JP7214168B1 - 物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法 - Google Patents

物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、第1物品の後端から第2物品の後端がはみ出すことを抑制可能な物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法を提供する。【解決手段】物品積み重ね装置は、第1物品を支持する第1物品支持部と、第2物品を支持する第2物品支持部と、第1物品支持部上の第1物品および第2物品支持部上の第2物品を第1方向に押圧する押圧部材と、押圧部材を周回軌道に沿って移動させる移動装置と、を具備する。押圧部材は、第1物品支持部上の第1物品を押圧可能な下部押圧面と、第2物品支持部上の第2物品を押圧可能な上部押圧面と、を有する。押圧部材が第2物品支持部の下流端部を通過する際に、上部押圧面は、下部押圧面よりも第1方向側に位置するように構成される。【選択図】図10

Description

本発明は、物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法に関する。
第1物品の上に第2物品を積み重ねる物品積み重ね装置が知られている。
関連する技術として、特許文献1には、物品積み重ね装置が開示されている。特許文献1に記載の物品積み重ね装置は、第1物品が搬送される第1搬送経路を規定する第1物品支持部と、第2物品が搬送される第2搬送経路を規定する第2物品支持部と、第1搬送経路に位置する第1物品と、第2搬送経路に位置する第2物品とを第1方向に同時に押圧可能な押圧部材と、第2物品が搬送される第3搬送経路を規定し、押圧部材によって搬送される第2物品を受け取り、第2物品を搬送する第2物品搬送コンベヤと、第2物品搬送コンベヤの搬送速度が押圧部材の移動速度よりも大きくなるように第2物品搬送コンベヤを駆動する第2物品搬送コンベヤ駆動装置と、を具備する。
特許第6774069号公報
本発明の目的は、簡易な構成で、第1物品の後端から第2物品の後端がはみ出すことを抑制可能な物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法を提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における物品積み重ね装置は、第1物品(A)が搬送される第1物品搬送領域(AR1)と、前記第1物品(A)に第2物品(B)が載置された状態の積み重ね物品(C)が搬送される積み重ね物品搬送領域(AR3)とを規定し、前記第1物品(A)を摺動可能に支持する第1物品支持部(20)と、前記第2物品(B)を前記第1物品(A)上に落下させるための下流端部(33)を有し、前記第2物品(B)が搬送される第2物品搬送領域(AR2)を規定し、前記第2物品(B)を摺動可能に支持する第2物品支持部(30)と、前記第1物品搬送領域(AR1)および前記第2物品搬送領域(AR2)を横切って移動することにより、前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)および前記第2物品支持部(30)上の前記第2物品(B)を第1方向(DR1)に押圧し、前記積み重ね物品搬送領域(AR3)を横切って移動することにより、前記積み重ね物品(C)を前記第1方向(DR1)に押圧する押圧部材(40)と、前記押圧部材(40)を周回軌道(OB)に沿って移動させる移動装置(50)と、を具備する。前記押圧部材(40)は、前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)を押圧可能な下部押圧面(41)と、前記第2物品支持部(30)上の前記第2物品(B)を押圧可能な上部押圧面(43)と、を有する。前記押圧部材(40)が前記第2物品支持部(30)の前記下流端部(33)を通過する際に、前記上部押圧面(43)は、前記下部押圧面(41)よりも前記第1方向(DR1)側に位置するように構成される。
上記物品積み重ね装置は、前記押圧部材(40)が前記積み重ね物品搬送領域(AR3)を横切って移動する際に、前記押圧部材(40)を下方に向けて沈降させる押圧部材沈降機構(M)を具備していてもよい。前記積み重ね物品搬送領域(AR3)のうちの上流側領域(AR3-1)では、前記積み重ね物品(C)が前記下部押圧面(41)によって前記第1方向(DR1)に押圧され、前記積み重ね物品搬送領域(AR3)のうちの下流側領域(AR3-2)では、前記積み重ね物品(C)が前記上部押圧面(43)によって前記第1方向(DR1)に押圧されるように構成されてもよい。
上記物品積み重ね装置において、前記下部押圧面(41)は、前記積み重ね物品(C)を前記第1方向(DR1)に押圧しながら前記積み重ね物品(C)に対して下方に摺動移動する摺動押圧面(41a)を含んでいてもよい。
上記物品積み重ね装置において、前記摺動押圧面(41a)は、前記第1方向(DR1)の反対方向(DR2)に向かって凹んだ凹曲面によって構成されていてもよい。
上記物品積み重ね装置において、前記周回軌道(OB)は、前記押圧部材(40)の高さが一定に維持された状態で前記押圧部材(40)を前記第1方向(DR1)に移動させる主軌道(OB1)と、前記押圧部材(40)を下方に向けて沈降させつつ前記押圧部材(40)を前記第1方向(DR1)に移動させる傾斜軌道(OB2)と、を含んでいてもよい。前記押圧部材(40)が前記主軌道(OB1)に沿って移動するとき、前記押圧部材(40)の前記下部押圧面(41)は、前記第1物品(A)を前記第1方向(DR1)に押圧搬送し、前記押圧部材(40)の前記上部押圧面(43)は、前記第2物品(B)を前記第1方向(DR1)に押圧搬送するように構成されていてもよい。前記押圧部材(40)が前記傾斜軌道(OB2)に沿って移動するとき、前記押圧部材(40)は、前記積み重ね物品(C)を前記第1方向(DR1)に押圧搬送するように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態における物品包装システムは、上述の物品積み重ね装置(1)と、前記物品積み重ね装置(1)の下流端に隣接配置される物品包装装置(9)と、を具備する。前記物品包装装置(9)は、シート状の包装フィルム(F1)から筒状の包装フィルム(F2)を形成するフォーマー(91)と、前記積み重ね物品(C)を搬送する搬送コンベヤ(92)と、前記積み重ね物品(C)の前後において、筒状の前記包装フィルム(F2)に横シール部(T)を形成する横シーラー(93)と、を備える。前記横シール部(T)が形成される際に、筒状の前記包装フィルム(F2)内には、前記第1方向(DR1)とは反対の方向(DR2)に向かう空気流れが形成される。
