JP5169337B2 - レーザビーム走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザビーム走査装置、特に、画像データに基づいて変調された複数のビームを単一の偏向器を用いて複数の感光体上を走査するレーザビーム走査装置に関する。
近年、フルカラーの複写機やプリンタなどの画像形成装置にあっては、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色に対応して四つの感光体を並置し、各感光体上に形成された各色の画像を中間転写ベルトや直接記録媒体に転写して合成するタンデム方式が主流となっている。そして、この種のタンデム方式の画像形成装置には、例えば、各感光体上に単一の偏向器(ポリゴンミラー)を用いて4本のビームを同時に走査して画像を描画するレーザビーム走査装置が搭載されている。
この種のレーザビーム走査装置としては、複数の光源とコリメータレンズを有し、光源とコリメータレンズのそれぞれの光軸が一致するように配置され、コリメータレンズを透過したビームが光路合成ミラーにより合成され、シリンダレンズに平行に入射し、偏向面の近傍で副走査方向に集光するようにしたものが広く知られている。
これに対して、特許文献1に記載のレーザビーム走査装置では、光源に対してコリメータレンズが偏芯して配置されており、偏向面に互いに異なる角度で斜入射する構成を採用している。但し、ビームの偏向面への入射高さは2種類に設定されており、分離マージンを保持するには不十分である。
また、特許文献2及び特許文献3に記載のレーザビーム走査装置では、共通のシリンダレンズに対して複数のビームが異なる角度を持って入射し、偏向面へもそれぞれ異なる高さで入射している。但し、光源とコリメータレンズの光軸は一致している。この構成を採用すると、光源を保持する基板を傾けて配置することになり、光源の配置角度誤差が大きくなりやすい。
ところで、タンデム方式の画像形成装置に搭載されるレーザビーム走査装置では、複数の感光体に向かうビームを分離する必要がある。光路分離ミラーを用いる場合に該光路分離ミラー上において、分離されるビームと隣接ビームは一定の間隔を保つことが必要となる。この間隔を確保するためには、偏向面への斜入射角度を大きくすることが考えられる。しかし、斜入射角度を大きくすると光学性能が悪化し、走査レンズも大きくなってしまう。
特開2007−41420号公報 特開2005−148284号公報 特開2006−184586号公報
そこで、本発明の目的は、複数の感光体に対して同時に並行してビームを走査するレーザビーム走査装置において、良好な光学性能を保ちつつ、偏向器の後段で確実な光路分離を可能にすることにある。
以上の目的を達成するため、本発明の一形態であるレーザビーム走査装置は、
複数の光源部と、該光源部から発せられた複数のビームが透過する一つのシリンダレンズと、該シリンダレンズを透過したビームを主走査方向に偏向する一つの偏向器と、該偏向器により偏向されたビームを感光体上に導く走査光学素子と、それぞれの感光体に向けてビームを分離する複数の光路分離ミラーと、を備えたレーザビーム走査装置において、
各光源部は、光源とコリメータレンズと絞りとで構成され、
前記光源は、前記シリンダレンズの母線及び光軸を含む第1の平面と該光源から発せられたビームの最大強度方向を含む第2の平面とが平行になるように配置され、
異なる光源から発せられたビームは、互いに異なるコリメータレンズ及び絞りを通過し、前記第1の平面に対して互いに異なる角度で前記シリンダレンズに入射し、かつ、副走査方向にそれぞれ異なる高さで前記偏向器に入射し、
前記コリメータレンズは、主走査方向を中心軸として所定角度回転させて配置され、その主点が、前記第2の平面に対して前記第1の平面側に位置するように配置されており、
前記走査光学素子のうち全てのビームが透過しかつ前記偏向器に最も近接して配置された走査光学素子の偏向器側の面と偏向点中心との距離をL、該走査光学素子の偏向器側の面上で隣接するビームの主光線間隔をW、前記光路分離ミラーで分離される二つのビームの前記偏向器への斜入射角をそれぞれβ1,β2とすると、以下の条件式(1)を満足すること、
W>|L・(tanβ1−tanβ2)| …(1)
を特徴とする。
