズ群201a〜201dは、固定された前玉レンズ2
01a、光軸に沿って移動することで変倍動作を行うバ
リエーターレンズ群201b、固定されたアフォーカル
レンズ201c、および光軸に沿って移動することで変
倍時の焦点面維持と焦点合わせを行うフォーシングレン
ズ群201dからなる。
【0005】ガイドバー203,204a,204bは
光軸205と平行に配置され、移動するレンズ群の案内
および回り止めを行う。DCモータ206はバリエータ
ーレンズ群201bを移動させる駆動源となる。
【0006】前玉レンズ201aは前玉鏡筒202に保
持され、バリエーターレンズ群201bはV移動環21
1に保持されている。また、アフォーカルレンズ201
cは中間枠215に、フォーカシングレンズ群201d
はRR移動環214に保持されている。
【0007】前玉鏡筒202は、後部鏡筒216に位置
決め固定されており、両鏡筒202,216によってガ
イドバー203が位置決め支持されているとともに、ガ
イドスクリュー軸208が回転可能に支持されている。
このガイドスクリュー軸208は、DCモータ206の
出力軸206aの回転がギア列207を介して伝達され
ることにより回転駆動される。
【0008】バリエーターレンズ群201bを保持する
V移動環211は、押圧ばね209とこの押圧ばね20
9の力でガイドスクリュー軸208に形成されたスクリ
ュー溝208aに係合するボール210とを有してお
り、DCモータ206によってガイドスクリュー軸20
8が回転駆動されることにより、ガイドバー203にガ
イドおよび回転規制されながら光軸方向に進退移動す
る。
【0009】後部鏡筒216とこの後部鏡筒216に位
置決めされた中間枠215にはガイドバー204a,2
04bが嵌合支持されている。RR移動環214は、こ
れらガイドバー204a,204bによってガイドおよ
び回転規制されながら光軸方向に進退可能である。
【0010】フォーカシングレンズ群201dを保持す
るRR移動環214には、ガイドバー204a,204
bにスライド可能に嵌合するスリーブ部が形成されてお
り、またラック213が光軸方向についてRR移動環2
14と一体的となるように組み付けられている。
【0011】ステッピングモータ212は、その出力軸
に一体形成されたリードスクリュー212aを回転駆動
する。リードスクリュー212aにはRR移動環214
に組み付けられたラック213が係合しており、リード
スクリュー212aが回転することによって、RR移動
環214がガイドバー204a,204bによりガイド
されながら光軸方向に移動する。
【0012】なお、バリエーターレンズ群の駆動源とし
ては、フォーカシングレンズ群の駆動源と同様にステッ
ピングモータを用いてもよい。
【0013】そして、前玉鏡筒202、中間枠215お
よび後部鏡筒216により、レンズ等を略密閉収容する
レンズ鏡筒本体が形成される。
【0014】また、このようなステッピングモータを用
いてレンズ群保持枠を移動させる場合には、フォトイン
タラプタ等を用いて保持枠が光軸方向の1つの基準位置
に位置することを検出した後に、ステッピングモータに
与える駆動パルスの数を連続的にカウントすることによ
り、保持枠の絶対位置を検出する。
【0015】図11には、従来の撮像装置におけるカメ
ラ本体の電気的構成を示している。この図において、図
10にて説明したレンズ鏡筒の構成要素については、図
10と同符号を付す。
【0016】221はCCD等の固体撮像素子、222
はバリエーターレンズ群201bの駆動機構であり、モ
ータ206(又はステッピングモータ)、ギア列207
およびガイドスクリュー軸208等を含む。
【0017】223はフォーカシングレンズ群201d
の駆動機構であり、ステッピングモータ212、リード
スクリュー軸212aおよびラック213等を含む。
【0018】224はバリエーターレンズ群201bと
アフォーカルレンズ201cとの間に配置された絞り装
置235の駆動機構である。
【0019】225はズームエンコーダー、227はフ
ォーカスエンコーダーである。これらのエンコーダーは
それぞれ、バリエーターレンズ群201bおよびフォー
カシングレンズ群201dの光軸方向の絶対位置を検出
する。なお、バリエーター駆動源としてDCモータを用
いる場合には、ボリューム等の絶対位置エンコーダーを
用いたり、磁気式のものを用いたりする。
【0020】また、駆動源としてステッピングモータを
用いる場合には、前述したような基準位置に保持枠を配
置してから、ステッピングモータに入力する動作パルス
数を連続してカウントする方法を用いるのが一般的であ
る。
【0021】226は絞りエンコーダーであり、絞り駆
動源であるモータの内部にホール素子を配置し、ロータ
ーとステーターの回転位置関係を検出する方式のものな
どが用いられる。
【0022】232は本カメラの制御を司るCPUであ
