JP5168351B2 - カセッテ型放射線画像検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、カセッテ型放射線画像検出器に関する。
従来、病気診断等を目的として、X線画像に代表される、放射線を用いて撮影された放射線画像が広く用いられている。こうした医療用の放射線画像は、従来スクリーンフィルムを用いて撮影されていたが、近年は、放射線画像のデジタル化が実現されており、例えば、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートに蓄積させた後、この輝尽性蛍光体シートをレーザ光で走査し、これにより輝尽性蛍光体シートから発光される輝尽光を光電変換して画像データを得るCR(Computed Radiography)装置が広く普及している(例えば特許文献1、2等参照)。
放射線画像撮影では、スクリーンフィルムや輝尽性蛍光体シート等の記録媒体を内部に収納したカセッテ(例えば特許文献1、2等参照)が用いられる。なお、CR装置での撮影に用いられるCR用のカセッテは、従来のスクリーン/フィルム用のカセッテに適合するものとして導入された既存の設備、例えばカセッテホルダーやブッキーテーブルを継続して使用可能となるように、当該スクリーン/フィルム用のカセッテにおけるJIS規格サイズ又はIEC規格サイズに倣って、設計・製造されている。言い換えると、カセッテのサイズの互換性が維持され、施設の有効活用と画像データのデジタル化が達成されている。
また、最近では、医療用の放射線画像を得る手段として、照射された放射線を検出しデジタル画像データとして取得する検出器としてフラットパネルディテクタ(Flat Panel Detector。以下「FPD」と称する。)が知られている(例えば特許文献3等参照)。
さらに、このFPDをハウジング(筐体)に収納した可搬型の撮影装置(可搬型のFPD)も実用化されるようになってきた(例えば特許文献4、5等参照)。このような可搬型の検出器は、持ち運びが可能であるために患者の病室等に行って撮影を行うこと等も可能であり、また、撮影部位の位置や角度等に応じて自在に位置や角度を調整することが可能であるため、広く活用されることが期待されている。
特開2005−121783号公報 特開2005−114944号公報 特開平9−73144号公報 特開2002−311527号公報 米国特許第7,189,972号明細書
前述のように、現在普及しているCR用のカセッテは従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおけるJIS規格サイズ又はIEC規格サイズに従ったサイズとなっており、ブッキーテーブル等もJIS規格サイズ又はIEC規格サイズに合わせて作られている。このため、FPDについても、これらの規格サイズに従ったカセッテに収納した形で用いることができれば、施設に設置されている既存の設備をFPDを用いた撮影に利用することができ、撮影手段としてFPDを導入する際の設備投資を最小限度に抑えることができる。
しかしながら、特許文献4や特許文献5に記載された従来のハウジング(筐体)に収納された可搬型のカセッテ型放射線画像検出器(可搬型のFPD)は、上記JIS規格サイズ又はIEC規格サイズに従ったものではなく、既存の設備を利用することのできない形状のものである。
一方、カセッテ型放射線画像検出器を上記JIS規格サイズ又はIEC規格サイズに従って形成した場合、全体的に薄い平板状のものとなることから、カセッテ型放射線画像検出器FPDのハウジングHが分厚い場合に比べて、ハウジングHに、図26(a)に示すような撓みのほか、図26(b)に示すような捩れも生じやすくなる。
特に、カセッテ型放射線画像検出器に患者の体重(荷重)が加わる場合、このような撓みや捩れが生じるが、カセッテ型放射線画像検出器には、そのような荷重が加わった場合でも、内部のガラス基材や電気部品等に負荷がかからないように、ハウジングの変形を抑制できる全体的な強度向上が必要となる。
そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、画像データのデジタル化を達成することのできるFPDであって、CR用のカセッテとの互換性を有する薄型であるとともに、充分な強度を有し、外部からの応力に対しハウジングの変形を抑制することが可能で、ポータブル撮影をすることが可能なカセッテ型放射線画像検出器を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明は、
入射した放射線を検出し放射線画像を生成する検出器ユニットと、
板状カーボン繊維を巻回して用いて、両端部に開口部を有する角筒状に形成された本体部と、前記本体部に係合手段により係合され前記各開口部を覆う第1の蓋部材および第2の蓋部材と、を有し、前記検出器ユニットを内蔵するハウジングと、
を備え、
前記本体部は、放射線の入射面側と、その反対側の面側とで、各面を形成する前記板状カーボン繊維の繊維方向が、前記開口部に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、前記各面を形成する前記板状カーボン繊維の繊維方向が互いに異なるように形成されていることを特徴とするカセッテ型放射線画像検出器である。
本発明のような方式のカセッテ型放射線画像検出器によれば、ハウジングの本体部を板状カーボン繊維を用いて形成し、本体部の放射線の入射面側と、その反対側の面側とで、各面を形成する板状カーボン繊維の繊維方向が、開口部に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、各面を形成する板状カーボン繊維の繊維方向が互いに異なるように形成されているため、カセッテ型放射線画像検出器を薄型とし、全体的に薄い平板状のものとなる場合でも、ハウジングに、図26(a)に示したような撓みのみならず、ハウジングの長辺や短辺に対していわば斜め方向の張力が加わる図26(b)に示したような捩れを充分的確に抑制することが可能となり、患者の体重がカセッテに作用する全荷重(体重)撮影に必要な強度を達成できる。
そのため、画像データのデジタル化を達成することのできるFPDであるカセッテ型放射線画像検出器において、CR用のカセッテとの互換性を有する薄型とすることが可能となり、しかも、充分な強度を有し、全荷重撮影等での外部からの応力に対しハウジングの変形を抑制するので、ハウジングに内蔵されたセンサーパネルの変形も抑制され、センサーパネル故障を防止できる。また、このようなカセッテ型放射線画像検出器は、持ち運び可能であり、ポータブル撮影をすることが可能となる。
