JP5941699B2 - 搬送設備 - Google Patents

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Description

本発明は、付属品を重ねた物品を順次搬送する搬送設備に関する。
食品や日用品などの物品を包装する包装ラインでは、物品が包装機に次々と供給され、フィルムなどの包装材料によって個別に包装される。
物品の包装機への供給は、物品を載せて連続的に搬送する搬送設備によって行われる。搬送設備には、フィンガーコンベアやベルトコンベアなどが用いられる。
フィンガーコンベアは、搬送面上を走行するフィンガーが物品を押し進めるので、物品を確実に搬送できる。ただし、フィンガーコンベアは、搬送中の物品が搬送面と摩擦するので、変形したり崩れたりしやすい物品(パン、菓子など)を搬送する場合には適さない。
ベルトコンベアは、搬送面自体が走行するので、フィンガーコンベアとは異なり、搬送中の物品が搬送面と摩擦することはない。このため、ベルトコンベアは、変形したり崩れたりしやすい物品を搬送する場合に適している。
食品などの物品は、脱酸素剤(例えば、エージレス(登録商標))や乾燥剤(例えば、シリカゲル)が収容された小袋などの付属品と共に搬送され、当該付属品と一緒に包装されることがある。このような付属品は、特許文献1に記載の供給装置を用いることで、搬送中の物品の上方に供給される。具体的に、供給装置では、複数の付属品が帯状に連なった連続体が個々に切断される。そして、付属品は、自重によって落下させられて、搬送中の物品の上部に重ねられる。
ただし、物品の上部に丸みや傾斜がある場合には、付属品が物品の上部から滑り落ちるおそれがあるので、上述の供給装置を用いることは適さない。このため、物品の上部に丸みや傾斜がある場合には、付属品を物品の下方に位置させて搬送することが好ましい。また、物品の上部に丸みや傾斜がない場合であっても、顧客(物品を製造して包装するメーカー)の要望により、付属品を物品の下方に位置させて搬送することがある。そこで、特許文献2に記載のフィンガーコンベアにおいては、付属品を物品の下方に位置させて搬送することを実現している。
特開平05−097129号公報(段落[0002]および[0003]参照) 実開昭57−074313号公報
一方、ベルトコンベアにおいて、付属品を物品の下方に位置させて搬送することを実現したものは存在しない。また、付属品を物品の下方に位置させて搬送することを実現した搬送設備は、ベルトコンベアに限定されず、プレートコンベアやローラコンベアなど、搬送面自体が走行するものにおいて存在しない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、付属品を物品の下方に位置させて搬送できる搬送設備を提供することを目的とする。
(1)本発明は、物品および付属品を重ねて順次搬送する搬送設備であって、供給される前記物品が等間隔となるように搬送速度を適宜変化させながら走行する上側搬送面にて前記物品を搬送する上側コンベア装置と、前記上側コンベア装置の下方に配置され、前記物品を、走行する下側搬送面の途中で引き継いで搬送する下側コンベア装置と、前記下側搬送面の上流に、該下側搬送面の流れ方向と平行に往復運動し、前記流れ方向を送入方向として前記付属品を送り入れるプッシャ装置と、前記プッシャ装置に向けて、前記送入方向の直角方向に前記付属品を搬送するフィンガーコンベアと、を備え、前記プッシャ装置は、適宜変化する前記上側コンベア装置の上側搬送面の搬送速度に応じた速度で運動し、前記上側搬送面にて搬送中の前記物品と同期させて前記下側搬送面に前記付属品を送り入れることを特徴とする、ことを特徴とする搬送設備である。
本発明によれば、上側搬送面にて搬送中の物品と同期させて、送入装置によって下側搬送面に付属品を送り入れるので、下側搬送面の途中で物品を引き継ぐ際に、当該物品を付属品の上に重ねることができる。これにより、付属品を物品の下方に位置させて搬送できる。
(2)本発明はまた、前記上側ベルトコンベア装置は、前記上側搬送面における少なくとも下流側の先端が下方に傾斜することを特徴とする、上記(1)に記載の搬送設備である。
上記発明によれば、上側搬送面および下側搬送面における物品を引き継ぐ箇所の高低差を小さくできる。これにより、引継ぎの際に物品に掛かる衝撃を小さくできる。結果、物品が変形したり崩れたりすることを防止できる。
