JP6505973B2 - 可搬型放射線撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照射された放射線に基づいて画像情報を出力する放射線変換パネルと、放射線変換パネルを収める筐体と、筐体の内部にて放射線変換パネルを支持する支持部材とを有する可搬型放射線撮影装置に関する。
被写体を透過した放射線を、筐体の内部に収納した放射線変換パネルで検出し、画像情報に変換して出力する可搬型放射線撮影装置が、例えば、特許文献1に開示されている。
特許文献1には、筐体の内部において、筐体の底壁から天板に向かって立設する支持部材により、放射線変換パネル及び基台が支持されると共に、当該基台の底面に複数の回路基板が固定されることで、各回路基板が保護されることが開示されている。
特開2012−202735号公報
筐体内部において、各回路基板間はハーネス(配線)で接続され、当該ハーネスはクランプにより固定されている。この場合、筐体内部の限られたスペースにおけるハーネスの取り回しが問題となっている。また、可搬型放射線撮影装置の使用時における不慮の落下による衝撃や、外部からの許容以上の荷重に起因した筐体の変形は、ハーネスが断線する原因となり得る。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、筐体内部における配線の断線の発生を回避することが可能になると共に、当該配線の取り回しが容易となる可搬型放射線撮影装置を提供することを目的とする。
本発明は、照射された放射線に基づいて画像情報を出力する放射線変換パネルと、放射線変換パネルを収める筐体と、筐体の内部にて放射線変換パネルを支持する支持部材とを有する可搬型放射線撮影装置に関する。
そして、本発明では、上記の目的を達成するため、可搬型放射線撮影装置は、筐体の内部に収まるバッテリ、基台及び複数の基板をさらに有し、筐体は、放射線が照射される前面部と、該前面部に嵌合する背面部とから構成され、支持部材は、平面視で長手方向と短手方向とを有する形状を備え、背面部から立設することにより筐体の内部の前面部側で基台及び放射線変換パネルを支持すると共に、長手方向に沿って形成され、配線を収納する溝構造を有し、基台及び放射線変換パネルは、複数の支持部材によって支持され、バッテリは、各支持部材の間で基台及び背面部と接触するように基台と背面部との間に配置され、複数の基板及び複数の支持部材は、平面視で、バッテリを取り囲むように配置され、配線を溝構造内に保持するための爪部が各支持部材に設けられている。
このように、本発明では、支持部材の隙間である溝構造に配線を収納する。この場合、支持部材は、筐体内部において放射線変換パネルを支持し、且つ、外部から荷重(例えば、被写体からの体圧)を受けたときに当該荷重を受ける役割を果たす。そのため、溝構造に配線を収納すれば、外力によって筐体が変形しても配線の経路が狭くなったり、当該配線が変形したりすることを回避することができる。従って、溝構造に配線を収納することで、外部から荷重や振動を受けても配線が断線することを回避することが可能となる。
また、溝空間に配線を収納することにより、配線をクランプする部材が不要になる。この結果、配線の取り回しが容易になると共に、省スペース化も実現することができる。さらに、配線を溝構造内に保持するための爪部を支持部材に設けると、クランプやテープ等の固定部品が不要となると共に、配線の固定箇所も少なくすることができ、コストを削減することができる。
この場合配線は、一方の基板に接続され、且つ、溝構造を経由して、他方の基板又は放射線変換パネルに接続されていればよい。
さらに、弾性を有する部材で爪部の表面を構成すると、溝空間に収納された配線に傷が付くことを防止することができる。また、支持部材の長手方向を法線方向とする断面視で、爪部の少なくとも配線側の角部が曲面状に形成されていれば、配線に傷が付くことを効果的に防止することができる。
数の爪部が長手方向に沿って千鳥状に配置されていれば、溝構造から配線をより抜けにくくすることができる。
また、支持部材が導電性を有する部材又は導電性を有する物質を含む部材であれば、溝空間に収納された配線に対するシールド効果を発揮させることができる。すなわち、溝空間に収納することにより、配線が振動することによるノイズの発生を回避することができる。また、支持部材がシールド効果を発揮することで、外部の電子機器からのノイズが配線に重畳することを防止することができる。
また、溝構造は、配線と交差する別の配線を通すことができる交差部をさらに有してもよい。この場合、交差部では、溝構造を形成する支持部材の側壁の一部が取り除かれていることが好ましい。これにより、交差部では、別の配線が溝構造及び溝構造に収納される配線と交差し、当該別の配線は、溝構造に収納される配線と、筐体又は該筐体内に配置された基台との間で保持されることになる。
