JP2010054858A - 光走査部および光走査装置およびカラー画像形成装置 - Google Patents

光走査部および光走査装置およびカラー画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】新規な光走査部・光走査装置およびカラー画像形成装置を実現する。
【解決手段】2個のレーザ光源により互いに偏光方向が直交するレーザ光を生成し、これら2個のレーザ光源からの光束を、ビーム合成手段により偏光方向の違いを利用してビーム合成し、合成された光束を共通の光偏向器11により偏向させ、偏向された偏向光束を、光偏向器11に関して同じ側における、副走査方向に分離した2つの走査位置18、18’に、走査結像光学系12、13、13’により光源ごとに集光させ、光偏向器11により偏向された偏向光束を、偏光方向の違いを利用して、ビーム分離手段14により光源ごとに分離し、2つの走査位置18、18’の各々を光走査する光走査部である。
【選択図】図1

Description

この発明は、光走査部および光走査装置およびカラー画像形成装置に関する。
レーザプリンタ、デジタル複写機、普通紙ファクシミリ等で用いられる電子写真式の画像形成装置においてカラー化・高速化が進み、複数(通常は4つ)の光導電性感光体(以下、単に「感光体」と言う。)を有するタンデム方式のカラー画像形成装置が普及しつつある。
タンデム方式のカラー画像形成装置では、4つの感光体に「光走査による画像書込み」を同時に行わなければならず、これを行うのに「光源、ポリゴンミラー、走査結像光学系を有する光走査装置」を独立して4装置搭載する方式があるが、部品点数が多くコストアップになる。また、ポリゴンミラーを回転させるモータも4つ必要で、消費電力が大きく、発熱量も大きい。
これに対し、4つの感光体を光走査する光束の偏向を「共通のポリゴンミラー」で行う方式が提案されている。
このような方式において、共通のポリゴンミラーで偏向された光束を分離して各感光体に導光する方式として、ポリゴンミラーに入射させる複数光束を「副走査方向に平行とし、相互に副走査方向に充分に離し、ポリゴンミラーによる偏向後、ミラー等で分離して、各光導電性感光体へ向う光路を形成する方式が知られている(特許文献1)。
また、複数の光束を、ポリゴンミラーの回転軸に直交する面に対して互いに異なる傾き角傾けて入射(所謂斜め入射)させ、ポリゴンミラーによる偏向光束相互の傾きを利用し、ミラー等で分離して、各光導電性感光体へ向う光路を形成する方式も知られている(特許文献2)。
特許文献1記載の方法は、ポリゴンミラーの副走査方向のサイズが大きくなり易く、ポリゴンミラーの重さや空気抵抗が増大し、モータの負荷が増え、発熱量が増大し易い。
特許文献2記載の方法は、例えば、ポリゴンミラーに最近接した走査レンズを2以上の偏向光束に共通化する場合、走査レンズへの「副走査方向の入射角」が、光束により異なり、各光束による走査線の曲がりを揃えるのに走査レンズに特殊な面が必要となる。
特開2007−279670号公報 特許第3450653号公報
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、新規な光走査部・光走査装置およびカラー画像形成装置の実現を課題とする。
この発明の光走査部は「複数位置において同時に光走査を行う光走査装置自体」、もしくは「光走査装置の一部」を構成するものであって、2個のレーザ光源と、ビーム合成手段と、光偏向器と、走査結像光学系と、ビーム分離手段とを有する(請求項1)。
2個のレーザ光源は「互いに偏光方向が直交するレーザ光束を生成」する。
「互いに偏光方向が直交するレーザ光束を生成する」には、例えば、直線偏光状態のレーザ光を放射する半導体レーザを2個用い、これら半導体レーザの「発光部の長手方向を互いに直交させ」て、半導体レーザから射出したレーザ光束の偏光方向が「互いに直交する」ようにすることができる。
あるいは、2個の半導体レーザからは「偏光方向が互いに平行なレーザ光束」を放射させ、一方のレーザ光束の偏光方向を「1/2波長板」等で90度旋回させて、互いに偏光方向が直交する2つのレーザ光を得るようにすることもできる。
このように、レーザ光源は、1/2波長板等の光学素子を有することができ、また、コリメートレンズ等のカップリングレンズを有することができる。
「ビーム合成手段」は、これら2個のレーザ光源からのレーザ光束を「偏光方向の違いを利用してビーム合成」する。
