JP5165990B2 - ガススプリング - Google Patents

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Description

この発明は、ガススプリングに関し、特に、たとえば、車両における後部扉用とされるガススプリングの改良に関する。
たとえば、車両における後部扉用とされるガススプリングとしては、これまでに種々の提案があるが、凡そこの種のガススプリングにあっては、シリンダ体に出没可能に挿通のロッド体がシリンダ体内に封入のガス圧によってシリンダ体内から突出するように附勢され、いわゆる軸方向の外力が作用しないとき伸長状態にある。
それゆえ、車両の後部扉用とされるガススプリングにあっては、その伸長時に、後部扉を開放し、軸方向の外力が作用しない限りにおいて、後部扉の開放状態を維持するが、その一方で、予測しない外力、たとえば、風が作用することで、後部扉が突然閉まるなどは、好ましくない現象だから、その伸長状態を維持できるロック機構を備えたガススプリングの提案が、たとえば、特許文献1に開示されている。
すなわち、この特許文献1に開示のガススプリングにあっては、まず、シリンダ体に出没可能に挿通するロッド体が円筒体からなるカバー体を有し、このカバー体は、基端部がロッド体のシリンダ体外への突出端部たる先端部に枢着されて揺動可能とされ、先端部がシリンダ体におけるヘッド端部に近隣している。
そして、このカバー体の先端部は、ここに言うロック機構を構成するストッパ部材を有しており、このストッパ部材は、内側にシリンダ体におけるヘッド端部を臨在させる一方で、カバー体が揺動可能とされることでシリンダ体の直径方向に往復動可能とされ、たとえば、往動されるとき、シリンダ体におけるヘッド端部に干渉して、シリンダ体内にロッド体が没入する収縮作動を阻止し、反対に復動されるとき、シリンダ体におけるヘッド部との干渉が解消され、シリンダ体内にロッド体が没入する収縮作動を許容する。
それゆえ、このロック機構を有する特許文献1に開示のガススプリングにあっては、ストッパ部材のシリンダ体に対する位置が選択されることで、いわゆるロック状態を具現化でき、たとえば、風などの予測しない外力が作用しても、伸長状態から収縮状態にならず、開放状態にある後部扉が突然閉まるなどの不具合を招来させない。
特開2007‐64281号公報(要約、図1、図2、図3参照)
しかしながら、上記した特許文献1に開示のガススプリングにあっては、ロック機構が正常に作動するときには何等問題はないが、このロック機構の恒久性を保障するについて、些か不具合があると指摘される可能性がある。
すなわち、上記のガススプリングにあって、ロック機構を構成するストッパ部材は、ディテント構造の利用下にシリンダ体に連繋し、したがって、このディテント構造が機能しなくなると、いわゆるロック状態を具現化できなくなる。
と言うのも、この種のガススプリングにおいて、上記のロック機構を構成するストッパ部材については、ガススプリングにおける重量のいたずらな増大化や製品コストの高騰化を回避する上で、多くの場合に、これが合成樹脂材で形成される。
その結果、シリンダ体の外周に付着した細かい砂などからなるダストが研磨材となって、ストッパ部材の往復動時にディテント構造を形成する突起を磨耗させることが危惧され、実際に磨耗される場合には、ディテント構造が機能しなくなり、したがって、ロック機構によるロック状態を具現化できなくなる。
のみならず、シリンダ体に対して出没するロッド体の外周に付着する細かい砂などからなるダストがシリンダ体におけるヘッド端部に配設のダストシールにおけるリップ部に付着すると、ロッド体の外周の傷付き現象が発現され、延いてはシリンダ体内に封入のガスが漏出される危惧がある。
この発明は、上記した事情を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、凡そダストの付着による不具合の招来を可能の限りに回避し得て、恒久的な利用を可能にして、その汎用性の向上を期待するのに最適となるガススプリングを提供することである。