また、本発明において、放射線変換パネルは、前面部に固定され、基板及び支持部材は、基台を介して前面部側に固定されるか、又は、背面部側に固定されていればよい。いずれの場合であっても、基板及び支持部材が同じ側に配置されることで、基板に配線を接続しやすくなる。
本発明によれば、筐体内部における配線の断線の発生を回避することが可能になると共に、当該配線の取り回しが容易となる。
本実施形態に係る電子カセッテを含む放射線撮影システムの構成図である。 図1の電子カセッテの外観斜視図である。 図1及び図2の電子カセッテの内部構成を示すブロック図である。 図2のIV−IV線に沿った断面図である。 図2のV−V線に沿った断面図である。 図2及び図5のVI−VI線に沿った断面図である。 筐体の組み立て前の状態を示す断面図である。 ワイヤハーネスとフレキシブルケーブルとが交差する状態を概念的に図示した拡大斜視図である。 図9Aは、爪部の千鳥配置を図示した平面図であり、図9Bは、溝に収納されたワイヤハーネスを図示した断面図である。 図10A及び図10Bは、爪部の断面図である。 図2のXI−XI線に沿った本実施形態の変形例を示す断面図である。
本発明に係る可搬型放射線撮影装置の好適な実施形態を、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
[本実施形態に係る電子カセッテの構成]
本実施形態に係る可搬型放射線撮影装置としての電子カセッテ10は、図1に示すように、放射線撮影システム12に適用される。放射線撮影システム12は、放射線発生装置14と撮影装置16とから構成される。
放射線発生装置14は、放射線源18と、放射線源18を制御する線源制御装置20と、照射スイッチ22とを有する。放射線源18は、放射線24を出力する放射線管と、放射線24の照射野を限定するコリメータとを有する。
線源制御装置20は、所定の撮影条件に含まれる管電圧、管電流及び照射時間に基づき放射線源18を制御することで、放射線源18から放射線24を出力させる。なお、撮影条件は、放射線技師が線源制御装置20の操作パネルを操作して手動で設定してもよいし、あるいは、撮影装置16から通信ケーブルを介して自動的に設定されてもよい。
照射スイッチ22は、放射線技師が操作する二段スイッチであり、放射線技師が押下することにより線源制御装置20に操作信号を出力し、放射線源18を制御する。すなわち、放射線技師が照射スイッチ22の一段目を押下すると、照射スイッチ22から線源制御装置20に操作信号としてのウォームアップ開始信号が出力され、線源制御装置20は、入力されたウォームアップ開始信号に基づき、放射線源18のウォームアップを開始させる。また、放射線技師が照射スイッチ22の二段目を続いて押下すると、照射スイッチ22から線源制御装置20に操作信号としての照射開始信号が出力され、線源制御装置20は、入力された照射開始信号に基づき、放射線源18から放射線24の出力を開始させる。
撮影装置16は、電子カセッテ10と、撮影台26と、撮影制御装置28と、コンソール30とを有する。
電子カセッテ10は、図2に示すように、放射線24を透過可能な偏平な箱形の筐体32を有し、当該筐体32の内部には、図3及び図4に示すように、画像検出部としてのFPD34が収納されている。筐体32は、例えば、半切サイズ(383.5mm×459.5mm)のフィルム用又はIP用のカセッテと同様の国際規格ISO4090:2001に準拠した外形サイズを有する。
また、筐体32は、放射線24が照射される前面部36と、前面部36に嵌合する背面部38とから構成される。前面部36の中央部分には、矩形状の開口40が形成され、該開口40には、軽量で剛性が高く、且つ、放射線24に対する透過性の高いカーボン又は樹脂で形成された天板部42が設けられている。従って、放射線24は、天板部42に照射される。
さらに、筐体32は、全体的に、軽量化を図ると共に、電磁シールドとしても機能するように構成されている。すなわち、筐体32における天板部42以外の箇所は、例えば、導電性樹脂で形成されていることが好ましい。また、天板部42が樹脂で形成される場合、当該樹脂を導電性樹脂とすることが好ましい。このように筐体32を構成することにより、電子カセッテ10内部への電磁ノイズの侵入や、電子カセッテ10から外部への電磁ノイズの放射を防止することができる。
図1に示す撮影台26は、電子カセッテ10が着脱自在に取り付けられるスロットを有し、放射線24が入射する天板部42が放射線源18と対向する姿勢となるように電子カセッテ10を保持する。前述のように、電子カセッテ10は、筐体32のサイズがフィルムカセッテやIPカセッテと略同様の大きさであるため、フィルムカセッテやIPカセッテ用の撮影台にも取り付け可能である。
従って、図1において、放射線源18と撮影台26との間に被写体44を立たせた状態で、放射線源18から被写体44に向けて放射線24を照射する立位撮影を行うと、被写体44を透過した放射線24は、天板部42を介してFPD34に入射する。FPD34は、入射した放射線24を放射線画像(画像情報)に変換して撮影制御装置28に出力する。なお、図1では、立位撮影を行う場合を例示しているが、被写体44が横臥した状態での臥位撮影にも適用可能であることは勿論である。