いくつかの実施形態における物品積み重ね方法は、物品積み重ね装置(1)を用いて実行される物品積み重ね方法である。前記物品積み重ね装置(1)は、第1物品(A)を摺動可能に支持する第1物品支持部(20)と、第2物品(B)を前記第1物品(A)上に落下させるための下流端部(33)を有し、前記第2物品(B)を摺動可能に支持する第2物品支持部(30)と、前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)および前記第2物品支持部(30)上の前記第2物品(B)を第1方向(DR1)に押圧可能、かつ、前記第1物品(A)に前記第2物品(B)が載置された状態の積み重ね物品(C)を前記第1方向(DR1)に押圧可能な押圧部材(40)と、前記押圧部材(40)を周回軌道(OB)に沿って移動させる移動装置(50)と、を具備する。前記押圧部材(40)は、前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)を押圧可能な下部押圧面(41)と、前記第2物品支持部(30)上の前記第2物品(B)を押圧可能な上部押圧面(43)と、を有する。前記押圧部材(40)が前記第2物品支持部(30)の前記下流端部(33)を通過する際に、前記上部押圧面(43)は、前記下部押圧面(41)よりも前記第1方向(DR1)側に位置するように構成される。前記物品積み重ね方法は、前記押圧部材(40)が、前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)と、前記第2物品支持部(30)上の前記第2物品(B)とを前記第1方向(DR1)に同時に押圧することにより、前記第1物品(A)および前記第2物品(B)を同時に押圧搬送する第1搬送工程と、前記第2物品支持部(30)の前記下流端部(33)を通過するように前記押圧部材(40)を移動させることにより、前記第2物品支持部(30)の前記下流端部(33)から前記第1物品支持部(20)上の前記第1物品(A)に、前記第2物品(B)を落下させる落下工程と、前記押圧部材(40)が、前記第1物品支持部(20)上の前記積み重ね物品(C)を前記第1方向(DR1)に押圧することにより、前記積み重ね物品(C)を押圧搬送する第2搬送工程と、を具備する。前記落下工程の実行中に前記第2物品(B)を押圧する前記上部押圧面(43)が、前記落下工程の実行中に前記第1物品(A)を押圧する前記下部押圧面(41)よりも前記第1方向(DR1)側に位置していることにより、前記第2物品(B)の後端(Br)が前記第1物品(A)の後端(Ar)よりも前記第1方向(DR1)に位置した状態の前記積み重ね物品(C)が形成される。
上記物品積み重ね方法は、前記第2搬送工程の実行中に、前記押圧部材(40)を下方に向けて沈降させる沈降工程を更に具備していてもよい。前記沈降工程の初期において、前記積み重ね物品(C)は、前記下部押圧面(41)によって前記第1方向(DR1)に押圧搬送され、前記沈降工程の後期において、前記積み重ね物品(C)は、前記上部押圧面(43)によって前記第1方向(DR1)に押圧搬送されるようにしてもよい。
本発明により、簡易な構成で、第1物品の後端から第2物品の後端がはみ出すことを抑制可能な物品積み重ね装置、物品包装システム、および、物品積み重ね方法を提供することができる。
図1は、比較例における物品積み重ね装置を模式的に示す図である。 図2は、第1の実施形態における物品積み重ね装置を模式的に示す図である。 図3は、第1の実施形態における物品積み重ね装置を模式的に示す図である。 図4は、第2の実施形態における物品積み重ね装置の一部分を模式的に示す図である。 図5は、第2の実施形態における物品積み重ね装置を模式的に示す概略断面図である。 図6は、隣接した2つの積み重ね物品の後端間の間隔のバラつきについて説明するための図である。 図7は、傾斜軌道について説明するための図である。 図8は、押圧部材の一例について説明するための図である。 図9は、摺動押圧面の一例について説明するための図である。 図10は、摺動押圧面が、凹曲面によって構成されている様子を示す図である。 図11は、押圧部材の周回軌道について説明するための図である。 図12は、第2の実施形態における物品積み重ね装置の一部分を模式的に示す概略平面図である。 図13は、図12におけるJ-J矢視断面図である。 図14は、図12におけるK-K矢視断面図である。 図15は、第3の実施形態における物品包装システムを模式的に示す図である。 図16は、第3の実施形態における物品包装システムの一部分を模式的に示す図である。 図17は、実施形態における物品積み重ね方法の一例を示すフローチャートである。 図18は、実施形態における物品包装方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態における物品積み重ね装置1、物品包装システム100、および、物品積み重ね方法について説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しの説明は省略される。
(方向の定義)
本明細書では、第1物品Aが搬送される方向を基準として、「上流」および「下流」が定義される。より具体的には、第1物品Aの搬送方向上流側が「上流」と定義され、第1物品Aの搬送方向下流側が「下流」と定義される。
本明細書において、押圧部材40が、第1物品Aを押圧する方向を「第1方向DR1」と定義する。換言すれば、第1物品Aは、押圧部材40によって第1方向DR1に押圧される。
本明細書において、平面視かつ第1方向DR1に沿う方向にみて左側を「左側」と定義し、平面視かつ第1方向DR1に沿う方向にみて右側を「右側」と定義する。
(第1の実施形態)
図1乃至図3を参照して、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aについて説明する。図1は、比較例における物品積み重ね装置1’を模式的に示す図である。図2および図3は、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aを模式的に示す図である。
図1を参照して、比較例における物品積み重ね装置1’について説明する。比較例における物品積み重ね装置1’は、第1物品Aと第2物品Bとを同時に押圧搬送する押圧部材40’を有する。
第2物品Bは、押圧部材40’によって搬送される途中で、第1物品A上に落下する。当該落下により、第1物品A上に第2物品Bが載置された積み重ね物品Cが形成される。第2物品Bが第1物品A上に落下する時、あるいは、その後の工程において、第2物品Bの姿勢(例えば、平面視における姿勢)が乱れ、第2物品Bの一部が第1物品Aの後端よりも後方にはみ出る場合がある。このような「はみ出し」が存在する積み重ね物品Cは見栄えが悪い。また、第1物品Aの後端からの第2物品Bのはみ出し量が、想定されていた量よりも大きい場合には、後工程において、第2物品Bが任意の機械(例えば、横シーラー93’)によって噛み込まれる可能性がある(図1における矢印V1を参照。)。そこで、第1の実施形態では、第1物品Aの後端(換言すれば、第1物品Aの上流側の端)から第2物品Bの後端(換言すれば、第2物品Bの上流側の端)がはみ出すことを抑制可能な物品積み重ね装置1Aが提供される。
図2に例示されるように、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aは、第1物品支持部20と、第2物品支持部30と、押圧部材40(複数の押圧部材40)と、押圧部材40を移動させる移動装置50と、を具備する。
図3に例示されるように、第1物品支持部20は、第1物品Aを摺動可能に支持する。また、第1物品支持部20は、第1物品搬送領域AR1、および、積み重ね物品搬送領域AR3を規定する。第1物品搬送領域AR1は、第1物品Aが搬送される領域(換言すれば、第1物品Aが通過する領域)である。また、積み重ね物品搬送領域AR3は、第1物品Aに第2物品Bが載置された状態の積み重ね物品Cが搬送される領域(換言すれば、積み重ね物品Cが通過する領域)である。なお、図3において、第1物品搬送領域AR1、および、積み重ね物品搬送領域AR3の各々は、ドットによるハッチングによって示されている。
第2物品支持部30は、第2物品Bを摺動可能に支持する。第2物品支持部30は、第2物品Bを第1物品A上に落下させるための下流端部33を有する。また、第2物品支持部30は、第2物品Bが搬送される第2物品搬送領域AR2(換言すれば、第2物品Bが通過する領域)を規定する。なお、図3において、第2物品搬送領域AR2は、ドットによるハッチングによって示されている。
複数の押圧部材40の各々は、第1物品Aおよび第2物品Bを第1方向DR1に押圧する。より具体的には、複数の押圧部材40の各々は、第1物品搬送領域AR1および第2物品搬送領域AR2を横切って移動することにより、第1物品支持部20上の第1物品Aおよび第2物品支持部30上の第2物品Bを第1方向DR1に押圧する。