る。228はカメラ信号処理回路であり、固体撮像素子
221の出力に対して所定の増幅やガンマ補正などを施
す。これらの所定の処理を受けた映像信号のコントラス
ト信号は、AEゲート229およびAFゲート230を
通過する。即ち、露出決定およびピント合わせのために
最適な信号の取り出し範囲が全画面内のうちこのゲート
で設定される。このゲートの大きさは可変であったり、
複数設けられたりする場合がある。
【0023】231はAF(オートフォーカス)のため
のAF信号を処理するAF信号処理回路であり、映像信
号の高周波成分に関する1つもしくは複数の出力を生成
する。233はズームスイッチ、234はズームトラッ
キングメモリである。ズームトラッキングメモリ234
は、変倍に際して被写体距離とバリエーターレンズ位置
に応じてセットすべきフォーカシングレンズ位置の情報
を記憶する。なお、ズームトラッキングメモリとしてC
PU232内のメモリを使用してもよい。
【0024】例えば、撮影者によりズームスイッチ23
3が操作されると、CPU232は、ズームトラッキン
グメモリ234の情報をもとに算出したバリエーターレ
ンズとフォーカシングレンズの所定の位置関係が保たれ
るように、ズームエンコーダー225の検出結果となる
現在のバリエーターレンズの光軸方向の絶対位置と算出
されたバリエーターレンズのセットすべき位置、および
フォーカスエンコーダー227の検出結果となる現在の
フォーカスレンズの光軸方向の絶対位置と算出されたフ
ォーカスレンズのセットすべき位置がそれぞれ一致する
ように、ズーム駆動機構222とフォーカスシング駆動
機構223を駆動制御する。
【0025】また、オートフォーカス動作ではAF信号
処理回路231の出力がピークを示すように、CPU2
32は、フォーカシング駆動機構223を駆動制御す
る。
【0026】さらに、適正露出を得るために、CPU2
32は、AEゲート229を通過したY信号の出力の平
均値を所定値として、絞りエンコーダー226の出力が
この所定値となるように絞り駆動機構224を駆動制御
して、開口径をコントロールする。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】近年、撮影レンズには
小型化、小径化が求められている。但し、従来、ビデオ
カメラ用のズームレンズとして最も多く用いられている
光学タイプとしては、被写体側から順に固定の凸、可動
の凹、固定の凸、可動の凸の4つのレンズ群から構成さ
れるものが有るが、この光学タイプは、前玉レンズが固
定であるため、光学系を保持する鏡筒全長が長くなると
いう問題がある。そこで、収納時に前玉レンズの位置が
沈胴する沈胴鏡筒構造やWide端にて光学全長が短く
なる前玉位置可変鏡筒構造が提案されている。
【0028】しかしながら、上記沈胴鏡筒構造や前玉位
置可変鏡筒構造は、ヘリコイド等を用いていたため、鏡
筒構造が複雑化および大型化し易く、また部品点数も増
えるため、コストアップにつながるという問題がある。
【0029】また、可動レンズ群のそれぞれに対して駆
動源を有する構成も考えられる。しかし、例えば可動レ
ンズ群が合計3個ある場合には、3個のモータ等の駆動
源を必要とすることになる。このため、たとえ全長短縮
が実現できたとしても、光軸方向から見たレンズ鏡筒の
投影面積が大きくなってしまうという欠点があり、カメ
ラレイアウト上も不利となってしまうことが多い。
【0030】また、3個のモータを使用しない構造、例
えば前述のようなヘリコイド筒の端面にカム面を形成し
てこのカム面によって2個の可動レンズ群を駆動する構
造や、カム環を用いて複数のレンズ群を駆動する構造も
考えられ、これらによれば2個のモータで3個の可動レ
ンズ群を駆動することも可能である。しかし、前述した
構造の複雑化等の問題に加え、やはりレンズ鏡筒の光軸
方向投影面積が大きくなってしまうという問題が生ず
る。
【0031】そこで、本発明では、できるだけ少ない数
の駆動源を用いて多くの可動レンズを駆動可能とし、か
つ全長および光軸方向投影面積が小さなコンパクトなレ
ンズ駆動装置および光学機器を提供することを目的とし
ている。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願発明では、第1および第2の可動レンズをそ
れぞれ光軸方向に駆動するレンズ駆動装置において、駆
動源により回転駆動されて第1の可動レンズを光軸方向
に駆動する第1のスクリュー軸と、この第1のスクリュ
ー軸からの動力伝達により回転駆動されて第2の可動レ
ンズを光軸方向に駆動する第2のスクリュー軸とを設け
ている。
【0033】具体的には、例えば、物体側から像面側に
向かって順に、凸のパワーを有して光軸方向に移動可能
な前玉レンズと、凹のパワーを有して光軸方向に移動可
能なバリエーターレンズと、凸のパワーを有して光軸方
