JP2564508Y2 - 位置調整機構 - Google Patents

位置調整機構

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JP2564508Y2
JP2564508Y2 JP1989075605U JP7560589U JP2564508Y2 JP 2564508 Y2 JP2564508 Y2 JP 2564508Y2 JP 1989075605 U JP1989075605 U JP 1989075605U JP 7560589 U JP7560589 U JP 7560589U JP 2564508 Y2 JP2564508 Y2 JP 2564508Y2
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adjusting
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shaft
adjustment
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JP1989075605U
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清 當摩
隆 島村
信義 井上
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株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野」 本考案はカメラ等における特に軸部材等の位置調整に
好適に用い得る位置調整機構に関する。
〔従来の技術〕
第3図は小型オート・フォーカス(以下AFと略す)カ
メラの要部の一構成例を示しているが、先づその基本動
作について説明する。図において、カメラ本体側の測距
手段によって測距されたカメラから被写体までの距離に
対応して、作動すべき段数として予め関連づけられてい
る駆動パルスがステッピングモータ1へ入力されると該
ステッピングモータ1はピニオン2及び伝達ギヤ群3を
介してAFカム4を回転せしめ、これにより、AFピン5と
一体化している前レンズ鏡筒6は後レンズ鏡筒7と共に
合焦位置となるように移動せしめられる。かかる合焦動
作中、ガイド軸8により支持されている前枠9及び基板
10は静止しているが、合焦動作終了後、シャッター動作
に入ると露出制御回路より電磁アクチュエータ11へ駆動
信号が入力され、これにより該電極アクチュエータ11は
駆動ピン11aを介して駆動レバー12を軸13の周りに回動
せしめる(第4図参照)。駆動レバー12は、その駆動ピ
ン12a及び駆動ピン12bを介して、軸14に枢支されたシャ
ッター羽根15及び16と連結しており、従って電磁アクチ
ュエータ11の駆動制御によってシャッター羽根15,16の
開口量及び開口時間を制御することにより露光調整を行
なうことができる。又、最大開口時には後述する規制カ
ムにより該駆動レバー12を介して必要に応じて開口量を
規制し得るようになっている。
ところで、前レンズ鏡筒6及び後レンズ鏡筒7は前枠
9及び基板10間に横架されたAFガイド軸17に沿って移動
するが、このAFガイド軸17の一端部は前枠9を貫通して
調整板18に嵌合孔18aに嵌着されていて、後述するよう
にこの調整板18の位置を微調節することにより前レンズ
鏡筒6及び後レンズ鏡筒7の光軸に対する平行度を調整
し得る。即ち、調整板18の両端部には第5図に示したよ
うに後述するガイド軸が挿通すべきガイド孔18b及び18c
が形成され、ガイド孔18cは両者を結んだ方向(以下、
長手方向という)に長穴に形成されている。そして、第
6図に示したようにガイド孔18b及び18cへガイド軸19及
び20が遊嵌した状態で挿通せしめられ、更にこれら両ガ
イド軸19及び20は調整板18との間に合成樹脂製のワッシ
ャ21及び22を介在せしめると共に前枠9側の夫々の端部
がかしめ付けられていて、これにより調整板18は通常の
使用状態では前枠9に対して不用意に動き得ないように
固定されている。そして更に、かかる調整板18の長手方
向に沿って長穴として形成された調整用孔18d及びこれ
と直交する方向に沿って長穴として形成された調整用孔
18eが設けられていると共に、上記前枠9にはこれらの
調整用孔18d及び18eに対応して後述する調整用偏心棒を
差し込むための嵌合孔23及び24が形成されている。調整
用偏心棒25(第3図参照)は上記嵌合孔23又は24と嵌合
すべき第一の軸25aと調整板18の調整用孔18d又は18eと
嵌合すべき第二の軸25bとが偏心して形成されていて、
従って、調整用偏心棒25の第一の軸25aを嵌合孔23と嵌