(3)本発明はまた、前記上側コンベア装置は、前記上側搬送面を構成する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを上流で走行可能に支持する上流支持部材と、前記搬送ベルトを中流で走行可能に支持する中流支持部材と、前記搬送ベルトを下流で走行可能に支持し、前記上側搬送面における前記中流支持部材より下流側を下方に傾斜させる下流支持部材と、前記中流支持部材を中心に前記下流支持部材を上方に揺動させる揺動アームと、を備え、前記搬送ベルトは、前記上側搬送面における前記中流支持部材より下流側を下方に傾斜させた場合に、前記上側搬送面が走行可能となる張力が掛かる長さを有することを特徴とする、上記(2)に記載の搬送設備である。
上記発明によれば、搬送ベルトに過剰な張力が掛かることを防止できる。また、メンテナンスなどのために揺動アームを上方に揺動させた場合、搬送ベルトに掛かる張力を低減できる。すなわち、不使用時に、上側コンベア装置に掛かる負荷を解除または低減できる。
(4)本発明はまた、前記物品は、前工程の装置から間隔をランダムにして前記上側コンベア装置の前記上側搬送面に供給され、前記プッシャ装置は、前記フィンガーコンベアから搬送されて待機中の前記付属品を前記物品と同期させて前記下側搬送面に送り入れることを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の搬送設備である。

(5)本発明はまた、前記付属品は、前記物品より小さい寸法を有することを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかに記載の搬送設備である。
本発明の上記(1)〜(5)に記載の搬送設備によれば、付属品を物品の下方に位置させて搬送できる。
本発明に係る搬送設備を上方から視た概略図である。 図1における矢印IIの方向に視た搬送設備の側面図である。 搬送設備の上面図である。 図1における矢印IVの方向に視た搬送設備の側面図である。 上側ベルトコンベア装置の側面図であり、(A)は使用状態を示し、(B)は不使用状態を示す。 制御ユニットの機能構成を示すブロック図である。 下側搬送面に小袋を送り入れるタイミングを説明する搬送設備の側面図であり、(A)は動作前を示し、(B)は動作中を示し、(C)は動作後を示す。
以下、図面を参照して、本発明に係る搬送設備について詳細に説明する。
まず、図1〜図6を用いて搬送設備1の構成について説明する。図1は、搬送設備1を上方から視た概略図である。図2は、搬送設備1の側面図である。図3は、搬送設備1の上面図である。図4は、搬送設備1の側面図である。図5は、上側ベルトコンベア装置14の側面図である。同図(A)は使用状態を示し、同図(B)は不使用状態を示す。図6は、制御ユニット15の機能構成を示すブロック図である。なお、各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、各図において、部材の厚みを適宜誇張して表現する。
図1に示す搬送設備1は、バウムクーヘンXA1を脱酸素剤の小袋YA1と一緒に包装するラインで使用される。この搬送設備1は、小袋YA1をバウムクーヘンXA1の下部に重ねて搬送する。
バウムクーヘンXA1は、肉厚円環状(ドーナツ状)を呈するケーキであり、変形したり崩れたりしやすい物品である。本実施形態のバウムクーヘンXA1は、肉厚円環状の全体から一部をカットした肉厚円弧状を呈し、カットした面が上面および底面となる姿勢で搬送される。すなわち、図2に示すように、バウムクーヘンXA1は、上部に傾斜を有する。このため、小袋YA1をバウムクーヘンXA1の上部に重ねた場合、当該小袋YA1がバウムクーヘンXA1の上部から滑り落ちるおそれがある。このことから、小袋YA1をバウムクーヘンXA1に重ねて搬送する場合、本実施形態のように、小袋YA1をバウムクーヘンXA1の下部に重ねて搬送する必要がある。小袋YA1は、バウムクーヘンXA1より小さい寸法を有する。
なお、本明細書では、バウムクーヘンXA1を例に説明するが、本発明は、その他の食品や日用品などの各種物品の場合に適用できる。そして、本明細書では、脱酸素剤の小袋YA1を例に説明するが、本発明は、その他の小袋など、各種付属品の場合に適用できる。
図1に戻って説明する。具体的に、搬送設備1は、小袋供給装置10と、フィンガーコンベア装置11と、プッシャ装置12と、下側ベルトコンベア装置13と、上側ベルトコンベア装置14と、センサ(図示省略)と、制御ユニット15(図6参照)と、を備えている。