2つのレーザ光源から、それぞれ1本ずつの平行レーザ光束が放射される場合、ビーム合成手段により合成された光束は、偏光方向が互いに直交する2つのレーザ光束が「1本の平行レーザ光束」として合成される。
「光偏向器」は、ビーム合成手段により合成された光束を偏向させるものであり、偏向される光束は合成されているから、2つのレーザ光源から放射されるレーザ光束に対して共通化されている。
光偏向器としては、周知のポリゴンミラーを好適に用いることができるが、これに限らず、揺動鏡を用いるもの等を使用することもできる。また、光偏向器としてポリゴンミラーを用いる場合、ビーム合成手段と光偏向器の偏向反射面との間に、合成されたレーザ光束を、上記偏向反射面の近傍に「主走査方向に長い線像」として結像させる線像結像光学系を設け、この線像を走査結像光学系における「副走査方向の物点とする」ことにより、「ポリゴンミラーの面倒れを補正できる」ことは言うまでもない。
「走査結像光学系」は、光偏向器により偏向された偏向光束を、光偏向器に関して同じ側において「副走査方向に分離した2つの走査位置」に、レーザ光源ごとに集光させる。
即ち、一方の走査位置には「一方のレーザ光源からのレーザ光束」が集光し、他方の走査位置には「他方のレーザ光源からのレーザ光束」が集光する。
「副走査方向に分離した2つの走査位置」は、実体的には「2つの別個の感光体」であることができるが、これに限らず、例えば、無端ベルト状に形成された単一の感光体の感光面上に「副走査方向に最大静電線像長以上離して設定された2つの走査位置」であってもよい。
「ビーム分離手段」は、光偏向器により偏向された偏向レーザ光束を「偏光方向の違いを利用してレーザ光源ごとに分離」し、2つの走査位置の各々用に分離する。
走査結像光学系は、光偏向器から上記「副走査方向に分離した2つの走査位置へ向うレーザ光束ごとに独立した2つの結像光学系」で構成することもできるが、後述する実施の形態に示すように、走査結像光学系を構成する走査レンズのうちで、光偏向器に最も近い1または2以上の走査レンズを「偏向レーザ光束」に共通化することができる。
「各走査位置へ向うレーザ光束ごとに独立した2つの結像光学系」で走査結像光学系を構成する場合には、ビーム分離手段は、光偏向器と走査結像光学系との間で、偏向レーザ光束を副走査方向に分離し、分離したレーザ光束が、それぞれ対応する結像光学系に入射するようにする。
また、走査結像光学系を構成する走査レンズのうちで、光偏向器に最も近い1または2以上の走査レンズを「偏向レーザ光束」に共通化する場合には、共通化した走査レンズの像側においてビーム分離手段による光束分離を行う。
上記の如く、「ビーム合成手段」は、2つのレーザ光源からのレーザ光を「偏光方向の違いを利用してビーム合成」するものであり、「ビーム分離手段」は、ビーム合成手段により合成された光束を「偏光方向の違いを利用してビーム分離」するものである。
これらビーム合成手段および/またはビーム分離手段は「構造複屈折を有する回折光学素子」であることができる(請求項2)。
「構造複屈折を持つ回折光学素子」は波長の数倍以下の凹凸を形成するだけで作製出来るので、一度金型を作ってしまえば、樹脂や低融点のガラスに金型の凹凸を転写することで安く大量生産が可能であり、低コストで自由度の高い光学系を設計できる。
また、ビーム合成手段および/またはビーム分離手段を「偏光ビームスプリッタ」とすることができる(請求項3)。
さらに、これらの組合せとして、ビーム合成手段・ビーム分離手段の一方を「構造複屈折を有する回折光学素子」とし、他方を「偏光ビームスプリッタ」とすることができる。
請求項1〜3の任意の1に記載の光走査部において「光偏向器に関して同じ側において副走査方向に分離した2つの走査位置」が、光偏向器により偏向される偏向光束の偏向面に対して一方の側にあり、ビーム合成手段が「2つのレーザ光源からのレーザ光束の一方を「進行方向を変えることなく通過」させ、上記レーザ光束の他方を「進行方向を変えて通過」させるものであり、上記レーザ光束の他方(進行方法を変えるレーザ光束)の、ビーム合成手段への入射方向が、上記偏向面に対して「他方の側」へ向う向きに設定されていることができる(請求項4)。
若干説明を補足すると、光偏向器により偏向された合成光束が偏向により掃引する面が上記「偏向面」であるが、仮にこの偏向面が水平面であるとした場合、分離された光束が光走査する2つの走査位置は、この水平面の例えば下方に位置される。
