JP5167915B2 - 電動パワーステアリング装置の補助電源システム - Google Patents

電動パワーステアリング装置の補助電源システム Download PDF

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Description

本発明は、電動パワーステアリング装置の補助電源システムに関し、特に、リレー接点の溶着を検知する機能を有する補助電源システムに関する。
電動パワーステアリング装置用制御ユニットには、車載のバッテリから電圧が供給される。当該ユニット内の回路の電源側にはリレーが設けられており、閉路状態のリレー接点を介して、モータ駆動回路に電力が供給される(例えば特許文献1参照。)。モータ駆動回路内の半導体スイッチング素子が短絡故障したときや、制御回路の故障により半導体スイッチング素子が常時オンの状態となった場合等には、リレー接点を強制的にオフ(開)にすることで、モータの誤動作や過電流を防止することができる。
特開平7−33033号公報(図2)
上記のようなリレー接点は、半導体スイッチング素子等の故障時には、確実に開くことが必要である。ところが、まれにではあるが、接点が溶着すると、リレー自体はオフ(非励磁)になっても接点が開かない、という事態を生じることがあった。この場合、リレーは、半導体スイッチング素子の故障等に対して電路を遮断し、モータへの通電を停止させるという重要な機能が果たせなくなる。
一方、このような事態を招かないように事前に溶着の有無のチェックを行おうとすれば、リレー接点を開いて電源を遮断する必要があるが、電源オフにより電動パワーステアリング装置の操舵補助力が一時的に失われると、操舵補助力の急激な変化が生じる。従って、電動パワーステアリング装置の使用中にこのようなチェックを行うことは好ましくない。そうなると、チェックを行い得る時期は限定されることになり、常時十分なチェックを行うことは困難である。
上記のような従来の問題点に鑑み、本発明は、電動パワーステアリング装置を使用している場合でも、操舵補助力を急変させることなくリレー接点の溶着チェックを行い得るシステムを提供することを目的とする。
本発明の電動パワーステアリング装置の補助電源システムは、電動パワーステアリング装置に電力を供給するためのバッテリのみから当該電動パワーステアリング装置に対して電力を供給する電路に設けられたリレー接点を、開閉指令に応じて動作させるリレーと、
前記リレー接点よりも下流側の端子に接続され、前記バッテリと共に電力を供給可能であるとともに、前記バッテリが故障したときバックアップ的に前記電動パワーステアリング装置に対して電力を供給することが可能な補助電源と、前記リレー接点の下流側端子であって前記補助電源が接続されている端子よりも上流側に位置する端子に接続され、当該下流側端子に生じる電圧を検出する電圧検出器と、前記電動パワーステアリング装置に対して前記補助電源によりバックアップ的に電力を供給し、かつ、前記リレーに対して開路指令を与えた状態において、前記電圧検出器の出力が所定値に達しているか否かに基づいて前記リレー接点が溶着しているか否かを判定する制御回路とを備えたものである。
上記のような電動パワーステアリング装置の補助電源システムでは、リレーに対して開路指令を与えても、電動パワーステアリング装置に対して補助電源によりバックアップ的に電力を供給していることによって、電動パワーステアリング装置への給電を停止させることなく維持することができる。そして、この状態において、電圧検出器の出力が所定値に達しているか否かに基づいてリレー接点が溶着しているか否かを判定することができる。
また、かかる電動パワーステアリング装置の補助電源システムにおいて、制御回路は定期的に、前記状態において、前記判定を行うようにしてもよい。
この場合、遅滞なくリレー接点の溶着を検出することができる。
また、上記の電動パワーステアリング装置の補助電源システムにおいて、リレー接点が溶着していると判定したとき、制御回路は、電動パワーステアリング装置を停止させることが好ましい。
本来、リレー接点が溶着していても他に故障が無ければ電動パワーステアリング装置を動作させることは可能であるが、そうはさせずに、当該システムでは、リレー接点の溶着により電動パワーステアリング装置が停止、すなわち、使用できない状態とすることにより、フェールセーフのシステムとすることができる。
本発明の電動パワーステアリング装置の補助電源システムによれば、電動パワーステアリング装置を使用している場合でも、操舵補助力を急変させることなくリレー接点の溶着チェックを行うことができる。