また、複数の押圧部材40の各々は、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧する。より具体的には、複数の押圧部材40の各々は、積み重ね物品搬送領域AR3を横切って移動することにより、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧する。
移動装置50は、押圧部材40(複数の押圧部材40)を周回軌道OBに沿って移動させる。図3に記載の例では、移動装置50は、複数の押圧部材40が取り付けられたエンドレス部材51(例えば、エンドレスチェーン、あるいは、エンドレスベルト)と、当該エンドレス部材51を駆動する駆動装置53(例えば、駆動スプロケット)と、を有する。この場合、複数の押圧部材40の周回軌道OBは、エンドレス部材51の移動軌道によって規定される。
図2に例示されるように、複数の押圧部材40の各々は、第1物品支持部20上の第1物品Aを押圧可能な下部押圧面41と、第2物品支持部30上の第2物品Bを押圧可能な上部押圧面43と、を有する。
第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aでは、図2の右上の拡大図において例示されるように、複数の押圧部材40の各々が第2物品支持部30の下流端部33を通過する際に、上部押圧面43は、下部押圧面41よりも第1方向DR1側に位置するように構成される。この場合、第2物品Bの後端Brが、第1物品Aの後端Arよりも第1方向DR1側に位置した状態で、第2物品Bが、第1物品A上に落下することとなる(矢印V2を参照。)。よって、第1の実施形態では、簡易な構成で、第1物品Aの後端Arから第2物品Bの後端Brがはみ出すことが抑制される。こうして、積み重ね物品Cの搬送時に、第2物品Bが、第1物品Aから脱落することが防止または抑制される。また、物品積み重ね装置1Aよりも下流側に配置される任意の機械によって、第1物品Aの後端Arからはみ出した第2物品Bが噛みこまれることが防止または抑制される。
(第2の実施形態)
図4乃至図14を参照して、第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bについて説明する。図4は、第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bの一部分を模式的に示す図である。図5は、第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bを模式的に示す概略断面図である。図6は、隣接した2つの積み重ね物品Cの後端間の間隔のバラつきについて説明するための図である。図7は、傾斜軌道OB2について説明するための図である。図8は、押圧部材40の一例について説明するための図である。図9は、摺動押圧面41aの一例について説明するための図である。図10は、摺動押圧面41aが、凹曲面によって構成されている様子を示す図である。図11は、押圧部材40の周回軌道OBについて説明するための図である。図12は、第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bの一部分を模式的に示す概略平面図である。図13は、図12におけるJ-J矢視断面図である。図14は、図12におけるK-K矢視断面図である。
第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bは、押圧部材40が積み重ね物品搬送領域AR3を横切って移動する際に、押圧部材40を下方に向けて沈降させる押圧部材沈降機構Mを有する点において、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aとは異なる。
第2の実施形態では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明し、第1の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第2の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態において説明済みの事項を第2の実施形態に適用できることは言うまでもない。
図4に例示されるように、第2の実施形態における物品積み重ね装置1Bは、(1)第1物品Aが搬送される第1物品搬送領域AR1と、第1物品Aに第2物品Bが載置された状態の積み重ね物品Cが搬送される積み重ね物品搬送領域AR3とを規定し、第1物品Aを摺動可能に支持する第1物品支持部20と、(2)第2物品Bを第1物品A上に落下させるための下流端部33を有し、第2物品Bが搬送される第2物品搬送領域AR2を規定し、第2物品Bを摺動可能に支持する第2物品支持部30と、(3)第1物品搬送領域AR1および第2物品搬送領域AR2を横切って移動することにより、第1物品支持部20上の第1物品Aおよび第2物品支持部30上の第2物品Bを第1方向DR1に押圧し、積み重ね物品搬送領域AR3を横切って移動することにより、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧する押圧部材40と、(4)押圧部材40を周回軌道OBに沿って移動させる移動装置50と、を具備する。(5)押圧部材40は、第1物品支持部20上の第1物品Aを押圧可能な下部押圧面41と、第2物品支持部30上の第2物品Bを押圧可能な上部押圧面43と、を有する。(6)押圧部材40が第2物品支持部30の下流端部33を通過する際に、上部押圧面43は、下部押圧面41よりも第1方向DR1側に位置するように構成される。
よって、第2の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
図5に記載の例では、物品積み重ね装置1Bは、押圧部材40を下方に向けて沈降させる押圧部材沈降機構Mを備える。押圧部材沈降機構Mは、押圧部材40が積み重ね物品搬送領域AR3を横切って移動する際に、押圧部材40を下方に向けて沈降(換言すれば、下降)させる。図5の上側の拡大図において例示されるように、押圧部材沈降機構Mは、押圧部材40が積み重ね物品Cを押圧しながら第1方向DR1に移動する際に、上部押圧面43の下端43eが、第1物品Aの後端部上縁よりも上方の第1位置P1から、第1物品Aの後端部上縁よりも下方の第2位置P2に下降にするように、押圧部材40を下方に向けて沈降させる。
押圧部材40が沈降することにより、積み重ね物品搬送領域AR3のうちの上流側領域AR3-1では、積み重ね物品Cが、押圧部材40の下部押圧面41によって第1方向DR1に押圧され、積み重ね物品搬送領域AR3のうちの下流側領域AR3-2では、積み重ね物品Cが、押圧部材40の上部押圧面43によって第1方向DR1に押圧されることとなる。
積み重ね物品搬送領域AR3のうちの下流側領域AR3-2において、積み重ね物品Cが上部押圧面43によって押圧搬送されることにより、隣接する2つの積み重ね物品C間の間隔のバラつきが抑制された状態で、当該押圧部材40は、物品積み重ね装置1Bの下流側の装置に、積み重ね物品Cを受け渡すことができる。例えば、図6(a)に例示されるように、第1物品Aの厚さにバラつきがある場合を想定する。この場合でも、隣接した2つの積み重ね物品Cの後端間の間隔N1にバラつきがない状態で、物品積み重ね装置1Bの下流側の装置に、積み重ね物品Cが受け渡される。なお、図6(a)に記載の例では、隣接した2つの積み重ね物品Cの後端間の間隔N1は、隣接した2つの上部押圧面43間の間隔N2に一致している。
これに対し、押圧部材40が沈降せず、積み重ね物品Cが一貫して下部押圧面41によって押圧搬送される場合には、隣接する2つの積み重ね物品C間の間隔のバラつきが大きくなり易い。例えば、図6(b)に例示されるように、第1物品Aの厚さにバラつきがある場合を想定する。この場合、第1物品Aの厚さにバラつきに起因して、隣接した2つの積み重ね物品Cの後端間の間隔N1にバラつきが生じる。