撮影制御装置28は、有線方式又は無線方式により電子カセッテ10と通信可能に接続され、当該電子カセッテ10を制御する。なお、図1は、有線方式の電子カセッテ10を図示している。
撮影制御装置28は、電子カセッテ10に撮影条件を送信することにより、電子カセッテ10での信号処理条件(例えば、FPD34で放射線24から変換された信号電荷に応じた電圧を増幅する積分アンプのゲイン)を設定させる。また、撮影制御装置28は、放射線源18の照射タイミングと電子カセッテ10での信号電荷の蓄積動作とを同期させるための同期信号を放射線発生装置14から受信し、受信した同期信号を電子カセッテ10に送信することにより、放射線源18と電子カセッテ10との同期制御を行う。さらに、撮影制御装置28は、電子カセッテ10からの画像情報を受信して、コンソール30に送信する。
コンソール30は、患者である被写体44の性別、年齢、撮影部位及び撮影目的等の情報が含まれる検査オーダの入力を受け付け、当該検査オーダをモニタに表示する。検査オーダは、HIS(病院情報システム)やRIS(放射線情報システム)といった患者情報や放射線検査に係る検査情報を管理する外部システムから入力される。あるいは、放射線技師等のオペレータがコンソール30を操作して、手動により入力してもよい。オペレータは、検査オーダの内容をモニタで確認し、確認した内容に応じた撮影条件をコンソール30の操作画面を通じて選択する。選択された撮影条件は、撮影制御装置28に送信される。
また、コンソール30は、撮影制御装置28から受信した画像情報に対して所定の画像処理を施す。画像処理後の画像情報は、コンソール30のモニタに表示される。この場合、画像情報は、コンソール30内のハードディスク又はメモリや、コンソール30とネットワークを介して接続された画像蓄積サーバといったデータストレージデバイスに格納される。
被写体44の手又は足等、電子カセッテ10を撮影台26に取り付けた状態では撮影がしにくい撮影部位に対して放射線撮影を行う場合には、図2に示すように、撮影台26から電子カセッテ10を取り外した状態で放射線撮影が行われる。被写体44の手が撮影部位である場合、例えば、前面部36を上向きにして寝台やテーブル上に電子カセッテ10を配置し、当該手を天板部42の略中央に載置した状態で放射線撮影を行えばよい。
図3において、FPD34は、放射線24の入射量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素46が配列された画素アレイからなる検出面48を有する検出パネル50と、画素46を駆動して信号電荷の読み出しを制御するゲートドライバ52と、画素46から読み出された信号電荷をデジタルデータの画像情報に変換して出力する信号処理回路54と、ゲートドライバ52及び信号処理回路54を制御してFPD34の動作を制御する制御回路56と、画像情報を外部に出力する通信回路57とを備えている。
複数の画素46は、所定のピッチで二次元にG1〜Gn行(横方向)×D1〜Dm列(縦方向)のマトリクス状に配列されている。なお、図3では、ゲートドライバ52及び信号処理回路54を簡略化して図示している。
FPD34は、放射線24を可視光に変換し、変換した可視光を光電変換することにより信号電荷を生成して、生成した信号電荷を蓄積する間接変換型の放射線検出器である。すなわち、検出パネル50は、画素46によって可視光を光電変換する光電変換パネルであり、検出パネル50の検出面48上には、放射線24を可視光に変換するシンチレータ58(図6及び図7参照)が配置されている。シンチレータ58は、CsI(ヨウ化セシウム)又はGOS(ガドリニウムオキシサルファイド)等の蛍光体からなる。シンチレータ58は、支持体上に蛍光体が塗布されたシートを接着剤で接着し、又は、検出面48上に蛍光体を蒸着する等の方法により形成される。
検出面48は、例えば、半切サイズ(383.5mm×459.5mm)の長方形状であり、天板部42も、検出面48のサイズに対応した大きさを持つ長方形状である。
各画素46は、可視光の入射によって電荷(電子−正孔対)を発生して蓄積する光電変換素子としてのフォトダイオード60と、スイッチング素子である薄膜トランジスタ(TFT)62とを備える。検出パネル50は、ガラス基板等の絶縁基板上に各画素46が形成されたTFTアクティブマトリクス基板である。
フォトダイオード60は、a−Si(アモルファスシリコン)等の半導体層(例えば、PIN型)からなる光電変換膜と、その上下に上部電極及び下部電極を配した構造を有する。フォトダイオード60は、下部電極にTFT62が接続され、上部電極には、バイアス線64が接続されており、バイアス電源66からバイアス電圧が印加される。バイアス電圧の印加により半導体層内に電界が生じるため、光電変換により半導体層内で発生した電荷(電子−正孔対)は、一方がプラス、他方がマイナスの極性を持つ上部電極及び下部電極にそれぞれ移動することにより電荷が蓄積される。