上記した目的を達成するために、この発明によるガススプリングの構成を、基本的には、シリンダ体内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体が上記シリンダ体内に封入のガス圧によって上記シリンダ体内から突出する方向に附勢されるガススプリングにおいて、上記ロッド体が上記シリンダ体内からの突出端部に筒状に形成のカバー部材を有し、上記ロッド体が上記シリンダ体内から最突出しているときに上記カバー部材が先端開口を上記シリンダ体におけるヘッド端部に対向させ上記ロッド体が上記シリンダ体内に最没入しているときに上記カバー部材が上記シリンダ体における上記ヘッド端部からの上記ロッド体における突出端部を覆うと共に先端開口の内周を上記シリンダ体における上記ヘッド端部の外周に密接させ、上記ロッド体における上記先端部にボールジョイントを構成するソケットが連設され、上記カバー部材が上記ソケットを外側から包囲するダストカバーに一体に形成されるとする。
そして、この発明によるガススプリングの構成を、より具体的には、上記ロッド体が上記シリンダ体内に最没入しているときに上記カバー部材における先端開口が上記シリンダ体における上記ロッド体を突出させる先端で閉塞されるとする。
それゆえ、この発明にあっては、凡そシリンダ体内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体がシリンダ体内に封入のガス圧によってシリンダ体内から突出する方向に附勢されるガススプリングにあって、ロッド体がシリンダ体内からの突出端部に筒状に形成のカバー部材を有し、このカバー部材は、ロッド体がシリンダ体内から最突出しているときに先端開口をシリンダ体におけるヘッド端部に対向させ、ロッド体がシリンダ体内に最没入しているときにシリンダ体におけるヘッド端部からのロッド体における突出端部を覆うと共に先端開口の内周をシリンダ体におけるヘッド端部の外周に密接させるから、たとえば、車両における後部扉の閉鎖時であって、特に、砂塵を撒き上げることが多い車両の走行中に、最収縮状態のガススプリングにあって、ロッド体における突出端部の外周に、また、シリンダ体のヘッド端部の外周に細かい砂などからなるダストが付着することを阻止できる。
そして、この発明にあっては、ロッド体における先端部にボールジョイントを構成するソケットが連設され、カバー部材がソケットを外側から包囲するダストカバーに一体に形成されるから、ソケットにダストカバーを装着するときに、併せて、ロッド体の先端部にカバー部材が保持される。
のみならず、ロッド体における上記の突出端部に細かい砂などからなるダストが付着しないから、ダストシールにおけるリップ部へのダストの付着で招来されるロッド体の外周への傷付き現象が危惧されず、シリンダ体内に封入のガスの漏出が危惧されない。
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明によるガススプリングは、凡そこの種ガススプリングがそうであるように、基本的には、図1(A)に示すように、シリンダ体1内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体2がシリンダ体1内に封入のガス圧によってシリンダ体1内から突出する方向に、すなわち、伸長方向に附勢されている。
そして、このガススプリングにあって、ロッド体2におけるシリンダ体1内からの突出端部たる先端部2aに筒状に形成のカバー部材3を有し、このカバー部材3は、図1(B)に示すように、ロッド体2のシリンダ体1内への最没入時にシリンダ体1におけるヘッド端部1aとこのヘッド端部1aから突出するロッド体2における先端部2aとを覆う
それゆえ、このガススプリングにあっては、ロッド体2がシリンダ体1内に最没入した最収縮時にシリンダ体1におけるヘッド端部1aとこのヘッド端部1aから突出するロッド体2における先端部2aとがカバー部材3で被覆されるから、この部位にダストが付着しなくなる。
このことからすると、このガススプリングは、最収縮されている状態の方が時間的に長いケースでの利用に向く、すなわち、ガススプリングが車両における後部扉を閉鎖する最収縮時に、車両の走行で撒き上げられた砂塵がガススプリングに付着する状況になっても、このガススプリングにあっては、カバー部材3で被覆される上記の部位にダストが付着することを危惧しなくて済む。