この場合には、ビーム合成手段を通過することにより進行方向を変える光束を、ビーム合成手段へ「偏向面のなす水平面よりも下方」から、上方へ向うように入射させる。このようにすると、このレーザ光束が他のレーザ光束と合成されるとき、その一部が「ビーム合成手段」を直進的に透過してしまうような場合にも、この成分が走査位置に「迷光として作用する」ことが無い。
上記請求項4記載の光走査部において、ビーム合成手段が「構造複屈折を有する回折光学素子」であって、屈折率:nの基板を有するとともに、回折光学素子周期:Λを有するものである場合、「回折光学素子を通過することにより進行方向を変えないレーザ光束」の回折光学素子への入射角:θa、上記進行方向を変えないレーザ光束の波長:λ1、屈折率:nおよび回折光学素子周期:Λが、条件:
λ1/Λ+sinθa>n (1)
を満足することが好ましい(請求項5)。
請求項4または5記載の光走査部において、ビーム合成手段が「構造複屈折を有する回折光学素子」であって、屈折率:nの基板を有するとともに、回折光学素子周期:Λを有し、2つのレーザ光源からの光束の一方を「進行方向を変えることなく通過」させ、上記レーザ光束の他方を「進行方向を変えて通過」させるものであり、「回折光学素子を通過することにより進行方向が変わるレーザ光束」の回折光学素子への入射角:θb、上記進行方向が変わるレーザ光束の波長:λ2、上記屈折率:nおよび回折光学素子周期:Λが、条件:
−2・λ2/Λ+sinθb>n (2)
を満足することが好ましい(請求項6)。
このように、2つのレーザ光源から放射されるレーザ光束の波長は、一方がλ1で他方がλ2であり、これらは互いに異なっていても良いが、これらが互いに「実質的に等しい(λ1=λ2=λ)」ことが実際的である。なお、λ1≠λ2とする場合には、回折光学素子の設計の自由度が増大して設計が容易になる。
条件(1)を満足する場合には、波長:λ1の光束がビーム合成されるときに「迷光となり得る次数の回折光」が発生せず、条件(2)を満足する場合にも「迷光となり得る次数の回折光」が発生しない。
請求項1〜6の任意の1に記載の光走査部は「ビーム合成手段とビーム分離手段とが、同一の光学的構造を有する」ことができる(請求項7)。即ち、この場合には、ビーム合成手段とビーム分離手段とは「共に構造複屈折を有する回折光学素子」であるか、「共に偏光ビームスプリッタ」であり、ビーム合成手段における「ビーム合成」機能を、光路を逆転させて「ビーム分離機能」として用いることができる。
上記請求項1〜7の任意の1に記載の光走査部において、2つのレーザ光源のそれぞれが「複数の発光源を持つレーザアレイ光源」であり、各レーザアレイ光源の放射するレーザ光束は「同一の偏光方向」を有するものであることができる(請求項8)。
「レーザアレイ光源」は、例えば、半導体レーザアレイである。このように、2つのレーザ光源の各々から放射されるレーザ光束は、単一とは限らず、2以上のレーザ光束が放射され、ビーム合成手段により合成されることができる。
これら合成されたレーザ光束はビーム分離手段により2つの走査位置の個々に対して分離され、各走査位置を「マルチビーム走査」する。
この発明の「光走査装置」は、請求項1〜8の任意の1に記載の光走査部を1つ又は2つ有することを特徴とする(請求項9)。
請求項1〜8の任意の1に記載の「光走査部」は、前述の如く「2つの走査位置で同時に光走査を行う光走査装置自体」もしくは「光走査装置の一部」を構成するものであり、光走査部自体が「光走査装置自体」をなす場合であれば、光走査部は「独立した光走査装置」として、2つの走査位置を同時にシングルビーム方式もしくはマルチビーム走査方式で光走査できるのであるから、走査位置の個々に光導電性の感光体を配備すれば、2つの光導電性感光体を同時に光走査できる。
従って、2つの光走査部を「それぞれを独立した光走査装置」として用いることにより、光走査部ごとに2つの感光体を同時に光走査でき、全部で4つの感光体を同時に光走査するタンデム式の光走査装置を実現できる。
また、光走査部が「光走査装置の一部」を構成する場合であると、例えば、光偏向器としてポリゴンミラーを用い、このポリゴンミラーを共通の光偏向器として「2つのレーザ光源、走査結像光学系、ビーム合成手段、ビーム分離手段」を2組、ポリゴンミラーの両側に配置してポリゴンミラーと組合せ、これら2組と「共通のポリゴンミラー」とにより4つの感光体を同時に光走査する1つの光走査部(1つの光走査装置)を構成することができる。
この発明のカラー画像形成装置は「複数の光導電性感光体に光走査により個別に静電潜像を形成し、これら静電潜像を互いに異なる色のトナーにより可視化してトナー画像とし、得られるトナー画像を同一のシート状記録媒体上に重ね合わせて転写して合成的にカラー画像の形成を行うタンデム式のカラー画像形成装置」であって、複数の感光体に光走査を行う光走査装置として請求項9記載のものを用いることを特徴とする(請求項10)。