向について固定のアフォーカルレンズと、凸のパワーを
有して光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズとが
少なくとも配置された光学系を有する光学機器におい
て、前玉レンズおよびバリエーターレンズのうち一方を
第1のスクリュー軸により、他方を第2のスクリュー軸
により駆動する。
【0034】これにより、従来の沈胴鏡筒構造や前玉位
置可変鏡筒構造のように、円筒カム環やヘリコイドの端
面にカム面を形成したヘリコイド筒を用いる等、複雑な
機構を要することなく、1つの駆動源による2つの可動
レンズの光軸方向駆動を行うことが可能となる。したが
って、全長および光軸方向投影面積が小さなコンパクト
なレンズ駆動装置および光学機器を実現することが可能
となる。
【0035】第1スクリュー軸からギヤを介して第2の
スクリュー軸に動力を伝達する構成とすれば、第1のス
クリュー軸と第2のスクリュー軸とを互いに逆転させて
第1および第2の可動レンズを互いに逆方向に駆動した
り、中間ギヤを介在させることにより第1スクリュー軸
と第2のスクリュー軸とを同じ方向に回転させて第1お
よび第2の可動レンズを同じ方向に駆動したり、あるい
はギヤ比設定により第1のスクリュー軸に対し第2のス
クリュー軸を減速又は増速駆動して第1および第2の可
動レンズの移動速度を異ならせたりすることが可能とな
る。
【0036】また、第1スクリュー軸からベルト(タイ
ミングベルトが好ましい)を介して第2のスクリュー軸
に動力を伝達する構成とすれば、ギヤ伝達の場合に問題
となり得る、バックラッシや発生騒音の改善を図ること
が可能となる。
【0037】なお、第1および第2のスクリュー軸のリ
ードをそれぞれ一定とするとともに、第1のスクリュー
軸のリードと第2のスクリュー軸のリードを互いに同じ
としてもよいし、両スクリュー軸のリードを互いに異な
らせて第1および第2の可動レンズの移動速度を異なら
せるようにしてもよい。
【0038】また、第1および第2のスクリュー軸のう
ち少なくとも一方のリードをカムリードとして、このカ
ムリードを有するスクリュー軸の一定速回転に対して可
動レンズの駆動に非直線性を持たせるようにしてもよ
い。
【0039】さらに、光軸方向に移動可能な第3の可動
レンズを有する場合には、上記駆動源とは別の駆動源に
より回転駆動されてこの第3の可動レンズを光軸方向に
駆動する第3のスクリュー軸を設けてもよい。
【0040】この場合、例えば、前玉レンズを第1のス
クリュー軸により、バリエーターレンズを第2のスクリ
ュー軸により、フォーカシングレンズを第3のスクリュ
ー軸によりそれぞれ駆動する。
【0041】これにり、全長および光軸方向投影面積が
小さなコンパクトな、3群可動タイプのレンズ駆動装置
および光学機器を実現することが可能となる。
【0042】
【発明の実施の形態】図1(a),(b)には、本発明
を実施するに適した、ビデオカメラや静止画カメラ等の
撮影装置その他の光学機器に用いられるズームレンズ系
の構成を示している。これらの図において、1は凸のパ
ワーを有する前玉レンズ群、2は凹のパワーを有するバ
リエーターレンズ群、3は凸のパワーを有するアフォー
カルレンズ群、4は凸のパワーを有するフォーカシング
レンズ群、26は固定レンズ群、5はCCDを示す。な
お、図1(a)はワイド状態を、図1(b)はテレ状態
を示している。
【0043】これらの図から明らかなように、このズー
ムレンズ系では、ズーミングに連動してバリエーターレ
ンズ群2およびフォーカシングレンズ群4だけでなく、
前玉レンズ群1も光軸方向に移動する。
【0044】6,7,8はそれぞれ、ズーミング中の前
玉レンズ群1,バリエーターレンズ群2およびフォーカ
シングレンズ群4の移動軌跡を示しており、前玉レンズ
群1およびバリエーターレンズ群2は、ズーミングによ
り互いに逆方向に移動し(移動軌跡6,7)、フォーカ
シングレンズ群4の移動軌跡9は、被写体距離に応じて
カーブが変化するものである。
【0045】なお、本発明は、固定レンズ群26を有さ
ないズームレンズ系にも適用することができる。
【0046】このように、ズーミングに伴って前玉レン
ズ群1が移動することで、特にワイド端で得られるレン
ズ全長を、前玉固定のタイプに比較して短くすることが
できる。
【0047】(第1実施形態)図2には、上記レンズ系
を有する本発明の第1実施形態であるレンズ駆動装置の
前玉およびバリエータ駆動部の構成を示している。
【0048】これらの図において、9はステッピングモ
ータからなるズームモータ、10はズームモータ9の出
力軸であって、外周におねじが形成された第1のスクリ
ュー軸である。11はこの第1のスクリュー軸11の先
端側に一体回転可能に設けられたギアである。
【0049】13は第1のスクリュー軸11と平行に配
置され、外周におねじが形成されたた第2のスクリュー