TFT62は、ゲート電極が走査線68に接続され、ソース電極が信号線70に接続され、ドレイン電極がフォトダイオード60に接続される。走査線68及び信号線70は格子状に配線されており、走査線68は、検出面48内の画素46の行数分(n行分)、信号線70は画素46の列数分(m列分)それぞれ配線されている。走査線68は、ゲートドライバ52に接続され、信号線70は、信号処理回路54を構成する読み出し回路72に接続される。
ゲートドライバ52は、制御回路56の制御下にTFT62を駆動することにより、FPD34に到達した放射線24の線量に応じた信号電荷をフォトダイオード60に蓄積する蓄積動作と、フォトダイオード60に蓄積された信号電荷を読み出す読み出し動作と、フォトダイオード60に蓄積された不要電荷を掃き出させるリセット動作とを検出パネル50に行わせる。
蓄積動作ではTFT62がオフ状態にされ、その間にフォトダイオード60に信号電荷が蓄積される。読み出し動作では、ゲートドライバ52から同じ行のTFT62を一斉に駆動するゲートパルスを所定の間隔で順次発生して、走査線68を1行ずつ順に活性化し、走査線68に接続されたTFT62を1行分ずつオン状態とする。これにより、フォトダイオード60に蓄積された信号電荷は、TFT62がオン状態になると信号線70に読み出されて、信号処理回路54に入力される。
信号処理回路54は、積分アンプ、CDS回路及びマルチプレクサを含む読み出し回路72と、A/D変換器74とを有する。積分アンプ及びCDS回路は、各信号線70に対して個別に接続される。積分アンプは、信号線70から入力された信号電荷を積算し、アナログ電圧信号に変換して出力する。CDS回路は、積分アンプからの電圧信号に対して相関二重サンプリングを施し、当該電圧信号を所定期間保持する。マルチプレクサは、パラレルに接続される各列のCDSから順に1つのCDSを電子スイッチで選択し、選択したCDSから出力される電圧信号をシリアルにA/D変換器74に入力する。A/D変換器74は、マルチプレクサから入力されたアナログの電圧信号をデジタルの画素値に変換してメモリ76に出力する。メモリ76には、画素値が各画素46の座標に対応付けられて記録される。
従って、ゲートドライバ52からゲートパルスG1〜Gnが供給されてTFT62を1行分ずつオン状態にする毎に、メモリ76には1行分の画素46の画素値が記録される。全ての行に対する信号電荷の読み出しが完了すると、1枚分の放射線画像を示す画像情報がメモリ76に記録される。この画像情報はメモリ76から読み出され、制御回路56で所定の画像処理が施された後、通信回路57を通じて、撮影制御装置28に出力される。このようにして患者の放射線画像が検出される。
ここで、筐体32の内部構成について、図4〜図6を参照しながら説明する。
図6において、筐体32は、矢印Z1方向に延在する側部78を有する蓋体である前面部36と、底板部80及び該底板部80の端部から矢印Z2方向に延在する側部82を有する背面部38とから構成される。この場合、背面部38の側部82が前面部36の側部78の内側となるように、前面部36と背面部38とが嵌合している。これにより、筐体32の内部には、FPD34等を収納する収納空間84が形成される。
収納空間84において、底板部80から立設する支持部材としての複数のスペーサ86a〜86dを介して金属製の基台88が支持されている。各スペーサ86a〜86dは、金属や導電性樹脂等の導電性を有する部材、又は、金属や導電性樹脂等の導電性を有する物質を含む部材であり、基台88に固定されている。基台88と天板部42との間には、前述した検出パネル50とシンチレータ58とを矢印Z方向に積層した放射線変換パネル90が配置されている。従って、各スペーサ86a〜86dは、基台88及び放射線変換パネル90を共に支持している。
なお、本実施形態では、少なくとも放射線変換パネル90が、底板部80から立設するスペーサ86a〜86dによって筐体32の内部で支持されていればよい。従って、放射線変換パネル90は、図6に示すように、基台88を介してスペーサ86a〜86dに支持されてもよいし、あるいは、筐体32内に基台88が収納されていない場合には、スペーサ86a〜86dに直接支持されてもよい。
また、図6には、放射線24が入射する天板部42から見て、検出パネル50及びシンチレータ58の順に積層配置されたISS(Irradiation Side Sampling)方式の放射線変換パネル90が図示されている。この場合、検出パネル50の上面は、放射線24が照射される照射面92であり、天板部42の底面に接着剤等を介して取り付けられている。また、検出パネル50の底面である検出面48は、シンチレータ58と対向するように背面部38側に向けられ、シンチレータ58の底面は、接着剤等を介して基台88に取り付けられている。