ちなみに、図示するところにあって、カバー部材3は、ロッド体2の先端部2aに連設のボールジョイントにおけるソケット4をその外側から包囲するダストカバー5にバンド部5aを介して一体に形成され、したがって、上記のソケット4にダストカバー5を装着するときに、併せて、ロッド体2の先端部2aにカバー部材3が保持される。
なお、図示するところにあって、バンド部5aは、ソケット3をロッド体2の先端部2aに一体に連設させる腕部4aに介装され、このとき、このバンド部5aがソケット4よりいわゆる小さく形成されるから、ダストカバー5をソケット4に介装した後、ソケット4からは簡単には外れない。
また、図示するところにあっては、シリンダ体1におけるボトム端部1bにもボールジョイントにおけるソケット4が腕部4aを介して一体に形成され、このソケット4にはその外側からこれを包囲するダストカバー5が装着され、このダストカバー5には、腕部4aを包囲するバンド部5aが一体に連設され、したがって、シリンダ体1におけるボトム端部1bに連設のソケット4にダストカバー5を装着した後、ソケット4からは簡単には外れない。
以上からすれば、このガススプリングにあっては、シリンダ体1に対して出没するロッド体2の外周に付着する細かい砂などからなるダストがシリンダ体1におけるヘッド端部1aに配設のダストシールにおけるリップ部に付着する機会が大幅に減り、したがって、ダストシールにおけるリップ部に付着したダストによるロッド体2の外周への傷付き現象が発現され難くなり、その結果、ロッド体2の外周の傷付きによるシリンダ体1内に封入のガスの漏出を回避できる。
そして、ロッド体2がシリンダ体1内に最没入しているときに上記した効果の発揮を期待する上からは、図1(B)に示すように、カバー部材3が先端開口の内側にシリンダ体1におけるヘッド端部1aをいわゆる隙間を有して臨在させることに代えて、図示しないが、カバー部材3の先端開口の内周がシリンダ体1におけるヘッド端部1aの外周に密接されるとしても良く、また、同じく図示しないが、カバー部材3における先端開口がシリンダ体1におけるロッド体2を突出させる先端で閉塞されてなるとしても良い。
上記したところは、この発明が基本的に意図しているところを具現化したものであるが、図2の参考例に示すように、他の構成要素が付加されても良く、以下には、これについて説明する。
すなわち、まず、この図2に示すガススプリングにあっても、シリンダ体1内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体2がシリンダ体1内に封入のガス圧によってシリンダ体1内から突出する方向に附勢されている。
一方、このガススプリングにあっては、いわゆるロック機構付きとされ、そのため、円筒体からなるカバー体10を有し、このカバー体10における基端部10aがロッド体2のシリンダ体1外への突出端部たる先端部2aに連結されながら先端部10bがシリンダ体1のヘッド端部1aに近隣している。
そして、図示するところでは、カバー体10は、その基端部10aがロッド体2の先端部2aにピン11の利用下に枢着されていて、先端部10bが図中に矢印aで示す両方向に、すなわち、図中で右側に傾斜する往動およびこの傾斜状態から反転して旧状に復する復動の両方向に揺動可能とされている。
また、図示するところでは、カバー体10の先端部10bにはストッパ部材20が保持され、このストッパ部材20は、カバー体10と同軸となるほぼ筒状に形成されながら内側にシリンダ体1におけるヘッド端部1aを臨在させている。
ちなみに、ストッパ部材20は、シリンダ体1に対するメタルタッチを回避でき、また、ガススプリングにおける全体重量の軽減化に寄与し、さらには、ガススプリングにおける製品コストの高騰化を回避する上で、合成樹脂材からなる。
ところで、このストッパ部材20は、上記したようにカバー体10が往復動を可能にするから、手動操作による外力作用でシリンダ体1の直径方向への往復動を可能にし、また、その往復動位置での停止を可能にしている。
