JP5175240B2 - 包装された食品スライスを積層させる方法及びデバイス - Google Patents

Description

本発明は、複数枚のスライスの形態で提供され、特に個別に包装されたプロセス・チーズ・スライスのパックもしくはパケットの形態で提供される食品のパックを製造する方法に関する。本発明は更に、上記方法及び上記パック自体を実現するデバイスに関する。

特に、プロセス・チーズ処理の分野からは、複数枚の単一スライスを包装する多くの選択肢が知られている。製品の見栄えを良くするために、殆どの包装において、スライスは外側から消費者に対して容易に視認可能である。概略的に、２つの種類の包装様式が区別され得る。

一方においては、複数枚の単一チーズ・スライスを直接的に相互に重ねると共に、夫々が所定分量とされた自己付着的なこれらの複数枚のチーズ・スライスの斯かる積層体を皿形状の容器内に包装することが知られている。一体的に包装された斯かる複数枚のスライスの取出しを更に容易とするために、該複数枚のスライスは幾分か食い違い配置された様式で積層される。製造及び処理の間において、殆どの場合に各積層体はコンベア・ベルト上に位置されて搬送される。

他方において、当然乍ら、複数枚のスライスはフィルムにより個別的に囲繞されることから、その様に個別的に包装された複数枚のスライスの積層体は、特にフィルム状の付加的な外側包装材により更に囲繞される。一体的に包装された上述の複数枚のスライスと対照的に、個別的に包装された複数枚のスライスは殆どの場合、各スライスの縁部同士を揃えてブラシ・ベルトにより案内されることで垂直に積み重なり、特に各スライスが外側包装材により覆われる様に更に処理される。横臥姿勢におけるこの処理の問題は、個別的に包装された複数枚のスライスの各積層体は、それらが相互に重ねて位置されるならば容易に滑動するという事実に在る。この故に、水平的な処理は困難となることもある。

しかし、両方の方法に対し、夫々の場合においてこの様に生成されて包装された各積層体は、特にプロセス・チーズである夫々の食品から成る一種類のスライスのみから成ることが共通している。

故に本発明の目的は、技術的に簡素な手段及び対応デバイスにより実現される方法であって、特に種々の調製形態のチーズ・スライスであるという異なる種類の複数枚のスライスのパックを大量に且つ高速で製造し得るという方法を提案するに在る。

該目的は、請求項１の特徴部分の特徴を備えた方法及び請求項４に係るデバイスにより達成される。特定実施例は、夫々の従属請求項において言及される。

第１に、本発明は、（以下においては“パケット”とも称される）一般的であるひとつの完全パックが、複数枚の単一スライスから成る少なくとも２個の均一な単独積層体（もしくは“製品積層体”）であって、夫々の場合において単独積層体は数枚の、特に約５枚の単一スライスから成るという、少なくとも２個の均一な単独積層体から構成される、という本質的着想に基づいている。上記複数の単独積層体の各々は、夫々の場合おいて別体的な送給区画を介して収集箇所まで送給され、其処で複数の単独積層体は同期様式で相互に重ねて積層されることで完全パックを形成してからパケットを形成する。上記方法は、上記２個の製品積層体が個別的に包装された種々の調製形態の複数枚のプロセス・チーズ・スライスを含むときに実現することが特に非常に好適である。

この目的の為に、夫々の場合においてコンベア・ベルトとされ得る搬送手段を使用することにより、第１単独積層体は第１送給区画を介して所定搬送速度にて搬送され、且つ、第２単独積層体は第２送給区画を介して所定搬送速度にて搬送される。最初は選択的に相互に横方向に並置されて延在する上記各送給区画は、次に重畳して案内され、且つ、収集箇所を画成する摺動縁部にて上側送給区画が終端する前に、最終的には収集領域において重畳して平行に延在する。上側の単独積層体が滑落端面を越え、その下方に位置する単独積層体上へと摺動し得る前に、該上側の単独積層体の運動は適切な手段により、該２個の単独積層体が整然と積層されて単一のパケットを形成する様に、下方を移動する単独積層体に対して同期される。