また、本実施形態では、放射線24が入射する天板部42から見て、シンチレータ58及び検出パネル50の順に積層配置したPSS(Penetration Side Sampling)方式の放射線変換パネルを採用してもよいし、あるいは、放射線24を信号電荷に直接変換するアモルファスセレン等の変換層を用いた直接変換型の放射線変換パネルを用いてもよい。
図5及び図6に示すように、収納空間84において、基台88の底面の中央部分と底板部80の中央部分との間には、電子カセッテ10の各部に電力を供給するバッテリ94が配置されている。また、基台88の底面には、バッテリ94を取り囲むように複数の回路基板96a〜96iが固定されている。各回路基板96a〜96iには、図示しない電子部品が搭載され、当該電子部品は、前述したゲートドライバ52、信号処理回路54、制御回路56、通信回路57及びメモリ76等から構成される。
また、図4〜図6に示すように、放射線変換パネル90の検出パネル50において、Y1方向及びY2方向の各側面には、TFT62を駆動するゲートパルスを検出パネル50に供給するための複数のフレキシブル基板100が所定間隔毎に配置されている。各フレキシブル基板100には、ゲートドライバ52を構成し、ゲートパルスを生成するゲートドライバ用ICチップ102がそれぞれ配置されている。従って、フレキシブル基板100は、走査線68を一部含み構成されている。
一方、検出パネル50のX1方向の側面には、信号線70を一部含み構成され、信号電荷を読み出す複数のフレキシブル基板104が所定間隔毎に配置されている。各フレキシブル基板104には、信号処理回路54の一部を構成する読み出し用ICチップ106がそれぞれ配置されている。
上述した各フレキシブル基板100、104は、基台88の底面に固定されたいずれかの回路基板96a〜96iと接続される。
[電子カセッテ内での配線の引き回しに関する説明]
図5に示すように、スペーサ86aは、回路基板96a〜96fに沿うように、平面視で略U字状に配置されている。スペーサ86bは、スペーサ86aと回路基板96eとの間に配置されている。スペーサ86cは、回路基板96gとスペーサ86dとの間に配置されている。スペーサ86dは、回路基板96c、96d、96f〜96iに沿うように、平面視で略U字状に配置されている。
そして、本実施形態では、図6〜図10Bに示すように、例えば、スペーサ86a、86d内に、当該スペーサ86a、86dの長手方向に沿って溝110a、110dが形成され、この溝110a、110dにワイヤハーネス112a、112dが収納されている。なお、ワイヤハーネス112a、112dは、絶縁被覆が施された複数の導線を束にしたものである。
ワイヤハーネス112aは、回路基板96cと回路基板96a、96fとを接続するために、溝110a内に収納されている。これにより、回路基板96cと回路基板96a、96fとの間では、ワイヤハーネス112aを介して、各種の信号の送受信が可能となる。
また、ワイヤハーネス112dは、回路基板96cと回路基板96f、96hとを接続するために、溝110d内に収納されている。これにより、回路基板96cと回路基板96f、96hとの間では、ワイヤハーネス112dを介して、各種の信号の送受信が可能となる。
なお、図5及び図6は、例示的に、スペーサ86a、86d内に溝110a、110dを設け、ワイヤハーネス112a、112dを収納した場合を図示している。本実施形態では、この例示に限定されることはなく、各スペーサ86a〜86dにそれぞれ溝を設けてワイヤハーネスを収納し、各回路基板96a〜96i間を接続して、信号の送受信を行ってもよい。さらに、各スペーサ86a〜86dにそれぞれ溝を設けてワイヤハーネスを収納し、収納された各ワイヤハーネスとフレキシブル基板100、104とを接続することにより、検出パネル50と各回路基板96a〜96iとの間で信号の送受信を行ってもよい。
また、図5及び図6では、スペーサ86a、86dの背面部38側を開放するように溝110a、110dを設けた場合を図示しているが、前面部36側を開放するように溝110a、110dを形成してもよい。さらに、スペーサ86b、86cについても、前面部36側又は背面部38側を開放するように溝を設けてもよい。
また、図6〜図8では、スペーサ86a、86dを同一材料で構成し、当該スペーサ86a、86dの背面部38側を開放することにより、側壁及び底部を有する溝110a、110dがスペーサ86a、86dに一体的に形成されている場合を例示的に図示している。本実施形態では、この例示に限らず、スペーサ86a〜86dに溝構造を形成せず、スペーサ86a〜86dを側壁とし、底板部80又は基台88を底部とすることで、溝構造を形成してもよい。なお、以下の説明では、スペーサ86a、86dに形成された溝110a、110dについて説明する。
ここで、上述の溝110a、110dの構造について、さらに詳しく説明する。
