JP2011515263A5 - - Google Patents

Description

上記目的を達成するために、本発明によれば、序論で述べられた種類のフロントガラス用ワイパー装置は、少なくとも１つの連結部品の端壁が開口を備え、ワイパーブレードが開口を通過して連結部品を越えて形状不変のまま延びていることを特徴としている。このワイパーブレードは、連結部品に対して形状不変のまま突き出しているので、従来のものに較べて大きな拭取面積が得られ、これにより拭取特性の改善を図ることができる。また、ワイパーブレードの自由な摺動運動が避けられるので、連結部品をワイパーブレードに堅固に取り付けることができる。具体的には、ワイパーブレードおよび連結部品はどちらも、該連結部品に対して外方へ向かうワイパーブレードの縦移動を妨げるために、共働手段を備えている。

また、本発明に係るフロントガラス用ワイパー装置の別の好ましい実施形態では、連結部品が、横方向内側に延びる少なくとも２つの突起を備え、該各突起は、連結部品に対して外方へ向かうワイパーブレードの縦移動を妨げるワイパーブレードの対応する係止部に隣接している。換言すれば、この連結部品の突起とワイパーブレードの係止部とは、フロントガラス用ワイパー装置の通常使用中に相隔てているかもしれない。しかしながら、ワイパーブレードへのあらゆる縦方向の力による影響を受け、ワイパーブレードは縦方向外側に移動可能であり、それに応じて、ワイパーブレードの係止部は、連結部品の突起とワイパーブレードの係止部とが互いに隣接するまで、連結部品の突起に向かって移動するようになっている。

また、本発明に係るフロントガラス用ワイパー装置の別の好ましい実施形態では、ワイパーブレードおよび縦片部材はどちらも、連結部品に対して外方へ向かうワイパーブレードの縦移動を妨げるために、共働手段を備えている。

Claims (9)

1. 弾性力がある縦長なキャリア要素と可撓性素材からなる縦長なワイパーブレードとを備え、拭取対象であるフロントガラスに隣接して配設可能であり、前記ワイパーブレードが対向している縦溝を含み、該溝に間隙を介して前記キャリア要素の縦片部材が配されているフロントガラス用ワイパー装置であって、該縦片部材の隣接端がそれぞれの連結部品によって相互連結されており或いは該連結部品がバネ用帯鋼で作られた該縦片部材と一体となっており、揺動ワイパーアーム用の連結具を備えているフロントガラス用ワイパー装置において、
   少なくとも１つの前記連結部品の端壁は開口を備え、前記ワイパーブレードは、前記開口を通過し、且つ前記連結部品を越えて、形状不変のまま延びており、並びに前記ワイパーブレードおよび前記連結部品はどちらも、前記連結部品に対して外方へ向かう前記ワイパーブレードの縦移動を妨げるために、共働手段を備えていることを特徴とするフロントガラス用ワイパー装置。
2. 前記ワイパーブレードの前記溝は、前記連結部品に対して外方へ向かう前記ワイパーブレードの前記縦移動を妨げる少なくとも１つの係止部をそれぞれ備えている請求項１に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
3. 前記係止部は、前記２つの対向している溝間に配された前記ワイパーブレードの縦壁から横方向に延びる突起を備えている請求項２に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
4. 前記連結部品は、横方向内側に延びる少なくとも２つの突起を備え、該各突起は、前記連結部品に対して外方へ向かう前記ワイパーブレードの前記縦移動を妨げる前記ワイパーブレードの対応する係止部に隣接している請求項２または３に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
5. 前記ワイパーブレードおよび前記縦片部材はどちらも、前記連結部品に対して外方へ向かう前記ワイパーブレードの縦移動を妨げるために、共働手段を備えている請求項１ないし４のいずれかに記載のフロントガラス用ワイパー装置。
6. 前記ワイパーブレードの前記溝は、前記連結部品に対して外方へ向かう前記ワイパーブレードの縦移動を妨げる少なくとも１つの係止部をそれぞれ備えている請求項５に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
7. 前記係止部は、前記２つの対向している溝間に配された前記ワイパーブレードの縦壁から横方向に延びる突起を備えている請求項６に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
8. 前記各縦片部材は、その内部の縦方向端部にその外面形状の範囲内で穴を備え、前記各係止部は、前記縦片部材の対応する前記穴内に配される請求項６または７に記載のフロントガラス用ワイパー装置。
9. 前記穴は、閉じていない周を有している請求項７または８に記載のフロントガラス用ワイパー装置。