《第1実施形態》
図1は、バッテリ1、電動パワーステアリング装置用制御ユニット(以下、EPS−ECUという。)2及び電動パワーステアリング装置20のモータ3の接続構成を示す回路図である。EPS−ECU2内には、本発明の第1実施形態に係る、電動パワーステアリング装置の補助電源システムを構成する主要部としてのリレー4、電圧検出器5、補助電源6及び制御回路7の他、ダイオード8、モータ駆動回路9及び電圧検出器10が設けられている。リレー4及びダイオード8は、バッテリ1からモータ駆動回路9へ電力を供給する正極側の電路に設けられている。
リレー4は、リレー接点4cと、リレーコイル(ソレノイド)4sとからなり、リレーコイル4sの励磁でリレー接点4cが閉じ、非励磁で開く。電圧検出器(分圧モニタ)5は、リレー接点4cの下流側端子4tと、バッテリ1の接地側電路との間に接続されており、検出信号を制御回路7に送る。制御回路7は、CPU、メモリ、インターフェース等を含むものであり、リレー4のリレーコイル4sの励磁/非励磁、及び、モータ駆動回路9の制御を行う。モータ駆動回路9は、3相ブラシレスのモータ3を駆動するインバータである。キャパシタ6は、例えば電気二重層コンデンサであり、ダイオード8のカソードとバッテリ1の接地側電路との間に設けられている。キャパシタ6に並列接続された電圧検出器10は、キャパシタ6の端子間電圧を検出して検出信号を制御回路7に送る。
図1において、通常、車両のイグニッションキー(図示せず。)がオンの位置にあれば、制御回路7からリレー4に対して励磁信号が出力され、リレー接点4cは閉路している。これにより、バッテリ1の電圧は、ダイオード8を介してモータ駆動回路9に付与される。制御回路7は、必要な操舵補助力をモータ3によって発生させるべく、モータ駆動回路9を制御する。
電圧検出器5は、リレー接点4cの下流側端子4tに生じる電圧(バッテリ1の電圧)を検出している。補助電源6は、バッテリ1からリレー接点4c及びダイオード8を介して充電される。バッテリ1が正常であるときは、主としてバッテリ1からモータ駆動回路9へ電力が供給される。バッテリ1と共に、補助電源6からも電力が供給される場合があるが、その場合には、放電した補助電源6がその後、バッテリ1によって充電される。補助電源6の充電電荷に相当する端子間電圧は、電圧検出器10によって検出されている。
次に、リレー接点の溶着チェック処理について、図2のフローチャートを参照して説明する。この処理は、電動パワーステアリング装置20の制御とは別に、制御回路7によって定期的に実行される。図2において、まず、制御回路7は、補助電源6の電圧が所定値以上(言い換えれば、充電量(電荷)が所定量以上)であるか否かについての判定を行う(ステップS1)。ここで、所定値に満たなければ、補助電源6から十分な給電を行うことはできないので、処理終了となる。所定値以上である場合には、制御回路7は、リレー4をオフにして、プログラム上で機能させるフェールカウンタのカウント値をクリアする(ステップS2)。
リレー4をオフにすることによりバッテリ1からモータ3への給電は停止するが、バックアップ的に補助電源6が、モータ3に電力を供給する。従って、モータ3の回転中すなわち電動パワーステアリング装置20によるアシスト動作中であっても、アシスト動作は支障なく継続され、バッテリ1からの給電停止によって操舵補助力が急変するという事態は生じない。
続いて、制御回路7は、電圧検出器5の検出信号に基づいて、リレー接点4cの下流側端子4tの電圧が所定値以上であるか否かを判定する。リレー接点4cが確実に開いていれば電圧は出ないので、判定は「No」となり、制御回路7は、フェールカウンタのカウント値をクリアし(この場合は既にクリアされているが、再度クリア。)、リレー4をオンにする処理を行う(ステップS8)。
一方、リレー接点4cが溶着している場合には、ステップS2でリレーオフの指令が出ていてもリレー接点4cが戻らないため、ステップS3において、リレー接点4cの下流側端子4tの電圧が所定値以上となる。この場合、制御回路7は、フェールカウンタインクリメントすなわち、1カウントを計上する(ステップS4)。続いて、制御回路7は、フェールカウンタが所定値(2以上の自然数nとする。)に達したか否かの判定を行う(ステップS5)。
このステップS5の意義は、リレー接点4cが溶着しているか否かの判定に、ある程度の時間の幅を持たせること及び誤判定を無くすことにある。最初は、フェールカウンタが所定値に達していないため、制御回路7は、ステップS6で時間待ち(Δt:例えば0.1秒)をした後、再度ステップS3〜S5を実行する。こうして、ステップS3〜S6の処理は、ステップS5でフェールカウンタが所定値に達するまで行われる。この所定値に達するまでには少なくともΔt・(n−1)の時間を要する。