前記レーザビーム走査装置において、複数の光源から発せられてそれぞれ異なるコリメータレンズ及び絞りを通過したビームは、それぞれ異なる角度でシリンダレンズの母線及び光軸を含む第1の平面に近づく方向に進み、それぞれ異なった副走査方向位置で偏向面に入射する。偏向された各ビームは偏向面での入射位置からさらに互いに離れる方向に進行する。つまり、偏向器で偏向された各ビームは偏向器から遠ざかるに従って、異なる光源から発せられた隣接するビームの間隔は拡がっていく。これによって、全てのビームが透過する偏向器に最も近接して配置された走査光学素子の偏向器側の面上において前記条件式(1)が満足される。条件式(1)を満足することにより、ビームの主光線間隔を分離に必要な値に設定することができる。換言すれば、偏向器へのビーム斜入射角度を大きくする必要はなく、光学性能の劣化などを防止することができる。
以下、本発明に係るレーザビーム走査装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。
(全体構成、図1〜図5参照)
本発明に係るレーザビーム走査装置の一実施例について、図1に立体配置関係を示す。なお、各図において、符号に付したy,m,c,kはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の形成に用いられる部材であることを意味し、いずれの色にも該当する場合にはこれらの添字は省略する。
このレーザビーム走査装置は、タンデム方式の電子写真法による画像形成装置の露光ユニットとして構成され、四つの感光体ドラム40y,40m,40c,40k上にそれぞれのイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像を形成するように構成されている。なお、感光体ドラム40上に形成された4色の画像(静電潜像)はトナーにて現像された後、図示しない中間転写ベルト上に1次転写/合成され、記録材上に2次転写される。この種の画像形成プロセスは周知であり、その説明は省略する。
図1及び図2に示すように、光源部1は、レーザダイオードからなる四つの光源11y,11m,11c,11kと、コリメータレンズ12y,12m,12c,12kと、絞り13y,13m,13c,13kとで構成されている。各光源11から放射されたビーム(拡散光)は各コリメータレンズ12により平行光とされ、各絞り13を通過する。光源11yから放射されたビームByは、光路合成ミラー14yで反射されてミラー15へ向かう。光源11mから放射されたビームBmは、光路合成ミラー14mで反射されてミラー15へ向かう。光源11cから放射されたビームBcは、光路合成ミラー14cで反射されてミラー15へ向かう。光源11kから放射されたビームBkは、直接ミラー15へ向かう。ここで、光路合成ミラー14とは各ビームの光路を同一方向にするように配置された反射ミラーである。
前記ミラー15で反射されたそれぞれのビームは、シリンダレンズ16を透過してポリゴンミラー17の偏向面近傍で副走査方向Zに集光される。ポリゴンミラー17は所定の速度で回転駆動され、それぞれのビームは主走査方向Yに偏向走査される。各ビームは以下に説明する第1の平面P1(図4参照)に対して互いに異なる角度でシリンダレンズ16に入射し、かつ、副走査方向Zにそれぞれ異なる高さでポリゴンミラー17の偏向面に入射する(この点は、図6及び図7を参照して以下に詳述する)。
ポリゴンミラー17から各ビームの進行方向Xに関しては、第1走査レンズ21、第2走査レンズ22、第3走査レンズ23y,23m,23c,23k、ミラー24y,24m,24c,24k,25y,25m,25c,26m,26c、平行平板(防塵用ウインドウガラス)27y,27m,27c,27kが配置されている。
ポリゴンミラー17の同一偏向面で同時に偏向された四つのビームは、それぞれ、第1走査レンズ21及び第2走査レンズ22を透過する。ビームByは、ミラー24yで反射され、第3走査レンズ23yを透過し、さらに、ミラー25yで反射され、平行平板27yを透過して感光体ドラム40y上で結像し、主走査方向Yに走査する。ビームBmは、ミラー24m,25mで反射され、第3走査レンズ23mを透過し、さらに、ミラー26mで反射され、平行平板27mを透過して感光体ドラム40m上で結像し、主走査方向Yに走査する。ビームBcは、ミラー24cで反射され、第3走査レンズ23cを透過し、さらに、ミラー25c,26cで反射され、平行平板27cを透過して感光体ドラム40c上で結像し、主走査方向Yに走査する。ビームBkは、第3走査レンズ23kを透過し、ミラー24kで反射され、平行平板27kを透過して感光体ドラム40k上で結像し、主走査方向Yに走査する。