搬送設備1の各部は、制御ユニット15によって統括的に制御される。すなわち、搬送設備1の各部は、制御ユニット15の制御下において動作して、その動作状況が制御ユニット15によって管理される。
小袋供給装置10は、フィンガーコンベア装置11に小袋YA1を供給する装置である。この小袋供給装置10は、フィンガーコンベア装置11の上方に配置され、当該フィンガーコンベア装置11に向けて、小袋YA1を一つずつ順次投下させる。
具体的に、小袋供給装置10は、複数の小袋YA1が帯状に連なった小袋連続体(図示省略)を個々に切断する。そして、小袋供給装置10は、個々に切断された小袋YA1を、フィンガーコンベア装置11の搬送面18(図2および図3参照)に向けて自重によって落下させ、またはリンク装置(例えば、特許第4099189号(図4参照)の装置)にて吸着して移載する。なお、小袋供給装置10の詳細は、例えば、特開平05−097129号公報を参照されたい。
図2および図3に示すフィンガーコンベア装置11は、小袋供給装置10から一つずつ順次供給される小袋YA1を、プッシャ装置12に向けて搬送する装置である。このフィンガーコンベア装置11は、下側ベルトコンベア装置13における下側搬送面33aの流れ方向の直角方向に小袋YA1を搬送する。
具体的に、フィンガーコンベア装置11は、スリット17を有する搬送面18と、この搬送面18上の小袋YA1を側方からガイドする一対のサイドガイド19と、駆動用のスプロケット20と、従動用のスプロケット21,22と、これらのスプロケット20〜22に引っ掛けられて走行する環状のチェーン23と、このチェーン23に等間隔のピッチで取り付けられた複数のフィンガー24と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、を備えている。
駆動用のスプロケット20は、サーボモータの駆動によって回転する。従動用のスプロケット21,22は、チェーン23の走行によって、駆動用のスプロケット20に連動して回転する。チェーン23は、駆動用のスプロケット20の回転によって循環するように走行する。
複数のフィンガー24は、スリット17を介して搬送面18の下方から上方に突出する。これら複数のフィンガー24は、チェーン23の走行によって、搬送面18上を走行する。これにより、複数のフィンガー24は、搬送面18上の小袋YA1を押送してプッシャ装置12に送り出す。
図3および図4に示すプッシャ装置12は、フィンガーコンベア装置11から一つずつ送り出された小袋YA1を、下側ベルトコンベア装置13における下側搬送面33aの上流に、当該下側搬送面33aの流れ方向を送入方向として送り入れる装置である。
具体的に、プッシャ装置12は、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、このサーボモータの回転動力を往復運動に変換する往復滑り子機構26と、この往復滑り子機構26の往復運動を利用して小袋YA1を押送するプッシャ本体27と、を備えている。プッシャ本体27は、往復滑り子機構26の駆動によって平行移動することで小袋YA1を押送して、当該小袋YA1を下側ベルトコンベア装置13における下側搬送面33aに送り入れる。
このプッシャ装置12は、後で詳述するように、上側ベルトコンベア装置14における上側搬送面39aにて搬送中のバウムクーヘンXA1と同期させて、下側ベルトコンベア装置13における下側搬送面33aに小袋YA1を送り入れる。すなわち、プッシャ装置12は、下側搬送面33aにて搬送される小袋YA1の位置が、上側搬送面39aにて搬送中のバウムクーヘンXA1の真下となるタイミングで、下側搬送面33aに小袋YA1を送り入れる。
また、プッシャ装置12は、複数段階の速度で動作する。具体的に、プッシャ装置12は、下側ベルトコンベア装置13の動作速度に応じた速度(例えば、下側ベルトコンベア装置13の動作速度と同じ速度)に切り換えて動作する。
図4に示す下側ベルトコンベア装置13は、プッシャ装置12から一つずつ送り入れられた小袋YA1の上部に、上側ベルトコンベア装置14から引き継いだバウムクーヘンXA1を重ね、包装機(図示省略)に向けて搬送する装置である(図7(A)〜図7(C)参照)。この下側ベルトコンベア装置13は、上側ベルトコンベア装置14と平行となるように、当該上側ベルトコンベア装置14の下方に配置されている。また、下側ベルトコンベア装置13は、上側ベルトコンベア装置14の下流側の先端が自身の途中(中流部分)の上方に位置するように配置されている。