すなわち、まず、ストッパ部材20に手動操作による外力を作用しない場合には、図2および図3(A)に示すように、カバー体10の軸線がロッド体2の軸線と一致する状態に維持される。
それゆえ、図4(A)にも示すように、ストッパ部材20にあっては、係止部21がシリンダ体1のヘッド端部1aに対向せず、したがって、シリンダ体1に対するロッド体2の出没たるガススプリングにおける伸縮作動を許容する。
つぎに、手動操作でストッパ部材20をシリンダ体1の直径方向に往動させる場合には、図3(B)に示すように、カバー体10の軸線がロッド体2の軸線に対して傾斜する。
それゆえ、図4(B)にも示すように、ストッパ部材20にあっては、係止部21がシリンダ体1のヘッド端部1aに対向し、したがって、シリンダ体1内へのロッド2体の没入たるガススプリングの収縮作動を阻止する。
ところで、上記したストッパ部材20にあっては、前記したように、シリンダ体1に対する往復動を可能にするが、さらには、その往復動位置での停止を可能にしている。
具体的には、図4に示すように、ストッパ部材20において、内側にシリンダ体1におけるヘッド端部1aを臨在させる本体部22の内周にディテント構造を構成する突起22aを有している。
この突起22aは、詳しくは図示しないが、本体部22の軸線方向の長さにほぼ等しい長さを有するリブからなり、しかも、シリンダ体1を直径方向から挟む一対とされている。
この突起22aがリブからなるとするのは、この突起22aが点状に形成される場合に比較して、耐久性、すなわち、耐磨耗性で有利になるからであり、したがって、いたずらに耐磨耗性が劣らない限りにおいて、リブではなく点状に形成されても良い。
そして、一対となる突起22a間の寸法は、シリンダ体1におけるヘッド端部1aの直径より僅かに小さく設定され、したがって、シリンダ体1におけるヘッド端部1aがここを通過するとき、大きい外力作用が必要になり、逆に言えば、大きい外力作用がない限りにおいて、シリンダ体1におけるヘッド端部1aがストッパ部材20における本体部22の内側で自由移動できない。
その結果、このストッパ部材20にあっては、手動操作による外力作用でシリンダ体1の直径方向への往復動を可能にし、また、その往復動位置での停止を可能にする。
一方、この図2に示すガススプリングにあっても、前記した図1に示すガススプリングと同様にカバー部材3を有し、このカバー部材3によって、収縮状態にあるときに、いわゆる大気中への露出部分を被覆している。
すなわち、このガススプリングにあっては、図2に示すように、シリンダ体1におけるボトム端部1bに筒状に形成のカバー部材3を有し、このカバー部材3がガススプリングの最収縮時に大気中への露出部分を被覆する。
具体的には、このガススプリングの最収縮時には、図5に示すように、シリンダ体1がカバー体10内に、すなわち、図示するところでは、ストッパ部材20を介してカバー体10内に没入する。
そして、このガススプリングの最収縮時には、後述するカバー部材3がないとすれば、カバー体10の先端部10b、すなわち、図示するところでは、ストッパ部材20とシリンダ体1におけるボトム端部1bとの間に大気中に露出する部分が出現する。
しかし、この発明のガススプリングは、カバー部材3を有し、ガススプリングの最収縮時には、このカバー部材3がストッパ部材20とシリンダ体1におけるボトム端部1bとの間の大気中に露出する部分を被覆する。
それゆえ、この図2に示すガススプリングにあっては、たとえば、車両における後部扉用とされるとき、後部扉が閉鎖され、しかも、走行する車両が砂塵を撒き上げるとしても、この砂塵を上記のカバー部材3がないとすれば露出部分となる部分に細かい砂などからなるダストを付着させない。
以上からすると、この図2に示すガススプリングにあっては、細かい砂などからなるダストが研磨材となって、ストッパ部材20にいわゆる悪影響を与えることを阻止できる。
すなわち、前記したように、この図2に示すガススプリングにあっては、合成樹脂材で形成されたストッパ部材20を有し、このストッパ部材20が有するディテント構造によって、手動操作による外力作用でこのストッパ部材20をシリンダ体1の直径方向に往復動させたとき、その往復動位置での停止を可能にしている。