合せしめて(第6図)、左右に回転すると第二の軸25b
は、調整板18を固定せしめているガイド軸19又は20の固
定力に抗して該調整板18を主にその長手方向と直交する
方向に前枠9上を摺動せしめ、又、第一の軸25aを嵌合
孔24と嵌合させた場合にも上記と同様にして調整板18は
主に長手方向に前枠9上を摺動せしめられる。そしてこ
れを両方向に同時に摺動させることも可能であるがこれ
により、AFガイド軸17の調整板18側の端部は前枠9に対
して調整用孔18d及び18eの夫々長径によって画成される
範囲内であらゆる位置をとることができ、従って調整用
偏心棒25の操作によりかかるAFガイド軸17を介して前レ
ンズ鏡筒6及び後レンズ鏡筒7の光軸に対する平行度を
適宜調節することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、最近、撮影レンズの焦点距離を可変にする
ことができる複数焦点距離或いはズームレンズを具備す
るカメラに対する市場の要求が増えてきている。こうし
たズームレンズを備えたカメラにおいてズーム操作を行
なう場合、第3図に示したようにズーム環26を光軸方向
に沿って移動させて第一レンズ群及び第三レンズ群を所
望の位置に持ち来たし(尚、このとき前レンズ鏡筒6及
び後レンズ鏡筒7で成る第二レンズ群もガイド軸8に沿
って僅かながら移動する)、そしてこのようなズーム環
26の移動に伴って該ズーム環26に設けた規制カム27の傾
斜カム面27aにより駆動レバー12に対する規制位置(開
口量)がズーム量に応じて変化し得るようになってはい
るが、例えば規制カム27が第3図中、点線矢印により示
した方向に移動してきて前枠9に形成された凹溝9a内に
進入してくると調整板18の角部18f(第4図参照)に衝
突する危険性があり、又、このような危険を避けるため
に該調整板18の長手方向(特に凹溝9a側への方向)の調
整量が制限されざるを得ないという問題があった。この
種のカメラでは構成部品の小型化が不可欠であることは
言うまでもないが、かかる問題の例にてしても調整板18
が部品として大きくなっていることに原因があり、この
ように従来のカメラにおいて特に調整板18はその小型化
を図る上で、又、カメラの作動上でも不都合を生じさせ
ていた。
本考案は、かかる実情に鑑み、円滑な作動を保証する
と共ににカメラの小型化を有効に実現し得る、特に軸部
材の位置調整機構を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本考案による位置調整機構は、枠体に支持されるべき
軸部材の一端部を調整板に嵌着すると共に上記調整板を
ガイド軸によって上記枠体へ移動可能に取付けて、上記
調整板を介して軸部材の位置を調整し得るようになって
いるが、上記調整板に、偏心軸を有する少なくとも2個
の調整用部材が嵌入し得る略L字形の調整用孔を形成
し、上記調整板を上記調整用部材によって上記L字に沿
って移動せしめることにより上記軸部材の一端部の位置
を自在に調節し得る。
上記調整板の調整用孔はL字形であるから軸部材の一
端部を、該L字によって画成される調整板の移動範囲内
で所望の位置に持ち来たすことができるが、該調整用孔
は一体に形成されているのでそれ自体のためのスペース
が小さくて済み、従って調整板全体として小型化されて
いる。
〔実施例〕
以下、第1図及び第2図に基づき、従来例と同一の部
材には同一の符号を用いて本考案による位置調整機構の
一実施例を説明する。この第1図は駆動レバー12によっ
て右旋及び左旋せしめられたシャッター羽根15,16が閉
じた状態を示しているが、図中、18′は調整板、28は調
整板18′の長手方向に沿って形成された長穴部28a及び
該長手方向とは直交する方向に沿って形成された長穴部
28bが一体に連設されL字形をなした調整用孔である。
この調整用孔28の上記長穴部28a及び28bに対応して調整
用偏心棒25の第一の軸25aと嵌合すべき嵌合孔23′及び2
4′が前枠9に形成され、これら嵌合孔23′又は24′に
差し込まれた調整用偏心棒25の第二の軸25bが各上記長
穴部28a及び28bと嵌合するようになっていて、その他の
構成は従来例の場合と基本的に同様である。
本考案の位置調整機構は上記のように構成されている
から、調整用偏心棒25の第一の軸25aを嵌合孔23′又は2
4′と嵌合せしめて左右に回転することにより調整板1
8′を前枠9上でその長手方向及びこれと直交する方向
に摺動させ、そしてこれによる調整板18′の移動範囲は
調整用孔28の長穴部28a及び長穴部28bの夫々長径によっ
て画成されるが、これにより調整板18′に嵌着するAFガ
イド軸17の一端部をかかる調整板18′の移動範囲内の所