ステップS5でフェールカウンタが所定値に達する前に、ステップS3において電圧が所定値より小さくなった場合には、リレー接点4cが開いたと推定することができる。従って、制御回路7は、フェールカウンタのカウント値をクリアし、リレー4をオンにする処理を行う(ステップS8)。通常、リレー接点4cが開く動作を開始するのは、リレーオフの指令より若干遅れる。また、開き初めてもアークが消えるまでは、電気的には開いたことにならない。さらに、溶着までには至らないが、何らかの原因でリレー接点が開きにくくなったために、開動作が遅れる場合もある。しかしながら、これらの場合でも、時間待ちをしながらフェールカウンタが所定値に達するのを待つことにより、過度に溶着と判定する不都合を回避することができる。
一方、ステップS5にてフェールカウンタが所定値に達した場合には、制御回路7は、電動パワーステアリング装置20を停止させる(使用不可とする)フェールセーフ処理を行う(ステップS7)。この場合、併せて警告表示等も行う。なお、実際には、車両の停車若しくは駐車を待って、電動パワーステアリング装置20を停止させることが好ましい。停車等を待たずに電動パワーステアリング装置20を停止させることも可能ではあるが、特に、アシスト動作中のとき突如停止させるとハンドルが急に重くなるので、徐々に操舵補助力を弱めながら停止させるか、又は、警告後一定時間を経過したときに停止させる等の措置を施すことが好ましい。
以上のように、第1実施形態の電動パワーステアリング装置の補助電源システムにおいては、リレー4に対して開路指令を与えても、電動パワーステアリング装置20に対して補助電源6によりバックアップ的に電力を供給することによって、電動パワーステアリング装置20への給電を停止させることなく維持することができる。そして、この状態において、電圧検出器5の出力が所定値に達しているか否かに基づいてリレー接点4cが溶着しているか否かを判定することができる。従って、電動パワーステアリング装置20を使用している場合でも、操舵補助力を急変させることなく、リレー接点4cの溶着チェックを行い得る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを提供することができる。
また、図2のフローチャートの処理を定期的に行うことにより、遅滞なくリレー接点の溶着を検出することができる。
また、本来、リレー接点4cが溶着していても他に故障が無ければ電動パワーステアリング装置20を動作させることは可能であるが、そうはさせずに、当該システムでは、リレー接点4cの溶着により電動パワーステアリング装置20が停止、すなわち、使用できない状態とすることにより、フェールセーフのシステムとすることができる。
図3は、図1の構成の変形例であり、バッテリ1、補助電源ユニット2B、EPS−ECU2A及び電動パワーステアリング装置20のモータ3の接続構成を示す回路図である。図1との違いは、図1におけるEPS−ECU2の機能を、文字通りEPS専用のEPS−ECU2Aと、補助電源6に関する制御部分を別個独立のものとした補助電源ユニット2Bとに分けた点である。補助電源ユニット2B内には、図1と同様に上記第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを構成する主要部としてのリレー4、電圧検出器5、補助電源6及び制御回路7の他、ダイオード8、モータ駆動回路9及び電圧検出器10が設けられている。モータ駆動回路9の制御は、EPS−ECU2A内の制御回路11によって行われる。制御回路7によるリレー接点の溶着チェック処理については、上述の通りである。
《第2実施形態》
図4は、バッテリ1、EPS−ECU2及び電動パワーステアリング装置20のモータ3の接続構成を示す回路図である。EPS−ECU2内には、本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを構成する主要部としてのリレー4、電圧検出器5、補助電源6及び制御回路7の他、ダイオード8、モータ駆動回路9、電圧検出器10、及び、切替スイッチ12,13が設けられている。
リレー4、電圧検出器5、ダイオード8、モータ駆動回路9及び電圧検出器10は、第1実施形態と同じ機能を有するものであり、回路上の同様の位置に配置されている。切替スイッチ12,13は、好ましくは半導体スイッチング素子を用いて構成される電子スイッチであり、制御回路7によって駆動され、接点の接続形態が切り替わる。接点の接続形態によって3種類の回路(図4,図5,図6)が構成される。図4は、バッテリ1のみで電力供給を行うバッテリ単独モード、図5は、バッテリ1と補助電源6とが互いに直列接続され、高電圧を付与する直列モード、図6は、補助電源6をバックアップ的に使用するバックアップモードである。