本実施形態に係るカセッテ型放射線画像検出器を示す斜視図である。 本実施形態におけるハウジングの分解斜視図である。 (a)は断面形状がV字状に形成された第2の蓋部材の緩衝部材を示す図であり、(b)は検出器ユニットが案内されて水平位置に移動した状態を示す図であり、(c)は検出器ユニットが緩衝部材により保持された状態を示す図である。 図1に示すカセッテ型検出器の内部構成を示す概略図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 本実施形態における検出パネルを示す平面図である。 図7に示す検出パネルを矢視F方向から見た側面図である。 図7に示す検出パネルのG−G断面図である。 撮影姿勢ごとにガラス基材にかかる荷重を示すグラフである。 圧力測定装置の概略構成を示す図である。 ガラス基材の許容応力を示す説明図である。 4辺支持のガラス基材における最大応力、最大撓み量を示す説明図である。 4辺支持のガラス基材について説明する説明図である。 4辺支持のガラス基材における係数を示す図である。 信号検出部を構成する光電変換部の1画素分の等価回路構成図である。 図16に示す光電変換部を二次元に配列した等価回路構成図である。 ハウジング本体部を形成する板状カーボン繊維を表す図である。 各種材料の弾性率および熱伝導率を比較した図である。 ハウジング本体部の放射線の入射面側とその反対側の面側でカーボン繊維の繊維方向が異なることを説明する図である。 ハウジングの撓み量についてのシミュレーション結果を示すグラフである。 (a)片持ち梁的に保持した場合の荷重のかかり方を説明する説明図であり、(b)対角に位置する2箇所の端部を保持した場合の荷重のかかり方を説明する説明図である。 板状カーボン繊維の巻回し方向を、(a)ハウジングの短辺の延在方向とする場合、(b)ハウジングの長辺の延在方向とする場合を示す図である。 カセッテ型放射線画像検出器をJIS規格又はIEC規格サイズに形成する場合に角度θが取り得る値を表す表である。 板状カーボン繊維の表面に設けられた凹凸を示す図である。 (a)カセッテ型放射線画像検出器のハウジングに生じる撓みを説明する図であり、(b)カセッテ型放射線画像検出器のハウジングに生じる捩れを説明する図である。
符号の説明
1 カセッテ型検出器(カセッテ型放射線画像検出器)
2 検出器ユニット
3 ハウジング
31 ハウジング本体部(本体部)
31A 板状カーボン繊維
32 第1の蓋部材
33 第2の蓋部材
151 信号検出部(検出部)
211 シンチレータ層(シンチレータ)
311 開口部
312 開口部
324 係合片(係合手段)
334 係合片(係合手段)
C 凹凸
F 繊維方向
繊維方向
S 巻回し方向
X 放射線の入射面
Y 放射線の入射面の反対側の面
θ 角度
以下、本発明に係るカセッテ型放射線画像検出器の実施の形態について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲を図示例に限定するものではない。
図1は、本実施形態におけるカセッテ型放射線画像検出器(以下「カセッテ型検出器」と称する。)の斜視図である。本実施形態におけるカセッテ型検出器1は、カセッテ型のFPDであり、カセッテ型検出器1は、照射された放射線を検出しデジタル画像データとして取得する検出器ユニット2(図4等参照)と、この検出器ユニット2を内部に収納するハウジング3とを備えている。
本実施形態では、ハウジング3は、前述したCR用のカセッテや従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおける規格JIS Z 4905、及びこれに対応する国際規格IEC 60406に規定されたサイズに合うように、その放射線入射方向の厚さが16mm以下になるように形成されている。
図2は、本実施形態におけるハウジング3の分解斜視図である。図2に示すように、ハウジング3は、両端部に開口部311,312を有する中空の角筒状に形成されたハウジング本体部31と、ハウジング本体部31の各開口部311,312を覆い、閉塞する第1の蓋部材32および第2の蓋部材33とを備えている。
第1の蓋部材32および第2の蓋部材33は、蓋本体部321,331と、挿入部322,332とを備えており、例えば非導電性のプラスチック等の非導電性の材料によって形成されている。
蓋本体部321,331は、その外周がハウジング本体部31の各開口部311,312の外周の寸法とほぼ等しい寸法となるように形成されている。また、蓋本体部321,331の、開口部311,312に対する挿入方向における寸法は、本実施形態では8mmとなっている。なお、蓋本体部321,331の上記寸法をどの程度とするかは特に限定されないが、後述するアンテナ装置9が設けられている蓋本体部321については、上記寸法を6mm以上とすることが好ましく、8mm以上であればさらに好ましい。
また、挿入部322,332は、開口部311,312に対する挿入側に開口部を有する枠状となっており、挿入部322,332の外周は、ハウジング本体部31の各開口部311,312の内周の寸法よりもわずかに小さい寸法となるように形成されている。
挿入部322,332の内部には、検出器ユニット2に対して外部から伝達される外力を緩和することのできる緩衝部材323,333(図4等参照)が設けられている。緩衝部材323,333は、外力を緩和できるものであれば特に限定はされず、例えば、発泡ウレタン、シリコン等を適用することができる。
また、特に、挿入部332に設けられる緩衝部材333は、図3(a)に示すように、検出器ユニット2の端部が緩衝部材333の端部の傾斜に沿って水平位置に案内されるように、断面形状がほぼV字状となっている。また、緩衝部材333は、弾性体、粘性体、粘弾性体(viscoelatic等)のような変形可能な材料で形成されていれば、図3(b)、(c)に示すように、第2の蓋部材33がハウジング本体部31に押し込まれる際、緩衝部材333の形状が検出器ユニット2の端部の形状に合わせて変形し、検出器ユニット2の端部が緩衝部材333によって保持される。このように、緩衝部材333は、検出器ユニット2をハウジング3の内部の適正位置に保持する保持部材としても機能する。
図2に示すように、挿入部322,332の各側面からは、ハウジング本体部31と蓋部材32,33とを係合する係合手段としての係合片324,334が、開口部311,312に対する挿入方向に向かって延出されている。係合片324,334の外側面には、それぞれ係合凸部325,335が設けられている。
なお、挿入部322,332の外周面には、ゴム等で形成された図示しない防水用のリングが設けられることが好ましい。防水用のリングを設けた場合には、ハウジング本体部31と各蓋部材32,33との密着性が増し、粉塵、患者の汗、消毒液等の水分や異物がハウジング3の内部に浸入するのを防ぐことができる。
第1の蓋部材32の蓋本体部321の一側面であって、カセッテ型検出器1の放射線入射側の面と直交する面には、カセッテ型検出器1と外部の機器との間で無線により情報の送受信を行うためのアンテナ装置9が埋め込まれている。
アンテナ装置9には、金属からなる平板状の一対の放射板91,92と、一対の放射板91,92を連結し、当該一対の放射板91,92に対して給電する給電部93とが設けられている。本実施形態において、一対の放射板91,92のうち、一方の放射板91は、正面視形状が台形となるように形成されており、他方の放射板92は、正面視形状がほぼ円形となるように形成されている。そして、給電部93は、一方の放射板91の上底部の略中央に接続されるとともに、他方の放射板92の一部と接続されている。給電部93によって連結されることで、一対の放射板91,92の間には、所定の間隙が形成されている。