以上に説明したように、この発明によれば、新規な光走査部・光走査装置およびカラー画像形成装置を実現できる。
この発明の光走査部は、2つのレーザ光源からのレーザ光束をビーム合成して光偏向器で偏向させるので、光偏向器に「副走査方向の大きなサイズ」を必要としない。また、光偏向器により偏向された合成光束を、合成された状態においてビーム分離手段により分離するので、ミラー等による分離に比して分離が容易であり、また、ビーム合成・ビーム分離は、偏光方向の違いを利用して行なわれるので合成効率・分離効率が良い。
従って、この光走査部を用いる光走査装置はコンパクトに構成でき、複数の走査位置の良好な光走査を実現でき、かかる光走査装置を用いるカラー画像形成装置は、コンパクトに構成できて良好なカラー画像形成を実現できる。
以下、実施の形態を説明する。
以下の説明において、偏向されて走査結像光学系により走査位置に集光された光束が光走査を行う方法を「主走査方向」、走査位置に対して光導電性感光体の表面が変位する方向を「副走査方向」とすることは従来からの光走査におけると同様である。
図1は、光走査部の実施の1形態を示す光学配置図で、(a)は主走査配置(光学配置を副走査方向(図面に直交する方向)から見た配置図)、(b)は偏向器以後の副走査配置(主走査方向(図面に直交する方向)から見た配置図)を示す。
この光走査部は、光源ユニットLU、シリンドリカルレンズ10、「光偏向器」としてのポリゴンミラー11、走査レンズ12、13、13’、「ビーム分離手段」としての回折光学素子14、同期センサ15、反射ミラー16、17、17’や、図示されない「処理装置」等を備えている。
図1(b)において、符号18、18’は2つの「走査位置」を示している。
光源ユニットLUの1例を図2に示す。
図2に示す光源ユニットは、2つの半導体レーザ1、1’、2つのレンズ2、2’、「ビーム合成手段」としての回折光学素子3等を有している。図2の光学配置は「副走査配置」である。
図2に示すビーム合成手段としての回折光学素子3、図1に示すビーム分離手段としての回折光学素子14は共に「構造複屈折を有する回折光学素子」である。
図2において、半導体レーザ1から放射されるレーザ光束LB1の偏光方向は、図面に平行な方向であり、半導体レーザ1’から放射されるレーザ光束LB2の偏光方向は、図面に直交する方向であり、レーザ光束LB1、LB2の偏光方向は互いに直交している。
光源ユニットの別例を示す図3のように、半導体レーザ1、1’から、共に図面内の偏光方向を有するレーザ光束LB1、LB20を放射させ、半導体レーザ1’からのレーザ光束LB20の偏光方向を、1/2波長板4により90度旋回させてレーザ光束LB2とし、ビーム合成手段により合成されるレーザ光束LB1、LB2の偏光方向が互いに直交するようにしてもよい。
図2に示した光源ユニットの例では、半導体レーザ1、1’から放射されたレーザ光束は、カップリングレンズ2、2’のコリメート作用により実質的な平行レーザ光束にされ、これら平行レーザ光束はビーム合成手段としての回折光学素子3に入射し、実質的に同一の光路を辿る「単一の平行レーザ光束」に合成される。
即ち、図2の光源ユニットにおいては、半導体レーザ1とカップリングレンズ2とが一方のレーザ光源を構成し、半導体レーザ1’とカップリングレンズ2’とが他方のレーザ光源を構成し、これらのレーザ光源は「互いに偏光方向が直交するレーザ光束を生成」する。
同様に、図3の光源ユニットにおいては、半導体レーザ1とカップリングレンズ2とが一方のレーザ光源を構成し、半導体レーザ1’とカップリングレンズ2’と1/4波長板4とが他方のレーザ光源を構成し、これら2つのレーザ光源は「互いに偏光方向が直交するレーザ光束を生成」する。
半導体レーザ1、1’は何れも「発光源を1つ有するもの」であるが、これに限らず、複数の発光源をアレイ配列した半導体レーザアレイ(各発光源から放射されるレーザ光束は、その偏光方向が互いに平行である。)を用いることもでき、このような半導体レーザアレイを用いることにより、各走査位置を複数の光束でマルチビーム走査することができ、画像形成を光束で行うことができる。
図2、図3において、合成されたレーザ光束が進行する方向は、図1(b)に示すポリゴンミラー11の回転軸に直交する方向であり、この方向はポリゴンミラー11により偏向される偏向レーザ光束が掃引する「偏向面」に平行である。