ここで、図4及び図5に示すように、シリンダレンズ16の母線及び光軸を含む平面を第1の平面P1と称し、光源11から発せられたビームの最大強度方向Mを含む平面を第2の平面P2とする。この場合、第1の平面P1と第2の平面P2とは互い平行になるように配置されている。また、絞り13は光源11から発せられたビームの最大強度方向Mを含むように配置されている。
(第1実施例、図6参照)
第1実施例は、前記構成のレーザビーム走査装置において、コリメータレンズ12を前記第2の平面P2に対して副走査方向Zにそれぞれ所定量シフトさせ、かつ、主走査方向Yを中心軸としてそれぞれ所定角度回転させることで、各コリメータレンズ12の主点が第2の平面P2に対して第1の平面P1側に位置するように配置している。
以下に掲げた表1〜表4には、第1実施例におけるY,M,C,Kの光源系を構成する各光学素子のコンストラクションの基本データ及び偏芯データを示している。また、以下に掲げた表6及び表7には、第1実施例におけるC,Kの走査系を構成する各光学素子のコンストラクションの基本データ及び偏芯データを示している。なお、Mの基本データ及び偏芯データはCと対称であり、Yの基本データ及び偏芯データはKと対称である。
また、以下に掲げる表5には、第1実施例における各種光学素子の数値を示している。ちなみに、ビームがポリゴンミラー17の偏向面へ斜入射する副走査方向Zの入射高さは、ビームByに関しては0.177mm、ビームBmに関しては0.002mm、ビームBcに関しては−0.174、ビームBkに関しては−0.374mmである。
(第2実施例、図7参照)
第2実施例は、前記構成のレーザビーム走査装置において、コリメータレンズ12を前記第2の平面P2に対して副走査方向Zにそれぞれ所定量シフトさせることで、各コリメータレンズ12の主点が第2の平面P2に対して第1の平面P1側に位置するように配置している。
以下に掲げた表8〜表11には、第2実施例におけるY,M,C,Kの光源系を構成する各光学素子のコンストラクションの基本データ及び偏芯データを示している。また、以下に掲げた表6及び表7には、第2実施例におけるC,Kの走査系を構成する各光学素子のコンストラクションの基本データ及び偏芯データを示している。なお、Mの基本データ及び偏芯データはCと対称であり、Yの基本データ及び偏芯データはKと対称である。
また、以下に掲げる表12には、第2実施例における各種光学素子の数値を示している。ちなみに、ビームがポリゴンミラー17の偏向面へ斜入射する副走査方向Zの入射高さは、ビームByに関しては0.122mm、ビームBmに関しては−0.016mm、ビームBcに関しては−0.155mm、ビームBkに関しては−0.292mmである。
(第3実施例及び第4実施例、図13及び図14参照)
第3実施例は、前記構成のレーザビーム走査装置において、光源11としてアレイレーザを用いたもので、他の構成は前記第1実施例と同様である。
第4実施例は、前記構成のレーザビーム走査装置において、光源11としてアレイレーザを用いたもので、他の構成は前記第2実施例と同様である。
図13にアレイレーザを示し、一つの光源11から4本のビームが放射される。図14に第1走査レンズ21のポリゴンミラー17側の面においてアレイレーザから放射された隣接するビームの主光線間隔Wを示す。
(条件式(1)、図7及び図9参照)
第1〜第4実施例において、全てのビームが透過しかつポリゴンミラー17に最も近接配置された第1走査レンズ21において、ポリゴンミラー17側の面上での隣接ビームの主光線間隔Wが以下の条件式(1)を満足している。ここで、Lは第1走査レンズ21のポリゴンミラー17側の面と偏向点中心A(図9参照)との距離、β1,β2は、光路分離ミラー24y,24m,24cにて分離される二つのビームのポリゴンミラー17への斜入射角である(図8参照)。また、偏向点中心Aとは、偏向面への入射主光線と第1走査レンズ21の光軸との交点を意味する。
W>|L・(tanβ1−tanβ2)| …(1)
第1実施例及び第3実施例において、条件式(1)の右辺は0.85mmであり、左辺Wは1.06mmであり、条件式(1)を満足している。また、第2実施例及び第4実施例において、条件式(1)の右辺は0.85mmであり、左辺Wは1.02mmであり、条件式(1)を満足している。
(条件式(2)、図10参照)