なお、アンテナ装置9の種類・形状は、ここに例示したものに限定されない。また、アンテナ装置9は蓋本体部321に埋め込まれている場合に限定されず、蓋本体部321の外側や内側に貼付されていてもよい。ただし、アンテナ装置9は、金属やカーボン等の導電性材料からなる導電性部材に近接した位置に設けると受信感度、受信利得が低下することから、カーボン等の導電性材料で形成されているハウジング本体部31や金属等で形成されている各種電子部品22(図4等参照)からできるだけ離れた位置に設けることが好ましく、少なくとも6mm以上離れていることが好ましく、8mm以上離れていればさらに好ましい。
この点、本実施形態では、前述のように、アンテナ装置9は非導電性の材料で形成された蓋本体部321に設けられており、蓋本体部321の開口部311に対する挿入方向における寸法は、8mmとなっている。このため、アンテナ装置9は、カーボン繊維等の導電性材料を含んで形成されているハウジング本体部31から8mm離れた位置に配置されることなり、受信感度、受信利得を維持する上で好ましい。
また、蓋本体部321の一面であって、アンテナ装置9が形成されている面と同一面上には、図1および図2に示すように、ハウジング3の内部に設けられた充電池25(図4等参照)を充電する際に外部の電源等と接続される充電用端子45が形成されており、また、カセッテ型検出器1の電源のON/OFFを切り替える電源スイッチ46が配置されている。さらに、アンテナ装置9が形成されている面と放射線入射側の面とによって形成される角部には、例えばLED等で構成され充電池25の充電状況や各種の操作状況等を表示するインジケータ47が設けられている。
なお、本実施形態では、アンテナ装置9や充電用端子45等が全て第1の蓋部材32に設けられている場合が例示されているが、これらの全部または一部が第2の蓋部材33等に設けられる構成としてもよい。また、アンテナ装置9や充電用端子45等のインターフェース用部品は、ここに例示したものに限定されず、他の部品が含まれていてもよいし、これらのうちの一部を備えない構成としてもよい。
ハウジング本体部31については、後で詳しく述べる。
ハウジング本体部31の内側であって、各蓋部材32,33の係合片324,334の係合凸部325,335に対応する位置には、図2および図4に示すように、係合凸部325,335に係合する係合凹部315,316が形成されている。
ハウジング3は、ハウジング本体部31の一方側端部の開口部311に第1の蓋部材32の挿入部322を挿入し、他方側端部の開口部312に第2の蓋部材33の挿入部332を挿入して、係合凹部315,316にそれぞれ係合凸部325,335を係合させることにより、両開口部311,312が閉塞され、内部が密閉されて、一体となるようになっている。なお、ハウジング本体部31と各蓋部材32,33とを接合する手段は、ここに例示したものに限定されず、例えばねじ止めすることにより接合してもよいし、接着固定してもよい。
なお、本実施形態においては、一旦組み立てを行った後は、第1の蓋部材32および第2の蓋部材33はハウジング本体部31に固着され、取り外すことができない構成となっている。このように構成することにより、ハウジング3内部の密閉性を高めることができる。このため、例えば充電池25の交換が必要になった際等には、蓋部材32,33を破壊してカセッテ型検出器1を分解することとなるが、樹脂等で形成されている蓋部材32,33は比較的安価なものであり、破壊しても損失が少ない一方、内部の検出器ユニット2については再利用可能に取り出すことができる。
また、ハウジング本体部31の内側の両側部には、検出器ユニット2がハウジング本体部31の内壁面と干渉して破損することのないように保護する緩衝部材317(図4参照)が設けられている。なお、緩衝部材317の材料は特に限定されないが、例えば、シリコン、ポリウレタン等の弾性を有する樹脂等を適用することができる。
図4は、検出器ユニット2がハウジング3に収納された状態を上側(撮影時の放射線入射側)から見た平面図であり、図5は、図4におけるA−A断面図、図6は、図4におけるB−B断面図である。なお、図4では、便宜上ハウジング本体部31の放射線の入射面および検出パネル21を取り除いた状態とした場合のカセッテ型検出器1内部の各部材の配置を模式的に示している。
図4から図6に示すように、検出器ユニット2は、検出パネル21、各種の電子部品22を実装した回路基板23等を備えて構成されている。本実施形態では、回路基板23は、樹脂等で形成された基台24に固定され、この基台24を検出パネル21に対して接着固定等することによって回路基板23が基台24を介して検出パネル21に固定されている。なお、基台24は本発明の必須の構成要素ではなく、基台24を介さずに回路基板23等を直接検出パネル21に固定する構成としてもよい。
図4に示すように、本実施形態では、電子部品22を搭載する回路基板23が4つに分割されており、それぞれ検出パネル21の各角部近傍に寄せて配置されている。また、電子部品22は、回路基板23上に検出パネル21の外周に沿って配置されている。電子部品22は、できるだけ検出パネル21の各角部に近い位置に配置されることが好ましい。電子部品22を回路基板23上にこのように配置することによって、検出器ユニット2をハウジング3に収納した際に電子部品22がハウジング3の角部近傍およびハウジング本体部31の周縁部の、外力に対して変形し難い(高強度の)領域に沿って配置される。なお、回路基板23や電子部品22の数、配置等はここに例示したものに限定されない。
本実施形態において、回路基板23上に配置される電子部品22としては、例えば各部の制御を行う制御部27(図17参照)を構成するCPU(Central Processing Unit)や、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等からなる記憶部(以上図示省略)、走査駆動回路16(図17参照)、信号読出し回路17(図17参照)等がある。なお、ROM、RAMとは別に、フラッシュメモリなどの書き換え可能な読出し専用メモリ等からなり検出パネル21から出力された画像信号を記憶する画像記憶部を備えていてもよい。
また、検出器ユニット2には、外部装置との間で各種信号の送受信を行う図示しない通信部が設けられている。通信部は、例えば、検出パネル21から出力された画像信号を前述のアンテナ装置9を介して外部装置に転送したり、外部装置から送信される撮影開始信号等をアンテナ装置9を介して受信するようになっている。
また、基台24上であって、検出器ユニット2をハウジング3の内部に収納した際に第1の蓋部材32に設けられている充電用端子45の近傍となる位置には、カセッテ型検出器1を構成する複数の駆動部(例えば、後述する走査駆動回路16(図17参照)、信号読出し回路17(図17参照)、通信部、記憶部、図示しない充電量検出部、インジケータ47、検出パネル21等)に電力を供給する電力供給部として充電池25が設けられている。