(任意付加的な構成)
続いて、図1乃至図14を参照して、第2の実施形態(あるいは、上述の第1の実施形態)において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(押圧部材沈降機構M)
図7に記載の例では、押圧部材沈降機構Mは、押圧部材40(複数の押圧部材40)を、第1方向DR1に向かうにつれて高さが減少する傾斜軌道OB2に沿って移動させる機構を有する。水平面に対する傾斜軌道OB2の傾斜角度は、例えば、15度以下、5度以下、あるいは、3度以下である。第1方向DR1に沿う方向における傾斜軌道OB2の長さL2は、例えば、100cm以上、200cm以上、あるいは、300cm以上である。
傾斜軌道OB2の長さL2の長さが長い場合、押圧部材40が沈降を開始してから押圧部材40が沈降を終了するまでの期間が長くなる。この場合、下方に向けての押圧部材40の沈降速度が低減され、その結果、押圧部材40の沈降を、より円滑に実行することができる。
図7に記載の例では、押圧部材沈降機構Mは、複数の押圧部材40が取り付けられたエンドレス部材51(例えば、エンドレスチェーン)を、第1方向DR1に向かうにつれて高さが減少する傾斜軌道OB2に沿って移動させる機構を有する。
より具体的には、図7に記載の例では、押圧部材沈降機構Mは、(1)第1回転軸AX1まわりに回転する中間ホイール55b(例えば、中間スプロケット)と、(2)第2回転軸AX2まわりに回転する下流端部側ホイール55c(例えば、下流端部側スプロケット)と、(3)中間ホイール55bおよび下流端部側ホイール55cを含む複数のホイール55によって案内されるエンドレス部材51と、を含む。図7に記載の例では、下流端部側ホイール55cの高さが、中間ホイール55bの高さよりも低く設定されている。こうして、中間ホイール55bと下流端部側ホイール55cとの間に第1方向DR1に向かうにつれて高さが減少する傾斜軌道OB2が形成され、複数の押圧部材40が取り付けられたエンドレス部材51は、当該傾斜軌道OB2に沿って移動することとなる。
(押圧部材40)
図8に記載の例では、複数の押圧部材40は、エンドレス部材51(例えば、エンドレスチェーン)に、等間隔で取り付けられている。1つの押圧部材40の形状および構造は、他の任意の押圧部材40の形状および構造と同一であることが好ましい。
図8に記載の例では、複数の押圧部材40の各々は、押圧部材進行方向の前方側の第1取付部45aにおいてエンドレス部材51に取り付けられる第1部分45と、押圧部材進行方向の後方側の第2取付部46aでエンドレス部材51に取り付けられる第2部分46と、を有する。第1部分45および第2部分46の各々は、1つの部品によって構成されていてもよく、複数の部品のアセンブリによって構成されていてもよい。図8に記載の例では、第1部分45には、上述の下部押圧面41と、上部押圧面43とが配置されている。
図8に記載の例では、複数の押圧部材40の各々は、第1部分45と第2部分46とを連結する連結アーム47を有する。連結アーム47と、第1部分45とは、第1揺動軸AT1まわりに揺動可能に連結され、連結アーム47と、第2部分46とは、第2揺動軸AT2まわりに揺動可能に連結されている。
エンドレス部材51のうち、第1取付部45aと第2取付部46aとの間の部分のことをブリッジ部分511と定義する。ブリッジ部分511が、2つの隣接するホイール55間を進行するとき、ブリッジ部分511は、側面視で、直線状となる(図8における矢印V3を参照。)。他方、ブリッジ部分511が、ホイール55に外接した状態で進行するとき、ブリッジ部分511は、側面視で、曲線状となる(図8における矢印V4を参照。)。
ブリッジ部分511が、直線状であるとき、第1部分45は、連結アーム47に対して起立姿勢となる(図8における矢印V5を参照。)。換言すれば、ブリッジ部分511が、直線状であるとき、第1部分45と連結アーム47との間の角度は相対的に大きな角度となる。
他方、ブリッジ部分511が、曲線状であるとき、第1部分45は、連結アーム47に対して折り畳み姿勢となる(図8における矢印V6を参照。)。換言すれば、ブリッジ部分511が、曲線状であるとき、第1部分45と連結アーム47との間の角度が相対的に小さな角度となる。
(摺動押圧面41a)
図9に記載の例では、押圧部材40の下部押圧面41は、摺動押圧面41aを含む。摺動押圧面41aは、積み重ね物品C(より具体的には、積み重ね物品Cの一部を構成する第1物品A)を第1方向DR1に押圧しながら当該積み重ね物品Cに対して下方に摺動移動する。
下部押圧面41が摺動押圧面41aを含むことにより、第1方向DR1への積み重ね物品Cの押圧搬送と、下方への押圧部材40の沈降との両方が円滑に実行される。
摺動押圧面41aは、上方に向かうにつれて第1方向DR1に向かう傾斜面であることが好ましい。この場合、下部押圧面41による積み重ね物品Cの押圧から、上部押圧面43による積み重ね物品Cの押圧に、円滑に移行することができる。当該傾斜面は、側面視で直線状の傾斜面であってもよいし、側面視で曲線状の傾斜面であってもよいし、側面視で直線状の傾斜面と曲線状の傾斜面とが組み合わせられた傾斜面であってもよい。
図10に記載の例では、摺動押圧面41aは、第2方向DR2に向かって凹んだ凹曲面によって構成されている。
摺動押圧面41aが凹曲面によって構成される場合、沈降開始時に積み重ね物品Cに接触する初期接触部411aにおける接面PL1と、鉛直面との間のなす角度αを、相対的に小さな角度にすることができる。この場合、積み重ね物品Cに接触した状態の押圧部材40の沈降を、より円滑に開始させることができる。
摺動押圧面41aが凹曲面によって構成される場合、沈降中期に積み重ね物品Cに接触する中期接触部412aにおける接面PL2と、鉛直面との間のなす角度βを、相対的に大きな角度にすることができる。この場合、下部押圧面41によって押圧搬送される第1物品Aの後端Arと、上部押圧面43によって押圧搬送される第2物品Bの後端Brとの間の距離(より具体的には、オフセット距離L1)を確保し易い。当該オフセット距離L1は、例えば、5mm以上、あるいは、10mm以上である。
また、摺動押圧面41aが凹曲面によって構成される場合、押圧部材40の上部押圧面43を第1方向DR1側に突出させることと、押圧部材40の厚みの変化を小さくすることとを両立させることができる。
更に、摺動押圧面41aが凹曲面によって構成される場合、押圧部材40の沈降時に、摺動押圧面41aの凹みが積み重ね物品Cに引っ掛かりにくくなる。
(周回軌道OB)
図11に記載の例では、押圧部材40(複数の押圧部材40)は、周回軌道に沿って移動する。周回軌道OBは、水平面に平行な主軌道OB1と、上述の傾斜軌道OB2とを含む。図11に記載の例では、主軌道OB1は、上流端部側ホイール55aのうちの1つと、中間ホイール55bとの間に配置される軌道である。また、傾斜軌道OB2は、中間ホイール55bと、下流端部側ホイール55cのうちの1つとの間に配置される軌道である。
押圧部材40が主軌道OB1に沿って移動するとき、当該押圧部材40は、当該押圧部材40の高さが一定に維持された状態で第1方向DR1に移動するように構成される。押圧部材40が、主軌道OB1に沿って移動するとき、当該押圧部材40の下部押圧面41は、第1物品Aを第1方向DR1に押圧搬送し、当該押圧部材40の上部押圧面43は、第2物品Bを第1方向DR1に押圧搬送するように構成される。