そして、図1(b)に示すように、2つの走査位置18、18’は、図において上記偏向面よりも下方に位置し、図2に示す「半導体レーザ1’とカップリングレンズ2’により構成されるレーザ光源」、あるいは、図3に示す「半導体レーザ1’とカップリングレンズ2’と1/2波長板4とにより構成されるレーザ光源」は上記偏向面よりも下方(走査位置18、18’が設定されている側)に配備されている。
このため、半導体レーザ1’からのレーザ光束LB2が、回折光学素子3によりレーザ光LB1と完全には合成されず、回折光学素子3を「そのまま透過」する0次光が僅かにあったとしても、かかる0次光が走査位置18、18’に達することが無く、走査位置18、18’に対して上記0次光を遮光する必要がない。
回折光学素子3は、一例として図4に示すように「構造複屈折」を有する。
周知の如く「構造複屈折」は、屈折率の異なる2つの媒質(例えば、一方が空気で、他方が等方性媒質)がSWS(Subwavelength Structur:サブ波長構造)と呼ばれる「入射光の波長よりも小さい周期構造」をなす回折光学素子で発現する。
構造複屈折は上記2つの媒質が「入射光の波長〜その数倍以下の周期構造」、所謂共鳴領域の周期構造(共鳴構造)をなしている回折光学素子においても発現することが知られている。
ビーム合成手段としての回折光学素子3は「サブ波長構造もしくは共鳴構造」により構造複屈折を発現させた光学素子である。
図4を参照して、サブ波長構造を持つ回折光学素子3の構成を説明する。
回折光学素子3は、図4に示すように、平行平板状の基板3Aの片面に回折格子部3Bを形成してなる。
基板3Aの厚み:D、回折格子部3Bの格子深さ:DのうちDは「mmオーダ」、Dは通常「μmオーダ」である。
回折格子部3Bにおける格子ピッチ(回折光学素子周期)を「Λ」、格子頂部の幅を図の如く「f・Λ」とするとき、「f」をフィルファクタと呼ぶ。
格子ピッチ:Λも通常「μmオーダ」である。従って、図4におけるD、D、Λの相対的大きさは実際の寸法比とは異なっている。
図4における角:θは「入射角」を表す。
回折光学素子3における「回折効率」は、フィルファクタ:fや、格子深さ:Dにより制御可能である。
図4に示す回折光学素子3の光学特性を、図5を参照して説明する。
説明の具体性のため、入射光の波長:λ=0.633μm、基板3Aの屈折率:n=1.456、格子ピッチ:Λ=0.35μm、フィルファクタ:f=0.5、格子深さ:D=0.75μm、入射光の入射角:θ=60°とする。
この条件で、入射光として平面波が入射した場合の回折角を「格子方程式」に基づいて算出すると、0次光の回折角(基板内での回折角):θ=36.5°、−1次光の回折角:θ−1=−40.3°となる。
これら0次光および−1次光は基板3Aを透過し、基板3Aの裏面で屈折して空気中に射出する。0次光(0T)の射出角:θ’=60°であり、−1次回折光(−1T)の射出角:θ’’=−70.4°となる。
次に「ベクトル回折理論に基づくフーリエモード法」を用いて、各透過光の回折格子部3Bでの回折効率を計算すると、0次光(0T)につき、TE偏光(紙面に直交する方向の偏光)が入射するときの回折効率:1.4%、TM偏光(紙面に平行な方向の偏光)が入射するときの回折効率:98.6%で消光比:98.6/1.4=70である。
また、−1次回折光(−1T)については、TM偏光が入射したときの回折効率:0.7%、TE偏光が入射したときの回折効率:91.5%で消光比:131である。
すなわち、回折光学素子3は、上記の波長・入射角で、TE偏光が入射した場合は、そのほとんどを−1次回折光(−1T)として回折して透過させ、TM偏光が入射した場合は、そのほとんどを0次光(0T)として透過させる「偏光依存性の回折素子」として振る舞う。
上に説明した図5の光路を「射出側から逆に辿る」ように、−1次回折光(−1T)の射出角:θ’’を入射角として基板裏面側からTE偏光のレーザ光束を入射させ、0次光(OT)の射出角:θ’を入射角として基板裏面側からTM偏光のレーザ光束を入射させれば、これらレーザ光束は基板3A・回折格子部3Bを通過し、入射光の入射角:θを射出角として1本のレーザ光束にビーム合成される。
図6は、回折光学素子3の裏面側(基板の回折格子部が形成されていない側)から、入射角:θa=60°でTM偏光のレーザ光束LMを入射し、入射角:θb=70.4°でTE偏光のレーザ光束:LEを入射させた状態を示す。
このとき、図示の如く、レーザ光束LMの0次光と、レーザ光束LEの−1次回折光が、射出角:θc=60°でビーム合成されて回折光学素子2から出射される。