充電池25としては、例えばニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小型シール鉛電池、鉛蓄電池等の充電自在な電池を適用することができる。また、充電池25に代えて、燃料電池等を適用してもよい。なお、電力供給部としての充電池25の形状、大きさ、個数、配置等は、図4等に例示したものに限定されない。
充電池25は、基台24上の所定の位置に設置することにより前述の充電用端子45と電気的に接続されるようになっており、例えば、カセッテ型検出器1を外部電源と接続されるクレードル等の図示しない充電用装置に装着することによって充電用装置側の端子とハウジング3側の充電用端子45とが接続されて充電池25の充電が行われるようになっている。
各種電子部品22、充電池25と接続されている回路基板23の端部には、柔軟性のある材料で構成されたフレキシブルハーネス327が設けられている。回路基板23等は、このフレキシブルハーネス327によって、第1の蓋部材32に設けられている充電用端子45、電源スイッチ46、インジケータ47、およびアンテナ装置9と電気的に接続されている。なお、フレキシブルハーネス327を第1の蓋部材32の充電用端子45等と接続する手法は、コネクタによってもよいし、半田付けによってもよい。
図7は、検出パネル21の平面図であり、図8は、検出パネル21を図7における矢視F方向から見た側面図であり、図9は、検出パネル21の図7におけるG−G断面図である。
検出パネル21は、入射した放射線を光に変換するシンチレータとしてシンチレータ層(発光層)211が一方の面に形成された第1のガラス基材214、シンチレータ層211の下側に積層されシンチレータ層211により変換された光を検出して電気信号に変換する信号検出部151(図17参照)が一方の面に形成された第2のガラス基材213等を備えて構成されており、これらが積層された積層構造となっている。
シンチレータ層211は、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力するようになっている。
このシンチレータ層211で用いられる蛍光体は、例えば、CaWO等を母体材料とするものや、CsI:TlやCdS:Tb、ZnS:Ag等の母体材料内に発光中心物質が付活されたものを用いることができる。また、希土類元素をMとしたとき、(Gd,M,Eu)の一般式で示される蛍光体を用いることができる。特に、放射線吸収および発光効率が高いことよりCsI:TlやCdS:Tbが好ましく、これらを用いることで、ノイズの低い高画質の画像を得ることができる。
シンチレータ層211は、例えば、セルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の各種高分子材料(ポリマー)により形成された図示しない支持体の上に、例えば気相成長法により蛍光体を層状に形成したものであり、蛍光体の層は、蛍光体の柱状結晶からなっている。気相成長法としては、蒸着法、スパッタ法、化学蒸着(CVD:Chemical Vapor Deposition)法等が好ましく用いられる。いずれの手法においても、蛍光体の層を支持体上に独立した細長い柱状結晶に気相成長させることができる。
シンチレータ層211は、第1のガラス基材214の下側(撮影時に放射線が入射する側と反対側)に貼付されており、第1のガラス基材214の上側(撮影時に放射線が入射する側)にはガラス保護フィルム215がさらに積層されている。また、シンチレータ層211の下側(撮影時に放射線が入射する側とは反対側)には、第2のガラス基材213が積層されており、第2のガラス基材213の下側にはガラス保護フィルム216がさらに積層されている。
第1のガラス基材214および第2のガラス基材213は、ともに厚みが0.6mm程度のものが用いられている。なお、第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の厚みは0.6mmに限定されない。また、第1のガラス基材214と第2のガラス基材213とで厚みが異なるようにしてもよい。
ここで、検出パネル21を構成する第1のガラス基材214や第2のガラス基材213において、どの程度の撓み量まで割れ等の故障を生じないかを調べるために本願発明者らが行った実験について説明する。
図10は、ブッキーテーブル等、比較的剛性の高いものの上にカセッテ型検出器1を載置して撮影を行う場合に、検出器ユニット2のガラス基材213,214(図5等参照)に作用する力(応力)について、圧力測定装置7(図11参照)を用いて測定した結果を示したものである。
ハウジング本体部31は、カーボン繊維として引張弾性率790Gpaのピッチ系カーボン繊維を使用し、ハウジング3の側面部分の高さが16mm、ハウジング本体部31の肉厚(板厚)が2mmの構造であるカセッテ型検出器1を用いた。また、そのサイズとしては、最も撓みを生じやすい半切サイズ(14インチ×17インチのサイズ)のものを用いた。
なお、カセッテ型検出器1にかかる荷重は、撮影姿勢によって異なるが、想定しうる使用環境の中で最も大きな荷重がかかる撮影姿勢は、患者がベッドの上に横向きに横臥して、その臀部の下にカセッテ型検出器1を配置した場合である。本測定は、この条件で行った。
圧力測定装置7は、例えば、図11に示すように、外部から加わる圧力の変化を感圧素子にて電気信号に変換し出力するセンサシート71と、センサシート71から出力された電気信号をセンサコネクタ72を介して受信するコンピュータ73とを備えるものであり、具体的には、ニッタ株式会社製 I−SCANシステムを用いて測定を行った。
測定は、患者が仰向けに横臥した状態で、その臀部の下にカセッテ型検出器1を配置した場合(A1)および背中の下にカセッテ型検出器1を配置した場合(A3)、患者が横向きに横臥した状態で、その臀部の下にカセッテ型検出器1を配置した場合(A2)および肩部分の下にカセッテ型検出器1を配置した場合(A4)、という4種類の撮影姿勢(A)と撮影部位の組合せについて行い、それぞれの場合に、圧力測定装置7のセンサシート71を患者の撮影部位の下に配置して、カセッテ型検出器1のハウジング3にかかる圧力を測定した。
前述のように、カセッテ型検出器1にかかる荷重が最も大きくなる撮影姿勢は、患者がベッドの上に横向きに横臥して、その臀部の下にカセッテ型検出器1を配置した場合である。このような撮影姿勢で、例えば、体重100kgの患者の撮影を行う場合、カセッテ型検出器1の検出器ユニット2のガラス基材213,214に作用する最大荷重は、図10に示すように、11kg前後となる。
一方、図12に示すように、8mm以下のガラス板(ガラス基材)の場合、カセッテ型検出器1を移動させる際等に作用する瞬間的にかかる力に対する許容応力(短期許容応力)は、ガラス基材の面内において24.5MPaである。そして、ガラス基材213,214のように矩形状の板状部材の4辺を支持した状態で等分布荷重をかけた場合、図13に示すように、最大応力は23MPaであり、最大撓み量は6mmである。
なお、図13における最大応力は、図14に示すように、4辺を支持された矩形状の板状部材の長手方向をb、長手方向に直交する方向をaとしたときに、辺長比b/aが1.2である場合の係数α、βを定め(図15参照)、式(1)によって算出し、最大撓み量については、同様の条件下で、式(2)により算出した。