押圧部材40が傾斜軌道OB2に沿って移動するとき、当該押圧部材40は、下方に向けて沈降しつつ第1方向DR1に移動するように構成される。押圧部材40が、傾斜軌道OB2に沿って移動するとき、当該押圧部材40は、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧搬送する。より具体的には、押圧部材40が、傾斜軌道OB2のうちの上流側部分に沿って移動するとき、当該押圧部材40の下部押圧面41は、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧搬送する。また、押圧部材40が、傾斜軌道OB2のうちの下流側部分に沿って移動するとき、当該押圧部材40の上部押圧面43は、積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧搬送する。
周回軌道OBは、第1転回軌道OB3と、リターン軌道OB4と、第2転回軌道OB5と、を含んでいてもよい。
第1転回軌道OB3は、第1方向DR1側の端部において、複数の押圧部材40の各々を転回させるための軌道である。図11に記載の例では、第1転回軌道OB3は、複数の下流端部側ホイール55c(より具体的には、2個の下流端部側ホイール55c)によって規定されている。
リターン軌道OB4は、複数の押圧部材40の各々を第1方向DR1とは反対の第2方向DR2に移動させるための軌道である。図11に記載の例では、リターン軌道OB4は、下流端部側ホイール55cのうちの1つと、上流端部側ホイール55aのうちの1つとの間に配置される軌道である。
第2転回軌道OB5は、第2方向DR2側の端部において、複数の押圧部材40の各々を転回させるための軌道である。図11に記載の例では、第2転回軌道OB5は、複数の上流端部側ホイール55a(より具体的には、4個の上流端部側ホイール55a)によって規定されている。
(供給コンベヤ70)
図11に記載の例では、物品積み重ね装置1Bは、第1物品Aを、第1物品支持部20に供給する供給コンベヤ70を備える。供給コンベヤ70は、第1物品支持部20よりも上流側に配置される。図11に記載の例では、供給コンベヤ70は、第2のエンドレス部材71と、第2のエンドレス部材71の移動を案内する複数のホイール75とを有する。
図11に記載の例では、第2のエンドレス部材71を案内する複数のホイール75のうちの1つと、エンドレス部材51を案内する複数のホイール55のうちの1つとが、伝達部材77を介して、動力伝達可能に接続されている。この場合、伝達部材77を用いて、第2のエンドレス部材71と、エンドレス部材51とを同期的に移動させることができる。
図12に記載の例では、供給コンベヤ70は、右側コンベヤ70Rおよび左側コンベヤ70Lを含み、右側コンベヤ70Rと左側コンベヤ70Lとの間には、押圧部材40の一部(例えば、押圧部材40の上部押圧面43)が通過可能な隙間G1が形成されている。
(第1物品支持部20)
図12に記載の例では、第1物品Aを摺動可能に支持する第1物品支持部20は、右側第1支持部20Rおよび左側第1支持部20Lを含み、右側第1支持部20Rと左側第1支持部20Lとの間には、押圧部材40の一部(例えば、押圧部材40の下部押圧面41)が通過可能な隙間G2が形成されている。
図12に記載の例では、第1物品支持部20の上流側部分は、第1物品Aを摺動可能に支持する第1板部21aを有し、第1物品支持部20の下流側部分は、第1物品Aを摺動可能に支持する第1棒状部21bを有する。代替的に、第1物品支持部20の全体が板部によって構成されていてもよく、第1物品支持部20の全体が棒状部によって構成されていてもよい。第1物品支持部20が、間隔をあけて配置される2つの第1棒状部21bを含む場合、搬送下流側で不要な要素(例えば、第1物品Aが麺製品である場合には、当該不要な要素には、麺屑などが含まれる。)を、搬送中にふるい落とし易い。
図13、図14に例示されるように、第1物品支持部20は、物品積み重ね装置1Bのフレーム8に、直接的に、または、ブラケット等を介して間接的に取り付けられる。
図13に記載の例では、第1物品支持部20(より具体的には、第1板部21a)は、第1物品Aを摺動可能に支持する第1上面22を有する。
図14に記載の例では、第1物品支持部20(より具体的には、第1棒状部21b)は、第1物品Aを摺動可能に支持する第1上面22を有する。第1棒状部21bの上面の高さは、第1板部21aの上面の高さよりも僅かに低く設定されていてもよい。この場合、第1板部21aから第1棒状部21bへの第1物品Aの移載が円滑に行われる。
(第1右壁部25R、第1左壁部25L)
図13、図14に記載の例では、物品積み重ね装置1Bは、第1右壁部25Rおよび第1左壁部25Lを有する。第1右壁部25Rは、第1物品Aに対向配置され、第1物品Aが右方向に位置ずれすることを抑制する。第1左壁部25Lは、第1物品Aに対向配置され、第1物品Aが左方向に位置ずれすることを抑制する。
第1右壁部25Rおよび第1左壁部25Lの各々は、物品積み重ね装置1Bのフレーム8に、直接的に、または、ブラケット等を介して間接的に取り付けられる。図12に例示されるように、第1右壁部25Rと第1左壁部25Lとの間の間隔L3を、第1間隔調整機構26によって調整可能であることが好ましい。
(第2物品支持部30)
図12に記載の例では、第2物品Bを摺動可能に支持する第2物品支持部30は、右側第2支持部30Rおよび左側第2支持部30Lを含み、右側第2支持部30Rと左側第2支持部30Lとの間には、押圧部材40の一部(例えば、押圧部材40の上部押圧面43)が通過可能な隙間G3が形成されている。
図13に記載の例では、第2物品支持部30は、第2物品Bを摺動可能に支持する第2板部31aを有する。また、第2物品支持部30(より具体的には、第2板部31a)は、第2物品Bを摺動可能に支持する第2上面32を有する。図13に記載の例では、第2板部31aの内縁部が上方に向けて折り曲げられており、当該内縁部の上面が、第2物品Bを摺動可能に支持する。
第2物品Bが板部によって支持される場合、第2物品Bと第1物品Aとの間に介在する部材(より具体的には、第2板部31a)の厚さが薄いことに起因して、第2物品Bの下面と第1物品Aの上面との間の距離(換言すれば、第2物品Bが落下するときの落差)を小さくすることができる。こうして、第2物品Bが第1物品A上に落下するときに、第2物品Bの姿勢の乱れが抑制される。
図13に記載の例では、第2板部31aは、右側の第2板部31a-Rと、左側の第2板部31a-Lと、を含む。右側の第2板部31a-Rおよび左側の第2板部31a-Lの各々は、物品積み重ね装置1Bのフレーム8に、直接的に、または、ブラケット等を介して間接的に取り付けられる。図13に記載の例では、右側の第2板部31a-Rと、後述の第2右壁部35Rとが一体的に形成され、左側の第2板部31a-Lと、後述の第2左壁部35Lとが一体的に形成されている。
(第2右壁部35R、第2左壁部35L)
図13に記載の例では、物品積み重ね装置1Bは、第2右壁部35Rおよび第2左壁部35Lを有する。第2右壁部35Rは、第2物品Bに対向配置され、第2物品Bが右方向に位置ずれすることを抑制する。第2左壁部35Lは、第2物品Bに対向配置され、第2物品Bが左方向に位置ずれすることを抑制する。
図12に例示されるように、第2右壁部35Rと第2左壁部35Lとの間の間隔L4を、第2間隔調整機構36によって調整可能であることが好ましい。
(フレーム8)
図13、図14に記載の例では、物品積み重ね装置1Bは、第1物品支持部20、および、第2物品支持部30を支持するフレーム8を備える。フレーム8は、直接的に、または、ブラケット等を介して間接的に、エンドレス部材ガイド81を支持していてもよい。エンドレス部材ガイド81は、エンドレス部材51(より具体的には、エンドレスチェーン)を、摺動可能に案内する。
(第1物品A、第2物品B)
第1物品Aは、平面視で第2物品Bよりも大型の物品であり、第2物品Bは、平面視で第1物品Aよりも小型の物品である。第1の実施形態、および、第2の実施形態において、第1物品Aの上に落下した直後の第2物品Bの全ての外縁は、平面視において、第1物品Aの外縁よりも所定距離以上(例えば、5mm以上、あるいは、10mm以上)内側にあることが好ましい。この場合、積み重ね物品Cの搬送時に、第2物品Bが第1物品A上で任意の方向に多少移動しても、第2物品Bの外縁が、第1物品Aの外縁からはみ出すことが抑制される。