上に説明した条件では、入射光(レーザ光束LM、LE)の波長:λ=0.633μm、基板3Aの屈折率:n=1.456、格子ピッチ:Λ=0.35μmである。
レーザ光束LMの入射角:θaと上記λ、Λ、nは、条件:
λ/Λ+sinθa>n
を満たしている。
このため図6において、図の下方へ向う「−1次以下の次数の透過光」は発生しない。
前述の如く、図6において、回折光学素子3により合成されたレーザ光束LMEの方向はポリゴンミラーによる偏向面に平行であり、図6において回折光学素子3よりも下方には、走査位置18、18’(図1(b))が位置するが、上記の如く「図6の下方へ向う−1次以下の次数の透過光」が発生せず、これらの光が走査位置に対してゴースト光として作用することがない。
また、レーザ光束LEの入射角:θbと上記λ、Λ、nは、条件:
−2λ/Λ+sinθb>n
を満たしている。
このため図6において、図の下方へ向う「+2次以上の次数の透過光」も発生せず、これらの光が走査位置に対してゴースト光として作用することがない。
図1に戻ると、上記の如くして回折光学素子3によりビーム合成されたレーザ光束は、光源ユニットLUから射出して、シリンドリカルレンズ10の作用により、ポリゴンミラー11の偏向反射面近傍に「主走査方向に長い線像」として集光し、ポリゴンミラー11の等速回転に伴い等角速度的に偏向される。この偏向に伴って偏向されるレーザ光束が掃引する面が「偏向面」である。
ポリゴンミラー11により偏向されたレーザ光束は「走査結像光学系」を構成する走査結像レンズ12、13、13’のうち、走査レンズ12に入射する。
図1(b)に示すように、走査レンズ12と走査レンズ13とは走査位置18に対する結像光学系を構成し、ミラー17により光路を屈曲されている。
また、走査レンズ12と走査レンズ13’とは走査位置18’に対する結像光学系を構成し、ビーム分離手段14における回折により光路を屈曲され、さらにミラー17’により光路を屈曲されている。
このように、走査結像光学系をなす走査レンズ12、13、13’は、走査位置18、18’に応じた2系統の結像光学系を構成し、これら2系との結像光学系により、各走査位置に光走査用の光スポットを形成する。
そして、走査レンズ12は走査位置18,18’に対する2系統の結像光学系に対して共通化されている。
走査レンズ12を透過して「有効画像領域外に向かうレーザ光束の一部」は、反射ミラー16を介して同期センサ15で受光される。
同期センサ18は、受光量に応じた信号(光電変換信号)を出力し、この信号に基づき各レーザ光源の半導体レーザの駆動タイミングを制御する。
ビーム分離手段としての回折光学素子14は、サイズは異なるがビーム合成手段である回折光学素子3と「同一の光学的構造」を有しており、回折光学素子3における入射側を射出側として用いられる。
即ち、図6に示すように、回折光学素子3によりビーム合成されたレーザ光束LMEが、回折光学素子14に図の左方から入射し、レーザ光束LMNが包含するTM偏光成分とTE偏光成分との偏光方向の違いを利用して、TM偏光成分のレーザ光束LMとTE偏光成分のレーザ光束LEとに分離される。
即ち、合成されポリゴンミラー11により偏向され、走査レンズ12を透過したレーザ光束LMEは、入射角:θc=60°で、回折光学素子14の回折格子部に入射し、TM偏光成分は0次光が、射出角:θa=60°でレーザ光束LMとして射出し、TE偏光成分(紙面に垂直)は−1次光が射出角:θb=70.4°でレーザ光束LEとして射出する。
図1(b)に示すように、レーザ光束LMはミラー17により光路を屈曲され、走査レンズ13を介して走査位置18に光スポットとして集光し、走査位置18を図面に直交する方向へ光走査する。
また、レーザ光束LEは、走査レンズ13’とミラー17’とを介して走査位置18’に光スポットとして集光し、走査位置18’を図面に直交する方向へ光走査する。
図7は、実施の別形態を説明するための図である。
図7の形態は、図1に示した光走査部を2つ有する光走査装置の実施の形態である。
即ち、光偏向器としてのポリゴンミラー11を「2つの光走査部の共通要素」とし、光走査部の他の部分を、ポリゴンミラー11の左右両側に略対称的に配置した構成である。
光源ユニットLU、シリンドリカルレンズ10、ポリゴンミラー11、走査レンズ12、13、13’は「1つの光走査部」を構成する。この部分は、図1に即して説明したものと同一である。