以上のように、カセッテ型検出器1を使用する上で想定しうる最大限の荷重をかけた場合に生じる最大応力は23MPaであり、最大撓み量は6mmであるところ、本実施形態における第1のガラス基材214および第2のガラス基材213のように、8mm以下(実際には0.6mm程度)のガラス板(ガラス基材)の場合の許容応力は少なくとも24.5MPaであり、また、6mm以内の撓み量を許容するものである。
このように、検出器ユニット2の許容撓み量は6mmであるので、患者の全体重がハウジング3にかかる全荷重撮影を行う際に、一旦患者の下にセットされたカセッテ型検出器1の移動、ポジション変更等を行い、どのような撮影姿勢で撮影を行う場合でも、第1のガラス基材214および第2のガラス基材213に作用する最大応力が第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の許容応力を超えることがなく、第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の割れ等、故障を誘発することがない。
また、第1のガラス基材214および第2のガラス基材213(図8等参照)は、レーザにより端面を切断することにより、端面、すなわち、切断面と、この切断面とガラス基材の上面との稜線部分、および切断面とガラス基材の下面との稜線部分を平滑化する平滑化処理を施されている。
ここで、レーザで第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の端面を切断することによる平滑化処理について説明する。
ガラスを切断する場合、まずガラス表面に硬く鋭いもので筋(傷)をつけてガラスの厚さ方向に垂直クラックを形成し(スクライブ作業)、このクラックを伸ばすように応力をかけて割る(分断作業)という二つの作業工程を経るのが一般である。そして、従来は、ガラス表面に傷を付ける作業(スクライブ作業)を超硬合金、電着ダイヤモンド、焼結ダイヤモンド等を用いて行っていた。しかし、ガラス表面に超硬合金やダイヤモンド等で傷を付けた場合には、切断(分断)されたガラスの端面に微細な凹凸ができ、曲げ等の負荷をガラスにかけた場合に、この凹凸部分に応力が集中するため、割れやすいという問題があった。
この点、本実施形態では、レーザを用いて第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の表面に傷を付ける作業(スクライブ作業)を行う。このようにレーザを用いた場合には、切断(分断)後のガラスの端面が平滑化されるので、曲げ等の負荷に対するガラスの強度を高めることができる。
ガラス基材の割れは、外力の大きさというよりは、むしろ、ガラス基材断裁時に応力集中の元となる部分的なバリや、部分的な凸凹部が形成されることに起因しているため、このように断裁後の端面を平滑化する処理をすることにより、かなりの外力(応力)に対してもガラス基材の割れ等の発生を防止することができる。
なお、レーザにより第1のガラス基材214および第2のガラス基材213の端面を切断する切断装置としては、例えばレーザ発振部において、YAG(Yttrium Aluminum Garnet イットリウム・アルミニウム・ガーネット結晶)をレーザ光学媒体として用いるYAGレーザ等が好適に用いられるが、切断に用いられる切断装置はこれに限定されない。
第2のガラス基材213の上側(前述したシンチレータ層211に対向する側)には、シンチレータ層211から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う検出部である信号検出部151(図17参照)が形成されている。
このように、本実施形態においては、信号検出部151が、シンチレータ層211の下側に積層されており、信号検出部151の下側に配置された第2のガラス基材213と、シンチレータ層211の上側に配置された第1のガラス基材214との間に、信号検出部151とシンチレータ層211とが対向した状態で挟み込まれる構成となっている。
従来は、ハウジングを通じて内部のガラス基材に作用する応力を抑制しなければ、ガラス基材の割れは防止できないと考えられていたため、ハウジングとガラス基材との間にスペースを設け、当該スペースに外力を緩和/減少せしめる緩衝部材を多用していた。このためハウジングが一層大型化するものであった。
この点、本発明者等は、ガラス基材の割れは、当該ガラス基材に作用する外力の大きさというよりは、むしろ、ガラス基材断裁時に応力集中の元となる部分的なバリや、部分的な凸凹部が形成されることに起因していることを見出した。そこで、上記の応力集中の元となる前記のバリや、凸凹部を除去すべく、断裁後の端面を平滑化する処理を行い、これにより、前述のような構成のハウジング3に作用する患者の体重等に起因する荷重や撓みに対して、ガラス基材213,214の割れ等の発生を防止することが可能となった。
また、第1のガラス基材214と第2のガラス基材213との外周縁に沿って封止部材217が設けられており、この封止部材217によって第1のガラス基材214と第2のガラス基材213とが接着され、結合されている。これにより、曲げ等の負荷に対してより強度を高めることができる。
さらに、第1のガラス基材214と第2のガラス基材213とを接着する際は、第1のガラス基材214と第2のガラス基材213との間の空間から空気を吸引する等により脱気した後に封止部材217による接着、結合を行うようになっており、これにより、空気に含まれる湿気がシンチレータ層211等に影響を及ぼすのを防ぐことができ、シンチレータ層211等の長寿命化を図ることができる。
また、検出パネル21の各角部および角部同士の中間近傍には検出パネル21を外部からの衝撃等から保護するための緩衝部材218が設けられている。
ここで、検出パネル21の回路構成について説明する。図16は、信号検出部151を構成する1画素分の光電変換部の等価回路図である。
図16に示すように、1画素分の光電変換部の構成は、フォトダイオード152と、フォトダイオード152で蓄積された電気エネルギーをスイッチングにより電気信号として取り出す薄膜トランジスタ(以下「TFT」と称する。)153とから構成されている。フォトダイオード152は、電荷を生成し蓄積する撮像素子である。フォトダイオード152から取り出された電気信号は、増幅器154により信号読出し回路17が検出可能なレベルにまで電気信号を増幅するようになっている。
具体的には、光の照射を受けるとフォトダイオード152で電荷が発生し、TFT153のゲートGに信号読出し用の電圧が印加されると、TFT153のソースSに接続されたフォトダイオード152から電荷がTFT153のドレインD側に流れ、増幅器154に並列に接続されたコンデンサ154aに蓄積される。そして、増幅器154から、コンデンサ154aに蓄積された電荷に比例して増幅された電気信号が出力されるようになっている。