第1物品Aは、例えば、乾麺等の麺製品である。第1物品Aが、麺製品である場合、第1物品A毎に、厚さのバラつきが生じやすい。第2の実施形態では、積み重ね物品Cが上部押圧面43によって押圧搬送されることにより、第1物品A毎に厚さのバラつきがある場合でも、隣接する2つの積み重ね物品C間の間隔のバラつきが抑制された状態で、物品積み重ね装置1Bの下流側の装置に、積み重ね物品Cを受け渡すことができる。
第2物品Bは、例えば、液体調味料、粉末調味料、あるいは、乾燥した具材等を収納した可撓性の小袋である。第2物品Bが、可撓性の小袋である場合、第2物品Bの形状は、不規則になり易く、第2物品Bの姿勢の乱れが生じ易い。第1の実施形態および第2の実施形態では、第2物品Bの後端Brが、第1物品Aの後端Arよりも第1方向DR1側に位置した状態で、第2物品Bが、第1物品A上に落下するため、第2物品Bの姿勢に乱れがある場合であっても、第1物品Aの後端Arから第2物品Bの後端Brがはみ出すことが抑制される。
1つの第1物品Aに載置される第2物品Bの数は、1個であってもよいし、2個以上であってもよい。換言すれば、1つの第1物品Aの上に、複数種類の第2物品Bが載置されてもよい。また、第1物品Aは麺製品以外の製品であってもよく、第2物品Bは、例えば、当該製品の取り扱い説明書を含んでいてもよい。
(第3の実施形態)
図1乃至図16を参照して、第3の実施形態における物品包装システム100について説明する。図15は、第3の実施形態における物品包装システム100を模式的に示す図である。図16は、第3の実施形態における物品包装システム100の一部分を模式的に示す図である。
第3の実施形態では、第1の実施形態および第2の実施形態と異なる点を中心に説明する。他方、第3の実施形態では、第1の実施形態または第2の実施形態で説明済みの事項についての繰り返しとなる説明は省略する。したがって、第3の実施形態において、明示的に説明をしなかったとしても、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みの事項を第3の実施形態に適用できることは言うまでもない。
図15に例示されるように、第3の実施形態における物品包装システム100は、物品積み重ね装置1(例えば、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aまたは第2の実施形態における物品積み重ね装置1B)と、物品積み重ね装置1の下流端に隣接配置される物品包装装置9と、を具備する。物品積み重ね装置1については、第1の実施形態または第2の実施形態において説明済みであるため、物品積み重ね装置1についての繰り返しとなる説明は省略する。
図16に例示されるように、物品包装装置9は、フォーマー91と、積み重ね物品搬送コンベヤ92と、横シーラー93と、を備える。付加的に、物品包装装置9は、縦シーラー94を備えていてもよい。
フォーマー91は、第1物品支持部20の下流側に配置される。フォーマー91は、シート状の包装フィルムF1から筒状の包装フィルムF2を形成する。
図16に記載の例では、積み重ね物品搬送コンベヤ92は、フォーマー91の下流側に配置されている。積み重ね物品搬送コンベヤ92は、積み重ね物品Cおよび筒状の包装フィルムF2を、横シーラー93に向けて搬送する。積み重ね物品搬送コンベヤ92には、筒状の包装フィルムF2に縦シール部を形成する縦シーラー94が設けられていてもよい。
図16に記載の例では、横シーラー93は、積み重ね物品搬送コンベヤ92の下流側に配置されている。横シーラー93は、積み重ね物品Cの前後において、筒状の包装フィルムF2に横シール部Tを形成する。こうして、積み重ね物品を収容した包装体Dが形成される。なお、横シーラー93には、切断刃が設けられていていてもよい。この場合、横シール部Tの形成と同時に、包装体Dが、後続の筒状の包装フィルムF2から分離される。
図16に記載の例では、横シーラー93によって横シール部Tが形成される際に、筒状の包装フィルムF2内には、第1方向DR1とは反対の第2方向DR2に向かう空気流れが形成される(図16の上側の拡大図における破線矢印V7を参照。)。第2物品Bが小袋等の軽量物である場合、当該空気流れは、第1物品A上の第2物品Bを第2方向DR2に移動させるおそれがある。
第3の実施形態における物品包装システム100は、物品積み重ね装置1を備え、当該物品積み重ね装置1は、第2物品Bの後端Brが、第1物品Aの後端Arよりも所定距離以上第1方向DR1側に位置するように、第2物品Bを第1物品Aの上に載置する。よって、横シーラー93の動作に起因する第2方向DR2への空気流れによって第2物品Bが第2方向DR2に多少移動しても、第1物品Aの後端Arから第2物品Bの後端Brがはみ出すことが抑制される。その結果、第2物品Bが、横シーラー93によって噛み込まれることが防止または抑制される。
(物品積み重ね方法)
図1乃至図17を参照して、実施形態における物品積み重ね方法について説明する。図17は、実施形態における物品積み重ね方法の一例を示すフローチャートである。
実施形態における物品積み重ね方法は、物品積み重ね装置1(例えば、第1の実施形態における物品積み重ね装置1Aまたは第2の実施形態における物品積み重ね装置1B)を用いて実行される。物品積み重ね装置1は、(1)第1物品Aを摺動可能に支持する第1物品支持部20と、(2)第2物品Bを第1物品A上に落下させるための下流端部33を有し、第2物品Bを摺動可能に支持する第2物品支持部30と、(3)第1物品支持部20上の第1物品Aおよび第2物品支持部30上の第2物品Bを第1方向DR1に押圧可能、かつ、第1物品Aに第2物品Bが載置された状態の積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧可能な押圧部材40と、(4)押圧部材40を周回軌道OBに沿って移動させる移動装置50と、を具備する。(5)押圧部材40は、第1物品支持部20上の第1物品Aを押圧可能な下部押圧面41と、第2物品支持部30上の第2物品Bを押圧可能な上部押圧面43と、を有する。(6)押圧部材40が第2物品支持部30の下流端部33を通過する際に、上部押圧面43は、下部押圧面41よりも第1方向DR1側に位置するように構成される。
第1ステップST1において、第1物品Aが第1物品支持部20に供給され、第2物品Bが第2物品支持部30に供給される。第1ステップST1は、物品供給工程である。
物品供給工程において、供給コンベヤ70(必要であれば、図11を参照。)は、第1物品Aを第1物品支持部20に供給する。また、物品供給工程において、任意の物品供給装置は、第2物品Bを第2物品支持部30に供給する。
第2ステップST2において、第1物品Aと第2物品Bとが同時に押圧搬送される。第2ステップST2は、第1搬送工程である。第1搬送工程では、押圧部材40が、第1物品支持部20上の第1物品Aと、第2物品支持部30上の第2物品Bとを第1方向DR1に同時に押圧することにより、第1物品Aおよび第2物品Bが同時に押圧搬送される。
図2、図5、図10等に記載の例では、第1搬送工程において、第1物品支持部20上の第1物品Aは、押圧部材40の下部押圧面41によって第1方向DR1に押圧され、第2物品支持部30上の第2物品Bは、押圧部材40の上部押圧面43によって第1方向DR1に押圧される。
図10に例示されるように、第1搬送工程では、下部押圧面41によって押圧される第1物品Aの後端Arと、上部押圧面43によって押圧される第2物品Bの後端Brとの間のオフセット距離L1が、5mm以上、あるいは、10mm以上となるように、第1物品Aおよび第2物品Bが同時に押圧搬送されることが好ましい。