具体的に、下側ベルトコンベア装置13は、駆動用のローラ30と、従動用のローラ31,32と、これらのローラ30〜32に引っ掛けられて走行する環状の搬送ベルト33と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、バウムクーヘンXA1および小袋YA1を側方からガイドする一対のサイドガイド34と、を備えている。
駆動用のローラ30は、サーボモータの駆動によって、速度可変で連続回転する。従動用のローラ31,32は、搬送ベルト33の連続走行によって、駆動用のローラ30に連動して連続回転する。搬送ベルト33は、駆動用のローラ30の連続回転によって循環するように速度可変で連続走行する。すなわち、搬送ベルト33は、走行する下側搬送面33aを構成する。
このような下側ベルトコンベア装置13は、小袋YA1を搬送すると共に、バウムクーヘンXA1を、下側搬送面33aの途中で引き継いで搬送する。
上側ベルトコンベア装置14は、前工程の装置(図示省略)から一つずつ供給されたバウムクーヘンXA1を、下側ベルトコンベア装置13に向けて搬送する装置である。この上側ベルトコンベア装置14は、下側ベルトコンベア装置13と平行となるように、当該下側ベルトコンベア装置13の上方に配置されている。また、上側ベルトコンベア装置13は、自身の下流側の先端が下側ベルトコンベア装置13の途中(中流部分)の上方に位置するように配置されている。
具体的に、上側ベルトコンベア装置14は、上流に配置された駆動用のローラ36と、中流に配置された従動用のローラ37と、下流に配置された従動用のローラ38と、これらのローラ36〜38に引っ掛けられて走行する環状の搬送ベルト39と、動力源となるサーボモータ(図示省略)と、下流のローラ38を中流のローラ37を中心に揺動させる揺動アーム40と、を備えている。
駆動用のローラ36は、サーボモータの駆動によって、速度可変で連続回転する。この駆動用のローラ36は、搬送ベルト39を上流で走行可能に支持する上流支持部材として機能する。
従動用のローラ37,38は、搬送ベルト39の連続走行によって、駆動用のローラ36に連続して連続回転する。従動用のローラ37は、搬送ベルト39を中流で走行可能に支持する中流支持部材として機能する。従動用のローラ38は、搬送ベルト39を下流で走行可能に支持する下流支持部材として機能する。
搬送ベルト39は、駆動用のローラ36の連続回転によって循環するように速度可変で連続走行する。すなわち、搬送ベルト39は、走行する上側搬送面39aを構成する。
また、搬送ベルト39は、下側ベルトコンベア装置13を構成する搬送ベルト33と同じ速度で連続走行する。すなわち、上側ベルトコンベア装置14の上側搬送面39aにて搬送するバウムクーヘンXA1の速度は、下側ベルトコンベア装置13の下側搬送面33aにて搬送する小袋YA1の速度と同じになる。
揺動アーム40は、下流のローラ38を、使用位置(図5(A)参照)および不使用位置(図5(B)参照)の間で揺動させる可動式の構造物である。
図5(A)に示す使用位置は、上側搬送面39aにおける下流側の先端を下方に傾斜させる位置である。揺動アーム40は、搬送設備1の使用時に、下流のローラ38を使用位置(図5(A)参照)にする。
図5(B)に示す不使用位置は、下流のローラ38を使用位置(図5(A)参照)から上方に揺動させた位置である。揺動アーム40は、搬送設備1のメンテナンス時などの不使用時に、下流のローラ38を不使用位置(図5(B)参照)にする。
センサ(図示省略)は、上側搬送面39a上におけるバウムクーヘンXA1の有無を検知する装置である。具体的に、センサは、下側ベルトコンベア装置13の上流側の基端の上方において、上側搬送面39a上におけるバウムクーヘンXA1の有無を検知する。そして、センサは、検知結果を信号にして出力する。
このセンサには、周知の反射型フォトセンサを採用できる。具体的に、センサは、投光部および受光部(いずれも図示省略)を備えている。センサは、上側搬送面39aまたはその上のバウムクーヘンXA1に向けて投光部から光を投射すると共に、上側搬送面39aまたはその上のバウムクーヘンXA1からの反射光を受光部に入射させる。センサは、上側搬送面39aで反射した光の量と、バウムクーヘンXA1で反射した光の量と、の違いによって、バウムクーヘンXA1の有無を検知する。なお、センサは、バウムクーヘンXA1の有無を検知できればよく、反射型のフォトセンサに限定されることはない。