故に、本発明に係る上記手法の本質的機能は、到来する２個の単独積層体を相互に位置適合的に積層してひとつのパケットを形成する点に在る。２個の単独積層体をこの様に一体的にすることは、縦列様式で前後に並べて配置された各デバイスにより反復され得る。この場合、プロセス・チーズの場合に各単独積層体は４枚〜１０枚程度の単一スライスとされ得る。上記手法の格別の利点は、種々の形式もしくは種々の調製形態の２個以上の単独積層体により、消費者に対して見栄えが良い最終製品が大きなスループットを以て製造されるという事実に在る。この場合、単独積層体毎に異なる枚数のスライスも可能である。この様に一体化された複数のパックであって夫々が２個の単独積層体を組み合わせたという複数のパックは、引き続いて包装機へと送給され得、該包装機により各パックは、消費者に対して優しい付加的な外側包装材を獲得する。この場合において特に無菌の包装を確実とするために、プロセス・チーズ・スライスという特定の場合、上記外側包装材が密封シールされたフィルム・スリーブにより形成されるならば特に好適である。本発明に係る上記手法に依れば、毎分当たりで１５０個までの完全パックが容易に製造され得る。

上記同期は特に、組み合わされるべき複数の単独積層体を搬送方向に関して後方から押し進める駆動器手段であって、各単独積層体を駆動器速度にて上記収集箇所を介して前方へと移動させることにより、上記２個の製品積層体を各送給区画から一定程度だけ押し出すという駆動器手段が配備されるときに、構造的に単純に支援され得る。これを達成するためには、下方から延在された駆動器手段を経由する摺動シートとして設計された案内シートの全体に亙り側方から適用された各ブラシ・ベルトにより上側の単独積層体が案内されれば好適である。

この押し出しもしくは“梳（す）き出し”は、上記駆動器手段の速度が上記２つの搬送速度の内の一方よりも大きく、特に、上側のブラシ・ベルトの搬送速度よりも大きいことで、夫々の搬送速度が異なり得るときに可能である。駆動器手段は、相互に重なり位置する上記２つの送給区画に対し、搬送方向に関して幾分か垂直に係合する駆動器アームであって、２個の製品積層体を夫々の場合において後方から押し進めるという駆動器アームを該駆動器手段が備えるときに、作成することが特に容易である。この様にして、単独積層体の整然とした積み重ねは容易に達成され得ることから、複数の単独積層体に当接して載置される上記駆動器アームによれば、各単独積層体が相互に対して動くことが阻止され得る。

特に好適な一実施例において、上記滑落端面は、下方に傾斜された薄寸の摺動シートで作成される。これは、上記摺動シートは小さな厚みで作成され得ることから、下側送給区画上で搬送される単独積層体の表面上へと上記滑落端面が特に接近してもたらされ得るという利点を有する。この様にして、上側の単独積層体の自由落下に対して利用される距離が短縮されることから、上側の積層体は、該積層体の下方の積層体上へと特に円滑に載置され得る。更に、スキージャンプと同様に上記摺動シートに“ジャンプ台”を配備することにより、２個の単独積層体の可及的に平行な案内を達成することが好適であり得る。処理されるべき各単独積層体が異なる高さであるときでさえも、下側の単独積層体の表面の直上の位置へと上記滑落端面をもたらし得るべく、上記摺動シートは枢動様式で取付けられることが好適である。

特に好適な実施例において上記摺動シートは、上記上側送給区画を介した単独積層体の送給が完全に遮断され得る如き様式で、上方に枢動され得る。この動作モードにおいて、パックは作成されないが、外側包装のための手段に対して単独積層体のみが送給される。同期のために配備された上記ウェブストラップ付きベルトもまた選択的に通常のコンベア・ベルトと交換されるべきであるという斯かる動作モード（“単元動作”）は、製造の暫定的な変更に対して使用され得る。上記枢動によれば、可能的な製品の詰まりも排除され得る。更に、この選択肢は、事故の回避に寄与する。

上記摺動シートの両側部に夫々配置され且つ単独積層体を側方から保持する各ブラシ・ベルトは、上記摺動シート上における制御式の下方運動に寄与する。斯かるブラシ・ベルトは、斯かる製品スライスの処理を行う業界において公知である。それらは表面上に多数の突出剛毛を有し、それにより、製品積層体は挟持様式で把持され得る。各ブラシ・ベルトは、挟持された単独積層体を該ブラシ・ベルトが下方に駆動してから該単独積層体を下側の製品積層体の表面上へと載置する如く、駆動される。上記ブラシ・ベルトは、駆動器手段として使用され且つ駆動器アームを備えるというる上記“ウェブストラップ付きベルト”上へと好適に傾斜的に下方へと製品積層体を搬送し、且つ、上記“ウェブストラップ付きベルト”は、上記摺動シートを下方から貫通すると共に上記ブラシ・ベルトによる上記案内要素から上側の単独積層体を“梳（す）き出す”。