軸であり、12は第2のスクリュー軸13の先端側に一
体回転可能に設けられ、ギア11に噛み合うギアであ
る。
【0050】ズームモータ9が作動して第1のスクリュ
ー軸11が回転駆動されると、ギヤ11,12を介して
第2のスクリュー軸13にも動力が伝達され、これが回
転駆動される。
【0051】次に、図4を用いて、上記前玉およびバリ
エータ駆動部を用いた前玉レンズ群1およびバリエータ
レンズ群2の駆動について説明する。
【0052】前玉レンズ群1は前玉保持枠14に保持さ
れている。この前玉保持枠14にはスリーブ部25が形
成されており、このスリーブ部25はガイドバー21に
より光軸方向にがたなく案内される。また、前玉保持枠
14に形成された切り欠き部14aは、回り止めバー2
0に嵌合しており、これにより、前玉保持枠14のガイ
ドバー21を中心とした回転が阻止され、前玉レンズ群
1の光軸出しが行われている。
【0053】さらに、前玉保持枠14には、光軸方向に
一体的に、かつ光軸直交面内にて回動可能にラック部材
16が取り付けられている。このラック部材16の内側
には、第1のスクリュー軸10と噛み合うめねじ部17
が形成されている。このため、ズームモータ9が作動し
て第1のスクリュー軸11が回転駆動されると、この第
1のスクリュー軸11とラック部材16との噛み合い作
用によって前玉保持枠14が光軸方向に駆動される。
【0054】バリエーターレンズ群2は、V保持枠15
に保持されている。このV保持枠15に形成されたスリ
ーブ部24は回り止め兼ガイドバー22に光軸方向に移
動可能に嵌合しており、これによりV保持枠15は光軸
方向に案内される。また、V保持枠15に形成された切
り欠き部15aは回り止め兼ガイドバー37に嵌合して
おり、これにより、V保持枠15のガイドバー22を中
心とした回転が阻止され、バリエーターレンズ群2の光
軸出しが行われている。
【0055】なお、V保持枠15には、フォトインタラ
プタ等による光軸方向の基準位置出しのための遮光壁2
3が設けられている。
【0056】さらに、V保持枠15には、光軸方向に一
体的に、かつ光軸直交面内にて回動可能にラック部材1
8が取り付けられている。このラック部材18の内側に
は、第2のスクリュー軸13と噛み合うめねじ部19が
形成されている。このため、ズームモータ9が作動して
第1のスクリュー軸11が回転駆動され、ギヤ11,1
2を介して第2のスクリュー軸13が回転駆動される
と、この第2のスクリュー軸13とラック部材18との
噛み合い作用によってV保持枠15が光軸方向に駆動さ
れる。
【0057】本実施形態の場合、2つのギヤ11,12
によって第1および第2のスクリュー軸10,13を連
動させているため、第1のスクリュー軸10の回転方向
と第2のスクリュー軸13の回転方向は互いに逆にな
る。
【0058】ここで、本実施形態では、図1に示すよう
に、ワイドからテレへのズーミングに際しては前玉レン
ズ群1とバリエータレンズ群2は互いに逆方向に移動す
るため、第1および第2のスクリュー軸10,13とし
て同一のリードを持ったものを用い、ラック部材16,
18として同一のめねじ部を有するものを使用すればよ
い。
【0059】なお、両スクリュー軸10,13のリード
(ねじピッチ)をそれぞれ一定とし、かつ互いに同じに
すれば、スクリュー軸10,13の回転に対して各レン
ズ群1,2に駆動の直線性を持たせることができるとと
もに、レンズ群1,2双方を同一駆動量で駆動すること
ができる。
【0060】また、両スクリュー軸10,13のリード
をそれぞれ一定とし、かつ互いに異なるものにすれば、
スクリュー軸10,13の回転に対して各レンズ群1,
2に駆動の直線性を持たせることができるとともに、レ
ンズ群1,2ごとに異なる駆動量で駆動することができ
る。
【0061】また、ギヤ11,12間のギヤ比を減速又
は増速設定したりすることによって、同一のリードを有
するスクリュー軸を用いた場合でも、スクリュー軸1
0,13の回転に対して各レンズ群1,2に駆動の直線
性を持たせることができるとともに、レンズ群1,2ご
とに異なる駆動量での駆動を行うことができる。つま
り、同一のリードのスクリュー軸と、これに対応した同
一のラック部材の使用が可能になる。しかも、増速のギ
ア比設定を行うことで、モータ9の最高速度を抑えるこ
ともできる。
【0062】さらに、図1のように前玉レンズ群1およ
びバリエーターレンズ群2を駆動してズーミングを行
い、フォーカシングレンズ群4でフォーカシングを行う
ような光学系においては、前玉レンズ群1およびバリエ
ーターレンズ群2のうちどちらか一方のレンズ群を直線
移動させ、他方のレンズ群を直線移動させるレンズ群に
対応付けて非直線移動させる場合がある。
【0063】従来、フォーカシングレンズ群については
比較的簡単なカムリフトをトレースさせることで合焦維