制御ユニット15(図6参照)は、CPU、RAMおよびROMなど(いずれも図示省略)から構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行されるプログラムを記憶する。
図6に示されるように、制御ユニット15は、プログラム実行後の機能構成として、センシング部43と、駆動制御部44と、などを備えている。
センシング部43は、センサの検知結果(センシングデータ)を常に取得して、駆動制御部44に伝達する。駆動制御部44は、センシング部43で取得した検知結果を参照して、プッシャ装置12などを制御する。
次に、搬送設備1におけるバウムクーヘンXA1および小袋YA1の流れを、図7に基づいて説明する。図7は、下側搬送面33aに小袋YA1を送り入れるタイミングを説明する搬送設備1の側面図である。同図(A)は動作前を示す。同図(B)は動作中を示す。同図(C)は動作後を示す。
小袋YA1は、小袋供給装置10からフィンガーコンベア装置11の搬送面18に一つずつ落下させられる。そして、小袋YA1は、フィンガーコンベア装置11によって搬送され、プッシャ装置12に送り出される。
一方、バウムクーヘンXA1は、前工程の装置(図示省略)から間隔をランダムにして順次上側ベルトコンベア装置14の上側搬送面39aに供給される。この時点において、小袋YA1は、プッシャ装置12にて待機中となる。そして、バウムクーヘンXA1は、上側ベルトコンベア装置14の上側搬送面39にて搬送される(図7(A)参照)。この時、上側搬送面39の搬送速度は、搬送中のバウムクーヘンXA1が等間隔となるように適宜変化するように制御されている(図4参照)。
小袋YA1は、上側搬送面39aにて搬送中のバウムクーヘンXA1が真上に位置するタイミングで、プッシャ装置12によって、下側ベルトコンベア装置13の下側搬送面33aに送り入れられる(図7(B)参照)。
小袋YA1は、バウムクーヘンXA1の真下に位置するように下側搬送面33a上を搬送される。バウムクーヘンXA1は、小袋YA1の真上に位置するように上側搬送面39a上を搬送される。そして、バウムクーヘンXA1は、下側搬送面33aに引き継がれ、小袋YA1の上部に重ねられる(図7(C)参照)。その後、バウムクーヘンXA1および小袋YA1は、重ねられた状態で包装機(図示省略)に向けて搬送される。
このように、搬送設備1によれば、上側搬送面39aにて搬送中のバウムクーヘンXA1と同期させて、プッシャ装置12によって下側搬送面33aに送り入れるので、下側搬送面33aの途中でバウムクーヘンXA1を引き継ぐ際に、当該バウムクーヘンXA1を小袋YA1の上に重ねることができる。これにより、小袋YA1をバウムクーヘンXA1の下方に位置させて搬送できる。
そして、上側搬送面39aにおける下流側の先端が下方に傾斜しているので、上側搬送面39aおよび下流側搬送面33aにおけるバウムクーヘンXA1を引き継ぐ箇所の高低差を小さくできる。これにより、引継ぎの際にバウムクーヘンXA1に掛かる衝撃を小さくできる。結果、バウムクーヘンXA1が変形したり崩れたりすることを防止できる。
また、上側ベルトコンベア装置14を構成する搬送ベルト39は、上側搬送面39aにおける中流のローラ37より下流側を下方に傾斜させた場合に、上側搬送面39aが走行可能となる張力が掛かる長さを有するので、搬送ベルト39に過剰な張力が掛かることを防止できる。また、メンテナンスなどのために揺動アーム40を上方に揺動させた場合、搬送ベルト39に掛かる張力を低減できる。すなわち、不使用時に、上側ベルトコンベア装置14に掛かる負荷を解除または低減できる。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨および技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、形状、材質、向き、数量などは適宜変更できる。
あるいは、上記実施形態において、プッシャ装置12に向けて小袋YA1を搬送する搬送装置として、フィンガーコンベア装置11を採用したが、本発明は、これに限定されず、プッシャ装置12に向けて、送入方向の直角方向に小袋YA1を搬送する搬送装置であれば、いずれの装置を採用してもよい。例えば、ベルトコンベアやサイドフィンガーコンベア、プッシャ装置などが挙げられる。