光源ユニットLU’、シリンドリカルレンズ10’、ポリゴンミラー11、走査レンズ12’、13’’、13’’’は「他の1つの光走査部」を構成する。この部分も構造的には図1に即して説明したものと同一であるので、上記の説明を援用し、個々では説明を省略する。
この光走査装置では、副走査方向(図の左右方向)に配置された4つの走査位置18、18’、18’’、18’’’を同時に光走査することができる。符号17’’、17’’’は光路屈曲用のミラーである。
図8に他の実施の形態を説明図的に示す。繁雑を避けるため、混同の虞がないと思われるものについては図7におけると同一の符号を付し、これらに付いての説明は先の説明を援用する。
図8の実施の形態では「ビーム分離手段」として偏光ビームスプリッタ19、19’が用いられ、ポリゴンミラー11により、ポリゴンミラー11の左右両側に偏向されたレーザ光束(ビーム合成手段によりそれぞれ合成されている。)を「偏光方向の違いを利用して分離」する。
この実施の形態では、走査位置18、18’の間隔、走査位置18’’、18’’’の間隔を確保するために、走査位置18’、18’’’に向う偏向光束の光路をミラー17A、17A’により屈曲させている。
図8には、レーザ光源やビーム合成手段、シリンドリカルレンズが図示されていないが、これらは図1、図7に即して説明したものと同じものを用いることができる。ビーム合成手段は回折光学素子に換えて「偏光ビームスプリッタ」を用いることもできる。
図9に、画像形成装置の実施の1形態を示す。
この画像形成装置は、シアン(C)、マゼンタ(M)、黒(K)、イエロー(Y)の各色画像成分を光書込みする光走査装置20、各走査位置に対応する感光体11Y、11M、11C、11Kおよびその付属装置、搬送ベルト80、定着装置30、「シート状記録媒体である転写紙」を格納した給紙カセットや排紙トレイ(共に図示されず)を有している。
光走査装置20は、図7に実施の形態を示したものを好適に用いることができるが、これに限らず、図8に示すものを用いても良いし、あるいは、図1に示す光走査部を2つ、図9の左右方向へ配列したものを用いることもできる。
搬送ベルト80の上方に配置された感光体11Y、11M、11C、11Kは同一径のドラム状で、時計回りに回転しつつ帯電ローラTY、TM、TC、TKによりそれぞれ均一帯電され、光走査装置20による光走査により上記色の画像成分を書き込まれ「ネガ線像」として静電潜像が形成される。なお、帯電ローラに換えてコロナチャージャを用いることもできる。
形成された静電線像は現像装置GY、GM、GC、GKによりそれぞれ上記色のトナーで反転現像されてトナー画像となる。
搬送ベルト80の周囲には、感光体11Yよりも転写紙搬送経路上流側に、図示されないレジストローラ、ベルト帯電チャージャが配設され、また、感光体11Kよりも転写紙搬送経路の下流側に、図示されないベルト分離チャージャ、除電チャージャ、クリーニング装置などが順に配設されている。
このように、画像形成装置は、感光体11Y、11M、11C、11Kの、光走査を受ける部分を「各色毎に設定された走査位置」としている。
図示されない給紙カセットに収納された転写紙の最上位の1枚が、図示されない給紙コロにより給紙される。給紙された転写紙は、その先端部がレジストローラ(図示されず)に捉えられる。
レジストローラは、感光体11Y〜11K上のトナー画像が転写位置へ移動するタイミングに合わせて、転写紙を搬送ベルト80上に送り込む。搬送ベルト80は転写紙を世伝吸着して図の左方へ等速で搬送する。
転写紙は搬送ベルト80に搬送されつつ、転写チャージャ15Yにより光導電性感光体11Yからイエロートナー画像を転写され、転写チャージャ15M〜15Kによりそれぞれ、光導電性感光体11M〜11Kからマゼンタトナー画像、シアントナー画像、黒トナー画像を順次に転写される。これらトナー画像転写後の各光導電性感光体11Y〜11Kはクリーニング手段BY〜BKにより残留トナーや紙粉を除去される。
転写紙上に転写された上記4色のトナー画像は、互いに重畳してカラー画像をなし、定着装置30により転写紙上に定着され、図示されない排紙トレイ上に排紙される。
上にはカラーモードによるカラー画像形成を説明したが、単色モードを選択する場合には、所望の色(Y、M、C、Kの何れか)のトナー画像のみを形成するように装置各部が制御される。