持が可能であった。しかし、前玉およびバリエーターレ
ンズ群1,2を駆動する2つのスクリュー軸のリードを
双方共に一定のリードとして駆動すると、一方のレンズ
群に必要な非直線性は失われ、その補正をフォーカシン
グレンズ群で行う必要が生ずる。本来、前玉およびバリ
エーターレンズ群のどちらか一方を非直線移動させるこ
とで、フォーカシングレンズ群には容易なカムリフトを
トレースさせて合焦を維持していたが、前玉およびバリ
エーターレンズ群双方を直線移動させる場合には、フォ
ーカシングレンズ群を駆動するカムリフトには上記補正
のためのリフトが加わるため、フォーカシングレンズ群
に非常に複雑な動きをさせる必要があり、その制御も困
難であった。
【0064】そこで、第1および第2のスクリュー軸1
0,13のうちいずれか一方又は双方に、軸方向にてリ
ードが変化するカムリードを与えることで、前玉又はバ
リエーターレンズ群1,2の非直線性を容易に確保し、
フォーカシングレンズ群4の制御を容易することができ
る。
【0065】図7には、上記前玉およびバリエータ駆動
部を含むレンズ駆動装置の全体構成を示している。28
は後部鏡筒である。29はアフォーカルレンズ群3を保
持するアフォーカル環である。また、31〜32等の部
材を含むユニットは、後述する絞りユニットである。
【0066】46はフォーカシングレンズ群4を保持す
るF保持枠である。このF保持枠46に形成されたスリ
ーブ部43は回り止め兼ガイドバー37に光軸方向に移
動可能に嵌合しており、これによりF保持枠46は光軸
方向に案内される。また、F保持枠46に形成された切
り欠き部46aは回り止め兼ガイドバー22に嵌合して
おり、これにより、F保持枠46のガイドバー37を中
心とした回転が阻止され、フォーカシングレンズ群4の
光軸出しが行われている。
【0067】さらに、F保持枠46には、光軸方向に一
体的に、かつ光軸直交面内にて回動可能にラック部材3
6が取り付けられている。このラック部材36の内側に
は、めねじ部が形成されている。
【0068】35はステッピングモータからなるフォー
カスモータであり、47はフォーカスモータ35の出力
軸であって、外周におねじが形成された第3のスクリュ
ー軸である。この第3のスクリュー軸47には、ラック
部材36のめねじ部が噛み合っている。このため、フォ
ーカスモータ35が作動して第3のスクリュー軸47が
回転駆動されると、この第3のスクリュー軸47とラッ
ク部材36の噛み合い作用によってF保持枠46が光軸
方向に駆動される。
【0069】図5には、上記のように構成されるレンズ
駆動装置を含むレンズ鏡筒の全体構成を示している。な
お、この図5において、鎖線で示す光軸より上側がテレ
端状態を、下側がワイド端状態を示している。
【0070】27は前部鏡筒であり、後部鏡筒28に固
定されている。これら前部および後部鏡筒27,28に
よって形成される鏡筒内スペースは、外部からのごみ等
の侵入をある程度防止するよう略密閉されている。
【0071】アフォーカル環29は後部鏡筒28の内側
前部に固定されている。絞りユニットの絞り開閉部は、
バリエータレンズ群2とアフォーカルレンズ群3との間
に配置されている。
【0072】後部鏡筒28の内側後部には、被写体側が
順に、固定レンズ群26、赤外カットおよびローパスフ
ィルター34およびCCD5が固定保持されている。
【0073】図5には、上記レンズ鏡筒を光軸方向後方
から見た場合の主要部品の配置を示している。ズームモ
ータ11および第1のスクリュー軸10はこの図におい
ては左下隅に配置されている。また、第1のスクリュー
軸10にギヤ11,12を介して連動する第2のスクリ
ュー軸12も左下隅に配置されている。
【0074】第1のスクリュー軸10によって駆動され
る前玉保持枠14のスリーブ部25が嵌合するガイドバ
ー21および切り欠き部14aが嵌合する回り止めバー
20はそれぞれ、この図において、右下隅および左上隅
に配置されている。
【0075】第2のスクリュー軸13によって駆動され
るV保持枠15のスリーブ部24と第3のスクリュー軸
47によって駆動されるF保持枠46の切り欠き部46
aとが嵌合する回り止め兼ガイドバー22、およびV保
持枠15の切り欠き部15aとF保持枠46のスリーブ
部43とが嵌合する回り止め兼ガイドバー37はそれぞ
れ、この図において、左横および右横に配置されてい
る。
【0076】また、フォーカスモータ35および第3の
スクリュー軸47は、この図において、右下隅に配置さ
れている。
【0077】図6には、絞りユニットの構成を示してい
る。但し、本実施形態では、この絞りユニットに代えて
従来と同様の絞りユニットを用いることもできる。
【0078】この絞りユニットは、絞り地板31に取り
付けられたメーター30を駆動源とする。メーター30
は出力軸30aを有し、この出力軸30aに固定された