スペーサ86a、86dにおいて、溝110a、110dの矢印Z1方向側の入口部分には、図8〜図10Bに示すように、樹脂又はゴム等の弾性を有する爪部114a、114dがそれぞれ形成されている。爪部114a、114dは、スペーサ86a、86dの長手方向に沿って、所定間隔で複数設けられている。この場合、各爪部114a、114dは、スペーサ86a、86dの長手方向に沿って千鳥状に配置されている。
また、図9B〜図10Bに示すように、爪部114a、114dの少なくともワイヤハーネス112a、112d側の箇所、具体的に、爪部114a、114dにおけるワイヤハーネス112a、112dと接触する側の角部は、スペーサ86a、86dの長手方向を法線方向とする断面視で、曲面状に形成されている。
図9B及び図10Aでは、爪部114a、114dの角部のうち、ワイヤハーネス112a、112dと接触する矢印Z2方向側の角部と、接触しない矢印Z1方向側の角部とがそれぞれ面取りされ、R形状になっている場合を図示している。但し、本実施形態では、少なくとも、ワイヤハーネス112a、112dと接触する側の角部(図9B及び図10Aでは矢印Z2方向側の角部)のみ曲面状に形成されればよい。そのため、図10Bに示すように、爪部114a、114dが断面円状に形成されてもよいことは勿論である。
このような爪部114a、114dを設けることにより、ワイヤハーネス112a、112dは、溝110a、110dの内部に確実に保持され、当該溝110a、110dから抜けにくくすることができる。そのため、例えば、図7に示すように、収納空間84に収納される各部品を前面部36側に全て配置した状態で、前面部36と背面部38とを嵌合して筐体32を組み立てる場合、ワイヤハーネス112a、112dが溝110a、110dから抜けて垂れ下がることを防止することができる。
また、爪部114a、114dにおけるワイヤハーネス112a、112dと接触する矢印Z2方向の角部が曲面状に形成されているので、ワイヤハーネス112a、112dに傷がつくことを効果的に防止することができる。
また、図5に示すように、回路基板96a、96d間は、スペーサ86a、86b間の隙間を這うように引き回された複数のフレキシブルケーブル120aで接続され、回路基板96d、96h間は、スペーサ86c、86d間の隙間を這うように引き回された複数のフレキシブルケーブル120bで接続されている。この場合、スペーサ86a、86dにおける回路基板96a、96hの箇所は、図5及び図8に示すように、それぞれ、溝110a、110dを形成するスペーサ86a、86dの側壁の一部が取り除かれることで、一方の配線としてのワイヤハーネス112a、112dと、別の配線としてのフレキシブルケーブル120a、120bとが交差する交差部122a、122bとして形成される。
なお、図8は、交差部122a、122bの説明の容易化のために、1本分のフレキシブルケーブル120a、120bのみを図示した概念図である。そのため、図5に示す複数のフレキシブルケーブル120a、120bが存在する場合でも適用可能であることは勿論である。
前述のように、ワイヤハーネス112a、112dは、爪部114a、114dによって、溝110a、110dから抜けないように当該溝110a、110d内に固定されている。そのため、回路基板96dと回路基板96a、96hとの間で、基台88に這わせるように、フレキシブルケーブル120a、120bを引き回した場合、交差部122a、122bにおいては、ワイヤハーネス112a、112dとフレキシブルケーブル120a、120bとが交差した状態で、基台88に対して、フレキシブルケーブル120a、120b及びワイヤハーネス112a、112dの順に重なり合うことになる。
これにより、フレキシブルケーブル120a、120bは、溝110a、110d内に固定されたワイヤハーネス112a、112dによって、基台88側に押さえられることになる。そのため、フレキシブルケーブル120a、120bが基台88から浮き上がることを抑えることができる。
[本実施形態の効果]
以上説明したように、本実施形態に係る電子カセッテ10によれば、スペーサ86a、86dの隙間である溝110a、110dにワイヤハーネス112a、112dを収納する。この場合、スペーサ86a、86dは、筐体32の収納空間84において放射線変換パネル90や基台88を支持し、且つ、外部から荷重(例えば、被写体44からの体圧)を受けたときに当該荷重を受ける役割を果たす。そのため、溝110a、110dにワイヤハーネス112a、112dを収納すれば、外力によって筐体32が変形しても、ワイヤハーネス112a、112dの経路が狭くなったり、当該ワイヤハーネス112a、112dが変形したりすることを回避することができる。従って、溝110a、110dにワイヤハーネス112a、112dを収納することで、外部から荷重や振動を受けてもワイヤハーネス112a、112dが断線することを回避することができる。