また、増幅器154から増幅された電気信号が出力されて電気信号が取り出されると、増幅器154やコンデンサ154aに並列に接続されたスイッチ154bがオンされてコンデンサ154aに蓄積された電荷が放出されて、増幅器154がリセットされるようになっている。なお、フォトダイオード152は、単に規制キャパシタンスを有した光ダイオードでもよいし、フォトダイオード152と光電変換部のダイナミックレンジを改良するように追加コンデンサを並列に含んでいるものでもよい。
図17は、このような光電変換部を二次元に配列した等価回路図であり、画素間には、走査線Llと信号線Lrが直交するように配設されている。TFT153のソースSには前述のフォトダイオード152の一端側が接続されており、TFT153のドレインDは信号線Lrに接続されている。一方、フォトダイオード152の他端側は、各行に配された隣接するフォトダイオード152の他端側と接続されて共通のバイアス線Lbを通じてバイアス電源155に接続されている。
このバイアス電源155は制御部27に接続され、制御部27からの指示によりバイアス線Lbを通じてフォトダイオード152に電圧がかかるようになっている。また各行に配されたTFT153のゲートGは、共通の走査線Llに接続されており、走査線Llは走査駆動回路16を介して制御部27に接続されている。同様に、各列に配されたTFT153のドレインDは、共通の信号線Lrに接続されて制御部27に制御される信号読出し回路17に接続されている。
信号読出し回路17には、前述した信号線Lrごとの増幅器154が設けられている。信号読出し時には、選択された走査線Llに信号読出し用の電圧が印加され、それによりその走査線Llに接続されている各TFT153のゲートGに電圧が印加され、各TFT153を介して各フォトダイオード152から各信号線Lrにそのフォトダイオード152で発生した電荷が流れる。そして、各増幅器154でフォトダイオード152ごとに電荷が増幅され、1行分のフォトダイオード152の情報が取り出される。そして、この操作を走査線Llをそれぞれ切り替えてすべての走査線Llについて行うことで、全フォトダイオード152から情報を取り出すようになっている。
各増幅器154にはそれぞれサンプルホールド回路156が接続されている。各サンプルホールド回路156は信号読出し回路17に設けられたアナログマルチプレクサ157に接続されており、信号読出し回路17により読み出された信号は、アナログマルチプレクサ157からA/D変換器158を介して前述した制御部27に出力されるようになっている。
なお、TFT153は、液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のもの、有機半導体を用いたもののいずれであってもよい。また、本実施形態では、撮像素子として光電変換素子としてのフォトダイオード152を用いた場合を例示したが、光電変換素子はフォトダイオード以外の固体撮像素子を用いてもよい。
この信号検出部151の側部には、各フォトダイオード(光電変換素子)152にパルスを送って当該各フォトダイオード152を走査・駆動させる走査駆動回路16と、各光電変換素子に蓄積された電気エネルギーを読み出す信号読出し回路17とが配されている。
さて、ハウジング本体部31は、板状カーボン繊維を用いて形成されている。本実施形態では、図18に示すような厚さ1mm〜2mmの1枚の板状カーボン繊維31Aを図示しない型の周りに巻回して、高温高圧で焼き固めるとともに、長尺方向の両端部分31p,31qをつなぎ合わせることで、図2に示したように両端部に開口部311,312を有する中空の角筒状のハウジング本体部31が形成されるようになっている。
また、板状カーボン繊維31Aの長手方向、すなわち図18中に矢印Sで示される方向を板状カーボン繊維31Aの巻回し方向とした場合、板状カーボン繊維31Aは、図示しないカーボン元板から、その繊維方向Fが巻回し方向Sに対して0°や90°、180°(90°×n(n=0,1,2))を除く角度θとなるように切り出されて形成されるようになっている。
なお、本実施形態では、角度θが45°とされている。また、板状カーボン繊維31Aが複数の板状カーボン繊維を積層して形成されている場合には、少なくとも巻回した場合に最外層となる層についてはその繊維方向Fが巻回し方向Sに対して上記の角度を除く角度θとなるように形成される。
また、ハウジング本体部31を形成するカーボン繊維としては、ピッチ系カーボン繊維を用いることが好ましい。図19は、各種材料ごとの弾性率と熱伝導率とを比較した表である。カーボン繊維としては、PAN系カーボン繊維と、ピッチ系カーボン繊維とがあるが、図19に示すように、ピッチ系カーボン繊維はPAN系カーボン繊維の3倍以上の弾性率を有しており、ハウジング本体部31の板厚を薄くしても十分な強度を得ることができる。
また、カーボン繊維は一般にアルミニウム等の金属と比較して熱伝導率が低く、カーボン繊維で形成したハウジングの中で熱が発生すると、熱が放熱されずに篭ってしまうという問題がある。この点、ピッチ系カーボン繊維はアルミニウムと同程度の高い熱伝導率であるため、ハウジング3の内部に後述する各種電子部品22や充電池25等、発熱する部品を複数備える場合でも、発生した熱を効率よく放熱することが可能であり、ハウジング3の内部に熱が篭って各部に悪影響を与えるのを防止することができる。
次に、本実施形態におけるカセッテ型検出器1の作用について説明する。
前述したように、カセッテ型検出器1の第1の蓋部材32および第2の蓋部材33(図2参照)は、ハウジング本体部31の一方側端部の開口部311に第1の蓋部材32の挿入部322が挿入され、他方側端部の開口部312に第2の蓋部材33の挿入部332が挿入されて、ハウジング本体部31の係合凹部315,316にそれぞれ係合凸部325,335が係合される。
そして、その後、第1の蓋部材32および第2の蓋部材33をハウジング本体部31から取り外すことができないほど強固にハウジング本体部31に固着する。そのため、ハウジング本体部31や第1の蓋部材32、第2の蓋部材33を含むハウジング3全体が一体化される。
また、ハウジング本体部31は、図18に示したように繊維方向Fが巻回し方向Sに対して90°×n(n=0,1,2)を除く角度θを有する板状カーボン繊維31Aを巻回して、両端部に開口部311,312を有する中空の角筒状に形成される。
その場合、図20に示すように、ハウジング本体部31の放射線の入射面X側では、ハウジング本体部31を構成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θが例えば45°であるのに対して、その反対側の面Y側では、繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度φが上記角度θの補角(すなわち足して180°の関係)となり、例えば135°になる。
このように、本実施形態のカセッテ型検出器1では、ハウジング本体部31の放射線の入射面X側と、その反対側の面Y側とで、各面X,Yを形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが開口部311,312に対してそれぞれ傾斜しており、しかも繊維方向F,Fが互いに異なるように形成されている。