レバー部品45は、その先端に凸部42を有する。この
凸部42は風車部品32の長穴部44に嵌合している。
このため、メーター30が回動すると風車部品32が光
軸回りに回動する。
【0079】絞り地板31上には、2つの支点ピン39
が設けられている。また、風車部品32上には2つの連
動ピン38が設けられている。2枚の絞り羽根33はそ
れぞれ支点ピン39により光軸直交面内にて回動(開
閉)可能に保持されており、各絞り羽根33に形成され
た長穴40には連動ピン38が嵌合している。
【0080】このため、風車部材32が回転すると、2
枚の絞り羽根33はそれぞれ支点ピン39を中心にして
連動ピン38によって開閉駆動される。すなわち、メー
ター30の回転角度に応じて絞り羽根33の開閉位置が
定まり、これにより絞り開口径が全開から全閉間で制御
される。
【0081】以上説明したように、本実施形態のレンズ
駆動装置によれば、ズームモータ9によって第1および
第2のスクリュー軸10,13を互いに逆転駆動し、前
玉保持枠14およびV保持枠15を互いに光軸方向逆方
向に駆動することができる。つまり、1つのモータ9に
よって2つのレンズ群1,2を駆動することができる。
したがって、もう1つのモータ35を設ければ、第3の
スクリュー軸47を介してフォーカシングレンズ4も駆
動することができる。つまり、2つのモータ9,35に
よって3つのレンズ群1,2,4を駆動することができ
る。
【0082】よって、3つのレンズ群を3つのモータで
駆動する場合や、円筒カム環やヘリコイドの端面にカム
面を形成したヘリコイド筒等を用いる場合に比べて、全
長および光軸方向投影面積が小さくコンパクトなレンズ
駆動装置、ひいてはレンズ鏡筒を構成することができ
る。
【0083】(第2実施形態)図8には、本発明の第2
実施形態であるレンズ駆動装置の構成を示している。第
1実施形態では、2つのギヤ11,12を介して第1お
よび第2のスクリュー軸10,13を逆転させる場合に
ついて説明したが、本実施形態のように、ギヤ11,1
2の間に中間ギヤ81を介在させている。
【0084】ここで、ワイドからテレへのズーミングに
際して、前玉レンズ群とバリエーターレンズ群とが同一
方向へ移動する光学系の場合は、第1のスクリュー軸と
第2のスクリュー軸のリードを逆リードとしてそれぞれ
に対応したラックを噛み合わせることで上記のようなレ
ンズ駆動は可能ではあるが、専用部品が増えてコスト増
加を招くおそれがある。
【0085】そこで、本実施形態のように、ギヤ11,
12の間に中間ギヤ81を介在させることにより、第1
および第2のスクリュー軸10,13のリードを逆リー
ドとしなくても、第1および第2のスクリュー軸10,
13を同方向に回転させ、前玉レンズ群1とバリエータ
ーレンズ群2とを同一方向へ駆動することができる。こ
の駆動装置は、いわゆる沈胴タイプのレンズ鏡筒等に有
効である。
【0086】なお、ギヤ11,12および中間ギヤ81
からなるギヤ列のギヤ比を適宜設定することで、前玉レ
ンズ群1とバリエーターレンズ群2との駆動量関係を所
望の関係にすることができる。
【0087】(第3実施形態)図9には、本発明の第3
実施形態であるレンズ駆動装置の構成を示している。第
1および第2実施形態では、ギヤを介して第1および第
2のスクリュー軸10,13を連動させる場合について
説明したが、本実施形態のように、第1のスクリュー軸
10に一体回転可能に設けられたプーリ91と、第2の
スクリュー軸13に一体回転可能に設けられたプーリ9
2との間にタイミングベルト93を巻き掛ければ、ギヤ
を用いる場合に比べて、バックラッシよる影響をなくし
たり、騒音の発生を抑えたりすることができる。
【0088】しかも、図9に示すように、両プーリ9
1,92間に単純にタイミングベルト93を巻き掛けれ
ば、両スクリュー軸10,13を同じ方向に回転させる
ことができる。また、両プーリ91,92間にタイミン
グベルト93をたすき掛けすれば、両スクリュー軸1
0,13を互いに逆方向に回転させることができる。さ
らに、両プーリ91,92の径を異ならせれば、両スク
リュー軸10,13を互いに異なる速度で回転させるこ
とができる。
【0089】なお、上記実施形態では、ズームモータ9
およびフォーカスモータ35としてステッピングモータ
を用いた場合について説明したが、DCモータ等の他の
駆動源を用いるようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動源により回転駆動されて第1の可動レンズを光軸方
向に駆動する第1のスクリュー軸と、この第1のスクリ
ュー軸からの動力伝達により回転駆動されて第2の可動
レンズを光軸方向に駆動する第2のスクリュー軸とを設
けてレンズ駆動装置を構成しているので、従来の沈胴鏡
筒構造や前玉位置可変鏡筒構造のように、円筒カム環や
ヘリコイドの端面にカム面を形成したヘリコイド筒を用