本発明に係る上記手法において、複数の単独積層体は、２つの異なるコンベア・ベルトを介して特定のタイミング速度にて上記収集領域に対して送給される。もし各コンベア・ベルトのいずれかが例えば３０ｍ／分にて１２５個／分の単独積層体を搬送するとして、単独積層体が１０cmの長さを有するなら、２つの単独積層体間には約６cmの距離が在る。故に、２個の単独積層体は、約８cmだけ、すなわち、“クロック・サイクル”に基づいて約０.１５秒だけ食い違い配置され得る。斯かる差を効率的に比較し得るためには、到来する単独積層体を対応的に減速もしくは加速し得る更に短寸の同期ベルトを配備することが好適である。この場合に上記同期ベルトの制御は光バリヤにより実施され得、これによれば、側方通過する単独積層体の位置が識別される。両方のコンベア・ベルトにおいて配備され得る上記同期ベルトの長さは、上述の各パラメータから決定される。それは、処理されるべき単独積層体の長さの略々二倍である。

この同期は基本的に各コンベア・ベルトの搬送速度に依存することから、各コンベア・ベルトを個別的に融通自在に調節可能とすることが好適である。故に、２つのコンベア・ベルトの取入れ部において複数の単独積層体はカウントされ得ることから、速度が調整されたコンベア・ベルトに対する基本速度の決定が可能とされる。複数の単独積層体の配置に依存し、各ベルトに関しては重畳された動きが実行される。

２つのコンベア・ベルト上にては、調整された該第１及び第２のベルト上で各単独積層体が事前同期されて厳密な位置決めを確実とし得る様に、各単独積層体は同一個数ずつ到来する。調整された第３のベルトの後で、それは上記ウェブストラップ付きベルトへと順次に送給される。その速度は好適には、各積層体が常に該ウェブストラップ付きベルトへと進行する様に変更される。

複数の製品積層体が併合されて完全パックとされた後、後者は取出し区画を介して取出される。この場合、完全パックを上方から穏やかに押圧することで一定程度まで密着を引き起こす押圧手段を上記取出し区画に配備することが好適である。個別的に包装されたプロセス・チーズ・スライスの場合、特に外側包装材の取付けである更なる処理を簡素化するというこの優れた密着は特に、各スライス間に依然として残存する僅かな量の湿気に依るものである。最も単純な場合に上記押圧手段は、ローラ及び旋回レバーの重量を以て完全パックを上方から押し固める被動押圧ロールを有し得る。

これに加え、吐出口においては完全パックの高さ及び長さの監視を行い、且つ、上記方法により見出された一切の過剰物を次続的なステーションで排除することが好適である。分別された完全パックは選択的に、手動的に積み上げられて上記プロセスにおいて再利用され得る。これに加え、吐出口には、たとえば空気圧的スィッチの形態で接続された分離デバイスを備えた長さモニタ及び／又は高さモニタが配置され得る。完全パックの長さもしくは高さが不適切ならば、上記分離デバイスは個々の完全パックの排除も行う。概略的に、分別された完全パックはスィッチを介して、上記ベルトの外側位置のバッファ・テーブル上へと、すなわち製品幅を約２.５倍した広幅帯片上へと押し出され、且つ、必要であれば、工場の作業員により上記サイクルへと戻し送給され得る。

以下において本発明は、図１乃至図３に基づき更に詳細に説明される。

パックを製造するデバイスの側面図である。 パックを製造するデバイスを示す図である。 上記デバイスの収集領域を示す図である。

図１には、パック７を製造する第１デバイスが側面図で示される。これは、第１の製品積層体２の水平搬送のための第１の上側送給区画１と、第２の製品積層体４の水平搬送のための第２の下側送給区画３とを有している。選択的に、製品積層体２及び４に存在するシール継目は、搬送方向で見て右及び左に配置される。送給区画１及び３は搬送手段としてコンベア・ベルトを有し、それらは夫々の場合において夫々の製品積層体２及び４を矢印方向に所定送給速度で移動させる。各コンベア・ベルトは、別体的に起動され得る複数の駆動ローラ５により制御される。収集領域において各コンベア・ベルトは相互に重ねて配置され、上記上側送給区画は滑落端面６にて終端する（図３も参照）。