また、第1実施例及び第2実施例において、図10に示すように、光源11の中心とコリメータレンズ12の光軸との副走査方向Zへの偏芯量hは以下の条件式(2)を満足している。ここで、fcoはコリメータレンズ12の焦点距離、αは光源11から発せられたビームの副走査方向Zへの拡がり角(半値全角)である。
0≦h<fco・tan(α/2) …(2)
第1実施例及び第2実施例において、条件式(2)の右辺はそれぞれ2mmである(表5、表12参照)。第1実施例での偏芯量hは0.067mm、第2実施例での偏芯量hは0.071mmであり、条件式(2)を満足している。この条件式(2)を満足することにより、ビームの拡がり角内にコリメータレンズ12を配置することができ、光量低下を防止することができる。
(条件式(3)、図11参照)
光源11としてアレイレーザを用いた第3実施例及び第4実施例においては、以下の条件式(3)を満足している。ここで、Pは画像密度(dpi)、Bzは全光学系副走査方向倍率、Nはアレイレーザのビーム数、fcoはコリメータレンズ12の焦点距離、Byは全光学系主走査方向倍率、hは第1の平面P1に対して平行でかつ第2の平面P2からのコリメータレンズ12の平行偏芯量、θは図9に示すように第2の平面P2に対する傾き偏芯量(傾き角度)である。
|√[fco2+(h−25.4/P×Bz×(N−1)/2)2]−√[fco2+(h+25.4/P×Bz×(N−1)/2)2]|×|h−fco・tanθ|/h×By2
<0.3mm …(3)
第3実施例及び第4実施例において、以下に掲げる表13(第3実施例)及び表14(第4実施例)に示すように、画像密度Pは1200dpi、アレイレーザのビーム数Nは4である。また、条件式(3)の左辺は、第3実施例にあっては0.01mm、第4実施例にあっては0.18mmであり、それぞれ条件式(3)を満足している。
アレイレーザを用いた場合、コリメータレンズ12を偏芯させると、アレイレーザの両端の発光点11a,11b(図11参照)とコリメータレンズ12の主点までの光路距離に差が生じる。これは、像面上での一つのアレイレーザの複数のビームごとにフォーカス位置がずれることにつながる。フォーカス位置がずれるとビーム径が太り、深度が減少してしまう。条件式(3)を満足することにより、深度減少を実用上問題が生じない範囲に抑えることができる。
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(実施例のまとめ)
前記各実施例において、各光源11は、シリンダレンズ16の母線及び光軸を含む第1の平面P1と各光源11から発せられたビームの最大強度方向を含む第2の平面P2とが平行になるように配置されている。異なる光源11から発せられたビームは、互いに異なるコリメータレンズ12及び絞り13を通過し、第1の平面P1に対して互いに異なる角度でシリンダレンズ16に入射し、かつ、副走査方向Zにそれぞれ異なる高さでポリゴンミラー17に入射する。各コリメータレンズ12は、その主点が、第2の平面P2に対して第1の平面P1側に位置するように配置されており、全てのビームが透過しかつポリゴンミラー17に最も近接配置された第1走査レンズ21は、前記条件式(1)を満足している。
以上の構成において、ポリゴンミラー17で偏向された各ビームはポリゴンミラー17から遠ざかるに従って、異なる光源11から発せられた隣接するビームの間隔が拡がっていく。これによって、全てのビームが透過しかつポリゴンミラー17に最も近接配置された第1走査レンズ21において前記条件式(1)が満足される。条件式(1)を満足することにより、ビームの主光線間隔を必要な値に設定することができ、光学性能の劣化や光の利用効率の低下を防止することができる。
また、各実施例においては、前記条件式(2)を満足することにより、ビームの拡がり角内にコリメータレンズ12を配置することができ、光量低下を防止することができる。また、各絞り13は各光源11から発せられたビームの最大強度方向を含むように配置されており、光の有効利用をより促進することができる。
また、第3及び第4実施例のごとく、複数の光源部を複数の光源を有するアレイレーザにて構成すれば、アレイレーザでは合成するビームが複数になる分、合成されるビームの隣接するビームの間隔は狭くなるので、隣接するビームの主光線間隔Wを大きな値に設定できるという本発明を有効に利用することができる。そして、アレイレーザを用いた場合、前記条件式(3)を満足することにより、深度減少を実用上問題が生じない範囲に抑えることができる。