第3ステップST3において、第1物品A上に、第2物品Bが落下する。第3ステップST3は、落下工程である。落下工程では、第2物品支持部30の下流端部33を通過するように押圧部材40を移動させることにより、第2物品支持部30の下流端部33から第1物品支持部20上の第1物品A上に、第2物品Bが落下する。
落下工程の実行中に第2物品Bを押圧する上部押圧面43は、落下工程の実行中に第1物品Aを押圧する下部押圧面41よりも第1方向DR1側に位置している。よって、当該落下工程の実行により、第2物品Bの後端Brが第1物品Aの後端Arよりも第1方向DR1に位置した状態の積み重ね物品Cが形成される。
積み重ね物品Cにおいて、第2物品Bの後端Brと第1物品Aの後端Arとの間のオフセット距離L1は、5mm以上、あるいは、10mm以上であることが好ましい。
第4ステップST4において、積み重ね物品Cが押圧搬送される。第4ステップST4は、第2搬送工程である。第2搬送工程では、押圧部材40が、第1物品支持部20上の積み重ね物品Cを第1方向DR1に押圧することにより、積み重ね物品Cが押圧搬送される(図2、図5、図10等を参照。)。
実施形態における物品積み重ね方法では、第1物品Aが下部押圧面41によって押圧搬送され、第2物品Bが上部押圧面43によって押圧搬送され、落下工程の実行中に、第2物品Bを押圧する上部押圧面43は、第1物品Aを押圧する下部押圧面41よりも第1方向DR1側に位置するように構成される。よって、第1物品Aの後端Arから第2物品Bの後端Brがはみ出すことが防止または抑制される。こうして、積み重ね物品Cの搬送時に、第2物品Bが、第1物品Aから脱落することが防止または抑制される。また、物品積み重ね装置1よりも下流側に配置される任意の機械によって、第1物品Aの後端Arからはみ出した第2物品Bが噛みこまれることが防止または抑制される。
続いて、実施形態における物品積み重ね方法において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(沈降工程)
図7等に記載の例では、物品積み重ね方法は、第2搬送工程(第4ステップST4)の実行中に、押圧部材40を下方に向けて沈降させる沈降工程を備える。
沈降工程の実行前に、積み重ね物品Cは、下部押圧面41によって第1方向DR1に押圧搬送される。また、図7に例示されるように、沈降工程の初期において、積み重ね物品Cは、下部押圧面41によって第1方向DR1に押圧搬送される。
その後、沈降工程が進行するにつれて、下部押圧面41(より具体的には、摺動押圧面41a)は、積み重ね物品Cの後端(より具体的には、第1物品Aの後端Ar)に対して摺動しつつ、積み重ね物品Cの後端を第1方向DR1に押圧する。沈降工程の中期では、沈降工程が進行するにつれて、第1方向DR1に平行な方向および鉛直方向に平行な方向の両方向において、押圧部材40の上部押圧面43が、積み重ね物品Cの後端(より具体的には、第1物品Aの後端Ar)に徐々に接近する。当該接近により、下部押圧面41による積み重ね物品Cの押圧搬送から、上部押圧面43による積み重ね物品Cの押圧搬送に、円滑に移行させることができる。
沈降工程の後期において、積み重ね物品Cは、上部押圧面43によって第1方向DR1に押圧搬送される。こうして、押圧部材40の上部押圧面43に対する積み重ね物品Cの後端(より具体的には、第1物品Aの後端Ar)の相対位置が位置決めされた状態で、積み重ね物品Cが第1方向DR1に搬送される。その結果、第2搬送工程より後の工程において、積み重ね物品Cの取り扱い不良(例えば、噛み込み等)が発生する可能性が低減される。
(物品包装方法)
図1乃至図18を参照して、実施形態における物品包装方法について説明する。図18は、実施形態における物品包装方法の一例を示すフローチャートである。
実施形態における物品包装方法は、例えば、第3の実施形態における物品包装システム100を用いて実行される。
実施形態における物品包装方法は、実施形態における物品積み重ね方法(換言すれば、上述の第1ステップST1乃至第4ステップST4)を含む。
第5ステップST5において、筒状の包装フィルムF2が形成される。第5ステップST5は、筒状フィルム形成工程である。
図16に例示されるように、第5ステップST5(筒状フィルム形成工程)では、フォーマー91を用いて、シート状の包装フィルムF1から筒状の包装フィルムF2が形成される。
第6ステップST6において、筒状の包装フィルムF2内に積み重ね物品Cが供給される。第6ステップST6は、積み重ね物品供給工程である。
第7ステップST7において、筒状の包装フィルムF2に縦シール部が形成される。第7ステップST7は、縦シール部形成工程である。第7ステップST7(縦シール部形成工程)は、縦シーラー94を用いて実行される。
第8ステップST8において、積み重ね物品Cの前後位置において筒状の包装フィルムF2に横シール部Tが形成される。第8ステップST8は、横シール部形成工程である。第8ステップST8(横シール部形成工程)は、横シーラー93を用いて実行される。
横シーラー93によって横シール部Tが形成される際に、筒状の包装フィルムF2内には、第1方向DR1とは反対の第2方向DR2に向かう空気流れが形成される(図16の上側の拡大図における破線矢印V7を参照。)。当該空気流れは、第1物品A上の第2物品Bを第2方向DR2に移動させるおそれがある。しかし、実施形態における物品積み重ね方法では、第2物品Bの後端Brが第1物品Aの後端Arよりも所定距離以上第1方向DR1に位置した状態の積み重ね物品Cが形成されている。よって、横シーラー93の動作に起因して第2方向DR2に向かう空気流れが形成され、当該空気流れによって第2物品Bが第2方向DR2に多少移動する場合においても、第1物品Aの後端Arから第2物品Bの後端Brがはみ出すことが抑制される。その結果、第2物品Bが、横シーラー93によって噛み込まれることが防止または抑制される。
第8ステップST8(横シール部形成工程)は、積み重ね物品Cの前後位置において包装フィルムF2を切断することを含んでいてもよい。包装フィルムF2の切断は、例えば、横シーラー93に設けられた切断刃によって実行される。
第8ステップST8の実行により、積み重ね物品Cを収容した包装体Dが形成される。
第9ステップST9において、包装体Dが搬出される。第9ステップST9は、包装体搬出工程である。
第9ステップST9(包装体搬出工程)は、例えば、横シーラー93の下流側に配置された搬出コンベヤ95を用いて実行される。
本発明は上記各実施形態または各変形例に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態または各変形例は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態または各変形例で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態または他の変形例にも適用可能である。さらに、各実施形態または各変形例における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1、1A、1B:物品積み重ね装置
1’ :物品積み重ね装置
8 :フレーム
9 :物品包装装置
20 :第1物品支持部
20L :左側第1支持部
20R :右側第1支持部
21a :第1板部
21b :第1棒状部
22 :第1上面
25L :第1左壁部
25R :第1右壁部
26 :第1間隔調整機構
30 :第2物品支持部
30L :左側第2支持部
30R :右側第2支持部
31a :第2板部
31a-L :左側の第2板部
31a-R :右側の第2板部
32 :第2上面
33 :下流端部
35L :第2左壁部
35R :第2右壁部
36 :第2間隔調整機構
40 :押圧部材
40’ :押圧部材
41 :下部押圧面