滑落端面６を介して到着した製品積層体２が製品積層体４上へと整然と載置されることを確実とするために、同期のための手段が配備される。後者は、一方では図示しない光バリヤを備え、これは、送給区画１及び３において製品積層体が側方通過したか否か、及び、いつ側方通過したかを検出する。同期ベルトとして設計されたコンベア・ベルト８及び９は、上記光バリヤからの情報により、各製品積層体２が概略的に同期様式で収集領域１０に到達する様に加速もしくは減速される。この場合、斯かる３つの同期ベルトa）、b）及びc）が上方及び下方の夫々に存在する。

収集領域１０においてコンベア・ベルト１１は、下方に傾斜された摺動シートであって滑落端面６を形成するという摺動シート１２へと切換えられる。摺動シート１２の傾斜は、上記下側送給区画に対して搬送された製品積層体１３の表面の僅かに上方に滑落端面６が達する様に調節される（図３）。摺動シート１２の両側には下方搬送用ブラシ・ベルト１４が夫々配置され、且つ、これらのブラシ・ベルトは各ブラシ毛房２０間に到来する製品積層体を挟持して、それらを滑落端面６を越えて下方へと案内する。

図２において、送給区画１及び３は平面図で示される。上側送給区画１は、収集領域１０の手前にて上昇され、且つ、S字曲線２１を介して下側送給区画３へと案内される。その場合、滑落端面６の手前にて両方の送給区画は厳密に平行に延在する。

同期のための上記手段は更に、駆動器アーム１５を備える連続的なウェブストラップ付きベルト１６として設計された駆動器デバイスを有する。図３において理解され得る如く、駆動器アーム１５は、相互に重ねて位置された２つの送給区画１７及び１８を貫通する。駆動器アーム１５は、２個の製品積層体、すなわち、コンベア・ベルト３上に着座する下側の製品積層体１３、及び、各ブラシ・ベルト１４間に挟持された上側の製品積層体１９に当接して後方から押し進めると共に、最大搬送速度より大きいか又は少なくとも該最大搬送速度に等しい駆動器速度にて、上記滑落端面を越えて各製品積層体を押し進めることで、それらを相互に重ねて載置することも明らかである。“押し進めている”上記駆動器アームに対し各パックが当接して着座する様に、該パックは、当該ウェブストラップの両側に配置されたバッフルにより、ウェブストラップに当接して押圧される。ブラシ・ベルト１４は単独積層体１９を、上記ウェブストラップ付きベルトに向けて傾斜して下方に搬送する。次に上記駆動器アームは、完全パックを捕捉する。単独積層体１９に対する駆動器アーム１５の高信頼性の押圧を確実とすべく、ブラシ・ベルト１４は下側コンベア・ベルト３よりも幾分か低速で進行する。

収集の後、完全パック７を解放する放出区画２２が配備されることから、放出区画２２において被動押圧ローラ２３は、特にローラ及び旋回レバーの重量を以て上方から完全パック７を押し固める。上記放出部においては完全パック７の監視も行われ、その際に高さはレーザ・センサにより且つ長さは光スキャナにより検証される。単元動作において上記ローラは、まさに上側位置において停止され得る。

１ 第１の上側送給区画
２ 第１の製品積層体
３ 第２の下側送給区画／下側コンベア・ベルト
４ 第２の製品積層体
５ 駆動ローラ
６ 滑落端面
７ 完全パック
８ コンベア・ベルト
９ コンベア・ベルト
１０ 収集領域
１１ コンベア・ベルト
１２ 摺動シート
１３ 製品積層体
１４ 下方搬送用ブラシ・ベルト
１５ 駆動器アーム
１６ ウェブストラップ付きベルト
１７ 送給区画
１８ 送給区画
１９ 製品積層体／単独積層体
２０ ブラシ毛房
２１ Ｓ字曲線
２２ 放出区画
２３ 被動押圧ローラ

Claims (13)