望の位置に持ち来たすことができる。従って、AFガイド
軸17を介して前レンズ鏡筒6及び後レンズ鏡筒7の光軸
に対する平行度を容易に調整し得る。
調整板18′の調整用孔28は前述したように長穴部28a
と従来例の調整用穴18eに相当すべき長穴部28bとが連設
されて一体になっているので第2図に示したように調整
板18′上でのスペースは小さくなっているから、ガイド
孔18c′を従来例のガイド孔18cよりも調整用孔28に寄せ
て形成でき、これにより調整板18′を小さくすることが
できる。即ち、調整板18′の角部18f′は、前枠9の凹
溝9aから大きく後退し(従来例の場合の角部18fを二点
鎖線により示してある)、従って調整板18′は特にその
長手方向について著しく小型化している。このため調整
用偏心棒25によって調整板28を移動せしめる際、角部18
f′が規制カム27に衝突する等の危険性を完全になくす
ることができ、これによりズーミング等円滑な作動が保
証される。
更に調整板18′を小型化することができたことによ
り、特に該調整板18′に隣接配置される他の部品との関
係において相互の配置スペースとして余裕ができ、これ
は部品の寸法精度をある程度緩和し得ることを意味す
る。従って、これにより個々の部品の製作が容易になる
ばかりか、それら多数の小部品により構成されるカメラ
全体として見た場合にもそれによる効果は極めて大き
い。
尚、上記実施例において本考案を特にカメラに適用し
た場合を説明したが、この例に限らず軸部材の平行度等
の位置調整のために好適に用い得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
上述のように本考案の位置調整機構によれば、特にカ
メラ等の小型化を有効に実現することができ、その上製
作の容易化を図り得る等の実用的な利点を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の位置調整機構の一実施例によるカメラ
要部の平面図、第2図は本考案に係る位置調整機構の調
整板の平面図、第3図は従来の位置調整機構が組み込ま
れているカメラ要部の側断面図、第4図は従来の位置調
整機構が組み込まれているカメラ要部の平面図、第5図
は従来の位置調整機構における調整板の平面図、第6図
は従来の位置調整機構の要部縦断面図である。 1……ステッピングモータ、3……伝達ギヤ群、4……
AFカム、5……AFピン、6……前レンズ鏡筒、7……後
レンズ鏡筒、8……ガイド軸、9……前枠、10……基
板、11……電磁アクチュエータ、12……駆動レバー、1
5,16……シャッター羽根、17……AFガイド軸、18′……
調整板、19,20……ガイド軸、21,22……ワッシャ、2
3′,24′……嵌合孔、25……調整用偏心棒、26……ズー
ム環、27……規制カム、28……調整用孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−65529(JP,A) 特開 昭61−203521(JP,A) 特開 昭62−273504(JP,A) 実開 昭60−39914(JP,U) 実開 昭62−5214(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】枠体に支持されるべき軸部材の一端部を調
    整板に嵌着すると共に上記調整板をガイド軸によって上
    記枠体へ移動可能に取付けて上記調整板を介して上記軸
    部材の位置を調整し得るようにした位置調整機構におい
    て、上記調整板に、偏心軸を有する少なくとも2個の調
    整用部材が嵌入し得る略L字形の調整用孔を形成し、上
    記調整板を上記調整用部材によって上記L字に沿って移
    動せしめることにより上記軸部材の一端部の位置を自在
    に調節し得るようにしたことを特徴とする位置調整機
    構。
JP1989075605U 1989-06-29 1989-06-29 位置調整機構 Expired - Lifetime JP2564508Y2 (ja)

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JPH0316132U JPH0316132U (ja) 1991-02-18
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JPS625214U (ja) * 1985-06-25 1987-01-13
JPH0690351B2 (ja) * 1987-09-04 1994-11-14 コニカ株式会社 自動焦点カメラ

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