それゆえ、このことからすると、ディテント構造を形成する突起22aが細かい砂などからなるダストで研磨されてこれが消滅し、したがって、ディテント構造がディテント機能を発揮し得なくなることを未然に阻止できる。
その結果、この発明にあっては、ダストの付着によるいわゆるロック機構付きのガススプリングにおけるロック機能の低下を効果的に阻止でき、その恒久的な利用を可能にする利点がある。
ちなみに、この図2に示すカバー部材3は、前記した図1に示すカバー部材3と同様に、ダストカバー5と一体に形成されてなり、このダストカバー5は、シリンダ体1におけるボトム端部1bに連設されるボールジョイントを構成するソケット4を外側から包囲する。
そして、図示するところにあっては、ソケット4を包囲するダストカバー5に腕部4aを包囲するバンド部5aが一体に連設され、このバンド部5aにカバー部材3が一体に連設されている。
なお、バンド部5aは、ソケット4より小さく形成される腕部4aを包囲するから、このダストカバー5をソケット4に介装した後、このダストカバー5は、ソケット4からは簡単には外れない。
また、図示するところにあっては、ロッド体2の先端部2aにもボールジョイントにおけるソケット4が一体に連設されているが、このロッド体2側のソケット4にはダストカバー5の装着が省略されている。
前記した図2に示すところでは、カバー体10は、基端部10aがロッド体2の先端部2aに枢着されてロッド体2に対して傾斜可能とされているが、この発明の具現化の上からは、図示しないが、カバー体10がロッド体2に対して傾斜されないいわゆる固定型とされていても良い。
そして、このカバー体10が固定型とされる場合であっても、同じく図示しないが、ロッド体2がシリンダ体1内に最没入しているときには、カバー部材3が先端開口の内側にシリンダ体1におけるヘッド端部1aをいわゆる隙間を有して臨在させても良く、また、カバー部材3の先端開口の内周をシリンダ体1におけるヘッド端部1aの外周に密接させても良く、さらには、カバー部材3における先端開口がシリンダ体1におけるロッド体2を突出させる先端で閉塞されても良い。
この発明の一実施形態によるガススプリングを一部破断して示す全体図である。 参考例のガススプリングを図1と同様に示す図である。 図2のガススプリングにおけるストッパ部材の作動状態を示す図である。 図3中のX−X線位置で示すストッパ部材の作動状態を示す図である。 図2のガススプリングにおけるカバー部材が露出部分を覆う状態を示す部分図である。
符号の説明
1 シリンダ体
1a ヘッド端部
1b ボトム端部
2 ロッド体
2a 突出端部たる先端部
3 カバー体
4 ボールジョイントを構成するソケット
4a 腕部
5 ダストカバー
5a バンド部
10 カバー体
10a 基端部
10b 先端部
20 ストッパ部材
21 係止部
22 本体部
22a ディテント構造を形成する突起

Claims (2)

  1. シリンダ体内に基端側を出没可能に挿通させるロッド体が上記シリンダ体内に封入のガス圧によって上記シリンダ体内から突出する方向に附勢されるガススプリングにおいて、
    上記ロッド体が上記シリンダ体内からの突出端部に筒状に形成のカバー部材を有し、上記ロッド体が上記シリンダ体内から最突出しているときに上記カバー部材が先端開口を上記シリンダ体におけるヘッド端部に対向させ上記ロッド体が上記シリンダ体内に最没入しているときに上記カバー部材が上記シリンダ体における上記ヘッド端部からの上記ロッド体における突出端部を覆うと共に先端開口の内周を上記シリンダ体における上記ヘッド端部の外周に密接させ、
    上記ロッド体における上記先端部にボールジョイントを構成するソケットが連設され、上記カバー部材が上記ソケットを外側から包囲するダストカバーに一体に形成されることを特徴とするガススプリング。
  2. 上記ロッド体が上記シリンダ体内に最没入しているときに上記カバー部材における先端開口が上記シリンダ体における上記ロッド体を突出させる先端で閉塞される請求項1に記載のガススプリング。
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