1. 複数枚のスライスの形態で提供される食品の完全パック（７）を製造する方法において、
   完全パック（７）は、複数枚のスライスの２個の均一な製品積層体（２、４）から一体化され、
   夫々の場合において搬送手段により所定搬送速度にて、上記第１の製品積層体（２）は第１の送給区画（１）を介して搬送され且つ上記第２の製品積層体（４）は第２の送給区画（３）を介して搬送され、
   上記送給区画（１、３）は収集領域（１０）において重畳して平行に延在し、且つ、上記上側送給区画（１）は収集領域（１０）を画成する滑落端面（６）にて終端し、
   同期のための手段は、上記滑落端面（６）を介して到着した製品積層体（２）が、上記下側送給区画に対して搬送された製品積層体（４）上へと整然と載置される如く調節されることを特徴とする方法。
2. 前記２個の製品積層体（２、４）は、個別的に包装された種々の調製形態の複数枚のプロセス・チーズ・スライスを含む請求項１記載の方法。
3. 同期のための前記手段は、一体化されるべき前記２個の製品積層体（２、４）を搬送方向に関して後方から押し進め且つ前記収集領域（１０）を越えて所定の駆動器速度にて前方に移動する駆動器手段（１５）を有し、
   上記駆動器速度は、前記駆動器手段の側部に配置されかつ前記製品積層体を側方から保持するブラシ・ベルト（１４）により特定される搬送速度よりも大きい請求項１又は２に記載の方法。
4. 一体化された前記２個の製品積層体（２、４）の前記完全パック（７）は、密封シールされたフィルム・スリーブである外側包装材により包装される請求項１〜３のいずれか一項に記載の方法。
5. 複数枚のスライスの形態で提供される食品の完全パック（７）を製造し、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法を実現するデバイスであって、
   該デバイスは、前記第１の製品積層体（２）の水平搬送のための第１の送給区画（１）と、前記第２の製品積層体（４）の水平搬送のための第２の送給区画（３）とにより特徴付けられ、
   各送給区画（１、３）に対しては、夫々の製品積層体（２、４）を所定送給速度にて移動させる搬送手段が割当てられ、
   上記２つの送給区画（１、３）は、収集領域（１０）において相互に重ねて配置され、
   上記上側送給区画（１）は収集領域（１０）において滑落端面（６）にて終端し、
   上記下側送給区画（３）に対して搬送された上記製品積層体上へと、上記滑落端面（６）を介して到達した製品積層体の整然とした積み重ねを達成する同期のための手段が配備されるデバイス。
6. 前記滑落端面（６）を、下方に傾斜された摺動シート（１２）が形成し、
   上記傾斜は、前記下側送給区画（３）に対して搬送された前記製品積層体（４）の表面の直上に上記滑落端面（６）が配置される如く調節される請求項５記載のデバイス。
7. 前記摺動シート（１２）は、前記上側送給区画（１）を作動停止させるために上方に枢動され得る請求項６記載のデバイス。
8. 前記摺動シートの両側部上には下方搬送コンベア・ベルト（“ブラシ・ベルト”）（１４）が夫々配置され且つ該ベルトの表面は多数の突出ブラシ毛房（２０）が配備され、
   上記ブラシ・ベルト（１４）は上記ブラシ毛房間に製品積層体を挟持してそれを下方に案内する請求項６記載のデバイス。
9. 前記同期のための手段は駆動器アーム（１５）である駆動器手段であって、該駆動器アームは、相互に重ねられた前記２つの送給区画を貫通し且つ駆動器速度にて移動される、請求項５〜８のいずれか一項に記載のデバイス。
10. 前記駆動器速度は最大搬送速度より大きいか、又は、少なくとも該最大搬送速度に等しく、
    前記駆動器手段（１５）は、前記２個の製品積層体（２、４）を後方から押し進めると共に、該製品積層体を前記滑落端面（６）を越えて前方に案内する請求項９記載のデバイス。
11. 前記同期のための手段は、側方通過される製品積層体を検出する光バリヤと、上記側方通過される製品積層体を加速もしくは減速する同期ベルトとを有する、請求項５〜１０のいずれか一項に記載のデバイス。
12. 当該デバイスは前記完全パック（７）を取出す放出区画（２２）により特徴付けられ、
    上記放出区画（２２）においては、ローラ及び旋回レバーの重量を以て被動押圧ローラ（２３）が上記完全パック（７）を押し固める、請求項５〜１１のいずれか一項に記載のデバイス。
13. 個別的に包装された複数枚の食品スライスの少なくとも２個の製品積層体、個別的に包装された種々の調製形態の複数枚のプロセス・チーズ・スライスの少なくとも２個の製品積層体を含む完全パックであって、請求項１〜４のいずれか一項に記載の方法に従い製造された完全パック。

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