あるいは、上記実施形態において、下側搬送面33aの上流に、当該下側搬送面33aの流れ方向を送入方向として小袋YA1を送り入れる送入装置として、プッシャ装置12を採用したが、本発明は、これに限定されず、上側搬送面39aにて搬送中のバウムクーヘンXA1と同期させて下側搬送面33aに小袋YA1を送り入れる装置であれば、いずれの装置を採用してもよい。例えば、フィンガーコンベアなどが挙げられる。
あるいは、上記実施形態において、バウムクーヘンXA1を搬送する装置として上側ベルトコンベア装置14を採用したが、本発明は、これに限定されず、搬送面自体が走行する上側コンベア装置であれば、いずれの装置を採用してもよい。例えば、プレートコンベアやローラコンベアなどが挙げられる。
あるいは、上記実施形態において、小袋YA1を搬送すると共にバウムクーヘンXA1を自身の途中で引き継いで搬送する装置として、下側ベルトコンベア装置13を採用したが、本発明は、これに限定されず、搬送面自体が走行する下側コンベア装置であれば、いずれの装置を採用してもよい。例えば、プレートコンベアやローラコンベアなどが挙げられる。
1 搬送設備
11 フィンガーコンベア装置(搬送装置)
12 プッシャ装置(送入装置)
13 下側ベルトコンベア装置(下側コンベア装置)
14 上側ベルトコンベア装置(上側コンベア装置)
33a 下側搬送面
36 ローラ(上流支持部材)
37 ローラ(中流支持部材)
38 ローラ(下流支持部材)
39 搬送ベルト
39a 上側搬送面
40 揺動アーム
XA1 バウムクーヘン(物品)
YA1 小袋(付属品)

Claims (5)

  1. 物品および付属品を重ねて順次搬送する搬送設備であって、
    供給される前記物品が等間隔となるように搬送速度を適宜変化させながら走行する上側搬送面にて前記物品を搬送する上側コンベア装置と、
    前記上側コンベア装置の下方に配置され、前記物品を、走行する下側搬送面の途中で引き継いで搬送する下側コンベア装置と、
    前記下側搬送面の上流に、該下側搬送面の流れ方向と平行に往復運動し、前記流れ方向を送入方向として前記付属品を送り入れるプッシャ装置と、
    前記プッシャ装置に向けて、前記送入方向の直角方向に前記付属品を搬送するフィンガーコンベアと、
    を備え、
    前記プッシャ装置は、適宜変化する前記上側コンベア装置の上側搬送面の搬送速度に応じた速度で運動し、前記上側搬送面にて搬送中の前記物品と同期させて前記下側搬送面に前記付属品を送り入れることを特徴とする、
    搬送設備。
  2. 前記上側コンベア装置は、前記上側搬送面における少なくとも下流側の先端が下方に傾斜することを特徴とする、
    請求項1に記載の搬送設備。
  3. 前記上側コンベア装置は、
    前記上側搬送面を構成する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトを上流で走行可能に支持する上流支持部材と、
    前記搬送ベルトを中流で走行可能に支持する中流支持部材と、
    前記搬送ベルトを下流で走行可能に支持し、前記上側搬送面における前記中流支持部材より下流側を下方に傾斜させる下流支持部材と、
    前記中流支持部材を中心に前記下流支持部材を上方に揺動させる揺動アームと、を備え、
    前記搬送ベルトは、前記上側搬送面における前記中流支持部材より下流側を下方に傾斜させた場合に、前記上側搬送面が走行可能となる張力が掛かる長さを有することを特徴とする、
    請求項2に記載の搬送設備。
  4. 前記物品は、前工程の装置から間隔をランダムにして前記上側コンベア装置の前記上側搬送面に供給され、
    前記プッシャ装置は、前記フィンガーコンベアから搬送されて待機中の前記付属品を前記物品と同期させて前記下側搬送面に送り入れることを特徴とする、
    請求項1〜3のいずれかに記載の搬送設備。
  5. 前記付属品は、前記物品より小さい寸法を有することを特徴とする、
    請求項1〜4のいずれかに記載の搬送設備。
JP2012034968A 2012-02-21 2012-02-21 搬送設備 Active JP5941699B2 (ja)

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