なお、本発明に係るレーザビーム走査装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できることは勿論である。
本発明に係るレーザビーム走査装置の一実施例における全体構成を示す立体配置図である。 光源部の光路構成を示す平面図である。 走査レンズと光路分離ミラーの配置を示す説明図である。 コリメータレンズ、絞り及びシリンダレンズの配置関係を示す斜視図である。 光源及びシリンダレンズの配置関係を示す斜視図である。 第1実施例の光源部を示す概念図である。 第2実施例の光源部を示す概念図である。 条件式(1)の説明図である。 偏向点中心を示す説明図である。 条件式(2)の説明図である。 条件式(3)の説明図である。 第1走査レンズの面上でのビーム間隔を示す説明図である。 アレイレーザを示す説明図である。 アレイレーザを用いた場合の第1走査レンズの面上でのビーム間隔を示す説明図である。
符号の説明
1…光源部
11…光源
12…コリメータレンズ
13…絞り
16…シリンダレンズ
17…ポリゴンミラー(偏向器)
21,22,23…走査レンズ
24,25,26…ミラー
40…感光体ドラム
B…ビーム
Y…主走査方向
Z…副走査方向
P1…第1の平面
P2…第2の平面
W…主光線間隔

Claims (5)

  1. 複数の光源部と、該光源部から発せられた複数のビームが透過する一つのシリンダレンズと、該シリンダレンズを透過したビームを主走査方向に偏向する一つの偏向器と、該偏向器により偏向されたビームを感光体上に導く走査光学素子と、それぞれの感光体に向けてビームを分離する複数の光路分離ミラーと、を備えたレーザビーム走査装置において、
    各光源部は、光源とコリメータレンズと絞りとで構成され、
    前記光源は、前記シリンダレンズの母線及び光軸を含む第1の平面と該光源から発せられたビームの最大強度方向を含む第2の平面とが平行になるように配置され、
    異なる光源から発せられたビームは、互いに異なるコリメータレンズ及び絞りを通過し、前記第1の平面に対して互いに異なる角度で前記シリンダレンズに入射し、かつ、副走査方向にそれぞれ異なる高さで前記偏向器に入射し、
    前記コリメータレンズは、主走査方向を中心軸として所定角度回転させて配置され、その主点が、前記第2の平面に対して前記第1の平面側に位置するように配置されており、
    前記走査光学素子のうち全てのビームが透過しかつ前記偏向器に最も近接して配置された走査光学素子の偏向器側の面と偏向点中心との距離をL、該走査光学素子の偏向器側の面上で隣接するビームの主光線間隔をW、前記光路分離ミラーで分離される二つのビームの前記偏向器への斜入射角をそれぞれβ1,β2とすると、以下の条件式(1)を満足すること、
    W>|L・(tanβ1−tanβ2)| …(1)
    を特徴とするレーザビーム走査装置。
  2. 前記光源の中心と前記コリメータレンズの光軸との副走査方向への偏芯量をh、前記コリメータレンズの焦点距離をfco、前記光源から発せられたビームの副走査方向への拡がり角(半値全角)をαとしたとき、以下の条件式(2)を満足すること、
    0≦h<fco・tan(α/2) …(2)
    を特徴とする請求項1に記載のレーザビーム走査装置。
  3. 前記絞りは前記光源から発せられたビームの最大強度方向を含むように配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザビーム走査装置。
  4. 前記複数の光源部は複数の光源を有するアレイレーザを有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のレーザビーム走査装置。
  5. 画像密度をP(dpi)、全光学系副走査方向倍率をBz、前記アレイレーザのビーム数をN、前記コリメータレンズの焦点距離をfco、全光学系主走査方向倍率をBy、前記第1の平面に対して平行でかつ前記第2の平面からのコリメータレンズの平行偏芯量をh、前記第2の平面に対する傾き偏芯量をθとしたとき、以下の条件式(3)を満足すること、
    |√[fco2+(h−25.4/P×Bz×(N−1)/2)2]−√[fco2+(h+25.4/P×Bz×(N−1)/2)2]|×|h−fco・tanθ|/h×By2
    <0.3mm …(3)
    を特徴とする請求項4に記載のレーザビーム走査装置。
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