いる等、複雑な機構を要することなく、1つの駆動源に
よる2つの可動レンズの光軸方向駆動を行うことができ
る。したがって、全長および光軸方向投影面積が小さな
コンパクトなレンズ駆動装置および光学機器を実現する
ことができる。
【0091】なお、第1スクリュー軸からギヤを介して
第2のスクリュー軸に動力を伝達する構成とすれば、第
1のスクリュー軸と第2のスクリュー軸とを互いに逆転
させて第1および第2の可動レンズを互いに逆方向に駆
動することができる。また、各スクリュー軸に設けられ
たギヤ間に中間ギヤを介在させれば、第1スクリュー軸
と第2のスクリュー軸とを同じ方向に回転させて第1お
よび第2の可動レンズを同じ方向に駆動することができ
る。さらに、ギヤ比設定を減速又は増速設定とすれば、
第1および第2の可動レンズの移動速度を異ならせるこ
とができる。
【0092】また、第1スクリュー軸からベルトを介し
て第2のスクリュー軸に動力を伝達する構成とすれば、
ギヤ伝達の場合に問題となり得る、バックラッシの影響
や発生騒音の改善を図ることができる。
【0093】また、第1および第2のスクリュー軸のう
ち少なくとも一方のリードをカムリードとすれば、この
カムリードを有するスクリュー軸の一定速回転に対して
可動レンズの駆動に非直線性を持たせることができる。
【0094】さらに、上記駆動源とは別の駆動源により
回転駆動されてこの第3の可動レンズを光軸方向に駆動
する第3のスクリュー軸を設ければ、2つの駆動源で3
つの可動レンズを駆動することができ、全長および光軸
方向投影面積が小さなコンパクトな、3群可動タイプの
レンズ駆動装置および光学機器を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに適した光学系の構成図。
【図2】本発明の第1実施形態であるレンズ駆動装置の
部分斜視図。
【図3】上記レンズ駆動装置を用いた光学系の部分構成
図。
【図4】上記レンズ駆動装置を備えたレンズ鏡筒の断面
図。
【図5】上記レンズ鏡筒の後面図。
【図6】上記レンズ鏡筒に用いられる絞りユニットの構
成図。
【図7】上記レンズ駆動装置を用いた光学系の全体構成
図。
【図8】本発明の第2実施形態であるレンズ駆動装置の
斜視図。
【図9】本発明の第3実施形態であるレンズ駆動装置の
斜視図。
【図10】従来のレンズ鏡筒の断面図。
【図11】従来のレンズ鏡筒の断面図。
【符号の説明】
1・・前玉レンズ群 2・・バリエーターレンズ群 3・・アフォーカルレンズ群 4・・フォーカシングレンズ群 5・・CCD 6,7,8・・ズーム中のレンズ群の移動軌跡 9・・ズームモータ 10・・第1のスクリュー軸 11,12・・ギア 13・・第2のスクリュー軸 14・・前玉保持枠 15・・V保持枠 16,18,36・・ラック部材 26・・固定レンズ群 27・・前部鏡筒 28・・後部鏡筒 29・・アフォーカル環 30・・メーター 31・・絞り地板 32・・風車部材 33・・絞り羽根 35・・フォーカスモータ 46・・F保持枠 81・・中間ギヤ 91,92・・プーリ 93・・タイミングベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金田 直也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 梅津 琢治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H044 BD11 BE03 BE08 EF02 EF08

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の可動レンズをそれぞれ
    光軸方向に駆動するレンズ駆動装置において、 駆動源により回転駆動されて前記第1の可動レンズを光
    軸方向に駆動する第1のスクリュー軸と、 この第1のスクリュー軸からの動力伝達により回転駆動
    されて前記第2の可動レンズを光軸方向に駆動する第2
    のスクリュー軸とを有することを特徴とするレンズ駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動源がステッピングモータである
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のスクリュー軸は前記駆動源の
    出力軸として形成されていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のスクリュー軸は、ギヤを介し
    て前記第2のスクリュー軸に動力を伝達することを特徴
    とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1のスクリュー軸は、中間ギヤを
    含むギヤ列を介して第2のスクリュー軸に動力を伝達す