まず図4において、通常、車両のイグニッションキー(図示せず。)がオンの位置にあれば、制御回路7からリレー4に対して励磁信号が出力され、リレー接点4cは閉路している。これにより、バッテリ1の電圧は、切替スイッチ13の端子b−cを経て、モータ駆動回路9に付与される。また、バッテリ1の電圧により、ダイオード8を介して補助電源6が充電され、満充電の状態では、補助電源6の端子間電圧は、バッテリ1の電圧と等しくなる。なお、補助電源6の負極側は、切替スイッチ12の端子c−bを経てバッテリ1の接地側電路に接続されている。電圧検出器5は、リレー接点4cの下流側端子4tに生じる電圧(バッテリ1の電圧)を検出している。また、電圧検出器10は、補助電源6の端子間電圧を検出している。この状態で、制御回路7は、必要な操舵補助力をモータ3によって発生させるべく、モータ駆動回路9を制御する。
次に、必要な操舵補助力が増大してバッテリ1のみでは十分に電力をまかないきれないときは、制御回路7は切替スイッチ12,13の接続形態を切り替えて、図5の状態とする。図5において、補助電源6は、切替スイッチ12の端子a−cを介してバッテリ1と直列に接続される。従って、バッテリ1の電圧に、補助電源6の端子間電圧を加えた高い電圧が、切替スイッチ13の端子a−cを経て、モータ駆動回路9に付与される。これにより、大電力をモータ3に供給して大きな操舵補助力を生じさせることができる。
次に、バッテリ1と補助電源6とを互いに並列に使用したい場合や、バッテリ1が故障した場合等においてバックアップ的に補助電源6からモータ3に電力を供給したい場合には、制御回路7は切替スイッチ12,13の接続形態を切り替えて、図6の状態とする。図6において、補助電源6の負極側は、切替スイッチ12の端子c−bを介して接地側電路に接続される。また、補助電源6の正極側は、切替スイッチ13の端子a−cを介してモータ駆動回路9に接続される。従って、バッテリ1が故障(失陥)していても、補助電源6の端子間電圧が、切替スイッチ13の端子a−cを経て、モータ駆動回路9に付与される。また、バッテリ1が正常で、かつ、バッテリ1の電圧と補助電源6の端子間電圧が互いに等しい場合には、互いに並列な関係にあるバッテリ1と補助電源6とから、共通の電圧が、モータ駆動回路9に付与される。
次に、リレー接点の溶着チェック処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。図2のフローチャートとの違いは、ステップS0及びステップS1aを追加した点及び、ステップS8の処理内容を追加した点にあり、その他のステップにおける処理内容は図2と同様である。この処理は、電動パワーステアリング装置の制御とは別に、図4〜6の制御回路7によって定期的に実行される。
図7において、まず、制御回路7は、切替スイッチ12,13が、図5の状態(直列モード)にあるか否かを判定する(ステップS0)。ここで、図5の状態である場合には、処理終了となる。図5の状態である場合に溶着チェック処理を行わないのは、直列モードでリレー4をオフにするとモータ駆動回路9に供給する電圧が0になり、電圧の急変を生じさせるからである。切替スイッチ12,13が図4又は図6の状態であるときは、制御回路7は、補助電源6の電圧が所定値以上(言い換えれば、充電量(電荷)が所定量以上)であるか否かについての判定を行う(ステップS1)。ここで、所定値に満たなければ、補助電源6から十分な給電を行うことはできないので、処理終了となる。所定値以上である場合には、制御回路7は、切替スイッチ12,13を図6の状態とし(ステップS1a)、リレー4をオフにして、プログラム上で機能させるフェールカウンタのカウント値をクリアする(ステップS2)。
リレー4をオフにすることによりバッテリ1からモータ3へ給電することはできなくなるが、補助電源6がバックアップ的に、モータ3に電力を供給する。従って、モータ3の回転中すなわち電動パワーステアリング装置20によるアシスト動作中であっても、アシスト動作は支障なく継続され、操舵補助力の急変は生じない。
以下、ステップS3〜S7の処理は、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。なお、ステップS8において制御回路7は、フェールカウンタのカウント値をクリアし、リレー4をオンにする処理を行う他、切替スイッチ12,13を元の状態に戻す処理も行う(ステップS8)。