また、本実施形態では、図18に示したように繊維方向Fが巻回し方向Sに対して90°×n(n=0,1,2)を除く角度θである1枚の板状カーボン繊維31Aを巻回すことで、ハウジング本体部31の放射線の入射面X側での繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θと、その反対側の面Y側での繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度φとが補角の関係となり、互いに異なる角度となるため、各面X,Yを形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが異なるように容易に形成することが可能となる。
ここで、ハウジング3内部に収納された検出器ユニット2に外部からの荷重(患者の体重等)の影響が及ばないようにするためには、図26(a)に示したようなカセッテ型検出器1の全体としての撓み量が検出器ユニット2の許容撓み量以内となるように規制する必要がある。
そこで、上記のようにハウジング本体部31を形成し、第1の蓋部材32および第2の蓋部材33を固着してカセッテ型検出器1を形成した場合に、実際の患者撮影時に想定されるカセッテ型検出器1のハウジング3の最大撓み量、および検出器ユニット2を構成するガラス基材213,214に作用する応力について、データを示しつつ説明する。
図21は、カセッテ型検出器1のハウジング3の撓み量についてシミュレーションした結果を示したものである。
このシミュレーションにおいて、ハウジング本体部31は、カーボン繊維として引張弾性率790Gpaのピッチ系カーボン繊維を使用し、ハウジング3の側面部分の高さが16mm、ハウジング本体部31の肉厚すなわち板状カーボン繊維31Aの板厚が2mmの構造の中空の直方体形状のものを用いた。また、そのサイズとしては、最も撓みを生じやすい半切サイズ(14インチ×17インチのサイズ)のものを用いた。
なお、カセッテ型検出器1にかかる荷重は、撮影姿勢によって異なるが、想定しうる使用環境の中で最も大きな荷重がかかる撮影姿勢は、患者がベッドの上に横向きに横臥して、その臀部の下にカセッテ型検出器1を配置した場合であるため(図10参照)、図21に示すシミュレーションは、このような撮影姿勢の場合に、患者の下に配置されたカセッテ型検出器1を移動させる場合について行っている。
図21において、パターン1(PT1)は、図22(a)に示すように、片持ち梁的にカセッテ型検出器1の一端部のみを保持して、上から荷重のかかった状態のカセッテ型検出器1を移動させる場合のカセッテ型検出器1の最大撓み量である。例えば、ベッド上に横臥している患者の臀部の下に一旦カセッテ型検出器1をセットした上で、この位置を変えるために検出器を1人で移動させる場合を想定している。
パターン2(PT2)は、図22(b)に示すように、対角に位置する2箇所の端部を保持して、パターン1(PT1)と同様に荷重のかかった状態のカセッテ型検出器1を移動させる場合のカセッテ型検出器1の最大撓み量である。これは、例えば検出器を2人で移動させる場合を想定している。
ベッド上に横臥している患者の下に挿入されたカセッテ型検出器1を移動させる際にカセッテ型検出器1のハウジング3にかかる最大荷重は約30kgであるとの実測結果が得られたため、パターン1(PT1)およびパターン2(PT2)とも、カセッテ型検出器1を保持している端部に30kgの荷重のかかった状態における撓み量(B)を測定した。
その結果、図21に示すように、いずれの場合においても、カセッテ型検出器1のハウジング3の最大撓み量を2mm未満とすることができることが分かった。
一方、前述したように、カセッテ型検出器1をJIS規格又はIEC規格に準拠したサイズに従って形成した場合、全体的に薄い平板状のものとなることから、ハウジング3に、図26(a)に示すような撓みだけでなく、図26(b)に示すような捩れも生じやすくなる。
また、カセッテ型検出器1に強い捩れが生じるのは、主に、上記パターン1(PT1)やパターン2(PT2)の場合のように例えばベッド上に横臥している患者の臀部の下に一旦セットしたカセッテ型検出器1の位置を変えるためにカセッテ型検出器1を移動させる場合である。このような場合、ハウジング3のハウジング本体部31の放射線の入射面Xやその反対側の面Yに、巻回し方向Sに対していわば斜め方向に強い張力が働く。
しかし、本実施形態では、図20に示したように、ハウジング本体部31の繊維方向F,Fがそれぞれ異なり、ハウジング本体部31の放射線の入射面Xとその反対側の面Yでそれぞれカーボン繊維が巻回し方向Sに対してそれぞれ0°や90°等でない角度θおよびその補角φをなすように形成されている。
そのため、カセッテ型検出器1に上記のような捩れの力が加わり、巻回し方向Sに対していわば斜め方向に強い張力が働いても、巻回し方向Sに対して角度θ,φをなすように配置された入射面Xやその反対側の面Yのカーボン繊維がその張力に対抗して張力方向への伸びを阻害する。そのため、ハウジング本体部31やハウジング3を捩れ難いものとなる。
以上のように、本実施形態に係るカセッテ型放射線画像検出器1によれば、ハウジング3のハウジング本体部(本体部)31を板状カーボン繊維31Aを用いて形成し、本体部31の放射線の入射面X側と、その反対側の面Y側とで、各面を形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが、開口部311,312に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、各面X,Yを形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが互いに異なるように形成した。
また、具体的には、ハウジング3のハウジング本体部31を、板状カーボン繊維31Aを巻回すようにして形成し、巻回される板状カーボン繊維31Aを、その繊維方向Fが、巻回し方向Sに対して90°×n(n=0,1,2)で表される角度を除く角度とされたものを用いることで、ハウジング本体部31の放射線の入射面X側と、その反対側の面Y側とで、各面を形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが、開口部311,312に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、各面X,Yを形成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向F,Fが互いに異なるように形成した。
そのため、カセッテ型放射線画像検出器1を例えばJIS規格又はIEC規格に準拠したサイズに従って形成し、CR用のカセッテとの互換性を有する薄型とした場合には、全体的に薄い平板状のものとなることから、カセッテ型放射線画像検出器1のハウジング3が分厚い場合に比べて、ハウジング3に、図26(a)に示したような撓みや図26(b)に示したような捩れも生じやすくなるが、ハウジング3の撓みのみならず、ハウジング3の長辺や短辺に対していわば斜め方向の張力が加わる捩れを充分的確に抑制することが可能となり、全体的な強度の向上が達成される。