    ることを特徴とする請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のスクリュー軸は、減速又は増
    速のためのギヤ比設定がなされたギヤ列を介して前記第
    2のスクリュー軸に動力を伝達することを特徴とする請
    求項4に記載のレンズ駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2の可動レンズをそれ
    ぞれ保持する保持部材に、これら保持部材に対して光軸
    方向にて一体的に、かつ光軸直交面内にて回動可能なラ
    ックが取り付けられており、 これら各ラックを前記各スクリュー軸に噛み合わせて、
    前記各スクリュー軸の回転により前記第1および第2の
    可動レンズが光軸方向に駆動されることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載のレンズ駆動装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のスクリュー軸のリ
    ードがそれぞれ一定であり、かつ前記第1のスクリュー
    軸のリードと前記第2のスクリュー軸のリードが互いに
    同じであることを特徴とする請求項1から7のいずれか
    に記載のレンズ駆動装置。
  9. 【請求項9】 前記第1および第2のスクリュー軸のリ
    ードがそれぞれ一定であり、かつ前記第1のスクリュー
    軸のリードと前記第2のスクリュー軸のリードが互いに
    異なることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記
    載のレンズ駆動装置。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2のスクリュー軸の
    うち少なくとも一方が、軸方向にてリードが変化するカ
    ムリードを有することを特徴とする請求項1から7のい
    ずれかに記載のレンズ駆動装置。
  11. 【請求項11】 前記第1のスクリュー軸は、ベルトを
    介して第2のスクリュー軸に動力を伝達することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から11のいずれかに記載の
    レンズ駆動装置を備えたことを特徴とする光学機器。
  13. 【請求項13】 物体側から像面側に向かって順に、凸
    のパワーを有して光軸方向に移動可能な前玉レンズと、
    凹のパワーを有して光軸方向に移動可能なバリエーター
    レンズと、凸のパワーを有して光軸方向について固定の
    アフォーカルレンズと、凸のパワーを有して光軸方向に
    移動可能なフォーカシングレンズとが少なくとも配置さ
    れた光学系を有し、 前記前玉レンズおよび前記バリエーターレンズのうち一
    方を前記第1のスクリュー軸により、他方を前記第2の
    スクリュー軸により駆動することを特徴とする請求項1
    2に記載の光学機器。
  14. 【請求項14】 光軸方向に移動可能な第3の可動レン
    ズと、 前記駆動源とは別の駆動源により回転駆動されて前記第
    3の可動レンズを光軸方向に駆動する第3のスクリュー
    軸とを有することを特徴とする請求項1から11のいず
    れかに記載のレンズ駆動装置。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載のレンズ駆動装置を
    備えたことを特徴とする光学機器。
  16. 【請求項16】 物体側から像面側に向かって順に、凸
    のパワーを有して光軸方向に移動可能な前玉レンズと、
    凹のパワーを有して光軸方向に移動可能なバリエーター
    レンズと、凸のパワーを有して光軸方向について固定の
    アフォーカルレンズと、凸のパワーを有して光軸方向に
    移動可能なフォーカシングレンズとが少なくとも配置さ
    れた光学系を有し、 前記前玉レンズ、前記バリエーターレンズおよび前記フ
    ォーカシングレンズを前記第1から第3のスクリュー軸
    によりそれぞれ駆動することを特徴とする請求項15に
    記載の光学機器。
  17. 【請求項17】 前記前玉レンズを前記第1のスクリュ
    ー軸により、前記バリエーターレンズを前記第2のスク
    リュー軸により、前記フォーカシングレンズを前記第3
    のスクリュー軸によりそれぞれ駆動することを特徴とす
    る請求項16に記載の光学機器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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