以上のように、第2実施形態の電動パワーステアリング装置の補助電源システムでは、直列モードの場合を除き、リレー4に対して開路指令を与えても、電動パワーステアリング装置20に対して補助電源6によりバックアップ的に電力を供給することによって、電動パワーステアリング装置20への給電を停止させることなく維持することができる。そして、この状態において、電圧検出器5の出力が所定値に達しているか否かに基づいてリレー接点4cが溶着しているか否かを判定することができる。従って、電動パワーステアリング装置20を使用している場合でも、操舵補助力を急変させることなくリレー接点4cの溶着チェックを行い得る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを提供することができる。
また、図7のフローチャートの処理を定期的に行うことにより、遅滞なくリレー接点の溶着を検出することができる。
また、本来、リレー接点4cが溶着していても他に故障が無ければ電動パワーステアリング装置20を動作させることは可能であるが、そうはさせずに、当該システムでは、リレー接点4cの溶着により電動パワーステアリング装置20が停止、すなわち、使用できない状態とすることにより、フェールセーフのシステムとすることができる。
なお、上記各実施形態では補助電源6として電気二重層コンデンサを使用するものとしたが、これに代えて、リチウムイオン電池や、蓄電池を使用することも可能である。
本発明の第1実施形態に係る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを含む、バッテリ、電動パワーステアリング装置用制御ユニット(EPS−ECU)及び電動パワーステアリング装置のモータの接続構成を示す回路図である。 リレー接点の溶着チェック処理を示すフローチャートである。 図1の構成の変形例であり、バッテリ、補助電源ユニット、EPS−ECU及び電動パワーステアリング装置のモータの接続構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係る電動パワーステアリング装置の補助電源システムを含む、バッテリ、EPS−ECU及び電動パワーステアリング装置のモータの接続構成を示す回路図であり、切替スイッチがバッテリ単独モードの状態を示す。 図4と同様の回路図であるが、切替スイッチが直列モードの状態を示す。 図4と同様の回路図であるが、切替スイッチがバックアップモードの状態を示す。 リレー接点の溶着チェック処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 バッテリ
4 リレー
4c リレー接点
4t 下流側端子
5 電圧検出器
6 補助電源
7 制御回路
20 電動パワーステアリング装置

Claims (3)

  1. 電動パワーステアリング装置に電力を供給するためのバッテリのみから当該電動パワーステアリング装置に対して電力を供給する電路に設けられたリレー接点を、開閉指令に応じて動作させるリレーと、
    前記リレー接点よりも下流側の端子に接続され、前記バッテリと共に電力を供給可能であるとともに、前記バッテリが故障したときバックアップ的に前記電動パワーステアリング装置に対して電力を供給することが可能な補助電源と、
    前記リレー接点の下流側端子であって前記補助電源が接続されている端子よりも上流側に位置する端子に接続され、当該下流側端子に生じる電圧を検出する電圧検出器と、
    前記電動パワーステアリング装置に対して前記補助電源によりバックアップ的に電力を供給し、かつ、前記リレーに対して開路指令を与えた状態において、前記電圧検出器の出力が所定値に達しているか否かに基づいて前記リレー接点が溶着しているか否かを判定する制御回路と
    を備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置の補助電源システム。
  2. 前記制御回路は定期的に、前記状態において、前記判定を行う請求項1記載の電動パワーステアリング装置の補助電源システム。
  3. 前記リレー接点が溶着していると判定したとき、前記制御回路は、前記電動パワーステアリング装置を停止させる請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置の補助電源システム。
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