光走査部を用いる光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。 光源ユニットの1例を説明するための図である。 光源ユニットの他の例を説明するための図である。 ビーム合成手段としての回折光学素子を説明するための図である。 回折光学素子によるビーム合成・ビーム分離を説明するための図である。 回折光学素子によるビーム合成・ビーム分離を説明するための図である。 光走査装置の実施の1形態を説明するための図である。 光走査装置の実施の別形態を説明するための図である。 画像形成装置の実施の1形態を説明するための図である。
符号の説明
LU 光源ユニット
10 シリンドリカルレンズ
11 ポリゴンミラー(光偏向器)
12、13、13’ 走査結像光学系を構成する走査レンズ
14 ビーム分離手段
18、18’ 走査位置

Claims (10)

  1. 互いに偏光方向が直交するレーザ光束を生成する2個のレーザ光源と、
    これら2個のレーザ光源からのレーザ光束を、偏光方向の違いを利用してビーム合成するビーム合成手段と、
    このビーム合成手段により合成されたレーザ光束を偏向させる光偏向器と、
    この光偏向器により偏向された偏向レーザ光束を、上記光偏向器に関して同じ側において副走査方向に分離した2つの走査位置に、レーザ光源ごとに分離して集光させる走査結像光学系と、
    上記光偏向器により偏向された偏向光束を、偏光方向の違いを利用して、光源ごとに分離し、上記2つの走査位置の各々用に分離するビーム分離手段とを有することを特徴とする光走査部。
  2. 請求項1記載の光走査部において、
    ビーム合成手段および/またはビーム分離手段が、構造複屈折を有する回折光学素子であることを特徴とする光走査部。
  3. 請求項1記載の光走査部において、
    ビーム分離手段および/またはビーム分離手段が、偏光ビームスプリッタであることを特徴とする光走査部。
  4. 請求項1〜3の任意の1に記載の光走査部において、
    光偏向器に関して同じ側において副走査方向に分離した2つの走査位置が、光偏向器により偏向される偏向レーザ光束の偏向面に対して一方の側にあり、
    ビーム合成手段は、2つの光源からのレーザ光束の一方を、進行方向を変えることなく通過させ、上記レーザ光束の他方を、進行方向を変えて通過させるものであり、
    上記他方のレーザ光束の上記ビーム合成手段への入射方向が、上記偏向面に対して他方の側へ向う向きに設定されていることを特徴とする光走査部。
  5. 請求項4記載の光走査部において、
    ビーム合成手段が構造複屈折を有する回折光学素子であって、屈折率:nの基板を有するとともに回折光学素子周期:Λを有し、
    上記回折光学素子を通過することにより進行方向を変えないレーザ光束の上記回折光学素子への入射角:θa、上記進行方向を変えない光束の波長:λ1、上記屈折率:nおよび回折光学素子周期:Λが、条件:
    λ1/Λ+sinθa>n
    を満足することを特徴とする光走査部。
  6. 請求項4または5記載の光り走査部において、
    ビーム合成手段が構造複屈折を有する回折光学素子であって、屈折率:nの基板を有するとともに回折光学素子周期:Λを有し、2つのレーザ光源からのレーザ光束の一方を、進行方向を変えることなく通過させ、上記レーザ光束の他方を、進行方向を変えて通過させるものであり、
    進行方向が変わるレーザ光束の上記回折光学素子への入射角:θb、上記進行方向が変わるレーザ光束の波長:λ2、上記屈折率:nおよび回折光学素子周期:Λが、条件:
    −2・λ2/Λ+sinθb>n
    を満足することを特徴とする光走査部。
  7. 請求項1〜6の任意の1に記載の光走査部において、
    ビーム合成手段とビーム分離手段とが、同一の光学的構造を有することを特徴とする光走査部。
  8. 請求項1〜7の任意の1に記載の光走査部において、
    2つのレーザ光源が、複数の発光源を持つレーザアレイ光源であり、各レーザアレイ光源の放射するレーザ光束は同一方向の偏光面を有することを特徴とする光走査部。
  9. 請求項1〜8の任意の1に記載の光走査部を1つ又は2つ有することを特徴とする光走査装置。
  10. 複数の光導電性感光体に光走査により個別に静電潜像を形成し、これら静電潜像を互いに異なる色のトナーにより可視化してトナー画像とし、得られるトナー画像を同一のシート状記録媒体上に重ね合わせて転写して合成的にカラー画像の形成を行うタンデム式のカラー画像形成装置において、
    複数の光電導性感光体に光走査を行う光走査装置として、請求項9記載のものを用いることを特徴とするカラー画像形成装置。
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