41a :摺動押圧面
43 :上部押圧面
43e :上部押圧面の下端
45 :第1部分
45a :第1取付部
46 :第2部分
46a :第2取付部
47 :連結アーム
50 :移動装置
51 :エンドレス部材
53 :駆動装置
55 :ホイール
55a :上流端部側ホイール
55b :中間ホイール
55c :下流端部側ホイール
70 :供給コンベヤ
70L :左側コンベヤ
70R :右側コンベヤ
71 :第2のエンドレス部材
75 :ホイール
77 :伝達部材
81 :エンドレス部材ガイド
91 :フォーマー
92 :物品搬送コンベヤ
93 :横シーラー
93’ :横シーラー
94 :縦シーラー
95 :搬出コンベヤ
100 :物品包装システム
411a :初期接触部
412a :中期接触部
511 :ブリッジ部分
A :第1物品
AR1 :第1物品搬送領域
AR2 :第2物品搬送領域
AR3 :積み重ね物品搬送領域
AR3-1 :積み重ね物品搬送領域のうちの上流側領域
AR3-2 :積み重ね物品搬送領域のうちの下流側領域
AT1 :第1揺動軸
AT2 :第2揺動軸
AX1 :第1回転軸
AX2 :第2回転軸
Ar :第1物品の後端
B :第2物品
Br :第2物品の後端
C :積み重ね物品
D :包装体
F1 :シート状の包装フィルム
F2 :筒状の包装フィルム
M :押圧部材沈降機構
OB :周回軌道
OB1 :主軌道
OB2 :傾斜軌道
OB3 :第1転回軌道
OB4 :リターン軌道
OB5 :第2転回軌道
T :横シール部

Claims (8)

  1. 第1物品が搬送される第1物品搬送領域と、前記第1物品に第2物品が載置された状態の積み重ね物品が搬送される積み重ね物品搬送領域とを規定し、前記第1物品を摺動可能に支持する第1物品支持部と、
    前記第2物品を前記第1物品上に落下させるための下流端部を有し、前記第2物品が搬送される第2物品搬送領域を規定し、前記第2物品を摺動可能に支持する第2物品支持部と、
    前記第1物品搬送領域および前記第2物品搬送領域を横切って移動することにより、前記第1物品支持部上の前記第1物品および前記第2物品支持部上の前記第2物品を第1方向に押圧し、前記積み重ね物品搬送領域を横切って移動することにより、前記積み重ね物品を前記第1方向に押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を周回軌道に沿って移動させる移動装置と
    を具備し、
    前記押圧部材は、
    前記第1物品支持部上の前記第1物品を押圧可能な下部押圧面と、
    前記第2物品支持部上の前記第2物品を押圧可能な上部押圧面と、
    を有し、
    前記押圧部材が前記第2物品支持部の前記下流端部を通過する際に、前記上部押圧面は、前記下部押圧面よりも前記第1方向側に位置するように構成される
    物品積み重ね装置。
  2. 前記押圧部材が前記積み重ね物品搬送領域を横切って移動する際に、前記押圧部材を下方に向けて沈降させる押圧部材沈降機構を更に具備し、
    前記積み重ね物品搬送領域のうちの上流側領域では、前記積み重ね物品が前記下部押圧面によって前記第1方向に押圧され、前記積み重ね物品搬送領域のうちの下流側領域では、前記積み重ね物品が前記上部押圧面によって前記第1方向に押圧されるように構成される
    請求項1に記載の物品積み重ね装置。
  3. 前記下部押圧面は、前記積み重ね物品を前記第1方向に押圧しながら前記積み重ね物品に対して下方に摺動移動する摺動押圧面を含む
    請求項2に記載の物品積み重ね装置。
  4. 前記摺動押圧面は、前記第1方向の反対方向に向かって凹んだ凹曲面によって構成される
    請求項3に記載の物品積み重ね装置。
  5. 前記周回軌道は、
    前記押圧部材の高さが一定に維持された状態で前記押圧部材を前記第1方向に移動させる主軌道と、
    前記押圧部材を下方に向けて沈降させつつ前記押圧部材を前記第1方向に移動させる傾斜軌道と
    を含み、
    前記押圧部材が前記主軌道に沿って移動するとき、前記押圧部材の前記下部押圧面は、前記第1物品を前記第1方向に押圧搬送し、前記押圧部材の前記上部押圧面は、前記第2物品を前記第1方向に押圧搬送するように構成され、
    前記押圧部材が前記傾斜軌道に沿って移動するとき、前記押圧部材は、前記積み重ね物品を前記第1方向に押圧搬送するように構成される
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の物品積み重ね装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の物品積み重ね装置と、
    前記物品積み重ね装置の下流端に隣接配置される物品包装装置と
    を具備し、
    前記物品包装装置は、
    シート状の包装フィルムから筒状の包装フィルムを形成するフォーマーと、
    前記積み重ね物品を搬送する搬送コンベヤと、
    前記積み重ね物品の前後において、筒状の前記包装フィルムに横シール部を形成する横シーラーと
    を備え、
    前記横シール部が形成される際に、筒状の前記包装フィルム内には、前記第1方向とは反対の方向に向かう空気流れが形成される
    物品包装システム。
  7. 物品積み重ね装置を用いて実行される物品積み重ね方法であって、
    前記物品積み重ね装置は、
    第1物品を摺動可能に支持する第1物品支持部と、
    第2物品を前記第1物品上に落下させるための下流端部を有し、前記第2物品を摺動可能に支持する第2物品支持部と、
    前記第1物品支持部上の前記第1物品および前記第2物品支持部上の前記第2物品を第1方向に押圧可能、かつ、前記第1物品に前記第2物品が載置された状態の積み重ね物品を前記第1方向に押圧可能な押圧部材と、
    前記押圧部材を周回軌道に沿って移動させる移動装置と
    を具備し、
    前記押圧部材は、
    前記第1物品支持部上の前記第1物品を押圧可能な下部押圧面と、
    前記第2物品支持部上の前記第2物品を押圧可能な上部押圧面と、
    を有し、
    前記押圧部材が前記第2物品支持部の前記下流端部を通過する際に、前記上部押圧面は、前記下部押圧面よりも前記第1方向側に位置するように構成され、
    前記物品積み重ね方法は、
    前記押圧部材が、前記第1物品支持部上の前記第1物品と、前記第2物品支持部上の前記第2物品とを前記第1方向に同時に押圧することにより、前記第1物品および前記第2物品を同時に押圧搬送する第1搬送工程と、
    前記第2物品支持部の前記下流端部を通過するように前記押圧部材を移動させることにより、前記第2物品支持部の前記下流端部から前記第1物品支持部上の前記第1物品に、前記第2物品を落下させる落下工程と、
    前記押圧部材が、前記第1物品支持部上の前記積み重ね物品を前記第1方向に押圧することにより、前記積み重ね物品を押圧搬送する第2搬送工程と
    を具備し、
    前記落下工程の実行中に前記第2物品を押圧する前記上部押圧面が、前記落下工程の実行中に前記第1物品を押圧する前記下部押圧面よりも前記第1方向側に位置していることにより、前記第2物品の後端が前記第1物品の後端よりも前記第1方向に位置した状態の前記積み重ね物品が形成される
    物品積み重ね方法。
  8. 前記第2搬送工程の実行中に、前記押圧部材を下方に向けて沈降させる沈降工程を更に具備し、
    前記沈降工程の初期において、前記積み重ね物品は、前記下部押圧面によって前記第1方向に押圧搬送され、
    前記沈降工程の後期において、前記積み重ね物品は、前記上部押圧面によって前記第1方向に押圧搬送される
    請求項7に記載の物品積み重ね方法。
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