そのため、画像データのデジタル化を達成することのできるFPDであるカセッテ型放射線画像検出器1において、CR用のカセッテとの互換性を有する薄型とすることが可能となり、しかも、充分な強度を有し、外部からの応力に対しハウジングの変形を抑制することが可能となる。また、このようなカセッテ型放射線画像検出器1は、持ち運び可能であり、ポータブル撮影をすることが可能となる。
なお、上記の実施形態では、前述したハウジング本体部(本体部)31を構成する板状カーボン繊維31A(図18、図20参照)の繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θを45°とする場合について説明したが、角度θを135°とし、その補角φが45°になるように構成することも可能である。
このように、繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θを45°または135°とした場合、その補角が135°または45°となり、図20に示したように、ハウジング本体部31の放射線の入射面Xにおける板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fと、その反対側の面Yにおける板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fとを垂直な方向を向くように形成することができる。
そのため、カセッテ型放射線画像検出器1のハウジング3の長辺や短辺に対して、いわば斜め方向の張力が加わる捩れに対するハウジング3の強度を、さらに向上させることが可能となる。
また、ハウジング本体部31を構成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θを、上記の実施形態のような45°以外の角度とすることも可能である。
例えば、ハウジング3の捩れによる張力が、主にその矩形状形状の対角線方向に働くことを考慮する場合について説明すると、同じ矩形状のハウジング3を形成する場合でも、板状カーボン繊維31Aの巻回し方向Sを、図23(a)に示すようにその短辺Iの延在方向とする場合と、図23(b)に示すようにその長辺Jの延在方向とする場合があり得る。
この場合、図23(a)の場合の板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θと、図23(b)の場合の角度θとは余角(すなわち足して90°)の関係にある。そして、図23(b)の場合の角度θをθで表すと、例えばJIS規格又はIEC規格サイズの場合、取り得る角度θ(θ)は図24に示すような角度になる。
このように、ハウジング本体部31を構成する板状カーボン繊維31Aの繊維方向Fの巻回し方向Sに対する角度θを、上記の実施形態のように45°とする代わりに、そのカーボン繊維が対角線方向を向くように30°〜60°の範囲内の角度またはそれらの補角である120°〜150°の範囲内の角度とすることが可能であり、角度θはハウジング3の強度等を考慮して適宜の値に設定される。
さらに、板状カーボン繊維31Aの表面に、例えば図25に示すような凹凸Cが設けられていることが好ましい。上記のように、カセッテ型放射線画像検出器1のハウジング3を、CR用のカセッテや従来のスクリーン/フィルム用のカセッテにおけるJIS規格又はIEC規格で規定されるサイズに合うように、その放射線入射方向の厚さが16mm以下になるように形成する場合には、凹凸Cは、ハウジング3の内側に凸になるように設けられることが好ましい。
厚さ2mmの板状カーボン繊維31Aに直径約6mm、深さ約0.5mmの凹凸を図25に示すように設けてハウジング本体部31を形成し、それを用いて形成したカセッテ型放射線画像検出器1のハウジング3の撓みを調べる本願発明者によるシミュレーション実験によれば、凹凸を設けない場合と比較して、ハウジング3の撓み量が約1割程度低減されることが分かっている。
板状カーボン繊維31Aの厚さを厚くすることによってもハウジング3の撓みを低減させることが可能であるが、板状カーボン繊維31Aの厚さを厚くすると、カセッテ型放射線画像検出器1の重量が増大するとともに、内蔵される検出器ユニット2とハウジング3が接触しやすくなり、また、検出器ユニット2の設計自由度を小さくしてしまう。
それに対し、上記のように、ハウジング本体部31を構成する板状カーボン繊維31Aの表面に凹凸を設けることで、板状カーボン繊維31Aの厚さを厚くせず、従って上記の問題を生じることなくカセッテ型放射線画像検出器1のハウジング3の撓みを低減させることが可能となる。
なお、本発明が上記の実施形態やその変形例に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。

Claims (7)

  1. 入射した放射線を検出し放射線画像を生成する検出器ユニットと、
    板状カーボン繊維を巻回して用いて、両端部に開口部を有する角筒状に形成された本体部と、前記本体部に係合手段により係合され前記各開口部を覆う第1の蓋部材および第2の蓋部材と、を有し、前記検出器ユニットを内蔵するハウジングと、
    を備え、
    前記本体部は、放射線の入射面側と、その反対側の面側とで、各面を形成する前記板状カーボン繊維の繊維方向が、前記開口部に対してそれぞれ傾斜しており、かつ、前記各面を形成する前記板状カーボン繊維の繊維方向が互いに異なるように形成されていることを特徴とするカセッテ型放射線画像検出器。
  2. 巻回される前記板状カーボン繊維の前記繊維方向の巻回し方向に対する角度は、30°から60°の範囲内の角度、または120°から150°の範囲内の角度であることを特徴とする請求項1に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
  3. 巻回される前記板状カーボン繊維の前記繊維方向の巻回し方向に対する前記角度は、45°または135°であることを特徴とする請求項1または2に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
  4. 前記板状カーボン繊維は、その表面に凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
  5. 前記ハウジングは、IEC60406で規定されている外形寸法を有するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
  6. 前記ハウジングは、その放射線入射方向の厚さが16mm以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
  7. 前記検出器ユニットは、入射した放射線を光に変換するシンチレータと、前記シンチレータにより変換された光を受けて電気信号に変換する検出部と、を有することを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載のカセッテ型放射線画像検出器。
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