また、溝110a、110dにワイヤハーネス112a、112dを収納することにより、ワイヤハーネス112a、112dをクランプする部材が不要になる。この結果、ワイヤハーネス112a、112dの取り回しが容易になると共に、省スペース化も実現することができる。
そのため、収納空間84において、基台88に各種の回路基板96a〜96iが固定されている場合に、ワイヤハーネス112a、112dは、溝110a、110dを経由して、回路基板96cと回路基板96a、96f、96hとを接続することができる。
また、ワイヤハーネス112a、112dを溝110a、110d内に保持するための爪部114a、114dをスペーサ86a、86dに設けると、クランプやテープ等の固定部品が不要となると共に、ワイヤハーネス112a、112dの固定箇所も少なくすることができ、コストを削減することができる。
さらに、ゴム又は樹脂等の弾性を有する部材で爪部114a、114dを構成すると、溝110a、110dに収納されたワイヤハーネス112a、112dに傷が付くことを防止することができる。また、図9B〜図10Bのスペーサ86a、86dの長手方向を法線方向とする断面視で、爪部114a、114dの少なくともワイヤハーネス112a、112d側の角部が曲面状に形成されていれば、ワイヤハーネス112a、112dに傷が付くことを効果的に防止することができる。
さらにまた、スペーサ86a、86dの長手方向に沿って溝110a、110dが形成されている場合に、複数の爪部114a、114dが長手方向に沿って千鳥状に配置されていれば、溝110a、110dからワイヤハーネス112a、112dをより抜けにくくすることができる。
また、スペーサ86a、86dが導電性を有する部材又は導電性を有する物質を含む部材であれば、溝110a、110dに収納されたワイヤハーネス112a、112dに対するシールド効果を発揮させることができる。すなわち、溝110a、110dに収納することにより、ワイヤハーネス112a、112dが振動することによるノイズの発生を回避することができる。また、スペーサ86a、86dがシールド効果を発揮することで、外部の電子機器からのノイズがワイヤハーネス112a、112dに重畳することを防止することができる。
また、溝110a、110dを形成するスペーサ86a、86dの側壁の一部を取り除いて交差部122a、122bを形成することにより、交差部122a、122bでは、ワイヤハーネス112a、112dとフレキシブルケーブル120a、120bとが交差する。これにより、フレキシブルケーブル120a、120bは、ワイヤハーネス112a、112dと基台88との間で保持されることになる。
また、スペーサ86a〜86d及び回路基板96a〜96iが同じ前面部36側に固定されることにより、回路基板96a〜96iにワイヤハーネス112a、112dが接続しやすくなる。
なお、上記の説明では、一例として、回路基板96cと回路基板96a、96f、96hとをワイヤハーネス112a、112dで接続する場合、すなわち、複数の回路基板96a、96c、96f、96h間をワイヤハーネス112a、112dで接続する場合について説明した。本実施形態では、1つの回路基板96a〜96iについて、一方の箇所と他方の箇所とをワイヤハーネスで接続する場合にも適用可能である。
また、上記の説明では、溝110a、110dにスペーサ86a、86dとは別部材の爪部114a、114dを設ける場合について説明した。本実施形態では、スペーサ86a、86dと爪部114a、114dとを同じ材質で一体的に形成してもよい。この場合、スペーサ86a、86d及び爪部114a、114dが金属で形成されていれば、爪部114a、114dの表面に弾性を有するゴム又は樹脂等のキャップを被せ、ワイヤハーネス112a、112dに傷が付かないようにすることが好ましい。あるいは、スペーサ86a、86d及び爪部114a、114dを、導電性を有し且つ弾性を有するゴム又は樹脂等で一体的に形成することも可能である。
さらに、上記の説明では、複数の爪部114a、114dをスペーサ86a、86dの長手方向に沿って千鳥状に配列しているが、爪部114a、114dに代えて、溝110a、110dの入口部分を蓋部材で覆ってもよい。この場合でも、溝110a、110dからワイヤハーネス112a、112dが抜けることを防止することができる。
[本実施形態の変形例]
本実施形態に係る電子カセッテ10は、上記の説明に限定されることはなく、図11の変形例に示す構成であってもよい。
この変形例では、背面部38の底板部80にスペーサ86a〜86d、バッテリ94、回路基板96a〜96i及びフレキシブルケーブル120a、120bを配置したものである。すなわち、図11の変形例は、図6及び図7の構成について、基台88に配置されていたスペーサ86a〜86d、バッテリ94、回路基板96a〜96i及びフレキシブルケーブル120a、120bを上下反転させた状態で、底板部80に配置した構成である。従って、スペーサ86a〜86d、バッテリ94及び回路基板96a〜96iは、底板部80に固定される。
このように、変形例では、スペーサ86a〜86d及び回路基板96a〜96iが同じ背面部38側に固定されているため、回路基板96a〜96iにワイヤハーネス112a、112dが接続しやすくなる。また、この変形例において、フレキシブルケーブル120a、120bは、ワイヤハーネス112a、112dと底板部80との間で保持される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
10…電子カセッテ 24…放射線
32…筐体 34…FPD
36…前面部 38…背面部
42…天板部 44…被写体
50…検出パネル 58…シンチレータ
80…底板部 84…収納空間
86a〜86d…スペーサ 88…基台
90…放射線変換パネル 94…バッテリ
96a〜96i…回路基板
100、104…フレキシブル基板 110a、110d…溝
112a、112d…ワイヤハーネス 114a、114d…爪部
120a、120b…フレキシブルケーブル 122a、122b…交差部

Claims (10)

  1. 照射された放射線に基づいて画像情報を出力する放射線変換パネルと、前記放射線変換パネルを収める筐体と、前記筐体の内部にて前記放射線変換パネルを支持する支持部材とを有する可搬型放射線撮影装置において、
    前記筐体の内部に収まるバッテリ、基台及び複数の基板をさらに有し、
    前記筐体は、前記放射線が照射される前面部と、該前面部に嵌合する背面部とから構成され、
    前記支持部材は、平面視で長手方向と短手方向とを有する形状を備え、前記背面部から立設することにより前記筐体の内部の前記前面部側で前記基台及び前記放射線変換パネルを支持すると共に、前記長手方向に沿って形成され、配線を収納する溝構造を有し、
    前記基台及び前記放射線変換パネルは、複数の前記支持部材によって支持され、
    前記バッテリは、前記各支持部材の間で前記基台及び前記背面部と接触するように前記基台と前記背面部との間に配置され、
    複数の前記基板及び複数の前記支持部材は、平面視で、前記バッテリを取り囲むように配置され、
    前記配線を前記溝構造内に保持するための爪部が前記各支持部材に設けられている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  2. 請求項1記載の可搬型放射線撮影装置において
    記配線は、一方の基板に接続され、且つ、前記溝構造を経由して、他方の基板又は前記放射線変換パネルに接続されている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  3. 請求項1又は2記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記爪部の表面は、弾性を有する部材からなる
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記爪部は、前記支持部材の長手方向を法線方向とする断面視で、少なくとも前記配線側の角部が曲面状に形成されている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    複数の前記爪部が前記長手方向に沿って千鳥状に配置されている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記支持部材は、導電性を有する部材、又は、導電性を有する物質を含む部材である
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記溝構造は、前記配線と交差する別の配線を通すことができる交差部をさらに有し、
    前記交差部では、前記溝構造を形成する前記支持部材の側壁の一部が取り除かれている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  8. 請求項7記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記交差部では、前記別の配線が前記溝構造及び前記溝構造に収納される配線と交差し、
    前記別の配線は、前記溝構造に収納される配線と前記筐体又は該筐体内に配置された基台との間に保持されている
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記放射線変換パネルは、前記前面部に固定され
    記基板及び前記支持部材は、前記基台を介して前記前面部側に固定される
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の可搬型放射線撮影装置において、
    前記放射線変換パネルは、前記前面部に固定され
    記基板及び前記支持部材は、前記背面部側に固定される
    ことを特徴とする可搬型放射線撮影装置。
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